2020年5月の読書メーター
読んだ本の数:40冊
読んだページ数:8287ページ
ナイス数:595ナイス
https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)
幼稚園で起きた惨殺事件の犯人・仙街不比等の殺人の容疑者になった旧友の天生を救うべく、岬洋介が奔走する。
「物事を変えていくのはいつでも愚か者だ。あんたの息子には愚か者たちが集まるらしい」
中山作品の登場人物たちが揃い踏み、合唱するかのごとく物語を作り上げていく。
御子柴が法廷に立てなくなったことで実現した親子対決に満足。
読了日:05月31日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/15585040
■花粉症・アレルギー性鼻炎撃退BOOK (エイムック 4557)
Q:花粉症・アレルギー性鼻炎にかかる人とかからない人は何が違うの?
A:遺伝と環境、免疫力が明暗を分けます。
最新治療とアレルギー対策、食事法などを紹介する。
日本人の約8割が口呼吸をしているというのが衝撃的。
病気の約7割は口呼吸がもたらすということなので、鼻呼吸が出来ていればだいぶ良くなるかも。
読了日:05月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/15024585
■力尽きレシピ 2
お手軽だって立派な料理。
力尽きレシピの第二弾。
たまたま家に材料があったので、食パンにマヨネーズを塗って、裂いたかにかま、チーズを乗せてトーストする「かにマヨピザトースト」を作ってみました。
かにかまをトーストの具材にするのって自分としては意外だったけどおいしかった。
読了日:05月30日 著者:犬飼つな
https://bookmeter.com/books/15512436
■大洗戦車博物館
アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台・大洗町に架空の戦車博物館を作る絵本。
博物館のために戦車を集めるおじさんたちが楽しそうにしてるイラストになごむ。
八九式中戦車ってアヒルさんチームのやつだっけ、こんな感じだったような気がするなあとか、アニメを思い出したり検索したりしながら見られて良かったです。
読了日:05月29日 著者:下田 信夫
https://bookmeter.com/books/11580800
■おいしい! カラダにいい! 糖質OFF こんにゃく料理レシピ
群馬県にある「こんにゃくパーク」が監修しているというのが納得、こんにゃくレシピの数々。
こんにゃくは下ゆでをしてから水気を切って料理する。
肉じゃがに入れるしらたきを多めにしたり、こんにゃく麺でラーメン風にしたり、普段食べてるものに近くて違和感はなさそう。
5月29日はこんにゃくの日。一度でいいから飽きるほどこんにゃくを食べたいので、いつかはこんにゃくパークに行ってみたい。
読了日:05月29日 著者:金丸 絵里加
https://bookmeter.com/books/13178706
■古代の謎を解いた偶然の大発見!: 世界が興奮した55の奇跡のドラマ (KAWADE夢文庫)
歴史を塗り替えてきたのは普通のひとたちだった。
観光中のドイツ人夫婦が発見した世界最古のミイラ、アイスマン。
行商中の民間考古学者が発見した岩宿遺跡は日本考古学の常識を覆した。
コモド島に不時着したパイロットがはじめてコモドオオトカゲを見たとき、そりゃあ恐竜の生き残りと思うだろうなあ。
読了日:05月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/11252852
■旅するクロアチア語
ほぼ同じということでセルビア語と一緒にされがちですが、やっぱりクロアチア語はクロアチア語で知りたかったので読めて良かったです。
旅行で使える言い回しを中心にしているので実用的かも。
英語表記付きなのが意外と親切。
日本語に訳した印象ではもっと硬い意味と思ってた「Vidim」(分かりました)は、英語で言うところの「I see」なのですね。
全部がカラーじゃないけれど写真も多く、kremšnitaとかrožataがおいしそうだなあと思いながら眺めてしまいました。
読了日:05月27日 著者:小坂井 真美
https://bookmeter.com/books/13643132
■「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
『この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です』
最初にある診断テストで当て嵌まったのが14個。12個以上該当すればおそらくHSPということなので、私はその可能性があるということ。
「あたたかい人間関係を作るには、苦手な相手をきちんと嫌って遠ざけることが必要です」
苦手だと気付かれまいとして、かえって歓迎ムードを出しているケースがあり、自分の本音をそのまま肯定すること。
読了日:05月26日 著者:武田友紀
https://bookmeter.com/books/12964024
■山陽鉄道物語―先駆的な営業施策を数多く導入した輝しい足跡 (キャンブックス)
明治32年5月25日、日本で初めて食堂車を導入したのは山陽鉄道。
寝台車や赤帽制度など、今の時代に受け継がれるサービスを次々と生み出した山陽鉄道の足跡を追う。
当時の新聞広告や写真などの資料も多く、読みごたえがありました。
山陽鉄道は「日本の列車で初めて」が多いのだけれど、内田百閒が文章で触れていたという「足立大尉遭難事件」は日本で初めての列車内の殺人事件、あまり有難くない記録。
読了日:05月25日 著者:長船 友則
https://bookmeter.com/books/219474
■本当はコワイSNS (アスペクト文庫)
ネットストーカー、成りすましなど、これぞインターネット社会の闇。
手元にいつもスマホがないと落ち着かないくらい依存してるのは、まあそういうのは聞いたことあるな、な感じでしたが、仕事を辞めてしまうひともいるとは。
SNSを利用して人脈を広げるっていう考え方は、同じ考えの人同士ならば馴染めるかもしれないけど、
ただ単にロム専とか同じ趣味のひとと楽しく話したいひとにしてみたら荷が重いかも。
読了日:05月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/5432589
■がん外科医の本音 (SB新書)
「願わくば、がんの恐怖におびえ、がん治療に苦しみ、がんに携わる医療者との関係に悩む人が、本書により少しでも楽になりますように」
現役の外科医だからこそ書けること。
生涯でがんにかかる確率は、男性で62%、女性で47%。
保険の先進医療特約について、日本は公的保険が充実していて高額療養費制度もあるので「私は現在医療保険そのものに入っていないため、先進医療特約もありません」
「勤務先の病院が先進医療の陽子線治療を多数行っているので客観性を欠いている可能性がある」と、かなり公平に書いてる印象。
読了日:05月23日 著者:中山 祐次郎
https://bookmeter.com/books/13750810
■棒の哀しみ (新潮文庫)
のしあがりたい。
やくざの世界でのしあがりたい。
やくざ者の田中が主人公の連作短編集。
跡目を継げず分家になった田中は、跡目と目されている倉内に罠を仕掛け、田中自身は着々と地固めをしていく。
病院で親分の手を握りながら泣いている場面では、親分に対しての複雑な心境が良く分かる。
棒っきれのように生き、棒っきれのようにくたばると思っている田中が、杉本が連れてきた若い金子にかけた言葉がとても意味深。
読了日:05月22日 著者:北方 謙三
https://bookmeter.com/books/518030
■昏倒少女 (マーガレットコミックス)
少女たちの好きの気持ちを紡ぐ短編集。
「昏倒少女」不毛な橘くんと超結婚したいかも、と思う小日向さん。これから何か始まるか、どうやって始めるか、その後がとっても気になります。
「パーティー」サンタクロースに代わってもう一日をプレゼントします。一度死んだのだから、どうか思いとどまってください。僕は君に生きてほしい。
読了日:05月21日 著者:安藤 ゆき
https://bookmeter.com/books/9257978
■あらゆる不調をなくす毒消し食
歯科医師によるデトックス食事術。
毒消し食の基本は、タンパク質(アミノ酸)、ビタミンB群、ヘム鉄。
鉄は足りてない自覚があるのでサプリに頼ってますが、食事量が少ないのでタンパク質とビタミンBも足りてないんだろうなあ。
口腔内の健康が重要ということなので歯磨きには気を付けよう。
ところでサイリウムってなんなのさ。
読了日:05月21日 著者:小垣佑一郎
https://bookmeter.com/books/14110091
■中学歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書
日本がいつ建国したのか、そして建国したのは誰なのか、ほとんどの日本人は答えられない。
日本の歴史を教える教科書なのだから日本を優先するのが当たり前なのに
「普及している中学歴史教科書の多くは、各章が中国→朝鮮→日本の順序に書かれている」
それが普通というのが恐ろしい。
おとなの自分には図版がなくても特に不満はありませんが、中学の教科書にするなら、理解を深める助けになるので必要かなと思いました。
読了日:05月20日 著者:竹田恒泰
https://bookmeter.com/books/13764894
■人生後半、はじめまして
日本経済新聞の生活情報面に連載したものを中心にまとめた本。
冠婚葬祭用のパールのネックレスって最初に喪服を買ったときに一緒に揃えましたが、
普段使い出来るようなフェミニンな服装のひとならともかく、あまり使う機会がないから持ってないひとは多いような気がする。
そういう意味ならバロック真珠ならばまだカジュアル使いできていいかも。
岸本さんがズンバにハマってるとは意外でした。
読了日:05月19日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/13450461
■モモンガの件はおまかせを (文春文庫)
短編集。
見た目の可愛さにつられて気軽にペットを飼うことがないようにと厳しく言ってくれるペットショップが閉店に追い込まれるのは理不尽。
飼うからには最後まで責任を持つこと。それが命に対しての礼儀だ。
服部くんの家の大きさと鴇先生が探偵稼業が板についてる理由が分かって色々と納得。
アナコンダを相手にしてもひるまない鴇先生かっこよすぎ。がんばれ桃さん。
七森さんの友人の花里さんが服部邸で不自由なく暮らせていて安心した。
読了日:05月18日 著者:似鳥 鶏
https://bookmeter.com/books/11654245
■傭兵部隊 (集英社文庫)
「ただ生きながらえんために命を後生大事にし、意味もなく長生きすることが美徳と考えられている今の世の中で希少価値と言っても過言ではなかろう」
みずから地獄に飛び込んでいく傭兵たちへのインタビュー。
敵を捕虜にした場合は口裏を合わせる暇も与えずひとりずつ隔離して必要なら拷問も加えて迅速かつ効果的に尋問を行う。
ジュネーブ条約で捕虜への拷問は禁じられているが傭兵は適用外、自分の命は自分で守るしかない。
優秀な傭兵は依頼が殺到。
けれど裏を返せば復讐のために常に命の危険があり、家族も狙われたりするのかな。
読了日:05月17日 著者:落合 信彦
https://bookmeter.com/books/49348
■センス・オブ・シェイム 恥の感覚
人と人との関係性を深めるときに大きくかかわってくるのは恥の感覚が共通するか否か、ではないか。
古くは清少納言の「自慢しい」な性格を恥知らずと罵る紫式部。
最近ならFacebookなどでリア充を見せつける写真をアップしまくる人に感じる恥ずかしさ。
どうでもいいけど、酒井順子の本でこういう装幀が珍しい。
読了日:05月16日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/14109686
■チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)
ホテルの一室で起きた不可解な殺人事件。
部屋の中も、死体に着せられた服も、何もかもが逆向きになっていた。
動機とかトリックとか以前に、犯人は一人しか考えられないでしょう、の状況から、どれだけ目をそらすことができるか、苦心したんだろうなあ。
テンプル嬢がエラリーに話してた中国の習慣云々は本当にそうなのかな、ちょっと興味がある。
巻末で、密室にしたやり方がイラストで解説されてるのが有難い。
読了日:05月15日 著者:エラリー・クイーン
https://bookmeter.com/books/9261837
■日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術
最初の○×クイズは全問正解、洗濯に関してはだいたいこの通りに出来てるみたいなので一安心。
洗濯物との量の兼ね合いで手動で水を増やしたりはしてたけど、水の量はやっぱり多いほうがいいんだなあ。
日本の水道水は、水そのものに高い洗浄力がある軟水。
海外は硬水のため汚れが落ちにくく、ドラム式洗濯機で汚れを落とす必要があった。
だから日本でわざわざ高いドラム式を使う理由はあまりない。
読了日:05月14日 著者:洗濯ブラザーズ
https://bookmeter.com/books/14543606
■衛宮さんちの今日のごはん (5) (角川コミックス・エース)
慎二が柳洞寺で餃子を包んでるなんて、今日も平和なFateの世界。
セイバーの普段着と凛が中華料理が得意な理由が言峰綺礼、本人たちにしてみたらちょっと複雑だろうな。
言峰が食べる泰山の激辛麻婆豆腐がどれほど辛いのかは辣子鶏に使った唐辛子が60gって量から想像できる。花椒も入ってるし、作ってる最中からもう目が痛くなりそう。
桜とライダーの仲良しっぷりにほのぼのとする。次はふたりでお弁当を持ってサイクリング行けたらいいね、楽しそう。
読了日:05月14日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/15223048
■なぜ、身近な関係ほどこじれやすいのか?
「自分が考えること、感じること、希望していることを、自分も相手も尊重したやり方で表現する」
アサーティブというコミュニケーションスキルで相手とより良い関係を築く。
今日一日を、誰も責めることなく過ごすこと。
相手も自分も貶めることなく、対等な目線を忘れないで過ごすこと。
うまくいかなくても、決して自分を責めないこと。
読了日:05月13日 著者:森田 汐生
https://bookmeter.com/books/15027302
■衛宮さんちの今日のごはん (4) (角川コミックス・エース)
大河に声をかけられたランサーが猪狩りの助っ人に来た。
蛍光オレンジの虎柄を「すげぇ恰好」って言うランサー、本来の全身青タイツのほうがすげぇ恰好だと思うのは気のせいでしょうか。
士郎の思い出の味はハンバーグだったけどイリヤはクルミ。
ふたりとも聖杯戦争がなければ切嗣とは家族にならなかったかもしれなくて、昔を思い出しながら食べる味は少し切ない。
オルタ化したセイバーは味覚も反転、ご飯がまずいと言われてショックを受けてる士郎を仕方ないさと励ましたい気持ちで5巻に続く。
読了日:05月13日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/14020785
■ときめく御仏図鑑 (ときめく図鑑)
尊格や仏像としての歴史的背景など、イラストで紹介する御仏図鑑。
イラストは美しいのだけれど、実際の仏像の基本造形を紹介したあとで描かれているので若干混乱しました。
でも入門編なので、気軽に読みつつ情報を整理しながら御仏に触れるのが良いのでしょう。
読了日:05月12日 著者:門賀 美央子
https://bookmeter.com/books/11814148
■衛宮さんちの今日のごはん (3) (角川コミックス・エース)
士郎と一緒にお昼を食べるため、慎二と一成による別の聖杯戦争が(勃発しません)。
柳洞寺の小次郎に気が付いた三枝さんの桜餅の回と、セイバーが凛と桜と買い物に行ったカジキマグロの回が良かったです。
セイバーが欲しがっていたぬいぐるみ目当てに福引きをやり続け、結局は士郎に掻っ攫われたギルガメッシュ。
どの景品も英雄王の宝物庫には相応しくないけれど、教会バザー的には喜ばれそう。幸運値の無駄遣いで良かったかもなと思いながら4巻に続く。
読了日:05月12日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/13090157
■世界の20世紀建築 (空から見る驚異の歴史シリーズ)
20世紀の建築の偉業を上空から見る。
表紙はマレーシアのペトロナスツインタワー。
下から見上げる構図は良くあるけれど、上から見下ろすと不思議な感じ。
バハイ教の神殿、インドのロータステンプルは本当に蓮の形をしていて、真上から撮った写真はため息が出るほど綺麗。
フランス・ポンピドゥーセンターってこんなに大きいんですね。
この工場っぽい感じを非難したパリ市民の気持ちが分かるなあ。
読了日:05月11日 著者:アンリ・スティルラン
https://bookmeter.com/books/130369
■衛宮さんちの今日のごはん (2) (角川コミックス・エース)
バーサーカーとギルガメッシュが登場、役者が揃ってきたなあ。
高速でアジを細かく切り刻み、なめろうを作るケルトの英雄ってすごい絵面。
アーチャーの柿のオードブルは柿の季節になったら作りたい。
ジャガーマンとセイバーオルタにおかわりを要求されてるアーチャー、衛宮家の食卓の風景はカルデアでも健在なのだなと妙に納得、3巻に続く。
読了日:05月11日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/12465418
■しないヘアアレンジ
パタンと180度開く本なので、ページを押さえる苦労をしなくて済みます。
ただのひとつ結びでも前髪のアレンジの仕方でだいぶ印象が変わる、っていうのが写真で見て分かるので、これなら頑張らなくても出来そう。
伸びかけで長さが足りない前髪をきれいに横分けにしてるひとはどうやってるんだろうと謎だったんですが、横後ろの長い髪の毛をかぶせてピンで固定、なるほど~。
読了日:05月10日 著者:工藤由布
https://bookmeter.com/books/15246679
■衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)
聖杯戦争で死闘が繰り広げられているFate本編を踏まえたうえでの衛宮家の平和な食卓。
普段は食べる側のセイバーが士郎に作ったホットケーキは「食べる人の事を考えながら料理をする」だったから、ほんとにおいしく出来たはず。
真名を一応伏せているアーチャーの、フライパン片手に「構わんのだろう?」が見られて満足、2巻に続く。
読了日:05月10日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/11279537
■テースト・オブ・苦虫〈2〉
「ヨミウリウィークリー」2001年8月~2002年6月掲載分。
「馬の子供が駆けだした/ネオンのなかへ駆けだした/なぜかは知らにど駆けだした/八目鰻が見てました」
楽曲というより練り直せばSFにでもなりそう。
「そら、気ぃ遣いまっせ」
原稿がボツにならないためにこういう文章はNGだよね、ってことを書いてるだけなのに、よくもまあこれだけ膨らむものだ。
交差点で土下座しなくてすむように、りゅららららと歌って誤魔化すのも良かろう、と思うのでした。
読了日:05月09日 著者:町田 康
https://bookmeter.com/books/516738
■本の夢 本のちから
「活字四部作」のなかから22編を抜粋して編集したもの。
旅の本、冒険談などをたくさん読んできた椎名さん。
科学が発達して地球の隅々まで画像で見られるようになってしまった今は、驚くような冒険譚にはそうそう出会えないのが残念。
日本の旅は衰退していくと感じている理由が
「旅に出ていく人々もべつにその旅をするに確固たる信念やポリシーなど何もない、ということがはっきり見えてきているからでもある」
温泉だったらどこでもいい、とかそういうこと。
読了日:05月08日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/13078599
■退出ゲーム (角川文庫)
幼馴染みのハルタとチカが所属する吹奏楽部を舞台にした日常の謎。
千街晶之の解説を読んだら、変人ばかりの高校生活にしっくりくる理由が分かりました。
確かにこれは、うる星やつらだったり、あ~るくんの世界とは地続きな感じがする。
真っ白ルービックキューブに蘇州の弟。
ハルタの提示は、その答えの受け取り手の背中をそっと押して一歩踏み出す勇気に繋がってる気がする。
ハルタの推理の行方に目が行きがちですが、草壁先生の只者ではない雰囲気にも注目。
読了日:05月07日 著者:初野 晴
https://bookmeter.com/books/610938
■身代わり
時系列としては「依存」の直後あたり。
女子高生と警察官が絞殺された事件と、ボアン先輩の飲み会のあと死んだソネヒロの事件。
ダブルひなちゃんのセリフはこの物語においてはだいぶ重要なものだったけれど、
リアルでも男女を問わずそういうことだよねと頷いてしまった。
最初の方のニーチェとハヤタ隊員のあだ名についてのやりとりが猛烈にツボでした。
だからおれ、小林昭二じゃねーし。
読了日:05月06日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/566909
■妖婦の宿―神津恭介傑作推理 (春陽文庫)
女が事件を動かしているような短編集。
「妖婦の宿」
京極の手記を託され、いつか探偵小説として発表したいと言った恭介。
それを探偵作家クラブの犯人当てクイズのために研三に提供して、作家先生たちはこの密室の謎を解けたのかな。
「月世界の女」
かぐや姫がモチーフ、女がふたり出てきた時点で話の成り行きは分かってしまいますが、トリック云々よりも雰囲気を味わう作品。
読了日:05月05日 著者:高木 彬光
https://bookmeter.com/books/773409
■となりの外国人(1)
吉田家の隣に引っ越してきたのは、時代劇で日本語を覚えたイタリア人・マリオ。
日本カブレの外国人ってこんな感じなのかもなと思いながら楽しく読めました。
花火大会のときに出会った浴衣美女に一目惚れしたマリオは、それが酒屋の「息子」の順平と分かって呆気なく玉砕。
ところが「そんなに好みなら男でもいいじゃない」お母さん…!
下駄の鼻緒を直せるなんてすごいな順平。
マリオの誕生日パーティをやっていたときに謎の美女が乱入、2巻に続く。
読了日:05月04日 著者:宮本福助
https://bookmeter.com/books/5628207
■となりの外国人(2)
乱入した謎の美女はイタリアからやってきたマリオの共同経営者、モニカ。
モニカがイタリアに帰国するときに、一緒についていくことにした順平「恋は自分で努力してなんぼだ」男前でカッコいい。
引き続き日本を満喫しているマリオが来年の除夜の鐘がつけますように。
ドタバタなホームコメディみたいな物語もこれでおしまい。
桃が成人式の振袖を着てるのを見たマリオにやっとフラグが立って、めでたしめでたし。
読了日:05月04日 著者:宮本福助
https://bookmeter.com/books/7745623
■日本国憲法 大阪おばちゃん語訳 (文春文庫)
書評本で紹介されていて気になっていたので購入した本。
難しい言い回しだったものが、大阪弁のおかげでものすごく身近で分かりやすくなりました。
日本国憲法は、日本にある法(ルール)のなかで一番上、最高の法なわけですわ。
せやさかい、憲法と矛盾するような法律とか、憲法に逆らうようなことを国がしたりしたら、それぜーんぶ無効ですから、気つけなはれや。
この憲法を大切に守っていかなアカンのは、「天皇」、「摂政」、「国務大臣」、「国会議員」、「裁判官」、「公務員」でっせ。
読了日:05月03日 著者:谷口 真由美
https://bookmeter.com/books/13561986
■モビィ・ドール
イルカが棲む巌倉島で異変が起きた。
イルカたちが浜辺に打ち上げられた原因はモビィ・ドールと名付けられたシャチの出現のせいなのか。
環境保護団体の一員の涼子が捕獲しろと軽々しく言えない「大人の事情」は手続きその他、色々と面倒なものなのですね。
極めて貴重な研究サンプルをみすみす手放した涼子は研究者としてはやっぱり甘い。けれど、決断した理由には納得できる。
潜れなかった葛西はずいぶん呆気なく克服したなあ。
読了日:05月02日 著者:熊谷 達也
https://bookmeter.com/books/442926
■兎の眼 文芸書新装版 (理論社の文芸書版)
児童文学の金字塔とも言える作品なのにちゃんと読んだのは初めてかも。
新任教師の小谷先生と鉄三をはじめとする1年4組の子供たちに、教育とはどういうことなのか、その意味を考えさせられる。
小谷先生の夫は理解がなくて横暴だという気がしますが、でも裏返せば、夫の言動の根底を理解しているのかと突き付けられているということ。
そういう意味では、小谷先生は完璧な人間ではないというリアルさがある。
読了日:05月01日 著者:灰谷 健次郎
https://bookmeter.com/books/442304
▼読書メーター
https://bookmeter.com/
読んだ本の数:40冊
読んだページ数:8287ページ
ナイス数:595ナイス
https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)
幼稚園で起きた惨殺事件の犯人・仙街不比等の殺人の容疑者になった旧友の天生を救うべく、岬洋介が奔走する。
「物事を変えていくのはいつでも愚か者だ。あんたの息子には愚か者たちが集まるらしい」
中山作品の登場人物たちが揃い踏み、合唱するかのごとく物語を作り上げていく。
御子柴が法廷に立てなくなったことで実現した親子対決に満足。
読了日:05月31日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/15585040
■花粉症・アレルギー性鼻炎撃退BOOK (エイムック 4557)
Q:花粉症・アレルギー性鼻炎にかかる人とかからない人は何が違うの?
A:遺伝と環境、免疫力が明暗を分けます。
最新治療とアレルギー対策、食事法などを紹介する。
日本人の約8割が口呼吸をしているというのが衝撃的。
病気の約7割は口呼吸がもたらすということなので、鼻呼吸が出来ていればだいぶ良くなるかも。
読了日:05月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/15024585
■力尽きレシピ 2
お手軽だって立派な料理。
力尽きレシピの第二弾。
たまたま家に材料があったので、食パンにマヨネーズを塗って、裂いたかにかま、チーズを乗せてトーストする「かにマヨピザトースト」を作ってみました。
かにかまをトーストの具材にするのって自分としては意外だったけどおいしかった。
読了日:05月30日 著者:犬飼つな
https://bookmeter.com/books/15512436
■大洗戦車博物館
アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台・大洗町に架空の戦車博物館を作る絵本。
博物館のために戦車を集めるおじさんたちが楽しそうにしてるイラストになごむ。
八九式中戦車ってアヒルさんチームのやつだっけ、こんな感じだったような気がするなあとか、アニメを思い出したり検索したりしながら見られて良かったです。
読了日:05月29日 著者:下田 信夫
https://bookmeter.com/books/11580800
■おいしい! カラダにいい! 糖質OFF こんにゃく料理レシピ
群馬県にある「こんにゃくパーク」が監修しているというのが納得、こんにゃくレシピの数々。
こんにゃくは下ゆでをしてから水気を切って料理する。
肉じゃがに入れるしらたきを多めにしたり、こんにゃく麺でラーメン風にしたり、普段食べてるものに近くて違和感はなさそう。
5月29日はこんにゃくの日。一度でいいから飽きるほどこんにゃくを食べたいので、いつかはこんにゃくパークに行ってみたい。
読了日:05月29日 著者:金丸 絵里加
https://bookmeter.com/books/13178706
■古代の謎を解いた偶然の大発見!: 世界が興奮した55の奇跡のドラマ (KAWADE夢文庫)
歴史を塗り替えてきたのは普通のひとたちだった。
観光中のドイツ人夫婦が発見した世界最古のミイラ、アイスマン。
行商中の民間考古学者が発見した岩宿遺跡は日本考古学の常識を覆した。
コモド島に不時着したパイロットがはじめてコモドオオトカゲを見たとき、そりゃあ恐竜の生き残りと思うだろうなあ。
読了日:05月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/11252852
■旅するクロアチア語
ほぼ同じということでセルビア語と一緒にされがちですが、やっぱりクロアチア語はクロアチア語で知りたかったので読めて良かったです。
旅行で使える言い回しを中心にしているので実用的かも。
英語表記付きなのが意外と親切。
日本語に訳した印象ではもっと硬い意味と思ってた「Vidim」(分かりました)は、英語で言うところの「I see」なのですね。
全部がカラーじゃないけれど写真も多く、kremšnitaとかrožataがおいしそうだなあと思いながら眺めてしまいました。
読了日:05月27日 著者:小坂井 真美
https://bookmeter.com/books/13643132
■「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
『この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です』
最初にある診断テストで当て嵌まったのが14個。12個以上該当すればおそらくHSPということなので、私はその可能性があるということ。
「あたたかい人間関係を作るには、苦手な相手をきちんと嫌って遠ざけることが必要です」
苦手だと気付かれまいとして、かえって歓迎ムードを出しているケースがあり、自分の本音をそのまま肯定すること。
読了日:05月26日 著者:武田友紀
https://bookmeter.com/books/12964024
■山陽鉄道物語―先駆的な営業施策を数多く導入した輝しい足跡 (キャンブックス)
明治32年5月25日、日本で初めて食堂車を導入したのは山陽鉄道。
寝台車や赤帽制度など、今の時代に受け継がれるサービスを次々と生み出した山陽鉄道の足跡を追う。
当時の新聞広告や写真などの資料も多く、読みごたえがありました。
山陽鉄道は「日本の列車で初めて」が多いのだけれど、内田百閒が文章で触れていたという「足立大尉遭難事件」は日本で初めての列車内の殺人事件、あまり有難くない記録。
読了日:05月25日 著者:長船 友則
https://bookmeter.com/books/219474
■本当はコワイSNS (アスペクト文庫)
ネットストーカー、成りすましなど、これぞインターネット社会の闇。
手元にいつもスマホがないと落ち着かないくらい依存してるのは、まあそういうのは聞いたことあるな、な感じでしたが、仕事を辞めてしまうひともいるとは。
SNSを利用して人脈を広げるっていう考え方は、同じ考えの人同士ならば馴染めるかもしれないけど、
ただ単にロム専とか同じ趣味のひとと楽しく話したいひとにしてみたら荷が重いかも。
読了日:05月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/5432589
■がん外科医の本音 (SB新書)
「願わくば、がんの恐怖におびえ、がん治療に苦しみ、がんに携わる医療者との関係に悩む人が、本書により少しでも楽になりますように」
現役の外科医だからこそ書けること。
生涯でがんにかかる確率は、男性で62%、女性で47%。
保険の先進医療特約について、日本は公的保険が充実していて高額療養費制度もあるので「私は現在医療保険そのものに入っていないため、先進医療特約もありません」
「勤務先の病院が先進医療の陽子線治療を多数行っているので客観性を欠いている可能性がある」と、かなり公平に書いてる印象。
読了日:05月23日 著者:中山 祐次郎
https://bookmeter.com/books/13750810
■棒の哀しみ (新潮文庫)
のしあがりたい。
やくざの世界でのしあがりたい。
やくざ者の田中が主人公の連作短編集。
跡目を継げず分家になった田中は、跡目と目されている倉内に罠を仕掛け、田中自身は着々と地固めをしていく。
病院で親分の手を握りながら泣いている場面では、親分に対しての複雑な心境が良く分かる。
棒っきれのように生き、棒っきれのようにくたばると思っている田中が、杉本が連れてきた若い金子にかけた言葉がとても意味深。
読了日:05月22日 著者:北方 謙三
https://bookmeter.com/books/518030
■昏倒少女 (マーガレットコミックス)
少女たちの好きの気持ちを紡ぐ短編集。
「昏倒少女」不毛な橘くんと超結婚したいかも、と思う小日向さん。これから何か始まるか、どうやって始めるか、その後がとっても気になります。
「パーティー」サンタクロースに代わってもう一日をプレゼントします。一度死んだのだから、どうか思いとどまってください。僕は君に生きてほしい。
読了日:05月21日 著者:安藤 ゆき
https://bookmeter.com/books/9257978
■あらゆる不調をなくす毒消し食
歯科医師によるデトックス食事術。
毒消し食の基本は、タンパク質(アミノ酸)、ビタミンB群、ヘム鉄。
鉄は足りてない自覚があるのでサプリに頼ってますが、食事量が少ないのでタンパク質とビタミンBも足りてないんだろうなあ。
口腔内の健康が重要ということなので歯磨きには気を付けよう。
ところでサイリウムってなんなのさ。
読了日:05月21日 著者:小垣佑一郎
https://bookmeter.com/books/14110091
■中学歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書
日本がいつ建国したのか、そして建国したのは誰なのか、ほとんどの日本人は答えられない。
日本の歴史を教える教科書なのだから日本を優先するのが当たり前なのに
「普及している中学歴史教科書の多くは、各章が中国→朝鮮→日本の順序に書かれている」
それが普通というのが恐ろしい。
おとなの自分には図版がなくても特に不満はありませんが、中学の教科書にするなら、理解を深める助けになるので必要かなと思いました。
読了日:05月20日 著者:竹田恒泰
https://bookmeter.com/books/13764894
■人生後半、はじめまして
日本経済新聞の生活情報面に連載したものを中心にまとめた本。
冠婚葬祭用のパールのネックレスって最初に喪服を買ったときに一緒に揃えましたが、
普段使い出来るようなフェミニンな服装のひとならともかく、あまり使う機会がないから持ってないひとは多いような気がする。
そういう意味ならバロック真珠ならばまだカジュアル使いできていいかも。
岸本さんがズンバにハマってるとは意外でした。
読了日:05月19日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/13450461
■モモンガの件はおまかせを (文春文庫)
短編集。
見た目の可愛さにつられて気軽にペットを飼うことがないようにと厳しく言ってくれるペットショップが閉店に追い込まれるのは理不尽。
飼うからには最後まで責任を持つこと。それが命に対しての礼儀だ。
服部くんの家の大きさと鴇先生が探偵稼業が板についてる理由が分かって色々と納得。
アナコンダを相手にしてもひるまない鴇先生かっこよすぎ。がんばれ桃さん。
七森さんの友人の花里さんが服部邸で不自由なく暮らせていて安心した。
読了日:05月18日 著者:似鳥 鶏
https://bookmeter.com/books/11654245
■傭兵部隊 (集英社文庫)
「ただ生きながらえんために命を後生大事にし、意味もなく長生きすることが美徳と考えられている今の世の中で希少価値と言っても過言ではなかろう」
みずから地獄に飛び込んでいく傭兵たちへのインタビュー。
敵を捕虜にした場合は口裏を合わせる暇も与えずひとりずつ隔離して必要なら拷問も加えて迅速かつ効果的に尋問を行う。
ジュネーブ条約で捕虜への拷問は禁じられているが傭兵は適用外、自分の命は自分で守るしかない。
優秀な傭兵は依頼が殺到。
けれど裏を返せば復讐のために常に命の危険があり、家族も狙われたりするのかな。
読了日:05月17日 著者:落合 信彦
https://bookmeter.com/books/49348
■センス・オブ・シェイム 恥の感覚
人と人との関係性を深めるときに大きくかかわってくるのは恥の感覚が共通するか否か、ではないか。
古くは清少納言の「自慢しい」な性格を恥知らずと罵る紫式部。
最近ならFacebookなどでリア充を見せつける写真をアップしまくる人に感じる恥ずかしさ。
どうでもいいけど、酒井順子の本でこういう装幀が珍しい。
読了日:05月16日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/14109686
■チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)
ホテルの一室で起きた不可解な殺人事件。
部屋の中も、死体に着せられた服も、何もかもが逆向きになっていた。
動機とかトリックとか以前に、犯人は一人しか考えられないでしょう、の状況から、どれだけ目をそらすことができるか、苦心したんだろうなあ。
テンプル嬢がエラリーに話してた中国の習慣云々は本当にそうなのかな、ちょっと興味がある。
巻末で、密室にしたやり方がイラストで解説されてるのが有難い。
読了日:05月15日 著者:エラリー・クイーン
https://bookmeter.com/books/9261837
■日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術
最初の○×クイズは全問正解、洗濯に関してはだいたいこの通りに出来てるみたいなので一安心。
洗濯物との量の兼ね合いで手動で水を増やしたりはしてたけど、水の量はやっぱり多いほうがいいんだなあ。
日本の水道水は、水そのものに高い洗浄力がある軟水。
海外は硬水のため汚れが落ちにくく、ドラム式洗濯機で汚れを落とす必要があった。
だから日本でわざわざ高いドラム式を使う理由はあまりない。
読了日:05月14日 著者:洗濯ブラザーズ
https://bookmeter.com/books/14543606
■衛宮さんちの今日のごはん (5) (角川コミックス・エース)
慎二が柳洞寺で餃子を包んでるなんて、今日も平和なFateの世界。
セイバーの普段着と凛が中華料理が得意な理由が言峰綺礼、本人たちにしてみたらちょっと複雑だろうな。
言峰が食べる泰山の激辛麻婆豆腐がどれほど辛いのかは辣子鶏に使った唐辛子が60gって量から想像できる。花椒も入ってるし、作ってる最中からもう目が痛くなりそう。
桜とライダーの仲良しっぷりにほのぼのとする。次はふたりでお弁当を持ってサイクリング行けたらいいね、楽しそう。
読了日:05月14日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/15223048
■なぜ、身近な関係ほどこじれやすいのか?
「自分が考えること、感じること、希望していることを、自分も相手も尊重したやり方で表現する」
アサーティブというコミュニケーションスキルで相手とより良い関係を築く。
今日一日を、誰も責めることなく過ごすこと。
相手も自分も貶めることなく、対等な目線を忘れないで過ごすこと。
うまくいかなくても、決して自分を責めないこと。
読了日:05月13日 著者:森田 汐生
https://bookmeter.com/books/15027302
■衛宮さんちの今日のごはん (4) (角川コミックス・エース)
大河に声をかけられたランサーが猪狩りの助っ人に来た。
蛍光オレンジの虎柄を「すげぇ恰好」って言うランサー、本来の全身青タイツのほうがすげぇ恰好だと思うのは気のせいでしょうか。
士郎の思い出の味はハンバーグだったけどイリヤはクルミ。
ふたりとも聖杯戦争がなければ切嗣とは家族にならなかったかもしれなくて、昔を思い出しながら食べる味は少し切ない。
オルタ化したセイバーは味覚も反転、ご飯がまずいと言われてショックを受けてる士郎を仕方ないさと励ましたい気持ちで5巻に続く。
読了日:05月13日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/14020785
■ときめく御仏図鑑 (ときめく図鑑)
尊格や仏像としての歴史的背景など、イラストで紹介する御仏図鑑。
イラストは美しいのだけれど、実際の仏像の基本造形を紹介したあとで描かれているので若干混乱しました。
でも入門編なので、気軽に読みつつ情報を整理しながら御仏に触れるのが良いのでしょう。
読了日:05月12日 著者:門賀 美央子
https://bookmeter.com/books/11814148
■衛宮さんちの今日のごはん (3) (角川コミックス・エース)
士郎と一緒にお昼を食べるため、慎二と一成による別の聖杯戦争が(勃発しません)。
柳洞寺の小次郎に気が付いた三枝さんの桜餅の回と、セイバーが凛と桜と買い物に行ったカジキマグロの回が良かったです。
セイバーが欲しがっていたぬいぐるみ目当てに福引きをやり続け、結局は士郎に掻っ攫われたギルガメッシュ。
どの景品も英雄王の宝物庫には相応しくないけれど、教会バザー的には喜ばれそう。幸運値の無駄遣いで良かったかもなと思いながら4巻に続く。
読了日:05月12日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/13090157
■世界の20世紀建築 (空から見る驚異の歴史シリーズ)
20世紀の建築の偉業を上空から見る。
表紙はマレーシアのペトロナスツインタワー。
下から見上げる構図は良くあるけれど、上から見下ろすと不思議な感じ。
バハイ教の神殿、インドのロータステンプルは本当に蓮の形をしていて、真上から撮った写真はため息が出るほど綺麗。
フランス・ポンピドゥーセンターってこんなに大きいんですね。
この工場っぽい感じを非難したパリ市民の気持ちが分かるなあ。
読了日:05月11日 著者:アンリ・スティルラン
https://bookmeter.com/books/130369
■衛宮さんちの今日のごはん (2) (角川コミックス・エース)
バーサーカーとギルガメッシュが登場、役者が揃ってきたなあ。
高速でアジを細かく切り刻み、なめろうを作るケルトの英雄ってすごい絵面。
アーチャーの柿のオードブルは柿の季節になったら作りたい。
ジャガーマンとセイバーオルタにおかわりを要求されてるアーチャー、衛宮家の食卓の風景はカルデアでも健在なのだなと妙に納得、3巻に続く。
読了日:05月11日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/12465418
■しないヘアアレンジ
パタンと180度開く本なので、ページを押さえる苦労をしなくて済みます。
ただのひとつ結びでも前髪のアレンジの仕方でだいぶ印象が変わる、っていうのが写真で見て分かるので、これなら頑張らなくても出来そう。
伸びかけで長さが足りない前髪をきれいに横分けにしてるひとはどうやってるんだろうと謎だったんですが、横後ろの長い髪の毛をかぶせてピンで固定、なるほど~。
読了日:05月10日 著者:工藤由布
https://bookmeter.com/books/15246679
■衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)
聖杯戦争で死闘が繰り広げられているFate本編を踏まえたうえでの衛宮家の平和な食卓。
普段は食べる側のセイバーが士郎に作ったホットケーキは「食べる人の事を考えながら料理をする」だったから、ほんとにおいしく出来たはず。
真名を一応伏せているアーチャーの、フライパン片手に「構わんのだろう?」が見られて満足、2巻に続く。
読了日:05月10日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/11279537
■テースト・オブ・苦虫〈2〉
「ヨミウリウィークリー」2001年8月~2002年6月掲載分。
「馬の子供が駆けだした/ネオンのなかへ駆けだした/なぜかは知らにど駆けだした/八目鰻が見てました」
楽曲というより練り直せばSFにでもなりそう。
「そら、気ぃ遣いまっせ」
原稿がボツにならないためにこういう文章はNGだよね、ってことを書いてるだけなのに、よくもまあこれだけ膨らむものだ。
交差点で土下座しなくてすむように、りゅららららと歌って誤魔化すのも良かろう、と思うのでした。
読了日:05月09日 著者:町田 康
https://bookmeter.com/books/516738
■本の夢 本のちから
「活字四部作」のなかから22編を抜粋して編集したもの。
旅の本、冒険談などをたくさん読んできた椎名さん。
科学が発達して地球の隅々まで画像で見られるようになってしまった今は、驚くような冒険譚にはそうそう出会えないのが残念。
日本の旅は衰退していくと感じている理由が
「旅に出ていく人々もべつにその旅をするに確固たる信念やポリシーなど何もない、ということがはっきり見えてきているからでもある」
温泉だったらどこでもいい、とかそういうこと。
読了日:05月08日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/13078599
■退出ゲーム (角川文庫)
幼馴染みのハルタとチカが所属する吹奏楽部を舞台にした日常の謎。
千街晶之の解説を読んだら、変人ばかりの高校生活にしっくりくる理由が分かりました。
確かにこれは、うる星やつらだったり、あ~るくんの世界とは地続きな感じがする。
真っ白ルービックキューブに蘇州の弟。
ハルタの提示は、その答えの受け取り手の背中をそっと押して一歩踏み出す勇気に繋がってる気がする。
ハルタの推理の行方に目が行きがちですが、草壁先生の只者ではない雰囲気にも注目。
読了日:05月07日 著者:初野 晴
https://bookmeter.com/books/610938
■身代わり
時系列としては「依存」の直後あたり。
女子高生と警察官が絞殺された事件と、ボアン先輩の飲み会のあと死んだソネヒロの事件。
ダブルひなちゃんのセリフはこの物語においてはだいぶ重要なものだったけれど、
リアルでも男女を問わずそういうことだよねと頷いてしまった。
最初の方のニーチェとハヤタ隊員のあだ名についてのやりとりが猛烈にツボでした。
だからおれ、小林昭二じゃねーし。
読了日:05月06日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/566909
■妖婦の宿―神津恭介傑作推理 (春陽文庫)
女が事件を動かしているような短編集。
「妖婦の宿」
京極の手記を託され、いつか探偵小説として発表したいと言った恭介。
それを探偵作家クラブの犯人当てクイズのために研三に提供して、作家先生たちはこの密室の謎を解けたのかな。
「月世界の女」
かぐや姫がモチーフ、女がふたり出てきた時点で話の成り行きは分かってしまいますが、トリック云々よりも雰囲気を味わう作品。
読了日:05月05日 著者:高木 彬光
https://bookmeter.com/books/773409
■となりの外国人(1)
吉田家の隣に引っ越してきたのは、時代劇で日本語を覚えたイタリア人・マリオ。
日本カブレの外国人ってこんな感じなのかもなと思いながら楽しく読めました。
花火大会のときに出会った浴衣美女に一目惚れしたマリオは、それが酒屋の「息子」の順平と分かって呆気なく玉砕。
ところが「そんなに好みなら男でもいいじゃない」お母さん…!
下駄の鼻緒を直せるなんてすごいな順平。
マリオの誕生日パーティをやっていたときに謎の美女が乱入、2巻に続く。
読了日:05月04日 著者:宮本福助
https://bookmeter.com/books/5628207
■となりの外国人(2)
乱入した謎の美女はイタリアからやってきたマリオの共同経営者、モニカ。
モニカがイタリアに帰国するときに、一緒についていくことにした順平「恋は自分で努力してなんぼだ」男前でカッコいい。
引き続き日本を満喫しているマリオが来年の除夜の鐘がつけますように。
ドタバタなホームコメディみたいな物語もこれでおしまい。
桃が成人式の振袖を着てるのを見たマリオにやっとフラグが立って、めでたしめでたし。
読了日:05月04日 著者:宮本福助
https://bookmeter.com/books/7745623
■日本国憲法 大阪おばちゃん語訳 (文春文庫)
書評本で紹介されていて気になっていたので購入した本。
難しい言い回しだったものが、大阪弁のおかげでものすごく身近で分かりやすくなりました。
日本国憲法は、日本にある法(ルール)のなかで一番上、最高の法なわけですわ。
せやさかい、憲法と矛盾するような法律とか、憲法に逆らうようなことを国がしたりしたら、それぜーんぶ無効ですから、気つけなはれや。
この憲法を大切に守っていかなアカンのは、「天皇」、「摂政」、「国務大臣」、「国会議員」、「裁判官」、「公務員」でっせ。
読了日:05月03日 著者:谷口 真由美
https://bookmeter.com/books/13561986
■モビィ・ドール
イルカが棲む巌倉島で異変が起きた。
イルカたちが浜辺に打ち上げられた原因はモビィ・ドールと名付けられたシャチの出現のせいなのか。
環境保護団体の一員の涼子が捕獲しろと軽々しく言えない「大人の事情」は手続きその他、色々と面倒なものなのですね。
極めて貴重な研究サンプルをみすみす手放した涼子は研究者としてはやっぱり甘い。けれど、決断した理由には納得できる。
潜れなかった葛西はずいぶん呆気なく克服したなあ。
読了日:05月02日 著者:熊谷 達也
https://bookmeter.com/books/442926
■兎の眼 文芸書新装版 (理論社の文芸書版)
児童文学の金字塔とも言える作品なのにちゃんと読んだのは初めてかも。
新任教師の小谷先生と鉄三をはじめとする1年4組の子供たちに、教育とはどういうことなのか、その意味を考えさせられる。
小谷先生の夫は理解がなくて横暴だという気がしますが、でも裏返せば、夫の言動の根底を理解しているのかと突き付けられているということ。
そういう意味では、小谷先生は完璧な人間ではないというリアルさがある。
読了日:05月01日 著者:灰谷 健次郎
https://bookmeter.com/books/442304
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