2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:66冊
読んだページ数:13940ページ
ナイス数:838ナイス
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■アルファベット荘事件 (白泉社My文庫)
もし劇団ポルカで殺人事件が起きずディと知り合っていなかったら、この結末は変わっていただろうか?名前も家族も親戚も友達も恋人も感情も、何も持たないディ。不可能犯罪がもし世の中から消えてしまったら存在できなくなるかもしれないと危ぶまれてしまうディ。それともディのことはおまけに過ぎなかったのか?アルファベットのオブジェだらけの館、創生の箱。舞台は整い役者は揃った。さあ幕開けだ。
読了日:5月31日 著者:北山 猛邦
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■かんたん! かわいい! だいすき ぷるふわスイーツ (e-MOOK)
うちのと同じかき氷器だwぷるふわスイーツだけでなく、ラスクみたいなざっくりしたレシピも掲載。ブルーベリーフローズンヨーグルトが簡単そう。バットがないからジップロックにいれて凍らせる予定。
読了日:5月31日 著者:山崎 しづか
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■101個目のレモン (文春文庫)
どんなものを大事にしていてどう思っているのか。書かれた文章を読んでいくうちに、自分だったらどう思うかなと振り返ったりしていました。短歌は虚構の世界だけれど、エッセイはやっぱり本当のことを書かないと誤解が生まれたりするものですね;
読了日:5月31日 著者:俵 万智
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■女の分かれ目 (中公文庫)
ひとりで暮らしていると、どんなことも自分でやらなくちゃいけないから大変だけど、そこが面白いものですよね。私は家庭用の血圧測定器だと測定不能のエラーになるほどの低血圧だけど、目覚まし時計が鳴る前にいつも起きられるので、朝から電子音が神経に障ってたまらないというのは本当に気の毒;
読了日:5月31日 著者:岸本 葉子
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■おしゃれ生活
おしゃれと「感じよく見せる」を両立するって結構大変だと思う。自分に似合うかたちのものが流行ど真ん中とも限らない。それでも、自分自身の体型とよーく相談して服を選んで買うのは楽しい。
読了日:5月30日 著者:大橋 歩
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■ふぐママ (講談社文庫)
振り回すだけ振り回して一緒に居る人をゲンナリさせるひともいるけれど、ふぐママのこのパワーは前向きでひたむきで、自分も他人も幸せにするわよっ、ってオーラに満ちてるような気がしました。ああでも、べろべろ舐められちゃった赤ちゃんはちょっとだけ気の毒。どうか車の事故には気をつけて欲しいです。
読了日:5月29日 著者:室井 滋
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■チーズのケーキ—いろいろなチーズを使った、かんたんでおいしいチーズケーキレシピ32
チーズケーキだけじゃなく、チーズを使ったお菓子のレシピ色々。チーズケーキにメレンゲをのせて焼き上げる「ニューヨークの香りがするチーズケーキ」すごく食べてみたい。日持ちはしなさそうだけれど、あんなに山のようにメレンゲをのっけるなんて、見た目もダイナミックだし味も変化があって楽しそう。
読了日:5月29日 著者:石橋 かおり
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■球形の季節 (新潮文庫)
静かに沈みこんでいたものを皆に意識させるようにして飛ぶ飛ばないの「道」を選ばせる、っていうのは傲慢なことなのかもしれない。けれどもそれが必要なひともいて、人間の感情の複雑さを思い知らされます。みのりはこれから、積む石の数だけ人への思いと対峙していくことになるけれど、それは不幸でも幸福でもなく、自分自身の「道」の確認をする作業。そして願いでもあるのだ。
読了日:5月29日 著者:恩田 陸
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■どんたく (中公文庫)
「宵待草」は知ってて歌えるけど、竹久夢二の詩がまだ他にもあるとは知りませんでした。解説・赤瀬川原平氏の「多少意味のニュアンスを犠牲にしてでも、七五のリズムで言葉を刻むことに自分を縛りつけていくぞという」のところで、なるほどそうかもとも思うし、七五調にしているからこそ思い切った表現も出来るんだとも思う。「猿と蟹」のお兄ちゃんの心情が可愛い。
読了日:5月28日 著者:竹久 夢二
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■9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)
私はタイプ5「知識を得て観察する人」でした。タイプ6と迷いましたが「ひとりの時間が一番満ち足りる」が決め手になりました。自分の本質を探るための第一歩は、自分の行動と本心のギャップを意識すること、つまり自分の内面への問いかけなのだ。
読了日:5月28日 著者:鈴木 秀子
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■大橋歩コレクション4 ゆかたでうきうき (大橋歩コレクション (4))
ゆかたは夏のほんのいっときしか着られないけれど、最強の夏の装いだと思います。今は色んな色柄があってカラフル、昔からある紺白のゆかたもすっきりして素敵。ゆかたのデザインって楽しそうと単純に思うけれど、売れる売れないが関係してくると、自由にデザインできるわけじゃないから大変。
読了日:5月27日 著者:大橋 歩
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■毎日食べたい みんなのプリン (タツミムック)
うちのオーブンレンジは湯せん焼きが出来ないので「鍋ごとプリン」は無理だけど、「炊飯器プリン」なら出来そうです。これで思いっきりプリンが食べられますw新玉ねぎと新キャベツを使った「キャベ玉プリン」なんて変わったものもあって、どれを作ろうか毎日悩むのもまた楽しそう。
読了日:5月26日 著者:大越 郷子
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■ゆきの山荘の惨劇―猫探偵正太郎登場 (角川文庫)
真冬の山荘に閉じ込められた理由が雪じゃなくて土砂崩れ、だけど確かに「ゆきの」山荘だwショックを受けてる桜川ひとみの膝に乗った正太郎を、撫で回してるときのひとみの気持ちが分かるし、撫で回されてる正太郎の言い分にも泣けてきます。トマシーナのあの賢さと乙女心は本当に切ない。それもこれも愛のせいだよね。
読了日:5月25日 著者:柴田 よしき
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■りんごの涙 (文春文庫)
煮詰める過程を人に見せず短歌という結晶にして披露するのとはまた違い、エッセイは思考の過程をトレース出来るので、ひととなりが見えて興味がわきます。台所で蕗のすじをとったり、子供の頃に卵を割るのが苦手だったという「生活のにおい」を感じながら歌を見るとまた違った感想になるかもしれない。
読了日:5月25日 著者:俵 万智
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■フレッシュ&サワードリンク―素材別・症状別体にいいドリンクレシピ
それほど頻繁に使わないだろうからと敬遠しているミキサーですが、こういうのを見ると欲しくなってしまうなんてゲンキンだなあwミキサーで攪拌するものだけじゃなく、市販のジュースを利用して、りんごジュースにりんごを摩り下ろしてシナモンを振るレシピとか、果実酒やサワーを使ったドリンクの造り方も掲載。
読了日:5月24日 著者:小山 律子
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■ぼんやり生きてはもったいない (中公文庫 き 30-6)
ぼんやりしてたらきっと見過ごしてそのままになっちゃうような身近な出来事をまとめたエッセイ。「ストレスをためずに過ごすには、ものごとをプラスに受け止めるのがだいじと言われる。でも、自分を内面からコントロールするのは、なかなかたいへん。外面を修正する方が、簡単だ」うん、そういうものかもしれない。化粧や洋服をいつもとは違うテイストにするのもテだよなあ。
読了日:5月24日 著者:岸本 葉子
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■幕末時そば伝 (実業之日本社文庫)
落語を下敷きにして繰り広げられるどたばたっぷりが面白い。粗忽長屋の面々は粗忽ぶりを遺憾なく発揮しているだけなのに、歴史のターニングポイントがそれに振り回されているなんて。熊さんはこのまま長屋にいたほうがきっと気楽で幸せだろうなあ。信玄と謙信はきっとこのとき大河ドラマで「風林火山」を放映していたころだったのかな、思わずにやり。
読了日:5月24日 著者:鯨 統一郎
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■福田里香の水玉お菓子 (セレクトBOOKS)
例えば、シリアルと果物にヨーグルトをかけたところにただ蜂蜜を落とすだけなのに、蜂蜜を意図的に水玉にするだけで途端に可愛らしく。お菓子って味も大事だけれど、見た目の可愛さも重要だなあ。キャンディバッグの作り方がよく飲み込めないので、作っているところを覗き込みたい気分。
読了日:5月23日 著者:福田 里香
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■神無き月十番目の夜 (小学館文庫)
小生瀬一揆という史実を基に書かれた一冊。一村亡所という結果が先に提示され、それじゃどうして、の部分が徐々に明かされる。もう後戻りは出来ない、というラインを越えるときは実にあっけないものだし、そうなったらただ転がり落ちるしかない恐ろしさ。神聖な地「カノハタ」での虐殺は神をも駆逐した。この地に神はもう無い。
読了日:5月23日 著者:飯嶋 和一
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■香りのレシピ (レッスンシリーズ)
家の中がほのかに香る、って状態が好きなので、アロマキャンドルやお香を焚いたりします。純石けんを削って精油を加える石けんなら簡単に出来ていいなあ。オールカラーなので眺めているだけでも楽しいです。
読了日:5月22日 著者:山口 美帆
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■ふりかけ101―いちばん身近でおいしい粗食
市販のふりかけの味があまり好きじゃなくて、ほとんど食べないんですが、自分で作るなら材料も味も思いのまま、これなら食べられそう。そばやうどんも材料になるなんて意外だなあ。
読了日:5月22日 著者:幕内 秀夫
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■家ができました (角川文庫)
こういう家がいい、っていうこだわりや具体的なプランがあればあるほど、作る側も形にしやすいものだろうし、住む側にしても満足の度合いが高いんだろうなあ。壁に小石やさんごのカケラを埋め込んだりして工夫できる楽しさ。
読了日:5月22日 著者:銀色 夏生
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■琥珀―永遠のタイムカプセル
虫が嫌いな人は要注意。偽物の見分け方、琥珀に閉じ込められた虫の検索表が載っていたりして、詳しく知りたいひとにはいいかもしれない。虫だけじゃなくてトカゲまで閉じ込めるとは琥珀おそるべし。虫入りのブローチやペンダントを「歴史のロマン」と見るか「悪趣味」と捉えるかは、人によって違ってくるかも。
読了日:5月22日 著者:アンドリュー ロス
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■梅酒を知る、飲む、愉しむ―梅酒完全ガイド 収録本数全153銘柄
自宅で漬ける果実酒では梅酒が最強と思っているので、市販のものは滅多に買いませんが、自宅じゃ作れないような味わいを期待できるので、飲んでみたいなあ。全国の梅酒バーも掲載。
読了日:5月22日 著者:
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■ナキウサギ 神々の庭に遊ぶ―丹治茂雄・千葉圭介写真集
花や葉っぱをくるくる回して食べる姿の愛らしいこと。「澄んだ空気のなかで暮らす彼らは、下界の汚れた空気のもとでは、肺にカビが生えて死んでしまうという。なんと神聖な生き物だろう」
読了日:5月22日 著者:丹治 茂雄,千葉 圭介
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■とっさの方言 (ポプラ文庫)
64人の作家による方言エッセイ。標準語だと思っていたら方言だった、というのが存外に多い。神奈川県民の自分としては「じゃん」「だべ」あたりは方言だと分かっていましたが「机の上をかたす」も方言だったと知らなかったので、「存外に多い」の仲間入り。「おはよー・ありがとー」より「いじいてらすごたんなー・もっけだのー」のほうが味がある。
読了日:5月22日 著者:小路幸也,大崎善生
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■裏窓の目撃者 (海外SFミステリー傑作選)
子供向けなので文字が大きく総ルビで読みやすい。ヒッチコック映画の主人公は大人だけれど、原作では少年。事故で怪我して車椅子での退屈な日々を送るハルは、リズに協力してもらい、向かいの建物に住むレアルドが妻を殺した証拠を探し出そうとする。ハルが動けない分、リズの機転を利かせた行動力が頼もしい。
読了日:5月21日 著者:W. アイリッシュ
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■“何度も試作してようやくたどりついた”ほんとうに作りやすい焼き菓子レシピ―超人気お菓子サイトたかこ@caramel milk teaさんの (生活シリーズ)
焼き菓子なので、多少アバウトになっても大丈夫。キャラメルの焦がし具合とか、使っている材料の「どうしてこれを選んだのか」って基準にこだわりが見えて面白いです。ヘーゼルナッツのパウダー使ったティークッキーがおいしそう。
読了日:5月20日 著者:稲田 多佳子
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■時をきざむ潮 (講談社文庫 ふ 10-1)
捜索願いが出ている学生の行方、海中に沈んでいた車から発見された双子の死体。同じ地域で関連があるはずだとにらんでいる高館刑事の捜査を阻むのは排他的な白蟹村の住人たちのよそよそしい態度。物語の舞台が三陸海岸、読んでいる最中からいやな予感しかしなくて、最後のほうでは、いいから早くそこから逃げろと怒鳴りたい気持ちでいっぱいでした。
読了日:5月20日 著者:藤本 泉
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■ブック・ジャングル
攻撃側がものすごく遠いところに居るわけじゃなく、やる気になれば探して見つけ出すことも出来る距離なのに、物理的にも心理的にもそれを封じ込められていて息苦しい。犯人は比較的早い段階で目星がついて、そういうことで人を殺す決意をするなんてと思ったけれど、協力した二人のほうがもっと感じが悪い。「ワルキューレの騎行」か、良い趣味だ。
読了日:5月19日 著者:石持 浅海
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■三国志外伝 (光文社時代小説文庫)
映画やゲーム、色んな媒体で三国志は見かけるから知名度はあるけれど、登場人物が多くて、このひと誰だっけ?と混乱することが多かったんです。主役クラスの華やかさに目がいきがちですが、支えてきたのは多数の脇役。歴史の本ではなく小説である、と断りがあるけれど、外伝として語られる脇役たちがいきいきしています。
読了日:5月18日 著者:三好 徹
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■お誕生会のお菓子12か月
市販のお菓子を利用して気軽に作ってみたり、ナパージュをうつような本格的なレシピもある。見た目が可愛いとやっぱり子供は嬉しいだろうなあ。小分けしやすいお菓子はバザーだけじゃなくていろんな場面で活躍するから、覚えておいて損は無い。チーズ味のパウンドケーキにポピーシード入れるのっておいしそう。
読了日:5月18日 著者:合田 和代
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■藤野真紀子のシンプルお菓子教室―まず、ハカリのいらないレシピから (まあるい食卓シリーズ)
はかりの要らないレシピも分量が併記されているので、最初に作ってみるときには分量どおりにして、どのくらい使うのか目で確認したいひとにはうってつけ。ピーナッツキャラメルが材料も少ないし意外と簡単。ピーナッツじゃなくて他のナッツでも出来るかなあ。
読了日:5月18日 著者:藤野 真紀子
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■レディに捧げる殺人物語 (創元推理文庫 124-2)
アントニイ・バークリーの別名だったとは解説を読むまで知りませんでした。ジョニーの甲斐性の無さには腹が立つし、リナの踏ん切りのなさにも呆れるけれど、なぜかこの二人は出会うべくして出会ったし、これが運命なんだと思えて仕方ありません。ジョニーはもう破滅の道を歩くしかなくて、リナはそれを見届けずにすむのが幸いなのかも。でも、見届けたかったのかな、リナは。
読了日:5月17日 著者:フランシス・アイルズ
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■穀物ごはん―おいしいはからだにいい (いいものみつけた)
普段のごはんは、発芽玄米と白米をあわせたところにブレンドしてある雑穀米を入れて炊いています。ブレンドしてあるものを使っているので、どれがひえなのかアマランサスなのかとか、意識したことがありませんでした。一粒ずつ見るとそれぞれが個性的。冷凍しておいて電子レンジでチンするより、クッキングシートで包んで少量の水を張った鍋で蒸すほうがおいしいというので、ご飯を冷凍したらやってみたいなあ。
読了日:5月17日 著者:たなか れいこ
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■私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)
ラストで全てが覆る。「恋煩い」そこまでして手に入れたい恋なのか。「妖精の学校」海から地面まで3メートル。一晩で、円形で白い地面の島を作り上げた妖精たちの行方。大人たち全員が島の外から来た人間。図書館の本の書き込み。ひょっとして、島の地面の材料に人骨が含まれていますか…?「嘘つき紳士」5万円って金額がリアル。「終の童話」自分だったら杖と小瓶のどちらを選んでも後悔しそう。「私たちが星座を盗んだ理由」これからもずっと、あの夏は続いていくのだろうか。
読了日:5月16日 著者:北山 猛邦
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■かんたん・おいしい漢方スープレシピ―身近な食材でつくるレシピ43選
ゆっくり、効き目が穏やかなイメージの漢方。でも漢方ベースのスープなんて味も材料も不安だけどなあ、と手にとって見たら、ほぼ手に入りやすい食材ばかり。材料が揃っていたので「ヨーグルトと桃のスープ」を作ってみたら、優しい味でおいしかった。セルフチェックで「証」を調べてみたら、自分は「虚証」で気と血と水が乱れている複合タイプでした。
読了日:5月15日 著者:薬日本堂
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■オヤジの細道 (講談社文庫)
オヤジってこういうものかも!と思わされつつも、シゲマツさんの茶目っ気のある軽妙な語り口に引き込まれ、うふふと笑いながら読みました。「ヤザワ記念日」にうきうきし、ビリーズブートキャンプに秒殺され、娘の制服のスカート丈を心配する。嗚呼ニッポンのオヤジ。
読了日:5月15日 著者:重松 清
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■世界のカレー料理
カレーと読書がストレス解消に効果があるということで、図書館で借りてみました。植民地政策をとっていたイギリスを仲介して、カレーを食べている地域は意外と多い。各国の土地柄で使うスパイスも違っていて、味を想像するのもまた楽しい。スリランカの魚カレーかけビーフン麺「キリホジ」の材料が凄い。ストリングホッパーは日本じゃ手に入りにくいのでビーフンで代用。だけど、カレーリーフがなければパンダンリーフで代用、となっているけど、パンダンリーフも気軽に買える材料じゃないんじゃないかなあ?;
読了日:5月14日 著者:酒井 美代子
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■犬の足あと猫のひげ (中公文庫)
フォトエッセイ。怖いところにあえて突撃してカメラを構えるひともいるけれど、怖いからそっと離れようかなっていう普通の感覚に安心できます。足の踏み場も無い家に住むT氏の剥製騒動にぎょっとしました。同じ方向を向いて水辺を歩くあひると(鵞鳥かも)あとがきの、柱の向こうからそっとこちらを見ている猫の写真が好き。
読了日:5月13日 著者:武田 花
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■金田一耕助ファイル 2 本陣殺人事件 (角川文庫)
金田一耕助がなかなか登場してこないのに物足りない気がしないのは、おどろおどろしいまでに、徹底的に事件のあらましを読者に伝える筆力があるから。物語に入り込んでどういうことか考える余地を楽しめます。「本陣殺人事件」密室殺人のトリックよりも、なぜ二人が死んだのかっていう理由が陰惨。「車井戸はなぜ軋る」兄の慎吉と手紙をやり取りしている鶴代の真剣さ、そして可憐さ。金田一耕助はただの脇役。「黒猫亭事件」これは騙されました、「顔の無い死体」に囚われすぎました。
読了日:5月12日 著者:横溝 正史
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■どうもいたしません (幻冬舎文庫)
沢木耕太郎氏の解説にもあるけれど、落としどころがきっちりしていて、本業が女優ということを忘れそうな楽しいエッセイ。出来の悪い犬と甥に嘆きつつもとことん付き合い面倒を見ていて、とほほの中の愛情が垣間見えるようです。そうかダンフミさんは雨女なのか。
読了日:5月12日 著者:檀 ふみ
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■かづきれいこのリハビリメイク化粧学
若く見せることも化粧の効果のひとつだけれど、傷跡を隠して悩みから解放されるっていうのは本当に大事。自分にも目立つアザがあるのですごく良く分かります。化粧の力を借りるのは、暗い気持ちになってうじうじするよりずっといい。
読了日:5月12日 著者:かづき れいこ
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■吾輩は看板猫である
ふらりと立ち寄ったお店に猫が居ると立派に店番してるんだねえなんて思ってしまうんですが、そういうお店を集めた一冊。どの猫も本当に愛らしくて、つい微笑んでしまいます。店主のみなさんの表情もまた和やか。
読了日:5月12日 著者:梅津 有希子
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■世界の祝祭日とお菓子
世界各国の祝祭日に出されるお菓子の数々。千歳あめみたいに、自分で作るには飴の温度管理が難しそう、って思うものもあるけれど、それぞれのお菓子で祝祭日を祝う気持ちは世界中どこも同じなんだなあ。それにしても、レシピの文字が小さいのが気になる。
読了日:5月11日 著者:
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■子どもとの暮らしと会話 (角川文庫)
聞き分けのいいサクが居たとしても、自分がカーカの親だったら耐えられない気がする。やっぱり生まれるべくして生まれるっていうのはあるんだろうなあ。ジュースを飲むかどうか聞いたら2人はいらないと答えたっていうところを読んで、そういえば自分も子供の頃、惰性で飲食するのが苦痛だったので、友達の家でおやつを出されて困った覚えがあるなあ。大人のいまなら、そうする気持ちは理解できるけれど。
読了日:5月10日 著者:銀色 夏生
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■男前猫
いやあ本当に男前でしたw見ただけでオスメスどっちか分かるっていうのが羨ましい。意識せずともオスかメスかで写真の撮り方が変わるのは、被写体が人間でもきっと同じな気がします。
読了日:5月10日 著者:新美 敬子
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■「若さ」の説明書―メイク以上×整形未満
陰影で印象を変えるメイクとかマッサージ、テープを使って物理的に整える。メイクにも流行はあるけれどそれに左右されず、あくまでも自然に見える美しさに主眼をおいている。マッサージなんて結構簡単に出来るので、慣れてしまえば日々の習慣にしてしまえるから、それほど手間もかからなそう。
読了日:5月9日 著者:かづき れいこ
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■シクラメンと、見えない密室 (光文社文庫)
短編を彩る草花たちの雰囲気とリンクしつつ、魔女っぽいというのが不思議な魅力を言い表すキーワード。「クリスマス・ローズの返礼」の美奈は正義でもあるし悪でもある。美奈と奈子の母娘はいったい何者なのか。プロローグとエピローグに登場した斎木碧が過ごした時間と場所を覚えているのは勿忘草だけ。
読了日:5月8日 著者:柄刀 一
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■ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
現実なのか芝居の一環なのか、事件なのかそうじゃないのか、登場人物たちにも読者にも分からないまま進んでいって、タイムリミットがきたらどうなるんだろうと最後まで気が抜けないままでした。本当に雪に閉ざされていたわけじゃないけど、心理的には完全に閉じ込められていた。四日間の出来事の真相には唸るしかない。誰もが嘘をつきかねない状況だったせいで、最後のハンカチがとても人間臭い。
読了日:5月7日 著者:東野 圭吾
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■小説以外 (新潮文庫)
タイトルはこれしかないと決めていた、とまえがきにある通り、小説以外の文章(=エッセイ)をまとめた本。本に関するエッセイが多く、自著に限らず紹介されているどの本にも愛情を感じるし、それなら読んでみたいなと思わされました。「ファンタジーの正体」の「ファンタジーというのは、戦争の話である」でハッとしました。
読了日:5月7日 著者:恩田 陸
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■いくつになっても おしゃれ盛り
おしゃれは生活そのもの。暮らし方と着ているものがリンクすることは多々あるよなあ、うん。「NGは暑そう寒そう」には納得。
読了日:5月7日 著者:本田 葉子
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■村上つけもの工房―電子レンジであっというまにできあがり
糠床を駄目にしてしまったことがあるので、電子レンジで糠漬けが作れて、しかも漬ける糠は使い捨てでいいとなると、糠床の管理がとてもラクだろうなあ。これなら気軽に作れるし、気が向いたときに好きなだけすぐに作れる。他の漬物も手順は少ないから、あっというまに出来ちゃう。
読了日:5月6日 著者:村上 祥子
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■着物は楽しい
呉服店の敷居は高いし、洋服のように気軽に洗えず、なにより決まりごとが多くてそれだけで辟易してしまうけれど、それでも着物が好きなひとたちは居て、着物の生活を楽しんでいるんだよね。静まり返ったコンサートホールで、呼吸をするたびにキューキュー鳴るほどの上等な絹の帯の音って聞いてみたいな。
読了日:5月6日 著者:大橋 歩
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■今日もごちそうさまでした
食べられなかったものが食べられるようになると、大袈裟に言えば、ただの食材が食べ物として認識され、食事の醍醐味を実感できる瞬間が増え喜びに繋がる。食べることは自分を発見することだったりもするんだなあ。同じ年代なので、馴染みのあるものないものが似通っていて共感しやすかったです。鶏が魚のカテゴリーっていうのに笑いましたwでも感覚としては分かる気がします。
読了日:5月5日 著者:角田 光代
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■辞世の歌 (コレクション日本歌人選)
死にゆく者がはっきりとした死を自覚した際に、歌に託す思いとはいったいどれほどのものなんだろう。自分の人生を振り返りつつも死んでいく「今」という瞬間を切り取る覚悟。「この世をばどりゃお暇と線香の煙とともにはい左様なら」十返舎一九「雪の上に春の木の花散り匂ふすがしさにあらむわが死顔は」前田夕暮
読了日:5月5日 著者:松村 雄二
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■グリコのおもちゃ箱
今の時代はたくさんおもちゃが溢れていて、複雑でリアルなものばかりだけれど、グリコのおまけの「おもちゃ感」は、子供より大人が夢中になりそうな造形。どれを見てもポップで可愛らしい。木で作った原型が素敵。
読了日:5月4日 著者:加藤 裕三
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■ななつのこ (創元推理文庫)
「スイカジュースの涙」みたいに犠牲の上に成り立つ幸せ、っていう話もあるけれど、全体的にほのぼのとしたミステリ。駒子と瀬尾さんが出会った「バス・ストップで」も好きですが、「白いタンポポ」が印象に残ります。なんのフィルターも通さず真雪ちゃんのことを受け止めた駒子が頼もしく思えました。
読了日:5月4日 著者:加納 朋子
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■月刊 たくさんのふしぎ 2008年 12月号 [雑誌]
「一枚の布をぐるぐるぐる」というタイトルそのまま。何の変哲も無いただの布が衣服になり、それが民族としての特徴を形作っていく。まわしとか手ぬぐいとか、こうやって見ると日本も一枚布の文化の中の一つなんだなあ。
読了日:5月3日 著者:
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■ゴムはんこワールド ハンドメイドスタンプで作る小さな紙雑貨
自作したゴムはんこを使ってこんなものに応用できます、という作品集として見ても楽しい。ほんの少し工夫するだけで気が利いたデザインになるし、自分で作ったものなら愛着もひとしお。
読了日:5月2日 著者:羽鳥 房江
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■おしゃれでかわいい 消しゴムはんこ&いろいろスタンプ!
消しゴムはんこの基本の解説と、野菜や日用品を使ったスタンプの提案。消しゴムはんことひとくちに言っても素材が色々あって、その比較があるので分かりやすい。
読了日:5月2日 著者:戸田 幸子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28363898
■夏みかん酢つぱしいまさら純潔など
「娼婦俳人」と人は呼び、句集の出版記念会を最後に失踪し生死が分からないなんて、エキセントリックなイメージだったんですが、自分の身の置き所を探しているようなところもあったんだろうか。「夫ならぬひとによりそふ青嵐」「時差出勤ホームの上の朝の月」「静謐に日墜つ理性と感情と」
読了日:5月2日 著者:鈴木 しづ子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28363728
■レベッカ
マンダレーに君臨していた美しい女主人の影に脅かされていたのは過去のことなのに、そのマンダレーはもうないのに、禍々しい記憶とともにあるのはある種の思慕。マキシムの苦悩、ダンヴァース夫人の狂気、ファヴェルの下劣な態度。結婚した当時のあの表情はなくしたかもしれないけれど、ミセス・デ・ウィンターとしてこれからはマキシムと手を取り合う生活をしていくのだ。マンダレーを思いながら。
読了日:5月2日 著者:ダフネ デュ・モーリア
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■ソクラテスの口説き方
煙に巻いたような巻かれてないようなエッセイ。解説の実弟・土屋幹雄氏の困り具合が面白い。にやにやしながら読んでいると、たまに「老人優位の文化」みたいに考えさせられるものもあって油断ならない。江戸時代は御隠居たちが文化の牽引をしてたんだよね。
読了日:5月1日 著者:土屋 賢二
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■おしゃれなフルーツカクテルの事典―フルーツを使ったきれいでヘルシーなカクテルを
それほどお酒を飲めるわけじゃないのが悔しくなるくらい、どれもこれも飲んでみたくなります。加工しにくい柿をリキュールにしたドーバー酒造の和酒シリーズ「柿」がおいしそう。
読了日:5月1日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28335831
■伊東家の食卓 裏ワザCooking〈vol.2〉
ちょっと手間のかかる「工作クッキー」あたりになると、出来るだけ簡単にそれらしい料理を作る裏ワザというのとは少し違うのかもしれないけれど、料理の過程を楽しめて尚且つおいしいっていうのは魅力的。フラワー点心は見た目も綺麗だし作ってみたいなあ。
読了日:5月1日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28335667