ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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「ようやく」と言っていいでしょう、厚生労働省が動きました。というよりも、中外製薬との裏取引が合意に至ったのでしょうね。それが年齢を区切った使用中止という中途半端な解決策に如実に表れています。全面禁止にすると中外製薬が打撃を受けますから、裏取引している厚生労働省の官僚、あるいは天下りした元官僚も自分の身が危うくなるのでこういう灰色決着にしたのでしょう。つまり国民の命よりも企業の利益や官僚の利益の方が大切らしいです。今に始まったことではありませんが、腹が立ちますね。

年齢を区切った根拠もいまいちはっきりしませんし、今まで対策を講じなかった理由も明らかにされていません。おまけにタミフル服用と異常行動との因果関係は未だに認めていません。だったら何故使用中止にしたのでしょう。因果関係があると思ったからですよね。厚生労働省の言い訳は「因果関係ははっきりしないが、被害が拡大する恐れがあるから」ということなのでしょうが、それならば昨年からすでに問題になっているわけですから、もっと早く対策を講じるべきではなかったのかということになります。全てが辻褄があいません。ところが企業・官僚・医療関係者が自らの私腹を肥やすために癒着していると考えたら、全ての辻褄が合います。

昨日のニュースではインフルエンザに罹患する4分の3が未成年者だそうです。予防接種の料金が優遇されている高齢者の罹患率はわずかでした。だったら約4000円もかかる予防接種の料金を高校生以下は高齢者と同じにするか、財源がなければ高齢者の負担を少し重くして子供に割り振るなどの対策は講じられないのでしょうか。タミフルよりはずっと安全でしょうから議論の余地はあるはずです。高齢者の皆さんだって子供を助けるためならば理解してくださるのではないでしょうか。結局選挙権を持つ高齢者は優遇し、選挙権を持たない未成年者は冷遇されているのです。日本の将来を考えたら、どちらが大切かわかると思うのですが、将来のことは考えていないのでしょう。

何といっても女性を子供を産む機械としか考えていない人が厚生労働大臣ですから、子供は機械の歯車くらいにしか考えていないのでしょう。罪にならないように法律を作って悪さを繰り返している奴らに非常に腹が立ちます。厚生労働省には社会保険庁の不祥事をはじめとして悪いニュースばかりです。おそらく表に出ているのは氷山のほんの一角でしょうから、国民をコケにして高笑いしている奴らがたくさんいるに違いないのです。僕がこんなに腹が立つのですから、子供さんを亡くされた親御さんの心情はいかほどのものでしょう。

確かにタミフルを服用すれば熱が早く下がり症状も軽いようです。しかしそれもわずか1日か2日早いだけらしいです。タミフルに副作用がなければ服用も構わないでしょうが、効果と副作用を天秤にかければ飲むべき薬だとは思えません。患者の側も罹患してしまったら1週間くらいの時間をかけて直すくらいの心の余裕を持つべきだと思います。高熱が出たということは体が必死になって戦っている証拠ですから、長い人生の中のひとつの試練として受け止めるべきです。医療に関しても結果を早く求めすぎの傾向がどんどん強くなっているように感じます。

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