本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

9月30日「ヒガンバナ」

2005-10-09 | 球根草花
No.243
幼い頃、私もきっと誰かに「この花は縁起が悪い花だよ~」と吹き込まれたに違いありません。
そうでなければ、なんの先入観もない者がこの花を見て、そういう印象を抱くものでしょうか…
百恵さんの「曼珠沙華~♪」(シャゲではなくシャカ)の歌声を聞いてからは、それほどでもなくなったとは言え、やはりあまり好みの花ではありませんでした。

でも縁あって、この花を引っ越しする時に頂いてきてしまったのです。
出来るだけ目の付かぬ場所に、転々と狭い庭を何回移動したでしょう。
そのうち無くなるかな…の思いもどこかにあったかも、正直。

昨年のヒガンバナが咲く頃、あるサイトでこの花の韓国名が「サンチョ(相思華)」であるということを知りました。
「花は葉を思い、葉は花を思う」
何と哀愁ただよう名前でしょう!
これだけのことで、この花への思い入れが強くなった私です。
目に付くいい場所に移そうと思っているんです。

ほんの単純なことで、好き嫌いの違いって生じるのですね。
(撮影日10/1)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする