今日のおじさん(気持ちは坊ちゃん)

55歳から走りはじめ、70歳サブ4なんとか維持したいと日々精進
ゆっくり長く走れば強い脚になれる・・信じて。

閉眼供養

2018年10月12日 | 終活への道のり
閉眼供養をするのに必要

墓じまいをするためには、お墓に宿っているご先祖様の魂を抜いて、墓石をただの「モノ」に戻す閉眼供養が必要です。

閉眼供養は、地域や宗派によって「魂抜き(たましいぬき・たまぬき・こんぬき)」「お性根抜き(おしょうねぬき)」
など様々な呼び方があり、意味合いも多少異なります。
正式な言い方では、「撥遣(はっけん)」というそうです。
一般的に閉眼供養は身内だけで執り行います。

法的に絶対にやらなければいけないものではありませんが、僧侶に読経を読んでもらい、お墓から魂を抜いてもらうことで、
安心して墓石を処分したり、移動したりすることができます。

閉眼供養は法要の一種ですので、葬儀や四十九日などの仏式行事同様、お経をあげてもらう必要があるため、当然お布施も必要になります。

これまでお世話になった寺院などへのお礼の気持ちを込めた離檀料として、また閉眼供養をするためにお布施が必要となります。

お布施の相場・費用
葬儀や四十九日などといった通常の法要とは違って、墓じまいは人生にそう何度も経験する機会があるもではありません。

なので、墓じまいのお布施の相場やかかる費用については、身近な人に聞いてもよくわからないというケースが多いと思います。

不明点はお坊さんや僧侶へ直接質問しても失礼には当たりませんが、「お気持ちで」と言われたり、まれに、ニュースであったように
数十万〜数百万といった法外な金額を請求されてしまうケースもあります。

後からトラブルにならないためにも、あらかじめ不明点ははっきりさせた上で、曖昧なまま供養をお願いして進めてしまわないよう
にすることが大切です。
万が一法外な金額を請求された際には、速やかにお墓のことに精通した行政書士などの専門家に相談するべきでしょう。

墓じまいのニーズが高まるにつれ、近頃では、お布施の金額を一律で公開してお坊さんを手配してくれる企業もあります。
昔からの付き合いがなくても、一度だけの供養を頼むことも可能なので、頼れる親族がいなかったり、すでに相談する両親が亡く
なっている場合でも心強いですね。

気になるお布施の相場ですが、地域にもよって異なるので、一概にいくらということはなかなか難しいのですが、大体1万円〜5万円程
包めば常識の範囲内のようです。

また、遠方からお坊さんや僧侶にいらしてもらう際には、お布施の他に「お車料」が、法要後に宴席がある場合には「お膳料」が必要になります。

お布施の渡し方
お経をあげていただいたお坊さんや僧侶への感謝の気持ちを込めてお渡しすれば、それほど形式張る必要もありませんが、
最低限のマナーは守ってお渡ししたいですね。

ではお布施の渡し方について解説して参ります。

お布施を渡すタイミング
一般的には読経が終わって、お坊さんや僧侶がお戻りになる直前にお礼の言葉とともにお渡しします。
お茶請けとともにお茶をお出ししても問題ありません。

「本日はありがとうございました。些少ですがお納めくださいませ」といったように、簡潔な言葉で構いませんので、
丁寧に心を込めて感謝の気持ちをお伝えしましょう。

お布施の包み方
お布施は奉書紙でお包みしてお渡しするのが最も丁寧といわれていますが、袋に入れてお渡ししても問題ありません。

祝儀袋や香典袋のように100円均一のお店でもお布施袋を購入することができます。
無地の白い封筒でも構いませんが、郵便番号が印刷されているものは避けましょう。

お布施の表書き
表書きをご自身で書く場合には、袋の上部に漢字で御布施と書きます。
お布施の他にお車料やお膳料をお渡しする場合には、それぞれ袋を用意して、同様に、袋の上部に「御車料」「御膳料」と書きましょう。
袋の下部には、ご自身のフルネームや「〜〜家(〜〜は苗字)」と書きます。
裏面には、住所、氏名、金額を書いておくと親切でしょう。
金額は数字ではなく頭に金を付けてから、旧字体の漢数字を使うことがマナーとされています。
例)金参萬圓也

お布施袋に文字を書く際には、できるだけ毛筆を使います。
また、閉眼供養はお悔やみごとではないので、薄墨ではなく通常の黒墨を使いましょう。



お札の入れ方

お札の入れ方も香典とは異なるので、注意が必要です。
新札を用意して、封筒の表面側に、お札の肖像がくるようにして、肖像が最後に封筒に入るように入れます。


お布施はお盆にのせる
また、お布施を袋のまま、お渡しするのは不作法だとされています。
「切手盆(きってぼん)」という[/emp1]お盆にのせて[/emp1]お渡しするようにしましょう。
お盆が用意できない場合には最低限、袱紗にお包みして袱紗の上でお渡しするようにします。
袱紗の色は、派手な色は避け、紺やグレーなどの落ち着いた色を選ぶように気をつけましょう。

実際にお渡しする際には、お坊さんや僧侶が封筒に書かれた文字を読める向きでお渡しします。
お盆を床に引きずってスライドさせたり、袱紗を床につけて渡すことのないようにしましょう。
お坊さんや僧侶の手の届く範囲にお盆をおくか、お盆のままお渡しします。
お布施の他にお車料やお膳料がある場合には、上から、お布施、お車料、お膳料の順に重ねましょう。
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