やわらかい螺旋

徒然なるままに

2018-05

2018-06-01 06:06:30 | 
2018年5月の読書メーター
読んだ本の数:70冊
読んだページ数:16142ページ
ナイス数:733ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■御子柴くんと遠距離バディ (中公文庫)
長野県警から警視庁へ出向していた御子柴刑事は凶刃に倒れた。
警視庁から引き取られ「地域生活安全情報センター」のセンター長という急ごしらえの暇な部署に異動になった御子柴くんは、
東京にいる元相棒、竹花一樹に呼応するかのように事件対応にあたる。
前作で助けてもらっていた小林警部補が定年退職し頼れなくなったぶん、精神的にかなりたくましくなった。
御子柴くんの後任でやってきた役立たずの細澤は、役立たずだったおかげで最後は役に立ったってことになるのかな。

読了日:05月31日 著者:若竹 七海
https://bookmeter.com/books/12483083

■アジアパー伝
再読ですが、すごく昔に読んだっきりで内容をほぼ覚えてなかった。
ミャンマー人の友達コーティンウが鴨ちゃんに言った「家族を守るのが僕の仕事で国はその次です」があまりにもリアルすぎて、
憂うことさえ許されないような気分になってしまう。
ゲリラと遭遇した時のサイバラの挿絵、欄外に「てゆうか、こいつもうダメかも・・・」なんて書いてて、このときはどのくらいまで本気でそう思っていたのか。

読了日:05月31日 著者:西原 理恵子,鴨志田 穣
https://bookmeter.com/books/543121

■奇食珍食
世界各地の珍しい食の生態を自分の舌で取材し紹介する。
土地の条件でそういう食文化になったのだと理解すれば、そんなグロテスクなもの食えるかと簡単には言えないものだなと思う。
外国の多くが獣肉を無駄にしなかったように、日本では魚をとことん利用して、世界に類のないほどの魚の臓器料理を食べている。
コノワタとか酒盗とか、最初に作ったひとえらいなあ。

読了日:05月30日 著者:小泉 武夫
https://bookmeter.com/books/2648157

■たとえる技術
ニヤリと笑えて切なくなって意外と学べる“たとえ言葉”が満載の1冊。
このひとの俳句や短歌が面白い理由が分かった気がします。
たとえることによって、感覚を共有できて、オリジナリティが生まれて、そして伝わりやすい。うーん、なるほど。

読了日:05月30日 著者:せきしろ
https://bookmeter.com/books/11203770

■どうぶつたちの贈り物
ペンネームに「動物」がひっそりと隠れた作家が紡ぐ「動物」をテーマにした物語。
東川篤哉「馬の耳に殺人」馬のルイスがいなくても警察の捜査で解決できたわけですが、そのほうがややこしいことにならなくて良かった。
鹿島田真希「キョンちゃん」結末を読んでナニいぃと声がでた。
似鳥鶏「蹴る鶏の夏休み」カラスってほんとに頭いいなあ。ヤクルトはさぞうまかったろう。
「殺る?ねえ殺らないの?」なんて言ってた日吉さんより、実際に男に飛び掛かったピーちゃんのほうが、そのセリフが似合う。

読了日:05月29日 著者:小川 洋子,鹿島田 真希,白河 三兎
https://bookmeter.com/books/10253023

■生にゅー!―生でリアルなニューヨーク通信 (文春文庫PLUS)
ニューヨークに住んでいるから分かるニューヨークのリアル事情。
とにかく人間の容積がデカい、
タイムズスクエア=両国国技館前説があるほどである、っていうのが想像しやすくて笑ったw
むかし東京の大学病院で子宮筋腫の手術を受けたのが原因で、ニューヨークで腸閉塞を起こし病院に運ばれ、入院して手術。
7日間ほどで退院したものの、海外旅行保険が切れていて、請求金額はなんと200万。
いかにお金があるか、いかに人脈があるかでまるっきり待遇が変わってくるのがニューヨーク。

読了日:05月29日 著者:黒部 エリ
https://bookmeter.com/books/204033

■ワタシの生活〈微〉向上作戦 2
「仰天、共感、泣き笑い。OLたちの現実があなたの日常をちょびっと向上させる、かもしれない」
OL委員会のアンケート回答をまとめたもの、第二弾。
最近の子供の名前読めんぞ!のところの「帆静(ぱんせ)。女の子。船が全然進まないじゃないか」に思わず同意。
「しがらみ」と「いやさか」という名前の姉妹っていうのもすごいなあ。
「私が総理大臣なら:不妊治療を保険対象にする」おぉ~、ぜひぜひ。

読了日:05月28日 著者:清水 ちなみ
https://bookmeter.com/books/410436

■ワタシの生活マル微向上作戦
「賢く楽しくたくましく、こんな時代を生き抜くOL委員会員1万人の知恵と現実」
OL委員会のアンケート回答をまとめたもの。
生活が向上するかどうかは謎だけど、こういう時代だったよねと懐かしくなるもよし、そんなあほなと笑うもよし。
そういえば「地域振興券」ってありましたね。でもまわりに貰える対象者がいなかったので、実物を見たことがありません。

読了日:05月28日 著者:清水 ちなみ
https://bookmeter.com/books/363814

■解剖学個人授業 (河出文庫)
人体の不思議から解剖学の最先端まで、オモシロわかりやすく学べる名講義録。
解剖学は「すべてをわかりたい」という学問。
言葉を使うようになった人間は、ありとあらゆるものに名前をつけまくり、そうするうちに体の中身に名前がないことに気が付いて、解剖が始まっていく。
巻末の対談で養老孟司が「解剖中に手をさわるには、かなりの決意がいりますよ。ぎゅーっと握り返してきたら大変だもの(笑)」と言ってるのが印象的。

読了日:05月27日 著者:養老 孟司,南 伸坊
https://bookmeter.com/books/8244946

■名古屋はヤバイ (ワニブックスPLUS新書)
名古屋(人)はなぜ嫌われるのか?クセのある名古屋人気質を踏まえて名古屋に鋭くメスを入れる。
何年か住んでいたので、交通事故ワースト1とか、新聞は朝刊しかとらないとか、ああ確かにと心当たりが。
名古屋弁は仲間内の言葉だと思う。
イントネーション以外は完全に隠せるので、河村市長のあれを思い浮かべていると、旅行者としては肩透かしをくらう。
観光業の従事者はあえて名古屋弁で話しておもてなしの一環と割り切る作戦もアリかもしれませんが、
名古屋人側は、そこまでして観光客を呼ばなくてもいいやと思ってるかもしれない。


読了日:05月27日 著者:矢野 新一
https://bookmeter.com/books/11559767

■警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)
不祥事からのイメージアップのために美男美女5人の警官が集められ、警視庁初の戦隊「警視庁特捜班ドットジェイピー」が結成された。
人間凶器、バージンホワイトこと早峰綾を襲って返り討ちにあった樺島慎吾の逆恨みに振り回される5人。
ドタバタとコメディタッチで話は進んでいくけれど、樺島のやってることは笑えない。
自分が小物であるという立場を忘れさせるほど周りにもボスオーラを振りまいているボスがお気に入り。
ボスはきっとボス然とした態度でいることに意義があると思うから、それはそれでいいんだなきっと。

読了日:05月26日 著者:我孫子 武丸
https://bookmeter.com/books/3351303

■寄り道ビアホール (講談社文庫)
篠田節子ってエッセイ書いてる印象がなかった。
「作家で携帯電話を持っていて、なおかつ、たいていの場合ONになっているめずらしいヤツ、と言われる」
いまはそうじゃない作家の方が少ないのかなって気がしますがどうなんだろう、そうでもないのかな。
ようやくメールを使い始めたけど馴染めていない様子で、そういう時代だったんだなあ。
重松清氏との対談も収録。

読了日:05月26日 著者:篠田 節子
https://bookmeter.com/books/394842

■毒殺協奏曲
アミの会(仮)のアンソロジー第二弾。
柴田よしき「猫は毒殺に関与しない」は既読。
永嶋恵美「伴奏者」ネット社会の今だから、刃物でぶっすりやるよりもきっと効果的。
小林泰三「吹雪の朝」致死量、って言葉を言葉通りに受け取ってはイカンのだ。
光原百合「三人の女の物語」それなりに幸せになるんだよ、白雪姫。

読了日:05月25日 著者:
https://bookmeter.com/books/11030621

■広辞苑はなぜ生まれたか―新村出の生きた軌跡
「広辞苑」の編者・新村出の伝記。
広辞苑の初版が発行されたのは昭和30年5月25日。
広辞苑は知っていても、その編者が誰、ということにまったく関心がなかったので興味深かった。
東京帝国大学で一年限りの講義を受け持ち、その講義を受けていた中に金田一京助がいた。
金田一の一級上のクラスには、橋本進吉・小倉進平・伊波普猷(いは ふゆう)がいて、
それぞれ国語学・朝鮮語学・琉球語学を選んだというから、
どれだけ大きな影響力があったかのかが容易に想像できる。

読了日:05月25日 著者:新村 恭
https://bookmeter.com/books/12073336

■帝王死す (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-13)
軍需工業の帝王キング・ベンディゴに届いた脅迫状。
強引にベンディゴ帝国のある孤島に連れてこられたクイーン警視とエラリイが警戒している最中に起きた密室での事件。
事件が起きる前の仰々しいほどのお膳立てと、密室での「そんなことだと思ったよ」なトリックのアンバランスさで、
ここに至るまでのベンディゴ三兄弟の境遇について考えさせられる。

読了日:05月24日 著者:エラリイ・クイーン
https://bookmeter.com/books/506489

■幸福論
予定調和でほんわり系の対談は多いのですが、対談している者同士がお互いの言いたいことをなかなか掬い取れず、
空回りなところも見受けられるような対談。
そういうの珍しいかも。
うさぎ「他人に評価され、他人に必要とされ、他人に認定された時点で自分の価値が生じると考える」
小倉「というか、それしかないの。女性性というものは、そういう形でしか存在しないんだから」
お、おそろしい・・・。
読了日:05月24日 著者:小倉 千加子,中村 うさぎ
https://bookmeter.com/books/9358

■十津川警部 殺しのトライアングル (徳間文庫)
群馬の温泉地で3人の若い女性が行方不明になった。
その中のひとり、山西ひろみについて、内密に調べるようにと命令を受けた十津川警部。
3人の失踪がマスコミに知られた途端に三上刑事部長から捜査をやめるようにと言われ、今度はホームレス殺人事件を担当するが、
マスコミに捜査協力を仰ごうとした矢先にまた三上刑事部長の邪魔が入り、まったく捜査が進展しない。
政治的配慮なんて体の良い言い訳がこんな結果になって、三上はもっと責められるべき。

読了日:05月23日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/170149

■綺麗女のたしなみ
ゲイのブロガー・ゴマブッ子さんが、誰も教えてくれない美しいふるまいを伝授。
やってはイケナイことの具体例が具体的すぎて、目の前でこのやりとりが繰り広げられてる気分で読みました。
お祝いのシャンパンに75%のひとはモエかヴーヴを選ぶのに、残り25%は本気すぎてすごいことに。
「お土産は定番やちょっと珍しいくらいでいいの。やり過ぎは自己満足!」ですよね~。
女子会が日常のメインイベントになってるようなひとは婚期が遠のいてると思われてしまうから、女子会はほどほどに。

読了日:05月23日 著者:ゴマブッ子
https://bookmeter.com/books/4063540

■あなたがスマホを見ているとき スマホもあなたを見ている
讀賣新聞の連載コラムから抜粋したもの。
見出しタイトルのリズム感が好き。
公衆電話ってなんですかと真顔で聞くような世代がいることに、公衆電話を知ってる世代は意外と無頓着。
ダイヤル式の電話とか、そんなの見たことありません、習わないと使えません、ってことにショックを受けたりしますが、
自分だって最後に使ったのがいつかを思い出せなくなっていて、それほど身近なものじゃなくなっていることに気が付きます。
それにしても文字が大きいな。

読了日:05月22日 著者:藤原智美
https://bookmeter.com/books/12466257

■おばさんの金棒
毎日新聞と夕刊フジでの連載を抜粋して加筆、再構成したしたもの。
ずっと使い続けてる枕を捨てられなかったり、壊れた洗濯機を日々磨いて最後の時を過ごしたり。
年を取れば自動的におばさんになるわけですが、ムロイさんはいい具合におばさんになってる気がします。
「金棒メモ」の「フケタカナリスト」で照らし合わせてみて、自分もめでたく着々とおばさんになってるなあとしみじみする。

読了日:05月22日 著者:室井 滋
https://bookmeter.com/books/11189671

■太っ腹対談
東海林さだおと椎名誠、そしてゲストを迎えての対談。
表紙の「三櫂屋」の女将、たまさんが、客あしらいにソツのないタイプじゃないのが逆に好感が持てました。
最後の小山薫堂がゲストに来た回では、天ぷら・すき焼き・寿司に代わる「新三大日本料理」を決定。
ラーメンとカレーライスのほかもうひとつ、自分だったら何にするかなと考えましたが、やっぱり牛丼かなあ。

読了日:05月21日 著者:東海林 さだお,椎名 誠
https://bookmeter.com/books/160827

■女はこうしてつくられる
美人をめぐるエッセイ集。
四十台になっていろんなことがシンプルになった。基本は保湿と代謝ということで、肌にも体にもとにかく水分。
かなりの手抜きだと言ってるけど、お風呂につかりながらの読書とか、水をたくさん飲むとか、自分が出来ることをやってるなら十分なのでは。
3週間の集中ワークアウトの期間中に「無理をしすぎると続かないから」と赤ワインを飲んでましたが、
依存症のひとの行動パターンみたい。

読了日:05月21日 著者:甘糟 りり子
https://bookmeter.com/books/425934

■のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!
年齢のせいで記憶力が衰えるというのはうそ、気のせい。
「ド忘れ」は、脳内の記憶が膨大でデータ検索に時間がかかっているから。
「覚えが悪くなった」は、勉強そのものが生活の中心だった若いころと同じ生活をしていないから。
記憶にとって睡眠は大事。
眠っている間に記憶が熟成される「レミニセンス効果」を考慮に入れて分散学習で記憶を定着させる。

読了日:05月20日 著者:上大岡 トメ,池谷 裕二
https://bookmeter.com/books/5240167

■のうだま―やる気の秘密
もともと脳は飽きっぽく、三日坊主は生きていくためマンネリ化させるために起きている。
「淡蒼球」という脳の部位が活発になるとやる気が高まり、活発にするためのスイッチは4つ。
「スイッチB:からだを動かすことで入るスイッチ」
「スイッチE:いつもと違う場所に行ったり違うことをすることで入るスイッチ」
「スイッチR:ごほうびを用意することで入るスイッチ」
「スイッチI:なりきることによって入るスイッチ(思い込みが強いほど脳は騙されやすくその気になる)」

読了日:05月20日 著者:上大岡 トメ,池谷 裕二
https://bookmeter.com/books/386447

■フェニモア先生、墓を掘る (ハヤカワ・ミステリ文庫)
副業で探偵をやってる開業医のフェニモア先生。
猫の墓を掘ろうとしていた少年ホレイショと知り合いになり、その手伝いをしている最中に女性の死体を見つけ、犯人捜しに奔走する。
アップルソーンの研究室に押し入るためホレイショと一緒に「目立たない服」を選んでるところが微笑ましかった。
看護婦兼秘書のドイル夫人とホレイショは、最初はぎこちなかったけど、これからうまくやっていけるといいな。
これだけいろんな人種がいるアメリカなのに先住民へのその態度はなかろうよとハードウィック一族に詰め寄りたい気分。

読了日:05月19日 著者:ロビン ハサウェイ
https://bookmeter.com/books/427244

■おしゃ修行
「奮闘する姿に共感&笑い溢れるファッションエッセイ」
おしゃれ修行に励むなめ子さんと一緒に、おしゃれってのはまったくねえ、とため息をつきたい気分。
叶姉妹からプレゼントされたマノロの靴で出かけた竹田恒泰さんの結婚披露パーティ。
全身黒いせいか女中みたいだったという写真が白黒で良く分かりませんが、靴からは叶姉妹のゴージャスなオーラが出てたかもしれません。
竹田さんがこのパーティで古代の節回しで吟じていた君が代をテレビかなにかで見たことありますが、あれはすごいですね。

読了日:05月19日 著者:辛酸 なめ子
https://bookmeter.com/books/12048578

■マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)
下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルの三舟シェフが鮮やかに謎を解く。
「青い果実のタルト」SNSで自分の動向を知らせればアリバイになると思っていると、こういうことがあるからね。
「ヴィンテージワインと友情」嗣麻子は、自分を嫌っていると思っているひとが実は一番気遣ってくれているひと、ということに気が付いて、
その上でこれからどうするかを考えればいいと思うよ。

読了日:05月18日 著者:近藤 史恵
https://bookmeter.com/books/11229264

■逆説の日本史 21 幕末年代史編4: 高杉晋作と維新回天の謎 (小学館文庫)
血を流しながらも時代を動かした幕末の志士たちにより、とうとう徳川政権が終わりを告げる。
幕府が第二次長州征伐の手はずを整えていたそのとき、長州藩はアメリカ南北戦争のおさがりの武器を安価で手に入れる見通しをつけていた。
南北戦争が日本のこの時代と同じ時間軸で、しかも物流があったなんて意外な感じ。
それにしても、徳川慶喜のおそろしいほどの強運はいったいどういうことだ。

読了日:05月18日 著者:井沢 元彦
https://bookmeter.com/books/12781529

■相鉄線あるある
相鉄線そのものというより沿線地域ネタを詰め込んでいるような感じでした。
「近藤真彦は大和市出身」とか「海老名市のゆるキャラえび~にゃ」とか、ああそうなの、という気楽さが好きなひとにはいいかも。
「平沼橋の隣駅・天王町を最寄り駅とする洪福寺松原商店街」なんて書いてあるから誤解されそうだけれど、
平沼橋の隣は横浜と西横浜であって天王町ではありません。

読了日:05月17日 著者:高島 修
https://bookmeter.com/books/11871460

■I LOVE HOTCH POTCH STATION
図書館で見かけて借りてきた本。
懐かしいなあ、NHKで放送してた時よく見てました。
グッチ裕三、歌ってるときは本当ににはじけまくってた。
林家こぶ平(現・正蔵)の声を聞くと、いまでもなんとなくジャーニーが喋ってるみたいと思ってしまう。

読了日:05月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/732091

■ジェーン・スー 相談は踊る (一般書)
「毎週土曜夜、悩める大人たちの相談をチャチャッと解決しているジェーン・スーのラジオ番組、ついに書籍化!」
ゼリーの汁をこぼさず蓋を開けるコツを教えてください、の回答のために、放送中にゼリーの蓋を開けまくってコツを見つけようと奮闘する。
別にそんなにどうでもいいじゃん、と軽くいなしてもいいのに、相談者に対しての真剣さに好感が持てます。
円形脱毛症になった女性が「円形脱毛症がそのまま生えてこないって個人的には聞いたことないですね」って言葉を聞いただけで、結構ラクな気分になったんじゃないかな。


読了日:05月17日 著者:TBSラジオ「ジェーン・スー相談は踊る」
https://bookmeter.com/books/9279187

■VS.馳星周―トップアスリート対談集
馳星周と8人のアスリートとの対談。
サッカー以外のほとんどのスポーツに興味がない馳星周を引っ張り出してきて、よく対談なんてさせたなあ。
ある程度の下調べはあったにせよ、そういう素人が相手だと、逆に選手としては、競技の魅力を分かりやすく話せるものなのかもしれない。
それにしても登場する8人全員、とても個性的で輝いてる。
サッカー選手二人(遠藤保仁・石川直宏)とは、日本代表についてとか他の国の選手のこととか、サッカー好きならこれ聞きたかっただろうな、な話題。

読了日:05月16日 著者:馳 星周
https://bookmeter.com/books/376426

■オンナらしさ入門(笑) (よりみちパン!セ 27)
ド直球でフェミニズム観点からのおんなの人生を書いている本。
私は「女だから大学行かなくても」「男女雇用機会均等法が出来たばかりで社員としての扱いに困る」の世代なので、
ここに書かれてることが痛いほど分かる。
今のこの時代が、女に生まれたこと=社会的に負け犬である、そんな時代じゃなくなっていることを祈る。

読了日:05月16日 著者:小倉 千加子
https://bookmeter.com/books/579429

■なぜなら雨が降ったから
雨女探偵・揺木茶々子が出会う5つの事件。
これなら時間がかかったとしても警察は確実に真実を突き止めるだろうな、という事件が多かったのだけれど、
家政婦への疑いを晴らしコミュニケーションのズレまで指摘した「てるてる坊主」は、探偵が介入して良かったと思える事件。
成り行きで助手をやってる野崎くん、アルバイトで雇ってもらえばいいのに。

読了日:05月15日 著者:森川 智喜
https://bookmeter.com/books/8216297

■すべて忘れて生きていく (PHP文芸文庫)
北大路公子の本なのに、一度もくすっと笑いませんでした。
面白くないからじゃなくて真剣に読んでしまったから。
一緒に懐かしい時間を駆け巡り、相撲に思いを馳せてるような錯覚に陥ります。
だから、休場しても良いから、完治するよう専念してほしいと思ってるんです、稀勢の里。
それにつけてもいつも思うのは、霜田あゆ美さんの表紙の絵は中身をよく分かってる。

読了日:05月15日 著者:北大路 公子
https://bookmeter.com/books/12802110

■ψの悲劇 The Tragedy of ψ (講談社ノベルス)
たとえ見た目が似ていても、χがXじゃなかったように、ψもYではない。
島田文子のあのハイテンションな感じはプロトタイプと似て非なるもの。
それは鈴木と将太にも言えることで、彼らはなぜかイコールではない。
こうなるともう問わざるを得ないのだ。
人類の行く末を、命とは何なのかを。
読了日:05月14日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/12806039

■世界のことば アイウエオ (ちくま文庫)
書店で見かけて買ってきましたが、なんだか見覚えがあると思ったら「世界の言語入門」の増補改題版でした。
世界にたくさんある言語の名前は「国家名+語」とは限らないので、どこの国で使ってるのか知らない言葉も出てきて楽しいです。
クロアチア語を、間違えてついセルビア語のdaで繋ぐ文法にしてしまうというのが、今の私なら意味が分かる。私も間違えます、不定形が憎い。
そういえば黒田さんの奥様、金指久美子さんが書かれたスロベニア語の入門書を読んでました。双数が難しい・・・。

読了日:05月14日 著者:黒田 龍之助
https://bookmeter.com/books/12770275

■メメントモリ・ジャーニー
メレ山メレ子が「旅と死」をテーマに綴ったエッセイ。
越後妻有の荒れた外観の一軒家に金継ぎをほどこした作品「最後に継ぐ家」をあとでネットで探してみたら写真を発見。
ひとが住んでいた痕跡がくっきりして、不思議な迫力を感じました。
ガーナまでポテトチップスの形をした棺桶を作りに行くためにクラウドファンディングを利用してお金を集めたなんてすごい。

読了日:05月13日 著者:メレ山 メレ子
https://bookmeter.com/books/11123215

■はじめてのデコナップ&デコポッジ (レディブティックシリーズno.3931)
母に買った本。
「デコナップ」というペーパーナプキンを、専用接着剤「デコポッジ」を使って貼り付けて、
木や布などいろんな素材をデコレーションする。
基本レッスンの最初がスニーカー、いきなり難易度が高いなと尻込みしてしまいましたが、
最初に実用的なものを経験すれば、やる気がでて上手に仕上げようと頑張れるかも。

読了日:05月13日 著者:
https://bookmeter.com/books/9158292

■日本人のまっかなホント
国際的なエコノミストたちが激辛ユーモアで日本人を斬りまくる。
1999年の本なので「日本の社会では、ひとりになりたくてもけっしてひとりにはなれない」とか、そんなこともないでしょう、な感じのものもありますが、
個人より集団、度を越した清潔好きなど、まあそうだよねと思うことが多かった。
日本人はどんなに威圧的になっても「くたばれ、貴様!」と礼儀を忘れない、ってところについ笑う。

読了日:05月13日 著者:ジョナサン ライス,浜 矩子,嘉治 佐保子
https://bookmeter.com/books/35861

■アルアル島の大事件 (創元推理文庫)
化粧品会社のお抱えパイロットのタックは酔っぱらって飛行機に娼婦を連れ込みフライト中に事故を起こしてしまう。
社長から軟禁を言い渡されている最中に雇いたいという申し入れがあり、相棒ジェイクに追い立てられるようにして、雇い主のいるアルアル島に向かう。
曲者ぞろいの登場人物ばかりで設定は面白いのに、波長が悪かったのか、ただ文字を追ってるだけになってしまった。

読了日:05月12日 著者:クリストファー・ムーア
https://bookmeter.com/books/59826

■焼き鳥の丸かじり (丸かじりシリーズ40)
丸かじりシリーズ第40弾。
肝細胞がんで入院して手術なんて大変なことだったろうに、それでも病院食のことを書いてるなんて、転んでもただでは起きぬってやつですね。
いろんな制限がある病院食だから、納豆のタレがしみこんだ一片のネギで食べるご飯はしみじみとおいしかったんだろうなあ。
アルコールが全面禁止になり手を出したのが甘いもの。
豆大福の豆がどうも好きになれないようですが、慣れてくるとおいしく思えるかもしれませんよ。

読了日:05月12日 著者:東海林さだお
https://bookmeter.com/books/12453541

■ドコノモン
魅力的な戦後建築は、日本中にまだまだ眠っている。
大阪・味園ビルは、看板の迫力に目を奪われてしまって、外観のほかのところに目がいかないのが難点かもしれない。
あと船場センタービル。名前は知ってたけど、こういう感じだったんですね。
「建築・土木の融合による市街地改造は20世紀を通じた理想だった。こんな土木建築はほかにない」
戦後を代表する建築だと知ってる人はどのくらいいるんだろう。

読了日:05月11日 著者:倉方 俊輔
https://bookmeter.com/books/4541439

■大正・昭和のマッチラベル
現在でも通用するデザイン性の高い作品を厳選したビジュアルブック。
昔はどこのお店にもマッチを置いていて、デザイン=広告、って感じでした。
マッチ箱なんてサイズとしては小さいものなのに、どこのお店のものなのかが分かるような、魅力的でレトロなデザインが目白押し。

読了日:05月11日 著者:Not Available
https://bookmeter.com/books/226764

■ジス・イズ・エジンバラ
街そのものが世界遺産であるエジンバラの魅力を紹介。
風にのってウェイヴァリーの石段をのぼり、プリンシーズ・ストリートを眺めたいなあ。
警官がつけてる白い手袋の形がやけに気になる。
花時計の花を植えてる庭師のひと、その体勢での作業は大変そうだ。

読了日:05月11日 著者:ミロスラフ・サセック
https://bookmeter.com/books/218868

■子どもの王様 (講談社文庫)
トモヤが話す「子どもの王様」が作り話じゃなくて本当のことなんだと知ったショウタ。
ショウタをはじめ、殴られたイナムラさんやトモヤの母親、ほかの大人たちにしてみれば、あの「子どもの王様」は酷いヤツで、この結果にはある意味ほっとしてるはず。
けれどトモヤが納得できずにショウタを許せない気持ちも分かる。
ハッピーエンドなはずなのにうまくいかないってことは、現実にもよくあること。
読了日:05月10日 著者:殊能 将之
https://bookmeter.com/books/10128751

■なめこ・イン・サマー
どこらへんまでが本当のことかな、なんて思いつつ楽しく読みました。
自分の最高血圧は80いくつしかないと男泣きに泣く友達犬と友達になりたい。
二日酔いのときに伊藤理佐の結婚披露パーティーに参加。
「理佐の野郎こんな二日酔いのときに結婚なんかしやがって!」の相手とまさか結婚することになるとは、
このときは思っていなかったんですよね。
人生って何があるか分からない。
読了日:05月10日 著者:吉田 戦車
https://bookmeter.com/books/395572

■おぞましい二人
イギリス「ムーアズ殺人事件」を題材にして書かれた物語。
ハロルドとモナは1人の子供を家に誘って一晩かけて殺害し埋めた。その後も2年をかけて3人の子供を殺害。
ハロルドとモナは裁判にかけられ、精神病院で一生を過ごした。
ゴーリーがどうしても書かずにいられなかったという理由が「おぞましい二人」というタイトルに込められてる気がします。

読了日:05月09日 著者:エドワード・ゴーリー
https://bookmeter.com/books/566689

■大人のアクセサリーバイブル―着こなしセンスに磨きをかける最終ルール
「小物使いの上手さで定評がある、スタイリストの石田ルールを徹底解剖し、わかりやすく解説。」
掲載されてる全長448㎝の黒の超ロングネックレスと似たようなものを持っていて、買ったはいいけどどうやって使ったらいいのか悩んでしまい、図書館で借りた本。
2連にして首にかけ、ループに片方を通して交差させてねじり、先端で結び目をつくる。
白1色コーデなんてやったことないけど、他の服でも出来るかな。
グレージュのストッキングって選んだことないから試してみよう。

読了日:05月09日 著者:
https://bookmeter.com/books/7987176

■心がほどける小さな旅
女子旅エッセイ。
気が向いたときにふらっとひとりで行ける身軽さも、誰かと一緒に出かける楽しさも、どっちも旅行の醍醐味かなって思う。
旅ではないけれど、編集者・猫山さんとともに挑んだ第九の大合唱。
口パクで終わってしまったそうですが、達成感ありそうだ。
いつかぜひリベンジを。
読了日:05月09日 著者:益田ミリ
https://bookmeter.com/books/4726213

■縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿 (講談社ノベルス)
パリ警察が誇る名予審判事、ベルトランが謎に挑む短編集。
「監獄島」で名前だけ出てきた「縛り首の塔の館」と「人狼の影」が読めてよかった。
パットがベルトランの仕事を手伝うことになった「人狼の影」に出てきた小間使いを、どうしてジャニス・ジョプリンなんて名前にしたんだろう。
イメージで何となく麻薬がらみと思ってしまうじゃないか。
「白魔の囁き」この階段の仕掛けを作らせるために、どうやって作業員を言いくるめたのかなとか、そっちが気になってしまった。

読了日:05月08日 著者:加賀美 雅之
https://bookmeter.com/books/2880157

■「思考」を育てる100の講義 (だいわ文庫)
思いついたことを思いついたまま。
自分のなかでも、これはこうだ、と決めかねているのはどういうところなのかが分かって面白い。
51:「充分な説明がない」とは、ただ「反論の糸口が欲しい」という意味である。
これ本当にそうだなと思います。
自分が聞きたい答えが出てこないときにはこうやって執拗に食い下がったりするし、嘘でもいいからそう言えと強要してるみたいに感じることもあります。


読了日:05月08日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/8277886

■世界一の豪華建築バロック
情熱的でダイナミックなバロック建築を紹介。
宗教改革でどうして教会が華美になったのか、いまひとつ良く分からなくてあとで調べて納得しました。
偶像崇拝禁止のプロテスタントに対抗するために、カトリックの教えを芸術で表現しようとした。
グアテマラの黄色い教会なんてとても意表を突かれたのですが、求心力は確かにありますね。

読了日:05月07日 著者:中島 智明
https://bookmeter.com/books/11685126

■かたちの服
丸、四角、ひし形、五角形の平べったいかたちに作る服。
パッと見は意外性のある形なんだけど、着るとおさまりが良い感じ。
五角形の服は裾がアシンメトリーになって面白い。

読了日:05月07日 著者:濱田 明日香
https://bookmeter.com/books/9520275

■ドイツ人のまっかなホント
ドイツ人がドイツ気質を暴露する。
ドイツ語はまったく分かりませんが、文脈から想像すると、どうやら英語で言う「you」はドイツ語では「sie」と「du」のふたつあり、
よほど仲良くないと「du」で呼びかけない、ってことですよね。
そういう言語は他にもあるから珍しくないけれど、この堅苦しさを強調するような文章がドイツっぽいと思った。

読了日:05月07日 著者:シュテファン・ツァイデニッツ,ベンヤミン・バーコウ
https://bookmeter.com/books/56732

■ハゲタカは舞い降りた (ハヤカワ・ミステリ文庫)
メグの弟ロブが作ったゲーム「地獄の弁護士」が大ヒット。
ロブの会社で臨時に受付をしているメグの目の前を死体を乗せたメールカートが移動していく。
今回は早い段階で死体が登場して展開も早い。
最後、人質の数がどんどん増えるわ、マイクルがやっと登場したなと思ったらあんなことになるわで、
緊迫した場面なのに妙におかしい。
テッドの家を手に入れたり、スパイクがドクの「攻撃性治療セラピー」を受けることになったり、次の作品でどうなるか気になることがたくさんあるのに、
日本語訳が続きが出ていないのがとても残念。

読了日:05月06日 著者:ドナ アンドリューズ
https://bookmeter.com/books/368030

■つかず離れず、猫と私
猫エッセイと思ったらほぼ身辺雑記でした。
岸本さんのお父さんが、岸本さんが住んでたアパート(1階)で仰向けになって昼寝していたら心臓発作かと思うほど胸が苦しくて、目を開けてみたら、
少し開けてた窓から入ってきた猫が招き猫みたいに胸の上に座ってた。
猫ってそういうところありますよね。
桜の季節には京都を訪れて遠出のお花見。
そんな時期の京都のホテルなんて予約するのが大変そうですが、今年も出かけたのかな。

読了日:05月06日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/169885

■yeah! おひとりさま (アサヒコミックス)
おひとりさまであれこれやってみよう。
社会人になると友達と予定を合わせるのがだんだん難しくなるし、ひとりなら思い立ってすぐ行動に移せるからラクはラク。
ひとによって、ひとりではちょっとなあ、と思うポイントが違うだろうから、へぇ~そうなんだ、と気軽に読めばいい感じかな。
地元が主催する飲酒運転撲滅キャンペーンのゲストに舘ひろしが来て、
人混みに負けないようジャンプして写真を撮った「ひろすぃ───!!」が大変良い笑顔。

読了日:05月05日 著者:新久千映
https://bookmeter.com/books/6419090

■体に毎日たまる毒をちゃんと抜く技術
「悪いもの」を体から抜けば、健康で幸福な毎日が手に入る。
白湯はいいと聞くけれど、一日三回、起床後・入浴後・就寝前、朝夜夜の3回は意識して飲むのが理想的。
風邪の時にスポーツドリンクで水分補給すると糖分が多すぎて胃に負担をかけてしまうので、水で薄めるか、経口補水液のほうがよい。

読了日:05月05日 著者:矢城 明
https://bookmeter.com/books/10917708

■Waves of North Shore
ハワイ、ノースショアの波を撮り続けるクラーク・リトルの作品集。
サーフィンによさそうな波ばかりじゃなくて、朝顔を横から見たような、どうしてこんな形になるんだろうとしげしげと眺めてしまうものもありました。
波が踊っているあいだから見える風景も素敵。
ウミガメが二匹、顔を寄せ合ってる写真が可愛い。

読了日:05月05日 著者:クラーク・リトル
https://bookmeter.com/books/8144403

■UFO大通り
アナフィラキシーな中編2作。
「UFO大通り」
終電を逃した御手洗と石岡くん、鎌倉の海岸で始発が来るまで(事件について)語り合おう、
なんて、見方にもよるけど何そのロマンチックなシチュエーションは。
殺すなら籍を入れてからだ。そんなの女性世界の常識だよ。
「傘を折る女」
ラジオで聴いたことはどういうことだったのか、御手洗が石岡くんに考えさせてるところはなんとなく
「九マイルは遠すぎる」を連想した。
ハムスターは可愛いけど、噛まれないように気を付けないといけませんね。

読了日:05月04日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/565418

■忘れる女、忘れられる女
「週刊現代」2016年7月~2017年8月連載分をまとめたもの。
相模原の障害者施設における大量殺人とかタイで逮捕された山辺容疑者のオフショルな洋服など、まだ記憶に新しい。
雪の影響で遅れ気味の新幹線の車内で、いつもよりたっぷり新幹線に乗っていられると喜んでるなんて、酒井さんらしいなあ。
宮里藍がイップスを経験していて驚いた、のところで、イップスって言葉をこれで知りました。

読了日:05月04日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/12261023

■あなた自身を冷凍保存する方法―一度は試してみたいお役立ち200の方法 (幻冬舎文庫)
「宇宙での宇宙食の食べ方、雪崩から脱出する方法、さらには首についたキスマークの消し方、果ては河童に相撲で勝つ方法まで。
知りたかったけれど誰も教えてくれなかった、目からウロコの面白アイデアと仰天ノウハウが満載の一冊」
だいたいは
「庭に豪華なオブジェが欲しくなったときに:大仏のつくり方」とか、知識として持っていれば、まあいいかなという感じ。
「目が覚めたらあたり一面氷原だったときに備えて:北極と南極の見分け方」見分けたところで助かるかどうかは謎だけど、いったいなにがあったんだ・・・。

読了日:05月03日 著者:ライフサポートネットワーク
https://bookmeter.com/books/1865335

■50歳からのおしゃれのコツ
50歳になったからって、突然、今までとまったく違うテイストの服を着ろ、ってわけじゃなくて、
どうしても「若作り」になりがちだから気をつけろ、ってことですよね。
髪の毛が伸びかけてるときには、帽子はほんとにお助けアイテム。

読了日:05月03日 著者:中山 庸子
https://bookmeter.com/books/6460851

■アメリカ人のまっかなホント
アメリカ人の真実に迫る、アメリカ人によるアメリカ論。
アメリカはもともと、環境に適応できない社会的不適格者、囚人、冒険者、宗教的狂信者が移住して作った国だけに、妥協や協力を苦手とする風潮が根強い。
良くも悪くも超個人主義。
「アメリカ人にとって品格とは、生い立ちにはあまりこだわらず、富とは無関係の、精神的姿勢を意味する。
たとえば、ドナルド・トランプは膨大な富を所有しているけれど、驚くほど気品が感じられない」
そういうひとが大統領になれる、それがアメリカ。

読了日:05月03日 著者:ステファニー・フォール
https://bookmeter.com/books/23204

■逃亡刑事
警官殺しの捜査に当たる千葉県警の警部・高頭冴子は、目撃証人の少年、御堂猛を連れて犯人から逃げる。
高い検挙率を誇る冴子の下で働くのは猛者ばかり、郡山みたいに軟禁されても折れない相手じゃ玄葉側も苦労するだろうな。
そして迫撃砲まで持ち出してきたA地区のみなさん、それで多少は鬱憤が晴れたでしょうか;
西成署も毎回これじゃ大変ですねー。(棒読み)
しかし山崎、食えない奴。まあそうでないと暴力団としてもやっていけないし、冴子と渡り合えないだろうけど。

読了日:05月02日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/12424280

■孫物語
三人目の赤ん坊を日本で産むためにやってきた息子夫婦とふたりの孫。
そして三人目が生まれて、シーナさんのじいじい生活が始まった。
長男・波太郎、長女・小海、次男・流。
孫たちに接するシーナさんのまなざしが穏やか。
自宅前の狭い道路に乱暴な運転の自動車が入ってきてカッとなっても、子供の目の前でケンカするのは軽率だと思いなおしてる。
孫たちが北海道の山の上の家で過ごした夏休みはもうずっと忘れないだろうなあ。

読了日:05月02日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/9669781

■ジス・イズ・ホンコン
シリーズ唯一のアジア編。
看板とかの漢字が良く描けているなあと妙なところに感心してしまいました。
ビクトリア・ピークに行く路面電車ってこんなに急勾配なのですね。
車内で立ってるひとと車窓から見えるビル群が倒れそうに見える。
ジャンクやサンパンがひしめきあうアバディーン湖で笑ってる男の子ふたり、いかにもアジア人の顔。

読了日:05月01日 著者:ミロスラフ サセック
https://bookmeter.com/books/18603

■カナリアたちの舟 (アフタヌーンKC)
日常生活が突然崩壊して、なぜなのかどうしてなのか、何も分からない状態に放り出される恐ろしさ。
ユリと千宙、ふたりにとってはサバイバルという意味では同志だったけど、方向性としてはたぶん逆。
千宙が死に場所として選んだのが「ユリに見せたかった」百合が咲き誇る場所だったのが、もうなんとも言えない気持ちになる。

読了日:05月01日 著者:高松 美咲
https://bookmeter.com/books/10084532

■完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)
自分自身の面倒くささと真正面からぶつかるのは怖い。
けれど、あとから、あの時の自分は青臭かったなと振り返ることができたら、
うまく社会とつきあうために着々と歩を進めている証拠なのだと思えそう。
青銅さんみたいに、良いところを見抜いて褒めてくれるひとが一人でもいると心強いから、
そういうひとに巡り合いたいし、そういうひとにもなりたい。

読了日:05月01日 著者:若林 正恭
https://bookmeter.com/books/10124617


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