やわらかい螺旋

徒然なるままに

2016-11

2016-12-01 07:37:23 | 
2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:70冊
読んだページ数:14239ページ
ナイス数:1348ナイス
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■モップの精は旅に出る
誰かを助けるのは、ある意味、恩着せがましくなったりすることもあるけれど、 ちっともそんな風じゃないのがキリコのいいところ。 そして、自分のことでもちゃんと悩んでいるから余計に、困っている誰かに手を貸したくなるんだろうな。 大介と結婚してからもう5年。スターウォーズのことで口喧嘩とか、大介との日常の様子もちらっと見えて、 相変わらずいい感じとしみじみ。ラストケースでの大介がとても頼もしい。 これで最終巻なのに、それじゃまたどこかでね、って言いたい気持ち。
読了日:11月30日 著者:近藤史恵
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■生活大国イギリスの知られざる習慣―大人のためのスピリチュアルライフ
分からないものを分からないまま受け入れる、という態度は心の余裕からくるように思える。 それに伴う自己責任を当然、理解しているだろうし。 ブライアン・メイを文系理系と分けたい日本人ライターの気持ちはなんとなく分かるけど、 理系のひとが芸術方面にも強いのはままあること。 それに関連した 「日本では小学生の頃から親や教師が子どものタイプを決めて、そこに誘導していく」 ですが、 父親が属している階級で子どもが受けられる教育がほぼ決まる、 階級社会のイギリスに言われたくないぞ。
読了日:11月30日 著者:井形慶子
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■死ぬ気まんまん
タイトルに嘘偽りなし。 ほんとに死ぬ気まんまん。 余命宣告を受けてから高級外車ジャガーを買ってお金がないのにまだ生きてる、なんて、朗らかに笑ってるんだもの。 主治医の平井先生との対談で 「五十五歳以上では個人差がすごく大きくなってきます。生活習慣により状態がいい人は元気だけど、 悪い人はどんどん悪くなる」 「五十五歳以上で種族保存が済んだら、社会的に世のため人のためには必要かもしれないけど、 もう生物学的にはいらないんです」 が印象的。
読了日:11月29日 著者:佐野洋子
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■金魚ノ歌
樹脂に絵を描き、乾いたらまた樹脂を塗って絵を描き、何層にも重ねて立体感を出す。 文章にすれば簡単だけれども、随分と手間暇がかかっているものなんですね。 「器なら何でもいいわけではなく、中に金魚の幻影が見えた器でなければなりません」 そういうふうに選ばれた器で泳ぐ金魚だから、見ているこちらも「こんなところに金魚が!」 っていう驚きや意外性を感じられるんだろうなあ。
読了日:11月29日 著者:深堀隆介
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■スバらしきバス
いそがないときにはバスに乗り、のんびりと車窓の景色を楽しみ、 いそいでいるときもバスに乗り、やっぱり電車にするべきだったと後悔しつつも結局はそのまま乗っていそうな雰囲気。 「王子様に会いに」は怖がってる終わり方なのになぜかほのぼのとしてしまい、 狐の王子様がたくさんいるのか、会ってみたいな、なんて思ってしまいました。 横浜の「あかいくつ」は、今はこのルートを走っていないので懐かしい。
読了日:11月28日 著者:平田俊子
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■マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代
歴史ミステリから近代という時代を読み解く。 子供のころ手に取り、難しくて読みきれなかったジョセフィン・テイ「時の娘」とウンベルト・エーコ「薔薇の名前」は、 いま読んだら楽しめるかもしれない。 「時の娘」でグラント警部が見たリチャード3世の肖像画が他のバージョンだったら、結果は違ったのかなあ。
読了日:11月28日 著者:門井慶喜
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■ほとばしる副作用 (文春文庫PLUS)
それを言っちゃあオシマイ的な、余計なお世話で身も蓋もない文章なんだけど、的を射ているのでついクククと笑ってしまう。 「アイドル頌歌」のベッキーと喜多嶋舞のところで気分的にざわざわする。 ところで埼京線はそんなにすごいのか。都会の電車なんてみんなそんなもんだと思っていたけれど、 埼京線で通勤通学のみなさんお疲れ様です。
読了日:11月27日 著者:辛酸なめ子
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■romi‐unieのスコーン+ジャムとクリーム
スコーンとジャムにクリーム、そしてミルクティー。 楽しいお茶の時間を過ごせそうな最強の組み合わせ。 なるべく小麦粉を食べないようにしているのに、こういうのを見ると理性が飛ぶなあ。
読了日:11月27日 著者:いがらしろみ
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■「ふくらはぎをもむ」と超健康になる―1日4分で体の不調も心の悩みも消える! (ビタミン文庫)
図書館で見かけて、健康、じゃなくて、超健康なのか、と気になってそのまま借りてきた本。 前に通っていた整体で、足の骨に沿って上に撫で上げる感じでさすっておけばとりあえずはOK、と聞いたので、 足が疲れてむくみが気になるときにやっていたんですが、これで良かったんですね。 かかとの上げ下ろしもやっているので、続けていきます。 心の悩みも解決するっていう体験談が出てくると、たとえ本当のことでも、なんだか胡散臭く感じてしまうのはどうしてだろう。
読了日:11月27日 著者:大谷由紀子
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■笑説 大名古屋語辞典 (角川文庫)
登録忘れの再読登録。 うちの旦那(愛知)が読み終わったのを横取りし、さらに友人(旦那が愛知)に借りパクされ買い直した本。 久し振りに読んで面白かった。 ほれみやー、どえりゃあ笑ってまっていかんがね。 結婚してしばらくは愛知に住んでいたので、アサヒドーカメラのコンキンチューユーCMが懐かしい。 当時、旦那が会社の同僚と喫茶店で「えーていかんて」をやっていて、これがあの!とまじまじと見ちゃいました。
読了日:11月26日 著者:清水義範
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■結婚はつらいよ!
ジョージ・ジュセルの名言「結婚とは、誰もが犯さなければならない過ちである」をなんとなく思い出させるような内容でした。 結婚して離婚、再婚して破綻。 ふたりめの旦那さんは、行動がもう中年の危機まっしぐらな感じだ。 エモーショナルな一族も相変わらず健在。 まだ生きているのに「お母ちゃん、ご苦労様でした」なんて言っちゃう母と伯母の姉妹、 不謹慎かもしれないけど笑ってしまう。
読了日:11月26日 著者:今村三菜
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■翻訳できない世界のことば
ほかの言語に翻訳しにくい言葉、それこそがきっと、その言語を使うひとたちを表すものなんだろうなあ。 「恋がさめ、ほろにがい気持ちになる」という意味のロシア語「Разлюбить」これって 辞書的に言えば「愛想をつかす」とかそういうことなんだろうけれども、 辞書は気持ちの余韻にまで踏み込まないからねえ。 日本語からは「木漏れ日」「ぼけっと」「わびさび」「積読」が翻訳できない言葉。
読了日:11月25日 著者:エラ・フランシス・サンダース
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■食いしん簿 (アウトライダーブック)
安くてうまい食べ物なら文句なし。 そのうまいものの噂を聞きつければバイクに乗ってひとっとび。 徳島・びんび家の、ハマチの刺身を 口に入れたら歯が埋まってしまいピンチ、それってどれだけ厚いのか実物を見たい。 細かいことを言えば、絵は良かったんですが、 木の桶がツーンなんてまるで酸っぱい臭いみたいじゃないか、松茸めしがぷわ~んなんて腐ってそう、などなど、 どうも書き文字の擬音との相性が悪くてしっくりこなかった。
読了日:11月25日 著者:松本よしえ
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■虹の星
「水のある星にだけ、光は虹となって姿をあらわす」 ふと空を見上げた時に虹があると、どうしてあんなに嬉しいんだろう。 あのねあのね、いま、虹が出てるの!って誰かと言いあいたくなる気持ち。 そんな気分を味わいながら写真を眺めていました。
読了日:11月25日 著者:高砂淳二
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■夫婦で行く旅の食日記 世界あちこち味巡り (集英社文庫)
夫婦で行くシリーズで出かけた各地での食事と、自宅で再現したレシピ掲載。 どこの支配地域だったのか、どの宗教を信仰しているのかで、国は違っていても、食べるものが似てくるのかも。 ヨーロッパではどこの国でもワインが作られているような感じがする。 まだシリアに旅行できた時期、パルミラ遺跡の見学なんて貴重な体験。 レシピで作ってみたいなと思ったのは、スペイン・スフレ風スペインオムレツ。
読了日:11月24日 著者:清水義範
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■私の本棚
小野不由美みたいに、入れ物としての本棚についてのみを書いているのは少数派。 大多数が書いているのは、入れ物としての本棚にどんな本を並べているのか、ということ。 本がどんどん居住スペースを侵食してきて、足の踏み場もない、と嘆きたくもなる気持ちは、 文筆業の方々のボリュームにはかなわないけれども分かるなあ。 デジタル化すればそんなことはなくなるけれど、多分、紙の本の魔力には抗えない。
読了日:11月24日 著者:
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■寝台特急「はやぶさ」の女 (角川文庫)
「はやぶさ」で毒殺されそうになった小田あかりが犯人だと名指ししたのはカメラマンの古賀。 けれど古賀は自分ではないと容疑を否認。 あかりはなぜ「古賀に毒を飲まされた」と嘘をついたのか。 その後、あかりが働いていた大原鉄鋼の関係者が次々と殺され、十津川警部たちは 毒殺未遂事件との関連性を証明できるのか。 最後に「やっと、これで、事件が片付いたな」と十津川警部が思っていたけれど、 あかりが画策していたことはすべて叶ったわけで、思い残すことは何一つなかっただろうなあ。 古賀と原口の妻は気の毒に。
読了日:11月23日 著者:西村京太郎
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■老けないカラダをつくるコツ大全
こういうのは即効性を期待するよりも、生活習慣として取り入れて末永く実行することに意味がある。 下半身の血流をよくするストレッチのイラスト、どうして人間じゃなくてクルミがストレッチしてる絵にしたんだろうw コーヒーはドリップよりインスタントのほうがナイアシンが多く効果的。
読了日:11月23日 著者:
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■衣にちにち
服の素材で肌のトラブルになりやすいと、どうしても慎重に選ばざるを得なくなるものです。 それに似合う似合わないが関わってくると、買い物も本当に悩みますよね。 自分もそうなんですが、落ち着いた色合いが似合うタイプのひとはどうしても「ちっちゃいおじさん化」になりやすい。 気を付けると言っても女装になっちゃうのは如何ともしがたく、どうしたらいいものだろうか。 群さんは着物が好きなのに猫のしいちゃんは着物が大っ嫌い、機嫌を取りつつ着たり脱いだりしているのが微笑ましい。
読了日:11月22日 著者:群ようこ
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■ここだけは行ってみたいフランスの景色 (世界名景紀行)
ヴェルサイユ宮殿やノートルダム寺院なんていう荘厳な建物も美しいけれども、 小さい村の石造りの小屋のさりげなさにすら歴史を感じてしまう。 モーリス・ルブラン「奇巌城」の舞台は英仏海峡に面するエトルタなんですね。
読了日:11月22日 著者:
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■盆栽えほん
実家の父が盆栽を育てていた時期があったので(こっそり姫りんご食べたなあ) 懐かしくなり図書館で借りた本。 絵本なので解説がやさしく読みやすい。 肥料をやったり剪定したり日当たりを考えたり、春夏秋冬その時々で必要な手入れがあるんですね。
読了日:11月22日 著者:大野八生
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■「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)
「かつて世界には、公共の美術館というものは存在していませんでした」 「展覧会や美術書やテレビなどで、気軽に名画を見られる私たちには、そうでなかった時代の人々が どんな思いで絵画に接したか、なかなかわかりにくいものがあります」 確かにそうだなあ。 ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」はただ美しい絵としか思っていなかったので、 モデルが肺結核だったという説があるのが意外でした。 ブリューゲル「死の勝利」は拡大して細かいところまでじっくり見たい。
読了日:11月21日 著者:中野京子
http://bookmeter.com/cmt/60474302

■ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・ (角川文庫)
酒と肴のエピソード。 「よくしたものでその国に沢山ある食材からその国の代表的なサケがつくられる。 米が主食の日本は米の醸造酒だし、農業大国フランスはブドウからワイン」 あ、言われてみればそうですね。 その理屈で言えば、そうやって作られた酒にあう肴はやっぱりその土地にあるもの、ってことなんだろうか。
読了日:11月21日 著者:椎名誠
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■ぷくぷく、お肉 (おいしい文藝)
牛、豚、鶏、などなど、お肉が詰まった一冊。 お肉と言えばやっぱりアレ、と思い浮かべていたので、ギャートルズの収録を採用した編集部って分かってる。 「私の食物誌」から抜粋した吉田健一「長崎の豚の角煮」のすぐあとに、この部分を取り上げた 四方田犬彦「バスティーユの豚」が続く。 こういう並べ方も楽しみのひとつ。
読了日:11月20日 著者:阿川佐和子,開高健,東海林さだお,吉田健一,神吉拓郎,四方田犬彦,吉本隆明,古川緑波,園山俊二,三宅艶子,佐藤愛子,平松洋子,井上荒野,色川武大,村上春樹,赤瀬川原平,池波正太郎,馳星周,町田康,川上未映子,阿川弘之,内館牧子,菊地成孔,邱永漢,久住昌之,向田邦子,島田雅彦,檀一雄,伊丹十三,内田百けん,山田太一,角田光代
http://bookmeter.com/cmt/60449338

■学校では教えてくれない大切なこと 12 ネットのルール
ちょっとチャラい小学4年生マナブくんと一緒にネットのルールについて学ぶ。 子どもに限らず、ネットを使うひと全員が読んだ方がいい。 「ネットを使って何かをするときには、まわりの大人に相談するようにしてください」 その肝心の大人が分かってなかったらどうしようもないから。 ネットにアップしちゃいけないものをちゃんと理解していますか、と自分自身に問いただしてみたり、 疲れるほどSNSをやるなという良い戒めになります。
読了日:11月20日 著者:
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■近くへ行きたい
自宅から徒歩3分の渋谷区役所をはじめとして、遠くてもせいぜい1時間ほどの超私的ご近所お散歩ガイド。 都心の繁華街に住んでいるから近所でこれだけ色々あるんですよねえ。 国連大学が良く分からないのは昔からそれほど変わってないけど、そうか都庁の建築家と同じひとだったのか。 ということは横浜美術館とも同じひとか。 建物を見に行ってみようかな。 それにしても中野ブロードウェイって本当に魔窟だ。
読了日:11月19日 著者:唐沢俊一
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■ときめくカエル図鑑 (Book for Discovery)
高校生のとき部活で蛇を飼ってて、田んぼにいるカエルを餌としてとっていたので、なんとなくそういうイメージが。 でもニホンアマガエルが好きなんです。見慣れてることもあって可愛い。 ヤドクガエル科は見た目が派手ですごいな、ひとめで警告色と分かる。
読了日:11月19日 著者:高山ビッキ
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■世界のホットドリンクレシピ: 世界各国から届いた体があたたまる飲み物とアレンジ85品
日本以外の国で飲まれているホットドリンクのレシピの数々。 冬に限らず、暖かい飲み物を飲むとほっとします。 ロシアのキセーリはコーンスターチでとろみをつけてるけれど、これ葛湯みたいなものなのかな。
読了日:11月19日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60426368

■玉依姫
時系列としては、前巻ラストに起きた地震から1年後のエピソード。 八咫烏と山内の役割はなかなか衝撃的だった。 それほど人間たちは神を忘れてしまっているんだなと。 狛犬を従えた椿、そして志帆。何十年後かにはこの土地から神がいなくなり、 山内の烏たちも無事では済まない。 神使の約束をした山神が居なくなれば猿たちは山の獲得に乗り出してくるかもしれない。 志帆が癒した烏の名前は出てこなかったけれど、真赭の薄があれだけ心配していたから明留だったのかな。
読了日:11月18日 著者:阿部智里
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■かんたんに幸せになりたい (幻冬舎文庫)
「かんたんに幸せになれるものは、かんたんに不幸にもなれる」 どこかで見た絵柄だと思ったら、おじゃる丸のひとでしたか。 アニメのおじゃる丸はそうでもないのに、紙面で見る絵柄はあんまり好きな感じじゃありませんでした。 Q:手のり文鳥を飼っています。ペットって気楽でうらやましい A:私たちもお釈迦さまの、手のり人間
読了日:11月18日 著者:犬丸りん
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■世界のホットサラダレシピ: 世界各地から届いた あたたかい野菜料理とアレンジメニュー85品
野菜を使っているからひとまずサラダって分類にしておいていいでしょうか、な感じかなあ。 コブサラダ(アメリカ)はホットなイメージが全然ないし、 ファラフィル(エジプト)なんて豆のコロッケだし。 野菜のせいろ蒸し(中国)が一番、ホットサラダっぽい。 手に入りにくい材料もちらほらありますが、 個人的にはウチワサボテンの缶詰が気になっています。
読了日:11月17日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60386954

■ここだけは行ってみたいイタリアの景色 (世界名景紀行)
イタリアはルネッサンス時代に文化の先進国だったこともあり、 その中心地・フィレンツェの街並みにはうっとりしてしまう。 ウフィツィ美術館も行きたいし、ヴァチカン博物館の螺旋階段をこうやって上から見てみたいなあ。 それにしても海が本当に青い。
読了日:11月17日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60386938

■本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣
認知症のリスクは習慣で軽くなる。 脳の萎縮が速い人と遅い人の差は生活習慣に負うところがかなり大きく、 生活習慣を見直すことで、できるだけ脳の体積を維持し病気にかかりにくくする。 5人に1人は認知症の時代がやってくる、ってのがリアルで怖い。 ストレスで海馬が委縮するということなので、完全になくすのは無理にしても、楽観的な態度でいたい。
読了日:11月17日 著者:瀧靖之
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■どうなっているの?だんめん図鑑
ただ断面を見るために、よくぞコレをまっぷたつにしたものだなあ、なんて感心しきり。 炊飯ジャーとかバイクとか豪快だ。 意外とカラフルでポップな印象だったのはゴルフボール。 ゴルフボールって同じメーカーでも中身がずいぶん違うものですね。
読了日:11月16日 著者:断面マン(日本切断研究所)
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■すべての女は痩せすぎである (集英社文庫)
美人論。 女性のウェストの平均は58~61㎝と思っていませんか。 女性の身長が170㎝であっても体重が53㎏のひとはデブと言われるのです。 イケメンって2004年にはもうすでに使われていた言葉だったのか。来年、再来年に流通している保証がないどころか すっかり定着している感じです。 天使がとんでゆく吉行淳之介とのやりとりにハラハラしますが、案外、吉行淳之介は楽しんでたんじゃなかろうか。
読了日:11月16日 著者:姫野カオルコ
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■幕末まらそん侍 (ハルキ文庫)
タイトルの付け方がなんとなく「超高速!参勤交代」みたいだと思ったら、 著者が同じ人でしたw 安中藩の遠足(とおあし)は実際にあったことなんですね。 藩主・板倉勝明の命令で、城から熊野権現神社までを走ることになった侍たち。 5つのオムニバス形式で主人公たちの事情を語る。 最初はドタバタな感じですが、黒船だの幕府の動向だの、段々と幕末のきな臭さが漂ってきて、 最後にはちゃんとチャンバラでしめるあたり、時代劇っぽいなあ。
読了日:11月15日 著者:土橋章宏
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■チチンプイプイ (文春文庫)
室井滋と宮部みゆきの対談。 最初に会ったときの固さは喋っているうちにどんどんほぐれてきて、いい距離感での仲良しになってくるのが微笑ましい。 室井さんの小説(最初のやつ)がイマイチよく意味が分からなかったけど、そのあとの対談とふたつめを読んで ようやく咀嚼できた感じ。 そして声を大にして言いたい。タクシーの運転手さん!ほんとに飲酒運転やめて!
読了日:11月15日 著者:宮部みゆき,室井滋
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■夏目漱石、読んじゃえば? (14歳の世渡り術)
教科書の教材として使われているので堅苦しい印象ですが 「そもそも新聞の連載小説だよ気楽に読みゃあいいじゃないか」 という夏目漱石の作品の読みどころを紹介。 「草枕」はいちいち意味を調べるのは野暮、絵画を眺めるように楽しむべし。 「こころ」は傑作だと思わなくていい。 上流階級の人間ばかり登場する漱石作品のなかで、未完の「明暗」は下流の人間がちゃんと描かれている、 というのに俄然興味がわいて、読んでみたくなりました。
読了日:11月14日 著者:奥泉光,香日ゆら
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■朝のそら
さあこれから一日が始まるぞ、な清々しい空気感。 赤い空だけ見れば、日の出じゃなくて夕日と間違えそうなものだけれど、 でも日の出って分かるのはどうしてなんだろう。
読了日:11月14日 著者:ピーピーエス通信社
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■老けの原因はメイク! ? 40歳からの若見えメイク塾
「シワ、シミ、たるみ、くすみ、目の下の影、口角の下がり、ほうれい線、 白目の濁りや歯の黄ばみ」 老けるとは、すなわち、清潔感を失うこと。 色々と心当たりがありすぎて泣けてきますが、 シワやシミをどうにかするより若さや美しさという「印象」を作り出すのが重要。 文章の説得力を感じるために写真かイラストが欲しい。 特にチークの塗り方。
読了日:11月14日 著者:浅香純子
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■オリエント急行を追え (角川文庫)
オリエント急行は出てくるけれど、追いかけたのはシベリア鉄道かも? 十津川警部の友人、警察庁の佐伯は、オリエント急行から出てきたトカレフの密輸事件を捜査中、ベルリンで行方不明になる。 十津川警部は日下刑事を連れて極秘で佐伯を探しに行く。 最後、ヘリで貨物船を追いかけることになり、十津川警部は高所恐怖症なんだ、なんて言ってたのに、 ホバリングしてるヘリから救命ロープで船の甲板に降りるなんて、よくそんなことやったなあ。 シベリアで助けてもらった藤本老人と今度は日本で会えるだろうか。
読了日:11月13日 著者:西村京太郎
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■ずいぶんなおねだり
「オール讀物」連載のエッセイと対談を収録。 ナンシー関との回で、 消しゴム版画で掘られた東海林さだおの「でも根はいい人主義」は、うまいこと言い当ててる。 伊東に行くならハ・ト・ヤ♪しばらくCM曲が頭の中でぐるぐるしてしまったハトヤの海底温泉って三階にあるんですね、 私も何だか「海底」のイメージがあった。
読了日:11月13日 著者:東海林さだお
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■まるまる、フルーツ (おいしい文藝)
フルーツの味わいを思い浮かべながら読みたいエッセイの数々。 親戚のほとんどが農家なので、果物は悪くならないうちに数多く食べなくちゃいけないもの、ってイメージです。 だから、宮沢章夫「梨の季節」の気持ちがすごく分かる。 桃は、白石公子「桃の一番おいしい食べ方」みたいに台所に持って行って食べます。皮は剝かずにまるかじりですが。 中上紀「マンゴー、マンゴー」マンゴーはうるし科の植物だからなあ、大変でしたね。
読了日:11月12日 著者:池波正太郎,佐藤正午,辻村深月,堀江敏幸,三浦哲郎,宮尾登美子
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■体を芯からやわらげる 健康ストレッチ
重力に逆らって体を支え、正しい姿勢を保つための主要な筋肉を「抗重力筋」ととらえ、 その抗重力筋をケアするためのストレッチ。 肩とか背中とか伸ばすと気持ちいい。意外だったのは 「お尻も放っておくと凝るので、日ごろからゆるめましょう」 あ、そうなんだ。
読了日:11月12日 著者:森俊憲,森和世
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■はじめてのキッチン―小学生からおとなまで。
家庭科の授業を思い出すような入門書。 最初にゆで卵を作り、そこから卵グラタン・卵サンドと応用編に進み、 ここで卵の扱い方を覚えたら次は目玉焼きと、かなり丁寧に段階を踏んでいる。 あんこバターサンドは、バターを塗ったパンにあんこをのせ、さらにバターを少しだけのせてはさむレシピ。 かたまりのバターがあるかないかでずいぶん美味しさが違います。
読了日:11月12日 著者:小林ケンタロウ
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■隅の老人【完全版】
アンソロジーで「ダブリン事件」を見たら懐かしくなり、 図書館で蔵書を検索して借りた本。 まさか完全版があったとは。 ABC喫茶店の隅の席で紐に結び目を作りながら婦人記者に事件の真相を推理して聞かせる謎の老人。 検視審問に出かけては良い席に陣取り、事件関係者の様子を観察。 メイダ・ヴェールでは近所の聞き込みまでしていて思ってるよりはるかに行動的。 「パーシー街の怪死」で年齢問題が浮上しますが、 バーンスデール屋敷のマダム・ケナールを50歳ほどの陽気な老人と形容しているので 案外そのくらいだったのかも。
読了日:11月11日 著者:バロネス・オルツィ
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■パレードの明暗 座間味くんの推理
美談は恐怖に。失敗は英断に。
座間味くんにかかれば、ものごとの見え方が変わってくる。
警察官としての視野が狭い、と評価された南谷巡査。
座間味くんと大迫警視長との食事会の席で、
事件の結末がひっくり返るのを目の当たりにすれば、
本質がどこにあるのかを考えざるを得なくなる。
大迫さんの昇進もそうだけれど、座間味くんの家族とのエピソードも盛り込まれ、時間がちゃんと流れているんだね。
読了日:11月10日 著者:石持浅海
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■無銭ひとり散歩―お金をかけずに東京珍スポット見物!
無料スポットばかりじゃないけれど
「気軽に行けて異次元感を得られるところばかりです」には納得。
気になったのは、ヤンキー高校の文化祭とりっくんランド。
私にとってはどっちも異次元。
横浜中華街の春節祭、カウントダウンイベントが中止になることなんてあるんですね。
読了日:11月10日 著者:辛酸なめ子
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■キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)
祝20巻! あとがきは、もうそのくらいしか出来ることないよなと妙に納得してしまいましたが、 今回の見どころはあとがきじゃなくて、キノのまさかの壁ドンでした。ニヤニヤ。 「羊たちの草原」の状況はそこらのホラーよりよっぽどホラー。 あんなことになっていたなんて街のひとたちが知ったらどうなることか。
読了日:11月9日 著者:時雨沢恵一
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■おやじネコは縞模様
ご近所いきものエッセイ。 ベランダにやってくるオヤジな猫のしまちゃんとの交流。 群さんとお隣に住んでる友人は餌をやったりハウスを設置してみたり、 マメに世話をしているのが微笑ましい。 だから最後のところではしんみりとした気分になってしまいました。 同じげっ歯類でも、カピバラは良くてネズミはイヤ、っていうのは、 ドブネズミのイメージがあるからじゃないかな。
読了日:11月9日 著者:群ようこ
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■木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか
西洋社会は個人主義でお互いの独立性を重んじ、東洋社会は集団や周囲の他社との協調を重んじる傾向にある。 西洋人はすぐに分類して白黒つけるなんて単純だなあと思いますが、 逆に白黒つけずに放っておける日本人はワケワカランな感じなんだろうな。 なんせ、古代ギリシャの哲学者パルメニデスは「存在しないものについて語ることは出来ない」と言うのに、 日本人ときたら無音を「しーん」という擬音で表す民族ですし。 どちらが正しく優れているということではなく、そういう違いを踏まえたうえで付き合っていければ良いのだけれども。
読了日:11月8日 著者:リチャード・E・ニスベット
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■ふんわり! 華やか! 若々しい印象になる! 40代からの美ヘアカタログ (別冊家庭画報)
1週間で3つ髪留めを壊してしまい、いっそショートカットにしてしまおうかなと思案中のときに 図書館で目についたので借りてきた本。 長さ別にまとまって見られるので参考になります。
読了日:11月8日 著者:世界文化社
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■あげたい。たべたい。Chocolate
この本の中で一番やさしいレシピ(フルーツチョコレート)と一番むずかしいレシピ(マカロン) が最初に並んでいて、落差があるなと思いつつページをめくると、 あとはだいたい中程度という感じ。 うちはオーブンレンジで湯せん焼きが出来ないので、クリームブリュレが作れないのが残念。
読了日:11月8日 著者:広沢京子
http://bookmeter.com/cmt/60201357

■ザ・ベストミステリーズ2016 (推理小説年鑑)
永嶋恵美「ババ抜き」は既読。 秋吉理香子「リケジョの婚活」リケジョ全員がこうではないと分かっているけど説得力がある展開。 そしてストーカーとの差はなんだろうと考えさせられる。 榊林銘「十五秒」殺人者と被害者、たった15秒での攻防戦の行方がどうなるのか固唾をのんで見守ってしまう。 猫の死神に唆されたせいとは言え、殺人者を生かすも殺すも被害者次第。 それにあの結末なら被害者の勝ちだ。
読了日:11月7日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60182074

■ひとりでも泊まれる温泉の宿 全国版 (ブルーガイドニッポンアルファ)
湯治ならひとりで泊まれるのは当たり前だけれども、 観光地の温泉にひとり、っていうのは難しい気がしていましたが、 条件付きとは言え、意外とおひとりさまOKのところってあるものですね。 2004年の本なので最新情報はチェックが必要。
読了日:11月7日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60182070

■正しい頭の禿げ方
図書館の棚で背表紙を見て、つい「じゃあ逆に正しくない禿げ方ってなんだw」とツッコミを入れたくなってしまい、 そのまま借りてきた本。 35歳の時の思い切ってスキンヘッドにした著者の体験的考察エッセイ。 「ハゲも、それなりの個性の表現であり、ヘアスタイルであることを前提とした上で、 より多彩な表現の自由を獲得するためにカツラを使いたいと思う」 うん、それのなにが悪いんだろう、って感じです。 私のまわりはハゲ(そしてスキンヘッド)がとても多く、見慣れていることもあるけれど、 世間はハゲに冷たいのかなあ。
読了日:11月6日 著者:金子勝昭
http://bookmeter.com/cmt/60156365

■自分の体にもっとやさしく: なんだか疲れて、悲しく、虚しい女性たちへ
女性の一生は鉄との闘い。 病院で貰う鉄剤は非ヘム鉄(無機鉄)だけ。 処方されても胃が荒れたりして鉄剤を服用できないひとは静脈注射の投与もあるが、肝疾患のリスクもある。 過剰投与による副作用もないヘム鉄はサプリメントのみ、 どうして保険適応の医薬品にならないんだろう。
読了日:11月6日 著者:武者稚枝子
http://bookmeter.com/cmt/60156353

■かわいい!フェルトスイーツ (プチブティックシリーズ 495)
実物大の型紙付き。 鳩サブレとか鯛焼きとか、見た目が地味なものほど刺繍の丁寧さが出来上がりを左右しそう。 マグネットを利用して作っているマカロンがころんとして可愛い。
読了日:11月6日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60156348

■陽気なギャングは三つ数えろ (ノン・ノベル)
銀行強盗の4人が帰ってきた! 久遠の左手の包帯が発端になり、火尻に付け込まれることになろうとは。 4人全員に見せ場がありワクワクさせられますが、響野が成瀬を評した 「あの男は大半のことはお見通しだ」に尽きる気がする。 火尻は記者としてもひととしても最低で、 キノコが生えても別にいいか、なんて思えてきます。 桜木町駅から徒歩15分のところにある動物園は無料なので 近所のひとたちが子連れで来ていたりと憩いの場だったりもしますが、 久遠はここに来てたのかとキョロキョロしてしまいそう。
読了日:11月5日 著者:伊坂幸太郎
http://bookmeter.com/cmt/60134780

■降り積もる光の粒
「アンソロジー餃子」に掲載されていた「餃子世界一周旅行」をもう一度読みたくて図書館で借りた本。 あちこち旅をしているときにどうしても言葉が通じなくて困っているときに助けてくれる老紳士は 旅の神さまの化身。 ただの偶然だろうけれども、そういう存在がいると思えるって心強いだろうなあ。 NGO団体「プラン・ジャパン」の依頼で出かけたアフリカ、インド、パキスタンでのあれこれに愕然とする。
読了日:11月5日 著者:角田光代
http://bookmeter.com/cmt/60134760

■四次元温泉日記
「だいたい清潔で洗練されていなくて、ボロくて陰気で廃墟みたいでもオッケーなんて、 通常の観光地では考えられないのである」 ほんとにそうですよね。 そして温泉宿の迷宮っぷりは探検するには楽しいけれども、 私のような方向音痴は永遠に彷徨いそう。 表紙の伊豆長岡温泉N荘の階段は何かで見たことがあって、 行ってみたいなと思っていましたが、今は休館していてとても残念。
読了日:11月4日 著者:宮田珠己
http://bookmeter.com/cmt/60116205

■野尻早苗のネイル・バイブル
自分じゃやりませんが、ひとがやってるのを見るのは好き。 キレイで可愛いデザインがいっぱい。 手の指だけじゃなく、ペティギュアもちゃんとやれたら、夏のサンダルも映えそう。 爪の形が悪くてもなんとかなるんだろうか。
読了日:11月4日 著者:野尻早苗
http://bookmeter.com/cmt/60116199

■やせるホルモン分泌! さば缶で健康になる!: みんなの家庭の医学 (GAKKEN HIT MOOK たけしの健康エンターテインメント!みん)
痩せるホルモンGLP-1を増やすにはさば缶がいい、ということらしい。 さば缶は好きすぎて、料理せず汁ごとそのまま食べちゃってますが、 汁がいやで捨てるってひとの気持ちは分からないでもないかなあ。 いくら好きでもさば缶だけをずっと食べられないので無理のない程度に。
読了日:11月4日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60116194

■ノンフィクション作家だってお化けは怖い (幽BOOKS)
怪談実話エッセイ第二弾。 日常と非日常のあいだの「ナニカ」の存在。 私自身はそういう不思議な体験をしたことがないけれど、死ぬ間際、向こうの世界のひとと会話するようになるかなあ。 「殺ス人ガイルカラ殺サレル」の岡田さんは本当に事故だったのか、とても気になる。
読了日:11月3日 著者:工藤美代子
http://bookmeter.com/cmt/60091412

■くるくるキレキレ人生
もうなんというか、大変ですねとしか感想が書けない。 元カレの部屋に放火したり電動のこぎりで小指を落としちゃったり、 自分をどうにも出来ないってつらくて大変すぎる。 テンション高めの文章ですが、これがもし落ち着いた感じだったら、 暗くなって読むのが怖くなり途中で投げ出しそうだから、これでいいのかもしれない。 婚約したTさんとはその後どうなったんだろう。
読了日:11月3日 著者:叶てつこ
http://bookmeter.com/cmt/60091403

■どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)
栴檀は双葉より芳し。 岬洋介はもうこのころから岬洋介であったけれど、 この事件がなければもう少し違った岬洋介になっていたかもしれない。 突発性難聴になったときの苦しみや絶望を乗り越え、 このあとどうやって音楽の世界に復帰したのかそこもまた気になるので次作が楽しみ。 高校時代の友人・鷹村亮の懺悔が届きますように。
読了日:11月2日 著者:中山七里
http://bookmeter.com/cmt/60073030

■夫婦口論 (扶桑社文庫 み)
夫婦で様々なテーマを縦横無尽に語り合う。 産経新聞「正論」欄に寄せた「優しい英雄になるために六つの提案」は、 子供に向けた文章だけれど、いまの大人に欠けていることでもあるのだろうなあ。 家庭に民主主義はいらない。各家庭が「うちはうちです」という言葉を持つことが大事。
読了日:11月2日 著者:三浦朱門,曽野綾子
http://bookmeter.com/cmt/60073024

■目の病気の最新治療 緑内障・糖尿病網膜症・白内障・黄斑変性症 (よくわかる最新医学)
ドライアイが気になっているので図書館で借りた本。 アレルギー性結膜炎や老眼みたいに誰でもなる病気は諦めがつくけれど、 緑内障や加齢黄斑変性症なんて失明原因となる病気は本当に怖い。 発生原因がはっきり分かっていない加齢黄斑変性症は、 白人より有色人種のほうが患者数が少ないとはいえリスクはゼロじゃないので、 定期的な検診が望ましい。
読了日:11月1日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60055589

■食べる野草図鑑
レシピとともに紹介。 ヒルガオが食べられるならアサガオはどうなんだろうと思ったら、ちゃんと 「毒草なので食べないこと」と注意書きが。 トリカブトなど間違えやすい毒草もあるので確信がないときには食べないこと。
読了日:11月1日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/60055564

■本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
岩波少年文庫の中からお薦めの50冊を紹介。 宮崎駿がどういう視線で子供の世界と関係を持とうとしているのか、 そしてその真剣さが見えてくる気がしました。 「時が来るまでは、子どもはちゃんと親の庇護のなかにいなきゃいけない。 あわてて成長する必要はないんですよ」
読了日:11月1日 著者:宮崎駿
http://bookmeter.com/cmt/60055547


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