いのち、の記事の続き。
出産の記録。
3月10日、数日前からおりものが多くてパンティーライナーをつける。
夜、前駆陣痛?と思える痛みあり。わりと頻繁に痛かった。胎動も激しかった。
3月11日
松尾家恒例行事の味噌の仕込みをした。
去年のがほぼ手つかずであるので、今年は仕込まなくてもいいかなーと思ってたけど、やすさんが少量でもいいので仕込もうと言うので、豆1キロ分だけ仕込むことに。
豆が茹であがったのが夕方になり、夕方から潰す。なんだかもうあまり覚えてないけど、ラジオを聴きながらだったと思う。
1キロだから、足で踏まずに、すり鉢ですぐできそう!と思っていたのに、意外と時間がかかってしまった。(豆が硬かったのもあり、古かったのもあり)
塩は今年は贅沢に、加計呂麻のおじさんの「さんご塩」!
どんな味噌になるのか楽しみ。
そして潰した豆と麹と塩を混ぜ、樽に投入し、片づけ終わったのが、19時前くらいだった。
ちょうどいつもお風呂(温泉)に行く時間だったので、お風呂に行こう!と思って準備をし、トイレに行った。
そしたら、じょろじょろっと水っぽいものが出てきて、出血も少しあった。(パンツは既に濡れていた)
そういえば味噌仕込んでる最中に、おりもの出てるなーという感覚はあったんだけど、まさかこんなに濡れているとは!
いつ何があってもおかしくない時だったので、覚悟はしていたものの、かなり鼓動が高鳴る。。というか、ドキドキして震えてしまうような感覚。
でも出た液体は少量。落ち着け落ち着けーー。と自分に言い聞かせ、病院へ電話し、行くことに。
このまま入院かな?!と思いつつ行った。
内診してもらうと、「羊水ではないようです」と言われる。ほっ。
子宮口は3センチ開いているとのこと。
でも今日は自宅で様子を見てください、と言われる。
ついでに赤ちゃんの動きと心拍もみてもらう。
「大丈夫ですが、心拍数がギリギリです」
大丈夫で安心したけど、その言葉がずっと引っかかって、帰りの車はなんとなくシーンとしてしまった。
ラーメンを食べて、帰った。
3月12日
明け方、これまでにない痛みがやってくる。
??!!
少し痛みに耐えると、治まる。
やすさんを起こそうか悩む。
また痛みがくる。
いよいよなのか?どうなのかわからない。
やすさんに仕事休んでもらった方がいいのか?別にまだ大丈夫なのか・・・
悩んでいると起床時間、出勤時間が迫ってくる。
出勤の1時間前になって、ようやく起こし、仕事を休んでもらうことに。
仕事を休んでもらったけど、寝てるとき程の強い痛みは来なくなり、病院に電話しようにもできず、このまま今日出産になるのかわからないし、いつ来るのかわからない本陣痛をただ待ってるだけの時間で、ちょっと途方に暮れる。(やすさんは特に)
でも7時くらいからやっぱり痛い!と思い、記録をつけだす。
7時台で6回の痛みがやってきた。
出血も少しあった。
朝ご飯を食べてから、病院に電話する。声が震える。
でも
「もう少し自宅で様子をみてもらって、もう少し痛みが規則的になったらもう1度連絡ください」
とのこと。
時々くる痛みは短いので、普通に会話して、普通に過ごした。
お昼前になり、おなかが空いてくる。
「食べたいものある?」
と聞かれ、
「クレープ食べたい!」
と答える。
クレープなんて年に数回食べるか食べないかなのに、なぜか数日前からクレープが食べたいと思っていた。
車で15分くらいのクレープ屋さんにやすさんに買いに行ってもらった。
そうやってる間に、痛みはだんだん強くなってた。
うずくまらないと耐えられないくらいになってたし、声も出さずにはいられない。
やすさんが帰ってきた時も、うずくまって痛みに耐えてた。
痛みが去った後に、念願のイチゴのクレープを食べる!おいしい!
食べてすぐ、病院に電話する。
「ちょっと耐えがたくなってきました」
「入院の用意を持って、来てください」
病院へ!
途中コンビニで軽い食べ物を買ってもらったけど、その最中も非常に痛い。
車の中でお昼の時報を聞いた気がする。
病院の玄関口で先に下ろしてもらい、産科に行こうとするけど、痛みの間隔が短くて、なかなか歩けない。
途中で休みながら行ってると、やすさんが追い付く。
なんとか産科病棟に到着、平日の昼間だったので、希望通り和室に案内される。
土日や夜間なら、スタッフが手薄になるので、一般の分娩室で、と予め言われていた。
子宮口は6センチ開いていた。
最初は呑気に過ごしていて
やすさんも三線弾いてくれたり、軽食を食べたりしてた。
時々来る痛みも、背中さすってもらったりするとだいぶ楽だった。
でもだんだん時間が経つにつれ、痛みが増々強くなってくるし、感覚も狭まってきて、
やすさんもサポートに徹してもらい、だんだん三線弾く間がなくなってきた。
ただ、その日地区のゴミの当番で、ネットを回収しないといけないのを誰かに頼まないといけなかったのを思い出し、
やすさんに近所の人に電話してもらうが、電波悪くてなかなか繋がらず、
タイミング悪く陣痛が来る時に向こうから電話かかってきたり、でも電波悪くて話せずでやきもき、、、
私としては、痛すぎだったので、
とにかくサポートして!!!!!怒
て感じだった!
陣痛の痛みを快感と思えれば痛くない、という話を聞いていたけど
快感なんてとても思えなかった!
全く余裕なくなる。
とにかく早く終わってくれー!
次の痛みがくるのが怖い!
という感じ。
ゴミ当番の件はなんとか伝えられたようで
やすさんも再びサポートに徹してくれる。
そのうちに助産師さんのサポート真似をして、
「はい痛みを逃がしてーー」
「はい、フーーーッフーーーッ」
とか言ってきて、
なりきり助産師みたいになって、
私を笑わそうとしてたらしいけど、
こっちは痛すぎて笑えんし、逆にうっとうしい!!!と本気で思った。
あとやすさんはモニターを見て、陣痛が来るタイミングがわかったらしく、
「はい、そろそろくるよー」
とか言ってきて、
それにもイラッとする!
あんた誰や!痛いのはこっちや!笑
なんだかんだでいつの間にか子宮口は全開、
でも
いきんでいいのか、タイミングとか、助産師さんの指示がいまいちわからず、
(後から思えば時間がぎりぎりだったので、和室で産ませたくなかったのかと思う)
とにかく陣痛に耐えて、この時が1番つらい時間だった。
四つん這いで産んでみたかったけど、
四つん這いになる力もなく、ずっと横たわってた。
そして17時をまわり、タイムオーバー。
分娩台に引っ越すことに!
痛みが去ったあとすぐに移動。
歩くのがやっと。
でもなんとか分娩台へ。
担当の助産師さんも交代になり、的確な指示も出て、急に、もう出すよーーという雰囲気になる。
場所が変わったせいか、私の意識もはっきりしてきた。
掴む手すり、踏み台もあり、いきみやすくなった。
「いきみ方のコツがわかった」
とやすさんに言えたくらい、正気になってた。
しすてなぜかそれから陣痛と陣痛の間が長くなる。
「元気だけど、赤ちゃんの心拍の戻りが少し弱い」
と言われ、
ピークでいきむ時以外、息を止めないように言われた。
酸素マスクもつけられる。
ちょっと心配になったが、とにかく終わらせたい!早く出てきてほしい!!
と思って、がんばっていきむ。
ピークで連続2回ずつ、いきんだ。
何回かいきんだところで、
赤ちゃんの頭がみえたと言われた。
やすさんも確認。
その後、自分でも頭を触ることができた。
すごい、としか言いようがない。
そして、最後の2回くらいは、もう全力を出し切る。
腕も翌日筋肉痛になるくらい、力入れた。
そしたら、
ついに!!!!!
「もう力入れないで、力ぬいて!」
と言われて力をぬくと、
にゅるっっと、つるっと、快感!!!
出てきてくれた!!!!!
出てきた途端のひこちゃんは、
泣きながら、手足をバタバタさせて、ぬるぬるして、
ピチピチピチっと、まるで水揚げされたお魚みたいな印象だった。
軽くふかれた後、すぐ私の胸の上に!
今までお腹の中に居たのに、
なんかもう私とは別の人間になって、
思ったよりしっかり重くて、
ふわふわやわらかくって、
感動だった。
ひこちゃんは
人生最大の危機を乗り越えて、初めての肺呼吸をしていた。
心拍も問題なかったよう。
その後すぐ、先生は傷口の処置をしてくれて、
なんとなく
祝福ムードというより、緊迫ムードだった。
後から聞くと、出血が910mlあったので、それでだったのかなーと思った。
そもそもが貧血気味だし低血圧だったので。
でも意外と平気だった。無事で良かった。
その緊迫ムードのせいか、
途中から意識がクリアになってしまったせいか、
感動したけど涙は出なかった。
本当に意外だった!
先生の処置も終わり、
助産師さんだけになると、やっとほっとする。
やすさんの三線も響く。
嘘みたいだなーと思いながら
幸せな2時間だった。
ふりかえると、
当たり前だけど、もう始まったらノンストップだった。
始まりは、
味噌も仕込めてクレープも食べれて、やること全部できた後で、良かったというか、
考えられてるなーと思った。
本当は和室で産みたかったけど、
結果的に、和室と分娩室、両方味わえて良かった。
すごく気持ちはスッキリして、
次の日も、いろんな先生に、
「すごくいい顔してますね」
と言われるほどだった。
疲れた、という感覚より、スッキリ、という感覚。
お産ハイだったのかな??
とにかく満足のいくお産だった。
その2、3日後の方が、気持ちが不安定になった。
とにかく無事に元気で産まれてきてくれて何より良かった。
新しい人生の始まり。
いのちって、
なんて
繊細で奇跡的で儚くてとてつもなく愛おしいんだろう。
人は苦しみを乗り越えたら優しくなれるというけど、
この愛おしさを感じることでも優しくなれる気がした。
それを背負って感じて生きるって、愛おしいけど切なくって。
幸せだけどすごく寂しくもなり、
これが産後のホルモンバランスの乱れか・・・なんて
現実的なことも考えつつ、今に至ります。
長い記事、読んでくれたみなさまありがとうございました。
引き続き、産後1か月のまとめも書いて、気持ちの整理をしていきたいです。
最後に、ひこちゃん、うまれてきてくれてありがとう!
これから、楽しい時間を共に過ごそうね!
よろしくね!
朝~昼までの陣痛の記録↓
今年の味噌↓
出産の記録。
3月10日、数日前からおりものが多くてパンティーライナーをつける。
夜、前駆陣痛?と思える痛みあり。わりと頻繁に痛かった。胎動も激しかった。
3月11日
松尾家恒例行事の味噌の仕込みをした。
去年のがほぼ手つかずであるので、今年は仕込まなくてもいいかなーと思ってたけど、やすさんが少量でもいいので仕込もうと言うので、豆1キロ分だけ仕込むことに。
豆が茹であがったのが夕方になり、夕方から潰す。なんだかもうあまり覚えてないけど、ラジオを聴きながらだったと思う。
1キロだから、足で踏まずに、すり鉢ですぐできそう!と思っていたのに、意外と時間がかかってしまった。(豆が硬かったのもあり、古かったのもあり)
塩は今年は贅沢に、加計呂麻のおじさんの「さんご塩」!
どんな味噌になるのか楽しみ。
そして潰した豆と麹と塩を混ぜ、樽に投入し、片づけ終わったのが、19時前くらいだった。
ちょうどいつもお風呂(温泉)に行く時間だったので、お風呂に行こう!と思って準備をし、トイレに行った。
そしたら、じょろじょろっと水っぽいものが出てきて、出血も少しあった。(パンツは既に濡れていた)
そういえば味噌仕込んでる最中に、おりもの出てるなーという感覚はあったんだけど、まさかこんなに濡れているとは!
いつ何があってもおかしくない時だったので、覚悟はしていたものの、かなり鼓動が高鳴る。。というか、ドキドキして震えてしまうような感覚。
でも出た液体は少量。落ち着け落ち着けーー。と自分に言い聞かせ、病院へ電話し、行くことに。
このまま入院かな?!と思いつつ行った。
内診してもらうと、「羊水ではないようです」と言われる。ほっ。
子宮口は3センチ開いているとのこと。
でも今日は自宅で様子を見てください、と言われる。
ついでに赤ちゃんの動きと心拍もみてもらう。
「大丈夫ですが、心拍数がギリギリです」
大丈夫で安心したけど、その言葉がずっと引っかかって、帰りの車はなんとなくシーンとしてしまった。
ラーメンを食べて、帰った。
3月12日
明け方、これまでにない痛みがやってくる。
??!!
少し痛みに耐えると、治まる。
やすさんを起こそうか悩む。
また痛みがくる。
いよいよなのか?どうなのかわからない。
やすさんに仕事休んでもらった方がいいのか?別にまだ大丈夫なのか・・・
悩んでいると起床時間、出勤時間が迫ってくる。
出勤の1時間前になって、ようやく起こし、仕事を休んでもらうことに。
仕事を休んでもらったけど、寝てるとき程の強い痛みは来なくなり、病院に電話しようにもできず、このまま今日出産になるのかわからないし、いつ来るのかわからない本陣痛をただ待ってるだけの時間で、ちょっと途方に暮れる。(やすさんは特に)
でも7時くらいからやっぱり痛い!と思い、記録をつけだす。
7時台で6回の痛みがやってきた。
出血も少しあった。
朝ご飯を食べてから、病院に電話する。声が震える。
でも
「もう少し自宅で様子をみてもらって、もう少し痛みが規則的になったらもう1度連絡ください」
とのこと。
時々くる痛みは短いので、普通に会話して、普通に過ごした。
お昼前になり、おなかが空いてくる。
「食べたいものある?」
と聞かれ、
「クレープ食べたい!」
と答える。
クレープなんて年に数回食べるか食べないかなのに、なぜか数日前からクレープが食べたいと思っていた。
車で15分くらいのクレープ屋さんにやすさんに買いに行ってもらった。
そうやってる間に、痛みはだんだん強くなってた。
うずくまらないと耐えられないくらいになってたし、声も出さずにはいられない。
やすさんが帰ってきた時も、うずくまって痛みに耐えてた。
痛みが去った後に、念願のイチゴのクレープを食べる!おいしい!
食べてすぐ、病院に電話する。
「ちょっと耐えがたくなってきました」
「入院の用意を持って、来てください」
病院へ!
途中コンビニで軽い食べ物を買ってもらったけど、その最中も非常に痛い。
車の中でお昼の時報を聞いた気がする。
病院の玄関口で先に下ろしてもらい、産科に行こうとするけど、痛みの間隔が短くて、なかなか歩けない。
途中で休みながら行ってると、やすさんが追い付く。
なんとか産科病棟に到着、平日の昼間だったので、希望通り和室に案内される。
土日や夜間なら、スタッフが手薄になるので、一般の分娩室で、と予め言われていた。
子宮口は6センチ開いていた。
最初は呑気に過ごしていて
やすさんも三線弾いてくれたり、軽食を食べたりしてた。
時々来る痛みも、背中さすってもらったりするとだいぶ楽だった。
でもだんだん時間が経つにつれ、痛みが増々強くなってくるし、感覚も狭まってきて、
やすさんもサポートに徹してもらい、だんだん三線弾く間がなくなってきた。
ただ、その日地区のゴミの当番で、ネットを回収しないといけないのを誰かに頼まないといけなかったのを思い出し、
やすさんに近所の人に電話してもらうが、電波悪くてなかなか繋がらず、
タイミング悪く陣痛が来る時に向こうから電話かかってきたり、でも電波悪くて話せずでやきもき、、、
私としては、痛すぎだったので、
とにかくサポートして!!!!!怒
て感じだった!
陣痛の痛みを快感と思えれば痛くない、という話を聞いていたけど
快感なんてとても思えなかった!
全く余裕なくなる。
とにかく早く終わってくれー!
次の痛みがくるのが怖い!
という感じ。
ゴミ当番の件はなんとか伝えられたようで
やすさんも再びサポートに徹してくれる。
そのうちに助産師さんのサポート真似をして、
「はい痛みを逃がしてーー」
「はい、フーーーッフーーーッ」
とか言ってきて、
なりきり助産師みたいになって、
私を笑わそうとしてたらしいけど、
こっちは痛すぎて笑えんし、逆にうっとうしい!!!と本気で思った。
あとやすさんはモニターを見て、陣痛が来るタイミングがわかったらしく、
「はい、そろそろくるよー」
とか言ってきて、
それにもイラッとする!
あんた誰や!痛いのはこっちや!笑
なんだかんだでいつの間にか子宮口は全開、
でも
いきんでいいのか、タイミングとか、助産師さんの指示がいまいちわからず、
(後から思えば時間がぎりぎりだったので、和室で産ませたくなかったのかと思う)
とにかく陣痛に耐えて、この時が1番つらい時間だった。
四つん這いで産んでみたかったけど、
四つん這いになる力もなく、ずっと横たわってた。
そして17時をまわり、タイムオーバー。
分娩台に引っ越すことに!
痛みが去ったあとすぐに移動。
歩くのがやっと。
でもなんとか分娩台へ。
担当の助産師さんも交代になり、的確な指示も出て、急に、もう出すよーーという雰囲気になる。
場所が変わったせいか、私の意識もはっきりしてきた。
掴む手すり、踏み台もあり、いきみやすくなった。
「いきみ方のコツがわかった」
とやすさんに言えたくらい、正気になってた。
しすてなぜかそれから陣痛と陣痛の間が長くなる。
「元気だけど、赤ちゃんの心拍の戻りが少し弱い」
と言われ、
ピークでいきむ時以外、息を止めないように言われた。
酸素マスクもつけられる。
ちょっと心配になったが、とにかく終わらせたい!早く出てきてほしい!!
と思って、がんばっていきむ。
ピークで連続2回ずつ、いきんだ。
何回かいきんだところで、
赤ちゃんの頭がみえたと言われた。
やすさんも確認。
その後、自分でも頭を触ることができた。
すごい、としか言いようがない。
そして、最後の2回くらいは、もう全力を出し切る。
腕も翌日筋肉痛になるくらい、力入れた。
そしたら、
ついに!!!!!
「もう力入れないで、力ぬいて!」
と言われて力をぬくと、
にゅるっっと、つるっと、快感!!!
出てきてくれた!!!!!
出てきた途端のひこちゃんは、
泣きながら、手足をバタバタさせて、ぬるぬるして、
ピチピチピチっと、まるで水揚げされたお魚みたいな印象だった。
軽くふかれた後、すぐ私の胸の上に!
今までお腹の中に居たのに、
なんかもう私とは別の人間になって、
思ったよりしっかり重くて、
ふわふわやわらかくって、
感動だった。
ひこちゃんは
人生最大の危機を乗り越えて、初めての肺呼吸をしていた。
心拍も問題なかったよう。
その後すぐ、先生は傷口の処置をしてくれて、
なんとなく
祝福ムードというより、緊迫ムードだった。
後から聞くと、出血が910mlあったので、それでだったのかなーと思った。
そもそもが貧血気味だし低血圧だったので。
でも意外と平気だった。無事で良かった。
その緊迫ムードのせいか、
途中から意識がクリアになってしまったせいか、
感動したけど涙は出なかった。
本当に意外だった!
先生の処置も終わり、
助産師さんだけになると、やっとほっとする。
やすさんの三線も響く。
嘘みたいだなーと思いながら
幸せな2時間だった。
ふりかえると、
当たり前だけど、もう始まったらノンストップだった。
始まりは、
味噌も仕込めてクレープも食べれて、やること全部できた後で、良かったというか、
考えられてるなーと思った。
本当は和室で産みたかったけど、
結果的に、和室と分娩室、両方味わえて良かった。
すごく気持ちはスッキリして、
次の日も、いろんな先生に、
「すごくいい顔してますね」
と言われるほどだった。
疲れた、という感覚より、スッキリ、という感覚。
お産ハイだったのかな??
とにかく満足のいくお産だった。
その2、3日後の方が、気持ちが不安定になった。
とにかく無事に元気で産まれてきてくれて何より良かった。
新しい人生の始まり。
いのちって、
なんて
繊細で奇跡的で儚くてとてつもなく愛おしいんだろう。
人は苦しみを乗り越えたら優しくなれるというけど、
この愛おしさを感じることでも優しくなれる気がした。
それを背負って感じて生きるって、愛おしいけど切なくって。
幸せだけどすごく寂しくもなり、
これが産後のホルモンバランスの乱れか・・・なんて
現実的なことも考えつつ、今に至ります。
長い記事、読んでくれたみなさまありがとうございました。
引き続き、産後1か月のまとめも書いて、気持ちの整理をしていきたいです。
最後に、ひこちゃん、うまれてきてくれてありがとう!
これから、楽しい時間を共に過ごそうね!
よろしくね!
朝~昼までの陣痛の記録↓
今年の味噌↓
よく、鮮明にいろいろ記憶していましたね、冷静だっただ。。
ひこたん、いいママとパパの子でよかったね(^^♪
思い出しながらでした!覚えてる内に!と思って(^^)
燈乃歌、まだ小さいのにもう個性があっておもしろいです。この子が選んで来てくれたのかと思うとますますおもしろいです♪
ただただ、
おめでとうございます。
産まれてくれて、産んでくれて、ありがとうございます。