朝はお天気だったのです。
大峰山系の山は、初めてだった。
山の印象は、なんだか、しっとりしてた。潤いを感じた。
土や木、空気まで、濡れた感じがした。
奥深い、森色の空気。
熊
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuma_fly.gif)
に遇うのは勘弁なので、初めて鈴を鳴らしながら歩いた。
何度か沢を渡りながら、
あたしが沢が苦手なことを思い出したりして。
時間は、押し気味で。
どこまで順調だったんだろう。。
双門の滝。
そんな頻繁に休憩をとっていないけど、
歩くペースは遅かった。
小雨が降ってきたけど、止んだ。
で今度はドバッと降ってきて、また小降りに。
今回に間に合うように買ったカッパ、大活躍
聖門の滝。
ものすごい勢いで流れてて、音にビビッタ。
もう16時頃だった。
もうすぐ狼平小屋に着くはずで、
何度か川を渡った。
でも、ここにきて、
雨が降ったせいで、たぶん川の水量が増えていて、
渡るのには危険な箇所が現れる。
巻き道がないかとか、少し上流から行けないか、とか
探してみたけど、渡れそうなところは見つからず。
そうしている間にも川の水は増え、
おまけに雷がゴロゴロ・・・
雷はほんとこわすぎだったので、
行こうかどうか迷った。
けど、
今となっては、
絶対止めて良かった!と思うけど、どう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_nomal.gif)
(まぁ結果オーライやし言えてる?)
結局、まさかのビバーグ。
でも、道に迷ったわけじゃなかったし、
食料があり、サバイバルシートがあった、っていうだけで、
心に余裕があった。
雷が来てたら、絶対泣いてたけど、
なんとか雷はこっちに来ずに、雨も上がっていった。
・・・でも、日が落ちると、予想以上の寒さで、
この真夏に、凍えた。
ペルセウス座流星群なんて、見る余裕はなく、ひたすら朝を待った。
次の日の頂上は、無理かな、と思ってた。
でも次の日
昨日渡れなかったところの川を渡れて、
何回か渡り返して、
(渡り返すと思ってなかったので、ほんと行かなくて良かったと思う)
狼平に無事到着。
やっと太陽の光が見えてきて、
ものすごい安堵感を感じた。
もう長いこと、太陽なんて見てません!っていう感じやったので。
少し緊張もほぐれて、そこからは整備された道だったので、
そのまま頂上へ向かい、無事登頂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5e/901476b1225a9482ce4ecc91882e41ec.jpg)
弥山頂上付近からの、八経ヶ岳。
・・・・・
今回の山、
もう、濃すぎて未だ整理がつきません。
反省点は、いっぱいある。
でも、山で起こるいろんなことを予想してて、
今回はまだ予想の範囲内だったから、良かった・・・のか?
登ってる途中の景色をほとんど覚えていない(笑)
印象的だったのは、
白川八丁に入ってすぐの、いかにも熊が出そうな不思議な空気と、
ひたすら続く梯子と、
(梯子がなかったら、とても登れない山だと思う)
途中の森色と、
あの、足がすくむ位の川の水の勢いと。
外灯かと思ったくらい、真っ白で強い光の月、
カサカサとなるサバイバルシートの音、
頂上の、枯れた木。
雲海。
帰り道のブヨの多さ!
(道はとてもキレイだったのに。)
登山口に下りてきて、
それが昨日と今日の1日で起こったことだとは
とても思えないほどだった。
でも、
数日経ったから言えることやけど、
もっ回行ってみたいな。。。
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雨の降らない、晴れた日に