2022年3月の読書メーター
読んだ本の数:62冊
読んだページ数:12940ページ
ナイス数:561ナイス
https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2022/3
■人間動物園<新装版> (双葉文庫)
汚職事件の渦中にいる大物政治家の孫娘が誘拐された。
犯人が仕掛けた多数の盗聴器のために、隣家に陣取る捜査陣は迂闊に手を出せない。
本当の被害者は誰だったのか、事件の真相が見えてきた時は驚いた。
朝井はもう呆然とするしかなかっただろう。
コウモリになって飛び立ったそのときが本当の事件の幕引き。
読了日:03月31日 著者:連城 三紀彦
https://bookmeter.com/books/17783328
■図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記
「週刊文春」での3年間分の連載を書籍化したもの。
既読の本もちらほらありましたが、穂村さんの言葉のフィルターがかかっていると、そういう本だったかなあとまた読みたくなります。
100年前のロシアで書かれたディストピア「われら」の薔薇色のクーポン券、私も額装したくなってしまいました。
読了日:03月31日 著者:穂村 弘
https://bookmeter.com/books/17161986
■いけちゃんとぼく
いつもぼくを見守ってくれるいけちゃん。
いけちゃんの正体が分かると、その愛情の意味に切なくなりました。
サイバラの長男くんとか鴨ちゃんとか、なんとなく思い出してしまう。男の子って急に走り出すんだ。
読了日:03月30日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/571161
■BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽
作り方や育て方など、ミニ盆栽の入門書。
見るぶんにはいいのだけれど、剪定がちょっと怖いなあ。
どの枝を切っていいのか自信が持てずにためらってしまいそう。
苔玉の水遣りは、桶に水をため、苔玉を水の中に浸す。
夏は1日に2回、冬は2~3日に1回。
もっと頻繁にやるイメージだったけど、夏でも2回でいいんですね。
読了日:03月30日 著者:山田 香織
https://bookmeter.com/books/9026020
■やくしょのふたり (メディアワークス文庫)
人事交流の出向で消費者省にやってきた矢田聡司。
痴漢に間違われた矢田を救った鏑木彩佳が消費者省の同僚と知るが、冷たい態度に戸惑うばかり。
企業にとってはリコールなんてないほうが良いに決まっているけれども、それを隠しておおごとになったときのほうがダメージが大きい。
矢田がそんなスパイ映画みたいなことと言いかけていたけれど、実際、もっとえげつないやり方で情報収集していたりするのでしょう。
読了日:03月29日 著者:水沢あきと
https://bookmeter.com/books/9941309
■ブスの家訓 (単行本)
家庭生活のエッセイ。
ワッハッハじゃなくてクククと笑うような感じでした。
自虐ではあるが分かっているので反省しない、みたいなところがわりと好き。
2兆円健康法だったらやってみたいし、私もイベント無視村に住んでいるので色々と忘れがちです。
気を付けねば。
孤独死の予定がある場合「フローリングの上で死んでくれた方がありがたい」んだそうですよ。
読了日:03月29日 著者:カレー沢 薫
https://bookmeter.com/books/13634045
■全国 「武将印」 徹底ガイド 見どころ・楽しみ方がわかる
全国のお城や観光協会などで発行・販売されている「武将印」のガイドブック。
最初から商品として扱われているものなので、蒐集目的で御朱印に手を出すよりは良いかなあと思いました。
自分だったら旅行の記念として買うかもしれないけど、集めたりはしないだろうな。
読了日:03月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/16522176
■いきもの写真館3 つのじまん つのくらべ
動物の「つの」を種類別に紹介する。
サンタクロースのそりを引いているのは落角が遅いメスのトナカイでしょう、なんて視点が面白い。
プロングホーンは鞘が毎年秋に抜け落ちて生え変わる特殊な角を持っていて、偶蹄類では1種類だけ、プロングホーン科に分類されている。
「4本角のヒツジは人が改良して創り出したものですが」
えっと、4本角にしたくて改良したのか、改良したら4本になったのか、どっちなんだろう。
読了日:03月28日 著者:小宮輝之
https://bookmeter.com/books/17415145
■横浜元町コレクターズ・カフェ (角川文庫)
絵本作家を目指す大学生の結人は、子供のころに呪いをかけられた横浜・元町のレストランを探し当てたが、そこはカフェになっていた。
うーん、気軽に読めた反動なのかもしれませんが、別に元町じゃなくてもいいような気がする。
一度の落選で諦めそうになるなんて結人のこれまでの人生はそれほど順風満帆だったのか。
結人の絵本を読むまで本当に佳野は気が付かなかったのかなあ。
エピソードの積み重ねが少ないせいで探偵役が逆転してもそれほど意外性を感じなかった。
読了日:03月27日 著者:柳瀬 みちる
https://bookmeter.com/books/11580747
■コロナ政策の費用対効果 (ちくま新書)
コロナ政策の費用対効果を数量的に分析。
日本はコロナ対策に77兆円(令和2年度)も使ってるんですね。
「コロナで人は死ぬが、経済の悪化でも人は死ぬ。また、悪化した経済がコロナ対策のコストに耐えられないことも考えられる」
ああ、そういうこともあるのか。
コロナを抑え込むだけなら人々の自由を犠牲にすればいいが、経済や自由をあまり犠牲にしたくない。
PCR検査を拡大すべきではない「スンナ派」と拡大すべき「シーヤ派」って言い方、はじめて知りました。
読了日:03月27日 著者:原田 泰
https://bookmeter.com/books/18990852
■ミリタリー・ワイフの生活 (中公新書ラクレ)
アメリカ陸軍の軍人と結婚した著者の日常エッセイ。
基地内の官舎生活での出来事よりも、退役してからの生活の出来事のほうが多いので、あまりミリタリー・ワイフって感じじゃなかったのが少し残念。
でも普通にアメリカで生活しているときに感じる日本とのギャップとか、色々あって面白かったです。
クリスマスツリーがそんなに手間のかかるものだとは思ってなかった。それを毎年やってるアメリカ人ってすごい。
読了日:03月26日 著者:ジョンソン桜井 もよ
https://bookmeter.com/books/128614
■ムッシュ! (文春文庫)
ムッシュかまやつ音楽の人生。
この年代の方々は米軍関係の施設で演奏して育つけれど、ビートルズに出会って「大英帝国バンザイ」になるほど魅了され、方向転換が早かったのは柔軟性があったからなんだろうな。
がちがちに音楽ジャンルにこだわってたらそういう決断は出来なさそう。
ベルリンの壁の打ちこわしが始まって、記念に壁のかけらを拾ったりするんじゃなくて、壁の上に立って歌うなんてとても大胆。
ユーミンが仕切った還暦祝いのパーティが楽しそうでした。
読了日:03月26日 著者:ムッシュかまやつ
https://bookmeter.com/books/506161
■人生が輝くロンドン博物館めぐり 入場料は無料です! (ダ・ヴィンチBOOKS)
イギリスの、無料で見学できる博物館・美術館。併設のカフェやグッズなども紹介。
1日で回るのがほぼ不可能な大英博物館も無料というのが驚いた。
最上階の日本ギャラリーも良いけどやっぱりロゼッタ・ストーンやミイラがあるエジプト展示室が見たい。
テムズ川に面したテート・モダンからの眺めが綺麗。
有料だけどあえて紹介してるのはシャーロック・ホームズ博物館。
読了日:03月25日 著者:井形 慶子
https://bookmeter.com/books/9395431
■村上祥子のおいしい寒天レシピ (扶桑社MOOK)
粉寒天のレシピ目当てで図書館で借りた本。
電子レンジで沸かした水に粉寒天を振り入れてもいいのか、知らなかった。
溶けなかったら追加で加熱。
スープに入れてゆるくとろみをつけると飲みやすくなるのかな。
読了日:03月25日 著者:村上 祥子
https://bookmeter.com/books/339592
■根付を楽しむ―掌の上のアート
江戸時代に生まれた根付の魅力をいろんな角度から紹介する。
根付ってコロンとした小さいもののイメージですが、結構大きいものもありますね。
ある程度の大きさがあったほうが帯に挟んだときに安定して落ちにくいのかも。
着物を着ることが少ない今の時代、根付は知っていても使い道がないなと思っていましたが、ベルトがある服なら使えそうです。
男女を問わず、根付と提げ物(袋)のコーディネイトが色々楽しめそう。
読了日:03月24日 著者:齋藤 美洲
https://bookmeter.com/books/1474138
■まっぷる 名古屋'22 (マップルマガジン 東海 5)
住んでたときには地元のガイドブックを買うなんて思ってもみなかったけど、もう何年も帰省していないので、そのうち必ず。
レゴランドとか、旅行気分であちこち行きたいです。
あんこスイーツいっぱい食べるぞ。
テレビ塔ってリニューアルしたんですね。
読了日:03月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/17732764
■揺籠のアディポクル
タケルとコノハが入院している無菌病棟クレイドルが嵐で孤立、ふたりしかいないこの場所でコノハが刺殺された。
クローズドサークルのミステリと思っていたけどボーイミーツガールの物語でした。
タケルとコノハはお互いの願いを叶え、そしてふたりの世界は静かに終わる。
読了日:03月23日 著者:市川 憂人
https://bookmeter.com/books/16685934
■猫は音楽を奏でる
「ねこ新聞」に掲載された著名人42人による猫エッセイ。
猫とはこういう付き合い方をしている、という話が大多数のなか、牧伸二の実話怪談みたいなエピソードが印象的。
でも猫なら怪談でも似合う。
読了日:03月23日 著者:ねこ新聞社
https://bookmeter.com/books/6433998
■Cherryblossoms チェリーブロッサムズ
どうしてこんなに青っぽい仕上がりなんだろうと思ったら、タングステンタイプフィルムというものを使っているのだそうです。
桜が咲いている場所の空気を捕まえようとしているような写真が多かった。
桜の花にピントを合わせていなかったりするし、そもそも桜はどれだろう、って探してしまうものもあって、日本の風景に当たり前のように溶け込んでいる。
読了日:03月22日 著者:大森 克己
https://bookmeter.com/books/64181
■ターシャ・テューダーの言葉 ベスト版 私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ
名前は知っていたけれど、絵本作家なのですね。
広大な庭をひとりで世話し、野菜を作り、家畜を飼い、その合間に布を織り、服を縫う。
人形も作れば、手の込んだカードも作る。
絵本の仕事もするし、家事もする。
なんというか、自分の人生をとても愛していたんだろうな。
そして綺麗な手が印象的でした。
読了日:03月22日 著者:ターシャ・テューダー
https://bookmeter.com/books/11603952
■飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語 (富士見L文庫)
チャイさんのすいーとり目当てに図書館で借りた本。
やっぱり可愛いなあ、すいーとり。カラーじゃないのが残念ですが、それでも可愛いのです。
小説では名取佐和子「寄席わらしの晩ごはん」と日向夏「カロリーは引いてください」が良かったです。
雨読「ポテチ戦争」勝者は目先に利益にとらわれない。
まんがでは芝生かや「お近づきのクリーム煮」調理実習って役に立つんだな・・・!が実感こもってる。
読了日:03月21日 著者:名取 佐和子,日向夏,ほしお さなえ
https://bookmeter.com/books/12435134
■秘島図鑑
杏さんと大倉眞一郎さんの「BOOK BAR」で取り上げられていて、気になったので図書館で借りてきた本。
自衛隊関係者しか立ち入りが出来ない硫黄島や企業による買収・開発で自然が荒らされている馬毛島など、単純に無人島と言うにはハードなところも。
領有権アピールを狙って竹島に本籍を置く人が88人(2012年)もいるなんてすごい。
読了日:03月21日 著者:清水 浩史
https://bookmeter.com/books/9804463
■絶対に見たい!世界の橋 (中経の文庫)
世界の橋の写真集。橋の竣工年、構造様式の特徴などのデータも紹介。
名前は知らなくても、見たことあるような有名な橋が多い。
1894年のタワー・ブリッジ以来、1世紀ぶりにテムズ川に架けられたロンドン・ミレニアムブリッジ。
2000年6月に開通したものの、歩行者による横揺れが想定外でわずか3日で閉鎖、再開したのは2002年2月。
読了日:03月20日 著者:アフロ
https://bookmeter.com/books/6282376
■k.m.p.の、香港・マカオぐるぐる。
香港とマカオ、3週間の旅。
香港マラソンの時期で宿が高く、九龍、香港、マカオで数日ずつ民泊を利用。
居酒屋食堂でハマった野菜カイランを買ってきて自分で調理。
食事は外食が基本だったとしても、台所があればこういうことも楽しめますね。
自分だったら、いくらおじさんたちが優しくても、おばさんたちの怖さにめげそう。
読了日:03月20日 著者:k.m.p.
https://bookmeter.com/books/15293900
■屋上のウインドノーツ (文春文庫)
実家のご近所さんから頂いた本。
周囲と馴染めない志音を吹奏楽部に勧誘したのは、くじ引きで部長となった大志。
東日本大会出場の目標を掲げて練習に励む。
瑠璃は、志音を守っていたようで実は依存していたことを分かっていたのかもしれない。
けれどそれを簡単に認めるのも難しい。
なかなか複雑なふたりの関係だけど、これからはちゃんと友情を育めるといいな。
読了日:03月19日 著者:額賀 澪
https://bookmeter.com/books/11768065
■無人島に生きる十六人 (新潮文庫)
明治32年、漁業調査に出航した龍睡丸はパール・エンド・ハーミーズ礁で座礁。
無人島に上陸して救助を待つ16人の乗組員を描いた実話。
中川船長の冷静さと統率力、若い乗組員の心が折れないように配慮していたベテラン勢、全員で力を合わせて難局を乗り切る強い決意を感じました。
だから無人島で「愉快な生活を心がけること」が実現していたのは奇跡じゃなくて努力の賜物。
救助した的矢丸への配慮も忘れず、海の男の強さに心打たれました。
読了日:03月19日 著者:須川 邦彦
https://bookmeter.com/books/540558
■鎌倉オチビサンポ―花ごよみとめぐる旅―
安野モヨコのキャラクター「オチビサン」が案内する鎌倉ガイド。
花の時期は本当に歩き回るのが楽しいのですよね、寄り道ばかりで目的地になかなかたどりつけません。
鎌倉土産のド定番と言えそうな鳩サブレーの豊島屋はグッズも可愛いので行きたい場所のひとつ。
ミサキドーナツって鎌倉にもあるのか、知らなかった。
読了日:03月18日 著者:
https://bookmeter.com/books/14363521
■ハンナとシュガー (imagination unlimited)
スクールバスで帰ってくるヴァイオレットを毎日おむかえに来ている犬のシュガー。
でもハンナはシュガーがちょっと苦手。
或る日シュガーがいなくなり、みんなで探すけれど見つからない。
迷子になったシュガーがどんなに不安かを考えてみるハンナが優しいな。
読了日:03月18日 著者:ケイト・ベアビー
https://bookmeter.com/books/13215157
■名画小説
名画をめぐる13の謎。
芸術探偵・神泉寺瞬一郎が登場する話はどれも幻想的な雰囲気で良かったのですが「後宮寵姫」のグランド・オダリスクの着脱可能な椎骨がなんだか素敵。
意味が分かると怖かったのは「旧校舎の踊り場」「六人姉妹」でした。
読了日:03月17日 著者:深水黎一郎
https://bookmeter.com/books/18201121
■日本人が知りたいロシア人の当たり前 ロシア語リーディング
ロシアについて知りたいことをロシア語で読む。
日本語併記。
偶数本の花や造花はお墓に持って行くものなので誕生日プレゼントの花は本数に注意という日常的なことや、
ロシア経済は資源輸出依存で、原油・天然ガスの収入はロシアの連邦予算の約40%、輸出総額の約60%を占めている国の事情などが分かります。
「ウクライナは、最も多くの在外ロシア人を抱えています」
ホロドモールで移住させた人たちがいるしね。
読了日:03月17日 著者:光井 明日香,菅井 健太,ミソチコ・グリゴリー,サブリナ・エレオノーラ
https://bookmeter.com/books/14179825
■たまには、やすんだら? ナマケモノさんが教えてくれる世界一かわいいマインドフルネス
ナマケモノがやさしく教えてくれるマインドフルネス。
ものすごく疲れていて行き詰まりを感じているひとだったら、可愛いイラストを見るだけでも癒されそう。
頑張ることは必要だけど、頑張らないことも必要です。
読了日:03月16日 著者:TonMak
https://bookmeter.com/books/14506907
■ゆび織りで作る マフラー&ショール: 編まずにざくざく、道具いらずで簡単にできる
ゆび編みと間違えて買ってしまった。ゆび織りだった。
織り機の代わりに定規などの太い棒を使う。
織り始めと織り終わりはどうしても房になっちゃうんだよね。
私は房のあるマフラーとかショールが好きじゃないので作らないだろうけれど、わざわざ道具を買い揃える必要がないので手軽、ちょっとやってみたいなと思うひとには良いかも。
読了日:03月16日 著者:箕輪 直子
https://bookmeter.com/books/7154679
■君待秋ラは透きとおる
シリーズものの前日譚みたいな話でしたが、これからシリーズ化する予定なのでしょうか。
匿技や組織を説明するために書かれたようだという印象に捕らわれ過ぎて、すごさとか面白さとかを汲み取ることが全然できませんでした。
読了日:03月15日 著者:詠坂 雄二
https://bookmeter.com/books/13758992
■そして、ニューヨーク【私が愛した文学の街】
映画と文学から知るニューヨークの魅力。
ティファニーの男性店員に励まされた話がすごく印象的でした。
日本で、VIPでもない客にシャンペンを出したりするだろうか。
黒人男性が白人警官に首を圧迫されて亡くなった事件から2週間後というタイミングはさておき、そのティファニーが差別に取り組む団体に協力するとメールで報告してくるところもニューヨークらしい(アメリカらしい)のかも。
ポール・オースター「ニューヨーク三部作」のこの雰囲気、他の街ではきっと違うものになってしまうんだろうな。
読了日:03月15日 著者:鈴木 ふさ子
https://bookmeter.com/books/17521453
■世界の軍艦 WWI/WWII篇 (竹書房文庫)
アメリカ軍、イギリス軍、ドイツ軍、ロシア軍―第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて活躍した世界の軍艦の中から、196艦艇を厳選収録。
あまり馴染みがないので言葉の意味を調べながら読みました。
全通甲板(ぜんつうかんぱん)は艦首から艦尾までが真っ平。なるほど。
フレッチャーは建造されたアメリカ軍の駆逐艦のなかでも175と最多、日本の艦隊「比叡」「霧島」などを迎撃したが、終戦後に49隻が外国海軍に売却・供与・貸与された。
海上自衛隊に2隻貸与されたそうで、不思議な巡り合わせ。
読了日:03月14日 著者:歴史博学倶楽部
https://bookmeter.com/books/7840102
■ほぼ100均 プチプラ花コーデ 今日からできる66の手作りアイデア
「100均グッズと花で、いつもの部屋がぐっと素敵に!」
一番手軽で使い勝手が良いのは保存瓶。
花を入れたり雑貨を入れたりするだけでインテリアになる。
穴がいくつもあいている灰皿を花瓶にするのは良いアイデア、細い茎の花でもぐらつかずに活けられますね。
読了日:03月14日 著者:川守 由利子
https://bookmeter.com/books/12803824
■レシピに万歳 (創元推理文庫)
タイプライターの紙を買いに文具店に出かけた摂生時代悪党ロマンス界の女王アレシューザ。
その道すがら、通りかかった毛糸店から転がり出てきた男が「ほどいた袖だ!」と言いのこし、足元に崩れ落ちた。
ディタニーが双子を妊娠しているため、オズバートが主軸になってミンスミート会社のレシピを盗む暴漢たちに立ち向かう。
オズバートは自分の名前が気に入らないとずっと言っているけれど、どういうことなのか訳注でもあればいいのに。
プロのシャム双生児にはご注意を。
読了日:03月13日 著者:アリサ クレイグ
https://bookmeter.com/books/376969
■週末介護
岸本さんのお父さんの介護の日々を振り返る。
ついこの間まで出来たことが出来なくなってしまって、徐々に、ではなく、いきなり、のこともあるんだなあと思いながら読んでいました。
引っ越し先でのご近所に顔を覚えてもらったことの重要さをひしひしと感じます。
兄と姉と岸本さん。
考え方も違うし勝手も違うけれど、協力して介護していくうちに、私たちは家族なのだ、と再確認しているみたいでした。
介護のプロって本当にすごい。
読了日:03月13日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/11085794
■奇岩の世界
世界中にある珍しい岩。
変わった岩ばかりで楽しかったです。
日本からは三重県・御在所岳の地蔵岩が紹介。
今のところ人が乗っても大丈夫ということですが、ちょっと怖いなあ。というか登れる大きさなのか?
表紙はアメリカ・ニューメキシコ州の翼石。
読了日:03月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/12590532
■新版 草木染 四季の自然を染める
染料植物77種とその染め色見本914枚を収録。
染料店でしか買えず劇物扱いの銅は割愛し、身近な媒染剤のみを使用。
同じ植物でも、媒染剤とか染める布で色合いがだいぶ違うものですね。
ヨモギって、よもぎ餅のイメージに引っ張られて、なんとなく緑色に染まるものだと思ってましたが、わりと明るめのアースカラー。
やっぱり藍の青はキレイだなあ。
庭かベランダで育てた藍で染めたら楽しそう。
読了日:03月12日 著者:山崎 和樹
https://bookmeter.com/books/7829409
■仏像ぐるりのひとびと (光文社文庫 ま 22-2)
仏像修復のアルバイトに応募した雪嶋直久。
浪人時代の交通事故や不本意な進学、色々とうまくいかない人生に自棄にならなくて済んだのは仏像のおかげ。
修復師の門真と出会ったことで、雪嶋が自分自身をどうしたいのか、ちゃんと考えられるようになって良かった。
子供のころに誘拐された門真を含め、周辺のひとたちも自分自身を動かすやり方を模索していて、立ち止まらずに背中を押してくれる存在がある有難さを感じました。
あの仏壇屋とは相容れることはないだろうな。
読了日:03月11日 著者:麻宮 ゆり子
https://bookmeter.com/books/12917799
■東日本大震災震災鎮魂句
検索しても出てこなかったので自分で登録しました。
東日本大震災をテーマにした俳句と、それをエスペラント語に翻訳したもの。
「黒々と津波は翼広げけり:Nigrege la flugilojn etendadis.」
「ボンボンと死を数へゆく古時計;Bum,bum,bum,kalkulas mortojn malnova horloĝo.」
「紫陽花やあの人のゐる青世界:Hortensio,en ĝia blua mondo nun vi loĝas.」
読了日:03月11日 著者:照井 翠
https://bookmeter.com/books/16557766
■非常階段東京 The Origin of Tokyo
非常階段、屋上から見た夜の東京。
撮影する場所を探すのが大変だっただろうな。
近所のひとなら、こういう見え方ならあの建物からの撮影かもしれないと心当たりがありそう。
どこを見ても光で明るいのに、皇居のひっそりとした感じは対照的に思えました。
読了日:03月10日 著者:佐藤 信太郎
https://bookmeter.com/books/13491303
■日本のカエル+サンショウウオ類 増補改訂 (山溪ハンディ図鑑)
「日本で見られるカエル46種類を、美しい白バック写真と自然写真あわせて約300枚の写真で紹介。日本産サンショウウオとイモリ33種類も紹介」
海や高い山をこえられないカエルは一地域に閉じ込められると独自の進化を遂げてきた。
なので、日本のカエルの約8割の種が、国内でしか見られない固有種。
本州の緑色のカエル(二ホンアマガエル・モリアオガエル・シュレーゲルアオガエル)が可愛いなあ。
ヒキガエルとかウシガエルが並ぶとサイズ感が良く分かる。
読了日:03月10日 著者:奥山 風太郎
https://bookmeter.com/books/9714602
■カンナ 吉野の暗闘 (講談社文庫)
失踪した諒司の捜索のために奈良県・吉野へ向かった甲斐たちは、吉野の黄金伝説をめぐる争いに巻き込まれる。
今度また旅行に行くことがあったら、一緒に行こうと甲斐に言われているから連絡してくれと貴湖に頼んでいた竜之介。
甲斐はそんなこと言ってないのに、竜之介はついていきたいほど貴湖が気になって仕方ないのだろう。
吉野が桜の木だらけで女人禁制だった理由は、そういうことかもなと思った。
聡美に会ったときの澪の態度が気になる。澪のオッドアイって予言めいた言葉の伏線なのだろうか。
読了日:03月09日 著者:高田 崇史
https://bookmeter.com/books/5148516
■三谷幸喜のありふれた生活10 それでも地球は回ってる
朝日新聞の連載エッセイ第10弾。
前巻最後のおっしーから、福田陽一郎・井上ひさし・佐藤慶と訃報が続き、東日本大震災、シドニー・ルメット監督の死去、ラストでは離婚報告。
ほんとに「それでも地球は回ってる」と言わずにはいられない気分だったんだろうな。
ルメット監督って「十二人の怒れる男」「オリエント急行殺人事件」のひとなのか、この2作品は続けて見るとなんとも言えない気分になりそう。
藤原竜也と中村勘太郎は、酔っぱらった勢いで真夜中に電話するのはおやめなさいな。
読了日:03月09日 著者:三谷幸喜
https://bookmeter.com/books/5452897
■世界がうらやむニッポンのモダニズム建築
世界が注目する日本のモダニズム建築。
人間を主役にした機能主義の原理に基づく建築がモダニズム建築であり、その本質は「空間」の構成にある。
「洋服選びと同じような感覚で、構成美や色彩美といった抽象的なところを感性で楽しめばいいと思います」
考えるな、感じろ!ってことかな。
機能主義の建築であるがゆえに機能を全うしたら解体もやむなし。
けれど適切な改修によって残す選択肢もあるべき。
表紙は香川県庁舎、1階ホール。
読了日:03月08日 著者:伊藤隆之
https://bookmeter.com/books/13197523
■老いる自分をゆるしてあげる。 (幻冬舎文庫)
「老化はカラダの中にプログラムされているから逃れることはできないけどそのスピードをゆっくりにすることはできると思うの」
実際にアンさんから老化への心構えや智恵を聞いているような気分で読みました。
ある日いきなり何十歳も歳を取るわけじゃないから実感を持ちにくいけれども、こんなはずじゃなかったと愚痴ってもどうにもならないですものね。
「気」の養生の4本柱は、睡眠、食事、運動、感情。
嬉しくても楽しくても「気」は減る、っていうのが目から鱗。
読了日:03月08日 著者:上大岡 トメ
https://bookmeter.com/books/18377726
■アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2 (新潮文庫)
アンの言動だけで物語が動いていないせいか、トラウマになるほど怖かった「赤毛のアン」が嘘のよう、普通に読めました。
16歳で小学校教師になり、18歳で大学に行くと決めたアン。
この2年でずいぶん大人になって、癇癪を起こしたのは鞭を使った一度だけ。
グリン・ゲイブルスには預かっている双子もいて子供に囲まれてるアンはなんだか楽しそう。
ダイアナが婚約したり、マリラが未亡人になったリンド夫人と一緒に住むことにしたり、色んな変化があったけれど、ミス・ラヴェンダーのエピソードが良かった。
読了日:03月07日 著者:ルーシー・モード・モンゴメリ
https://bookmeter.com/books/567370
■ナマコのからえばり
「サンデー毎日」連載のシリーズ1冊目。
これを見たら絶叫すると紹介されてる本「魚介類に寄生する生物」「ゴキブリだもん」がやばい。
私も椎名さんと同じくゴキブリはわりあい平気なのですが、手のひらに乗るサイズのコレは道端で出くわしたら叫ぶかもしれない。
それよりもイワナの口の中の寄生虫がすごすぎて夢に見そう、白黒写真でほんとに良かった。
鳥人間の飛行機を、両手両足でこぐ自転車を応用したら飛距離が伸びるかな。
読了日:03月07日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/553963
■太陽のきほん: 太陽は何色? どうやって生まれたの? その活動から読み解く太陽のふしぎ (ゆかいなイラストですっきりわかる)
「身近ではあるのに、ふしぎな存在の太陽を、 本書はわかりやすい文章とかわいいイラストで紹介していきます」
太陽が銀河系内を一周するには2億5千万年ほどかかるとされていて、太陽系が誕生してから今までに約20周している計算。
1991年に日本が打ち上げた太陽観測衛星「ようこう」は、世界で初めて1太陽周期にわたってX線観測を行った。
太陽活動の極大期にはコロナがX線で明るく輝いているが、極小期は暗い領域ばかりになることが分かった。
その一方で新たな疑問も増え、次期衛星「ひので」に引き継がれた。
読了日:03月06日 著者:上出 洋介
https://bookmeter.com/books/12369418
■かんたん やさしい押し絵:一年中の布絵アート
スポンジつき厚紙の上にちりめんを貼ったパーツを重ねる独自技法の押し絵。
ミニ額は1点7㎝×7㎝、サイズが揃っているので飾ったときに統一感がある。
スポンジがついてる厚紙なんてあるんですね。
押し絵はすごく昔に作ったことあったんですが、自分で綿を切り貼りしなくていいからラクそう。いいな、また作ってみようかな。
読了日:03月06日 著者:西本 典子
https://bookmeter.com/books/12216126
■ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)
短編集。
「ブラジル蝶の謎」天井を埋め尽くすアグリアスは眼を奪うには十分だ。人間のために美しい羽根でいるわけじゃないのに。
「妄想日記」米と塩でコレはと思い、手鏡で確信。そして耳なし芳一は燃やされた。
「蝶々がはばたく」誰かの命を奪った津波は恋人たちの足跡を消した。不幸の裏側の一握りの幸運。
読了日:03月05日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/563477
■クラシックを読む3 天才が最後に見た世界 (祥伝社新書)
最終巻。
名曲は誰が演奏しても名曲。でもショパン「12の練習曲」は別で、お薦めはマウリツィオ・ポリーニ。
「速いだけならもっと速いピアニストはいます。ポリーニの場合はすべてが完璧なのです」
レコードの帯の「これ以上何をお望みですか?」のコピーが大袈裟じゃないというのがすごいなあ。
聞いてみたくなりました。
読了日:03月05日 著者:百田 尚樹
https://bookmeter.com/books/18900790
■ルノワール (はじめてであう絵画の本)
ルノワールの両親は7人の子供を養うために洋服の仕立て屋をしていた。
「僕も、自分の手で、作品をつくっている。手のおかげで、僕は、絵を描く職人になれたんだ」
誰でも自分の手で何かを作ったり仕事をするのが当たり前と考えていたルノワールは、カンヴァスを表に持ち出して絵を描いた印象派の画家のひとり。
そういえば、ここに掲載されてる「雨傘」と「ブージヴァルのダンス」はモデルが同じひとなんだっけ。
読了日:03月04日 著者:アーネスト・ラボフ
https://bookmeter.com/books/821260
■ホットケーキミックスで作るケークサレとおかずパン―材料を混ぜて焼くだけ!
20×9×7㎝のパウンド型に対しての基本材料は、
ホットケーキミックス200g、卵Mサイズ1個、油大さじ2、水分1/2カップ。
油は、バター(有塩)ごま油オリーブオイルなど、水分は豆乳(成分無調整)ヨーグルト(無糖)だし汁など、使う具材によって変える。
230℃のオーブンで10分ほど焼き、160~180℃に下げてさらに30~40分ほど焼く。
水分を大さじ2~3にすればスコーンになる。
読了日:03月04日 著者:大庭 英子
https://bookmeter.com/books/2691879
■ツナグ (新潮文庫)
実家のご近所さんから頂いた本。
一生に一度だけ死んだ人間と再会させてくれる使者・ツナグ。
ひとりの死者に対して会える人間はひとりだけ。
会いたいと願ってもすでに権利がないこともあるし、死者側で会わないと断ることもある。
どうしても死者と会いたいときってどういうときだろうか、自分ならどうするだろう、色々と考えてしまいました。
祖母から引き継いだ歩美が両親の件をちゃんと知れて良かった。
読了日:03月03日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/5320803
■クラシックを読む2 生きる喜び (祥伝社新書)
作曲された当時の楽器のことをピリオド楽器と呼ぶんですね。
現代ではバッハはピリオド楽器で演奏するのが正しいと言う意見が主流で、
「そんなものはタイムマシンに乗ってバッハの時代でやればいいのです」
百田さんらしいなあw
3巻に続く。
読了日:03月03日 著者:百田 尚樹
https://bookmeter.com/books/18900791
■ビゴーが描いた明治の女たち (100年前シリーズ)
「フランス人画家ビゴーが滞日中に描いたスケッチのなかから、女性をテーマにしたものを厳選、明治の女性の一生を大観できるよう構成」
明治15年、27歳で来日したビゴーは外国人居留地ではなく日本人の中で生活した。
17年間に渡るたくさんのスケッチから明治の女性たちの生活様式が浮かび上がってきます。
隅田川畔を散歩中に入水女性を発見して救助した経験があり、自殺は選択肢の少ない明治の女性たちの生き方のひとつ、っていうのがやるせない気分になりました。
読了日:03月02日 著者:清水 勲
https://bookmeter.com/books/858824
■中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍: 伝統の文様と作り方
カザフ刺繍の伝統的な文様と刺繍の方法。
天幕型住居の内部を覆う掛け布トゥス・キーズの美しさときたらもう。
生活スタイルが変化して若い世代が刺繍に興味を持たなくなり、このままでは文化が失われてしまうと危惧される。
そういうことはどこの国でもあるのだなあ。
読了日:03月02日 著者:廣田 千恵子,カブディル アイナグル
https://bookmeter.com/books/14022963
■世界で一番かわいそうな私たち 第一幕 (講談社タイガ)
戦後最大の未解決事件「瀬戸内バスジャック事件」に巻き込まれた三好詠葉は喋れなくなり、不登校になってしまう。
詠葉のもとにやってきた被害者で作家の舞原詩季、そして妻の杏に、八王子で開いているフリースクール「静鈴荘」に来ないかと誘われた。
行き倒れになりそうなところを杏に拾われた佐伯道成が主人公ってどうなんだろうと思っていたら最後の一行。
それなら佐伯道成が主人公かもしれないけど、詩季は知っているんだろうか。
読了日:03月01日 著者:綾崎 隼
https://bookmeter.com/books/13451101
■クラシックを読む1 愛・狂気・エロス (祥伝社新書)
作家・百田尚樹によるクラシック音楽エッセイ。
好きで聞いてる音楽なら、背景を知って理解を深めるのは苦にならないはず。
有名な曲ならなんとなく分かる程度なのですが、百田さんはコレ書くの楽しかったんだろうな。
名曲は誰が演奏しても名曲、CDで市販されている演奏家ならすべて超一流の演奏。
だから評価に振り回されずに聞いて欲しい、というのがなるほどと思う。
百田さんの奥様は若いころのクララ・ハスキル(ピアニスト)に似ているそうです。
2巻に続く。
読了日:03月01日 著者:百田 尚樹
https://bookmeter.com/books/18908363
▼読書メーター
https://bookmeter.com/
読んだ本の数:62冊
読んだページ数:12940ページ
ナイス数:561ナイス
https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2022/3
■人間動物園<新装版> (双葉文庫)
汚職事件の渦中にいる大物政治家の孫娘が誘拐された。
犯人が仕掛けた多数の盗聴器のために、隣家に陣取る捜査陣は迂闊に手を出せない。
本当の被害者は誰だったのか、事件の真相が見えてきた時は驚いた。
朝井はもう呆然とするしかなかっただろう。
コウモリになって飛び立ったそのときが本当の事件の幕引き。
読了日:03月31日 著者:連城 三紀彦
https://bookmeter.com/books/17783328
■図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記
「週刊文春」での3年間分の連載を書籍化したもの。
既読の本もちらほらありましたが、穂村さんの言葉のフィルターがかかっていると、そういう本だったかなあとまた読みたくなります。
100年前のロシアで書かれたディストピア「われら」の薔薇色のクーポン券、私も額装したくなってしまいました。
読了日:03月31日 著者:穂村 弘
https://bookmeter.com/books/17161986
■いけちゃんとぼく
いつもぼくを見守ってくれるいけちゃん。
いけちゃんの正体が分かると、その愛情の意味に切なくなりました。
サイバラの長男くんとか鴨ちゃんとか、なんとなく思い出してしまう。男の子って急に走り出すんだ。
読了日:03月30日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/571161
■BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽
作り方や育て方など、ミニ盆栽の入門書。
見るぶんにはいいのだけれど、剪定がちょっと怖いなあ。
どの枝を切っていいのか自信が持てずにためらってしまいそう。
苔玉の水遣りは、桶に水をため、苔玉を水の中に浸す。
夏は1日に2回、冬は2~3日に1回。
もっと頻繁にやるイメージだったけど、夏でも2回でいいんですね。
読了日:03月30日 著者:山田 香織
https://bookmeter.com/books/9026020
■やくしょのふたり (メディアワークス文庫)
人事交流の出向で消費者省にやってきた矢田聡司。
痴漢に間違われた矢田を救った鏑木彩佳が消費者省の同僚と知るが、冷たい態度に戸惑うばかり。
企業にとってはリコールなんてないほうが良いに決まっているけれども、それを隠しておおごとになったときのほうがダメージが大きい。
矢田がそんなスパイ映画みたいなことと言いかけていたけれど、実際、もっとえげつないやり方で情報収集していたりするのでしょう。
読了日:03月29日 著者:水沢あきと
https://bookmeter.com/books/9941309
■ブスの家訓 (単行本)
家庭生活のエッセイ。
ワッハッハじゃなくてクククと笑うような感じでした。
自虐ではあるが分かっているので反省しない、みたいなところがわりと好き。
2兆円健康法だったらやってみたいし、私もイベント無視村に住んでいるので色々と忘れがちです。
気を付けねば。
孤独死の予定がある場合「フローリングの上で死んでくれた方がありがたい」んだそうですよ。
読了日:03月29日 著者:カレー沢 薫
https://bookmeter.com/books/13634045
■全国 「武将印」 徹底ガイド 見どころ・楽しみ方がわかる
全国のお城や観光協会などで発行・販売されている「武将印」のガイドブック。
最初から商品として扱われているものなので、蒐集目的で御朱印に手を出すよりは良いかなあと思いました。
自分だったら旅行の記念として買うかもしれないけど、集めたりはしないだろうな。
読了日:03月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/16522176
■いきもの写真館3 つのじまん つのくらべ
動物の「つの」を種類別に紹介する。
サンタクロースのそりを引いているのは落角が遅いメスのトナカイでしょう、なんて視点が面白い。
プロングホーンは鞘が毎年秋に抜け落ちて生え変わる特殊な角を持っていて、偶蹄類では1種類だけ、プロングホーン科に分類されている。
「4本角のヒツジは人が改良して創り出したものですが」
えっと、4本角にしたくて改良したのか、改良したら4本になったのか、どっちなんだろう。
読了日:03月28日 著者:小宮輝之
https://bookmeter.com/books/17415145
■横浜元町コレクターズ・カフェ (角川文庫)
絵本作家を目指す大学生の結人は、子供のころに呪いをかけられた横浜・元町のレストランを探し当てたが、そこはカフェになっていた。
うーん、気軽に読めた反動なのかもしれませんが、別に元町じゃなくてもいいような気がする。
一度の落選で諦めそうになるなんて結人のこれまでの人生はそれほど順風満帆だったのか。
結人の絵本を読むまで本当に佳野は気が付かなかったのかなあ。
エピソードの積み重ねが少ないせいで探偵役が逆転してもそれほど意外性を感じなかった。
読了日:03月27日 著者:柳瀬 みちる
https://bookmeter.com/books/11580747
■コロナ政策の費用対効果 (ちくま新書)
コロナ政策の費用対効果を数量的に分析。
日本はコロナ対策に77兆円(令和2年度)も使ってるんですね。
「コロナで人は死ぬが、経済の悪化でも人は死ぬ。また、悪化した経済がコロナ対策のコストに耐えられないことも考えられる」
ああ、そういうこともあるのか。
コロナを抑え込むだけなら人々の自由を犠牲にすればいいが、経済や自由をあまり犠牲にしたくない。
PCR検査を拡大すべきではない「スンナ派」と拡大すべき「シーヤ派」って言い方、はじめて知りました。
読了日:03月27日 著者:原田 泰
https://bookmeter.com/books/18990852
■ミリタリー・ワイフの生活 (中公新書ラクレ)
アメリカ陸軍の軍人と結婚した著者の日常エッセイ。
基地内の官舎生活での出来事よりも、退役してからの生活の出来事のほうが多いので、あまりミリタリー・ワイフって感じじゃなかったのが少し残念。
でも普通にアメリカで生活しているときに感じる日本とのギャップとか、色々あって面白かったです。
クリスマスツリーがそんなに手間のかかるものだとは思ってなかった。それを毎年やってるアメリカ人ってすごい。
読了日:03月26日 著者:ジョンソン桜井 もよ
https://bookmeter.com/books/128614
■ムッシュ! (文春文庫)
ムッシュかまやつ音楽の人生。
この年代の方々は米軍関係の施設で演奏して育つけれど、ビートルズに出会って「大英帝国バンザイ」になるほど魅了され、方向転換が早かったのは柔軟性があったからなんだろうな。
がちがちに音楽ジャンルにこだわってたらそういう決断は出来なさそう。
ベルリンの壁の打ちこわしが始まって、記念に壁のかけらを拾ったりするんじゃなくて、壁の上に立って歌うなんてとても大胆。
ユーミンが仕切った還暦祝いのパーティが楽しそうでした。
読了日:03月26日 著者:ムッシュかまやつ
https://bookmeter.com/books/506161
■人生が輝くロンドン博物館めぐり 入場料は無料です! (ダ・ヴィンチBOOKS)
イギリスの、無料で見学できる博物館・美術館。併設のカフェやグッズなども紹介。
1日で回るのがほぼ不可能な大英博物館も無料というのが驚いた。
最上階の日本ギャラリーも良いけどやっぱりロゼッタ・ストーンやミイラがあるエジプト展示室が見たい。
テムズ川に面したテート・モダンからの眺めが綺麗。
有料だけどあえて紹介してるのはシャーロック・ホームズ博物館。
読了日:03月25日 著者:井形 慶子
https://bookmeter.com/books/9395431
■村上祥子のおいしい寒天レシピ (扶桑社MOOK)
粉寒天のレシピ目当てで図書館で借りた本。
電子レンジで沸かした水に粉寒天を振り入れてもいいのか、知らなかった。
溶けなかったら追加で加熱。
スープに入れてゆるくとろみをつけると飲みやすくなるのかな。
読了日:03月25日 著者:村上 祥子
https://bookmeter.com/books/339592
■根付を楽しむ―掌の上のアート
江戸時代に生まれた根付の魅力をいろんな角度から紹介する。
根付ってコロンとした小さいもののイメージですが、結構大きいものもありますね。
ある程度の大きさがあったほうが帯に挟んだときに安定して落ちにくいのかも。
着物を着ることが少ない今の時代、根付は知っていても使い道がないなと思っていましたが、ベルトがある服なら使えそうです。
男女を問わず、根付と提げ物(袋)のコーディネイトが色々楽しめそう。
読了日:03月24日 著者:齋藤 美洲
https://bookmeter.com/books/1474138
■まっぷる 名古屋'22 (マップルマガジン 東海 5)
住んでたときには地元のガイドブックを買うなんて思ってもみなかったけど、もう何年も帰省していないので、そのうち必ず。
レゴランドとか、旅行気分であちこち行きたいです。
あんこスイーツいっぱい食べるぞ。
テレビ塔ってリニューアルしたんですね。
読了日:03月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/17732764
■揺籠のアディポクル
タケルとコノハが入院している無菌病棟クレイドルが嵐で孤立、ふたりしかいないこの場所でコノハが刺殺された。
クローズドサークルのミステリと思っていたけどボーイミーツガールの物語でした。
タケルとコノハはお互いの願いを叶え、そしてふたりの世界は静かに終わる。
読了日:03月23日 著者:市川 憂人
https://bookmeter.com/books/16685934
■猫は音楽を奏でる
「ねこ新聞」に掲載された著名人42人による猫エッセイ。
猫とはこういう付き合い方をしている、という話が大多数のなか、牧伸二の実話怪談みたいなエピソードが印象的。
でも猫なら怪談でも似合う。
読了日:03月23日 著者:ねこ新聞社
https://bookmeter.com/books/6433998
■Cherryblossoms チェリーブロッサムズ
どうしてこんなに青っぽい仕上がりなんだろうと思ったら、タングステンタイプフィルムというものを使っているのだそうです。
桜が咲いている場所の空気を捕まえようとしているような写真が多かった。
桜の花にピントを合わせていなかったりするし、そもそも桜はどれだろう、って探してしまうものもあって、日本の風景に当たり前のように溶け込んでいる。
読了日:03月22日 著者:大森 克己
https://bookmeter.com/books/64181
■ターシャ・テューダーの言葉 ベスト版 私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ
名前は知っていたけれど、絵本作家なのですね。
広大な庭をひとりで世話し、野菜を作り、家畜を飼い、その合間に布を織り、服を縫う。
人形も作れば、手の込んだカードも作る。
絵本の仕事もするし、家事もする。
なんというか、自分の人生をとても愛していたんだろうな。
そして綺麗な手が印象的でした。
読了日:03月22日 著者:ターシャ・テューダー
https://bookmeter.com/books/11603952
■飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語 (富士見L文庫)
チャイさんのすいーとり目当てに図書館で借りた本。
やっぱり可愛いなあ、すいーとり。カラーじゃないのが残念ですが、それでも可愛いのです。
小説では名取佐和子「寄席わらしの晩ごはん」と日向夏「カロリーは引いてください」が良かったです。
雨読「ポテチ戦争」勝者は目先に利益にとらわれない。
まんがでは芝生かや「お近づきのクリーム煮」調理実習って役に立つんだな・・・!が実感こもってる。
読了日:03月21日 著者:名取 佐和子,日向夏,ほしお さなえ
https://bookmeter.com/books/12435134
■秘島図鑑
杏さんと大倉眞一郎さんの「BOOK BAR」で取り上げられていて、気になったので図書館で借りてきた本。
自衛隊関係者しか立ち入りが出来ない硫黄島や企業による買収・開発で自然が荒らされている馬毛島など、単純に無人島と言うにはハードなところも。
領有権アピールを狙って竹島に本籍を置く人が88人(2012年)もいるなんてすごい。
読了日:03月21日 著者:清水 浩史
https://bookmeter.com/books/9804463
■絶対に見たい!世界の橋 (中経の文庫)
世界の橋の写真集。橋の竣工年、構造様式の特徴などのデータも紹介。
名前は知らなくても、見たことあるような有名な橋が多い。
1894年のタワー・ブリッジ以来、1世紀ぶりにテムズ川に架けられたロンドン・ミレニアムブリッジ。
2000年6月に開通したものの、歩行者による横揺れが想定外でわずか3日で閉鎖、再開したのは2002年2月。
読了日:03月20日 著者:アフロ
https://bookmeter.com/books/6282376
■k.m.p.の、香港・マカオぐるぐる。
香港とマカオ、3週間の旅。
香港マラソンの時期で宿が高く、九龍、香港、マカオで数日ずつ民泊を利用。
居酒屋食堂でハマった野菜カイランを買ってきて自分で調理。
食事は外食が基本だったとしても、台所があればこういうことも楽しめますね。
自分だったら、いくらおじさんたちが優しくても、おばさんたちの怖さにめげそう。
読了日:03月20日 著者:k.m.p.
https://bookmeter.com/books/15293900
■屋上のウインドノーツ (文春文庫)
実家のご近所さんから頂いた本。
周囲と馴染めない志音を吹奏楽部に勧誘したのは、くじ引きで部長となった大志。
東日本大会出場の目標を掲げて練習に励む。
瑠璃は、志音を守っていたようで実は依存していたことを分かっていたのかもしれない。
けれどそれを簡単に認めるのも難しい。
なかなか複雑なふたりの関係だけど、これからはちゃんと友情を育めるといいな。
読了日:03月19日 著者:額賀 澪
https://bookmeter.com/books/11768065
■無人島に生きる十六人 (新潮文庫)
明治32年、漁業調査に出航した龍睡丸はパール・エンド・ハーミーズ礁で座礁。
無人島に上陸して救助を待つ16人の乗組員を描いた実話。
中川船長の冷静さと統率力、若い乗組員の心が折れないように配慮していたベテラン勢、全員で力を合わせて難局を乗り切る強い決意を感じました。
だから無人島で「愉快な生活を心がけること」が実現していたのは奇跡じゃなくて努力の賜物。
救助した的矢丸への配慮も忘れず、海の男の強さに心打たれました。
読了日:03月19日 著者:須川 邦彦
https://bookmeter.com/books/540558
■鎌倉オチビサンポ―花ごよみとめぐる旅―
安野モヨコのキャラクター「オチビサン」が案内する鎌倉ガイド。
花の時期は本当に歩き回るのが楽しいのですよね、寄り道ばかりで目的地になかなかたどりつけません。
鎌倉土産のド定番と言えそうな鳩サブレーの豊島屋はグッズも可愛いので行きたい場所のひとつ。
ミサキドーナツって鎌倉にもあるのか、知らなかった。
読了日:03月18日 著者:
https://bookmeter.com/books/14363521
■ハンナとシュガー (imagination unlimited)
スクールバスで帰ってくるヴァイオレットを毎日おむかえに来ている犬のシュガー。
でもハンナはシュガーがちょっと苦手。
或る日シュガーがいなくなり、みんなで探すけれど見つからない。
迷子になったシュガーがどんなに不安かを考えてみるハンナが優しいな。
読了日:03月18日 著者:ケイト・ベアビー
https://bookmeter.com/books/13215157
■名画小説
名画をめぐる13の謎。
芸術探偵・神泉寺瞬一郎が登場する話はどれも幻想的な雰囲気で良かったのですが「後宮寵姫」のグランド・オダリスクの着脱可能な椎骨がなんだか素敵。
意味が分かると怖かったのは「旧校舎の踊り場」「六人姉妹」でした。
読了日:03月17日 著者:深水黎一郎
https://bookmeter.com/books/18201121
■日本人が知りたいロシア人の当たり前 ロシア語リーディング
ロシアについて知りたいことをロシア語で読む。
日本語併記。
偶数本の花や造花はお墓に持って行くものなので誕生日プレゼントの花は本数に注意という日常的なことや、
ロシア経済は資源輸出依存で、原油・天然ガスの収入はロシアの連邦予算の約40%、輸出総額の約60%を占めている国の事情などが分かります。
「ウクライナは、最も多くの在外ロシア人を抱えています」
ホロドモールで移住させた人たちがいるしね。
読了日:03月17日 著者:光井 明日香,菅井 健太,ミソチコ・グリゴリー,サブリナ・エレオノーラ
https://bookmeter.com/books/14179825
■たまには、やすんだら? ナマケモノさんが教えてくれる世界一かわいいマインドフルネス
ナマケモノがやさしく教えてくれるマインドフルネス。
ものすごく疲れていて行き詰まりを感じているひとだったら、可愛いイラストを見るだけでも癒されそう。
頑張ることは必要だけど、頑張らないことも必要です。
読了日:03月16日 著者:TonMak
https://bookmeter.com/books/14506907
■ゆび織りで作る マフラー&ショール: 編まずにざくざく、道具いらずで簡単にできる
ゆび編みと間違えて買ってしまった。ゆび織りだった。
織り機の代わりに定規などの太い棒を使う。
織り始めと織り終わりはどうしても房になっちゃうんだよね。
私は房のあるマフラーとかショールが好きじゃないので作らないだろうけれど、わざわざ道具を買い揃える必要がないので手軽、ちょっとやってみたいなと思うひとには良いかも。
読了日:03月16日 著者:箕輪 直子
https://bookmeter.com/books/7154679
■君待秋ラは透きとおる
シリーズものの前日譚みたいな話でしたが、これからシリーズ化する予定なのでしょうか。
匿技や組織を説明するために書かれたようだという印象に捕らわれ過ぎて、すごさとか面白さとかを汲み取ることが全然できませんでした。
読了日:03月15日 著者:詠坂 雄二
https://bookmeter.com/books/13758992
■そして、ニューヨーク【私が愛した文学の街】
映画と文学から知るニューヨークの魅力。
ティファニーの男性店員に励まされた話がすごく印象的でした。
日本で、VIPでもない客にシャンペンを出したりするだろうか。
黒人男性が白人警官に首を圧迫されて亡くなった事件から2週間後というタイミングはさておき、そのティファニーが差別に取り組む団体に協力するとメールで報告してくるところもニューヨークらしい(アメリカらしい)のかも。
ポール・オースター「ニューヨーク三部作」のこの雰囲気、他の街ではきっと違うものになってしまうんだろうな。
読了日:03月15日 著者:鈴木 ふさ子
https://bookmeter.com/books/17521453
■世界の軍艦 WWI/WWII篇 (竹書房文庫)
アメリカ軍、イギリス軍、ドイツ軍、ロシア軍―第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて活躍した世界の軍艦の中から、196艦艇を厳選収録。
あまり馴染みがないので言葉の意味を調べながら読みました。
全通甲板(ぜんつうかんぱん)は艦首から艦尾までが真っ平。なるほど。
フレッチャーは建造されたアメリカ軍の駆逐艦のなかでも175と最多、日本の艦隊「比叡」「霧島」などを迎撃したが、終戦後に49隻が外国海軍に売却・供与・貸与された。
海上自衛隊に2隻貸与されたそうで、不思議な巡り合わせ。
読了日:03月14日 著者:歴史博学倶楽部
https://bookmeter.com/books/7840102
■ほぼ100均 プチプラ花コーデ 今日からできる66の手作りアイデア
「100均グッズと花で、いつもの部屋がぐっと素敵に!」
一番手軽で使い勝手が良いのは保存瓶。
花を入れたり雑貨を入れたりするだけでインテリアになる。
穴がいくつもあいている灰皿を花瓶にするのは良いアイデア、細い茎の花でもぐらつかずに活けられますね。
読了日:03月14日 著者:川守 由利子
https://bookmeter.com/books/12803824
■レシピに万歳 (創元推理文庫)
タイプライターの紙を買いに文具店に出かけた摂生時代悪党ロマンス界の女王アレシューザ。
その道すがら、通りかかった毛糸店から転がり出てきた男が「ほどいた袖だ!」と言いのこし、足元に崩れ落ちた。
ディタニーが双子を妊娠しているため、オズバートが主軸になってミンスミート会社のレシピを盗む暴漢たちに立ち向かう。
オズバートは自分の名前が気に入らないとずっと言っているけれど、どういうことなのか訳注でもあればいいのに。
プロのシャム双生児にはご注意を。
読了日:03月13日 著者:アリサ クレイグ
https://bookmeter.com/books/376969
■週末介護
岸本さんのお父さんの介護の日々を振り返る。
ついこの間まで出来たことが出来なくなってしまって、徐々に、ではなく、いきなり、のこともあるんだなあと思いながら読んでいました。
引っ越し先でのご近所に顔を覚えてもらったことの重要さをひしひしと感じます。
兄と姉と岸本さん。
考え方も違うし勝手も違うけれど、協力して介護していくうちに、私たちは家族なのだ、と再確認しているみたいでした。
介護のプロって本当にすごい。
読了日:03月13日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/11085794
■奇岩の世界
世界中にある珍しい岩。
変わった岩ばかりで楽しかったです。
日本からは三重県・御在所岳の地蔵岩が紹介。
今のところ人が乗っても大丈夫ということですが、ちょっと怖いなあ。というか登れる大きさなのか?
表紙はアメリカ・ニューメキシコ州の翼石。
読了日:03月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/12590532
■新版 草木染 四季の自然を染める
染料植物77種とその染め色見本914枚を収録。
染料店でしか買えず劇物扱いの銅は割愛し、身近な媒染剤のみを使用。
同じ植物でも、媒染剤とか染める布で色合いがだいぶ違うものですね。
ヨモギって、よもぎ餅のイメージに引っ張られて、なんとなく緑色に染まるものだと思ってましたが、わりと明るめのアースカラー。
やっぱり藍の青はキレイだなあ。
庭かベランダで育てた藍で染めたら楽しそう。
読了日:03月12日 著者:山崎 和樹
https://bookmeter.com/books/7829409
■仏像ぐるりのひとびと (光文社文庫 ま 22-2)
仏像修復のアルバイトに応募した雪嶋直久。
浪人時代の交通事故や不本意な進学、色々とうまくいかない人生に自棄にならなくて済んだのは仏像のおかげ。
修復師の門真と出会ったことで、雪嶋が自分自身をどうしたいのか、ちゃんと考えられるようになって良かった。
子供のころに誘拐された門真を含め、周辺のひとたちも自分自身を動かすやり方を模索していて、立ち止まらずに背中を押してくれる存在がある有難さを感じました。
あの仏壇屋とは相容れることはないだろうな。
読了日:03月11日 著者:麻宮 ゆり子
https://bookmeter.com/books/12917799
■東日本大震災震災鎮魂句
検索しても出てこなかったので自分で登録しました。
東日本大震災をテーマにした俳句と、それをエスペラント語に翻訳したもの。
「黒々と津波は翼広げけり:Nigrege la flugilojn etendadis.」
「ボンボンと死を数へゆく古時計;Bum,bum,bum,kalkulas mortojn malnova horloĝo.」
「紫陽花やあの人のゐる青世界:Hortensio,en ĝia blua mondo nun vi loĝas.」
読了日:03月11日 著者:照井 翠
https://bookmeter.com/books/16557766
■非常階段東京 The Origin of Tokyo
非常階段、屋上から見た夜の東京。
撮影する場所を探すのが大変だっただろうな。
近所のひとなら、こういう見え方ならあの建物からの撮影かもしれないと心当たりがありそう。
どこを見ても光で明るいのに、皇居のひっそりとした感じは対照的に思えました。
読了日:03月10日 著者:佐藤 信太郎
https://bookmeter.com/books/13491303
■日本のカエル+サンショウウオ類 増補改訂 (山溪ハンディ図鑑)
「日本で見られるカエル46種類を、美しい白バック写真と自然写真あわせて約300枚の写真で紹介。日本産サンショウウオとイモリ33種類も紹介」
海や高い山をこえられないカエルは一地域に閉じ込められると独自の進化を遂げてきた。
なので、日本のカエルの約8割の種が、国内でしか見られない固有種。
本州の緑色のカエル(二ホンアマガエル・モリアオガエル・シュレーゲルアオガエル)が可愛いなあ。
ヒキガエルとかウシガエルが並ぶとサイズ感が良く分かる。
読了日:03月10日 著者:奥山 風太郎
https://bookmeter.com/books/9714602
■カンナ 吉野の暗闘 (講談社文庫)
失踪した諒司の捜索のために奈良県・吉野へ向かった甲斐たちは、吉野の黄金伝説をめぐる争いに巻き込まれる。
今度また旅行に行くことがあったら、一緒に行こうと甲斐に言われているから連絡してくれと貴湖に頼んでいた竜之介。
甲斐はそんなこと言ってないのに、竜之介はついていきたいほど貴湖が気になって仕方ないのだろう。
吉野が桜の木だらけで女人禁制だった理由は、そういうことかもなと思った。
聡美に会ったときの澪の態度が気になる。澪のオッドアイって予言めいた言葉の伏線なのだろうか。
読了日:03月09日 著者:高田 崇史
https://bookmeter.com/books/5148516
■三谷幸喜のありふれた生活10 それでも地球は回ってる
朝日新聞の連載エッセイ第10弾。
前巻最後のおっしーから、福田陽一郎・井上ひさし・佐藤慶と訃報が続き、東日本大震災、シドニー・ルメット監督の死去、ラストでは離婚報告。
ほんとに「それでも地球は回ってる」と言わずにはいられない気分だったんだろうな。
ルメット監督って「十二人の怒れる男」「オリエント急行殺人事件」のひとなのか、この2作品は続けて見るとなんとも言えない気分になりそう。
藤原竜也と中村勘太郎は、酔っぱらった勢いで真夜中に電話するのはおやめなさいな。
読了日:03月09日 著者:三谷幸喜
https://bookmeter.com/books/5452897
■世界がうらやむニッポンのモダニズム建築
世界が注目する日本のモダニズム建築。
人間を主役にした機能主義の原理に基づく建築がモダニズム建築であり、その本質は「空間」の構成にある。
「洋服選びと同じような感覚で、構成美や色彩美といった抽象的なところを感性で楽しめばいいと思います」
考えるな、感じろ!ってことかな。
機能主義の建築であるがゆえに機能を全うしたら解体もやむなし。
けれど適切な改修によって残す選択肢もあるべき。
表紙は香川県庁舎、1階ホール。
読了日:03月08日 著者:伊藤隆之
https://bookmeter.com/books/13197523
■老いる自分をゆるしてあげる。 (幻冬舎文庫)
「老化はカラダの中にプログラムされているから逃れることはできないけどそのスピードをゆっくりにすることはできると思うの」
実際にアンさんから老化への心構えや智恵を聞いているような気分で読みました。
ある日いきなり何十歳も歳を取るわけじゃないから実感を持ちにくいけれども、こんなはずじゃなかったと愚痴ってもどうにもならないですものね。
「気」の養生の4本柱は、睡眠、食事、運動、感情。
嬉しくても楽しくても「気」は減る、っていうのが目から鱗。
読了日:03月08日 著者:上大岡 トメ
https://bookmeter.com/books/18377726
■アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2 (新潮文庫)
アンの言動だけで物語が動いていないせいか、トラウマになるほど怖かった「赤毛のアン」が嘘のよう、普通に読めました。
16歳で小学校教師になり、18歳で大学に行くと決めたアン。
この2年でずいぶん大人になって、癇癪を起こしたのは鞭を使った一度だけ。
グリン・ゲイブルスには預かっている双子もいて子供に囲まれてるアンはなんだか楽しそう。
ダイアナが婚約したり、マリラが未亡人になったリンド夫人と一緒に住むことにしたり、色んな変化があったけれど、ミス・ラヴェンダーのエピソードが良かった。
読了日:03月07日 著者:ルーシー・モード・モンゴメリ
https://bookmeter.com/books/567370
■ナマコのからえばり
「サンデー毎日」連載のシリーズ1冊目。
これを見たら絶叫すると紹介されてる本「魚介類に寄生する生物」「ゴキブリだもん」がやばい。
私も椎名さんと同じくゴキブリはわりあい平気なのですが、手のひらに乗るサイズのコレは道端で出くわしたら叫ぶかもしれない。
それよりもイワナの口の中の寄生虫がすごすぎて夢に見そう、白黒写真でほんとに良かった。
鳥人間の飛行機を、両手両足でこぐ自転車を応用したら飛距離が伸びるかな。
読了日:03月07日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/553963
■太陽のきほん: 太陽は何色? どうやって生まれたの? その活動から読み解く太陽のふしぎ (ゆかいなイラストですっきりわかる)
「身近ではあるのに、ふしぎな存在の太陽を、 本書はわかりやすい文章とかわいいイラストで紹介していきます」
太陽が銀河系内を一周するには2億5千万年ほどかかるとされていて、太陽系が誕生してから今までに約20周している計算。
1991年に日本が打ち上げた太陽観測衛星「ようこう」は、世界で初めて1太陽周期にわたってX線観測を行った。
太陽活動の極大期にはコロナがX線で明るく輝いているが、極小期は暗い領域ばかりになることが分かった。
その一方で新たな疑問も増え、次期衛星「ひので」に引き継がれた。
読了日:03月06日 著者:上出 洋介
https://bookmeter.com/books/12369418
■かんたん やさしい押し絵:一年中の布絵アート
スポンジつき厚紙の上にちりめんを貼ったパーツを重ねる独自技法の押し絵。
ミニ額は1点7㎝×7㎝、サイズが揃っているので飾ったときに統一感がある。
スポンジがついてる厚紙なんてあるんですね。
押し絵はすごく昔に作ったことあったんですが、自分で綿を切り貼りしなくていいからラクそう。いいな、また作ってみようかな。
読了日:03月06日 著者:西本 典子
https://bookmeter.com/books/12216126
■ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)
短編集。
「ブラジル蝶の謎」天井を埋め尽くすアグリアスは眼を奪うには十分だ。人間のために美しい羽根でいるわけじゃないのに。
「妄想日記」米と塩でコレはと思い、手鏡で確信。そして耳なし芳一は燃やされた。
「蝶々がはばたく」誰かの命を奪った津波は恋人たちの足跡を消した。不幸の裏側の一握りの幸運。
読了日:03月05日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/563477
■クラシックを読む3 天才が最後に見た世界 (祥伝社新書)
最終巻。
名曲は誰が演奏しても名曲。でもショパン「12の練習曲」は別で、お薦めはマウリツィオ・ポリーニ。
「速いだけならもっと速いピアニストはいます。ポリーニの場合はすべてが完璧なのです」
レコードの帯の「これ以上何をお望みですか?」のコピーが大袈裟じゃないというのがすごいなあ。
聞いてみたくなりました。
読了日:03月05日 著者:百田 尚樹
https://bookmeter.com/books/18900790
■ルノワール (はじめてであう絵画の本)
ルノワールの両親は7人の子供を養うために洋服の仕立て屋をしていた。
「僕も、自分の手で、作品をつくっている。手のおかげで、僕は、絵を描く職人になれたんだ」
誰でも自分の手で何かを作ったり仕事をするのが当たり前と考えていたルノワールは、カンヴァスを表に持ち出して絵を描いた印象派の画家のひとり。
そういえば、ここに掲載されてる「雨傘」と「ブージヴァルのダンス」はモデルが同じひとなんだっけ。
読了日:03月04日 著者:アーネスト・ラボフ
https://bookmeter.com/books/821260
■ホットケーキミックスで作るケークサレとおかずパン―材料を混ぜて焼くだけ!
20×9×7㎝のパウンド型に対しての基本材料は、
ホットケーキミックス200g、卵Mサイズ1個、油大さじ2、水分1/2カップ。
油は、バター(有塩)ごま油オリーブオイルなど、水分は豆乳(成分無調整)ヨーグルト(無糖)だし汁など、使う具材によって変える。
230℃のオーブンで10分ほど焼き、160~180℃に下げてさらに30~40分ほど焼く。
水分を大さじ2~3にすればスコーンになる。
読了日:03月04日 著者:大庭 英子
https://bookmeter.com/books/2691879
■ツナグ (新潮文庫)
実家のご近所さんから頂いた本。
一生に一度だけ死んだ人間と再会させてくれる使者・ツナグ。
ひとりの死者に対して会える人間はひとりだけ。
会いたいと願ってもすでに権利がないこともあるし、死者側で会わないと断ることもある。
どうしても死者と会いたいときってどういうときだろうか、自分ならどうするだろう、色々と考えてしまいました。
祖母から引き継いだ歩美が両親の件をちゃんと知れて良かった。
読了日:03月03日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/5320803
■クラシックを読む2 生きる喜び (祥伝社新書)
作曲された当時の楽器のことをピリオド楽器と呼ぶんですね。
現代ではバッハはピリオド楽器で演奏するのが正しいと言う意見が主流で、
「そんなものはタイムマシンに乗ってバッハの時代でやればいいのです」
百田さんらしいなあw
3巻に続く。
読了日:03月03日 著者:百田 尚樹
https://bookmeter.com/books/18900791
■ビゴーが描いた明治の女たち (100年前シリーズ)
「フランス人画家ビゴーが滞日中に描いたスケッチのなかから、女性をテーマにしたものを厳選、明治の女性の一生を大観できるよう構成」
明治15年、27歳で来日したビゴーは外国人居留地ではなく日本人の中で生活した。
17年間に渡るたくさんのスケッチから明治の女性たちの生活様式が浮かび上がってきます。
隅田川畔を散歩中に入水女性を発見して救助した経験があり、自殺は選択肢の少ない明治の女性たちの生き方のひとつ、っていうのがやるせない気分になりました。
読了日:03月02日 著者:清水 勲
https://bookmeter.com/books/858824
■中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍: 伝統の文様と作り方
カザフ刺繍の伝統的な文様と刺繍の方法。
天幕型住居の内部を覆う掛け布トゥス・キーズの美しさときたらもう。
生活スタイルが変化して若い世代が刺繍に興味を持たなくなり、このままでは文化が失われてしまうと危惧される。
そういうことはどこの国でもあるのだなあ。
読了日:03月02日 著者:廣田 千恵子,カブディル アイナグル
https://bookmeter.com/books/14022963
■世界で一番かわいそうな私たち 第一幕 (講談社タイガ)
戦後最大の未解決事件「瀬戸内バスジャック事件」に巻き込まれた三好詠葉は喋れなくなり、不登校になってしまう。
詠葉のもとにやってきた被害者で作家の舞原詩季、そして妻の杏に、八王子で開いているフリースクール「静鈴荘」に来ないかと誘われた。
行き倒れになりそうなところを杏に拾われた佐伯道成が主人公ってどうなんだろうと思っていたら最後の一行。
それなら佐伯道成が主人公かもしれないけど、詩季は知っているんだろうか。
読了日:03月01日 著者:綾崎 隼
https://bookmeter.com/books/13451101
■クラシックを読む1 愛・狂気・エロス (祥伝社新書)
作家・百田尚樹によるクラシック音楽エッセイ。
好きで聞いてる音楽なら、背景を知って理解を深めるのは苦にならないはず。
有名な曲ならなんとなく分かる程度なのですが、百田さんはコレ書くの楽しかったんだろうな。
名曲は誰が演奏しても名曲、CDで市販されている演奏家ならすべて超一流の演奏。
だから評価に振り回されずに聞いて欲しい、というのがなるほどと思う。
百田さんの奥様は若いころのクララ・ハスキル(ピアニスト)に似ているそうです。
2巻に続く。
読了日:03月01日 著者:百田 尚樹
https://bookmeter.com/books/18908363
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