やわらかい螺旋

徒然なるままに

2011-07

2011-08-01 06:01:42 | 

2011年7月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:6603ページ
ナイス数:83ナイス

■ひやめし冬馬 四季綴 ふくら雀 (徳間文庫)
最初にタイトルを見て、真っ先に帯が思い浮かんだんですが、読んでいるうちに、そうかそのふくら雀かと納得しかけた矢先に、帯が出てきてちょっとびっくり。冬馬は出世できるのか、波乃とはどうなるのか、続きが気になります。
読了日:07月31日 著者:米村圭伍
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12529423

■しゃべくり探偵―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 (創元推理文庫)
言ってみれば安楽椅子探偵なのだけれど、関西弁のやりとりの中で解決していくので、本当にしゃべくり探偵ってタイトルがぴったりでした。ボケとツッコミがいちいち入るので、読んでいるうちに疲れてしまい、何度か休みながら読みましたが、内容としては面白かったです。
読了日:07月31日 著者:黒崎 緑
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12529325

■少し変わった子あります
意識がその時々の人になりすまし、融合と隔離を繰り返し、転々と渡り歩いているのなら、行方が分からない二人はもう、ずっと行方知れずのままなんだろうなあ。名前の無い料理屋に一人でしか行けないのも仕方が無い。けれども、もしも行けるのならば、行って食事をしたいような気がします。
読了日:07月29日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12496430

■江戸っ子の意地 (集英社新書)
想像していた中身と違ったけれど、読み応えがあって興味深かったです。江戸から明治に変わったけれど、中身を支えるシステムはスムーズに移行できたわけではなく、混乱していたとは思いませんでした。
読了日:07月29日 著者:安藤 優一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12496229

■ゴハンの丸かじり (文春文庫)
ジャムパンの中からジャムを取り出して、別に買ってきておいた苺ジャムを詰めて食べるなんていう発想、なかなか出来ません。ジャムがぎっしり、さぞかし甘いジャムパンなんだろうなあ。味付け海苔にサラダ油を塗って、カレー粉だの塩だの付けて食べてみるのは実験めいていてなんだか楽しそう。
読了日:07月28日 著者:東海林 さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12479951

■寝る前につぶやくだけで、心がスーッとする本
心がスーッとしたわけではないけれど、こういうシチュエーションってあるなあと思いつつ読めました。川柳なので575のリズムに無理やり当てはめてるようなものもあって、それがちょっと気になった。「ホントはねこの店行ったの前の彼」は、「前の彼」じゃなくて「元カレと」のほうが意味が通りやすいかも、とか。「母からの留守電消さずに眠る夜」ちょっとしみじみ。
読了日:07月27日 著者:益田 ミリ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12458835

■タクアンの丸かじり (文春文庫)
まさにタイトルの通り、お新香としてのタクアンから始まり、タクアン用の干し大根でタクアンを漬けて、タクアンパーティを催してしまったのがなんだかとってもおかしくて、ほのぼのと笑ってしまいましたw
読了日:07月27日 著者:東海林 さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12458780

■和菓子のアン
ちょっとぽっちゃり、食べることが大好きなアンちゃんがとても身近に感じられて、作り物ではなく、本当にこういう和菓子屋さんがあるんじゃないか、あったらいいな、と思っています。和菓子の奥深さ、侮れません。さあ読めミステリーだ!という押し付けがましさがないので、おまんじゅうを食べながらすごす午後のひとときにぴったりな感じ。立花さんみたいな乙女な男の人って、たまにいるなあ。
読了日:07月26日 著者:坂木 司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12440677

■四季・春 (講談社ノベルス)
真賀田四季の幼少時代なんて考えたこともなかったけれど、子供であるが故の不自由さを、この頃すでに感じているとは。Vシリーズをまだ読んでいないので、読む楽しみが増えて嬉しい。
読了日:07月26日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12440633

■三国志人物外伝 亡国は男の意地の見せ所 (平凡社新書)
三国志は人数が多くてちょっと尻込みしていたので、読むとっかかりになればと思い、図書館で借りてみました。趙雲の扱いが不遇でかわいそう。呉の孫権の一族はみんな若いうちに死んでいて、呪われた家系と言われても確かに違和感がないような。
読了日:07月26日 著者:坂口 和澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12440587

■ぬるい生活
多少の差はあれど、更年期は誰でもなる可能性があるので、なかなかヒトゴトとは思えず読んでしまいました。体重測定ダイエット、いまやっているところなので、そうだよね~(涙)と共感。おじさんかおばさんか判別しにくいおばさんにならないようになりたいなあ。
読了日:07月24日 著者:群 ようこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12404226

■わが家の母はビョーキです 2  家族の絆編
75万人も患者さんがいて、誰もが発症する可能性のある病気の正しい知識を自分が知らなかったほうが怖いよ!と、タキさんが巻末のほうで力説していますが、ほんとにそう思います。怖いからと遠ざかるひとももちろん居て、それはそれで仕方ないけれど、きっとそれは、どう接していいか分からないからとまどっているんだろうし。タキさんの存在はほんとに心強いんだろうなあ。
読了日:07月24日 著者:中村 ユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12404152

■だめんず・うぉーかー12 (SPA COMICS)
かわいい女をアピールしそこなった彼女には同情。妖精のカーニバルか、ふふふ。山本モナとの対談は熱いなあ。
読了日:07月24日 著者:倉田 真由美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12404109

■超バカの壁 (新潮新書 (149))
「私は素直にそう思う」というのが詰まっていて、とても面白かったです。子供が自然、というのは分かるなあ。こんな都会の車が行き交うような危ない道路で遊ばせなくてもいいのに、と思うことが多いので。
読了日:07月20日 著者:養老 孟司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12338651

■死の壁 (新潮新書)
うちのエレベーターも、人が死ぬことを想定しているわけじゃないなあと気がついたら、なんだかぞっとしてしまった。逆さ屏風の話の陰湿な感じ、生と死はまさに向かい合ってるなあと思います。
読了日:07月20日 著者:養老 孟司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12338606

■バカの壁 (新潮新書)
話しても分からないひとは確かにいるし、話せば分かるなんてことはない、っていうのも理解できます。個性を伸ばせっていう言葉の罠には落ちないように気をつけよう。なんだか目からウロコでした。
読了日:07月18日 著者:養老 孟司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12299242

■わが家の母はビョーキです
事情が分からない他人から見たら、ほんとにおかしいひと、恐ろしいひと、としか思えない。それはどれだけ罹患しているひとにとってツライことだろう。薬はもちろん大事だけれども、周囲の人(お医者さんも含め)のケアはとても重要だなあ。
読了日:07月14日 著者:中村 ユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12229099

■黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))
読みにくい。とても読みにくい。読みにくいから、一生懸命読んでしまって、どんどん深みにはまっていく。本の世界に入り込んで、現実といったりきたりするような感覚を経験すると、どんなに年月がたってもその本の中へまた出かけられるし、違った目で見られるから、きっとまた楽しめるんだろうなあ。
読了日:07月14日 著者:高野 文子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12229080

■なな転び八起き
子育て関係のエッセイって、自慢やら苦労話ばかりで辟易しがちなんですが、一生懸命だなあ楽しんでいるなあ、って素敵な気分になります。モデルのはなさんが撮った写真からも、娘さんへの愛情が分かります。
読了日:07月14日 著者:久保 純子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12229031

■サボテンのおなら (幻冬舎文庫)
メキシコの熱気やら空気が伝わってくるようで、旅行したいなあ。文中で出てくるワモティルってなんだ?と思っていたら、後のほうでイラスト付きの説明文が。絶句するほどの威力って凄すぎる。
読了日:07月14日 著者:小林 聡美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12229012

■かんたんエコバッグ―手作りのバッグで始めるエコライフ (レディブティックシリーズ no. 2710)
布を選べば、いかにもエコバッグ、っていうやつじゃないのが出来そうでいいかも。収納ポーチがついてるのもいいな。
読了日:07月14日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12229002

■工作少年の日々
趣味というものは、誰かを喜ばせたり驚かしたりするものじゃなく、本当にただ自分が満足するためにあるんだなあと思うような内容でした。庭を走る鉄道模型って壮観だろうなあ。
読了日:07月11日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12180824

■おでんの丸かじり (文春文庫)
食べ物じゃないけども、タッパの蓋の話はおかしかったですwそんなに蓋ってなくなるものなの?1500円の牛丼って食べるのに緊張して味がわからなくなりそう。
読了日:07月11日 著者:東海林 さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12180789

■のほほん行進曲 (文春文庫)
あちこちに旅行しておいしいものを食べて、なんだか楽しそう。ここに出てくる気仙沼のホテルとかお店とか、大丈夫だったかなあ。
読了日:07月11日 著者:東海林 さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12180755

■おともだち
表紙が違うんだけれど、登録がないのでこちらで。「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」こんなに美しい時代があったなんて、まるで夢のよう。
読了日:07月06日 著者:高野 文子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12089466

■るきさん (ちくま文庫)
るきさんもえっちゃんも、ほんとにお互いがいい友達なんだな~と思いました。マイペースを尊重して付き合ってるような感じで。えっちゃんがだんだんとぽっちゃりしてきて、るきさんに洋服をあげた、っていうところがなんだか好き。
読了日:07月06日 著者:高野 文子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12089386

■コロッケの丸かじり (文春文庫)
野毛は近所なので、あの浜幸とは関係の無い、馬鹿鍋の浜幸に行ってみたいなあ。杏仁豆腐、いまだに気軽に食べられませんwやっぱり畏まったイメージがあるんですねえ。
読了日:07月06日 著者:東海林 さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12088995

■古本屋探偵の事件簿 (創元推理文庫 (406‐1))
少し古臭くて読みにくいなあと感じたんですが、古本屋という商売と昭和という時代には、ちょうどいいのかもしれません。探偵というのは、人からどうやって必要な情報を仕入れるか、っていうことにかかってくると思うので、古本屋が古書を頼りに探しあてる、というのは無理がなくて、じっくりと没頭して読めました。
読了日:07月05日 著者:紀田 順一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12065065

■世界一おもしろい江戸の授業 (二見文庫)
江戸に暮らしたひとたちのあれこれが色々と分かって面白かったです。長屋の人たちが共同井戸から汲み出している水は、天然の地下水じゃなくて、地下を走る配水管からの水だとは凄い。
読了日:07月05日 著者:河合 敦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12065012

■墨攻 (新潮文庫)
最後のそっけないくらいのあっけなさが、かえってリアリティを感じました。人心を掌握しつくすことは難しいけれど、短期間で大人数の敵との攻防戦が出来るまでになったことは素晴らしい。
読了日:07月05日 著者:酒見 賢一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12064958

■わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集
素朴でぬくもりがあり、ほんのりと寂しさもあるような、人間っていいなと思えるのが好きです。
読了日:07月02日 著者:金子 みすゞ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12007005


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