やわらかい螺旋

徒然なるままに

2023-03

2023-04-01 07:04:36 | 
2023年3月の読書メーター
読んだ本の数:73冊
読んだページ数:15463ページ
ナイス数:654ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2023/3
■祝祭のハングマン
警視庁捜査一課の刑事、春原瑠衣の父親が働くヤマジ建設の社員が連続して不審死を遂げ、そして父親は工事現場で落ちてきた鉄骨によって死亡。
同じ捜一でも、犬養がいる麻生班、葛城がいる桐島班と比べられたら、班長の宍戸は立つ瀬がないけど仕方ない。
葛城が相変わらずの葛城でなんだかほっとした。
元警察官で私立探偵の鳥海と相棒の比米倉は、瑠衣がいなくてもやっていたかもしれない。
警察官の立場じゃなくて娘の立場を選んだ瑠衣は、今後、刑事として務まるんだろうか。

読了日:03月31日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/20402809

■聡乃学習
雑誌「papyrus」「小説幻冬」掲載エッセイに加筆修正したもの。
不要になったキャットタワーを運送する手段がなくて困っていた時に現れた女性たちがまるで救世主。
捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったものだ。
「人間の都合で離れ離れに」なったホイは虹の橋を渡って行ったのですね。橋の向こうでとびと再会していたらいいな。

読了日:03月31日 著者:小林 聡美
https://bookmeter.com/books/14699977

■ハラヘリ読書 (MF comic essay)
「古今東西の名作に登場する美味しそうな食べものを、食いしん坊の作者独自の目線で語るコミックエッセイ」
紹介されてる作品は既読のものが多かった。
内田百閒って私にとっては鉄道のひとなんだけれども、食いしん坊のひとでもありましたね。
巻末の、子供のころの話が良かった。
かさじぞうの「つけなかみかみ」に注目する小学二年生。渋い。

読了日:03月30日 著者:宮田 ナノ
https://bookmeter.com/books/20017863

■粘菌生活のススメ: 奇妙で美しい謎の生きものを求めて
粘菌はアメーバ動物の一種。
「動物でもなく、植物でもなく、菌類でもない、進化系の異端児(もしかしたら王道?)と言いたくなるような存在なんです」
きのこが生えてる、苔がある、とかは思うけれど、粘菌は最初から探すつもりがなかったからなあ。見ていたとしてもまったく印象に残ってない。
緑が多い所に行ったらちょっと気を付けてみようかな。

読了日:03月30日 著者:新井 文彦
https://bookmeter.com/books/10769190

■ディーン牧師の事件簿 (創元推理文庫)
引退牧師ディーン先生が不可能犯罪に挑む連作短編集。
解説にもあるけれど、古き良き、の雰囲気のある作品なので、現代のアメリカが舞台なのに何故か昔のイギリスの片田舎を想像してしまいました。
長年の付き合いがあるスティーヴ・ラグズデール牧師が毒殺された事件「聖餐式の予告殺人」の、キリスト教と他の宗教の違いを示しているところが興味深かったです。
他の宗教では人間の本質は基本的に善。
けれどキリスト教では、人間は善きものとはなりえないので努力しても天国に召されない。

読了日:03月29日 著者:ハル・ホワイト
https://bookmeter.com/books/1951880

■パパのトリセツ
『人気サイト「パパの悩み相談横丁」主宰、パパの気持ちを知りつくした著者が提案する、まったく新しい育児書の登場です』
ヨシタケシンスケさんの挿絵にだいぶ助けられて読みました。
男はいきなり父親にはなれないから、パパスイッチを入れないといけない。
こんなに色々とお膳立てしないとダメなんですね。
パパとママは違ってナンボ。
「ママとパパのやり方に幅があるから、それが子どもが育つ環境としての奥行になります」なるほど。

読了日:03月29日 著者:おおたとしまさ
https://bookmeter.com/books/5411187

■日本で会える珍動物大全 (エイムック 4366)
日本の動物園で会える珍動物たちを写真とともに紹介する。
どんな動物でも、元々住んでいる地域の気候とかけ離れていると、食べ物のこともあるし、飼育するのは大変そう。
カピバラっていまはそんなに珍しいと思わないけれど、それほど馴染んできているってことかもしれない。
動物園のオリジナルグッズがいろいろあって見ていて楽しかった。
野毛山には桜の時期にお花見を兼ねて出かけたりするのに、売店には寄ったことないから今度行ってみよう。てぬぐいが可愛い。

読了日:03月28日 著者:森由民
https://bookmeter.com/books/13711072

■DIYで作る可愛い収納家具 (私のカントリー別冊)
「見せると隠すを上手に分ける便利で可愛い収納家具、おもちゃも学用品もすっきり片付くキッズファニチャーなど、手作り収納家具の作り方を写真でていねいに解説する。木材をそろえるときに役立つ木取り図も掲載」
こういうものが作りたい、って明確な完成品が思い浮かんでいるなら、作り方の参考になりそう。
100円ショップ(掲載されてるのはダイソー)で木工に必要な工具がほとんど揃うとは、おそるべし。
上手に活用すればコストがぐっと抑えられる。
読了日:03月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/6807959

■ロイスと歌うパン種
不思議な一族マズグが受け継いできたサワードウのスターターが織り成す物語。
ロイスはベオから音楽のことを聞いていたし、その後もなんとかスターターと付き合ってきたけれど、ミトラはどうかなあ。
キング・アーサーを蹂躙した挙句の大量レンバス、なんだかマズグの先祖の話を彷彿とさせる展開。
念願かなってベルリンでレストランを開店したベオの元にはナンバーワン・イーター宛ての木箱が届く。
年取ったロイスが「この娘は行くべき」と言うまでロイス自身もベオへの想いに気が付いてなかったわけで、これはあれだ。
亀の甲より年の劫。
読了日:03月27日 著者:ロビン・スローン
https://bookmeter.com/books/13604160

■新型コロナの不安に答える (講談社現代新書)
2022年3月出版の本。
執筆時点で得られる最新の科学的エビデンスをもとに、新型コロナワクチンの疑問や不安に対して客観的に解説する。
自然感染によって獲得できる免疫の質は高くないうえに持続期間も短いため、次から次に変異株が登場する状況では集団免疫はいっこうに成立しない。
ワクチンの効果を否定するのであればしかるべき科学的なエビデンスを示す必要があるが、説得力を持つ根拠を提示できていない。
しかしワクチンは完全にゼロリスクではないので、接種しないのであれば感染予防に努めることを強く推奨する。

読了日:03月27日 著者:宮坂 昌之
https://bookmeter.com/books/19531095

■「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」 (講談社文庫)
ベトナム帰還兵によって語られる戦争。
読みやすい文章なので子供にも読んで欲しい。
いまでこそPTSDがどういうことなのかは知られるようになってきたけれども、大勢が苦しんでいたそのとき、家族からも見放されるなんてつらいことだ。
平和運動に尽力したアレン・ネルソンさんは、ジャングルで浴びた枯葉剤により、2009年3月26日、多発性骨髄腫で亡くなった。

読了日:03月26日 著者:アレン・ネルソン
https://bookmeter.com/books/454272

■タロットの秘密 (講談社現代新書)
歴史や図像の読み解き方など、タロットについて網羅した一冊。
元々タロットは貴族が使うゲーム用のカードだったが、1781年、エジプトブームに沸いているフランスで、クール・ド・ジェブランが「タロットはエジプト起源」と発表したことでタロット=オカルト説が広まった。
タロットカードって、絵札(大アルカナ)だけだと思ってました。
サルバトール・ダリとかアルブレヒト・デューラーとか、そんなタロット使うの勿体ないと思ってしまいそう。

読了日:03月26日 著者:鏡 リュウジ
https://bookmeter.com/books/11667142

■浅草かくりよ偽装家族 (双葉文庫)
高校卒業を機に、意地悪な叔母の家を出た小鳥七彩は、亡き祖父の縁を頼って浅草の古書店「カミナリ堂」にやってきた。
妖狐の店主・九重銀人から正月までの期間限定偽装結婚を提案され、小学生の蓮とともに3人で暮らし始める。
蓮が熱を出して寝込んだときに、電話をかけてきた担任の先生が七彩を蓮の姉と勘違いしていて、それを訂正したところが良かった。
偽装家族ではあるけれど、蓮を心配する気持ちに嘘はない。

読了日:03月25日 著者:四葉 夕卜
https://bookmeter.com/books/15415531

■シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略
森美術館のSNSマーケティング戦略の取り組み。
著者が刀鍛冶みたいなお名前と思ったら本当に同田貫の一族の方でした。
予算や人手がなくても、知恵と工夫次第で戦えるのがSNSのよいところ。
中の人が人気者になる必要はなく、コツコツ実績を積み上げて、将来的にユーザーに来館してもらう道を選んだ。
全部じゃなくても、撮影OKの展覧会ってすごい。

読了日:03月25日 著者:洞田貫 晋一朗
https://bookmeter.com/books/13768896

■鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックス)
最終巻。
誰かの命はまた誰かの命へと繋がっていく。
その繋がりの輪から外れたところにいる無惨はなんと哀れなのだろう。
鬼狩りの彼らの面影を宿した未来の子供たちに幸あれ。

読了日:03月24日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/16941355

■鬼滅の刃 22 (ジャンプコミックス)
人間返り、老化、分裂阻害、そして細胞破壊。
しのぶと珠代が命を懸けてつくった薬が無惨をじわじわと追い詰める。
生きていても死んでいても関係なく、なにもかもが無惨を倒すこと、皆ただそのためにやってきた。
禰豆子は今まで出会ったすべてのひとの記憶を抱えて、ひたすら炭治郎のもとへと走る。
23巻に続く。
読了日:03月24日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/16530812

■鬼滅の刃 21 (ジャンプコミックス)
鴉によって無一郎と玄弥の殉死が伝わり、必ず無惨を倒すと誓う炭治郎。
無惨は隊員たちを糧とし、珠代を握り潰し、力を取り戻す。
現場を指揮する産屋敷もつらいけど、動揺している暇なんかない。
炭治郎と義勇はついに無惨と遭遇。
愈史郎が視覚を乗っ取った鳴女の頭を破壊した無惨、城が崩壊して市街地に落ちる。
夜明けまであと1時間半。
22巻に続く。
読了日:03月24日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/15992744

■鬼滅の刃 20 : ジャンプコミックス
アオイ直伝の尻叩きで伊之助を叱るカナヲに村田大喜び。義勇のおじいちゃんカラスとか、こういう一コマすごく良い。
黒死牟の弟は炭治郎の耳飾りの男、継国縁壱。
鬼になることでしがらみから解放されるはずだったのに、鬼になったことで縁壱との違いを思い知らされる。
無一郎・不死川兄弟・悲鳴嶋の4人は黒死牟を撃破。残る上弦の鬼は伊黒と蜜璃が戦っている鳴女のみ。
21巻に続く。

読了日:03月23日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/15526245

■鬼滅の刃 19 (ジャンプコミックス)
鬼に食われることが前提の作戦を立て自分の体に藤の花の毒を仕込んでいたしのぶのおかげで、カナヲと伊之助は童磨の頸を斬り落として勝利。
しのぶの「とっととくたばれ糞野郎」の笑顔が素敵すぎて泣ける。
伊黒と蜜璃は鳴女、無一郎・不死川兄弟・悲鳴嶋の4人が上弦の壱・黒死牟との戦闘に突入。
黒死牟は始まりの呼吸の剣士であり、無一郎は黒死牟の子孫。
死とはそれ即ち宿命、と言っているのに、自分自身は鬼になって死を否定しているのがなんだか滑稽。
20巻に続く。
読了日:03月23日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/15038304

■鬼滅の刃 18 (ジャンプコミックス)
猗窩座は自分で自分を攻撃し、無惨の呪縛を振り払い、守りたかった者たちの魂と再会。
お前がどんなふうになっても見捨てたりしないと言ってくれるひとたちは強い。
無惨はその強さを見誤っている。
カナヲと童磨の戦闘に乱入してきた伊之助は、童磨が母親を殺した鬼だと知る。
猪をかぶってない伊之助を見慣れないのでなんかヘンな感じ。
19巻に続く。
読了日:03月23日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/14695637

■鬼滅の刃 17 (ジャンプコミックス)
駆けつけたカナヲの目の前で童磨に吸収されたしのぶ。
産屋敷の新当主・8歳の輝利哉は、愈史郎の目を借りた鴉を使役、しのぶの殉死を伝達する。
その愈史郎は隊服を着て紛れ込み、兄弟子だった鬼と戦った善逸の治療に当たる。
珠世は無惨に取り込まれる寸前で「お願い誰か早く来て」ほんとに誰か早く来て!
炭治郎と義勇は猗窩座と遭遇、炭治郎は父の「透き通る世界」を思い出す。
18巻に続く。

読了日:03月23日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/14356632

■鬼滅の刃 16 (ジャンプコミックス)
無惨に対して自らを囮にした耀哉は妻子もろとも屋敷を爆破。
集結した鬼殺隊は無限城に引きずり込まれて、無惨との最終決戦に挑む。
自分の命はともかく妻子も巻き込んだその覚悟を隊員たちは強く受け止めたはず。
胡蝶しのぶは姉の仇、上弦の弍・童磨と遭遇。
どんな犠牲を払っても勝つ。
姉との約束に奮い立つしのぶ。
17巻に続く。
読了日:03月22日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/13922904

■鬼滅の刃 15 (ジャンプコミックス)
久しぶりに登場の善逸と伊之助。
茶柱二本で大喜びの善逸の顔がもう!
鬼でありながら太陽を克服した禰豆子。
完全な不死身になるために青い彼岸花を探していた無惨は、太陽に焼かれる半天狗を通してそのことを知る。
炭治郎が鋼鐵塚から受け取った漆黒の刀には煉獄さんの日輪刀の鍔。
柱が直接稽古をつけてくれることになり、蜜璃と仲良しの炭治郎が許せん伊黒、不死川の兄弟げんか、なんか色々すごい。
16巻に続く。
読了日:03月22日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/13586276

■鬼滅の刃 14 (ジャンプコミックス)
玉壺に襲われながらも刀を仕上げんとする鋼鐵塚の集中力のすさまじさ。
過去を思い出した無一郎には炭治郎のような痣が浮かび上がる。
小鉄少年を守った煉獄さんの日輪刀の鍔はまるで煉獄さん本人みたい。
蜜璃は炭治郎たちと合流、半天狗の恨みの鬼と対峙。
大勢の人間をくらってきた半天狗が善良で弱者な鬼なんてありえない。
15巻に続く。
読了日:03月22日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/13321823

■鬼滅の刃 13 (ジャンプコミックス)
小鉄少年を救った昆布頭の霞柱・時透無一郎は、玉壺の血鬼術、水獄鉢に捕らわれてしまう。
恋柱・甘露寺蜜璃に助けられた里長の「若くて可愛い娘に抱きしめられて何だかんだで幸せ…」やだもう鉄珍さまったら。
半天狗の本体を見つけた不死川玄弥はまるで鬼みたいな姿。
禰豆子の血のチカラで赤くなった刀で半天狗の頸を斬り付ける炭治郎。
おまけページで、炭治郎の文通相手がどんどん増えててなんか良いなあ。
14巻に続く。

読了日:03月22日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/13173758

■鬼滅の刃 12 (ジャンプコミックス)
妓夫太郎と堕姫が血を貰った上弦の陸は今は上弦の弐。しかも人間社会ではなにかの宗教の教祖さまらしい。
まだ刀が届かないので、刀鍛冶の里まで様子を見に行くことにした炭治郎。案内役のひとたちがほっこりするのが分かる。
戦闘用絡繰人形の件で完全復活した小鉄少年がなんだか頼もしいぞ。
場所を知られぬようにしていたはずの里に、上弦の鬼・半天狗と玉壺が襲撃。
13巻に続く。
読了日:03月21日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/12983143

■鬼滅の刃 11 (ジャンプコミックス)
宇髄は左手と左目を失ったが上弦の陸の鬼を倒した。
よくやったと喜ぶ耀哉は病で満身創痍。
「我が一族唯一の汚点」の意味は。
妓夫太郎と堕姫の兄妹は最後にケンカで終わらずに良かった。
無惨の無限城に呼ばれた猗窩座は、上弦が鬼狩りに殺られたと察する。
12巻に続く。
読了日:03月21日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/12832585

■鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)
無惨の細胞の記憶が炭治郎の向こうにもうひとりの耳飾りの男をだぶらせる。
禰豆子はとうに限界を超えた炭治郎のピンチを救うが、激しい怒りから我を忘れてしまう。
母の子守歌は偉大だなあ。
宇髄に頸を斬られた堕姫の背中から出てきた兄の妓夫太郎。
ふたりを倒すには同時に首を斬るしかない。
番外編の伊之助の話が面白かった。じいちゃんの餌付け大成功。
11巻に続く。
読了日:03月21日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/12648854

■鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックス)
遊郭に潜入している宇髄の嫁からの定期連絡が途絶えたため、女装して潜入する3人。
善逸のツッコミが大渋滞で笑える。めざせ吉原一の花魁。(なれません。)
花魁・蕨姫が鬼と見破った善逸は行方不明。
上弦の陸の鬼「堕姫」と戦う炭治郎は水の呼吸からヒノカミ神楽に切り替える。
伊之助は地下で善逸を発見、宇髄のふたりの嫁とともに蚯蚓帯と戦闘中のところに宇髄が合流。
こっからはド派手に行くぜ、10巻に続く。
読了日:03月21日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/12435565

■鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックス)
魘夢を倒した矢先、上弦の鬼・猗窩座が急襲、煉獄さんと一騎打ち。
「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか」
炭治郎たちはそれを身を以て知ったのだ。
煉獄父は炭治郎の耳飾りを見て、始まりの呼吸、日の呼吸の使い手だと言うが、書物が修復されたら何か分かるかな。
宇髄天元が連れて行こうとした女の子たちに代わって任務に同行する3人。
行き先は鬼の棲む遊郭。
9巻に続く。
読了日:03月20日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/12264551

■鬼滅の刃 7 (ジャンプコミックス)
無限列車で炎柱・煉獄杏寿郎と合流した3人だったが、下弦の鬼・魘夢の罠にかかり夢に閉じ込められる。
列車と一体化している魘夢の頚の骨を見つけて破壊しようとする炭治郎と伊之助。
炭治郎は夢の中で家族に再会、夢と分かっていても幸せで、現実に戻るのがつらいな。
けれどその夢は結核の青年を救い出した。
精神の核を探してる男の子に襲い掛かる善逸の理由がナイス。さすが善逸。
8巻に続く。
読了日:03月20日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/12074927

■鬼滅の刃 6 (ジャンプコミックス)
禰豆子が人間を襲わない鬼だと証明され、しのぶの屋敷に預けられた3人は、治療のあと機能回復訓練に参加。
箱の中の禰豆子に話しかけてる善逸が普通の女の子を相手にしてるみたいな態度で良いな。
炭治郎の刀は打ち直し。
包丁を持って追い回す鋼鐵塚さん(37歳)の面倒くささは健在。
せっかくの刀を伊之助にボロボロにされた鉄穴森さんご愁傷様。
そして無惨は下弦の鬼を粛清、ただひとりが残った。
7巻に続く。
読了日:03月20日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/11699062

■鬼滅の刃 5 (ジャンプコミックス)
危機一髪の3人を救ったのは鬼殺隊の柱、冨岡義勇と胡蝶しのぶ。
伊之助が見た走馬灯にちょっと泣ける。
炭治郎は走馬灯の父親の言葉からヒノカミ神楽を思い出す。
神楽と耳飾りの継承は誰との約束だったのか。
巻末おまけページとか、手書きの文字にわざわざルビがあるのがえらい。
6巻に続く。
読了日:03月20日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/11514517

■鬼滅の刃 4 (ジャンプコミックス)
あばらが折れた3人は鬼狩りの協力者、藤の家紋の家でしばしの休息。
善逸は箱の中身が鬼と知ってて守っていたなんて本当にいいやつ。
緊急指令により3人は那田蜘蛛山へと向かう。
怖くて尻込みする善逸を置いて先に山に入った炭治郎と嘴平伊之助は先行していた鬼殺隊員を見つけ、禰豆子を追う格好になった善逸は毒で蜘蛛にされかける。
5巻に続く。
読了日:03月19日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/11223617

■鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス)
矢琶羽・朱紗丸を撃退した炭治郎は次の任務に向かい、我妻善逸と獣の男と出会う。
禰豆子が、珠世と愈史郎を家族に重ねて見てるところに泣ける。
倒した鬼の成仏を願う炭治郎の優しさは「罪を憎んで人を憎まず」の態度。
善逸の(汚い高音)につい笑ってしまった。でも禰豆子の箱を守った善逸はただの弱虫ではない。
4巻に続く。
読了日:03月19日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/11160666

■鬼滅の刃 2 (ジャンプコミックス)
最終選別で生き残った炭治郎は、禰豆子を背負い黒い日輪刀を携えて、鬼殺隊として任務に向かう。
鱗滝さんの「よく生きて戻った!!!」のセリフは、送り出した全員の分まで気持ちが乗ってる。
炭治郎は浅草で鬼舞辻無惨と遭遇するが逃げられ、珠世と愈史郎の家が急襲される。
ジャンプまんがと思えないほどのテンポの良さ。しつこくないけどそこが良い。
3巻に続く。
読了日:03月19日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/11077280

■鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)
アニメも見たことないのだけれど、夫の大人買いが発覚したので読んでみた。
炭治郎が町まで炭を売りに出かけているあいだ、人食い鬼が家族を惨殺、唯一生き残った禰豆子は鬼へと変貌した。
何が起きているのかいちいち説明があるので行動の意味が把握しやすい。
鬼を蹴飛ばす禰豆子の足がむっちり太くて良い。日頃から働いている人間の足だ。
鬼殺隊の最終選別に挑む炭治郎は錆兎と真菰を殺した鬼と対峙する。
2巻に続く。
読了日:03月19日 著者:吾峠 呼世晴
https://bookmeter.com/books/10977030

■コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
PCR検査云々が良く分かってなかったので、かみ砕いてくれた天馬のセリフがありがたい。
PCR陽性者をコロナ感染者と定義するから「偽陰性」なんていない。
「偽陰性」は検体の採取法や操作上や運用法のエラーの可能性を示唆。
うーん、「黙示録」で2回もPCRをパスした速水は「検査をすり抜けた偽陰性の感染者」と言われそうだけれど、こういうのはどういうことなんだろう。
クラスター認定された東城大にわざわざ電話してパンクさせてるひとたちが、時風新聞の記事を読んでくれるといいんだけれど。

読了日:03月18日 著者:海堂 尊
https://bookmeter.com/books/19860516

■男の背中、女のお尻 (中公文庫)
1970年代に収録された対談から13篇を抜粋。
この当時は40代か50代くらいのおふたり。
だいぶ昔のことではあるけれど、夫婦喧嘩で本当にモノを投げつけたりするようなことってあったんですね。
大袈裟に言ってるだけなんだと思ってた。
ゲストの野坂昭如の態度が妙に嬉しそう。
読了日:03月18日 著者:佐藤 愛子,田辺 聖子
https://bookmeter.com/books/12756113

■コロナ黙示録 2020災厄の襲来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
正直、前半がひどすぎて読み切れないかもしれないと思ってました。
北海道の速水将軍とシンコロ田口先生のあたりでようやくなんとかなった。
藤原さんの退職がすごくショック、田口先生は藤原さんがいなくても大丈夫なのかが気掛かりです。
「狂騒録」に続く。
読了日:03月17日 著者:海堂 尊
https://bookmeter.com/books/19860515

■ほっこりおうちごはん 「どうぞ飯あがれ」 (小学館文庫)
雑誌「ESSE」で連載していたエッセイ。巻末にはレシピ掲載。
酸っぱいものがまるでダメ、家族が偏食気味だと料理を作るのは大変ですね。
独立した娘さんと息子さんがお弁当のありがたさに気付いたかなあ。
圧力鍋がラクなのは分かってるんですが、私も爆発しそうと思ってしまうのでなかなか手が出ません。
けれど「爆発事故が起きたらメーカーは倒産」は納得なので、いつかは使いたいなあ。いつかは。

読了日:03月17日 著者:柴門 ふみ
https://bookmeter.com/books/9567171

■「どっちでもいい」をやめてみる
自分の「好き」を大事にして豊かに暮らす。
台所用品は家族の人数や年齢によって見直しが必要、っていうのは頷けます。
多機能な家電は私も使いこなす自信がないなあ。
SNSをやる・やらないは、ひとと場合に寄るのでしょう。
読書メーターもSNSだしね。
読了日:03月16日 著者:引田 かおり
https://bookmeter.com/books/17761901

■JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方
野菜をもっと気軽にたくさん食べよう。
普段食べてる野菜がかなり偏っているので、もうちょっと色んな種類を食べようかなと読んでみました。
あれこれ手を加えないレシピが多い。結局は野菜ってそういう食べ方が一番いいんだろうな。
レタスなんてほぼ食べないから買っても持て余しそうだなあと思ってたけど、焼きレタスなら食べきれそう。

読了日:03月16日 著者:
https://bookmeter.com/books/18741267

■誰でもない彼の秘密
15歳のエミリー・ディキンソンの家の庭の池で溺死した若い男性は、先日エミリーと偶然出会ったミスター・ノーバディだった。
彼は誰なのか、何があったのか、エミリーは調べ始める。
妹ヴィニーに「これは私の謎ときなのに」と思うところはミスター・ノーバディへの気持ちが滲み出てるなあ。
この少女時代のエミリーは、のちに隠遁生活を送る現実のエミリー像とは重ならないのだけれど、却ってそのギャップが面白かったです。

読了日:03月15日 著者:マイケラ・マッコール
https://bookmeter.com/books/9547173

■いわしバターを自分で (文春文庫 ひ 20-13)
「コロナが変えてしまった世の中でも、人の信頼、味を守る工夫をみつめ、考えながら進む人は強い。食べる現場はここにある!」
牛乳で蘇を作ったり、自分で出来ることをしながら、休業要請で苦境に立たされる飲食店へのエールが感じ取れる。
宇野千代の極道すきやき、作って食べたけどウーンというのを誰かが書いてた気がするけど誰だったかな、思い出せない。

読了日:03月15日 著者:平松 洋子
https://bookmeter.com/books/19293948

■桜詩情
イギリス出身の写真家が桜に魅せられ撮り続けた日本の桜。
最初は、霧の中の桜って風情あるなと思ってたんですが、見ているうちに実は紗が掛かり過ぎてるだけなんだなと分かってきて不思議な気分です。
水面に落ちた桜の花びらが筋になり、うねっているみたいな長野県上田城址の写真がダイナミック。

読了日:03月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/231190

■銅像歴史散歩 (ちくま新書)
人に歴史ありと言うけれど、人間を模った銅像にも歴史がありますね。
人間じゃないけど渋谷のハチ公とか、鉄腕アトムとか、銅像も色々あって幅広いなあ。
井伊直弼と美空ひばりの銅像なんてわりと近所にあるのに注目したことなかったかも。
佐賀県・神埼駅の卑弥呼像はなかなか強気な造形だ。

読了日:03月14日 著者:墨 威宏
https://bookmeter.com/books/10535404

■まいごなぼくらの旅ごはん (メディアワークス文庫)
亡き父が遺した食堂「風来軒」の存続を決意した颯太は、常連客のひよりと一緒に、新たなメニューを求めて旅をする。
旅先で出会った食べ物をちゃんと自分たちのものにしていることは、ちらっと出てくる未来のふたりの様子から窺い知れるのでなんだか頼もしく思えました。
わんこそば118杯なんて、ひよりの食べっぷりは豪快で素晴らしいな。

読了日:03月13日 著者:マサト真希
https://bookmeter.com/books/10068417

■私日記〈6〉食べても食べても減らない菜っ葉 (私日記 6)
2007年5月7日~2009年4月30日。
3年くらいたつのに骨折した足首がなかなか良くなりませんね。
李登輝氏は、大東亜戦争で亡くなった兄が靖国神社に祀られていると知り来日したときに参拝した。
「我々はクリスチャンの家族なのだし、そのような信仰を越えて、国のために亡くなった人を靖国に訪ねるという気持ちはごく自然だから」他の宗教の礼儀に従うのは愛の表現。
北京オリンピックへのコメントが痛快。
「一党独裁、独裁者政治の国家に限って、マス・ゲームがうまくなる。マス・ゲームのうまさは思想弾圧指数と思っていい」

読了日:03月13日 著者:曽野 綾子
https://bookmeter.com/books/384258

■体をおいしくととのえる! 食べる漢方
身近な食材を挙げながら、症状ごとの対策・養生を解説。
おなかをくだしやすい人はゆでたじゃがいもで胃腸の働きをアップ。
貧血の立ちくらみには素焼きアーモンドで血を作る。
あまり黒糖は好きじゃないんだけど、一年中冷たい手足なので黒糖しょうが豆乳を試してみるかな。
口内炎はいちごを食べて余分な熱を取る。
いちごって一年中あるわけじゃないから、代替案はキウイフルーツ。

読了日:03月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/14031223

■ゆるっと始める キャンプ読本
「知識ゼロから楽しむ! キャンプのすべてがわかるコミックエッセイ」
準備からメンテナンスまで、知りたいことは網羅してると思いました。
持ち物チェックシート付きなのが親切。
最近のキャンプ流行で増えたソロキャン女子を狙った痴漢やら泥棒やらもいると聞くので、楽しみながらも防犯は忘れないこと。


読了日:03月12日 著者:こいしゆうか
https://bookmeter.com/books/19546168

■寂しい生活
東日本大震災をきっかけに「個人的脱原発計画」に挑戦、家電を次々と手放して、シンプル過ぎるほどのシンプルな生活。
街全体が我が家という考え方は、江戸時代に長屋に住んでいた庶民たちと同じ暮らしを体現してる。
ご両親の話がすごく切ない。
何かを手に入れることで様々な問題を解決してきたので、問題が起きるほどモノが増えていく。
生活をラクにするはずの道具に苦しめられて「私は帰省するたびに、母はモノに殺されてしまうんじゃないかと気が気ではなくなってきました」。

読了日:03月11日 著者:稲垣 えみ子
https://bookmeter.com/books/11868413

■ゼライスのキセキ 〜未来に引き継ぐ117年の軌跡と東日本大震災からの復興の奇跡
ゼラチンメーカー・ゼライス社の歴史と、ゼラチンのことが分かる本。
ゼライスが宮城県の会社とは知りませんでした。
震災からの復旧作業、風評被害、完全復活と言えるようになるにはまだ時間がかかりそう。でも目標を掲げられるのは良いことかもしれません。
医療用とか工業用のゼラチンはなんとなく知っていましたが、お雛様の顔にゼラチンが使われているとは意外でした。

読了日:03月11日 著者:稲井謙一,『ゼライスのキセキ』製作委員会
https://bookmeter.com/books/18655577

■全国 山の美術館と博物館
"山"をテーマにした美術館と博物館。
思っていたより数がありました。
兵庫県・手塚治虫記念館が掲載されているのが意外でしたが、山と渓谷社から「手塚治虫の山」というアンソロジー作品が出版されるほど山を好んで題材に選んでいたのだそうです。
長野県・日本スキー博物館は世界的にも珍しいスキー専門の博物館。
建物が教会みたいで素敵。
読了日:03月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/18336281

■人気店の味をおうちで!週末が楽しくなる再現ごはん
外食気分を味わえる再現ごはん50レシピ。
手羽先は名古屋のあの二大巨頭の再現なのですね、どっちも大量に作って食べ尽くしたいです。
バスクチーズケーキって食べた事ないんですが、カラメルソースを塗ってるのか。

読了日:03月10日 著者:かっちゃん
https://bookmeter.com/books/15200854

■聖・八犬伝〈巻之三〉対牛楼の仇討 (電撃文庫)
犬塚信乃、犬飼現八、犬田小文吾、犬川荘助の四犬士は、大塚村の地元民を苦しめる陣代と手下を成敗したあと、1年後の再会を約束してそれぞれの道へ。
行方不明だった浜路は記憶を失い、背後には玉梓の姿。八匹の犬を退治せよと道灌を唆す浜路は操られているのだろうか。
7人目の犬士・犬坂毛野に騙されて仇討ちに手を貸した小文吾は、太田道灌の味方をする犬士がいると知っても人はそれぞれだと関係に執着してない様子。
毛野は竜造寺をもうひとりの敵だと狙っているので、現八と衝突するかも。

読了日:03月09日 著者:鳥海 永行
https://bookmeter.com/books/1591440

■エッセイ脳―800字から始まる文章読本
エッセイを書くための指南書。
エッセイの基本要件は「自分の書きたいこと」を「他者が読みたくなるように」書く。
読後感が「あ、そう」で終わらないようにするために、「ある、ある、へえーっ、そうなんだ」を目指す。
こんなに色々と考えられている構成だったとは知らずに岸本さんのエッセイを読んでいましたが、そういうテクニックを感じさせないような自然さ、ということなのでしょう。

読了日:03月09日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/399701

■母がしんどい (角川文庫)
嘘偽りなく母がしんどい、しんどすぎる。
毒親からの支配で自分自身が分からなくなるような恐怖を想像すると震えます。
習い事も進路も勝手に決めて、それを「あなたのため」なんて言うのは絶対に「あなたのため」であるはずがない。
精神科の先生の「親に会わなければいいだけ」のビシッとした言葉がものすごく頼もしい。
自分の100%の味方は自分自身。
読了日:03月08日 著者:田房永子
https://bookmeter.com/books/15327858

■武士の時代(平安時代末期・鎌倉・室町・安土桃山・江戸時代) (教科書に出てくる遺跡と文化財を訪ねる 3)
「教科書に掲載された主な遺跡と文化財を大きな写真で紹介し、それらの特徴やできた背景をくわしく解説します」
平安時代末期から江戸時代まで、武士の時代の文化財など。
伊能忠敬の日本地図や杉田玄白の解体新書など、今の時代へと直接つながるようなことの下地になってる事柄が多いです。

読了日:03月08日 著者:
https://bookmeter.com/books/13621019

■骨の城 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
イギリスでの環境会議に参加するジュリーに同行したギデオンは、博物館に持ち込まれた骨を鑑定し、ノコギリでバラバラにされたものだと突き止めた。
そして灰色熊に食い殺された夫婦に冷淡な態度を取った運動家エドガーの骨がアラスカの熊の巣穴から見つかった。
イギリスでは野生の熊は絶滅しているので(別の本で読んだ気がする)熊がいる自然を目指すのは正しいのかもしれないけれど、人間を襲うとなったら非難轟々になるのも無理はない。
クラッパー巡査部長とロブ巡査が仕事が出来る地元警察コンビで安心した。

読了日:03月07日 著者:アーロン エルキンズ
https://bookmeter.com/books/473595

■新装版 ペーパームービー
19歳の内田也哉子が語る、自分のこと、両親のこと、夫のこと。
文章を書くのが本職じゃないひとのエッセイは読みにくいことが多々ありますが、若さを感じさせつつも魅力的な文章でした。
そういえばすっかり忘れていたけれど、19歳のときにはもう人妻だったのでした。
なんというか、良くある言い方をすれば、運命の巡り合わせってこういうことなのかなあ。
父親がロックスターと同じ名前を付けた猫が死んで、父に報告したら、パパラルディ本人が死んだと勘違いしてお墓参りに行った内田裕也がいかにも内田裕也っぽくていいなあ。

読了日:03月07日 著者:内田 也哉子
https://bookmeter.com/books/18759485

■大島弓子選集 (第12巻)  夏の夜の獏
これまたすげぇな(語彙力)としか言いようのない作品が目白押し。
見た目が精神年齢を反映した「夏の夜の獏」家族が崩壊する前に住んでいた家に「見られた」途端に、20歳の見た目から実年齢の8歳の子供に戻って泣くところでじんわりする。
「つるばらつるばら」整形までして過ごした「たよ子」としての人生に悔いはありませんか。整形してまで「たよ子」を待っていた人生に悔いはありませんか。二人が出会ってやっとめでたし。


読了日:03月06日 著者:大島 弓子
https://bookmeter.com/books/504853

■簡単!接着剤や金具を使って作る 縫わずに素敵なグルーバッグ
接着剤や金具などで作るグルーバッグ。実物大型紙1枚つき。
縫わない代わりに接着剤や布用両面テープで貼って作る。
生地の素材によって、貼れる接着剤の種類が異なるので、必ず使用する記事の素材を確認して接着剤を用意すること。
接着剤だけで大丈夫なのかと思ってましたが、ファスナーなど使用時に負荷がかかるところにも使えるような強力な接着剤があるんですね。
それにしても使ってる生地が素敵だ。
読了日:03月06日 著者:濱中 和子
https://bookmeter.com/books/18522624

■火村英生に捧げる犯罪
表題作含む短篇4本、そして携帯サイトに掲載された掌篇4本の計8本。
語り手が火村の「鸚鵡返し」はゴールドベルク変奏曲が出てきた時点でオチが分かってしまいますが、正義の女神の粋な計らい。
「あるいは四風荘殺人事件」森博嗣かよとツッコミ入れたのは内緒です。花織はどうするつもりなのか。
「火村英生に捧げる犯罪」茅野警部と森下刑事の会話はアリスに聞かせられないなあ。

読了日:03月05日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/562666

■東京藝大・クローン文化財 笑顔のつぎ木
『戦争などの事情により流出・劣化・消失した世界中の文化財を復元する「クローン文化財」の全貌を紹介』
ゴッホ「芦屋のひまわり」みたいに戦争で焼失してしまった作品を現代によみがえらせる技術は本当に素晴らしいと思う。
これ極端に言えば、触っても大丈夫ってことですよね。
表紙の国宝・法隆寺釈迦三尊像のクローン文化財の螺髪のところ触ってみたい。

読了日:03月05日 著者:I K I
https://bookmeter.com/books/20126517

■東欧のかわいい陶器: ポーリッシュポタリーと、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、チェコに受け継がれる伝統と模様
これを普段使いする勇気はないけど、どれも可愛かった。
ポーランドのリンゴの形をしている小物入れみたいなリンゴポットはシナモンアップルを作って入れる食器。
専用の食器があるということは、シナモンアップルは良く食べられているということなんだろうな。
ハンガリーの伝統的なモチーフは鳥と花。
お皿に描かれたフェニックスはなんだか日本の鳳凰みたい。

読了日:03月04日 著者:
https://bookmeter.com/books/7950183

■きらきら鉱物菓子の作り方
琥珀糖という寒天菓子をベースにした鉱物菓子の作り方と、アレンジスイーツを紹介。
琥珀糖そのものは作るのは簡単で、粉寒天8g・水300g・グラニュー糖520g、それにリキュールなどで風味をプラスする。
シャンパンを使うダイヤモンドがすごくそれらしくてキレイなんだけど、ダイヤモンドカットが自信ないなあ。でも本当にキレイ。


読了日:03月04日 著者:ハラペコラボ
https://bookmeter.com/books/17983685

■鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(6)Blood Party! (電撃文庫)
なんとなく前の巻が最後っぽかったけれど、これが最終巻。
短いながらも本編ラストがちゃんとラストの話だったので安心しました。
ジョナサンの後日譚は月村ヒロムの前日譚ってことなのかな。
吸血鬼のセルフパロはなんとなく蛇足だったかも、でもこれはこれで面白かった。

読了日:03月03日 著者:壁井 ユカコ
https://bookmeter.com/books/572505

■ギョーザのような月がでた (文春文庫 し 9-14)
食べて呑んで、旅の合間に原稿を書いて、原稿を書きながら旅をする。
会社を辞めてから魅力的な人々と出会って交流が続く一方で、初対面の人と話すのは苦痛。
でも、旅先で泊まる旅館とか食堂とかでは話してるはずなので、長い付き合い前提での初対面が苦痛、ってことかな。
椎名さんの母親が死んでいくリアルな夢を見た後、本当に亡くなった話が印象的。

読了日:03月03日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/465259

■写真絵本 国境なき医師団〈5〉すべての人に医療を
医療を必要としている人々に医療を届ける。
MSFは日本でも活動していて、2004年から、野宿者の多い大阪府で定期的に医療活動を行っている。
阪神淡路大震災では無料診療所をつくり、移動診療を行い、心のケアのため専門のカウンセラーが仮設住宅を訪問したりした。

読了日:03月02日 著者:梅津 ちお
https://bookmeter.com/books/2282155

■脳が活性化する魔法のイラスト集―トリック・アイズ ブレイン
楽しみながら脳を活性化させる不思議な錯視デザイン作品。
動いてないって分かってるんだけど、ぐるぐる回ったりチカチカ光ってる。
つい夢中になって見ちゃう。

読了日:03月02日 著者:北岡 明佳
https://bookmeter.com/books/251925

■ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1)
ガサツな女探偵エルザと元OLで探偵助手の美伽、高校の元同級生27歳コンビが事件を解決。
テンポの良い文章で平塚のローカル感を楽しめました。
平塚署の手柄泥棒・宮前刑事が若干の揶揄をこめて名探偵と呼んでいるとしても、エルザは実際に超有能。
けれど助手がいないと探偵事務所としては厳しいから、美伽のフォローは助かっているはず。
マンションの老婦人の件での美伽の猛獣っぷりが意外と好き。

読了日:03月01日 著者:東川篤哉
https://bookmeter.com/books/7095127

■(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
「読んだふりしたくなる、だけど実はよくわからない小説の楽しく読む方法を、注目の若手書評家の著者が解説」
ミステリでもネタバレを気にしないタチなので、あらすじを先に読むこともあります。そのほうがラクに読めることありますよね。
翻訳小説は翻訳によって読み味が違うので「海外古典小説初心者は、まずは光文社古典新訳文庫を手に取ってみてほしい!」
まずは読んでみないと始まらないので、読みやすさで選ぶのは良いと思いました。

読了日:03月01日 著者:三宅 香帆
https://bookmeter.com/books/16470190


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