2012年7月の読書メーター
読んだ本の数:65冊
読んだページ数:16910ページ
ナイス数:512ナイス
■腹痛・便秘がつらいときの本 (みんなの女性外来)
腹痛は深刻な病気が隠れていることがあるから、3~6ヶ月前と今の状態を比べてみて進行していたら病院へ、と前置きしてから、症状を和らげる方法を色々と紹介しています。漢方薬も市販のものがあるけれど、自分の証を見極めるのは難しいので、詳しい薬剤師さんがいるところで相談したい。
読了日:07月31日 著者:対馬 ルリ子
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■仲神家の一族‾悪魔来る‾ (ビーボーイコミックス)
誰かさんの冗談を真に受けて、職務質問されたり椎茸を買い占めてみたり、家族のトキオ好きっぷりが本気すぎて笑いました。一見、表紙が中身と関係無いような感じですが、極楽鳥太のHPが少ないのはあってるのかも。
読了日:07月31日 著者:ホームラン・拳
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■兄弟限定! (2) ―brother×brother (あすかコミックスCL-DX)
母親の仁岡桜子から母親としての愛情が欲しかっただけなのに、こんなことがあったんじゃ要さんもトラウマになるよね;雅東も雅東なりに覚悟を決めていて、遺言の重さを噛み締めているんだろうなあ。
読了日:07月30日 著者:如月 弘鷹
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■雑学のすすめ (講談社文庫)
ジャンルに拘らず物事を関連付けながら話を展開していくので、良くある雑学本のように、一ページごとに一つの話題というふうにはなっていません。地球に出現した生物の88%が絶滅しているというのが驚き。サイバラ画伯の絵が本文とあってるんだかないんだかの微妙な感じが好きです。勘で描いた源氏物語と超普通風体に笑いました。
読了日:07月30日 著者:清水 義範,西原 理恵子
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■生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)
サイバラの人生相談。正しくないけど役に立つっていうのは本当だなあと思いながら読みました。人それぞれ色んな悩みがあるけれど、それに対しての回答がブレてないのは、サイバラがどうやって乗り越えてきたかの結果をまず自分に叩き込んでいて、中身がブレてないからなんだろうなあ。ネジだと思えば腹も立たない。
読了日:07月30日 著者:西原 理恵子
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■仲神家の一族 (新装版) (ビーボーイコミックス)
くくりとしてはBLなんだろうけど、どっちかっていうとコメディ色が強くて面白かったです。お弁当を作るたびに味見は大事だと思い出して笑いそうに。トキオの家族はみんな一癖あるけど、おじいさまが最強すぎる!w亜樹良のりかずは実姉なのかあ。
読了日:07月29日 著者:ホームラン・拳
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■兄弟限定! (1) (あすかコミックスCL-DX)
父親の遺言で会ったこともない兄弟たちと暮らすはめになった総一郎。三人兄弟それぞれの事情が複雑そう。それにしても尾木監督ってくえないやつだなあ。映画に要さんをひっぱりこもうとしたりと、少し波乱がありそうな。要さんのご飯なら餌付けされてもいいなと思ってしまいました。
読了日:07月29日 著者:如月 弘鷹
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■QED 出雲神伝説 (講談社ノベルス)
前作はほのめかす程度、今回はきっぱりとなくなった奈々の年齢の表記。もうそういうお年頃なんだねえ。そのせいなのか奈々にしては大胆で、タタルさんと腕を組んで歩いてるのが微笑ましい。そしてラスボスのように登場してきた五十嵐母。タタルさんは18年前の思い出に繋がっていくのに何故そんなにうかない様子なんだろう。奈良に出雲という地名があるのを知らなかったので、出雲はあの出雲でしかないという思い込みが覆されました。
読了日:07月29日 著者:高田 崇史
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■武士の掟
武士が作った都市の掟は道路に関するものが多い。小川の上に家を建てちゃったり溝の流れを変えて家を増築しちゃったりと、道路沿いに住んでいる人たちは道路を食い尽くして住むスペースを広げていて、どうやって道を確保するのか頭を悩ませていた証拠。辻捕り(辻で女性をさらうこと)の禁止令が出るほど頻繁に人攫いがあったのは驚き。
読了日:07月28日 著者:高橋 慎一朗
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■レイクサイド (文春文庫)
最初から最後まで俊介の気持ちに無理なく寄り添いながら読めました。皆に言いくるめられて決意したときと、何があったのか分かってから決意したときとでは、やっぱり腹のくくり方が違う。これで親子の絆が出来たというのは少し皮肉だけど、ある意味ハッピーエンドなのかも。
読了日:07月27日 著者:東野 圭吾
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■にわか大根 猿若町捕物帳
お駒が自分のこともあって、千蔭に気を回したりするなんて良いところもあるなあ。家出したおしげも、最終的には自分で自分の道を選んだから納得できたと思う。梅が枝から起請文を受け取るはめになった千蔭は大丈夫なのかな。八十吉みたいに結婚して良かったと思う日はくるんだろうか。
読了日:07月26日 著者:近藤 史恵
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■夫婦二人三脚で更年期越え (講談社プラスアルファ新書)
こんなに簡単に自分の感情がホルモンに支配されてしまうなんて。そういうものだと知らないと、自分も周りもただつらくなりそう。異変に気付いて医者に行こうと自分も言えるようになりたいし、言って貰えたらいいな。症状緩和の手段はいろいろあって、自分に合うものを選ぶためにも、恥ずかしがらずにお医者さんに説明できるようになりたい。
読了日:07月25日 著者:赤星 たみこ
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■学園キノ Special
図書館で見かけて、学園キノは読んだけどこれは知らないと思ったら付録だったんですね。キノの食べっぷりはやっぱり凄いし、シズさまどうしてそうなったw全力でふざけてます細かいところでパロってますっていうところが好きなシリーズです。
読了日:07月25日 著者:時雨沢 恵一
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■御書物同心日記 虫姫 (講談社文庫)
髪を仕込んだ京屋の気持ちに胸が詰まります。気がついたのが丈太郎で良かった。私は本だと言う角一郎とさるすべりをくすぐる角一郎が同じ人には思えなくて、人間って複雑だなあと思いました。「今更こんなことを申すのもお笑い草だが、古書の世界は広いねえ。色男に化ける術を記した本があるなんて」「そんなもの簡単ですよ、本を開くまでもない。金と力のない男は、たちまち色男になれますよ」
読了日:07月24日 著者:出久根 達郎
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■怨霊になった天皇
崇徳天皇の他にも怨霊になった天皇がこれだけいるなんて。政治的敗北を与えた側が、一般庶民にもそれと分かるほど鎮魂に力を入れる矛盾があっても、そうせざるを得ないほどの恐怖が次々と襲ってくれば、なりふり構っていられないだろうなあ。今上天皇が、男系でみると孝明天皇の玄孫、女系でみると朝彦親王の曾孫というのがすごい。
読了日:07月24日 著者:竹田 恒泰
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■ほおずき地獄―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)
親の千次郎は柔らかく息子の千蔭は堅物っていう設定が、まさかここにきてこういう形で生きてくるとは。千蔭の苦笑いが目に浮かぶよう。吉原の幽霊騒ぎの裏に何があるのか分かってくると、段々と腹が立ってきました。お玉も含めて、吉原っていう場所に翻弄されたひとたちの心の傷が癒えますように。
読了日:07月23日 著者:近藤 史恵
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■ひとめあなたに… (創元SF文庫)
科学者が乗り出して云々じゃないところがリアル。日常が突然崩されてしまったひとたちの行動は一直線にならざるを得ないから、色々と考えさせられつつ読みました。あの距離を乗り越えても、自分のために郎に会うと決めて歩き始めた圭子が無事に着きますようにと祈る気持ちでいっぱいでした。圭子が途中で会うひとたちの中にある、いつもは沈んでいた気持ちが外に出てきたときに、他の人たちはもうそれを受け入れられない状況っていうのがとても怖い。
読了日:07月23日 著者:新井 素子
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■舞子の詩 (4) (講談社漫画文庫)
姿郎さんが見守る中、こうやって二人でずっと踊っていくんだろうなあ。元になっている「エレナの赤い花」も読めて良かったです。
読了日:07月23日 著者:上原 きみ子
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■左ききのトリセツ
左利きのひとは事故にあいやすいと何かで聞いたような気がしたので、図書館で借りてみました。後半は、動物にも利き手があるのかとか、左利きのひとの逸話とかの紹介で、トリセツってタイトルからは外れそう。利き手診断テストで、いくつか左利きのパターンに当てはまったので、完全な右利きじゃないかもしれないなあ。この中で紹介されている椋鳩十の「片足の母雀」に感動しました。
読了日:07月22日 著者:實吉達郎
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■舞子の詩 (3) (講談社漫画文庫)
今なら、日本人の舞子がそんなに簡単にアメリカ代表になるわけないじゃないかと思うけれど、子供のころは、舞子がんばれと応援してたんです。新聞って謝罪文の掲載は本当に小さい扱いだよなあ。
読了日:07月21日 著者:上原 きみ子
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■恋閻魔―唐傘小風の幽霊事件帖 (幻冬舎時代小説文庫)
次から次へと居候が増えて、信吉はたまったものじゃないだろうけど、賑やかでいいじゃないかと思ってしまいます。猫骸骨がどうしても字を書けるようになりたい理由が分かってじんときました。傘の修理がちゃんと伏線になるとは、最後まで楽しめました。
読了日:07月20日 著者:高橋 由太
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■舞子の詩 (2) (講談社漫画文庫)
週刊誌と月刊誌の同時進行、かたやバレエかたやフランス革命と、どちらもフリフリな華やかな衣装で、本当に大変だっただろうなあ。だけど亮くんの兄弟がマリーベル一族風味で少し嬉しいかも。グローリアの役のためとはいえ芝居を打つ亮くんって良い奴だなあ。
読了日:07月19日 著者:上原 きみ子
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■出雲大社の暗号
「伊勢」を読んだ流れでこちらも。出雲は日本の神話に深く関わっているのは知っていたけれど、大国主は土着の神だと思っていたので、巻末の神統譜で天孫と同じくイザナギ・イザナミに辿りつくと分かって目から鱗。資料と呼ばれるようなものは勝者が書いているので、日本書紀編纂に藤原不比等が携わっていたなら、蘇我入鹿が悪人にされるのは仕方が無いことなのかも。
読了日:07月18日 著者:関 裕二
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■伊勢神宮の暗号
巻末に神統譜と皇統譜があるとはいえ、ある程度、日本神話の知識が無いと読むのがつらいかもしれません。皇祖神であるにもかかわらず、崇神天皇・垂仁天皇の時代に宮中から遠ざけられ、なぜ天照大神は都から遠く離れた伊勢で祀られるようになったのか。伝統的にそういう立場のひとは女性に決まっていると思っていたけれど、天照が女神なら、神に仕える斎王が女性なのは確かに不思議。
読了日:07月18日 著者:関 裕二
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■舞子の詩 (1) (講談社漫画文庫)
中学二年生の舞子の波乱のバレエ人生の幕開け。バレエまんがだけれど、舞子の青春物語って感じです。血液の役割の説明でこんなに胸が熱くなるまんがってないかもしれない。
読了日:07月18日 著者:上原 きみ子
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■超雑学 読んだら話したくなる 江戸・東京の歴史と地理
旗本八万騎って言葉は知っていても、それじゃその人たちはどこに住んでいるのかと聞かれると、江戸のどこかだろうとは思うけど詳しくは分かりませんでした。でも、こうやって地図とあわせて「守りが悪い江戸城の西側に集住している」と書かれていると納得しやすいです。今は見る影もありませんが、本当に江戸って水の都で、運河が経済を支えていたんですねえ。
読了日:07月17日 著者:安藤 優一郎
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■続 御書物同心日記 (講談社文庫)
角一郎から、相手に負けまいとするときに人と書いて飲み込むおまじないみたいなものを聞いた後、眼福満腹会で、竹の縁台に本を置くと竹に負けてしまうという喜助の言葉で竹を書いている丈太郎、茶目っ気があっていいなあ。喜助の顎が外れて白い紐で顎をつってる姿を想像するとちょっと気の毒だけれど、顎が外れるほど馬鹿笑いする話ってどんななんだろう。
読了日:07月16日 著者:出久根 達郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20578029
■御書物同心日記 (講談社文庫)
本の修理が好きという丈太郎にしてみたら、世襲の御書物同心の家に養子に入ってお役を引き継ぐっていうのは本当に幸いなことだったんだろうなあ。将軍家なら珍本はたくさんあるし、本好きにはたまらないはず。けれど、仕事内容が単調なのは否めないから、角一郎のようにやる気を失くすひとの気持ちもちょっと分かるけれど、大丈夫なのかしらと心配になります。写本の件は解決してないように思うんですがどうなったんだろう。
読了日:07月15日 著者:出久根 達郎
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■巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)
巴之丞鹿の子の帯揚げを身につけた娘たちの死とお袖の話は、どうやって繋がるんだろうと思いながら読んでいたんですが、なるほどそういうことかあ。長屋に住んでいるお袖と母親の事情が分かってくると、お袖の気持ちが少しずつ沁みこんで来るような気がします。千蔭の堅物っぷりが逆に奉行所の同心らしくていいなと思いました。
読了日:07月15日 著者:近藤 史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20550357
■QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス)
鴨志田さん再び登場。動機の軽重などはその当人にしか分からない問題だとは言え、何のための結界なのかとか、いまひとつ事件の真相が分かりませんでした。今回は奈々とタタルさんの二人で行動していたのに、いつもと同じ巻き込まれパターン、気を利かせた沙織たちは奈々本人よりがっかりしてる気がします。日本の祭りのほとんどが怨霊のためのもの、怨霊をもって怨霊を制するかあ。
読了日:07月14日 著者:高田 崇史
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■炎のロマンス (5) (講談社漫画文庫)
婦人記者って言い回しが時代を感じます、まゆみらしいなあ。王妃となつこそれぞれが子供たちを愛していて、幸せになって欲しいと願う気持ちに胸を打たれました。亜樹とレドが揃って母親に会えて良かった。
読了日:07月13日 著者:上原 きみ子
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■女はかくもままならぬ
自分も他人も分け隔てなく物事を見ているなあと思います。良くも悪くも自分の欲望があって、それを成就しようとあがいている過程と結果を隠していないからかも。「諸君、我々はなんと絶望的に幼稚な生き物なのだろうか。」しりあがり寿の「瀕死のエッセイスト」とメンターム薬用クリームGが気になりました。
読了日:07月12日 著者:中村 うさぎ
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■おさかな棺 (角川文庫)
探偵の紅門福助が探偵らしい探偵を演じようとしていて、それを文章にしたらこういうことになるのかなあと思いました。DHAが増量して頭が良くなったかどうかは分かりませんが、なぜ魚関連の事件なのか、毎回必ず登場するスキンヘッドの宇大公彦って何者なのか。最後の最後にその「どうして」が分かると、荒唐無稽とは思いつつ、人間の欲望って凄いなと少しぞっとしました。
読了日:07月12日 著者:霞 流一
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■炎のロマンス (4) (講談社漫画文庫)
黒髪村に子供を置いてこなくちゃいけなかったひとたちは、やっぱりルイが憎いだろうなあ。でもルイは、どうやって償うかを考えるようになったし、これからコーラル王国が変わっていくきっかけになりそう。サモイの野望のおかげで朱里も巻き込むことになって益々ややこしいことに。
読了日:07月12日 著者:上原 きみ子
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■しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
普通の幸せっていう漠然とした定義に振り回されて疲れてしまうひとって結構いるものなんだなあと少し驚きました。生まれた意義を問わない、っていうのが目からウロコでした。今までに会った「自分が何のために生まれたのか」という確信を持っているのが、宗教などに洗脳されたひとか、精神的に強烈な妄想があるひと。答えが出ないと悩むほうが自然ということで、なんだかほっとしました。
読了日:07月11日 著者:香山 リカ
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■人生迷子のシングルたち (ソフトバンク新書 89)
女の人生は男たちに比べて選択肢が多すぎて、悩みも増えてくるんじゃないかって気がしてきました。結婚してもしなくても、プレッシャーが大きいのは同じ事だと思うし。シングルに限らず、これから先どうやって仕事に関わっていこうと迷いがあるときの手助けになるし、状況打破のヒントになると思いました。
読了日:07月11日 著者:小島 貴子
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■炎のロマンス (3) (講談社漫画文庫)
いくらなんでもヘリコプターのその絵はなかろうwと今は思うけど、雑誌連載で読んでた当時は、いいないいな~と単純に羨ましかった。物資補給のためにやってきた船の中を見学させてもらって、はじめて他の国の文化に触れる子供たちには、不思議なことがいっぱいだろうなあ。
読了日:07月11日 著者:上原 きみ子
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■9割がよくある病気 (講談社プラスアルファ新書)
お医者さんたちは毎日ありふれた症例を見続けているからこそ、説明が出来ないけどちょっといつもと違っておかしい、っていう勘みたいなものが働いて、命を救うことがあるっていうのは、なるほどと思いました。そのありふれた症例を自分でも分かっていれば、何の病気だろうと無闇に怖がらなくてすみそうです。
読了日:07月10日 著者:山田 恵子
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■炎のロマンス (2) (講談社漫画文庫)
自分が居る場所がほぼ世界そのもので、髪の毛の色によって命が左右されるってつらいなあ。色々とこじれている原因はサモイだけれど、それがなくてもレドとルイの確執は相当根深そう。
読了日:07月10日 著者:上原 きみ子
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■モネ 庭とレシピ
モネと言えば「睡蓮」くらいしか思い浮かばなかったんですが、レシピノートを残すほど食べることが好きだったんですねえ。今現在でも作れるように再現されたレシピの数々のどれもがおいしそうで作ってみたいです。モネが住んでいた家の庭がこれほど広大だとは驚きました。丹精していた花はさぞかし美しく咲いていたんだろうなあ。桃色の壁に緑がアクセントの家も素敵。
読了日:07月09日 著者:林 綾野
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20406133
■シェルター
小松崎さんってば歩にでれでれしすぎだけど、でも気持ちは分かるなあ。だから恵が居なくなって心配する歩のために何かしたいと思うし、恵のためにも力になりたいんだよね。いずみがこれからどうするか、自分でちゃんと決められるといいな。力先生の事情が少し分かって、人間臭い部分が見えたような気がします。
読了日:07月09日 著者:近藤 史恵
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■炎のロマンス (1) (講談社漫画文庫)
日本人なのに髪の毛が緑色だ!と子供心に目からウロコな色遣いを最初に見たのがこの作品。誘拐されて全然知らない国に連れて行かれ、花嫁になり女王として君臨しろと言われたら、パニックになりすぎておろおろしているだけになりそうだけれど、亜樹はそれでも自分の意見を言えるし、意外と芯が強いんだなあ。
読了日:07月09日 著者:上原 きみ子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20405952
■QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)
春夏秋冬、11年の歳月を巡る連作短編。QEDの登場人物たちがちゃんと知り合う前から繋がりがあって縁を感じます。タタルさん・奈々・小松崎さんの初恋が、ラストの御名形さんに流れ込み、千鳥が淵の桜が熊野灘の雪に変わり降りしきる。中学生のときのタタルさんに会えて嬉しいけど、ルービックキューブを揃えられるなんて凄いなあ。
読了日:07月08日 著者:高田 崇史
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■突撃! ロンドンに家を買う
日本国内で家を買うのもためらうけれど、憧れの地とはいえイギリスに家を持つなんて大丈夫なのか、と思いつつ読みました。キド社長のように詳しい人が一緒でないと、やっぱり大変なんだろうなあ。ウインドホールのシャルマ氏とのやり取りに、最後まで油断できないなあと一緒になってどきどきしていたような気がします。弁護士を間にいれてやり取りするのはいいなと思いました。
読了日:07月08日 著者:井形 慶子
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■世界がもし100人の村だったら
人類全体で考えたら、日本に生まれていることだけでかなりの幸せなんだなあと改めて思います。まずあなたが愛してください。あなた自身と、人がこの村に生きてあるということを。
読了日:07月08日 著者:池田 香代子
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■マリーベル (6) (講談社漫画文庫)
数々の命が散った激動のフランス革命が幕を閉じ、彼らの心を託されるマリーベル。幸せにおなり、のところで胸がいっぱいに。
読了日:07月08日 著者:上原 きみ子
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■唐傘小風の幽霊事件帖 (幻冬舎時代小説文庫)
幽霊の小風にでれでれしている寺子屋師匠の信吉のへたれっぷりが微笑ましい。悪霊やら織田信長の幽霊やら色々と恐ろしげなものが出てくるけれど、小風が最強すぎてあっというまに解決してしまい惜しい気がします。どうして小風が三途の紐なんか持ってるのかがいまひとつ分からなくて、それが気になります。
読了日:07月07日 著者:高橋 由太
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■マリーベル (5) (講談社漫画文庫)
イギリスに渡ったもののロベールとはすれ違い、口止めをされ自分の兄のことを言えないばかりに悪いほうに転がって、なんだかややこしいなあ。
読了日:07月07日 著者:上原 きみ子
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■わくわくを見つけにいく
自分が好きなものの中で暮らすっていうのは言うほど簡単じゃないんだけれど、厳選しつつさらっとこなしているようで羨ましい。IHクッキングヒーターに悪戦苦闘しつつも、引越し後のあれこれすら何だか楽しそう。お店のディスプレイに心惹かれたり、コントラバスの演奏をする姪御さんに胸がいっぱいになったり、わくわくってどこにでもあって、見つけるのは自分なんだなあと思いました。
読了日:07月07日 著者:堀井 和子
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■黒鷺死体宅配便 (16) (カドカワコミックス・エース)
ちょこちょこと遊びがあるところは相変わらず。最後の子供たちの話が良かったです、真剣に幸せに生きて欲しいと願う大人も居るのが救い。カツレツキッカの名前でニヤリ。佐々木さんの格好はすでに服を着ているとは言えないような、実際に目にしたら目のやり場に困りそう。
読了日:07月06日 著者:山崎 峰水
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■マリーベル (4) (講談社漫画文庫)
とうとうフランス革命勃発。マリーベルは貴族も庶民も同じ人間として接しているだけなので、どちらかの味方でいるっていう態度は出来ないだろうなあ。
読了日:07月06日 著者:上原 きみ子
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■QED 河童伝説 (講談社文庫)
震災の影響で大幅に規模を縮小していた相馬野馬追は今年(2012年)は例年通りに開催する方向になったということで、奈々たちが見た甲冑競馬を想像しつつ読みました。そんな理由での殺人なんて、殺されたほうから見たらなんともやりきれない。御名形史紋に奈々が偶然出会ったりタタルさんが寝坊して合流し損ねたことで、奈々じゃなくて沙織がやきもきしているのが沙織らしいと言えばらしいかも。一度「河童」になってから名前が分散して云々のところで、悪平だの不可平だのと呼び方の例にされた小松崎さんには悪いけど分かりやすかった。
読了日:07月05日 著者:高田 崇史
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■人類を幸せにする国・日本(祥伝社新書218)
まえがきにもあるけれど、こんな大袈裟なタイトルありえない、と思ったんです。日本人を楽しませている技術が人類全体を助け幸せにしているっていう実感が薄かったから。けれど、ここに挙げられているものをひとつひとつ読んで考えてみると、事実を知らないだけで大袈裟じゃなかったのかもしれない。原発事故があった現実を踏まえ、いまはどういう意見なのか是非知りたい。
読了日:07月04日 著者:井沢元彦
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■茨姫はたたかう (祥伝社文庫)
梨花子が空回りせず自分の意思を示せるようになって、なんだかほっとした気分になりました。ちょっと店長の態度が豹変しすぎかな、とも思いましたが、今までとは違う意味でこれからうまくやっていけるはず。ストーカーの正体があまり意外じゃなかったけど、これはこれで怖いなあ。歩にしても恵にしても、それほどの傷を負っているなんて。癒される日がきますように。小松崎さんめげずに頑張れ。
読了日:07月04日 著者:近藤 史恵
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■マリーベル (3) (講談社漫画文庫)
マリーベルは、自分が育った場所と兄が誰なのか分かったし、とうとうコメディー・フランセーズの舞台にも登れたけれど、民衆と貴族のギャップに気がつき始め、これからどうやって生きていくんだろう。ジャンヌとサン・ジュスト衝撃の出会い。
読了日:07月04日 著者:上原 きみ子
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■日本人の一大事 (集英社文庫)
自主性というのは、ある程度の誰かからの価値観の押し付けがあって、それを判断基準にして変化したり伸びていくものだと思うので、子供の意思を尊重すると言うのは、最初から親が加減して子供に押し付け出来ないと諦めているんじゃないかなあと思いました。私は私を守りたいから産みたくないっていうのはちょっと気持ちが分かるかも、虐待に走るくらいならそっちのほうが良い。
読了日:07月04日 著者:佐藤 愛子
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■マリーベル (2) (講談社漫画文庫)
コメディー・フランセーズに君臨する大輪の華、ジャンヌは女王と呼ばれるに相応しい威厳があるけれど、屈辱に耐えた結果なのかも。凶弾に倒れたレアンドルは役者としては本望かもしれない。
読了日:07月03日 著者:上原 きみ子
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■ふたりの距離の概算 (角川文庫)
単行本も読んだけれど、期間限定リバーシブルカバーにつられて購入。人間の心理っていうのはその時々で変わるものだけれど、変わらないものもあるから、時にそれは誤解を招いてしまうこともあるし、誰かが手を貸したところで解決しないこともある。例えどこまでも手が伸びたとしても。でもホータローのもやっとした気持ちは分かるなあ。「千反田を待ちながら」舞台化になったとしても少し内容が地味すぎやしないか?w
読了日:07月02日 著者:米澤 穂信
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■マリーベル (1) (講談社漫画文庫)
同じ頃に連載していた「ベルサイユのばら」もそうだけれど、完全にアナログ作業のまんがでよくぞここまで描いたなあ、腱鞘炎とか大丈夫だったのかしらと今になって心配になるほどです。身を案じつつマリーベルを残して去ったアントワーヌ、身分違いを思い知らされロベールから離れるマリーベル。波乱の時代の幕開け。
読了日:07月02日 著者:上原 きみ子
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■学校では教えてくれない日本史の授業 2 天皇論
この時代まで連綿と続く天皇家。波乱の時代を乗り越えてきているのは偶然でも何でもないんだなあと思いました。教科書ではさらっとしか触れられていないことを、そういうものなのだという決め付けから一歩進んで丁寧に解説。幕末の動乱期に、日本を裏切る売国奴がただのひとりも居ないのは世界から見ても例が無いというのは意外でした。
読了日:07月02日 著者:井沢 元彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20226797
■やさしい仏像の見方 (とんぼの本)
ただ漠然と良いお顔だなあとか眺めていただけなので、詳しい解説があると、少しだけでも仏教の本質に触れたような気がします。不動明王の天地眼が、天地間の一切の衆生を救おうとしている表現だとか、三十三間堂の十一面観音が何を手に持っているかとか、とても興味深く読めました。如来や菩薩の衣装の着付けも紹介していて、仏像はちゃんと衣服を纏っていて、裾の襞も再現されているんだなあと違った見方も出来ます。
読了日:07月02日 著者:西村 公朝,飛鳥園
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■般若心経脳ドリル えんぴつ写経 (元気脳練習帳)
般若心経ロックに付けられてた現代語訳がとても良いなあと思っていたときにちょうど見つけたので購入。鉛筆でなぞる写経なので気楽に出来ますが、どういう内容かを思いつつ、気楽過ぎないようにやりたいです。
読了日:07月01日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20194806
■人生がときめく老い支度 実践! (わたしの時間)
まだ先の話、と思っているけれど、それでもやれることはあるし、知識として持っていれば、万が一のときの対応も違うと思う。
読了日:07月01日 著者:岡田 信子
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■6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算―岩波メソッドゴースト暗算 (岩波メソッド ゴースト暗算)
理屈が分かれば、あとは自分に覚えさせるためにひたすら反復練習をして習慣にしてしまえばいいだけなので、見る前は、6時間もかかるのか~なんて少し腰が引けていたんですが、意外と大丈夫そうでした。
読了日:07月01日 著者:岩波 邦明,押田 あゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20194709
■QED~ventus~御霊将門 (講談社文庫)
お花見のはずだったのに、東京・茨城・千葉と、将門ゆかりの地を巡ることになった棚旗姉妹とタタルさん。平将門と言えば日本有数の大怨霊と思ってきましたが、どうしてなぜ、というのが分かると、都合の悪い真実を隠すための画策がどれだけなされているんだと疑いたくなります。禮子は千葉の病院に勤務することに。「地元の兄とも相談した結果」なんてさらっと書いてあるけれど、だいぶ葛藤があっただろうなあ。安岡さんの件は、なんとなくそういうことじゃないかなあと思っていたので、それほど意外性はありませんでしたが、止められて良かった。
読了日:07月01日 著者:高田 崇史
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20194485
▼2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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