やわらかい螺旋

徒然なるままに

2015-02

2015-03-01 08:07:49 | 
2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:60冊
読んだページ数:13452ページ
ナイス数:1018ナイス
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■珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
せっかく出場に漕ぎつけたバリスタ大会がこんなにも錯綜した人間関係を抱えていて、 憧れは美しいままにしておきたいって気持ちがわいてくるのも仕方ない。 彼女の前途に幸あらんことを、と祈っていたときの、不安も迷いもない気持ちをもう思い出せなくても、 そのおかげでバリスタとして一人前になろうと努力したひとがいることを知って欲しいなあ。 きっと今日も混じり気のない心でコーヒーを淹れているひとがいることを。
読了日:2月28日 著者:岡崎琢磨
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■HANGER (1) -執行人- (バーズコミックス ルチルコレクション)
朔が零一を理解しようと努力してることもあり、もうそんなことまで気遣ってるの?と驚くほど展開が早い。 最初に食事をしたときの「よく言えました」が可愛い。 響・覇島コンビのほうは二人が組むことになった経緯があるので、 任務が過酷でも構わない、っていう態度は理解しやすい。 朔の家系の珍しい血はこれからどう絡んでくるのか楽しみ。
読了日:2月27日 著者:如月弘鷹
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■す子゛ろく
素人の子育て記録、素子録、す子゛ろく。 育てられてる子供も色んなことが初めてだけど、親にしても子育ては初めて。 親も人間だもの、ああだこうだと思うことはあるでしょう。 父子ペアルックのひとを見かけると微笑ましい気持ちでいましたが、誘拐犯と間違えられないためという側面もあったとは。
読了日:2月27日 著者:大田垣晴子
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■七色の毒 (単行本)
男の犯人に限るなら検挙率は本庁でも一、二を争う犬養刑事が暴く事件の真相。 高速バスが起こした事故。芸能人が書いて賞をとった本。 実際にこんなことあったなあと思いつつ、7つの物語を読んでいく。 「黒いハト」が本当にブラックだったせいで、 「赤い水」からのリンク「紫の献花」での贖罪の意味を考えてしまいました。 有希がこれで救われるといいな。
読了日:2月26日 著者:中山七里
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■指輪物語 (10) 新版 追補編
これだけ緻密に作り上げられた世界だったのかと感嘆。 旅の仲間たちのその後も分かって良かった。 家系図なんかも出ていて、サムが子だくさんなのが妙に嬉しい。 アラゴルンとアルウェンの物語の二人の気高さが切ないこと、美しいこと。
読了日:2月26日 著者:J.R.R.トールキン
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■ずぼらさんの快適ひとり暮らし (成美文庫)
そんなに言うほどずぼらじゃないような気がします。 炊飯器が壊れたので100均で買った土鍋でご飯を炊いたり、洗濯機に入れる前にひと手間かけたり、 色々と工夫が見えます。 ゴミ出しの 「自分が仕分けずに捨てて、仮に何事もなくても、業者さんなり誰かが、そのゴミを分けてくれているんです」 そのとおり、ルールは守ろう。
読了日:2月25日 著者:今井久恵
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■オペラ座の美女 女子大生桜川東子(さくらがわはるこ)の推理
オペラにビール、レコード大賞に殺人事件。 いるかちゃんはすっかり「森へ抜ける道」に馴染んでいて金曜日だけのバイトには思えない。 他の曜日はマスターだけでちゃんと営業できているのか心配。 東子の推理は相変わらず冴えていて、工藤探偵の知り合いの刑事さんの手柄になっているのかなあ。
読了日:2月25日 著者:鯨統一郎
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■新版 指輪物語〈6〉/王の帰還〈下〉
サムはフロドをようやく奪還。 食いしん坊なホビットが飢えと渇きに耐えながら荒野を進む姿は痛々しい。 そしてふたりをつけてきたゴクリもろともようやく指輪は滅せられた。 ホビット庄に戻ってそれでめでたしめでたし、じゃなかったのが意外。まだサウロンとひと悶着あったとは。 「これより九本指のフロドと滅びの指輪の物語をお聞かせ申そう」ゴンドールの吟遊詩人はいつまでも歌い続けるのだろうか。
読了日:2月24日 著者:J.R.R.トールキン,J.R.R.Tolkien,瀬田貞二,田中明子
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■アンソロジー ビール
ビールは特殊。 飲めればなんでもいい、っていうひともいるけれど、 炎天下でビールじゃないお酒を飲みたいと思うこともそうそうないだろう。 そして意外と、どんな場面でも飲んでる姿がさまになる。 このシリーズは作品の掲載順でも楽しめるので、次はどんな話なのか気になって次々に読んでしまう。 北大路公子がガラス瓶から抜けなくなった手に涙したあと、ビール目当てに家庭訪問したバカボンの先生は舌が抜けなくなる。 ドイツだのチェコだの外国のビール話がずらっと並び、最後のネパールのチェトリ少年の健気さに泣ける。
読了日:2月24日 著者:東海林さだお,川上弘美,阿川佐和子,山口瞳,吉田健一,川本三郎,恩田陸,平松洋子,久住昌之,角田光代,辰巳浜子,室井佑月,北大路公子,赤塚不二夫,内田百けん,大竹聡,椎名誠,村松友視,阿川弘之,伊藤晴雨,坂口謹一郎,星新一,小泉武夫,森茉莉,種村季弘,岩城宏之,開高健,千野栄一,小沼丹,田中小実昌,吉田直哉,立松和平,石堂淑朗,丸山健二,永井龍男,矢口純,佐多稲子,獅子文六,遠藤周作,吉村昭,長田弘
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■続 取るに足らない事件
前作も読んだのでこちらも。 筆者がコメントを書く気力もなくなるような事件の記事を集めた「そっけないじゃありませんか」 あーなんか、ほんとに、ねえ。って言いたくなる気持ちが分かりすぎて、逆にこのそっけなさを堪能。 それにしても日本人はルパン好きすぎ。
読了日:2月23日 著者:早川いくを
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■新版 指輪物語〈5〉/王の帰還〈上〉
「ぼくたち一緒に死ねるといいのに、メリーとぼくは。」からはじまるピピンのセリフにぐっとくる。 このホビットふたりの役割は地味ながらもなくてはならない存在。 サウロンの意思はミナス・ティリスに入り込み、デネソールは狂気に蝕まれ炎に身を投じた。 王の手は癒しの手、そして正当な王はこうして知られる。 療病院の病人たちだけではなく、アラゴルンはその場にいたひとたちの希望だったはず。
読了日:2月23日 著者:J.R.R.トールキン,J.R.R.Tolkien,瀬田貞二,田中明子
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■逆説の日本史 17 江戸成熟編 (小学館文庫)
西洋は馬車で行き来していたので石畳の道、舗装率が高いのは納得。 その反対に日本の舗装率がそれほど高くないのは、 馬車を普及させなかったから。 アイヌの歴史はあまりよく知らなかったので、同化のほうが差別より巨悪、ということに愕然。 それにしても江戸は本当にすごい。百万人の大都市なのに警察官がたった14人、それで治安が保てていたとは。
読了日:2月22日 著者:井沢元彦
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■貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
タイトルのあまりの鋭さにたじたじになり、買ってみたもののしばらく積んでいた本。 もうね、いいじゃん女子で。80歳くらいのおばあちゃんたちが女子会よ、ってお茶してる姿なんか可愛いもん。 そこに到達するまでがきっと茨の道だろうけれど。 三十路の心得十箇条を胸に刻み、ともに手を取り参りましょう。
読了日:2月21日 著者:ジェーン・スー
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■ワガママな病人VSつかえない医者 (文春文庫PLUS)
私の父も病院が大好き、しょっちゅう行っているので気持ちがよく分かりますw みんな似たような症状なんだし珍しいことじゃないんだから大丈夫でしょ? と言わんばかりな産婦人科のあの建物のつくりはどうにかならないのかなあ。
読了日:2月21日 著者:和田靜香
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■意外体験!スイス―パックツアーを10倍楽しむ法 (祥伝社黄金文庫)
小説仕立てのスイスガイド。 こんなに訳ありでやっかいな客ばかりのツアーなんてガイドがかわいそう; ツアーなのに行き当たりばったりで、細かい日程やホテルは現地で参加者が決めるっていうのは斬新。 旅行に慣れてないひとには不安かもしれないけれど、ひとりじゃないから大丈夫って思い切りの良さも必要。 それも旅の醍醐味だしね。
読了日:2月20日 著者:岡崎大五
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■新装版 私説三国志 天の華・地の風〈2〉 (Fukkan.com)
龐統が落鳳坡で命を落としたことの責任を負うのは誰か。 棐妹が独断でやったとの軍師の言葉を信じるのは誰か。 龐統側に劉備の養子、劉封がいるのは分かるとして、黄忠もそうだったとは。 そして魏延の名前もあって、今後の孔明の苦悩がしのばれる。
読了日:2月20日 著者:江森備
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■取るに足らない事件
戦後の混乱期、昭和20年代の新聞の片隅に掲載されていた取るに足らない事件の数々。 強盗と酒盛りをしてしまう被害者。父親から教わったドイツ語を話す8歳の家出娘。 抗議のために煙突の上に籠城するひとたち。 あらまあ、ふふふ。と気軽な感じで読んでいましたが、一歩間違えたら大惨事だったのは、 ワクチン精製のために炭疽菌を注射されていた牛の盗難。 盗んだ男は牛を解体して心臓を食べたあと新聞で炭疽菌汚染を知り、こともあろうに水源地の玉川上水に残りの肉を投げ捨てた。 牛の体内で弱毒化していなかったらどうなっていたか。
読了日:2月19日 著者:早川いくを
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■新版 指輪物語〈4〉/二つの塔〈下〉
ボロミアの弟ファラミアが登場、「すべての善き人間たちの善意を負いて行き給え!」のセリフの重みがずしりとくる。 指輪所持者のフロドよりもサムのほうが大変そう。 ゴクリなんかを信用して本当に道案内を頼んでいいのか目が離せない。 ガラドリエルの玻璃瓶の白い光が希望となれば良いなと思った矢先、フロドとサムに訪れた大ピンチ。 オークに連れ去られたフロドはどうなる、サムはどうする?
読了日:2月19日 著者:J.R.R.トールキン,J.R.R.Tolkien,瀬田貞二,田中明子
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■よりぬき大阪学 いらちで食い倒れで“ちゃうちゃう"で (朝日文庫)
大阪ってどんなところ? 日常会話からボケとツッコミ。いらちで かしましく、儲けを勘定しつつも情に厚い。 サービス精神が旺盛でDNAにお笑いが刷り込まれてる、なんていうと「いかにも」すぎるけれど、 東京とはなにもかもが違っていて文化の差が面白い。 ミスター・ドーナツの略が東がミスター、西がミスド、なんだそうだけれど、東の自分もミスドと言ってます。 むしろミスターと言うひとが周りに居ません。
読了日:2月18日 著者:大谷晃一
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■相模鉄道 街と駅の1世紀
相模鉄道の沿線を写真で紹介。 まだ神中鉄道だったころのカラフルな鉄道路線案内図(昭和4年)とか、こういう古いものを捨てずにちゃんと残しているひとがいるのがすごい。 木造駅舎だったころはまだ生まれてないのでこんな感じだったのかと興味深い。駅前の様子とかずいぶん変わっていてびっくりする。
読了日:2月18日 著者:生田誠,山田亮
http://bookmeter.com/cmt/45180499

■グリコのおもちゃ図鑑〈森永卓郎コレクションpresents〉
おまけ目当てにお菓子を買ったことがないし、細かいものを集める趣味がなかったので、こういうものが入ってたのねとただ見入るばかり。 彩色のない木のおもちゃはころんとしてて可愛いなあ。 世界の名作や図鑑なんかもあるけれど、これどのくらいのサイズなんだろう。ちゃんと読めたのかな?
読了日:2月17日 著者:森永卓郎
http://bookmeter.com/cmt/45154227

■一枚裁ちで手軽にできる手ぬいの大人服 (レディブティックシリーズno.3873)
ミシンを持っていないし、一枚断ちなら縫うところも少ないので、根気さえあれば手縫いでも出来そう。 うちは無理ですが、サイズが掛け離れていなければ二世代で同じ服を着られるっていうのは面白い。
読了日:2月16日 著者:高橋恵美子
http://bookmeter.com/cmt/45143767

■ピンクがすきってきめないで (講談社の翻訳絵本)
女の子らしくとか男の子らしく、とかいうけど、でも、その「らしく」ってどんなこと? 私もピンクが嫌いな子供だった。木登りも虫取りも好きな子供だった。 子供の時にはわからなかったけど「らしく」を迫るひとは意外と多い。 言ってるほうは無意識だったりするからなあ。
読了日:2月16日 著者:ナタリー・オンス
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■プロヴァンス・愛しき猫たち
表紙の猫がふくふくしてて可愛い。 どこの猫も猫は猫。でも、どこがどうとは言えないけれど、いつも近所で見かける猫たちとはやっぱり違う。 猫を抱きあげてるおじさんの顔がしみじみと良い笑顔。
読了日:2月16日 著者:内山晟
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■アルオスメンテ 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
レグナのパパ、キアンの巻。 「親バカ」じゃなくて「バカ親」のほうが正しいような、と二人がやりとりしてるのを見ていたら、 普通の親子の在り方とは違うけれど、 一方的に親としての権力を振りかざし子供を遣り込めないところがいいなあ。 そしてあのタイミングで命を落としたキアン。周りの人間は何があったのか永遠に口を噤むしかない。
読了日:2月15日 著者:あき
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■モカマジックの誘惑 コクと深みの名推理10 (RHブックス・プラス)
いつにも増して表紙の可愛いこと。新製品発表会場でクレアが「率直に言って媚薬効果は物足りない感じ」とぼやいているけれども、はっきりとした効果がもし出ちゃったら日本だったら何かの法律にひっかかりそうだなあと心配したら案の定。今回はマダムのほろ苦い過去にも決着がついて良かった。
読了日:2月14日 著者:クレオコイル
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■小福歳時記 (集英社文庫)
あまりに等身大すぎて読んでいてつらいところも。自分の老後の心配をする年齢になってきたんだなあ。友達と長屋で暮らすという計画はいいなと思うけれど、そういう大きなことって強力な音頭取りがいないとなかなか実行できなかったりする。節水を心掛けてシャワーにすると今度は冷えが改善しなくなる、っていうジレンマは私も経験済み。
読了日:2月14日 著者:群ようこ
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■晴れたり曇ったり
この口調に騙されちゃいけない。切れ味の鋭い刃物みたいな断定的な語り方なんかより、よっぽど心に色々なものを残していく。 北風と太陽ならまさに太陽。しかもかなり暖かい。 「ブラジルのかぼちゃ」で私もただ途方に暮れてしまった。 私が住んでいるところの半径20㌔以内で生産された食物材料ってどれだけあるんだろう。
読了日:2月13日 著者:川上弘美
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■ブルーデイブック―誰でも落ち込む日がある。
動物たちの写真と文章(英文と翻訳文)。誰にだって憂鬱な気分の日はある。散々落ち込んだら気持ちを切り替えて頑張ろうって思える。 ありのままの自分に自信を持つこと。しかし、自分を笑い飛ばす余裕も忘れずに。 表紙はオランウータンかな、そのオランウータンが本当に「Oh what to do,what to dooo?」って表情してる。
読了日:2月13日 著者:ブラッドリー・トレバーグリーヴ
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■新版 指輪物語〈3〉/二つの塔〈上〉
ボロミアの名誉を守ろうとしているアラゴルンに泣ける。ボロミアのせいじゃなくて指輪のせいだもんね。オークに連れ去られたメリーとピピンを救出するために追跡する、と決めたアラゴルンたち。なんとか逃げ出すきっかけを掴んだホビットふたり、こんなときにレンバスなんか食べてる場合じゃないだろうと思うけど、食いしん坊は気力の源。
読了日:2月12日 著者:J.R.R.トールキン,J.R.R.Tolkien,瀬田貞二,田中明子
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■今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)
多々良センセイと沼上くん、ふたりの妖怪馬鹿の珍道中。猪突猛進なセンセイに沼上くんは毎回振り回されるハメになり、しまいには絶体絶命のピンチに陥る。山梨で出会いスポンサーになった村木老人の孫娘、富美ちゃんがいい味だしてるなあ。まさに門前の小僧。
読了日:2月11日 著者:京極夏彦
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■人生を複雑にしない100の方法 (講談社プラスアルファ文庫)
日本にはそういう習慣がないから「クリスマスカードは出さない」は楽にクリア、その他のこともだいぶ実践できていました。思ったよりも私の人生は複雑じゃないってことかしらん。「子どもを職場に連れていく」はできる人のほうが少ないだろうなあ。
読了日:2月11日 著者:イレインセントジェームズ
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■隠し部屋を査察して (海外文学セレクション)
グロテスクでシュール、だけどあっけらかんとしていて悪趣味にならずにすんでいる。「隠し部屋を査察して」どこかの施設に収容、じゃなくて隠し部屋、ってのが異次元な感じ。「窓辺のエックハート」エックハート警部がこの謎は自分個人のものだから解決せずに複雑さを楽しみたい、って思ってるところになんだか共感。「エドワードとジョージナ」でもやっぱり、ジョージナはきっとどこかを歩き回っていているような気がする。「刈り跡」この本のなかで一番気に入った話。富士山や京都の刈り跡を実際に目にしたら、どんな気分になるかなあ。
読了日:2月10日 著者:エリックマコーマック
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■世界の路地裏100
世界の、と謳っているけれど、韓国・里門洞以外は全部ヨーロッパ。大通とは違って、細い路地は生活してる人たちの空気が立ち込めてる。リスボンのケーブルカーってこんな細いところを走るんだね、乗ってみたいなあ。
読了日:2月10日 著者:
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■「マジっすかぁ?」を英語で言うと―診断!!あなたの日常英語力 (ちくま文庫)
逆に、日本語独特の言い回しがあったりするから、「Are you serious?」を「マジっすかあ?」に訳すのが大変かも。Really? とかAre you sure?のほうがもっとくだけた言い方なんだそうです。
読了日:2月10日 著者:井上一馬
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■みかんの面白いむき方大百科
たかがみかんの皮、されどみかんの皮。食べ物で遊んじゃいけません、のお小言はとりあえず置いといて、遊び心で楽しみましょう。ページ下のみかんにまつわる雑学・豆知識もタメになります。SEX MACHINEGUNS の「みかんのうた」聞いてみたいなあ、ヘビメタにみかんってすごい取り合わせ。
読了日:2月10日 著者:中村孝司
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■ここだけは行ってみたい―水辺の景色
世界の水辺の写真集。カナダ・モレーン湖みたいに自然のままの風景が美しいのは当然として、インドネシアのティルタ・ガンガの棚田の風景はどこか懐かしさを感じさせられる。アメリカ・フロリダのセブンマイルズ・ブリッジって名前は知ってたけれど、こんなに長い橋だったんだねえ。
読了日:2月10日 著者:
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■ともだちは実はひとりだけなんです (Billiken books)
こんなこと言うのもどうかなあと思うけれど、あなたに短歌があって良かった。複雑な家庭で育っているというだけで作品になりやすいけれど、歌になるまでに切り捨てた数々の言葉はきっとうず高く積みあがって山のようになってるはず。「父親はあれでいいのかネックレスつけて会社に行ってるようだ」これが12歳の言葉とは。
読了日:2月9日 著者:平岡あみ
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■本当は語学が得意な日本人 (フォレスト2545新書)
世界にあるたくさんの言語のなかには、同じ音に同じ意味がある、似た音に似た意味がある単語もあるけれども、そういう覚え方をすると先入観にとらわれてかえって危険な気がするけれどどうなんだろう。到達したいレベルによって学習期間も本気度も違うっていうのは納得。目標や夢が明確な人ほど希望のレベルに到達しやすい。
読了日:2月9日 著者:李久惟
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■希土類少女
中国がレアメタルの輸出規制をして云々は実際にあったことなので、もしも本当に安定供給が出来るなら、国としてはこれくらいのことはやってのけるんだろうなあ。将来的に、自分の意思に関係なくマヒトツの少女たちは卵細胞もろとも一括で第八棟で管理、なんて日が来ないことを願う。幸せな夢を見続けて一生を終える冴矢のためにも。江波のためにも。だから高松にはぜひ暗躍してほしい。
読了日:2月9日 著者:青柳碧人
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■おかあさんのそばがすき 犬が教えてくれた大切なこと
一緒にいられる時間はあっという間に過ぎてゆく。お別れのそのときがどれほどつらくても、ずっと寄り添っていられないなら動物を飼う資格がない。ペットロスを経験しなかったのは介護の時間が長かったことと最期をちゃんと看取れたから。命を預かるってそういうことだよね。
読了日:2月8日 著者:今西乃子
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■「赤毛のアン」のすてきな英会話
英語で書かれたものを読んだことがないので、作中でのアンの言い回しがどんなふうだったのかが分かって面白かったです。「I want some one who BELONGS in my life. 私は私の人生のなかにいるべき人を求めているのよ」
読了日:2月8日 著者:並木浩一
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■冬のオーレ
ドイツの絵本。両親を亡くし村人たちに育てられた少年オーレ。いつまでも小さいことを笑われるのが嫌になり、新しい村を探すために旅に出た。ほとんどが雪の風景を描いていて、その雪が冷たくて美しい。オーレがリースヒェンに食べさせたはちみつボンボンがおいしそう。
読了日:2月7日 著者:ベッティーナ・アンゾルゲ
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■「開運!神社さんぽ」古事記でめぐるご利益満点の旅
古事記の神々を紹介するまんががとても分かりやすい。おかーさんに会いたい!と駄々をこねてるスサノオとか、豊受の神を私のまかないにして!と言ってるアマテラスとか、妙に人間臭い神様たちに親近感がわきます。
読了日:2月7日 著者:上大岡トメ+ふくもの隊
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■ファッションフード、あります。: はやりの食べ物クロニクル1970-2010
外国からの食品がどっと流れ込み、戦後、食うや食わずの状態だった日本人が受けた食に対するカルチャーショックの大きさは計り知れない。今や、音楽やアニメなどのポップカルチャーと同じ意味合いで食べ物が消費され、流行のサイクルの速さには驚くばかり。
読了日:2月7日 著者:畑中三応子
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■新版 指輪物語〈2〉/旅の仲間〈下〉
エルロンドの会議により同行する旅の仲間が増えたフロドたち。大変な思いをしてたどり着いた妖精の森ロスロリアンの描写がまた美しい。それにしてもサムはなんて良いやつなんだ。
読了日:2月6日 著者:J.R.R.トールキン,J.R.R.Tolkien,瀬田貞二,田中明子
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■(6)中原中也 (日本語を味わう名詩入門)
「骨」が好きなので図書館で借りてきた本。中原中也の詩には寂寥感を感じます。詩のあとに書かれている解説が分かりやすい。たとえばその「骨」はひょうきんな口調ではあるものの「本物の喜劇の奥底には、いいしれないほどの深い悲しみがひそんでいる」
読了日:2月6日 著者:出久根育
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■ベーグル・マジック―ベーグルサンドイッチの本
ベーグルを使ったサンドイッチのレシピを紹介。プレーンベーグルの作り方、その生地を使って作るピザなど意外とバリエーションが多い。ミニベーグルを焼いてサワークリームを塗ったところにキャビアといくらをのせたスナックベーグル、パンにいくらっていうのが意外。
読了日:2月5日 著者:ウォーラーマーティン,ウォーラーちづ子
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■太陽のあくび (メディアワークス文庫)
第一章を読み終わったところでこの後の展開はこうだろうな、と予想がつきます。つきますが、新種の夏みかん「太陽のあくび(レモミカン)」を売りたい開発側の高校生・風間陽介と、テレビ通販バイヤー・柿崎照美、ふたりの懸命さを応援したくなってきます。
読了日:2月5日 著者:有間カオル
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■新版 指輪物語〈1〉/旅の仲間〈上〉
重量級ファンタジーを読もう第三弾。装丁が違うんだけどページ数が同じなのでこれで登録。指輪を持って旅に出たホビットたちの後ろをひたひたとつけてゆく黒の追手たち。たまに名前の呼び方が違うことがあって(ずっとピピンと言われてきたのに突然「ペレグリンは」とか)それ誰だよと一瞬でも思うと気がそがれてしまうのが残念。
読了日:2月4日 著者:J.R.R.トールキン,J.R.R.Tolkien,瀬田貞二,田中明子
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■きもの、着ようよ!
着物を着てみたいなあと思っている人に、こういうものですよと知識を授けてくれる本。いくら高額でも紬の着物はあくまでも普段着とか、染めの着物に染めの帯をあわせちゃいけないとか。最初から決まり事全部を覚えるのは大変にしても、目を通しておくだけでずいぶん違うはず。
読了日:2月4日 著者:平野恵理子
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■これは本
パソコンが得意なロバくんと本が好きなサルくん。本を知らないロバくんはサルくんに使い方を聞きますよ。これは本だから。マウスもパスワードもハンドルネームもいらない。充電も不必要。サルくんが作中で読んでいた「宝島」をまた読みたくなりました。
読了日:2月3日 著者:レインスミス
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■①宮沢賢治 (日本語を味わう名詩入門)
宮沢賢治の詩は難しくて、決定的に意味を汲み取ろうとするのは無理だなあと諦めていましたが、解釈云々をすっ飛ばして、ただ日本語の並び方、語感の美しさ、そこにある風景を目の前にして圧倒されるときの気持ちを呼び起こされます。
読了日:2月3日 著者:
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■ずっと作りつづけたい 3時のおやつ (講談社のお料理BOOK)
表紙のドーナッツにつられて図書館で借りた本。毎日食べるようなおやつは派手さがなくてもいいんだよねきっと。素朴で飾り気がないからこそ逆に毎日食べられる。お餅がまだあるからおかきにしてみようかなあ。
読了日:2月2日 著者:川上文代
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■Rail healing1日1鉄!
走っている電車の撮影に邪魔だからと木を切り倒す輩もいますが、電車はそれ単体ではないことを思い出させてくれる写真がいっぱい。表紙の写真なんて、猫目当てに撮影したと言われても納得してしまうほどさりげなく写りこんでいる。伊賀鉄道の前の部分が目のイラストになってるやつ、インパクトあるなあ。
読了日:2月2日 著者:中井精也
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■文庫版 百器徒然袋 風 (講談社文庫)
京極堂は何度も何度もあの探偵とかかわるとロクなことにならないと言っていたのに、最後のそのセリフはずるい。下僕もいいなと思ってしまったじゃないか。かかわりたくないのに何故か渦中にいる本島。こうなったら下僕体質を楽しんでくださいwとりあえず榎さんは大暴れ出来たから満足かなあ?榎木津幹麿元子爵まで登場、この大掛かりな嫌がらせもこれで幕引き。
読了日:2月2日 著者:京極夏彦
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■自分の謎
子供と大人のための哲学絵本。読み終わったあと、自分自身と外側の世界とのあいだにある境界線はどこかなあとか、なんだか猛烈に気になってしまう。あとがきの本の読まれ率がとても印象的。読まれなければ本を書いた意味がない。
読了日:2月1日 著者:赤瀬川原平
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■東京スカイツリーを撮影している人を撮影した本
日本一の高さを誇る東京スカイツリー。これだけ背の高いものを写真に収めようとすると、どうしても人間が自分の立ち位置を調整しないといけなくなる。仰け反って見上げたり地面に這いつくばったりと、他人が見たらあられもない姿だけれど、撮影するほうはもう必死。なんと微笑ましいことか。
読了日:2月1日 著者:太田友嗣
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■神々の国とギリシャ正教 平和への祈り―中島源房写真集
ギリシャは東方教会であるギリシャ正教を国教とする唯一の国で、人口の98%をその教徒が占めている。石造りの街並みに遺跡の数々が風景として溶け合っていて歴史を感じます。巻末の地図を見てびっくり、エーゲ海を挟んだ隣国トルコの間際にある島までギリシャの領土なんですね。
読了日:2月1日 著者:中島源房
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■人質ゲーム、オセロ式  (天才・龍之介がゆく!)
「館長」の肩書が、本人もまわりもだいぶ馴染んできた龍之介。一美とお揃いのアクセサリーを身に着けてる光章。最初のころに比べてここまで来たのねとなんだかしみじみ。オセロが題材なので、本の作りも白黒になっていて凝っている。テレビの生放送を利用して主犯が暴きたかった犯罪。その経緯を解き明かす龍之介は、別に犯人に同情しているわけじゃなかったと思う。光章の身を案じていた一美も気が気じゃなかっただろうな、よく頑張った。「拳銃を持った犯人に人質をとられている事件だからこそ、刑事も間違いなく銃を携帯する」ああ確かに!
読了日:2月1日 著者:柄刀一
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