よなみーの学び。

山と手作り生活♪

弥山・八経ヶ岳

2008年08月19日 | 


朝はお天気だったのです。


大峰山系の山は、初めてだった。
山の印象は、なんだか、しっとりしてた。潤いを感じた。
土や木、空気まで、濡れた感じがした。





奥深い、森色の空気。

に遇うのは勘弁なので、初めて鈴を鳴らしながら歩いた。


何度か沢を渡りながら、
あたしが沢が苦手なことを思い出したりして。

時間は、押し気味で。
どこまで順調だったんだろう。。


双門の滝。




そんな頻繁に休憩をとっていないけど、
歩くペースは遅かった。

小雨が降ってきたけど、止んだ。

で今度はドバッと降ってきて、また小降りに。
今回に間に合うように買ったカッパ、大活躍


聖門の滝。


ものすごい勢いで流れてて、音にビビッタ。


もう16時頃だった。
もうすぐ狼平小屋に着くはずで、
何度か川を渡った。


でも、ここにきて、
雨が降ったせいで、たぶん川の水量が増えていて、
渡るのには危険な箇所が現れる。

巻き道がないかとか、少し上流から行けないか、とか
探してみたけど、渡れそうなところは見つからず。
そうしている間にも川の水は増え、
おまけに雷がゴロゴロ・・・

雷はほんとこわすぎだったので、
行こうかどうか迷った。
けど、
今となっては、
絶対止めて良かった!と思うけど、どう?
(まぁ結果オーライやし言えてる?)


結局、まさかのビバーグ。
でも、道に迷ったわけじゃなかったし、
食料があり、サバイバルシートがあった、っていうだけで、
心に余裕があった。


雷が来てたら、絶対泣いてたけど、
なんとか雷はこっちに来ずに、雨も上がっていった。


・・・でも、日が落ちると、予想以上の寒さで、
この真夏に、凍えた。


ペルセウス座流星群なんて、見る余裕はなく、ひたすら朝を待った。




次の日の頂上は、無理かな、と思ってた。






でも次の日
昨日渡れなかったところの川を渡れて、
何回か渡り返して、
(渡り返すと思ってなかったので、ほんと行かなくて良かったと思う)
狼平に無事到着。


やっと太陽の光が見えてきて、
ものすごい安堵感を感じた。
もう長いこと、太陽なんて見てません!っていう感じやったので。
少し緊張もほぐれて、そこからは整備された道だったので、
そのまま頂上へ向かい、無事登頂。



弥山頂上付近からの、八経ヶ岳。




・・・・・



今回の山、
もう、濃すぎて未だ整理がつきません。


反省点は、いっぱいある。
でも、山で起こるいろんなことを予想してて、
今回はまだ予想の範囲内だったから、良かった・・・のか?


登ってる途中の景色をほとんど覚えていない(笑)
印象的だったのは、


白川八丁に入ってすぐの、いかにも熊が出そうな不思議な空気と、
ひたすら続く梯子と、
(梯子がなかったら、とても登れない山だと思う)
途中の森色と、
あの、足がすくむ位の川の水の勢いと。
外灯かと思ったくらい、真っ白で強い光の月、
カサカサとなるサバイバルシートの音、
頂上の、枯れた木。
雲海。
帰り道のブヨの多さ!
(道はとてもキレイだったのに。)



登山口に下りてきて、
それが昨日と今日の1日で起こったことだとは
とても思えないほどだった。




でも、
数日経ったから言えることやけど、



もっ回行ってみたいな。。。
雨の降らない、晴れた日に