今日はごくごくプライベートな記事です。
長いです。自分のメモです。
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不思議な10か月間だった。
忘れないように書き留めておこうと思う。
思えばやすさんと二人でたくさんの時間を過ごさせてもらった。
赤ちゃんを授かりたいけどなかなかやって来なかったその時間も
楽しいことはたくさんあった。大事な時間だった。
無駄じゃなかったなぁと思う。
でも正直なところ、辛かった。
友達の子どもの誕生を素直に喜べないことだってあった。
周りからのプレッシャー、流れていく月日のプレッシャー、妊活にかさばる費用と時間。
赤ちゃんが来てくれたら全て解決する悩みだったけど、このままずっと来てくれないかもしれない、と思うとそればっかり考えてもいられない。自分の道を生きなきゃ。
・・・でもまだ諦めがつかない。
と、なんだか気持ちの持って行き方が難しかったんだと思う。
モヤモヤした時間を過ごしてた。
毎日楽しいことはたくさんあって、楽しい仲間に囲まれて、笑って過ごせていたんだけど、心の隅にずっとモヤモヤがあった。
その時間があまりにも長かったので、最初は信じられなかった。
はっきり分かる前、喉が痛くて声がすごくガラガラになった。
いつも体の不調は割と喉に出るけど、それにしたってここ何年かで一番ひどい、おっさんみたいなガラガラ声だった。
今思えばそれも前兆だったのかなぁ。
そして7月7日、陽性反応が出た。
その時の気持ちはあまり覚えていない。
すぐには全く実感が湧かなかったような。嬉しいんだけど、嬉しいというか、ほんとに?の方が強かったかもしれない。
その少し前に思い切り尻もちをついたんだけど、その衝撃に耐えてくれたんだ、と思うと生きる力を感じた。
七夕だったので、彦星からとってて
「ひこちゃん」という胎児ネームをつけた。
ひこちゃんとの生活のはじまりだった。
親や友人に妊娠の報告をするだけで、涙が出た。
人に言うと、だんだん実感が湧いてくる。
つわりは7月12日頃からすでに始まり、8~9月がピークだった。
入ってた仕事や演奏の予定はなんとかこなすが、それ以外は何もできずぐったり。
(横尾の仕事だけはキャンセルさせてもらった)
インターネットの「〇週の赤ちゃんの様子」っていうのを何度も見て、かわいいな~と思ったり、早く安定期に入ってほしいな~と思ったり。
とにかく1週1週がすごく長かった。
やすさんがもらいつわりをしていておもしろかった。
ひこちゃんはまだとっても小さいのに、その存在が私の身体にこんなにも影響を及ぼしていることが、すごいと思った。
食べ物は
前半は揚げ物とかポテチとか食べたくなった。
後半は豆腐しか食べられない日もあった。
温かいごはんがダメで、おいなりさんとか、助六寿司とか、酢飯なら食べられた。
なんだったんだろう、不思議すぎる。
念願の5か月目に入って、安産祈願に行ったり、ベビー用品を友人にもらったり、なんだかだいぶ本格的に実感が湧いてくる。
10月8日に、胎動らしきものを初めて感じる!
ぽこぽこ、小さい動き。
その後キックゲームもなんとなくできた気になり、感動。
名前の候補を考えたりしたけど、全然閃かない。
6か月目に入るとつわりはほぼ治まり、調子が良くなってくる。胎動はぽこぽこかわいいし、身体も動けるので精力的に活動できる!
歯が欠けて、ショック。。。歯医者に通う。
7か月目、逆子が治らないので左を下にして寝るように言われる。大丈夫だと思うけど、ちょっとだけ心配だった。大阪に一時帰省。ちょっと冒険な気分だった。
貧血気味で、2回目の鉄剤処方をされる。
8か月目、だんだんお腹が出てきて体勢がきつい。時々気持ち悪い。内臓が圧迫されてるのか、あばらか、腹部右上が痛い。
胎動は大きくなってきて、あちこち同時にも動くようになってきた。おもしろい。
両家からベビー用品をいろいろと用意してもらう。
逆子は治ってホッとする。いつの間に回ったのか、わからなかったのが残念。
おっぱいも出るようになってきた。
おむつなし育児、ふんどし育児、やってみたいなーと本を読んだりしてた。
逆子も治ったし、すっかり安定してきたので、妊娠前からしばらく通っていた鍼も、一旦終了!
妊娠できたのも、鍼の力はすごく大きかったと思ってるので、先生には本当に感謝!
三陰交と、貧血に効くツボのお灸は自宅で続ける。
9か月目、お腹がますます出てきて、息苦しい時がよくある。
ベビー服やおむつの水通しや、入院準備品をいよいよまとめたり、ひこちゃん用品の収納場所を確保したり、だんだん具体的な準備を始める。
会陰切開したくないので、カレンデュラオイルで会陰マッサージを始める。
時々お腹から硬いものが飛び出してくる。脚?ひざ?肩?考えるだけでおもしろい。かわいすぎる。
あんまりお腹はすかないけど、食べ始めると食べられる。
子宮が見えて、女の子でしょう、と言われる!
(その時ショックを受けちゃってごめんね、と最近になってひこちゃんに謝りました。今では女の子がいいと思ってるよ!)
ワクチンの勉強に、ワクチン講座にやすさんと行ってみた。正解はないけど自分が納得する選択をしなきゃいけないということがわかった。難しい。
10か月目、自分が臨月の妊婦っていうことが嘘みたい。ここにきてやっと妊婦っぽい体系になったような気がする。
もうすぐお腹から出て行っちゃうんだ、と思うと少し寂しい気もするけど、それより誕生の喜びの方が大きかった、という人の話を聞くと、ちょっと気が楽になる。
38週目あたりに3回三線の演奏の機会も頂き、楽しい思い出になった~。
前半はものすごく動いてた!動画を撮りたかったけどなかなかいいのが撮れないまま。
マタニティフォトも毎週やすさんに撮ってもらって良い記念♪
2月28日
NST検査と内診があった。NST検査は、前後ですごく動いてたのに、検査中はひこちゃんピタッと止まる。寝てる。かわいいなぁ・・・。
内診はすごく痛かった。出血その日と2日続いた。間にドロッとしたおりものも出た。
子宮口は1センチ開いてると言われた。
時々子宮がキュッと痛くなる。
会陰マッサージとお灸はできるだけ毎日続けている。
3月7日
NST検査は、ひこちゃん前半動いてくれる。後半寝た。張りも、最初と途中で張った。
内診は先生に前回痛かった!!!と訴えたら今回は大丈夫だった。子宮口1センチちょっと。
1週間以上遅れると薬を使うっていう話をされ、運動した方がいいかなぁと思ったけど、
その日の夜から、なんだか様子が変わってきた気がしている。
よく張るようになったし、生理痛のような痛みを寝てる時に数回感じた。
3月8日
なんとなく、前日に比べて「下に下がった」ような気がする。痛みも感じるし、トイレも急に近くなったし、なんだかいよいよな気がしてきた。
38週の時に
「いのちに向き合い女を深める」というタイトルのイベントに行った。
吉村医院の吉村先生の補佐をされていた、島袋信子さんのお話を聞く会。
吉村医院のことを知ったのは、正食協会に通ってた頃なので、もうかれこれ・・・10年程前。
映画を観たのもいつだろう。かなり前だと思う。
ちゃんと本を読んだのは、横尾3年目の春だった。
「幸せなお産が日本を変える」
「いのちのために、いのちをかけよ」
など、一気に読んだ。久しぶりに心にストンとくる本だったのを覚えてる。
すぐに妊娠も考えてなかったけど、お産するならこんなお産がしたいなあ~というイメージはこの頃から思ってた。
自宅で、自然なお産を。
思ってたけど、その後時間が経って、年も重ねてしまったし、近くに助産院もないし、病院での出産も悪くないかな、と思って今に至ってる。
ただ、このタイミングで島袋さんのお話を聞けて、最初に映画や本で心にストンと来た時の感情に、引き戻されたような気がしてる。本当に良かった。
その前から、「お産は楽しみ」と思えていたけど
ますます楽しみになってきた。
神聖な、いのちのつながり、というか、いのちのいとなみ、というか。
表現が難しいけど
目に見えない大きなもので動かされているんだな、という感覚。を味わいたいというか。
うまく表現できない。
やすさんの友達が送ってきたメールで、
「お産は自分が産むと思っていたけど、赤ちゃんの意志で産まれてくる。私はそのサポートをしていただけ」
という体験談。
これも心に落ちた。
産まれるタイミングも実はもうひこちゃんが決めていて、一大決心をして、この世界に出てきてくれるんだ。
温かくて居心地の良い(良かったかな?)子宮の中から、痛みに耐えて狭い産道をくぐって、肺呼吸しなければ生きていけないという人生最大の危機を迎える決意で、出てきてくれるんだねー。
私はそのサポートを、最大限の力で、いのちがけで、しようと思います。
がんばろうね。
あとそのイベントがきっかけで改めて見えてきた私の課題としては
「自分を受け入れ、自分をさらけだす。感情をためこまない」
お産の時もだけど、普段も。
まずは自分の変えられないところは、全て受け入れる。(自分のからだ、時代、親、環境など)
自分と向き合って
本当の想いを出していく。
自分でも意識してない部分も出していく。
最近少し出せて、すごくすっきりしたことがあった。
あー、私本当はそう思ってたんだなって。
感情をためこむのがくせになっているから、吐き出していきたい。
最近そうやって自分を受け止めて、認めて、開花して、羽ばたきだした友達が近くにいるのも、ご縁だな。すごく自分自身と重ね合わせられる。
私も自由に羽ばたきたい!
あとご縁といえば
数霊を勉強している友人が近くにいることも。
名づけの相談もかなりお世話になった。
目に見えない世界を感じている人が周りにたくさんいることがおもしろい。
いろいろ書いたけど、
この10か月間も、こうやって書き留めておかなきゃ忘れちゃうだろうな。
妊娠初期中期の頃のことも、もうすでに忘れてた。
ひこちゃんが大きくなってから見返すのも面白いだろうなー。
とにかく無事に健康に産まれてきてくれますように。
ひこちゃん私たちのところに来てくれて、ありがとう。
お産、一緒にがんばろうね!!!