やわらかい螺旋

徒然なるままに

2013-11

2013-12-01 08:03:59 | 

2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:73冊
読んだページ数:16139ページ
ナイス数:724ナイス
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■今夜も宇宙の片隅で
妙に達観しているところもあるけれど、やっぱり子供は子供だよなあと思わせるところもあって、このバランスが面白い。今はこういう時代でしょ?と言わんばかりなネットでのやりとり、うん、リアルにこういう感じだよなあ。なんとなく某漫画家さんを連想してしまいましたが、連載の再開が決まったまんが「惑星5」を読んでみたいな。
読了日:11月30日 著者:笹生陽子
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■バナナのお菓子
果物はそのまま食べるほうが好きなんですが、バナナだけは話が別。お菓子にしてもそれほど風味が変わらないし、しつこい甘さになりにくいので使いやすいように思います。バナナの輪切りを浮かべる「バナナ入りミルクティー」を作ってみたらおいしかったです。
読了日:11月29日 著者:坂田阿希子
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■サイボーグ009 (2) (秋田文庫)
勧善懲悪の話が多い中、「海の底編」では、とりあえず敵味方が手を携え現状打破しよう、っていう柔軟さ。最後にはやっぱりそうなるよね、ってオチのつきかただけれど、人間の複雑さがよくあらわれてるなあと思いました。
読了日:11月29日 著者:石ノ森章太郎
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■サイボーグ009 (1) (秋田文庫)
収録が、作品が発表された年代順じゃないので、初めて触れる方にはおすすめしません。どうしてこうなったんだろう。009が加速装置を使って、時間の中を滑らかに移動していく感じの絵が好きです。
読了日:11月29日 著者:石ノ森章太郎
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■異国船漂着物語 単行本
読んだのは初版本で、誤字あり。P110・アヘン戦争のくだり、「対清朝戦の体制を整え終わった1940年8月10日」正解は「1840年」。航海中に難破し、日本に流れ着いてきた異国のひとたちとの交流。マニラからの航海中に台風に遭遇し、日本に流れ着いたドン・ロドリゴが徳川家康と謁見。他の申し出は了承したものの、オランダ船を締め出してくれという嘆願を「スペインとオランダのことだ」とはねのけた家康はさすが。
読了日:11月28日 著者:松島駿二郎
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■村上祥子のおいしい酢イーツ―簡単レシピでさわやか&ヘルシー! (別冊週刊女性)
体に良いことは分かってるんだけど、酸っぱいものが苦手で、あまり使う機会のない酢。サワードリンクにしてもあまり飲めなくて、酢が余って仕方ない。だけどこっそりお菓子に入ってたらひょっとして食べられるんじゃないかと思って、ためしに「とろとろ豆乳かんの黒酢シロップきび砂糖かけ」を作ってみたら余裕で食べられました。ミントがなかったので抜きましたが、これでも十分おいしかったです。
読了日:11月28日 著者:村上祥子
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■空想探偵と密室メイカー (講談社ノベルス)
せっかくの空想力なのに、空想で引っ張り出してきた探偵がそれほど活躍しないのが残念。最後は、別に探偵に限らない、なんていうのはアリなのかw女優としての限界がどこにあるのか、他人がそれを見極めることが出来るのか。自分自身がそれに気付いてしまったら、それは本当に悲劇だよなあ。
読了日:11月27日 著者:天祢涼
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■「新」訳 星の王子さま
まさか「星の王子さま」で、こんなにニヤニヤしてしまうとは思っていませんでした。訳者のさじ加減がどういうものなのかが良く分かる一冊。生と死が常に隣り合わせにあることを思い出させるし、そうかといって悲観的でもなく、もの悲しくもあるけれど、希望を忘れていない。
読了日:11月27日 著者:辛酸なめ子
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■象と耳鳴り―推理小説 (祥伝社文庫)
鉄道ミステリアンソロジーに収録されていた「待合室の冒険」が面白かったので読みました。関根三兄弟、残りの一人は誰だっけとしばらく思い出せませんでした。「六番目の小夜子」また読み直そう。断片的な出来事から、こうかもしれない、という曖昧なところから、絶対にこうだ、と確信するその過程がスリリング。「給水塔」の不気味な感じが良かったです。
読了日:11月27日 著者:恩田陸
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■スクエア型で作るママのかんたんおやつ―特別な材料とどうぐを使わない。「基本の生地」「焼きっぱなし」「トッピング&アレンジ」ケーキ (マーブルブックス)
オーブンシートの形を作りやすくて切り分けがラク、ラッピングもしやすいのは利点。シフォンケーキが四角いっていうのはインパクトあります。生キャラメルやカステラはスクエアな形を生かせるチョイス。
読了日:11月27日 著者:高瀬康子
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■子いぬ―写真集 (Part1)
猫の写真だけじゃなくて、犬も撮ってるんですね~。犬って、同じ種族の中でも見た目のバラエティが豊富。知らない犬種もたくさんあるので、見ていて楽しかったです。セント・バーナードの子犬なんて、むくむくしてて本当に可愛いなあ。
読了日:11月26日 著者:岩合光昭
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■3行レシピでつくる とっておきスイーツ
お菓子を作り慣れているひと向き。3行というのを鵜呑みにしちゃいけませんでした。全体の工程を3回に分けて説明していますが、その1ステップの中の作業工程も1回じゃ終わらないことがあるので、見ながら作るというよりも、最初に手順をよく読んだほうがいいと思われます。焼きりんごあたりは3行と言われればまあ納得するかな。
読了日:11月26日 著者:袴田尚弥
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■わたしの紅茶生活―おいしい楽しい12ヶ月のティータイムズ
著者がカレルチャペックのオーナーなので、紅茶屋さんらしい視点からのエッセイ。紅茶に関することばかりじゃなく、イースターなどの季節のイベント、趣味で集めているうさぎグッズのことにも触れられていて、生活そのものが楽しそうです。
読了日:11月25日 著者:山田詩子
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■日本人が知らない世界のすし (日経プレミアシリーズ)
日本人が知っている寿司とは違う「スシ」が外国で定着することは、それはそれでいいとは思う。けれど、衛生管理が難しい生魚を扱う意識が低い場合もあって、ある程度の知識を持ったうえでスシを作って欲しいなあ。
読了日:11月25日 著者:福江誠
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■機動警察パトレイバー (11) (小学館文庫)
内海課長を仕留めたのは警察じゃないし、逃げている企画七課の愉快な仲間たちのこともあるけれど、グリフォンとの一件はこれで落着。おタケさんの傷跡とは違う意味合いで、野明の傷は勲章。
読了日:11月25日 著者:ゆうきまさみ
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■おしゃれの近道
写真じゃないのがかえって良いのかも。トレンドや流行に関係なく自分の目だけを信じて!と励まされますが、信じた結果、とてつもなく地味になっていくのをどうにか食い止めたいところです。
読了日:11月24日 著者:宮田理江
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■哲学探偵 (光文社文庫 く 10-11)
久保主任のまったり加減に高島警視のやな感じ、どこで見たっけと思ったら、波田煌子シリーズに登場してたんだっけw哲学・短歌・競馬、よくこれだけ詰め込んだものです。各々のテイストを散りばめて、事件解決に繋げていく。競馬で豪快に勝ちまくっていたスーツの男、彼をフッたコンビニの彼女にまた出会えるといいね。
読了日:11月24日 著者:鯨統一郎
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■機動警察パトレイバー (10) (小学館文庫)
バドは特車2課に、おタケさんは企画七課に。それぞれの待遇の違いは子供か大人かの差というより、同情心やら嫉妬心っていう感情の差って感じ。台風直撃のさなか企画七課が乗り込んできて、いよいよクライマックス。
読了日:11月24日 著者:ゆうきまさみ
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■女の人生すごろく
横浜市民の自分としては、ズーラシアのところで笑いましたw確かにズーラシアってこぎれい過ぎるんですよね。予算15万円を握りしめ、4時間半もかけて109で買い物した顛末が面白かったです。購入した品々、意外とお似合いです。
読了日:11月23日 著者:辛酸なめ子
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■日本語の作法
日本語を母語として暮らしている割には、日ごろから使う言葉の表現がお粗末だと反省しました。正しい日本語をきっちり使うって意外と難しい。むやみに片仮名語を振り回すのは確かに聞き苦しいので気を付けたい。「今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である」心に残る言葉です。
読了日:11月23日 著者:外山滋比古
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■機動警察パトレイバー (9) (小学館文庫)
立場から考えれば、黒崎の言い分はごもっとも。バドが永遠にグリフォンに搭乗していられるわけじゃないのは分かってるんだと思ってたけど、企画七課のひとたちは、その後のバドをどうするつもりだったんだろう。そしてその黒崎の思惑を知ったバド、ピンチ!
読了日:11月23日 著者:ゆうきまさみ
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■おいしい漬けものと手作りみそ
味噌作りに興味があって、詳しい手順が知りたくて図書館で借りた本。全体的に漬物のページが多いけど、そう不便はありませんでした。玄米こうじで作ってみたいなあ。
読了日:11月22日 著者:村井りんご
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■ニッポンの猫 (新潮文庫)
猫はどこにでもいて、その辺を歩いてて、風景の一部になってるんだなあ。どの猫も猫らしくて可愛い。小林まこと「What'sMichael?」とのコラボ漫画、なんの違和感もなく読んでしまいました。だって実際そうなんじゃないの?って感じ。
読了日:11月22日 著者:岩合光昭
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■ハート (幻冬舎文庫)
ハートがたくさん詰まった本。ハート型ってよくある形だけど、じっくり見ると、ちょっとしたことで可憐になったり古風になったりポップになったりするものですね。光がハートに見えるめがね面白いなあ。
読了日:11月22日 著者:銀色夏生
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■ごはんのように食べるランチ・パイ
片仮名でランチパイと書いてあり、お弁当にも持って行けて、おなか一杯になるレシピの紹介となれば、おのずとイメージはわいてくるものですが、なぜ「Launch」なのかが謎。「Lunch」の誤植じゃないのかと疑ってしまってタイトルで損してる気がします。内容はおいしそうなものばかり。市販のひじきの煮物にかぼちゃや里芋のマッシュを加えたりと、そんなものもパイになるのかと驚きました。
読了日:11月21日 著者:アップオン編集部
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■機動警察パトレイバー (8) (小学館文庫)
自称グリフォン(年齢不詳)を指名手配。警察側で黒いレイバーの呼称が決まったというのに、当のグリフォンは日本での活動終了を言い渡される。それを知ってか知らずか、後藤隊長は新OSを餌にグリフォンを再び誘い出せるのか。週刊誌の記事の一件の意趣返しのつもりでマスコミを利用してやろうって思惑があったのかなあ、隊長ってば策士。今更だけど、企画七課の愉快仲間たちは、名前に色が入ってるんだね。
読了日:11月21日 著者:ゆうきまさみ
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■マトリョーシカ (乙女の玉手箱シリーズ)
正直に言うと、デザインのモチーフとして使われているものはいいんですが、実物は顔の絵付けの感じが怖くて苦手。だけどこれだけたくさん作家の人がいて、いろんな個性があると分かって眺めていたら、これだったらいいなと思えるものがありました。伝統こけしの特徴を持つ「コケーシカ」は、こけしに馴染みのある日本人なら手に取りやすいかもしれない。
読了日:11月20日 著者:
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■納豆の大ドンブリ―家族の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)
家族がテーマの短歌絵本。詠み人がバラバラなのに、このまとまり具合は読んでいて気持ちいい。早坂類「春ものの衣類をたたむわたくしの頭上はるかを母がまたいだ」 穂村弘「目薬をこわがる妹のためにプラネタリウムに放て鳥たち」
読了日:11月20日 著者:
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■トリダヨリ―リラックマ生活〈3〉 (リラックマ生活 (3))
のんびりマイペースなリラックマ、それに突っ込むキイロイトリ。しっかりものはどこの世界にもいて、どっちも必要だしそれでいいじゃん、って感じなのがいいところ。「0%ナンテナイ」
読了日:11月20日 著者:コンドウアキ
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■ちょっとネコぼけ
猫を見かけたら写真に収める。誰にだって出来そうなことなのに、岩合さんの写真は何かがやっぱり違う。カメラ目線の写真ばかり、ってことじゃないのが自然だし、猫たちの日常を邪魔しないようにしてる感じがしました。ペリカンにかまれてる黒猫かわいいなw
読了日:11月19日 著者:岩合光昭
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■ゴールディーのお人形
ゴールディーの年齢がいくつか分からないけど、両親がやってた仕事を引き継いで一人でちゃんと生活できている堅実さ。素敵な中国のランプと出会い、店主の好意で手に入れることができて、だけど、人の意見に心が揺らいでしまうところはリアル。ゴールディーが作った人形を持ってる子供に、人形を自分が作ったと言いたくない、っていうところがいいなあ。
読了日:11月19日 著者:M.B.ゴフスタイン
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■ABCDEFG殺人事件 (ミステリーYA!)
安楽椅子「が」探偵、ってのが斬新かも。自分が勤める探偵事務所を有名にしてみせると言った途端に事務所の人間が次々と死んでいき、とうとう自分が所長になってしまった堀アンナ。入社してきた新人は見えないマリアと話せないレイナ。聞こえないアンナと三人で、まるで見ザル言わザル聞かザルみたいだ。それぞれハンデはあるものの、自立してやっていこうっていう意志は立派。
読了日:11月18日 著者:鯨統一郎
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■葬送列車―鉄道ミステリー名作館 (徳間文庫)
鉄道ミステリのアンソロジー。夏樹静子「山陽新幹線殺人事件」単純に時刻表トリックかと思いきや、この時代の新幹線だからこそのトリック。辻真先「鉄路が錆びてゆく」14年前の彼女と偶然再会して、そればかりじゃなく、彼女の娘の顔を見たら、雄太が妻の不倫を疑っていたことはもうどうでもいいことになってしまったんだろうなあ。
読了日:11月18日 著者:天城一,佐野洋,多島斗志之,辻真先,雨宮町子
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■機動警察パトレイバー (7) (小学館文庫)
週刊誌に篠原重工の疑惑が書かれたことで、動揺しているのは遊馬だけじゃない。おタケさんたち大人チームも同じ気持ちだろうけれど、事実かどうか分からないことでうろたえないのは流石。遊馬が自分の父親のところに乗り込んでいるときにグリフォン登場、第1小隊に納入された新型機と激突。
読了日:11月18日 著者:ゆうきまさみ
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■烏は主を選ばない
前作で4人の姫君たちが争っているそのあいだ、若宮はいったい何をしていたのかがこれで分かりました。桜花宮で落ちてきて騒ぎになったのは雪哉だったのかw若宮がいかにも主って感じじゃなく、雪哉もくだけた感じで話しているので、緊急事態のときのギャップがめりはりあるなあ。一巳も少し登場していて、白珠との行く末を思い出します。
読了日:11月17日 著者:阿部智里
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■神様が殺してくれる
リオンの美しさ、性別のあいまいさ。リオンから殺人犯だと名指しされたレナルドは、ジェンダーの揺らぎが言わば真実に直結していることに気付くべきだったのに。他の人間は知らなくても、DNAの鑑定結果を見れば疑うべきなのは誰か分かったはずなのに。オザキの「誰ですか、この男は」の質問がとても切ない。
読了日:11月17日 著者:森博嗣
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■殺意は幽霊館から―天才・龍之介がゆく! (祥伝社文庫)
それほどボリュームがないので、さらっと読めるかなと思いましたが、読み終わってみれば相応の推理物。せっかくの温泉旅行なのにまたもや事件に遭遇。車のトランクから転がり出た死体を見てずーっと気絶しちゃうような気弱な龍之介、いかにも名探偵だって態度じゃないところに好感が持てます。のれんトリックすごいなあ。
読了日:11月16日 著者:柄刀一
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■カラー版 宇宙はきらめく (岩波ジュニア新書)
オールカラーなので見やすくて納得しやすかったです。ハッブル望遠鏡だけで全部の観測が出来るのだろうかと疑問に思ってきたんですが、軌道上にはチャンドラ、スピッツァーもあるんですね、なるほど~。新しい星を見つけるのも大事だけれど、同一天体を観測し続けることで発見もある。
読了日:11月16日 著者:野本陽代
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■キノの旅 (17) the Beautiful World (電撃文庫)
師匠のドレス姿が女装しているみたいだとか、ティーがおいしそうにケーキ食べてるとか、そんなところよりも、エルメスがひげをつけてなんだかエッヘンて感じなのが個人的にはツボでした。シズさまたちにはフォトのいる国が一番条件が良さそうだっただけに本当に残念。だけど、シズさまらしい顛末だったから仕方ないかな。
読了日:11月15日 著者:時雨沢恵一
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■たぶん最後の御挨拶
いまの売れっ子っぷりからは考えられないけれど、いくつもの賞を何度も落選しているなんて。自分自身の作品の、売れる・売れないの分析を冷静にしていて、そういうところが作家を「職業」としてまっとうしようとしてるんだなあと思わされました。横浜元町の「梅林」は、ほんと凄いです。
読了日:11月15日 著者:東野圭吾
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■数のモンスターアタック
数学の世界を冒険する4人の子供たち。あれこれ意見を出し合って協力しながら、数学の知識を生かして進んでいく。子供向けとは言っても結構難しいなと感じるところもあって、地図の不動点ってどうやって探すんだっけΣと焦ってしまいました。
読了日:11月14日 著者:芳沢光雄
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■うさぎのちいさいともだち (アランジブックス)
サイズの小さいマスコットばかりなのですぐに作れます。久しぶりにフエルト買いました。パンダを作りましたが、表情を決めるのが楽しかったです。
読了日:11月14日 著者:アランジアロンゾ
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■いろいろぬいぐるみ―アランジアロンゾのかわいいものをつくろう!
子供が生まれる友達へのプレゼント本。洗える素材を選んで自分で作れるのがいいです。それに作りたくなるような可愛いものばかり。
読了日:11月14日 著者:アランジアロンゾ
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■漢字は日本語である (新潮新書)
確かに漢和辞典って使いにくいんだよなあ。文中で何度も触れられてややくどい感じもしますが、そんな思いで編まれた「新潮日本語漢字辞典」がどんなものなのか興味があります。平仮名が世界でも有数の難しい文字、っていうのが意外でした。漢字よりも難しい文字とは思わなかった。
読了日:11月13日 著者:小駒勝美
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■機動警察パトレイバー (6) (小学館文庫)
おタケさんにも弱点はあったのかw労働者と雇用者、外国人への偏見とか、社会的にありがちなネタなんだけど、レイバーがらみとなると大がかり。野明たちが奮闘している裏側で、企画七課が再始動ののろしを上げる。
読了日:11月13日 著者:ゆうきまさみ
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■機動警察パトレイバー (5) (小学館文庫)
自分たちで廃棄物13号を仕留めた実感がないから、モヤモヤした気分になるのは仕方ない。けれどいつまでもモヤモヤしていられない。キャリアの相沢警部補の研修先がココ、っていうのがちょっと気の毒。だけど現場の判断を迫られるのが分かって収穫だったかも?w
読了日:11月12日 著者:ゆうきまさみ
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■カラー版 屋久島―樹と水と岩の島を歩く (岩波ジュニア新書)
こういう本はオールカラーじゃなくちゃと思うので、とても満足。人間が自然を荒らさないように気を付けるのはもちろんだけれど、ヤクジカみたいに、個体が増えすぎて貴重な植物が絶滅する可能性があるっていうのが悩ましい。無人運転のミニ鉄道が実現したら、自分のペースであちこちまわれて楽しそうだなあ。
読了日:11月12日 著者:青山潤三
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■EDS緊急推理解決院 (カッパノベルス)
石持浅海「院長室」を単独で先に読んでいて、設定が面白かったので、まとめて読めるこちらを手に取りました。それぞれの推理科探偵師が個性的、持ち込まれる事件もバラエティに富んでいて楽しめました。小児推理科の臨時探偵師、ニヒルでハードボイルドな幼稚園児・シンちゃん探偵師が素敵。仕事が忙しくて大事な三時のおやつを食べ損なうほど大活躍。臨時じゃなくてぜひ常駐していただきたいなあ。
読了日:11月11日 著者:新世紀「謎」倶楽部
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■和をあそぶ江戸の切り紙―粋な切り紙155点を収録
江戸の風情を切り絵で楽しむ。コピーして使う図案があるので、手間を惜しまなければ年賀状とかにいいかも。お正月や七夕の飾りもあって、立体的に飾り付けるのが面白そう。
読了日:11月11日 著者:エキグチクニオ
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■タンタンの事件ファイル2 横須賀「鈴木さん」殺人事件 (小学館文庫)
南軽井沢署の管轄の事件になぜ、みなと署の刑事が出向いて現場検証してるのかが気になって、これも伏線なのかとずっと勘繰っていたのに、とうとう最後まで何もなし。佐藤さん事件のカモネギコンビを出したいだけだったのかしら;相変わらずマリンに振り回されている翔太と知識先生、これはこれで楽しそう。三人で事件の真相を探っているときに「依頼人が鈴木という探偵に依頼するなんて、犯人が判るわけないだろう」の翔太のセリフ、鋭いなあ。
読了日:11月10日 著者:鯨統一郎
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■本当は恐ろしいグリム童話〈2〉 (WANIBUNKO)
前作は、子供に読み聞かせるのがはばかられるような内容だったものがどんどん改変されて、っていう解説に納得しながら読んでたんですが、これはちょっと違う感じ。それほど怖い要素がありませんでした。だけど、「幸福な王子」はあらすじをほとんど変えずに切なさが倍増したようで、胸に響きました。
読了日:11月10日 著者:桐生操
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■まさか?のへんな立体―「ありえない動き」の立体だまし絵に驚く!
「へんな立体」が面白かったのでこちらも読みました。だまし絵の要素のある立体模型っていうだけでもすごいのに、あり得ない方向に球が転がっていく不思議。子供の夏休みの自由研究とかによさそう。
読了日:11月9日 著者:杉原厚吉
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■本当は謎がない「古代史」 (ソフトバンク新書)
古代史の流れをだいたい分かっていて、こういう説がありますよ、というのを踏まえて読めるのなら楽しめるかもしれません。「三内丸山遺跡は縄文時代の歴史を書き換えていない。1500年もずっと同じ場所で継続して人が住んでいたとは言い切れない」うーんなるほど。
読了日:11月9日 著者:八幡和郎
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■川原泉傑作集 ワタシの川原泉I (花とゆめCOMICSスペシャル)
「COCOMじゃないし」のためだけに買ってしまいましたが後悔はありません。願わくは、カーラくんのところに、紀文からたまご味の魚河岸あげがたくさん届きますように。どの話も大好きですが、やっぱり「美貌の果実」が一位というのは納得。「頼むよ貴さん」のときの精さんの顔が忘れられません。そして、不遇の桜井敦子さまがいつか幸せになりますようにと願わずにいられません。
読了日:11月8日 著者:川原泉
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■大奥 10 (ジェッツコミックス)
表紙からして今までとは何もかもが違う。にこやかな複数の登場人物が白い背景を背負い佇む。確かにこの巻は転換期だし、病に打ち勝つ算段がついたことでは希望が見えるけれど、この白さに塗り込められた禍々しさは他の巻の比ではない。苦戦してきた人間の命を踏み台に頂点に立った男子の将軍、徳川家斉に、雨の中で叫ぶ黒木さまの声は届かない。
読了日:11月8日 著者:よしながふみ
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■死にたがりの獅子    山川大蔵 幕末異聞 (単行本コミックス)
会津魂を胸に闘う山川大蔵の人生。中央の理屈をいつも押し付けられてきた会津を思うと胸が痛みます。敵に囲まれながらも、会津の大砲の音を聞き分けた新撰組の山口次郎の耳の良さに舌を巻くけど、その音を聞き分ける人間がいるだろうと信じた大蔵の度胸の良さに感服。妻のお登勢さんがその後登場してこない理由とか、枚数の都合で描かれなかったところもあるんだろうけれど、死にたがりの大馬鹿野郎と呼ばれた大蔵が、生きたがりとして生き抜く姿はかっこよかった。
読了日:11月8日 著者:如月弘鷹
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■うたう百物語 Strange Short Songs (幽ブックス)
短歌とともに語られる百物語。栗本薫とか森鴎外とか夢野久作とか、短歌のイメージがないひとの短歌が読めるのが嬉しい。夢野久作「埋められた死骸はつひに見付からず砂山をかし青空をかし」 宮澤賢治「緑青のさびしき原は数しらぬ気泡をそらにはきいだすかな」 芥川龍之介「ほのぐらきわがたましいひの黄昏をかすかにともす黄蠟もあり」 香川ヒサ「もう一人そこにはをりき永遠に記念写真に見えぬ写真屋」
読了日:11月7日 著者:佐藤弓生
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■ツチヤ教授の哲学講義
ツチヤせんせのこのイラスト、よく表紙に採用されたなあwだいぶ頭を使って噛みしめるように読みました。何も知らないまま、誤解したまま、一生を終わりたくないっていう気持ちに応えるのが哲学。
読了日:11月7日 著者:土屋賢二
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■機動警察パトレイバー (4) (小学館文庫)
運動不足のまんが家には特車2課はつとまらない!東京湾に出現した謎の生物と対峙することになった特車2課。ASURAの回収作業に当たっている企画7課も、警察がうろうろしていてなかなか作業が進まない。おにぎりを作ったおタケさんに「あざやかでした」と褒める進士さん、なかなか言えないセリフだ。
読了日:11月6日 著者:ゆうきまさみ
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■西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)
おのれの記憶と漫画人生だけで大御所相手に勝負を挑め。有名なキャラクターでも、いざ描くとなったら意外とちゃんと思い出せないものなのかもwやなせたかし画・大変めずらしい横向きアンパンマンが見られて幸せです。
読了日:11月6日 著者:西原理恵子
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■サムライブルーの料理人 ─ サッカー日本代表専属シェフの戦い
「著者の印税の全額は、東日本大震災の被災者に対する義援金として福島県南相馬市に寄付されます」少しお役に立てたでしょうか。いまは原発処理の最前線基地として活用されているJビレッジのレストラン総料理長、そしてサッカー日本代表の専属料理人。食事はアスリートを支える重要な役割を担っていて、食べ物の調達や安全性に気を抜くことができない。選手たちにいかに食べてもらうか、あれこれ工夫し奮闘して、選手たちが西さんと一緒に戦っている、って気持ちになるのは良く分かります。
読了日:11月5日 著者:西芳照
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■家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部 (TEENS' ENTERTAINMENT)
「この世に生きる謎解き好きは、意外に多いみたいです」がっつりした探偵小説ってわけじゃないんだけど、高校生の等身大の日常がそのままやってきて、その中で遭遇する謎ならこんな感じだろうな、とリアルに思えました。ぼっち部の面々はそれぞれ好き勝手にやってるみたいだけれど、意外とチームワークの良さはスカイプさんに負けてないと思う。チナツの作るお菓子を食べたいな。
読了日:11月5日 著者:笹生陽子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33150513

■生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
この仕掛けを新鮮な気持ちで味わえないなんて、絶版なのが惜しい。復刊してほしいなあ。図書館の本なので袋とじは開けられていて、最初から長編として読みましたが、消えた短編の謎を知りたくてネットで検索し読み直して唸りました。こりゃ凄いや。手術室の前で「お気の毒に」とつぶやいた中村千秋は本当に未来を見通せる超能力者なのか。レポーターの赤染明子が安定のはじけっぷり、むにゃむにゃ言ってるガンジー先生へのインタビューを編集したものを見てみたい。
読了日:11月5日 著者:泡坂妻夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33150284

■折り紙きせかえ人形
普通の着せ替え人形の服を作ろうとしたら、あの細かさなので、自分には無理だなあと思うけれど、これは相手が紙なので気楽に取り掛かれます。シールを貼り付けたりしてデコるのも簡単。目鼻を描くのは好き好きだけど、ないほうが可愛い気がします。
読了日:11月4日 著者:山口真
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33121117

■「裏窓」殺人事件―警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)
犯行現場でコンタクトを探したりと西山の描写が怪しいと気にかかっていて、これはひょっとして犯人なのかと訝しんでいました。西山単独の過去を語ると疑いのもとになるので、カムフラージュのためにも、貴島の過去も明かされることになったんだと思っていました。それなので、純子が事件の真相に気が付き、犯人と対峙することになったときに、思い過ごしだったのかと安堵したのと同時に、犯人の狂気にぞっとしました。そしてそれを踏まえたうえで最後のどんでん返しでやられたなあと思わずにいられませんでした。
読了日:11月4日 著者:今邑彩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33120924

■機動警察パトレイバー (3) (小学館文庫)
バドは、イングラムに搭乗しているのが野明だと分かって嬉しそうなのは気のせいかなあ。メーカー修理に出すほどの激闘、相手も無傷じゃいられない。だけど、いい勝負じゃだめなんだ。
読了日:11月4日 著者:ゆうきまさみ
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■家紋の切り紙―戦国の意匠をあそぶ
切り絵にするとその良さが際立って、家紋のデザイン性って本当に優れているんだなあと実感。鶴の丸なんか見ちゃうと、こんなに細かく切り取るなんて無理~!と尻込みしてしまいそうだけれど、きっと満足できるはず。家紋のしおりなんていいな、使ってみたい。
読了日:11月3日 著者:エキグチクニオ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33093539

■機動警察パトレイバー (2) (小学館文庫)
グリフォン、そしてバド。役者は揃い、いよいよ物語が動き出す。成人式を迎えた野明が、礼服でイングラムと記念写真を撮りたい気持ち分かるなあ。内海課長とおタケさんは過去にどんな因縁が。
読了日:11月3日 著者:ゆうきまさみ
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■放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)
長編で退場した信濃譲二が過去にかかわった事件をまとめた短編集。「ドア↔ドア」(矢印が同じものに変換できない;)のなかで、刑務所に入ったことがあるかと聞かれるところがなんとも暗示的。「水難の夜」雨の日のピザの配達はラクじゃない。
読了日:11月2日 著者:歌野晶午
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33067038

■へんな立体―脳が鍛えられる「立体だまし絵」づくり
エッシャーに代表されるだまし絵が立体模型として作れるなんてΣ工作のコツも分かりやすく書いてあり、子供が作っても大人が作っても楽しめそうです。作ったあとは、どこからどうやって見ると「そう見える」のかを探しつつ、錯覚って面白いなと不思議に思えそう。
読了日:11月2日 著者:杉原厚吉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33066983

■眼の老化は「脳」で止められた!―アメリカ視力眼科の即効視力アップ法 老眼も近視も、今からでも回復する (SEISHUN SUPER BOOKS)
今のところ眼だけはいいので、この良さを維持できるようにしたいです。目薬に頼りすぎるとかえってドライアイが酷くなるなんて;P113の数字探しが大変でした、やっていくうちに慣れてくるかなあ。
読了日:11月2日 著者:中川和宏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33066960

■機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)
友達に貸した「ゆうきまさみセット」をまるっと失くされ、仕方ないので先にパトレイバーだけ文庫で買い直し。埋立地の特車2課に配属された野明たち。内海課長率いるシャフトエンタープライズ企画7課。キャラの個性がそれぞれきっちりしていて、この世界にすぐに馴染めます。世界一身軽なレイバーをなめんなよぉっ‼
読了日:11月1日 著者:ゆうきまさみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33046382

■本当は恐ろしいグリム童話 最終章 (ワニ文庫)
グリムだけじゃなくアンデルセンも収録。子供に読み聞かせる性質上、童話っていうのは教訓をはらんだ読み物って地位にあったりするんだろうなあ。「赤ずきん」の解説がボリュームがあり、ひとつの単純な物語ではないと納得できる。「豚殺しごっこをした子供たちの話」フランツが自分と似ているヤーコプを傷つけることで、自分を殺し再生するって意識もあったのかも、と思いました。
読了日:11月1日 著者:桐生操
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33046335


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