やわらかい螺旋

徒然なるままに

2024-03

2024-04-01 06:31:02 | 
2024年3月の読書メーター
読んだ本の数:76冊
読んだページ数:14910ページ
ナイス数:594ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/3
■しあわせな死の桜
短編集。
シリーズものの作品も収録。
キララシリーズは読んでるはずなのに設定なんかをすっかり忘れてしまっていて、でも面白かったです。
アンソロジーNOVAのために書かれた「瑠璃と紅玉の女王」は、編者の大森望の言う通りどストレートだった。でもこういうの好き。
「羊の王」ちんぷんかんぷんすぎて泣けた。


読了日:03月31日 著者:竹本 健治
https://bookmeter.com/books/11524362

■短歌のガチャポン
穂村弘の解説で短歌を鑑賞する。
「杉田抱僕:(7×7+4÷2)÷3=17」
「谷川俊太郎:午後四時の机の上に匙がある嬰児の声が庭に聞こえる」
「柴田葵:あの友は私の心に生きていて実際小田原でも生きている」
「早坂類:かたむいているような気がする国道をしんしんとひとりひとりで歩く」
一番すごいと思ったのは
「松田わこ:おふとんでママとしていたしりとりに夜が入ってきてねむくなる」
恐るべし七歳。

読了日:03月31日 著者:穂村 弘
https://bookmeter.com/books/20380553

■東京 桜100花
新宿御苑と多摩森林科学園を中心にした東京で出会える桜。
全国の桜の約8割を占める染井吉野は、江戸後期に生まれ明治になって流行した。
桜は枝を切るとそこから弱っていくけれど、啓翁桜は樹高が低く剪定に強いことから山形県などで切り花用に栽培されている。
そういえば、お正月ごろに実家で桜の切り花を飾ってたことがあって(ご近所さんにお裾分けで頂いた)啓翁桜だったのかもしれない。


読了日:03月30日 著者:松本路子
https://bookmeter.com/books/9570213

■つげ式 貧遊術 (バンブーコミックス )
「貧乏人も人生を楽しんでいいのねー」
なるべくお金をかけずに楽しく過ごす。
江ノ島の近くの海岸で金属探知機を使ってトレジャーハント。
金属探知機に4525円も使ってる時点で「お金をかけずに」じゃない気がするし(しかも途中で飽きてるし)、日本一安い遊園地・群馬県るなぱあくは、交通費がひとり往復で6290円。
まあでも、大人なので、そのときの都合で色々あるし、どうにかできる余裕は大事。


読了日:03月30日 著者:柘植 文
https://bookmeter.com/books/3335822

■行ってみたい世界の聖地
世界の57件の聖地を案内する。
その土地の人々が何を崇拝対象にしているのかが興味深かった。
アララト山の遺跡がノアの方舟じゃないかという話は何かでちらっと読んだかも。
トルコ政府がノアの方舟の調査をしたのかが気になります。
約9000年前の手形で埋め尽くされたアルゼンチンの洞窟クエバ・デ・ラス・マノスがなんだか怖い。


読了日:03月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/13049704

■名探偵の生まれる夜 大正謎百景
大正時代の有名人たちの事件簿。8篇収録。
当時の風俗を織り込んでいるので雰囲気を楽しめました。
「野口英世の娘」
シカ登場シーンがちょっとしたホラーで焦った。
そういえば星新一の父親は野口英世のパトロンでしたね。
「夫婦たちの新世界」
おお、松下幸之助だ。
大坂の新世界から世界の松下へ。

読了日:03月29日 著者:青柳 碧人
https://bookmeter.com/books/20411999

■結局、人生の最後にほしいもの
「人生の値打ち」を加筆修正し「愛と許しを知る人びと」から3編を加えたもの。
男女同権と言うが、それは可能性として同じ恩恵を受けられます、ということで、誰もが(男であろうが女であろうが)同じ生活を享受できるという保証ではない。
日本財団の会長だったときに、財団の女性職員にアラブ諸国へのひとりでの出張を認めなかった。
アラブ世界では女性がひとりで出歩くことは非常識。
世界のあちこちを訪問してきたから、日本を基準に世界を考えてはならないということに説得力がある。


読了日:03月29日 著者:曽野 綾子
https://bookmeter.com/books/19441734

■世界の美しいお城と宮殿
「知られざる名城から、映画・ドラマで世界的に人気の古城、ミステリアスな廃城まで、あなたのまだ見ぬ可憐な城や豪奢な宮殿を、ベストシーズンの写真とともに紹介します」
建築様式に着目しても楽しめますが、やっぱり内装の豪華さも気になります。
余白を許さん!とばかりに壁や天井を絵が埋め尽くす絵画や装飾。
権力ってこういうことよね~。
日本からは竹田城が掲載、コラムで姫路城・五稜郭・松本城・首里城を紹介していて、他のアジアの国のお城とも違って良いなとしみじみ思う。


読了日:03月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/17015390

■北欧こじらせ日記
北欧好きをこじらせてフィンランドで寿司屋の開業を目指す。
自分の夢を肯定してくれる大勢のひとたちの存在は心強いだろうなあ。
そして自分の「好き」を見失うことなく、ずっと「好き」でいられる真剣さを感じました。
なんで寿司職人?と思ったけど、日本人らしくていいかも。


読了日:03月28日 著者:週末北欧部chika
https://bookmeter.com/books/19216824

■マンガで卒デブ 40キロやせ ちゃんと食べて生まれ変わるダイエット
糖質制限で「卒デブ」に挑戦、1年半で40キロのダイエット。
ラーメン好きだと食べられなくなるのは本当につらいだろうけど、糖質中毒から抜けるためにもここは我慢。
最低でも、1日に肉200g、魚チーズ豆腐など200g、卵3個、動物性たんぱく質をしっかり摂る。
これだけ食べるのは大変じゃないのかな、肉好きなひとは楽勝なんだろうか。
食べない方が痩せると思いがち、でも肉類を減らすのは絶対にダメ。


読了日:03月28日 著者:比嘉 直子
https://bookmeter.com/books/14581635

■天狗町のあやかしかけこみ食堂 (マイナビ出版ファン文庫)
亡くなった祖母の食堂「ほたる亭」を引き継ぐことになった箸本なつめ。
和服イケメン紅葉とともに、食堂にやってくるあやかしたちの悩みを解決していく。
夏にすいとんフェアっていうのがピンとこないのだけれど、北関東ではすいとんが一般的に食べられていると何かで聞いた気がするし、季節を問わず食べるものなのかな。
紅葉と鬼の仲裁もして、すいとん有能。
猫又のソウセキの話し言葉の語尾がいちいちニャなのが可愛い。


読了日:03月27日 著者:栗栖ひよ子
https://bookmeter.com/books/17998058

■「ひとり力」を鍛える暮らし方 (講談社の実用BOOK)
料理研究家”シンコ先生”が伝授するシニア世代のひとり暮らし。
仕事もあるし人間関係も広そうだから、きっとボケてる暇なんかないのでしょう。
免許を身分証として持ったまま72歳で運転をやめて、A級ライセンスを持つほど運転が好きなひとがスパっと決断できて潔いと思いました。


読了日:03月27日 著者:清水 信子
https://bookmeter.com/books/9034220

■イラストで見る ゴーストの歴史
幽霊たちの歴史とそれに関連した文化をイラストとともに紹介する。
想念形態がイマイチ理解できなかったかも;
日本についてもいくつか記載があって、日本の南にあって何隻かの船が消失しているドラゴン・トライアングル(デビルズ・トライアングル)は知らなかった。
そういえばお菊さんの井戸は姫路城にあるんだっけ。


読了日:03月26日 著者:アダム・オールサッチ・ボードマン
https://bookmeter.com/books/21310968

■ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた
ストレスの正しい解消法とうまく付き合っていく方法。
ストレスは自分を高めてくれるもの、成長させてくれるもの、と考えられるようになると、ストレスを味方に付けられるようになる。
けれど、暴力やハラスメントなどは心や体に大きな傷を残す可能性があるため何としても避けること。
ストレス解消法が却ってストレスになるのは心当たりあるなあ。
ゲームで遊んで発散するつもりがムキになっちゃう。


読了日:03月26日 著者:メンタルドクターSidow
https://bookmeter.com/books/21371839

■おひとりさまのはじめて料理 おひとりさま10年め、でもお料理1年生
おひとりさま歴10年目、苦手な料理に挑戦するフカザワさんの奮闘記。
クラムチャウダー作るのにあさりを買ってきて砂抜きしたり、5時間かかってカリフォルニアロールとテリーヌ作ったり、苦手と言いつつも色々やっててすごい。
卵焼きを失敗しても「こつこつ練習すればいつか上手になるでしょ」と前向きなのが良かったです。
とりあえず、まったくの初心者はレシピそのままを作るところから始めるべし。


読了日:03月26日 著者:フカザワ ナオコ
https://bookmeter.com/books/8194180

■廃遊園地の殺人
20年前の銃乱射事件で廃園になったテーマパーク・イリュジオンランド。
廃遊園地を購入した資産家の十嶋庵に招待された人々は「このイリュジオンランドは、宝を見つけたものに譲る」という伝言により宝探しを始めるが、招待客の一人が着ぐるみで串刺しになった状態で発見される。
登場人物は多いけれど名前が立場と結びついていて混乱しませんでした。
推理作家がいるというのに役立たず、コンビニ店員で廃墟マニアの眞上のほうが探偵役を引き受けた理由に後から納得。
続編があるなら眞上自身の事件を知りたい。


読了日:03月25日 著者:斜線堂 有紀
https://bookmeter.com/books/18352296

■俺たちのBL論
サンキュータツオが春日太一にBLの魅力をレクチャーする。
私はBLは読むけれど、腐女子ではないのだなと分かったのが収穫でした。
他のジャンルの本を読むのと熱量がたいして変わらないし、えんぴつと消しゴムの関係性を考えたりしないもんなあ。
ここにはなかったけれど、BLだけど百合だよね、ってものもあったりするし、BLは侮れませぬ。


読了日:03月25日 著者:サンキュータツオ,春日 太一
https://bookmeter.com/books/10127697

■絵でわかる 建物の歴史
イラストで楽しく学べる世界の建築の歴史。
「建築は、いわば文明です。さまざまに共通する要素を、文化によってまとめられる世界だからです」
古代ローマみたいに人間が多くなったらそれに見合うだけのインフラを整えて、そうやって文明になっていくんだものなあ。
日本家屋の「廂」、ひさしって屋根みたいなアレの他に廊下みたいな場所を指して言うのは知らなかった。


読了日:03月24日 著者:エドゥアルド・アルタルリバ,ベルタ・バルディ・イ・ミラ
https://bookmeter.com/books/15732380

■しょうゆさしの食いしん本スペシャル (torch comics)
SNSなどで描かれてきた食べ物まんが。
文字ボリュームが多いので読みでがあります。
ポテチを砕いてサラダのアクセントにするより、ポテチはポテチで食べたいの分かる。
梅味ポテチ好きなので白こんにゃくさんとは友達になれそう。
ちなみののり塩が若干苦手です。
泉州の水なすが買えるなんてさすが京都、いいなあ。


読了日:03月24日 著者:スケラッコ
https://bookmeter.com/books/15409043

■外科医のママ道! 腐女医の医者道!エピソードゼロ (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
現役外科医さーたりさんの結婚・出産体験記。
ブログに掲載してたエピソードを全面描き直し、大変だったろうなあ。
妊娠してるヒマがない!と思ってた時に交通事故に遭い方針変更。
どんな仕事でも「順調な仕事を妊娠出産で失う不安」は共通だと思う。
ひとりめの出産のときに東日本大震災、こればかりはどうしようもない。
患者のTさんの琥珀の思い出話で泣けた。

読了日:03月24日 著者:さーたり
https://bookmeter.com/books/15510870

■ショートショートドロップス (角川文庫)
新井素子が厳選、女性作家によるショートショート・アンソロジー。
まえがきでの、新井素子が作品選びに苦労してショートショートを「四十数枚くらいまで」に決めた経緯にお疲れさまでしたと言いたくなりました。
高野史緒「舟歌」小説を読むAIが必要な世界になりませんように。
堀真潮「トレインゲーム」ありがとう、ジョーカー5!
松崎有理「超耐水性日焼け止め開発の顛末」こういうことがあるから専用クレンジング剤って必要なんだよね、うん。


読了日:03月23日 著者:新井 素子,矢崎 存美,宮部 みゆき,高野 史緒,図子 慧,萩尾 望都,堀 真潮,皆川 博子,三浦 しをん,村田 沙耶香,辻村 深月,新津 きよみ,松崎 有理,上田 早夕里,恩田 陸
https://bookmeter.com/books/17180642

■マイ遺品セレクション (文春文庫 み 23-11)
「マイ遺品」とは、「死ぬまで捨てるもんか!」と強い意志を持って収集し続けているモノのこと。
みうらさんは「好きになるのが好き」なひと。
誰がこんなもん買うんだ、というものを買い集めて、のちのち民族的な資料として役立ったら面白いな、どうでしょうか未来の方々。
UFOキャッチャーのぬいぐるみに囲まれて釈迦涅槃図のように寝ているみうらさんの姿がなんだか微笑ましいぞ。


読了日:03月23日 著者:みうらじゅん
https://bookmeter.com/books/19737320

■魅惑のクラフトコーラ
1冊まるごとクラフトコーラのファンブック。
炭酸飲料が苦手でお店で売ってる普通のコーラなんか滅多に飲まないんですが、クラフトコーラなら、シロップを買ってきて牛乳で割ったりカレーに入れたり、好きに使えるから良さそうです。
スパイスのほかにご当地食材を使ったり、メーカーごとの工夫も色々あるんだなあ。
シロップの作り方も掲載していて、鍋に入れて材料を煮込んでから濾すだけ。思ってたより簡単。


読了日:03月22日 著者:
https://bookmeter.com/books/19600390

■眠れなくてつらい!を解決する本 (みんなの女性外来)
眠れないけどつらいと思ったことがあまりなくて、でもそれって慣れちゃってるだけで実はやっぱりつらいんじゃないのかと思って図書館で借りた本。
枕は変えたしカフェイン飲まないし、やっぱり運動不足が原因かな;
バレリアンのサプリを試してる最中ですが、日によって効果があったりなかったりバラツキがあって、まあそういうこともあるよね。


読了日:03月22日 著者:
https://bookmeter.com/books/654538

■うちのネコ「やらかし図鑑」
色々やらかす4匹のネコとの生活。
毎日大変で楽しくて、忘れられない出来事ばかりって感じでした。
アバラを折ればアバラの上に乗り、足の指を折れば足の指の上に、ネコは人間の弱点をなぜか知ってる。


読了日:03月22日 著者:上田 惣子
https://bookmeter.com/books/14400825

■着物探偵 八束千秋の名推理 (TO文庫)
呉服屋のイケメン店主・八束千秋は着物にまつわる謎を解く。
救い出した着物の本当の価値が分かった三笠家のふたりは、これで色んなことが吹っ切れそう。
しずさんの微妙な言い間違いが面白かったです。
あまねは、しずさんが居たからブラック企業とちゃんと決別できたと思う。
自分で決めた道で再出発、がんばれ。


読了日:03月21日 著者:佐々木禎子
https://bookmeter.com/books/10573157

■むしろ、考える家事
「家事をしている間も生きているんだ、と世界にうったえたい」
家事“に”革命ではなく、家事“で”革命を起こそう! 家事をしながら思索したエッセイ。
大人のほとんどが仕事をしたがってるはずだ、人間全員に仕事をさせてあげよう、という雰囲気は確かにありますね。
「子どもとの会話」が「名もなき家事」のひとつとされているのがびっくりしました。


読了日:03月21日 著者:山崎ナオコーラ
https://bookmeter.com/books/17554489

■日本の装束解剖図鑑
「古代から現代までの装束の変遷、古代の中国風の装束から明治以降の洋装、そして令和の即位礼まで、各時代の装束の特徴がこれ一冊でマルわかり! !」
前代の日常着が公式の服装へと変わっていくのは今も昔も変わらない。
平安時代の肌着だった白小袖は鎌倉時代にはカラフルになってアウターに昇格。
現代で言うならキャミソールってところかな。
后妃などが着る小袿より女房装束のほうがフォーマル度が高いから、なんとなく女房装束のほうが豪華に見えました。


読了日:03月20日 著者:八條 忠基
https://bookmeter.com/books/17628899

■動物園で もふもふお世話中! (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
井の頭自然文化園の新米飼育員、相馬ナオのお仕事まんが。
動物園で飼育されてる動物ってあんまりもふもふなイメージがなかったので(象とか居るから)、あとがきの飼育員さんたちの「そんなにもふもふはしてない…かな」につい納得。
動物園の生きものたちは人間の都合でここにいてもらっている。
飼育動物になにかあったときは、あのコは「死んだ」んじゃなくて「死なせた」と思いなさい、というセリフで、命を預かる重責をひしひしと感じました。


読了日:03月20日 著者:きっか
https://bookmeter.com/books/10851840

■やせ筋トレ 姿勢リセット
反り腰で猫背、心当たりがありすぎる…。
どこを効かせるのかイラストで分かりやすく説明しているので、これならできそうです。
キャット&カウから頑張ります。


読了日:03月20日 著者:とがわ 愛
https://bookmeter.com/books/16077119

■短編アンソロジー 患者の事情 (集英社文庫)
いろんな症状を抱える患者たちの短編アンソロジー。
どんどん恐怖が積み上がっていく筒井康隆「顔面崩壊」のあとの椎名誠「パンツをはいたウルトラマン」でなんだかホッとする。超人の新しい時代はくるかなあ。
北杜夫「買物」精神科の患者が作ったタイムマシンのコイルは右巻き。若い読者は意味が分からないかも。
氷室冴子「病は気から」咳がなかなか止まらず病院に行ったらおそらく肺炎だろうと言われた氷室さん。このときは肺結核か肺がんだったらと妄想していたけれど、のちに肺がんで亡くなったことを思うとなんだか複雑。


読了日:03月19日 著者:遠藤 周作,北 杜夫,久坂部 羊,小松 左京,椎名 誠,白石 一郎,筒井 康隆,馳 星周,氷室 冴子,藤田 宜永,三島 由紀夫,山本 文緒,隆 慶一郎,渡辺 淳一
https://bookmeter.com/books/13379277

■日めくりだより 神戸・六甲ではじめたひとりの暮らし (天然生活の本)
神戸・六甲に引っ越した高山なおみさんが日々を綴る。
のんびりしていてほのぼのしていて、でも退屈を感じないような、そんな日常。
濱田英明氏の写真が素敵。
古くて頑丈なマンションの部屋から見える遠くまで抜けていくような景色がいいなあ。


読了日:03月19日 著者:高山なおみ
https://bookmeter.com/books/17599195

■ペルシア文化が彩る魅惑の国 イラン Travel & Culture Guide
イランのトラベル&カルチャーガイド。
表紙の建物の色合いが綺麗で借りてきた本。
このモスクはシーラーズにあるナスィーロル・モルク・モスク。
掲載されてる他の建築のタイルやステンドグラスなども素敵でした。
ペルシア料理ってお米も食べるんですね。
使っているのが長細いお米みたいなので、見た目からしてもうパラパラしていて、汁気のある食べ物と相性良さそう。


読了日:03月18日 著者:杉森健一
https://bookmeter.com/books/21597562

■ゆる仏道 (コミックエッセイの森)
宗教というよりも「気楽に生きる心の整理術」としての仏道。
どっぷりと仏教に浸るんじゃなくても、こういう考え方をすればラクになるよ、という感じ。
心の憂さや苦から免れる方法の一つは両極端から離れること。
白黒つけて思い込むとグレーゾーンの事実が見えなくなってしまう。


読了日:03月18日 著者:ヒフミヨイ
https://bookmeter.com/books/13595976

■ミュージアムの女
岐阜県美術館の監視員さんの毎日のお仕事。
展示の作品に触ったりするひとっているんだなあ;
手ならまだしも杖の先ってどういうことだ。
だから、ときどき来る小学生男子たち(高校生以下は入場無料)が静かに絵画鑑賞していたり、絵に当たらないようにキャップのつばを後頭部のほうへくるっと回したり、そういう配慮をしているのがえらいなあと思う。
オディロン・ルドンは「キュクロプス」が好きなんですが、蜘蛛も意外と可愛いな。


読了日:03月18日 著者:宇佐江 みつこ
https://bookmeter.com/books/12189379

■十津川警部 湯けむりの殺意 (双葉文庫)
温泉地を舞台にした短編集、五篇を収録。
「道後温泉で死んだ女」三田村刑事が殺人事件の犯人にされそうに。どんなことで恨みを買うか分からないものだなあ。
「黒部トロッコ列車の死」カメさんの息子がクルマに轢かれて怪我をした。カメさんちって娘もいたんだっけ。
「恐怖の清流 昇仙峡」十津川警部、内側のポケットに拳銃なんか入れていいのか。


読了日:03月17日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/11070323

■“意識高い系"がハマる「ニセ医学」が危ない!
ネットやSNSに飛び交うウソ情報にダマされないコツを伝授する。
ニセ医学って宗教に対する信仰心みたいなものだと思う。
信じる者は救われる。
でも手遅れになって死んだら元も子もないから、病気関係はおとなしく病院に行った方が早いと思う。
ローフードを心掛けてるひとってもともと胃腸が丈夫なんだろうな。
火を通さないナマものばかり食べてると私はおなか壊します。


読了日:03月17日 著者:桑満 おさむ
https://bookmeter.com/books/14425890

■サイン、小サイン、探訪記 鉄道文字の探究者、サインの奥深い世界に出会う
鉄道の駅で見かける案内看板やピクトグラムなどのサイン。
乗り換えや出口を分かりやすく案内したり、注意喚起してる内容をどうやって伝えるかとか、良く見ると色んな工夫がされています。
見送り客が多い新幹線の小倉駅では、安全のため立ち位置をホームに示したお見送りエリアがある。
必要に迫られて作られたものだけれど、見送り客がちゃんと理解できるように塗り分けられているのが素晴らしいと思った。


読了日:03月16日 著者:中西 あきこ
https://bookmeter.com/books/21474279

■頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ
「歌舞伎町イチ、癖がすごいゲイバー店員・カマたく待望の人生哲学エッセイ!」
悩み事っていうのは自分次第でどうにでもなるものなんだなと思いました。
私は私。あなたはあなた。頑張らなくても意外と死なないから、ざっくり生きていきましょ。

読了日:03月16日 著者:カマたく
https://bookmeter.com/books/15684938

■世界ぱんぱかパンの旅 <北欧編> (コミックエッセイの森)
フィンランドからデンマークへ、北欧のパンを食べ歩く旅。
お友達のアコさんのほうがしっかり者なのかな、いいひとだなあ。
6日目、空港へのバスの時間を気にしつつホテルをチェックアウトしたのに、ありさんが我慢できずに食べたパンが固くて残念でした。
まあ、そういうこともあります。
読了日:03月16日 著者:山本あり
https://bookmeter.com/books/7990202

■金沢つくも神奇譚 ~万年筆の黒猫と路地裏の古書店~ (マイナビ出版ファン文庫)
東京の会社を辞めて金沢に戻った玉緒は、小説家だった亡き祖母の書斎で古い万年筆のつくも神・マネと出会う。
玉緒はマネから、祖母が書き残したつくも神たちの物語を完成させてほしいと頼まれた。
姿を現してくれないポーチさんは半分くらい花江の分身、もしかしたら姿もなんとなく花江っぽくなるのかもしれないなあ。
ひとり娘に料理を振る舞うのが嬉しい父が作るハントンライス、量は気になるけどおいしそう。


読了日:03月15日 著者:編乃肌
https://bookmeter.com/books/13108002

■へそまがり (エッセイ)
結婚、妊娠、出産、子育て、日々の暮らしで感じていること。
おしゃれにうるさい小学4年生の姪っ子ふうちゃんのエピソードが良かった。
自分の気持ちを正直に言えて、相手の気持ちも正直に受け取れて、そんなふうちゃんは小生意気ガール。
ハロプロ沼にずぶずぶハマってる菊地さんの真剣な感じがなんかいいな。


読了日:03月15日 著者:菊池 亜希子
https://bookmeter.com/books/15407807

■妄想異世界 キモカワ粘土のふしぎ美術館 (レディブティックシリーズno.3570)
「樹脂粘土で作る、キモカワな生き物や物体の世界を作り方とともに紹介。うみうし、変なきのこ、ホラーなスイーツ、摩訶不思議な世界」
表紙にもいるけれど、小さいおじさんにやられた…。
ウサギとパンダのおじさんの佇まいが味わいあるなあ。
ころころと小さいウミウシが可愛い。


読了日:03月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/6653105

■バナナで10歳若返り!: 見つけた! 女性を美しくする果物 (別冊すてきな奥さん)
たくさんの栄養素が含まれているバナナを食べて若返ろう。
食欲がない時でもバナナだったら食べられるので、最近はわりと買ってるかも。
抗酸化作用が高くて腸内環境を整える働きがあるのが嬉しい。
普段は皮を剥いてそのまま食べてますが、料理やお菓子にも取り入れやすい。


読了日:03月14日 著者:藤井 恵
https://bookmeter.com/books/7122908

■お前の寝言がわからない (全1巻) (ヤングキングコミックス)
引っ越し先のアパートのガス爆発事故で偶然に再会した幼馴染の文系女と理系男は、修理工事のあいだルームシェアすることになった。
幼馴染とは言え文系と理系、ふたりの生態が違うので、一緒に住むのはなにかと大変。
ゴミにうるさいおばさんとのバトルに勝利して良かった。でも一番の男前は清掃局のお兄さん。
正しいだけじゃ人は話聞いてくれない。


読了日:03月14日 著者:永田 礼路
https://bookmeter.com/books/20044519

■ヒポクラテスの悲嘆
引き籠りを抱えた家族の闇をあばく光崎教授。
どんな世界にも頂点に君臨する者たちが存在する。彼らと彼ら以外を分かつ壁は途轍もなく高く、そして堅固だ。
そういう意味では、光崎教授がちゃんと君臨しているから、真琴にしても古手川にしてもありがたいことなのだな。
国木田から訳あり物件専門かと言われた古手川につい苦笑い。
「8070」のアドバイスにひっかかりを感じたら、やっぱり。


読了日:03月13日 著者:中山七里
https://bookmeter.com/books/21854420

■急がば転ぶ日々 (文春文庫 つ 11-29)
「ゆっくりしているように見えるが、高齢者は心の中では常に大急ぎなのだ、わかってくれ!稀代の賢人ツチヤ師の七転び八起きの日々」
痩せているときには貧相と言われ、仕事を辞めたら途端に太る。
やっぱり忙しさが違うのかな。
同じ高齢者施設に住む90歳のマダムが「戦争は絶対にイヤだ」と言っているというのに、たとえロシア兵がやってきても奥様は迎え撃つ気満々でいるのが凄いw
そういえば、どうでもいいけれど、ツチヤせんせはご飯は「つぐ」派なのですね。


読了日:03月13日 著者:土屋 賢二
https://bookmeter.com/books/21779269

■ゆるかわ古生物図鑑
可愛いイラストが目についてつい借りた本。
カンブリア世代のオシャレ番長・マルレラ、リアル蟲の王・オッファコルスなどなど、見出し言葉がキャッチーで、名前がややこしくて覚えきれないものの飽きずに読めました。
ワニっぽいティクターリクの腕には関節があって腕立て伏せができる。(爆風スランプ思い出した)
見た目がまるで恐竜なディメトロドンは単弓類、「恐竜」と口走ると「死ぬほどマウントをとられるから気を付けろ!」。


読了日:03月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/16004913

■眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話: 自律神経のギモンを専門医がすべて解説!
自律神経を整える方法を専門家が解説する。
病院に行っても解決しない謎の不調の原因は自律神経の乱れにあり。
男性は三十代、女性は四十代で自律神経機能が低下し始める。
自律神経を整えるのに効果的な3つのアプローチは、正しい生活習慣・適度な運動・メンタルケア。
自律神経の乱れによっておこる痛みは2週間以上は続かないので、これ以上痛みが続くなら病院に行くこと。


読了日:03月12日 著者:小林 弘幸
https://bookmeter.com/books/15233829

■本当は秘密にしたい、とにかくかわいいときめきスイーツ
見た目の可愛いスイーツが目白押し。
作ってみたいけれど、ぶきっちょな私に出来るだろうか;
ベリーのグラデーションレアチーズケーキと、抹茶のしましまチーズケーキって、生地を型に流すと綺麗に層になっていくのが不思議。


読了日:03月12日 著者:Ai Horikawa(ai_mogmog)
https://bookmeter.com/books/20283394

■女と男、そして殺し屋 (文春文庫 い 89-4)
殺し屋の富澤允と鴻池知栄に舞い込む依頼と謎。
双方の依頼で日付にこだわりのある「女と男、そして殺し屋」でハラハラしました。
人は、恨みや憎しみで殺し屋を雇わない。それらを晴らすには、自分で手を下すしかないから。殺し屋に依頼するのは、もっとドライな損得勘定がもとになっている。
本多は富澤に顔を覚えられてしまって今後なにか困ることにならなきゃいいけれど。


読了日:03月11日 著者:石持 浅海
https://bookmeter.com/books/21779668

■災害情報: 東日本大震災からの教訓
「本書は、災害時にますます必要不可欠となってきた情報について、社会心理学の観点から分析し、災害情報の未来を見通す画期的な論考」
東日本大震災では、浸水しない想定の避難場所や浸水想定の高さ以上の建物にいても津波に巻き込まれた。
これから起きるだろうと懸念されてる南海トラフなど、ハザードマップを信用せずもっと高台に逃げたほうがいいんだろうな。
けれど南海トラフはほんの数分で津波が来ると言われてるし、揺れてる最中に行動できるかどうか。


読了日:03月11日 著者:関谷 直也
https://bookmeter.com/books/18421591

■失敗図鑑 偉人・いきもの・発明品の汗と涙の失敗をあつめた図鑑
240人の偉人と、いきもの・発明品にまつわる失敗のエピソードを集めた本。
カラフルで可愛い本なのだけれど、文字サイズが小さくて読むのが大変;
ノーベル賞受賞者・湯川秀樹が物理学者になったのは、得意な数学で「先生が教えた解き方とは違う」という理由でテストの点数を貰えなかったことから数学への情熱が冷めて、悔しい気持ちを物理学にぶつけたから。
失敗談というには微妙な気がするけれど、もしも数学の道を選んでいたらどうなっていたんだろう。
「間違いを犯す自由が含まれていないなら、自由が持つ価値はない:ガンジー」


読了日:03月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/12762815

■ペネロペおはなしえほん (5) ペネロペのおかいもの (ペネロペおはなしえほん 5)
ペネロペとママはお買い物。
ママとはぐれたペネロペは、ママが小包を受け取る店で待つことにしました。
小包はどこで受け取るのかな?
うさちゃんを連れてあちこちのお店を訪ね歩くペネロペが可愛い。


読了日:03月10日 著者:アン グットマン
https://bookmeter.com/books/105028

■山本まゆりの霊界ぶらり旅 (ぶんか社コミックス)
旅先での不思議な出来事や霊感猫との日々。
ひとごとだから、そんなことあるのかぁと呑気に読んでいましたが、自分の身に降りかかったら怖い。
猫が何を見てるのかすごく気になるけど、知りたくないなあ。
「人形(ひとがた)のものには魂が入りやすいからね海外などのお土産には気をつけましょうね」
はい、気をつけます。
読了日:03月10日 著者:山本まゆり
https://bookmeter.com/books/12000657

■紙の碑に泪を  上小野田警部の退屈な事件 (講談社ノベルス)
東京・八王子で西木遵を殺害した犯人は、そのとき渋谷のクラシックコンサートの会場にいた。
警察側はもうすっかり謎解きが終わってあとは逮捕だけ。喫茶店に犯人を呼び出した上小野田警部は翻訳ミステリを読みながら到着を待つ。
捜査資料として提示されているものから犯人とトリックを考えることになりますが、珍しく勘が働いたよ。ハイクニンジャめ。
上小野田警部の考える「美しい逮捕劇」が実現しなくて残念でした。途中までは良かったのにね。


読了日:03月09日 著者:倉阪 鬼一郎
https://bookmeter.com/books/455260

■あけぼのの藤―歌集 (コスモス叢書)
1988年~2011年までに詠んだ歌から389首を収録。
「窓近きかへるでの葉に朝日さし影絵となりて障子に動く」
「夕立の上がりきらぬに陽の照りて二重虹立つわが街またぎて」
「開かれし男子校の門にさきがけて入りし少女も還暦迎ふ」
「イギリスに住む子に送り届けたし今日の碧空と赤き柿の実」
「老婦人が手を貸し起こせり前をゆく厚底靴の乙女転ぶを」


読了日:03月09日 著者:門倉みつ子
https://bookmeter.com/books/6743902

■五千年におよぶムラ・平出遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 6)
長野県塩尻市にある平出遺跡の発掘の軌跡。
1940年代から2003年までの発掘調査によって発見された遺構は、縄文中期63、縄文後期2、古墳時代75、平安時代32、次期不明の古代住居址30、古代の掘立柱建物址7、合計209軒。
繁栄した古墳時代から一転して、奈良時代になると確固たる住居址は確認されていない。
長野県宝に指定された緑釉水瓶を見つけたひとはお手柄でしたね。

読了日:03月08日 著者:小林 康男
https://bookmeter.com/books/2236477

■アボカド三昧 ~アボカド専門店のかんたん、おいしい絶品レシピ~
「クリーミーでまろやかなアボカドを余すことなく使ったアボカドのレシピ集」
いつもは半分に割って、お醤油とわさびでそのまま食べちゃいますが、はちみつとシナモンパウダーでデザートにするなんていう発想がなかった。
アボカドを混ぜ込んだチーズケーキは、1/4個しか使ってないので取り入れやすいかな。
表紙はアボカドスパム丼。
読了日:03月08日 著者:avocafe 宮城 尚史,宮城 香珠子
https://bookmeter.com/books/7614824

■臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 英国庭園の謎 (あすかコミックスDX)
コミカライズ版。
「英国庭園の謎」「暗い宿」収録。
「暗い宿」は、火村が「こういう家だと想像していた」のがどういう意味だったのか、あとからなるほどと納得しやすいし、話の運び方を上手に落とし込んでるなあと思いました。
小説だと詰め込みすぎかもと思ったけれど、まんがで読むとちょうど良いボリューム感だった。
あとがきの、火村の「円楽の歌」で吹き出しました。アホだわこの人たち…!

読了日:03月08日 著者:麻々原 絵里依
https://bookmeter.com/books/9496853

■家政夫くんは名探偵! ~夏休みの料理と推理~ (マイナビ出版ファン文庫)
家政夫の光弥と刑事の怜の事件簿。3編収録。
怜が恩海警察署から県警本部に異動になり、島崎が怜の上司になった。
ずっと登場していたから違和感ないな。
律と蘭馬が光弥を通じて友達になれて良かった、光弥の周りに人の気配がすると安心する。
「死せるインフルエンサーの問題」のややこしさはイマドキですね。

読了日:03月07日 著者:楠谷 佑
https://bookmeter.com/books/20004303

■道路を渡れない老人たち リハビリ難民200万人を見捨てる日本。「寝たきり老人」はこうしてつくられる
介護後進国の日本で最期まで幸せな日々を過ごすために、どんな介護が必要なのか。
介護支援は、日常生活に支障をきたしはじめたあたりから受けられる。
支援が遅れると結果的に家族も本人も苦労してしまう。
病院から退院したあと、身体機能を維持するためのリハビリが受けられるのはデイケアかデイサービス。
1時間以上の機能訓練をしていてPTなどのセラピストが常駐している施設が良い。

読了日:03月07日 著者:神戸 利文,上村 理絵
https://bookmeter.com/books/18270366

■それでいい。
生きづらさを克服するための対人関係入門書。
人生をラクにするコツは、「当たり前の気持ち」を受け入れて、自分を認めること。
まんがなので分かりやすくて、貂々さんの“ネガティブ思考クイーン"みたいに、どうしたら良いのか分からないときに読むと納得しやすいと思いました。
(これって煎じ詰めれば「にんげんだもの」になりそう)

読了日:03月06日 著者:細川 貂々,水島 広子
https://bookmeter.com/books/11758372

■ヒトのカラダがよくわかる 図解 人体のヒミツ
「筋肉、血液、脳、感覚器、内臓、皮膚。一番身近な不思議と神秘!人体はこんなにスゴい!」
多少、合理的じゃないところがあるにせよ、人間のカラダってうまくできてるものですね。
身体中に張り巡らされたリンパ管は毛細血管から漏れた液を回収するのが本来の働き。
しかし、その途中にあるリンパ節にたまたま免疫細胞が集まっていることで、免疫系の拠点としての役割りも担っている。
「リンパ節が免疫を担っているのはついでみたいなものなんだね」
ついでのほうが重要な役割な気がする。

読了日:03月06日 著者:
https://bookmeter.com/books/11058902

■ざざ虫: 伊那谷の虫を食べる文化 (ふしぎびっくり写真えほん)
長野県の伊那谷で食べられている「ざざ虫」から地域文化の大切さを考える。
ハチノコとイナゴなら食べた事ありますが(両親が長野県出身)ざざ虫って初めて見ました。
昆虫食は見た目がアレなので敬遠されがちですが、伊那谷で受け継がれてきた大事な伝統。
このまま消えてしまわないようにと祈ってしまう。

読了日:03月06日 著者:
https://bookmeter.com/books/11223069

■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (3) (MF文庫J)
実機データ収集のため無人島に遠征した機兵部。
しかし謎の武装組織とマリスに急襲され、夏樹は全治三か月の重傷を負う。
エイルン不在、不安定なセレン、戦力の不安を解消するために雷鳥は国際連合所属のマリス鎮圧部隊・ロイヤルガードの派遣を依頼した。
ヘキサの人権を掲げる氷室義塾はヘキサ排斥派にすれば目の上のたんこぶ。
何かあったらそこに付け入る気満々なわけで、セレンの「生きたリモコン」は吉報となるか。
チビフィーナは葵を要注意認定したけど、考えてることは紫貴のほうがやばい。

読了日:03月05日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/9897260

■NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
今もなお読み継がれている未完の作品「銀河鉄道の夜」について。
宮沢賢治の作品や行動の根底にあるのは「私はあなたであり、あなたは私であり、すべての人はつながっている」という意識。
人間のために自然を守ろう、と言っているのではなく、人間も自然の一部であって、人間も動物も、虫も山も、川も岩も、すべてのものが並列関係にあるという考え方。
「銀河鉄道の夜」にタイタニック号のことが出てきたのは覚えてなかった。もう一度読んでみようかな。

読了日:03月05日 著者:ロジャー・パルバース
https://bookmeter.com/books/4868112

■決定版 鬼平犯科帳 (8) (文春文庫) (文春文庫 い 4-108)
「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あきらめきれずに」の7篇を収録。
同心・与力の家族が狙われ、人質を取られた友五郎が遠島になった「流星」が読みごたえがありました。
小柳安五郎と鹿留の又八の男気を感じた「あきれた奴」と、岸井左馬之助が小野田治平の娘のお静を妻にした「あきらめきれずに」も良かったです。
何も知らなかったとは言え、お静も昔の夫のことがあったから多少の後ろめたさはあっただろうけれど、左馬之助と一緒になるなら安心。

読了日:03月04日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11562513

■50代ではじめる快適老後術 (だいわ文庫)
「続々・ちょっと早めの老い支度」を加筆修正、改題して文庫化したもの。
終わりの追記で、コロナが流行したことで「行きたいところへは行けるときに行っておこう、会いたい人には会えるうちに会おう」自分の意志を超えた事情でできなくなることがあるのだからとつくづく思ったそう。
老後に向けて生活態度を見直したり、自分の体調や心境の変化を受け止めるのも大事。
気に入るかどうかは置いといてテレビのお仕事で着る服はレンタルでも良かったかも。

読了日:03月04日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/16965035

■消えたカマンベールの秘密 (コージーブックス エ 1-3 チーズ専門店 3)
冬祭りの出店準備に追われるシャーロットの前に元婚約者チップが現れた。
チップは店を出す予定だったが、出資者ケイトリンがレベッカの家で殺されてしまう。
イポが容疑者にされてレベッカが大暴走、忙しい時に職場放棄するわシャーロットを唆して関係者と話をさせるわで、店員が営業妨害してどうする。
前作の大学が無事に開校して良かった、ボズたち生徒が実りある学生生活を送れますように。
そしてジョーダンの過去を気にしつつシャーロットはプロポーズを受けるのかどうか。

読了日:03月03日 著者:エイヴリー エイムズ
https://bookmeter.com/books/6834061

■サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊
ついにシリーズ最終巻。
コロナで太田さんの居酒屋が大変だったり、椎名さんが背骨の圧迫骨折をしたりで、みんな色々あったけど、仲間が集まっての大人数のキャンプは良い息抜きだったのでしょう。
雨が降る八丈島のキャンプ場で最終回を迎えた雑魚釣り隊。
「みんなありがとう。おもしろかったよなあ」

読了日:03月03日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/21550286

■しぐさで読む美術史 (ちくま文庫 み 31-3)
身振りや動作の意味を知ると絵画に込められた物語が見えてくる。
日本ではこどもをおんぶしたり、正座するのは珍しくないけど、西洋では一般的ではなくて、そういう差が分かるのも面白い。
「居眠り」で出てくるミレイの連作「初めての説教」「二度目の説教」が可愛い。

読了日:03月02日 著者:宮下 規久朗
https://bookmeter.com/books/9924106

■超かんたんヨガで若返りが止まらない! 老けたくないなら、骨盤底筋を鍛えなさい (健康美活ブックス)
1ポーズたった9秒キープするだけ、骨盤底筋を鍛える超かんたんヨガ。
紹介されているのは全部で14ポーズ。
「すべてのポーズをまんべんなく実践するのが理想ですが、必ずしもコンプリートを目指さなくてもOK」
全部やろうとして無理するよりも、3~5ポーズを毎日やる方が良い、ってことですね。

読了日:03月02日 著者:高尾 美穂
https://bookmeter.com/books/14333692

■毎日かあさん8 いがいが反抗期編
唐揚げのレシピは「おかん飯」で知ったけど、毎回4㎏かあ、育ち盛りはすごいなあ。
サイバラが子供のころ、いつもチョコをくれた自衛隊のおっちゃん。
「ワシらなー税金ドロボー言われてるのが一番ええんや」
「ワシらにありがとう言わないかん世の中やったら大ごとやがな」

読了日:03月02日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/4004138

■線路上の殺意 鉄道ミステリ傑作選〈昭和国鉄編〉 (双葉文庫)
昭和の傑作鉄道ミステリを選りすぐったアンソロジー。
編者・佳多山大地いわく「まこと代表作と呼ぶにふさわしい出来栄えのものばかり」、どれも面白かったです。
西村京太郎「あずさ3号殺人事件」
十津川警部はアリバイを崩したけれど、それをやったという証拠はあるのかどうか。
山村美紗「新幹線ジャック」
人質の人数が多いのだから要求される金額も多くて当然。
思い込みを逆手に取られた。


読了日:03月01日 著者:鮎川 哲也,西村 京太郎,夏樹 静子,山村 美紗
https://bookmeter.com/books/16569762

■第五福竜丸は航海中: ビキニ水爆被災事件と被ばく漁船60年の記録
ビキニ水爆被災事件・第五福竜丸被ばく60周年記念プロジェクトの一環で編まれた本。
第五福竜丸がアメリカの水爆実験に巻き込まれたのが1954年3月1日。
「60年とは直接第五福竜丸の被ばく・ビキニ水爆被災事件を知る世代が国民の2割を切るという歳月である」。
夢の島のゴミの海で放置されていた第五福竜丸が1976年に保存展示されるまでには、多くの人たちの訴えの声があったのだなあ。
木造船であるがゆえに常に自然崩壊の恐れがあるのが悩ましい。


読了日:03月01日 著者:川﨑 昭一郎,黒田 征太郎
https://bookmeter.com/books/7980733


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