やわらかい螺旋

徒然なるままに

2024-08

2024-09-01 07:36:16 | 
2024年8月の読書メーター
読んだ本の数:77冊
読んだページ数:15885ページ
ナイス数:586ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/8
■文字渦 (新潮文庫)
文字に翻弄される連作短編集。
似鳥鶏のルビがうるさい作品を読んだら円城塔がすでにやっていると書かれていたので、興味が湧いて図書館で借りました。
面白いけど難しかったので、木原善彦氏の解説に助けられました。
本が紙じゃなくなって、コンテンツを入れ替えたり、文字の大きさやフォント・レイアウトを変更できる世界では、縦読みなんていう言葉遊びは出来なくなるんだなとふと思う。


読了日:08月31日 著者:円城 塔
https://bookmeter.com/books/17326982

■多様性を楽しむ生き方: 「昭和」に学ぶ明日を生きるヒント (小学館新書 や 7-3)
ヤマザキマリが見た昭和の時代。
「ここに記した文章は、あくまで思い出せる範囲での、日本という社会の移り変わりの考察記録である。かつ、特殊な環境で育った私の独特な主観によるものなので、昭和考証のエキスパートからしてみれば異論もあるだろう」
私は団地に住んだことないですが、住んでた友達曰く、団地内には子供が多かったから行事も多くて楽しかったそう。
「人間の小宇宙」はピッタリな言い方と思った。
そう言えば、エロ本ってよく道端に落ちてたっけな。


読了日:08月31日 著者:ヤマザキ マリ
https://bookmeter.com/books/16989048

■ビジュアル図鑑 ドラゴン
70種以上のドラゴンの生態と特徴を解説する図鑑。
西洋のドラゴンのワイヴァーンとサラマンダーはファンタジーではよく見る名前。
「ブリタニア列王史」で激しく戦う赤い竜と白い竜は、なんとなく薔薇戦争を思い出した。
(どっちも赤が勝利したから)
中国の龍はドラゴンボールのアレがスタンダードに思ってたけれど、蜀陰みたいに人間の頭が付いてるタイプが多い。
日本は八岐大蛇くらいしか思い浮かばなかったから、道成寺の清姫が「日本で最も有名な龍の1体といっても過言ではない」でハッとした。


読了日:08月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/21630549

■Google Earth で地球を旅するガイドブック
Google Earthとは、衛星写真を組み合わせた3D地球儀を、自由自在にズームアップできるフリーソフト。
インストールをして操作方法を紹介する。
2006年の本なので今はどうかは分かりませんが、
「地震情報ネットワークリンクで世界の地震を観測しよう」
「世界の国旗を見て回ろう」
そんなこともできるんですね。

読了日:08月30日 著者:郡司 裕之
https://bookmeter.com/books/1372665

■マンガでかんたん! 病気にならない免疫力の上げかた
免疫力を上げるコツをまんがでやさしく紹介する。
各章ごとのコラムで補足しているのも良かった。
人間が生きていくためのエネルギーにはミトコンドリア系と解糖系のふたつがあり、体温が低い人は解糖系の働きが強い。
解糖系が働きやすい体はがん細胞にとっては増えやすい環境。
体温を上げるための食事や運動にはもうちょっと気を付けようかな;


読了日:08月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/16348452

■完全無欠の名探偵 (講談社文庫 に 24-2)
高知の国立大学を卒業したのち、開校したばかりの高知の大学で事務の仕事に就いた白鹿毛りん。
りんが遠く離れた高知に留まる理由が分からない富豪の祖父・源衛門は、お目付け役として、自身の系列会社の警備員・山吹みはるを送り込んだ。
愚鈍な青年という印象のみはるは特殊能力の持ち主。
みはるに打ち明け話をしているうちに、話をしている本人がそのとき何が起きていたのかを察してしまう。
土佐弁が大変だったけれど、あちこちの話が徐々に繋がっていくのが面白かった。


読了日:08月29日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/556384

■フリーハグ!
フリーハグをしながら世界を回る桑原功一さん。
「たとえ国家間に軋轢あったとしても、一人ひとりは繋がっていける。そして、そこから社会が変わるかもしれない」
そういうものかもしれないなあ。
何かを動かすのは結局は人間だ。

読了日:08月29日 著者:桑原功一
https://bookmeter.com/books/17752444

■衛宮さんちの今日のごはん (10) (角川コミックス・エース)
子ギルは、三枝由紀香がフルーツサンドを作ったから美味しいと言ったわけじゃないよねと思いつつニヤニヤしそうになりましたが、今回はやっぱり柳洞寺。
ランサーに冷やし中華を振る舞ったキャスターのセリフが田中敦子さんの声で脳内再生されました。
王女メディアよ永遠に。


読了日:08月28日 著者:TAa
https://bookmeter.com/books/22067458

■自分に合った観葉植物をじょうずに選べる本 (主婦の友実用No.1シリーズ)
初心者でも育てやすい観葉植物を50音順に掲載、管理のポイントなどを紹介する。
場所さえあれば色々と育ててみたいのだけど。場所さえあればね~。
あまり手をかけないほうが元気というサンセベリアいいな。


読了日:08月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/12141787

■猫語の教科書-共に暮らすためのやさしい提案
猫と一緒に暮らすために知っておきたい色々なこと。
カラー写真とイラストが豊富で、親切丁寧で分かりやすい。
こういうのを読むと猫が飼える家に住みたくなります。
宮沢賢治が猫が苦手っていうのが意外でした。


読了日:08月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/4688280

■空想クラブ
祖父から「見たい風景を見る」能力を受け継いだ空想好きな中学生・吉見駿は、川で溺死した友人・真夜の幽霊と再会した。
駿は仲間と一緒に、真夜が助けようとした川で溺れていた少女を探す。
郷原に対する涼子の叫びが一番の真実だろうなと思いました。
もう手遅れでどうにもならないことは分かっていても、そう言わざるを得ない気持ち。
またいつか真夜と会えるといいな。

読了日:08月27日 著者:逸木 裕
https://bookmeter.com/books/16227289

■私を変えた一言
なにげない一言にハッとさせられる。
どんな言葉を覚えているのかは、その時々の考えとか行動に結びついてるので、後々まで印象に残るものなんだろうな。
まだ生まれてなかったので黄金バットは見てないけれど、妖怪人間ベムっぽいというのはなんだか分かる気がします。
というか、妖怪人間ベムって国産アニメなんですね、知らなんだ。


読了日:08月27日 著者:原田 宗典
https://bookmeter.com/books/14426

■バイコヌール宇宙基地の廃墟
旧ソ連のバイコヌール宇宙基地で廃墟と化している格納庫とシャトルの写真集。
役目を終えた施設が放置されて廃墟になるのはよくあることだと思うけれど、宇宙に行くはずだったシャトルがそのまま朽ちていくなんて、なんだか切ない。
当時の最先端の科学技術だから余計にそう思う。


読了日:08月26日 著者:ラルフ・ミレーブズ
https://bookmeter.com/books/10048992

■自分の免疫力を知る方法~毎日を快適に過ごすために
「自身の免疫機能レベルを把握することで生活習慣を見直し、健康に長生きをしよう」
免疫力セルフチェック表つき。
免疫系の加齢変化はかなり個人差があって、年を取っても機能低下が少ない人もいるし、若い人でも低下していたりする。
「生活習慣に問題があり、恒常的なストレスにさらされている方は免疫機能が低下しやすいのです」。
そして免疫系にはたんぱく質が必要、たんぱく質を中心とした栄養は免疫系の発達と維持に必須。
個人差はあるでしょうが、漢方の補中益気湯、十全大補湯に改善効果がありそうなのは覚えておきます。


読了日:08月26日 著者:廣川勝昱
https://bookmeter.com/books/18451865

■おうちで、できたて! デパ地下そうざい (人気総菜店を徹底的に研究!)
「かぼちゃのうま煮」目当てで借りた本。
かぼちゃ1/4個に対してだし汁1/2カップ、水分はそのくらいで良かったのか。
あとは、みりん小さじ2・砂糖と薄口しょうゆ小さじ1・塩少々。
薄口しょうゆもポイント。
ホテルそうざいスタイルの、ソースを絡めたロールキャベツがおいしそう。


読了日:08月26日 著者:岩﨑啓子
https://bookmeter.com/books/8231748

■真贋 (星海社FICTIONS フ 3-01)
警視庁に新設された美術犯罪課の森越歩未と馬原茜、そして庁外アドバイザーとして招聘された芸術探偵・神泉寺瞬一郎は、鷲ノ宮家の名画コレクションの脱税疑惑とすり替え事件を調査する。
これは芸術探偵の新シリーズなのかな、続くといいな。
今回は珍しく勘が働いて、贋作もすり替えもそういうことかもしれないとうっすら思っていたので、答え合わせが楽しかった。
冒頭のやりとりで私をちゃんと見ろと言った時乃。
歩未のお節介であっても、あの時乃像はちゃんと見た結果なのだと知るほうが良い気がする。


読了日:08月25日 著者:深水 黎一郎
https://bookmeter.com/books/21934966

■玲子さんのシネマ・ファッション (講談社文庫 に 19-2)
映画のなかの印象的なファッションと映画から想像して編んでみたくなるニット。
1991年の本なので、取り上げられている映画も古め。
オードリー・ヘプバーンみたいなスター女優が出演した映画は影響力があって、ファッションやヘアスタイルが流行した。
今はなかなかそういうことないから逆に新鮮。
あまり映画を見ないのだけれど、ピクニックatハンギング・ロックが面白そう。


読了日:08月25日 著者:西村 玲子
https://bookmeter.com/books/257587

■ソール・ライター Saul Leiter The Centennial Retrospective
ソール・ライター生誕100年の記念作品集。
解説文も充実しているので、ライター作品が好きな人なら満足できそうです。
作家のルー・ストッパードの解説曰く、ライターの写真は分かりやすさではなくて熟考するひとのための写真。


読了日:08月24日 著者:ソール・ライター,マーギット・アーブ,マイケル・パリーロ
https://bookmeter.com/books/21416253

■水森亜土グッズコレクション: いつみても、いつでもラブリー (らんぷの本/マスコット)
1960年代ごろから作られ始め、いまも愛されている水森亜土のグッズ。
ダイカットメモみたいにキャラクター化してるイラストもあるけれど、わざわざ子供向けに描いてる感じじゃないところが良いなと思ってます。
大人が持っていても恥ずかしくないし、CDジャケットなんて今見てもオシャレ。


読了日:08月24日 著者:水森亜土
https://bookmeter.com/books/15458479

■退魔師☆加ヶ美敬子がゆく!
退魔師とは霊的な存在が人間を困らせた時にそれを退治する霊能者のこと。
霊能者の中でもしっかり修行し高い霊力(魔力)・交渉能力・知識・戦闘能力のある人が退魔師になれる。
ほとんどは自分の生命力ではじくことができるので霊が憑くことは珍しい。
頼みもしないのに憑依を指摘したり除霊を持ち掛けるのはプロとしてあるまじきこと、エセ霊能者には要注意。


読了日:08月24日 著者:加ヶ美 敬子
https://bookmeter.com/books/18041914

■小説の小説
『本書は現代日本ではあまり見なくなった「小説という形式そのものをいじって遊ぶ」メタ・フィクションの娯楽小説集です』
ルビが喋る「立体的な藪」のうるささがたまらんなと思ったら、そうか円城塔か。
「誤字」(新潮文庫「文字渦」収録の短編)のほうも読んでみたいです。
青空文庫の文豪作品を切り貼りした「無小説」の苦労が偲ばれますが、一番良かったのは「文化が違う」。
古より王家に伝わる霊薬スウィートジュースをありがたがってる世界がヤバい。


読了日:08月23日 著者:似鳥 鶏
https://bookmeter.com/books/20064983

■短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇
雑誌「ダヴィンチ」に投稿された短歌をまとめた本。
「転校をする君と君の母親は豆粒みたいに校庭を去る:ごう」
「動物と話ができて平気なの先生はもう気がふれてるの:日和坊」
「浴槽にもたれてながめる銀色の蛇口の先に湯気に濡れた蟻:斉藤さくら」
「たましいのジャンルが違う人といていつもは食べない部分も食べる:まるやま」
「からっぽの空は匂いを閉じ込めて真空になる雪の来る街:原彩子」
「家と闇しかない方へ制服の少女が渡る横断歩道:川元ゆう子」

読了日:08月23日 著者:穂村 弘
https://bookmeter.com/books/13577959

■棒人間図解大全──仕事に使える!
コミュニケーションツールにも使える、棒人間の描き方。
頭部の丸は線のはじまりと終わりを重ならないようにぴったり閉じる。
首が長すぎたり頭のすぐ下に腕をつけたりしないように。
あれこれポーズをつけたり男女の描き分けを意識したり、どうすればそれらしく見えるかなと考えながら描いていると楽しくなってきました。


読了日:08月22日 著者:MICANO
https://bookmeter.com/books/17909383

■世界の街角グルメ
世界の街角で食べられている127の庶民派グルメ。
レシピ付き。
写真が綺麗なのでジョージアのチュルチヘラみたいなカラフルなものも見て楽しい。
世界一甘いお菓子と称されるインドのグラブジャムンは、缶詰を見たことあるなあ。
「スキムミルクを使った3cmほどのボール状のドーナツを芯までシロップ漬けにしたもので、脳に響くほどの強烈な甘さ」
これ食べてるひとたちがすごい。

読了日:08月22日 著者:島本 美由紀
https://bookmeter.com/books/21229686

■男になりタイ!私の彼氏は元オンナ
レズビアンのサチコと付き合ってるカイは体は女、心は男。
カイは乳房切除と子宮・卵巣の摘出手術を受けるため、サチコと一緒にタイに渡航。
タイのお国柄なのか大雑把な感じもあって2週間の滞在期間中は慣れるまで大変そうでした。
手術のあとの観光でタイを満喫できたでしょうか。
戸籍を男に変更したカイはこれで完全に男。
結婚できるけれど、レズビアンとしては複雑な心境にならないかな。
読了日:08月22日 著者:竹内佐千子
https://bookmeter.com/books/475529

■隠れ漫画家さんと飯スタントな魔人さん ~〆切前のニラ玉チャーハン~ (マイナビ出版ファン文庫)
周囲には漫画家だということを隠している女子高生・紬が押し入れを開けると、紬のファンだという魔人がいた。
内容らしい内容はなかったけれど気楽に読めるコメディで会話のテンポやノリがよくて面白かったです。
無駄にスペックが高いジンをはじめ、漫画展開に巻き込まれ過ぎる担当の心田、ヲタクを隠してる同級生の星野、温玉カレー丸なんてヘンなペンネームの名付け親の兄の貴一、男性陣のキャラが濃い。
編集部は心田を原作者にして紬に描かせてみたらどうだろう。波乱万丈な物語ができそう。


読了日:08月21日 著者:編乃肌(著),烏羽 雨(イラスト)
https://bookmeter.com/books/15540820

■冒険歌手 珍・世界最悪の旅
苦労を知らないことが最大の弱点。
シンガーソングライター・峠恵子は苦労を知るため、冒険家・藤原一孝が募集していたニューギニア探検隊に加わった。
隊員は他にふたり、元自衛隊員のコーちゃんと早稲田大学探検部のユースケ。
船酔いに悩まされたコーちゃんは早々に帰国、ユースケも終盤で考え方の違いから離脱。
どうしても隊長が好きになれなくて、峠さんが隊長と無事に日本に戻れるのか本当に心配になってしまいました。
ユースケは実は角幡唯介、巻末の対談が良かった。

読了日:08月21日 著者:峠 恵子
https://bookmeter.com/books/9829687

■表装 上達レッスン 掛軸 作品の魅力を引き立てるコツ 新版 (コツがわかる本!)
表装した掛け軸は家にあったけれど私の父は業者に頼んでいたので、どうやって表装するのか考えた事なかったから分かって良かった。
慣れるまでは、糊と刷毛の扱いが難しそう。
四つ葉のクローバーの掛け軸が素敵でした。
中廻しは麻、天地はロクタ紙(ネパール)を使っていて、色合いはシックだけどどことなくポップ。


読了日:08月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/21000717

■くらべてわかる国旗 (くらべてわかる図鑑)
日本を含む承認独立国196カ国と、未承認独立国や海外領土の一部となる33の国・地域の国旗を掲載、様々ななテーマで国旗を分類し、見くらべるポイントや特徴を解説する。
イギリスのユニオンフラッグが取り入れられた国旗が集められたページが壮観。
かつてイギリスの植民地だった国のうち、いくつかの旗ではユニオンフラッグが左上に描かれている。
同じ国なのに2つのデザインを使い分けてる国があるのは知らなかった。
パラグアイは表と裏が違うし、ペルーとコスタリカは政府用と民間用がある。

読了日:08月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/21748693

■もしも楽器が吹奏楽部員だったら!? ある吹部での出来事
とある都立高校の吹奏楽部に入部した新入生の3人、北島くん、細川くん、後藤さん。
担当楽器を決めるころ、楽器たちもおしゃべりする。
エピローグがないほうが北島くんとチューバが良いコンビになる期待感を持てたまま読み終われて良かったかな。
北島くんにしてもチューバにしても思ってることは多分同じ。
「力を合わせて、いい音楽を奏でよう!!」
読了日:08月20日 著者:菊池 直恵
https://bookmeter.com/books/11250176

■鬼の哭く里
人口300人にも満たない限界集落に麻宮という男が引っ越してきた。
新型コロナを警戒する村人たちは東京から来た麻宮を嫌うが、中2の天木裕也は麻宮と知り合ったことで村から出たいと強く思う。
麻宮は戦後に起きた巌尾利兵衛による惨殺事件に興味を持ち裕也が調査を手伝っていた矢先に村民のひとりが呪いのような不審死を遂げる。
田舎ってこれだからと思うけれど都会でも自粛期間中はこんな感じでしたよね。
裕也はどうするつもりだろう。

読了日:08月19日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/21962106

■ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち (ちくま文庫 ふ-52-4)
EU離脱、競争激化社会などの問題に直面している英国のおっさんたちの生態について。
親と子での年代格差がそのまま経済面での格差でもあって、EU離脱でさらに分断が進んだ感じ。
EU離脱の考え方の違いから別れたレイとレイチェルのカップルみたいな例は多いんだろうな。
せっかく彫ったタトゥーが平和ではなく中和と間違えられたレイは、タトゥーを消して、また人生を見つけられそうで良かった。
「いいじゃないの幸せならば」

読了日:08月19日 著者:ブレイディ みかこ
https://bookmeter.com/books/21413058

■江ノ電305: 還暦を迎えた江ノ電300形の魅力満載写真集
「江ノ電300形最後の1編成、305+355(以下305号と記します)が、1960(昭和35)年の登場から60周年を迎えました」
305号の60周年を記念して編んだ写真集。
レトロな感じで可愛いです。
305号にまつわる商品は多く、巻末ではそれをまとめて掲載している。
商品パッケージがこれなら分かりやすくて良いですね。
ミニタオル欲しい。

読了日:08月18日 著者:野口 雅章
https://bookmeter.com/books/15302212

■からだによく効く食材&食べあわせ手帖
「食べ物の栄養を、誰にでも使いこなせるように身近な食材の栄養素と、便利な食べあわせをまとめました」
巻頭には食材ごとの目次、巻末には50音逆引き索引と症状別索引があって、調べやすいです。
疲労を和らげる酢+さけの組み合わせは、クエン酸とたんぱく質の組み合わせが良いと書いているので「鮭」ですね、なぜ平仮名。
個人的に覚えておきたいのは腸内を整えて美容に良さそうなココナッツオイル+りんご。


読了日:08月18日 著者:
https://bookmeter.com/books/16426811

■こどもエイティーズ (ぶんか社コミックス)
1980年代の子供時代をエッセイ風に描いたまんが。
大らかというか雑というか、そういう感じが懐かしい。
ゲーム&ウォッチは弟が持ってた気がする。
当時はあまり興味がなかったけれど、今だったら遊び倒しているかもなあ。


読了日:08月18日 著者:柘植 文
https://bookmeter.com/books/338490

■バター・コーヒーの舞台裏 (コージーブックス)
コメディの大スター、ジェリー・サリバンが出演する配信ドラマのロケ地になったビレッジブレンドでの撮影は初日からトラブル続き。
他店のコーヒートラックのコーヒーを飲んだ小道具責任者が倒れ、タッカーは本物にすり替えられた小道具の銃で撃たれてしまう。
撮影クルーとバリスタたちのためにクレアは何が起きているのか調べ始める。
なんというか、マダムの人脈の広さはすごいな。
ジェリーはまた再起動だけど、今回は味方が多いからきっと大丈夫。


読了日:08月17日 著者:クレオ・コイル
https://bookmeter.com/books/22022386

■マンガ - コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学のはなし (中公新書ラクレ 499)
1テーマ1話完結、まんがで読む数学の魅力。
マイナス×マイナスがどうしてプラスになるのか、もうそういうものだと呑みこむしかないなと思っていたので、借金での説明で目から鱗。
3社の金融会社から5万円ずつ借金をしていて、それがもしすべて帳消しになれば15万円のプラス。
インド式計算は考え方が面白い。私は出来なかったけど慣れたら早いのかも。


読了日:08月17日 著者:タテノカズヒロ
https://bookmeter.com/books/8105972

■じゃない!
面白い表紙だったので図書館で借りてきた本。
きゅうりだと思ったら中身はバナナ。みかんだと思ったら中身はトマト。
リアルなペイントを施して別のモノに見せかける。
イチゴのあさりから後は、ペイントだと分かるタッチでなんとなく絵画っぽい。
何に描いているのかを考えるのも楽しかったです、アイスすごい。

読了日:08月16日 著者:チョーヒカル
https://bookmeter.com/books/14094501

■マイフィンランドルーティン100
フィンランドに通い続けているフィンランドオタクな著者が教えるフィンランドのディープな楽しみ方。
友人に連れられて入ったバーで飲んだサルミアッキウォッカ。
世界で一番まずい飴サルミアッキをウォッカで溶かしたサルミアッキウォッカは意外と甘めでおいしくてサルミアッキが苦手な人でも飲みやすい。
そういうのが地元情報って感じで良かったです。
マリメッコでラッピングペーパーを買って、両面テープで壁に貼って模様替えを楽しむのは良いアイデアと思いました。


読了日:08月16日 著者:週末北欧部 chika
https://bookmeter.com/books/18491085

■実家モヤモヤ女子 応援コミックエッセイ そろそろ実家を離れたい (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
30歳過ぎても実家で暮らす木下まみ。
実家で暮らすとラクだけど、おとなとしてちゃんとしているかどうか分からなくなって焦ってしまう。
進学も就職も実家圏内だと家を出るタイミングは難しいのかなあ。
好きにしたらいいんじゃないの、としか言いようがないんだけれど、まずは精神的に自立するところから。


読了日:08月16日 著者:曽根 愛
https://bookmeter.com/books/9281982

■東京‐金沢 69年目の殺人 (角川文庫)
8月15日に、東京・江東区のマンションで扼殺死体が発見された。
被害者の小暮義男が元海軍中尉だったことから、十津川警部は当時の背景から事件を探る。
頑固な父親から最初で最後の頼みごとをされた息子はつらかっただろうなあ。
物語は金沢に北陸新幹線が延伸するのが決まって駅が整備されていたときのこと。
自分が働いていた駅の未来の姿を見ることなく東京で死んで、戦争はいつまでも当事者を当事者のままにしている。


読了日:08月15日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/19630781

■闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由
13人の著名な女性たちへのインタビューエッセイ。
人選が面白かったです、読んで良かった。
会社に属さずに自分の才覚でどうにかしているひとたちのバイタリティは本当にすごい。
柴田理恵さんと山瀬まみさんのイメージが変わりました。


読了日:08月15日 著者:ジェーン・スー
https://bookmeter.com/books/20947370

■高齢ドライバーに運転をやめさせる22の方法 (実用単行本)
免許を返納させたいがうまくいかない家族に向けて、22の事例から方法論や対策について解説する。
2020年の道路交通法の改正で、認知症と診断された人は原則として運転してはいけないと法律で決まった。
あっそうなんだ、知らなかった。
認知症と診断されても運転したいと駄々をこねる場合、5400円で診断書を書いてもらって免許を取り上げられるのは損、自主返納ならお金もかからず返納特典も受けられて得ではないかと持ち掛ける。
事例6の飲酒運転のケースは施設への入所か警察に通報するか、断固としてやめさせないと。


読了日:08月14日 著者:川畑 信也
https://bookmeter.com/books/14578307

■旅のオチが見つからない インド&南アジア混沌ドロ沼!一人旅 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
コロナ禍で自由に海外旅行ができなくなる前のインドとその周辺の国々の旅。
インド帰りのひとの話を聞いて行きたくねぇと思っていたインドに足を踏み入れる。
案の定なカオスっぷりがすごかった。
美しい湖と歴史ある庭園で有名なカシミール地方シュリーナガルが紛争のため立ち入りが困難になってしまったように、いつかまた、が叶わなくなる日は突然来る。
コロナの移動禁止がなくなったから、またどこかに出かけているのかな。


読了日:08月14日 著者:低橋
https://bookmeter.com/books/18798567

■いない いない にゃあ (講談社の創作絵本シリーズ)
猫写真家・沖昌之による「いないいないにゃあ」な猫たちの写真絵本。
どの写真も、猫の自然な表情を写しているので良かったです。
こっちを向いたときの猫の顔にフフフってなりました。
木の杭みたいなやつにつかまり立ちしてる猫の「にゃん」が可愛い。


読了日:08月14日 著者:沖 昌之
https://bookmeter.com/books/18642641

■無気力探偵2~赤い紐連続殺人事件~ (マイナビ出版ファン文庫)
だらだらと夏休みを過ごす予定の霧島智鶴の元に持ち込まれて来る事件。
揚羽と柚季がふたり揃っているとセリフ回しに安定感がある気がして読みやすいです。
智鶴は前回、家族の事件にようやくケリがついて自分自身にも整理がついたところだけれど、上諏訪警部の家族の事件はいたたまれない。


読了日:08月13日 著者:楠谷 佑
https://bookmeter.com/books/12451011

■一神教と戦争 (集英社新書)
社会学者とイスラーム学者が対談しながら一神教と戦争について考察する。
宗教的背景をちゃんと理解するというのは本当に難しいなあ。
ユダヤ教はモーセが、キリスト教はキリストが最も偉大な預言者だけれど、イスラーム教徒はアダムが最初の預言者と考えていて、ユダヤ教もキリスト教もすべての宗教はイスラームに帰する。
その教えを守り広げる手段として場合によっては戦争が起きてくる。


読了日:08月13日 著者:橋爪 大三郎,中田 考
https://bookmeter.com/books/13314145

■無気力探偵~面倒な事件、お断り~ (マイナビ出版ファン文庫)
進路に悩み、頭脳だけで稼げる仕事はないかと考えている高校生・霧島智鶴の事件簿。
3年も父親と断絶状態だったのに事件解決であっけなく和解、父親の事情を納得できたから問題なしってことなのかな。
ポンコツな熱海刑事は上司の指宿刑事にとっては頭痛のタネかもしれないけれど、ここまでくると逆に和む。


読了日:08月12日 著者:楠谷佑
https://bookmeter.com/books/11027082

■多言語世界ヨーロッパ―歴史・EU・多国籍企業・英語
「EU諸機関はどんな言語で運営されているのか?多国籍企業や大学教育の言語政策とは?多言語社会の実態と課題を明らかにする」
日本人としては、1998年に北フランスに子会社を設立したトヨタの例が読みやすかった。
現場ではフランス語、日本側とフランス人管理職では英語が使われる。
英語が使われることで日本人幹部はフランス人管理職より言語的に低い地位に追いやられずにすむ。
「ここで日本語はほとんど使われない。しかしながら、企業のトップの言語が日本語であることは誰の目にも明らかである」


読了日:08月12日 著者:クロード・トリュショ
https://bookmeter.com/books/13683596

■日本の美しい酒蔵
日本全国35件の有名蔵元の酒蔵建築を掲載した写真集。
表紙は三重県・木屋正酒造。
軒下の杉玉といい建物の佇まいといい、いかにも酒蔵の風情って感じで素敵。
だから、山口県・旭酒造の12階建てビルっていうのが驚く。
ここで獺祭つくってるなんて意外。
読了日:08月11日 著者:木下 光,東野 友信,前谷 吉伸
https://bookmeter.com/books/13285340

■幻想仮面の作り方 妖しく美しい異形の仮面コレクション (HJ幻想クラフトシリーズ)
「ペストマスク、スカルマスク、狐面etc…… ロマンあふれる幻想世界の仮面を作ろう!」
市販の仮面をカスタマイズするくらいならなんとかなりそうですが、ゼロから作るのは気合いがいりますね。
プロが制作した仮面はさすがの出来栄え、飽きずに眺めてしまいそう。


読了日:08月11日 著者:綺想造形蒐集室
https://bookmeter.com/books/17595358

■ヤマケイアルペンガイド 丹沢
丹沢の一般登山コースを対象とした登山ガイドブック。
初級(家族でハイキングできる南山の日帰りコースとか)から中級のコースが多かった。
丹沢の最高峰は標高1673mの蛭ヶ岳、2000mにも満たない山域ではあるが山麓の標高も低いので、標高差1000mの体力重視のコースも少なくない。
そして沢登りコースも紹介されていて、コースグレードは1級(初心者・初級者)と1級上(初級者)。
知名度や人気があって登るひとが多い=事故も起こりやすいので油断しないように。


読了日:08月11日 著者:三宅 岳
https://bookmeter.com/books/15318955

■カラクリ荘の異人たち‾もしくは賽河原町奇談‾ (GA文庫 し 3-1)
高校生の太一は、父親の古い友人が営む下宿屋兼旅館の空栗荘で独り暮らしすることになった。
人間がいるこちら側と妖怪がいるあちら側、その境い目にある空栗荘では不思議なことが当たり前のように起きる。
要するに空栗荘の大家というのは風呂の栓みたいなもの。
ちょっと笑ってしまったけど、境界守ってそういうことだよね。
部屋番号のつけかたは貼り付けたレッテルを強固にする呪いなんじゃないのか。
初緒さんが太一を見守っているなら心強い。
読了日:08月10日 著者:霜島 ケイ
https://bookmeter.com/books/575729

■庭は私の秘密基地
庭作りの過程で思ったこと、いま思っていること。
宮崎の家ってこんなに広いんですね、やりがいがありそう。
カモミールとポリジとシモツケの咲く憧れのハーブガーデンは挑戦してみたもののうまくいかずに諦める結果に。
残念でしたが、その土地で合う合わないもあるから仕方ないです。
家や外回りのリフォームもしつつ、手を入れていく楽しさがありますね。


読了日:08月10日 著者:銀色 夏生
https://bookmeter.com/books/19113748

■究極のサバイバルシリーズ2 もしも車ごと崖から落ちそうになったら
「この方法なら生きのびられる!確率が異常に低いけれど、いつか遭うかもしれない不測の事態に対処するための防災マニュアル第2弾!」
本当にこんな事態になったらまずは専門家の助言に従うのが間違いないけど、必ずその場に専門家がいるとは限らないからね、だからこういう対処法があるって覚えておくといいかもね、ってやつです。
まあ、予想外の出来事はわりと頻繁に起こるとしても、これは予想外すぎる。
UFOに誘拐されそうになったら地球外生命体には冷静にやめてくれときっぱり伝えましょう。


読了日:08月09日 著者:ジョシュア・ペイビン  デビッド・ボーゲニクト
https://bookmeter.com/books/21588154

■フィリピンかあちゃん奮闘記inジャパン
貧しい家庭を支えるためにフィリピンから単身日本に出稼ぎにきたルビーナさんと結婚して14年、著者の前田ムサシさんが描くフィリピン妻の元気な子育て。
フィリピン料理のレシピも掲載。
フィリピンの貧しさは日本とは桁違い。
けれど困ったときにはお互い様という精神で、親戚ご近所みんなで力を合わせて生きてる感じ。
スペイン由来の激甘カスタードプリン、レチェフランをひとくちだけ食べてみたい。
震えが止まらなくなるほどの甘さってすごいな。


読了日:08月09日 著者:前田 ムサシ
https://bookmeter.com/books/7306357

■のぞく図鑑 穴: 気になるコレクション (ビッグコロタン)
五円玉からブラックホールまで、この世界にぽっかりあいた大小さまざまな穴が、200以上も登場。
地上の穴は平気なのに海の穴が怖いのです。なんでだろう。
カリブ海にあるグレートブルーホールより大きい海の穴が南シナ海にあるのかあ、写真なくて良かった。
ブラックホールは光も吸い込むので穴のように見えるけれど実際は穴じゃない。


読了日:08月09日 著者:宮田 珠己
https://bookmeter.com/books/19865420

■決定版 鬼平犯科帳 (13) (文春文庫) (文春文庫 い 4-113)
「熱海みやげの宝物」「殺しの波紋」「夜針の音松」「墨つぼの孫八」「春雪」「一本眉」の6篇を収録。
湯治にすっかり飽きていた平蔵だったけれど、熱海から戻っても居間の炬燵に潜り込んで寝ていたりして、日頃の激務の疲れはなかなか抜けない。
「一本眉」が面白かったです。
盗賊が盗賊を成敗。
清洲の甚五郎と木村忠吾、お互いに素性を知らない同士の交流が温かい。
忠吾を気に入った京都町奉行所の浦部は本当に娘を嫁にやるつもりだったのね。
お妙が病死して残念。

読了日:08月08日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11768067

■本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ
毎日の料理を頑張りすぎなくていいと慰められます。
もっと肩の力を抜いていいんだ。
日本の家庭料理がハイレベルすぎる。
求められるスキルが高すぎる。
それなのに家族は食べないし、食べたら食べたで文句言う。
やる気なくすし、しんどい。
料理のプロたちの作った渾身のお弁当よりコンビニゼリーに群がる子供たちのエピソードが印象的。


読了日:08月08日 著者:コウケンテツ
https://bookmeter.com/books/16642201

■目でみる方言
『本書は、日本各地の方言を取り上げて、そのことばが使われる地域で何を意味しているのか、どのような状態を表しているのかを写真で「見てみよう」という試みの本です』
色んな方言があって楽しかった。
宮城や東北一帯、北海道などでは「うるかす」なんですね、長野県出身の両親は「ほとばす」と言います。
「花に水をくれる」も言ってるなあ。
神奈川県民の私の「どれにしようかな」の続きは「なのなの南京豆がふたつに割れたかな」でしたが、局所的なものかも。
てっ!と驚く山梨県民、蟻地獄をコモコモさんと呼ぶ鳥取県民、可愛い。


読了日:08月07日 著者:岡部 敬史
https://bookmeter.com/books/20602656

■難しいことはわかりませんが、「がん」にならない方法を教えてください!
日本人の半分以上がなる「がん」についての知識。
がん攻略の基本戦略としては、生活習慣を整えてがんにならないようにする、検診を定期的に受け早期発見をする、この2段構えでがん死を防ぐ。
がんセンターだから最高の治療が受けられると考えるのは間違いだなんて衝撃的、でも大病院では機械の更新が難しいというのは納得。
抗癌剤は普通の細胞にも効いてしまうので強い副作用があり、副作用を和らげるサプリメントは自分で買って飲む。
グルタミン(グルタミン酸ではない)というアミノ酸を毎食後に10g服用すると良い。


読了日:08月07日 著者:水上 治,大橋 弘祐
https://bookmeter.com/books/10903775

■毎日かあさん13 かしまし婆母娘(ばばははむすめ)編
18歳の息子くんが友達と公園でかくれんぼしていて、物陰に潜んでいる男がいると通報されて笑ったw
おまわりさんは女子が土管から出てきたあたりで納得、しかし土管から出てくる女子ってのも、ふふふ。
撮り鉄が誰も来なかったというサイバラ電車(痛電)がすごく見たくなってしまって、検索してしまいました。
とさでんでしょうか、なかなかの仕上がり具合でした。


読了日:08月07日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/11181545

■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 8 (MF文庫J)
スイスから極秘の依頼を受けたエイルンコードはスマトラ島に向かう。
ヘキサを人間に戻す研究を進めていたハンニバル博士は妻マーサを最終実験の被験者にするが、大惨事を招いてしまう。
マリスとヘキサ、ネイバーとクイーンの関係、エイルンはジンから驚愕の事実を聞かされた。
マリスに変貌した人間たちはネイバーの索敵範囲外にいたってことか。
濱田がアカツキの料理長だなんて、雷鳥は何か企んでいるのかな。


読了日:08月06日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/12761610

■世界の家族 家族の世界
世界を旅した椎名さんが出会った家族の思い出と写真。
家族揃っての食事は幸福云々っていう文章に出会うと、そういう方向に誘導されてる気がしてゲンナリしてしまうのだけれど、椎名さんの文章は嘘くさくないから真顔で読んでしまう。
写真に写ってるひとたちの表情が良いなあ。


読了日:08月06日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/13383732

■死ぬまでに行きたい! 世界の絶景
56万人に「いいね!」されているFacebookページから誕生した写真集。
写真の場所への行き方も書いてあるので、おすすめの季節や旅の予算などは参考になりそう。
でも写真はアフロとピクスタの素材なんですね、ご本人が撮影したものだと勘違いしてた。


読了日:08月05日 著者:詩歩
https://bookmeter.com/books/7040220

■山小屋で、会いましょう! 楽しみ広がる「お泊まり登山」
日帰り登山に慣れたら、次は山小屋に泊まってみるのはどうでしょう。
山小屋に泊まると、体力に自信がない人でも分割することで山登りが楽しめ、日帰りが厳しそうな山も分割すれば問題解消。
日帰りでも縦走はできますが、お泊り縦走ならより長くより遠くまで歩いていくことができます。
自分でテントを担いでいくより荷物も少なくなって、その分ラクですね。


読了日:08月05日 著者:鈴木 みき
https://bookmeter.com/books/3365851

■描かれた黄泉の世界・王塚古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
炭鉱の浅い坑道の落盤で水田が陥没し、その修復のための採土工事中に見つかった王塚古墳。
六世紀前葉につくられた壁画は、横穴式石室の玄室の壁全体と玄室入り口の壁一面に、各種の図文がところ狭しと描かれている。
日本の古墳では類を見ない装飾古墳だが、壁画保存への道のりは本当に大変だった。
大気に触れることで漏水や白カビが生えたり、心無い見学者にイタズラされたりした。
古墳発見当時、若手の村会議員だった西村二馬氏は、私財をなげうち古墳の保護に尽力した功労者。


読了日:08月05日 著者:柳沢 一男
https://bookmeter.com/books/213314

■さわらぬ先祖にたたりなし (コージーブックス ジ 1-3 おばあちゃん姉妹探偵 3)
デビーとヘンリーの結婚式で知り合った系譜調査員のメグが裁判所から転落死した。
警察は自殺と断定したが、シスターとマウスと3人で昼食を食べたすぐあとのことなので信じられずにいたときに、メグの妹トリニティが会いに来た。
トリニティはなんで皆に身長を聞いてたんだろう、伏線かと疑ってしまったけど単に趣味だったのかな。
離婚してラクになるよりも何十年たっても浮気を許さないことを選ぶなんて、なんという執念深さ。
ヘイリーは耳鼻科医のフィリップと付き合い始めて、良い人そうで安心した。


読了日:08月04日 著者:アン・ジョージ
https://bookmeter.com/books/11069581

■二人の親を見送って (中公文庫 き 30-16)
あちこちに書いたエッセイをまとめた本。
母親を亡くして、介護を経て父親を亡くした岸本さんの心情が綴られる。
借金を作り家族を困らせた父親が認知症になり、複雑な気持ちがありつつも、兄と姉と協力しながら介護する日々。
だんだんと衰えていく姿を見るのはつらいけれど、父親と向き合う時間が持てたのは良かったのかもしれませんね。


読了日:08月04日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/13559964

■にっぽんのメジロ
メジロのビジュアルガイドブック。
あまりじっくり見たことなかったけど、メジロって可愛いな。
日本で見られるメジロの大半は亜種メジロ。
屋久島や伊豆諸島、小笠原諸島、奄美諸島と琉球諸島、大東諸島など、それぞれに分布する亜種もいる。


読了日:08月03日 著者:
https://bookmeter.com/books/21311794

■こころがつながるおいしいスイ-ツ (4)
印刷用レシピとランチョンマットなどの素材を収録したCD‐ROMつき。
和菓子なので、おひなさま蒸しパンや月見だんごなど季節を感じるレシピが多いです。
かき氷のはちみつレモンシロップといちごシロップは、蓋つき容器に入れて冷蔵庫で1週間ほど保存が可能、作ってみようかな。


読了日:08月03日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/6282383

■現代建築保存活用の冒険
保存活用の実例として26件の建築を訪ねる。
前橋の白井屋ホテルみたいに、ホテルになってからの歴史は短いのに保存活用されてる例もあるのが面白いと思った。
東日本大震災のときに天井が崩落して死傷者が出た九段会館が17階建てのオフィスビルになってたのは知らなかった。
低層の建物の一部を保存・復原して高層ビルにする例って良く見かける気がする。
茨城県立図書館のカフェがメインみたいなレイアウトってなんだか違和感。


読了日:08月03日 著者:吉田鋼市
https://bookmeter.com/books/21565208

■天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)
天医会総合病院に設立された統括診断部の部長、天久鷹央が解き明かす謎。
さくさく読めますが、どんでん返しというか二段落ちというか一捻りあるし、小鳥遊をはじめとして出てくるひとたちのキャラが立ってて良かったです。
ビタミンA過剰摂取の鈴原宗一郎くんは父親のところで安心して幸せになって欲しい。


読了日:08月02日 著者:知念 実希人
https://bookmeter.com/books/8284454

■NHK「100分de名著」ブックス 鴨長明 方丈記
方丈記は枕草子・徒然草とともに古典日本三大随筆と呼ばれるが、日本最古の災害文学であり、第一級の自分史でもある。
下鴨神社の禰宜の次男として生まれたのにうまくいかない人生。
けれど、晩年を過ごした日野山の庵ではなんだかのびのびしてる気がします。
日本で初めて方丈記を英訳したのは夏目漱石。
「草枕」冒頭部分に方丈記の名残りが見られる。
読了日:08月02日 著者:小林 一彦
https://bookmeter.com/books/6945573

■美大生図鑑 あなたの周りにもいる摩訶不思議な人たち
美大生のリアルな生態がわかる美大あるある73選。
日本の美術系大学の頂点は東京藝術大学。
油画専攻の倍率は20倍、募集人数55人に対して1100人が受験する。
10浪なんてしてる猛者は受験に人生かけすぎて燃え尽きたりしないのかな;


読了日:08月01日 著者:ヨシムラヒロム
https://bookmeter.com/books/11603041

■再現!世界の軍隊グルメ 戦士の食卓
見る・読む・作る・学ぶ、4つの視点で世界の軍隊の食事を紹介する。
スターリンが好んだニシンの塩漬け、ムッソリーニの最後の朝食ポレンタとサラミなど、出典となった書籍や映画も掲載。
のちに空母に名前が冠されたチェスター・ニミッツ中佐(当時)は派遣教授として教えていた学生たちを自宅に招き、夫人が振る舞ったチキン・ヌードル・キャセロールがすごくアメリカの料理っぽいと思った。
雪の八甲田山から無事に帰還した弘前歩兵第三十一連隊が食べた兎の味噌汁には本当に心身があたためられたことだろう。


読了日:08月01日 著者:水梨由佳
https://bookmeter.com/books/20307290

■【購入者限定特典あり】何気ない日常をアニメチックに。
「本書は、アニメチックに表現された風景写真集であり、Adobe Lightroom、Lightroom mobileを用いた加工メイキングも掲載しています!」
加工の手順が掲載されていて、使用前・使用後の写真を見比べるとその違いが一目瞭然。
ほんとにアニメっぽい仕上がりになるのがすごい。


読了日:08月01日 著者:
https://bookmeter.com/books/20896208


▼読書メーター
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2024-07

2024-08-01 07:22:16 | 
2024年7月の読書メーター
読んだ本の数:77冊
読んだページ数:14924ページ
ナイス数:557ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/7
■唐木田探偵社の物理的対応
鎌を持ったナース服の「都市伝説」に襲われ、謎の二人組に助けられたことがきっかけで怪異駆除の専門業者・唐木田探偵社に入社した<ネズミ>。
実体を持った「都市伝説」への対処方法は物理攻撃のみ。
武器は使うけれども白兵戦の技術も必要で、怪我は当たり前だし死亡率も高い。
姦姦蛇螺戦で新型SHINOBIがなかったら全滅してたんだろうな。
社長は大怪我を負ったけれど悲願が成就、本当に良かった。


読了日:07月31日 著者:似鳥 鶏
https://bookmeter.com/books/21554633

■キャンプ日和: アウトドアと文藝
キャンプにまつわるアンソロジー。
すみませんどなたさまでいらっしゃいますか、と聞きたくなるような知らない方々ばかりだったので、それで却って面白く読めました。
キャンプ道具を担いで山を歩くようなひとたちばかりが書いているので、グランピングなんて怒られそう。
西丸震哉「岩塔ヶ原」が不思議だった。
本当に25年前の自分と出会ったんだろうか。


読了日:07月31日 著者:小島烏水,田部重治,河東碧梧桐
https://bookmeter.com/books/17599696

■世界が面白くなる!身の回りの哲学
哲学には世界を良くする答えがある。
日常生活や科学や人生など色んなテーマで哲学する。
「政治とは、自由に生きるうえでの不可欠な摩擦」
「LGBTQ+とは、人が芸術作品として生き方を主張すること」
私はどう思うのかしばらく考えたい。
手塚治虫「ブッダ」が取り上げられていたのが意外でした。
ブッダで描かれる手塚治虫の死生観では、死ねばそれで終わりということではない。
死とは肉体という殻から生命が飛び出していくことにすぎない。
ほんの一瞬この殻を通り抜けるだけ。

読了日:07月30日 著者:小川仁志
https://bookmeter.com/books/20277113

■見えないチカラ
『朝日の光、花火の音、子どもの声…。15年間にわたる「全国盲人写真展」より、目の不自由な人々が撮影した作品を、さわって感じることができる立体印刷を使って構成した写真集』
図書館で借りた本なのだけれど、書影とは違って横長でルーズリーフみたいなつくり。
イルカショーのイルカが飛んでいるその場面を捉えていたり、ここがシャッターチャンス!ってところを逃してないのがすごいと思った。
凹凸処理された写真だなんて、こういう技術があることが素晴らしい。


読了日:07月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/392898

■早口ことばえほん なんとニャンコうんこ4こ!
早口ことば、噛まずに言えるかな?
活舌が悪いので「ほめられポメラニアン」がやっと言える程度です。
噛み噛みすぎて3回も言える気がしないのが「わらいあうわるいアライグマ」「マジまずしいまじゅつし」。


読了日:07月30日 著者:おおたにけんた
https://bookmeter.com/books/20314745

■幽霊生活安全課 ―かくりよ事件ファイル― (富士見L文庫)
霊媒体質を持つ遠野と霊の過去を見抜ける九里、ふたりが所属する幽霊生活安全課は迷える霊の事件解決に奔走する。
こちら側とあちら側が逆転した時におぉ~と思いましたが、だんだん細かいところが気になってしまった。
生きてるときと死んでるときで同じところに住めるのかな。
幽霊生活安全課で働きながらボーナストラックのような人生を過ごす遠野がなんだか気の毒に思えてくる。


読了日:07月29日 著者:灰音憲二
https://bookmeter.com/books/10774803

■koro
榊原紘の第二歌集。
「糸底に溜まった水をシンクへとこぼして朝の洗礼とする」
「約束がつぎつぎ反故になる日々にごみ収集車のゆるいブレーキ」
「青い火をつけてまわるよ古びてもきみを苛む記憶の端に」
「踊るよう季節が過ぎるパンドラの匣にひとつも残さず出よう」
「情けない本音で彩られていく自分にもっと期待したくて」
「鈍感も一つの才で角砂糖三つ落とせど澄むダージリン」
「きみの家にきみを帰してレンタカーをレンタカー屋に返して 夏は」

読了日:07月29日 著者:榊原紘
https://bookmeter.com/books/21494596

■世界一うつくしい生物図鑑
デザイン的でアートっぽい生物図鑑。
セミが苦手なんですがこれは大丈夫でした。その代わり鳥が生々しく思えてしまってダメだった;
タコなんて標本にできるんですね。
「しかし、保存に成功した場合でも、筋肉組織に脂質が少ないので、時間の経過に伴う劣化を防ぐ手立ては皆無に等しい」


読了日:07月28日 著者:クリストファー・マーレー
https://bookmeter.com/books/11216944

■家庭科3だった私がバッグも帽子も小物も100%自分サイズで手作りしました。 (美人開花シリーズ)
世界にひとつ、自分サイズの小物が作れるソーイングレシピ。
手足が小さいので、鍋つかみとスリッパが自作できたら重宝しそう。
147cm×50cmあれば、ハット・ポシェット・ミトン・スリッパ、いろいろ作れるのですね。


読了日:07月28日 著者:津田 蘭子
https://bookmeter.com/books/16466068

■ミャンマーで尼になりました
近所のお寺の法話会で夫と出会ってふたりでお寺を開き、仕事も趣味も仏教一色。
ミャンマーこそは瞑想の本場、ビザの期限まるまる3カ月をミャンマーで過ごすと決めた。
瞑想すればするほど悩みや葛藤が生まれてつらかったりするけれど、大切なのはその変化にきちんと気付くこと。
2か月半で一度帰国して、1年後再びミャンマーで2週間の滞在。
「仏教に出会えただけでも徳がある」
仏事は楽しく、心晴れ晴れ。

読了日:07月28日 著者:天野和公
https://bookmeter.com/books/6756699

■フレンチ女子マドレーヌさんの下町ふしぎ物語 (メディアワークス文庫)
和裁を学ぶためにフランスから来たマドレーヌが下町・あけぼの商店街の人々の悩み事解決に手を貸す。
マドレーヌ視点で見ると、はっきりものを言わない日本人はこうやって人間関係がこじれていくんだな、というのが良く分かる。
和裁を習っているのにミシンで浴衣を縫うなんてとちょっと思いましたが、時間が迫っていたから仕方ないのか。


読了日:07月27日 著者:由似文
https://bookmeter.com/books/12225429

■皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。
原武史と三浦しをんの対談。
まえがきのしをんさん曰く、原さんは常軌を逸するほどの鉄道オタで天皇家オタ。
対談の期間中に生前退位が持ち上がったこともあり、ほとんどが皇室関連の話だったので、もし次があるなら今度はぜひ鉄道関連のことを。
しをんさんの「天皇の奥さんが産んだ子は、天皇の血を引いていない可能性があるけれど、天皇の娘の産んだ子は、絶対に天皇の血を引いている」これは矛盾しているのでは。


読了日:07月27日 著者:原 武史,三浦 しをん
https://bookmeter.com/books/13444239

■新版 中原淳一 きもの読本 (コロナ・ブックス)
中原淳一の着物に関する文章とイラストを選んで編集した本。
襟の抜き加減とか袖丈の長さとか、なるほどなと思いながら読みました。
大正時代に幼少期を過ごした中原淳一が、ちゃんと着付けをできるひとが減っていて云々と嘆いているのが印象的。
イラストに描かれた着物の柄が本当に素敵でした。


読了日:07月26日 著者:中原 淳一
https://bookmeter.com/books/13549128

■食べるパワースポット「伊勢うどん」全国制覇への道
「太くてやわらかい麺が幸せを運ぶ!伊勢神宮詣でに使える名店ガイド付き」
2013年の本なので店舗情報などは要確認。
伊勢うどんのおいしさを知って欲しいという思いから「伊勢うどん友の会」を立ち上げて、伊勢うどんの名付け親は永六輔という噂を確かめにご本人へインタビューしたりと精力的に活動をしてる。
風邪ひいたりしてつらいときに伊勢うどんはいいかも。

読了日:07月26日 著者:石原 壮一郎
https://bookmeter.com/books/7328888

■ウチのコ、ご近所さんに育てられました
子供が生まれて育児をするなかで出会ったひとたち。
ママ友・パパ友とは違う意味で、ご近所さんたちが子育てに関わってくれるのは有難いだろうなあ。
ちーと君をだっこしたひとの写真を撮って、こういう思い出の残し方が面白かった。
あとから見る楽しみもありますね。

読了日:07月26日 著者:細川 貂々
https://bookmeter.com/books/6828353

■京都やわらぎ聞香処~初恋香る鴨川の夜~ (スターツ出版文庫)
人の心が色で見える高校生の一香の物語。
謎解きと言えば謎解きだけれど、再会した颯也との距離を縮めるための小道具みたいに思えてしまいました。
一香の同級生の恭太郎がどんどん存在が薄くなってきてなんだか不憫。
一香が10歳のとき颯也は19歳、年上の颯也に憧れるのは分かるけど、颯也はいつから一香を狙っていたんだ(言い方)。


読了日:07月25日 著者:広瀬未衣
https://bookmeter.com/books/17006102

■自然農1年生 畑は私の魔法のじゅうたん (角川文庫)
子供達が自立して宮崎県に住む銀色夏生さん。
YouTube動画がきっかけで自然農をやってみようと思い立ち、銀色さんの母親が畑をやっていた場所の一角を借りて畑仕事に精を出す。
自分が食べる野菜を作って、足りないものはお店で買ってくると決めたので、収穫した野菜と相談しながらメニューが決まっていくのはあるあるかなあ。
触れなかった青虫を葉っぱから取ってるうちに平気になったり、だんだん畑の範囲が広がっていったりと、畑仕事が生活に馴染んでいく様子が良かったです。


読了日:07月25日 著者:銀色 夏生
https://bookmeter.com/books/19854557

■ソロ活はじめました! 独身アラサー派遣OLが生活費15万円でも毎日を世界一楽しむ方法
「生活費15万円の独身アラサー派遣OLが厳選する、70のソロ活アイデア!」
確かに、誰かと一緒にどこかに行こうとするとスケジュール調整なんかが必要だから、ひとりだと思い立ったら実行できる身軽さが良いですよね。
昔はひとりの宿泊お断りなところも多かったけれど、今なら大丈夫そうだし、のんびり温泉にでも行きたい。


読了日:07月24日 著者:よしみ子
https://bookmeter.com/books/20890825

■砂漠 THE DESERT
砂漠の魅力が詰まった写真集。
ここには砂漠と聞いて思い浮かべるものが全部あって、思い浮かばなかったものもたくさんあった。
結構人が住んでいるし、人と出会うこともある。
撮影地リストがちょっと分かりにくかった。

読了日:07月24日 著者:藤田 一咲
https://bookmeter.com/books/224852

■かつお節さえあれば、かんたんに料理上手 うまい! 「おかか」ごはん
かつお節の老舗ブランド「にんべん」の社員が提案するかつお節のおいしいレシピ95。
ごはんとの相性が良いので、納豆ごはんにするにしても、そこにかつお節を合わせるだけでもおいしそう。
塩味のポテトチップスにかつお節を入れて袋をガサガサ振って全体にまぶすだけ、今度やってみよう。


読了日:07月24日 著者:にんべん
https://bookmeter.com/books/13616954

■付喪神が言うことには ~文京本郷・つくも質店のつれづれ帖~ (一二三文庫)
クズ男とのデート代を捻出するため大事な万年筆を質入れした女子大生の梨花は、質店でのアルバイトを持ち掛けられた。
物に宿る付喪神がそれぞれ個性的で良かった。
付喪神が宿るほど大事にされてる物たちは道具としては本望だろうな。
梨花が小説を書こうとちゃんと思うようになったから、シロの言ってることが分かるようになったのかも。


読了日:07月23日 著者:三沢ケイ
https://bookmeter.com/books/17290927

■ザ・テンプラ、てんぷら、天麩羅、天婦羅
てんぷらを文化史的、食品衛生学的にみる。
てんぷらの語源はスペイン語かポルトガル語から、という話があるが、「類似性は音だけのようで」水で溶いた小麦粉を衣にして油で揚げる料理がなく、似た油料理もない。
「天麩羅は日本独自の油料理のようである」へぇ~そうなのか。
遺伝子組み換え食品による毒性事件「トリプトファン事件」を知らなかった。
7月23日は天ぷらの日。

読了日:07月23日 著者:小林 勇
https://bookmeter.com/books/14289728

■日本の美しい秘境
日本風景写真家協会の風景写真家が写した素晴らしい景色。
「風景写真家独自の視点で見つけ出した新鮮な風景を“秘境"と捉えています」
ということなので、軍艦島みたいな有名な観光地もあります。
でもこのアングルの軍艦島は「新鮮な風景」だったなあ。

読了日:07月22日 著者:
https://bookmeter.com/books/13105550

■紙袋おりがみ―かわいくて、じょうぶで、お役だち
紙袋の柄やロゴを生かして作る小物。
一番簡単なのはブックカバーかカードケースあたりかな。
ロゴを生かすとするなら贈答用に使える箱とか良さそう。
箸袋とか舟形トレーみたいに食品が触れるものに使うのは抵抗感がある。


読了日:07月22日 著者:
https://bookmeter.com/books/8204030

■中性風呂へようこそ! (アクションコミックス)
2007年「漫画アクション」連載作品。
「雑誌の読者層的にセクマイネタや萌えネタに免疫がない世代を対象にしているため…ひとつひとつの事柄の説明を重視して描かれております」
そうだよな~、性的少数派と言われてもなにがなにやらって感じ。
性別は男・女ふたつではなくグラデーションみたいなもので、世間一般でいう所の「正常」は端っこと端っこのみ。
ちょっとズレた人もみんな表向きは端っこにいるフリをしているのが日本。
個人的には別に曖昧でもいいんだけれど、それを悪用する人間のせいで厳しくなりがち。
読了日:07月22日 著者:新井 祥
https://bookmeter.com/books/548134

■新版 ちゃんと歩ける東海道五十三次 東 江戸日本橋~見付宿 +姫街道
江戸時代に制定された東海道を可能な限り江戸時代の道に沿って歩くためのガイドブック。
東は、江戸日本橋〜見付宿と、見付~御油までの姫街道を収録。
宿泊施設や分岐点の情報もあるので(データは2018年12月現在のもの)実用的だと思います。
実際に歩く根性はないのでストリートビューでやってみようかな。
それにしても、歩いても歩いても静岡県。
読了日:07月21日 著者:八木 牧夫
https://bookmeter.com/books/13423060

■新版 ちゃんと歩ける東海道五十三次 西 見付宿~京三条大橋 +佐屋街道
全長約500kmの東海道のうち、西側の見付宿〜京三条大橋、浜松~三方原追分の姫街道、熱田の追分~佐屋三里の渡し場までの佐屋街道を収録。
宮宿~桑名宿の「七里の渡し」は海路、波浪や潮の干潮で航路が変わるので、それを避けるために整備されたのが佐屋街道。
佐屋街道は遠回りになるけれど佐屋三里の渡しは七里の渡しに比べて距離が短いから、船酔いしやすいひとや婦女子が好んで利用した。


読了日:07月21日 著者:八木 牧夫
https://bookmeter.com/books/13423061

■『TOKYO名建築案内』東京の国宝・重要文化財建築を網羅
東京にある文化財建築80件以上を紹介するビジュアル書籍。
令和6年3月1日現在、日本全国の重要文化財建造物の件数は2574件、うち231件が国宝建造物。
東京都の重要文化財建造物の件数は88件、うち2件が国宝建造物。
動態保存の考え方が浸透してきたおかげで、東京駅みたいに復元工事をしながら使われている建物も多い。
東京駅は将来の国宝最有力候補、へぇ~そうなのか。
読了日:07月20日 著者:山内 貴範
https://bookmeter.com/books/21430370

■幻獣の作り方 可動式幻獣ドールの制作技法&作品集 (HJ幻想クラフトシリーズ)
「国内・海外で人気のアーティストが各ドールの制作・解説を担当。作り方を学ぶだけではなく、美しい作品の数々を鑑賞して楽しめる一冊です」
可動式ドールとは骨格にワイヤー等を使用し、手首・足・尾などを動かすことができる動物型のドール。
本当に手間暇かけて作っていて、ただただ見とれてしまいます。


読了日:07月20日 著者:綺想造形蒐集室
https://bookmeter.com/books/19644472

■私はわたし、84歳のスタイルブック
84歳のファッショニスタ木村眞由美さんのボトムスを中心にした季節のコーディネートブック。
年齢相応の体型を生かした着こなしで、まるで外国のマダムみたいな雰囲気。
赤や黄色などカラフルパンツを履いてる84歳ってカッコいい。


読了日:07月20日 著者:木村 眞由美
https://bookmeter.com/books/19147485

■仮面病棟 (実業之日本社文庫)
先輩医師の代わりに療養型病院の当直バイトを引き受けた外科医・速水秀悟。
コンビニ強盗を働いたピエロの仮面の男が病院に押し入り、銃で負傷した女を治療しろと要求、入院患者65人を人質に取り籠城する。
挙動不審な田所のおかげで、病院で何が行われているのかはだいたい見当がついてしまったけれど、先輩め。
そして女はバラの香りを残して去った。

読了日:07月19日 著者:知念 実希人
https://bookmeter.com/books/9036124

■いろはに困惑倶楽部 (角川文庫 は 9-9)
い・痛い、ろ・老人、は・歯医者など、「いろは」のお題に投稿された読者の体験記とコメント。
所々なんとなく見覚えがあると思ったら、これCREAで連載してたやつなんですね。
世の中のひとは色んな体験してるんだなあ。
ああ面白かった。

読了日:07月19日 著者:原田 宗典
https://bookmeter.com/books/551490

■土偶美術館
300点の土偶の写真集。
遮光器土偶って青森のどこかの駅になってるアレのイメージが強かったので、思ったよりバリエーションがあるのだなと思った。
青森県・細野遺跡のゴルフボールくらいのまんまるな岩偶が何かのアニメのキャラみたいで可愛い。
それにしても、縄文の女神の唯一無二なデザイン性は本当に完成度が高くて見惚れてしまう。


読了日:07月18日 著者:小川 忠博
https://bookmeter.com/books/20310305

■おばけのかわをむいたら
色んなおばけのかわをむいたら、一体なにが出てくるのでしょうか。
すごくシュールで面白かったです。
おばけの中から出てきたライオンが伸びしていたり、そういう細かいところも良かった。


読了日:07月18日 著者:たなかひかる
https://bookmeter.com/books/19527823

■オトナ女子は見逃さない! 不調を知らせるカラダサイン図鑑
「この本では女性のカラダに起こりうる軽い症状から重い症状まで、手や足などのパーツごとにできるだけ細かく紹介しています」
気軽に読める家庭の医学、って感じかな。
めまいの原因のひとつが起立性低血圧(立ちくらみ)、立ちくらみを起こしやすい身としては、そっちの解決策を知りたいところ。


読了日:07月18日 著者:工藤孝文
https://bookmeter.com/books/16647782

■ナゾトキ・ジパング
大学生の長瀬秀次が次々と起きる事件に巻き込まれ、留学生ケビン・マクリーガルが謎を解く連作短編集。
父親の財力でのびのびと日本を楽しめるはずなのに、わざわざ留学生として来日してるケビンは日本文化オタクと呼べそう。
「日本という国では、いつ不思議が起きてもおかしくない気がシマス」
その不思議なことが秀次と理沙に起きたらいいな。


読了日:07月17日 著者:青柳 碧人
https://bookmeter.com/books/19776617

■推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術
推しの魅力を伝えたい!
どんな推しにも対応できる推し語り術。
決してみんなの言葉を代弁しようとせず、まずは自分の言葉をつくることに専念する。
それが、いい感想への近道。
好きより嫌いを言語化するのが難しいというのは分かるなあ。
つい「一般的に」って言いたくなる。
ポジティブな感想ではなくてネガティブな感想を持ったとき、それが不快なのか退屈なのかを考えて、そこから言語化していく。


読了日:07月17日 著者:三宅 香帆
https://bookmeter.com/books/21322358

■もしもワニに襲われたら
「最悪の“もしも”の事態を切り抜ける超実践的71の方法」
ワニに襲われたら目と鼻を狙うなんてことは私は咄嗟にできないと思うので、ワニの生息地域には絶対に住まないと心に誓いました。
飛行機を着陸させたり、走行中の列車の屋根から車内に入らなきゃいけないような状況になることなんか一生ありませんように。
日本人なら、大地震のときに津波が来るとなったらとにかく高台へ!は身についてると思うけど、それほど地震がない国のひとにしたらパニックになっちゃうんだろうな。


読了日:07月16日 著者:ジョシュア・ペイビン,デビット・ボーゲニクト
https://bookmeter.com/books/20374599

■フィリピン妻4コマ日記
フィリピンパブで出会ったルビーナさんと結婚した著者の前田ムサシさん。
国際結婚して子供が3人生まれて、ルビーナさんに振り回されるドタバタな毎日。
ルビーナさんが元気でパワフル。
私は大声で話す大雑把なタイプひとは苦手だけれど、こういう大らかさはちょっと羨ましくもあります。
日本人が外国人と結婚すると書類のあれこれで大変だ。


読了日:07月16日 著者:前田 ムサシ
https://bookmeter.com/books/4760319

■食べた人全員に「作り方教えて!」と聞かれるとっておきrecipe
『この本は家庭で簡単に作れるのに洗練感があって「誰かに作りたくなる」そして「ちょっと料理上手を気取れる」レシピ本です』
褒められるレシピBEST1がアールグレイクリーム。
1番がクリームってどういうことかと思ったけれど、『安心してください。食べた人全員に「作り方教えて!」って言われます』
そういうことなら作ってみます。
桃に添えるクリームとして考案したそうですが、他にぶどうやキウイとの相性も良く、フルーツサンド、かき氷などにも使える。


読了日:07月16日 著者:misa
https://bookmeter.com/books/20779363

■ない本、あります。
ない本=投稿された1枚の画像を元に空想を広げ制作された、架空の文庫本。
本の外側のデザインだけしかなかったものを、本として読めるようにショートショートを書きおろして体裁を整えたもの。
装丁はともかく、著者名や出版社名まで考えてしまうなんて凝り具合がすごい。
面白い本でした。

読了日:07月15日 著者:能登 崇
https://bookmeter.com/books/17762051

■枝元なほみのめし炊き日記: 人生なんとかなるレシピ
食べ物を通じていろんなひとと関わってきた枝元さん。
コロナ渦中での聖イグナチオ教会開催「年越し大人食堂」の、余裕がある人ない人みんなが混ざればいいっていう考え方いいなあ。
2023年のお正月にコロナを患い持病の間質性肺炎が悪化、酸素ボンベのお世話になる。
火が使えない料理人でも〈めし炊き〉の本質は変わらないと思う。
新たな〈めし炊き〉段階の枝元さんの今後の活動が楽しみ。どうぞお大事に。
読了日:07月15日 著者:枝元 なほみ
https://bookmeter.com/books/21506967

■箸置きの世界: 食卓の小さな遊び (229;229) (コロナ・ブックス)
四季の風物、動物、植物、文様、縁起物まで、多種多様な「箸置き」の世界。
ほとんどが陶磁器製だけれど、鉱物やガラスなどでも作られていて、瑪瑙は島根、樺細工は秋田、ガラスは能登など、多くは各地の特産品や伝統工芸を生かしている。
蒐集するひとはこういう素材の違いなんかも楽しんでいるのかな。

読了日:07月14日 著者:串岡 慶子
https://bookmeter.com/books/20089568

■旅のオチが見つからない おひとりさまのズタボロ世界一周! (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
「地球の人たち、自由すぎる!七転八倒おひとりさま世界一周旅行が初の書籍化」
旅のはじまりはユーラシア大陸、鳥取の境港から船に乗り韓国経由でロシアを目指す。
最初のほうは普通にシベリア鉄道に乗ったりドイツからエクアドルまで飛行機で移動してたのに、チリ南部のアウストラル街道は自転車で走破。
旅に飽きてのチャリダーだなんてすごいなあ。
ブラジルでの農夫生活のことも読みたかった。
読了日:07月14日 著者:低橋
https://bookmeter.com/books/15496835

■これを食べれば勝手にキレイになる 「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術
甘いものがやめられない忙しい女性を内側からキレイにする食事のトリセツ。
最近、甘いもの食べすぎだと反省して読んでみました。
甘いお菓子をやめて1日7粒のくるみにしてみる。
ナッツを食べると止まらない場合はたんぱく質不足が考えられるので、食事で調整を。
1日3食「しっかり」食べるっていうのは、毎食お米とたんぱく質を欠かさずに、小さじ1程度の油を摂る。
野菜やキノコはメインディッシュの2倍、ビタミンB群・マグネシウム・鉄・亜鉛を意識する。


読了日:07月14日 著者:あこ
https://bookmeter.com/books/21630375

■作者不明にはご用心 (コージーブックス ジ 1-2 おばあちゃん姉妹探偵 2)
シスターに誘われて画廊の開業パーティに出かけたマウスは、画廊のアシスタントで元教え子だったクレアと再会。
その翌日、画廊オーナーが心臓発作で亡くなり、クレアが何者かに襲われた。
サンタの恰好をしたシスターとか姉妹でツリーを買いに出かけたりと、クリスマスシーズンの描写が楽しい。
良いクレアと悪いクレア、事件の結末は気の毒でした。
前作で姉妹と知り合ったボニー・ブルーとは友達として良い付き合いをしているし、デビーはヘンリーと3月に結婚すると発表。
ヘイリーはリユーズ保安官とうまくいってないのかな。


読了日:07月13日 著者:アン ジョージ
https://bookmeter.com/books/10413251

■サバイバル女道 (CYZO NEW BOOKS)
「気になるあの職業の賢者たちに聞く困った時の“手に職”最新事情が満載」
アドバイスが役に立つかどうかは置いといて、セレブ感のあるひとたちは物腰が柔らかいものの野心的なのが分かるなあ。
そうでないと色々と務まらないのでしょう。
土を食べるなんてどういうことかと思いましたが、その辺の土を食べてるわけじゃないのでホッとした。


読了日:07月13日 著者:辛酸なめ子
https://bookmeter.com/books/4244523

■エナガの重さはワンコイン 身近な鳥の魅力発見事典
「この本は図鑑でも専門書でもありません。テレビのガイドブックだと思ってください。登場人物のキャラクターを知っているとドラマがより楽しめるように、バードウォッチングがより楽しくなる豆知識を一冊にぎゅっと詰めこみました」
鳥のイラストが可愛い。
使っているのはiPadとAdobe Fresco。
てっきりアナログかと思った。
電線に止まる鳥はスズメとカラスのイメージ、キジが止まってたらびっくりしますね。
キジは日本全国に生息している固有種ということで国鳥に選定された。
食べておいしいことも評価ポイント。

読了日:07月12日 著者:くますけ
https://bookmeter.com/books/21640746

■BL漫画家ですけど結婚してもいいですか? (GUSH COMICS DX)
腐女子でオタクのBL漫画家・藤本ハルキの婚活の日々。
婚活の場で、趣味ならともかく、BL漫画家という職業ですとは言いにくいよなあ。
結婚相談所や婚活パーティでも相手を見極める時間は必要だし、そこまでたどりつくのも大変。
だからオタクではないのに予想外に気が合うNさんとの出会いは本当にタイミングが良かったと思う。
出会って9か月で入籍、2年にわたる婚活終了。
おめでとうございます。
読了日:07月12日 著者:藤本 ハルキ
https://bookmeter.com/books/9824898

■シンプルかわいいマニキュアでつくるフラワーアクセサリー
手芸用ワイヤーを丸めてマニキュア液で膜を張るだけ、花のモチーフのアクセサリーを作る。
マニキュアにこういう使い方があるのが面白いな。
細いワイヤーは切れやすいので、最初は太めのワイヤーで作って慣れていくのが良いらしいです。
オススメは♯26。
ワイヤーの輪が大きいとマニキュアのハケの大きさじゃ足りなくなるので、乾くと白くなる・透明になるボンドで土台を作ってから彩色する。


読了日:07月12日 著者:いわせあさこ
https://bookmeter.com/books/19699330

■お世話になっております。陰陽課です4 (メディアワークス文庫)
祈理が陰陽課に配属になって9か月、年末年始を迎えた京都の冬は寒い。
篁の井戸の封印が破られ、悪霊・藤原朝成が跋扈する。
雷と安倍晴明、最終巻らしくうまくまとまったなあと思いました。
祈理は最後まで祈理でした。
「わたし達は公務員なんですよ?堅苦しくてしっかりするのが仕事ですよ?わたし達がしっかりしないで、誰がしっかりするんです!」


読了日:07月11日 著者:峰守 ひろかず
https://bookmeter.com/books/12225427

■NHK「100分de名著」ブックス パスカル パンセ
パンセという書名だけを知っていたので、中身がどういうふうなのかが分かって良かったです。
パンセは、パスカルの死後に遺族や編者により出版された随筆集。
未定稿であるうえにキリスト教護教論の側面もある。
パスカルは「神なき人間」が幸せに死ぬのを容認できないので、惨めさを自覚して神を求めるようにという無神論者へのアプローチ。


読了日:07月11日 著者:鹿島 茂
https://bookmeter.com/books/6447268

■自衛官という生き方 (イースト新書Q)
2017年に55歳で定年を迎えた二等陸佐の著者が約30年の自衛隊での日々を振り返る。
国防に関わることなので人員不足は深刻な問題。
若年定年制ゆえ50代で定年退職だけれど再就職の斡旋が手厚くて再就職率はほぼ100%、ここまでしないと現場の担い手を確保できない。
北海道の白糠地区での訓練中にクマが後ろをついてきた話が怖かった。
いくら自衛隊員でもクマ相手にナイフ一本で立ち向かうのはさすがに無理、離れていってくれて良かったけど、どきどきした。


読了日:07月10日 著者:廣幡賢一
https://bookmeter.com/books/13218256

■ぷりっつさんち 2
父と母と三姉妹、楽しい我が家の楽しい暮らし。
夏休みの島根旅行がノープラン過ぎて逆にすごい。その後の予定をどうやって決めてたんだろう。
お散歩大好きな犬、ミスターキューティパトゥティのエピソードが色々笑えて良かったです。
そっか階段怖いのね、階段ね~。
猫も3匹いるはずなのに影薄いなあ。

読了日:07月10日 著者:松本 ぷりっつ
https://bookmeter.com/books/6503321

■余命宣告を受けた患者と医師が証明! わたしのがんを消した奇跡の食事 (主婦の友ヒットシリーズ)
余命宣告を受けた医師や患者が実践したがん克服術。
食事だけじゃなくて生活の仕方や放射線の傷を治す漢方なども紹介。
がんの食事療法の多くは野菜や果物の大量摂取が基本。
塩分は出来る限りとらない、四足歩行の動物の肉は半年から1年間は厳禁、ただし1日1個の卵をとるように。
エビオス錠を1日20錠など食事療法の8大原則は具体的だし、1日に1.5~2ℓ程度飲めとされてるジュースのレシピも掲載しているので、これさえやっておけば、という感じ。


読了日:07月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/9313638

■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 7 (MF文庫J)
国際連合はマリスの群生地である元アイスランド「MI02目標」の絶対種キングを撃滅する大規模作戦を実行。
作戦に投入された氷室義塾の生徒たち、そしてセレンとデストブルムだったが、苦戦を強いられる。
人類の敗北が決定したかに思えたそのとき、エイルンとエルフィーナが帰還。
「俺の全部で……今度こそ世界を救う」
キングを撃破したものの、もうひとつのマリス群生地が残ってるから、日本から独立した氷室義塾とエイルンコードの役目はまだ終わらない。
仲間を信じて立ち向かうのみ。

読了日:07月09日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/12322052

■アスパラと潮騒
著者はお医者さんなんですね、職業が日常に入り込んでいるのを意識したりしなかったり。
「たましいのこぼれ落ちたる顔をして吾子はしずかに我を離れぬ」
「桜あん口にあまくてほろほろと生きる速さをたしなめられる」
「つけるたびN95顎を擦りうすく削られゆく自意識だ」
「先生と呼ばれるたびに錆びついた胸に一枚白衣を羽織る」
「来世には遺跡の様によこたわりだれかに見つけてもらうのが夢」
「家出するように身体脱ぎ捨てて母も娘も妻も飽きたね」
「花には花の散り方があり生きながら死にゆくことを花はかくさぬ」
読了日:07月09日 著者:塚田千束
https://bookmeter.com/books/21408588

■地図を読むと、山はもっとおもしろい! コミックだからよくわかる 読図の「ど」
読図とは、地図を読んで地形を読むこと。
読図ができれば地図にある正しい登山道を計画通りに歩ける。
「今から進む登山道が合っているのかどんな登山道なのかそれがわかればラクではないですか?」
GPSがあっても壊れるかもしれないし、コンパスを使った読図に慣れておくといいのかも。
初心者がいきなりソロ登山するとは思えないけれど、ひとりで行動する機会が増えたなら猶更そう思う。


読了日:07月08日 著者:鈴木 みき
https://bookmeter.com/books/9796826

■眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話
『日本人は世界一寝ていない!? 最先端の睡眠法で眠りを変えよう。睡眠の新常識や科学的メカニズム、「黄金の90分」の質を高める極意などを、図表を交えて解説。スタンフォードに学ぶお悩み別睡眠アドバイスも掲載する』
面白くて眠れなかったら本末転倒じゃんと言うツッコミはおいといて、睡眠に関しては悩みだらけなのでちょうど良かった。
週2~3回、就寝3時間前までに、ジョギングやウォーキングなどの負荷の軽い有酸素運動を行うと寝つきが良くなる。
夜に長く眠れない場合は、昼寝をして睡眠時間を確保。
読了日:07月08日 著者:.
https://bookmeter.com/books/17162057

■とにかく盛り上がる夜ごはん
「軽く、今日の打ち上げやろうぜ」
疲れてる時こそパーティーを、自分で自分を元気にする「献立」じゃない新しい夜ごはんスタイル。
最悪な気分のまま一日が終わっていくくらいなら、チーズとハムと洗った野菜を並べて買ってきたワインを飲んで終わりたい。
餃子も、ワンタンの皮を使えば、具をのせて片手でギュッと握れば出来上がり。餃子の皮よりラク。


読了日:07月08日 著者:小田真規子,仲島綾乃,谷綾子
https://bookmeter.com/books/13730058

■決定版 鬼平犯科帳 (12) (文春文庫) (文春文庫 い 4-112)
「いろおとこ」「高杉道場・三羽烏」「見張りの見張り」「密偵たちの宴」「二つの顔」「白蝮」「二人女房」の7篇を収録。
「密偵たちの宴」が面白かった。
平蔵に命を預けている6人の密偵たちが集まり酒を酌み交わす。
酔った挙句の冗談からのお盗めに踏み切ろうとした矢先、畜生ばたらきの計画を知る。
あまり乗り気でなかったおまさはともかく、他の5人のバツの悪さを想像するとちょっとおかしい。
疲れが取れない平蔵は、保養のために妻と熱海の温泉に出かける。


読了日:07月07日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11768066

■ためない心の整理術―もっとスッキリ暮らしたい
ゆとりのある日々のために心掛けていること。
家の中のモノの整理も大事だし、心の中の整理の仕方も、自分なりに見つけておくと良いのかもしれません。
スケジュール調整とか言いにくいことほど早く返事をしたほうが良いのは、そうだなあと思いました。
後まわしにすればするほどお互いの迷惑になります。

読了日:07月07日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/7458401

■クラゲ水族館BOOK
クラゲに出逢える全国の水族館をカラー写真で紹介するフォトガイドブック。
クラゲが好きなひとなら楽しめると思います。
しばらく出かけていないので新江ノ島水族館に行きたいな。


読了日:07月06日 著者:鈴木 朱紀子
https://bookmeter.com/books/13690974

■新装版 純喫茶とあまいもの: 一度は訪れたい名店と、記憶に残るあのお店
東京近郊の純喫茶30店舗を紹介する。
さすがに有名店が多い。
でもそれは安心感でもあります。
向田邦子がよく来ていたブリッヂのメロンパンケーキがすごく食べたい。
表紙はさぼうるのクリームソーダ。

読了日:07月06日 著者:難波 里奈
https://bookmeter.com/books/20555787

■ペネロペおはなしえほん (8) ペネロペ あいさつできるかな (ペネロペおはなしえほん 8)
帰るときには、さようなら。
悪いことしちゃったときには、ごめんなさい。
ペネロペはあいさつを覚えたかな。
うさちゃん、枕の下から見つかって良かったね。


読了日:07月06日 著者:アン・グットマン
https://bookmeter.com/books/188913

■最後の夏に見上げた空は 3 (電撃文庫 す 7-3)
死んだはずの華乃の登場で怒涛の展開。
どうして小谷が記憶をなくすことになったのか、小谷は家族と、名門と、なにがあったのか。
腕時計はそういうことだったんですね。
小谷もクラスメイトも、それぞれ自分の死に場所で死んでいけたと思う。
そういう意味ではハッピーエンドだったのかも。


読了日:07月05日 著者:住本 優
https://bookmeter.com/books/35320

■猫の本棚
猫と本をこよなく愛する人へ贈る、名作猫文学ブックガイド。
読みたい本が増えて困る。
既読作品がちらほらありますが、猫に注目して読んでなかったので新鮮な気分でまた再読できそうです。
内田百閒「ノラや」なんて有名本なのに読んだことなくて、そのうちいつかは。
ほんとにこの嘆き方はまるで失恋したみたい。

読了日:07月05日 著者:木村 衣有子
https://bookmeter.com/books/4003820

■現代建築保存活用見て歩き
保存活用された26件の建築を見て歩く。
京都市立の小学校をリニューアルしたザ・ホテル青龍 京都清水と立誠ガーデン ヒューリック京都は、元々のこの建物が小学校だったなんて羨ましい話。
港区立伝統文化交流館の格子の補強材は雰囲気を壊さない良いアイデア。
表紙は京都市京セラ美術館の光の広間。
この丸いチューブみたいな何かは作品なのかな、これについては言及なし。


読了日:07月04日 著者:吉田 鋼市
https://bookmeter.com/books/18977735

■毎日かあさん12 母娘(ははこ)つんつか編
子供が出てった家のおかんあるあるに頷いてしまう。
サイバラのジャージで笑いそうになっていた矢先のおばあちゃんのデスメタルで腹筋崩壊。
鴨ちゃんが出戻ってきたときに最初に買ってあげたつんつかTシャツは息子くんが中学まで着て、いまは娘ちゃんが着てる。
ボロボロだけど大切に着てる。

読了日:07月04日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/9924247

■がんにならないのはどっち?
気になるがんの疑問や予防法を、二択の「どっち?」から徹底解説。
「痩せ」と「肥満」がんでデメリットばかりなのは「肥満」。
がんの発見が遅れたり、麻酔が脂肪に逃げてしまうので麻酔事故が発生しやすくなる。
ただし痩せてるひとはそもそもがんになりやすい体質と言えるので、標準体重が一番。
「日傘をさす」「日焼け止めを塗る」皮膚がんになりやすい習慣は「日焼け止め」のほう。
酸化チタンなどに発がん性があるので成分表を良く見ること。


読了日:07月04日 著者:秋津 壽男
https://bookmeter.com/books/9684463

■十津川警部、廃線に立つ (角川文庫)
いまは廃線になっている鉄道を舞台にした十津川警部の短編集。4作品収録。
十津川警部の大学時代の友人・岡部が妻殺しの容疑をかけられた「神話の国の殺人」と、西本刑事が青函連絡船から男を突き落としたという証言の信憑性を探る「青函連絡船から消えた」が良かったです。
自分の身内に対する捜査でも手を抜かないという覚悟。


読了日:07月03日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/21502344

■続 失踪願望。 さらば友よ編
2022年7月~2023年6月までの日録と書き下ろし「さらば友よ!」を収録。
コロナ渦中ではあるものの、友人知人と飲んでいたりするし、取材に出かけたりもしている。
目黒さんが肺がんでしかも余命宣告がでていることをいきなり知らされ、目黒さん本人と昔の楽しかったことを電話で話して、あっというまにその日がきて。
こういうことって心の準備もへったくれもないけれど、椎名さんにしてみたら不意打ちでしかなかったでしょう。
目黒さんが亡くなったあとしばらく体調不良が続き、周囲の人も見ていられない感じだったろうな。


読了日:07月03日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/21893900

■氷河期を生き抜いた狩人・矢出川遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 9)
長野県八ヶ岳野辺山高原、標高1300mを越す矢出川遺跡から、一万数千年前の後期旧石器が大量に見つかった。
国内の細石刃文化遺跡の482か所のうち圧倒的多数が標高200m以下の地域に集中する。
標高1000m以上の高標高地域に遺跡が集中するのは長野県のみ。
矢出川では、発見された石器から、時代が異なる人々が暮らしていたと分かる。
今よりもっと寒いはずなのに良く人が住んでいたものだ。


読了日:07月02日 著者:堤 隆
https://bookmeter.com/books/1151145

■夢がかなう!お金と時間の使い方
ライフプランの実現のために知っておきたいお金の知識とタイムマネジメント術。
マネープランって家族の人数でだいぶ違うし、会社員かフリーランスかでも差はあるだろうから、プランニングしてみたほうがいいんだろうな。
そろそろ老後を視野に入れないといけない時期なので、生活費を見直さなくちゃ。


読了日:07月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/439696

■こころがつながるおいしいスイ-ツ (3)
印刷用レシピと招待状などの素材を収録したCD‐ROMつき。
パーティメニューは何品も用意することになるので、何をいつ作るのか、時間配分を考える必要があります。
前日の調理と当日の調理の目安はありますが、事前に練習がてら作ってみると良いかもしれません。


読了日:07月02日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/6299816

■でぃすぺる
小学6年生のユースケ、サツキ、ミナの3人は、壁新聞で「奥郷町の七不思議」を取り上げ、サツキのいとこの死の真相に迫ろうとする。
なんせ屍人荘を書いたひとなので、最初からユースケのオカルト説を補強するような方向に転んでもおかしくなかったけれど(いや転んだけれど)、公平であろうとするミナのおかげで真相に辿り着けたと思う。
サツキは中学受験で田舎町を離れるから小学校での人間関係なんて何の影響もないはずだったのに、ユースケとミナに出会えて良かったね。
ミナのミステリー小説は魔女に読んでもらうんだろうな。


読了日:07月01日 著者:今村 昌弘
https://bookmeter.com/books/21511565

■「アキラさん」は音楽を楽しむ天才
音楽家・宮川彬良の半生を綴った自叙伝。
私にとってはクインテットのひとだけれどマツケンサンバⅡのひとでもあるのですね。
マツケンサンバⅡってまるで天啓みたいに作られたのだなあ。
子供を亡くした時のエピソードを「星の王子さま」になぞらえていて、当時の気持ちを思うと本当に切ない。


読了日:07月01日 著者:宮川 彬良
https://bookmeter.com/books/19357874


▼読書メーター
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2024-06

2024-07-01 06:52:29 | 
2024年6月の読書メーター
読んだ本の数:75冊
読んだページ数:14704ページ
ナイス数:567ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/6
■楽園の殺人
15年ぶりの全島調査のため、独自の生態系を形成している東硫黄島に上陸した研究者7名とスポンサーの民間企業の社員2名。
研究者のひとりが口に大量の外来植物の種を詰め込まれた状態の死体として発見される。
外来種を持ち込んで生態系を壊さないように、これだけ色々と配慮したり手を尽くしても、結局は人間こそが異物。
楽園に人間は要らない。

読了日:06月30日 著者:越尾 圭
https://bookmeter.com/books/18700945

■きものが着たい
「きものを自由に楽しむための初心者応援エッセイ」
着物って、帯だのなんだの着付けが大変で、洋服ほどの気楽さがないから、すごくフォーマルな場面で着るものだというイメージ。
だから普段から着てるひとはすごいなあ。
群さんは試行錯誤しつつ着物を着ているので、色々と苦労した末での巻末ガイドは実用的で役に立ちそう。
好き嫌いはあるでしょうけれど、こういうものがありますという選択肢はとっかかりになると思う。

読了日:06月30日 著者:群 ようこ
https://bookmeter.com/books/15688826

■潜水艦事典 (イカロス・ムック)
強弱を併せ持った最強兵器、潜水艦について。
船は水上部分に多少のダメージを受けても沈まないが、水線下のダメージは致命的。
敵に見つからないように水中から船底に穴をあけるという弱者の考え方による兵器が実は最強の海洋兵器として君臨している。
けれど浮上できないリスクなど弱点もある。
日本は事実用世界第4位の潜水艦保有国。
原潜を保有していないものの、潜水艦を自国建造できるのは強み。
北朝鮮に潜水艦があるのが意外、ちゃんと運用できてるんだろうか。


読了日:06月29日 著者:
https://bookmeter.com/books/19005648

■運動ゼロ、カロリーを考えずに好きなものを食べてやせる食生活
食べることを諦めないダイエット。
基本としては1日当たり、「肉・魚・卵など」300g、「ごはん」300g、「野菜」300gを食べる。
いちいち重さを量るのは面倒なのでランチョンマットと器を活用して全体量を把握するやり方は分かりやすいと思いました。


読了日:06月29日 著者:堀口 逸子,平川 あずさ,木村 いこ
https://bookmeter.com/books/20254178

■「結婚」を手放したらかえってラクになりました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
なんとなくタイトルと合ってないような。
結婚したいと思い詰めるのをやめたらラクになりました、ってことかな。
付き合ってるひとと同棲してるんだから結婚して当然!ってずっと思ってたら、そりゃつらくもなるでしょう。
別れた後に大阪から東京に仕事場を移して新しいスタート。
自分の人生を見つめ直すいい機会だったのかもね。


読了日:06月29日 著者:カタノ トモコ
https://bookmeter.com/books/9695256

■世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿 (マイナビ出版ファン文庫 も 1-2)
元刑事の阿久井が徳島で営む温泉宿「かくれが」に宿泊する条件は、世界一くだらない謎を用意すること。
阿久井は、東京の出版社を辞めた櫻井寧々子など、宿泊客たちの謎を解く。
くだらない謎ではあるものの、謎の真相は結構シリアス。
だから「まったり」とはちょっと違うかなとは思いますが、その謎をくだらないままにするかどうか、客が考える手助けをしてるような気がする。


読了日:06月28日 著者:木犀あこ
https://bookmeter.com/books/20969607

■オタクのたのしい創作論
「絵描き字書き問わず、創作において悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!」
なんでだろう、すごーく昔の「みんな悩んでおおきくなった」の某CMのフレーズを思い出した。
オタクの悩み相談はオタクにしろという好例。回答に血が通っていて上っ面だけの慰めじゃないと分かる。
今はpixivなどのおかげで誰でも気軽に作品を投稿できるし、それを誰でも気軽に読める。
だからこそ創作に関する悩みを抱えるひとが増えた。
「でも創作できる人間に生まれてきてラッキーでしたね」
読了日:06月28日 著者:カレー沢薫
https://bookmeter.com/books/21337720

■MOZU 超絶精密ジオラマワーク
「すべて手作り。すべて独学。ただひたすらに、好きなことを形にし続けてきた」
超絶リアルなジオラマの世界。
表紙の「自分の部屋」がもうすごすぎる。
机の引き出しはちゃんと使えてゴミ箱にはカップ麺と割りばしが捨ててある。
サイズは小さいけれど、普段の生活そのまま。

読了日:06月27日 著者:MOZU
https://bookmeter.com/books/12387154

■東京からちょっと旅 ちいさな美術館めぐり
東京から日帰りまたは1泊で行ける80の美術館を厳選して紹介する。
表紙は長野県・碌山美術館。
夏の時期はツタが生い茂っているのも良いです。
千葉県のホキ美術館の創設者・保木将夫氏の肖像画が解説を読むまで写真だと思ってました。
2017年の本なので美術館のフォトスポットがまだそのままかは分かりませんが、福島県・斎藤清美術館でムンクになりたい。


読了日:06月27日 著者:土肥裕司
https://bookmeter.com/books/12462101

■絵本のお菓子 (momo book)
51冊の絵本や昔話の再現レシピと、その世界を膨らませたお菓子レシピ80。
ぐりとぐらのカステラはこういう本ではだいたい取り上げられるなあ。
レシピが色々あるので本ごとに比べてみると面白そう。
シンデレラのガラスの靴は使ってる材料に馴染みがなくてピンとこなかった。
飴細工ってことなのかな。

読了日:06月27日 著者:太田さちか
https://bookmeter.com/books/17912149

■どうぶつ寺のもふもふ事件簿 (マイナビ出版ファン文庫 あ 5-2)
会社に出勤する途中、駅前ロータリーの階段から落ちた如月那美。
病院で目覚めた那美は幽体離脱状態になっていた。
病院で出会った僧侶の吉川孝信とともにペットの霊と飼い主の想いにかかわっていく。
確かにもふもふ事件簿ではあるのだけれど、那美が事件に巻き込まれていることが怖かった。
引っ越し先での新しい生活がよきものになりますように。


読了日:06月26日 著者:藍川竜樹
https://bookmeter.com/books/21696842

■「山奥ニート」やってます。
『#家賃0円、#リモートひきこもり、#限界集落。嫌なことはせず1万8000円(月額)で暮らす方法。「なるべく働かずに生きていく」を実現したニートがつづる5年目の記録』
社会に居場所がなくて苦しいひとは、こういう生き方もあるのを知っていれば、だいぶラクになるかもしれない。
山奥を去った19歳の男の子みたいに、山奥ニートが嫌いな人が山奥ニートをすることがあっても、その経験は無駄じゃないと思う。


読了日:06月26日 著者:石井 あらた
https://bookmeter.com/books/15847828

■運慶 六田知弘写真集
「本書では、長年、国内外の仏教美術撮影を多く手掛けてきた六田知弘による、運慶作あるいは運慶工房によるものと考えられる作品群、そして父・康慶、息子・康弁の作も含めた97点を、モノクロームの3色印刷を主に展開し、その狭間に色刷りを挟み込んだ」
写真ごとに像の名前が紹介されているわけではないので、確認は巻末の掲載リストにて。
多分、実物そのものを目の前にしたらまた違った感想になるとは思うのだけれど、像を作ったひとの意志を超えた何かがあったから今の時代に残っているのかも。


読了日:06月25日 著者:
https://bookmeter.com/books/21525768

■レジンで作る 情景アクセサリー (レディブティックシリーズno.8030)
表紙がキレイでついうっかり図書館で借りた本。
私には作れる気がしませんが、これだけ上手に出来たら楽しそう。
お菓子の空き容器(ヨーグレット)をうまく利用して波紋のようにしてみたり、よく考えつくなあ。
レジンはつるっとしたものという印象があったけれど、表紙のコレはでこぼこしてる。


読了日:06月25日 著者:
https://bookmeter.com/books/16622742

■京都ご近所物語 (コミックエッセイの森)
結婚を機に滋賀県から京都に引っ越してきたムライさんと台湾人の夫のゴさんが京都らしさを堪能する日々。
下鴨神社の流鏑馬神事は有料観覧席でもこんなに混むんですね。
でも席に座って落ち着いて見たいし、ひとり2000円ならいいかもしれない。
朝顔を植えたことでご近所さんとの交流が増えたのが微笑ましいです。


読了日:06月25日 著者:ムライ
https://bookmeter.com/books/11617837

■解剖探偵 (角川文庫)
新人刑事・祝依然とゴスロリ解剖医・霧崎真理の法医学ミステリ。
祝依は殺された人間の霊が見えるので、自殺と判断された現場でも霊が見えれば実は他殺、それを他の刑事たちに納得させるのが大変。
霧崎がゴスロリにしてる理由は察しがつくけれど、祝依の過去とも繋がってくるなんて。
結果的には復讐を果たした霧崎はこれで満足しただろうか。


読了日:06月24日 著者:敷島 シキ
https://bookmeter.com/books/19955433

■彗星交叉点 (単行本)
たまたま出会った言葉について思いを馳せる。
前にも同じ説明をした、説明をされた、そういうことが多そうだなあ穂村さん。
「スペルのまちがったメールアドレスの子」なんてインパクトあるのに忘れてしまって、まあそれも愛嬌です。
穂村さんの名前の文字は、私もやっぱり「稲穂の穂」と説明するだろうな。
だから稲穂を知らないひとにどう言えばいいのか悩んでしまう。


読了日:06月24日 著者:穂村 弘
https://bookmeter.com/books/20715155

■超リアル 戦国 武士と忍者の戦い図鑑
武士と忍者にスポットを当て、戦での役割りなどを解説する。
子供にも分かるようにイラストを使っているのが良かったです。
平和な江戸時代の武士たちは鎧を着る事がなくなり、先祖伝来の大事な鎧も正月や端午の節句に飾るだけ。
幕末の外国船来航で鎧を身に着けようにも着方が分からない者が多く、絵入りの鎧の着方本が出回った。
足音を立てない忍者の「歩法」のうち一番難しいのは自分の両手の甲の上に足を乗せて歩く深草兎歩(しんそうとほ)。
試しにやったら尻もちつきました。
読了日:06月23日 著者:
https://bookmeter.com/books/15639924

■がんとわかったら読む本 新装版 (ブティックサプリ)
がん告知時、手術前、手術後で、それぞれ知っておきたい主要なポイント。
「余命3カ月=あと3カ月の命」ではなく、ステージ4から克服する人は意外と多い。
それなので、余命は聞かない方がいいし、もうダメだと決めつけないことが重要。
がんに安静はむしろ弊害、手術前からスクワットを始め、タンパク質を意識的に摂る。
手術後は糖質を減らした野菜中心の食事で栄養バランスを整える。


読了日:06月23日 著者:佐藤典宏
https://bookmeter.com/books/21438047

■青沼さん、BL漫画家をこっそりめざす。
もうすでに漫画家として活動しているのに、BL漫画家としてデビューをめざす。
編集M元さんがズバズバ言い過ぎて笑うw
描きたい情熱があることと、描きたい内容を描ける画力があるかどうかは話が別。
最近はアマチュアでもべらぼうに画力のあるひともいるし、持ち込みしてもなかなか厳しいですね。


読了日:06月23日 著者:青沼貴子
https://bookmeter.com/books/5866398

■檸檬喫茶のあやかし処方箋 (一二三文庫)
あやかしを視る力のせいでいじめられた経験がある清白紅花は、高校では他人と関わらないように過ごしていたが、ひょんなことからクラスメイトの八城千夏に能力のことを知られてしまう。
将来的に、祖母の喫茶店と檸檬の木を受け継ぐなら別に大学に行かなくてもいいと思うけど、どうするかはゆっくり決めればいいよ。
千夏くんと三浦くんが紅花の友達になって良かったと思う反面、違う意味で女子からいじめられないかなと心配。


読了日:06月22日 著者:丸井とまと
https://bookmeter.com/books/15868279

■カラマーゾフを殺したのは誰か? 世界の名作でリーガルマインドを学ぶ (ディスカヴァー携書)
「カラマーゾフの兄弟」のクライマックス、長男ミーチャが父親を殺害した容疑者として裁判にかけられるシーンの裁判記録。
実際の裁判に照らし合わせるとこういうことだ、という解説が面白かったです。
裁判で判断するのは、ミーチャが犯人であることについて「合理的な疑いがあるかどうか」ということ。
ミーチャが殺したか否かの判断をすればそれでよく、ミーチャが犯人でない場合に誰がどんなふうに殺したのか、までの決定はしなくてよい。
疑わしきは罰せずと言うけれど、有罪か無罪かの判断って難しい。


読了日:06月22日 著者:津田岳宏
https://bookmeter.com/books/8119966

■誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書
憧れの田舎暮らしをする前に知っておきたい現実の話。
定年退職後に田舎に住むのもいいね、なんてふんわりと考えてるひとはこの本を読んだ方がいい。
厳しいですぞ田舎暮らし。
いつも誰かが監視していて過干渉だの過剰介入される毎日に耐えられそうもない場合は、別荘地を移住候補地にする。


読了日:06月21日 著者:清泉 亮
https://bookmeter.com/books/12931022

■リネア モネの庭で
モネの絵が大好きなスウェーデンの少女リネアは、アパートの上階に住むブルームさんと「モネの庭」を旅する。
本の中で見ていた世界が目の前にあって、いまここにいる嬉しさがよく伝わってきます。
改修中のため閉鎖されてる「睡蓮」を例外で見せてもらったり、偶然モネのひ孫に出会って話をしたりと、本当に充実した旅。


読了日:06月21日 著者:クリスティーナ・ビョルク
https://bookmeter.com/books/20777562

■今日はぐっすり眠りたい。 (幻冬舎文庫 ほ 5-1)
もしかしたら自分は不眠症なのではないかと気が付いた貂々さんが気持ちよく眠れるために色々なことを試してみた。
私はもう眠れないタチなのだと半分諦めていますが、改善できるならその方が良いですものね。
枕元に玉ねぎを置くと眠れるってほんとかなあ。
貂々さんみたいに実際にやってないから分からないけど、臭いが気になりそう。
読了日:06月21日 著者:細川 貂々
https://bookmeter.com/books/530073

■七まちの刃 ~堺庖丁ものがたり~ (マイナビ出版ファン文庫)
大阪・堺で代々刃付けを家業としている家の娘・凪は、祖父から「家を継がなくて良い」と言われていることに納得できない。
祖父が入院しているあいだ、刃物を通じて色々な人と出会う。
凪の気持ちをまるっと無視した挙句に意図を隠して都合を押し付けるやり方をする人たちばかりで(主に鋼太郎)読んでいてつらかった。
食べ物につられてる凪も悪い。
読了日:06月20日 著者:遠原 嘉乃
https://bookmeter.com/books/13385354

■久住昌之の終着駅から旅さんぽ
終着駅からはじまる20のおさんぽ旅。
駅舎や周辺の風景、食べたものの写真が掲載されているので、こういう雰囲気だったのか~と思いながら読みました。
埼玉・秩父ジオグラビティパークの吊り橋が怖かった。
写真で見ると板と板のあいだが結構あいてて、ハーネスをつけていても足がすくんで渡れないかも。
伊豆箱根鉄道の修善寺駅って新しい駅舎になったんですね。


読了日:06月20日 著者:久住 昌之
https://bookmeter.com/books/20441923

■戦国ファッション図鑑 イラストで解説する戦国時代スタイリング (立東舎)
戦国時代のひとたちは何をどう着ていたのか。
甲冑とか兜とか、個性があって面白い。
庶民の着物の着丈は経済状況と仕事内容による。
貧しくて新しい着物が買えなくても、そもそも庶民は周りがだいたいそうだから気にしてなさそうと思った。でも冬は大変だろうな。
伊賀袴の型紙が掲載されていて、可愛いかどうかは置いといて履きやすいかなあ?


読了日:06月19日 著者:植田 裕子
https://bookmeter.com/books/10389538

■カラフルかわいい手づくりボタン (レディブティックシリーズno.3815)
オーブン粘土・レジン・プラバンでボタンを作る。
気に入るボタンがないなら自分で作れば良いじゃない、ってやつですね。
アクセサリーっぽく使えたりもして、作りようによっては用途が広がりそう。


読了日:06月19日 著者:
https://bookmeter.com/books/8216571

■いまだに毎日がおひとりさま。
「三十路、独身、彼も金もナシ…それでも今日もぐうたら生きています」
まあ、ぐうたらなところがあるのも人間ですよ。
寝落ちして風邪ひかないようにね。
感情の分かりやすさって大事だと思うので、そういうところは好感が持てます。
父親に地デジ対応テレビを貰った話がなんだか微笑ましかった。
お父さんの愛社精神すごい。

読了日:06月19日 著者:フカザワナオコ
https://bookmeter.com/books/669933

■十津川警部 海の見える駅――愛ある伊予灘線
父が一人で住むマンションの管理人から、しばらく姿が見えないと連絡を受けた息子の明。
妻に促されて捜索願を出した矢先、マンションで遺体が発見された。
今回は「実は」で一杯食わされたけれど、十津川警部の捜査の仕方ってこういう怖さをはらんでる。
それにしてもかまぼこ板とは。
読了日:06月18日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/12954712

■歌集 時間の距離 角川平成歌人双書
2010年に詠んだ短歌388首を編集したもの。
「父母兄弟の内ただ一人八十を超えしと煽てられて年越す」
「わが尻をつつきたる鹿何頭か煎餅の匂ひ残る掌」
「夏の暑さ冬の寒さを物ともせず鎌倉に見物の群衆絶えず」
「親に無きもろもろを子らは享受するカーナビ独身禁酒また独身」
「特攻に選ばれし兵の苦悩をば分つ世代にあとなきが善し」
「かなかなのアリア一瞬にして終り夏の満月森に消えたり」


読了日:06月18日 著者:塩野崎 宏
https://bookmeter.com/books/4072778

■鉄道文字の世界 旅して見つけたレトロな書体 (旅鉄BOOKS061)
「本書は駅名標や案内板など、鉄道会社で使用される文字・書体を紹介する本です」
鉄道会社がそれぞれ使っている文字の形ってバラエティに富んでいて面白い。
どういう基準で採用されたのかが気になります。
ひたちなか海浜鉄道湊線(勝田駅から阿字ヶ浦駅までの計11駅)の駅名標が、駅ごとに工夫されていて可愛い。
桜木町駅の乗車口案内タイル、気が付かなかったなあ、まだあるかな。


読了日:06月17日 著者:中西あきこ
https://bookmeter.com/books/20128723

■いまここ
谷川俊太郎の詩と川内倫子の写真による写真絵本。
のんびりと写真を眺めながら、言葉の意味を考えたりしました。
優しい本。
読了日:06月17日 著者:谷川俊太郎,川内倫子
https://bookmeter.com/books/21571858

■宿坊さんぽ
「1泊2日のプチ出家で身もココロも浄化してみませんか? あなたにピッタリの宿坊がきっと見つかります」
一般の旅館やホテルみたいにインターネットや電話で予約できるけれども、ドライヤーとかアメニティがない場合もあるし、門限やおつとめの時間を守るなどの注意事項に気を付けること。
積極的に修学旅行を受け入れてる知恩院・和順会館とか高野山の一乗院あたりは、大勢を泊め慣れているし施設も充実、宿坊ってことを忘れそう。


読了日:06月17日 著者:上大岡 トメ,ふくもの隊
https://bookmeter.com/books/9299418

■和菓子迷宮をぐるぐると
理系大学生の涼太は美しい和菓子に出会い、大学院に進まず製菓専門学校に入学、和菓子作りにのめりこむ。
涼太が和菓子の造形を対数美的曲線と表現して、育ての親の修ならその言い回しに納得してくれるかも。
これから涼太は真正面からあんこの呪縛と取り組むことになるけれど、和菓子を選んだ寿莉も周りに流されることなく頑張れ。まずはデートからかな。
6月16日は和菓子の日、涼太の勾玉の和菓子を食べてみたい。


読了日:06月16日 著者:太田 忠司
https://bookmeter.com/books/17452430

■「大相撲」知ったら面白すぎる70の話 (王様文庫 A 94-1)
テレビ観戦では分からない大相撲の奥深さ。
呼出の掛け声の東と西は実際の東西南北と一致してると思ってた。
実際はロイヤルボックスが正面の上座で北、行司の裁きや横綱土俵入りは正面に背中を向けない。
土俵づくりの土台になるのはビール瓶。
アサヒかサッポロじゃないとしっくりこないので、海外巡業ではわざわざ日本から持って行く。


読了日:06月16日 著者:下角 陽子
https://bookmeter.com/books/12097504

■夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books
東京・三軒茶屋にオープンした「Cat's Meow Books」は、お店の中に猫がいる猫の本の専門店。
本×猫の本屋を開店するまでの物語。
収益の一部を保護猫団体へ寄付したり、クラウドファンディングを活用していたり、売り上げと損益を公開していたりで、応援したくなる本屋さんでした。
起業を考えるひとにも参考になりそう。


読了日:06月15日 著者:井上 理津子,安村 正也
https://bookmeter.com/books/12977858

■アメリカ横断 我ら夫婦ふたり旅
ロサンゼルスからキーウェストまで、夫婦でアメリカ横断14日間の旅。
一度も夫婦喧嘩しなかったのがすごい。
役割分担が出来ていて、アメリカに行って楽しんで帰って来るプロジェクトチームって感じ。
ツーソンからニューオリンズまでは、1泊2日の寝台列車の旅。
食堂車で食べてるものがおいしそうでした。


読了日:06月15日 著者:山本 あり
https://bookmeter.com/books/15674709

■やさしい、いけばなの基本 人気花、定番花で品よく、おしゃれにはじめる
「本書では、流派に関係なく、庭先にあるグリーンや近くのお花屋さんで手に入るような花材で作る、いけばなをオールカラーのプロセス写真で紹介しています」
眼福でございました。
水につけなくても大丈夫な花材「ふとい」を知らなかったので、枠みたいにあしらってるコレの実物を見たら、本当の植物とは思わないかも。斬新で素敵。


読了日:06月15日 著者:竹中 麗湖
https://bookmeter.com/books/11243965

■有罪、とAIは告げた
新人裁判官・高遠寺円は、元指導官で刑事部総括判事の寺脇に呼び出され、中国から提供されたAI裁判官〈法神〉の検証を任された。
円がAI導入に警戒心を抱いていた矢先、18歳少年が父親を刺殺した事件を担当、裁判長の檜葉が〈法神〉にシミュレートさせた結果が死刑判決だと知る。
供述調書を作成した葛城に話を聞いた円がオンとオフを意識してたところが微笑ましい。
葛城の知人の萬田美知佳のセリフじゃないけれど、中国の技術を何の疑いもなく使うことがおかしいと思わないのが怖い。


読了日:06月14日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/21738930

■酒と家庭は読書の敵だ。 (角川文庫 め 1-4)
本にまつわるエッセイ。
古本屋を歩きまわって本を探すのは面倒くさい、中身を読むのはもっと面倒。
本を読んだり集めたりするよりも本を外から見るのが好き。
だから「毎日、無人島の前を新刊が段ボールに乗って流れてくればいい」
読まずに持ってるだけの本、多そうだなあ。
競馬(というかギャンブル関係)の本ってほとんど読んだことないのですが、これだけ推されたら読んでみたくなります。


読了日:06月14日 著者:目黒 考二
https://bookmeter.com/books/28800

■ヘンな信号機
ようこそ、ディープな信号機の世界へ。
自分が運転免許を持ってなくて本当に良かったとつくづく思う。
赤・黄・赤の信号とか、ちゃんと指示に従えるかどうか自信ありません。
LED信号機の雪対策は大変そう。
庇やカバーをつけたり赤灯火だけに融雪ヒーターを施したり、色々な工夫が見て取れます。
アトムの信号って、今はネットで検索すればすぐ出てくるけれど、設置初日に場所をばらした某朝日新聞ってひどいよな~。


読了日:06月13日 著者:丹羽拳士朗
https://bookmeter.com/books/21757404

■現実で勇者になれないぼくらは異世界の夢を見る
平成アニメを振り返る、アニメ文化史考察論。
人手不足だの低賃金だのやりがい搾取だのは海外を含めだいぶ世間に知られたと思うのだけれど(某MAPPAとかね…)、もう平成のころから言われていて、この釣り合いのとれなさが改善されれば良いと本当に思う。
京都アニメーションの放火をニュースで知ったときはショックでした。


読了日:06月13日 著者:井中 カエル
https://bookmeter.com/books/16634470

■えぇっ! これで糖質&脂質オフ! ? ヤセる欲望系おやつ
使うのは美容効果が高い材料のみ。
初心者でも簡単に作れるおやつ。
蒸しパンとパウンドケーキを作ってみたいな。
ノンオイルでおいしそう。


読了日:06月13日 著者:石原彩乃
https://bookmeter.com/books/17413700

■決定版 鬼平犯科帳 (11) (文春文庫) (文春文庫 い 4-111)
「男色一本饂飩」「土蜘蛛の金五郎」「穴」「泣き味噌屋」「密告」「毒」「雨隠れの鶴吉」の7篇を収録。
面白かったのは「男色一本饂飩」盗賊のお頭に見初められ拉致監禁された木村忠吾の貞操の危機。兎忠のキャラクターだからこその話。
「穴」自分で掘った穴の中から人間が、しかも長谷川平蔵が出てきたらもう気を失うしかないなあ。なんとなく「大川の隠居」を思い出した。


読了日:06月12日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11653799

■はずかしい
「うんうんわかる。こそっと笑える。40代のひとり暮らし」
生まれ育った岩手関連の話が良かったです。
岩手県南特急バスのローカル感は、乗ったことないのになぜか懐かしい気分になりました。
子供のころからホヤを食べているのに捌き方が分からなくて、魚屋さんで聞いてやってみたのに、結局は捨てることに。
一度やってみないことには、出来るかどうか分からないことってありますね。
ブラックジャックのピノコに例える描写が秀逸。
読了日:06月12日 著者:白石 公子
https://bookmeter.com/books/467920

■美しい押し花図譜
写真集のような押し花図鑑。
ときどき本を下さる実家のご近所さんが押し花をしているのを思い出して、なんとなく図書館で借りた本。
ローズマリーやタイムみたいなハーブは、乾燥してるものが食材として売られているから、押し花として扱えるのが不思議な気分。
水分が少なく厚みがない花が押し花に向く花(アジサイ、キバナコスモス、カスミソウなど)。
向かない花は水分が多い花や空洞のある花(キク、シンビジウム、カラーなど)。


読了日:06月11日 著者:梶谷 奈允子
https://bookmeter.com/books/19301512

■市販薬は成分表示だけ見ればいい: プロが教える CMだけではわからない“もっと効く”薬の選び方
セルフメディケーションとは、世界保健機関(WHO)が「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義している取り組みのこと。
自分に必要な薬を「白衣の人」に惑わされずに買うためには、症状にあった成分を知っておいたほうがいい。
薬局の「白衣の人」だった時期があるので、商売だから売りたい薬があるっていうのがすごく分かります。
在庫の兼ね合いとかがね~…。
ドラッグストアで買える漢方薬徹底ガイドも良かったです。


読了日:06月11日 著者:岩井 浩
https://bookmeter.com/books/10008278

■お父さんのとっておきごはん (コミックエッセイの森)
お料理大好きイラストレーターが妻と娘に作る日々のごはん。
まだ小さい娘が食べられるように配慮することもあるけれど(ジャンバラヤをチキンライスにしたりとか)だいたいは大人と同じ食べ物。
著者の亡くなったお父さん直伝のおでんは懐かしくて優しい味。
「この味をいつか孫にも食べさせたいなぁ!」
きっと喜んでることでしょう。
読了日:06月11日 著者:猫元たつや
https://bookmeter.com/books/13089700

■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 6 (MF文庫J)
エイルンがエルフィーナと共に消失して1年。
人間がマリス化するトゥーレイトが世界を襲い、対応しきれない国連に各国が不満を爆発させているさなか、ジンが組織したヘキサ解放レジスタンス「サクラノツルギ」が台頭する。
氷室義塾から売られた規格外十番やヘキサたちの扱いが酷すぎて読むのがつらい。
でも生きててくれて本当に良かった。
氷室義塾生が集結した「エイルンコード」はエイルンの信念を胸に立ち上がる。


読了日:06月10日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/11717827

■優雅さとミステリー つれづれノート41 (角川文庫)
2021年8月1日〜2022年1月31日の日々のこと。
かなり飛び飛び、しかも順番通りに読んでるわけじゃないから、子どもたちがもう一緒に暮らしてないことになんとなく驚く。
サクくん車の免許を持つような年頃かあ。
農作業して温泉に行ってテレビで将棋を観戦。
上っ面だけ見れば田舎でリタイア生活してるみたいだけど、ちゃんと創作活動もしているし、安定した生活と言えそう。


読了日:06月10日 著者:銀色 夏生
https://bookmeter.com/books/19516186

■26歳会社員、絵画を買ってみた
画廊でアート作品を買う方法。
美術館ならともかく画廊めぐりなんてしたことないなあ。
画廊の作品は今の時代がそのまま反映されてる作品が多いってことですよね。
絵画作品は直射日光の当たる場所や、エアコンの風が当たる場所は避けて飾る。
立体作品は倒れたり転がったりしないように安定した場所に飾ること。


読了日:06月09日 著者:
https://bookmeter.com/books/19605583

■ほんとうに効く! レベル別冷え退治バイブル (別冊ESSE)
「冷え」の解消法をレベル別・症状別で解説する。
冷え対策のウソ・ホントが参考になりました。
「陰性食材はなるべく食べないようにした方がいい:ウソ」
身体を温めるから陽性食材ばかり食べればいいわけではなくてバランスが大事。
「朝食を食べない習慣は体を冷やす:ウソ」
無理に朝食をとる必要はない。
「作り笑いでも笑うと体が温まる:ホント」
日頃から些細なことでも笑う習慣をつけていると、笑うたびに心と体が温まる。

読了日:06月09日 著者:川嶋 朗
https://bookmeter.com/books/9052643

■宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓: 時空を超えて味わうオペラ飯
オペラ作曲家として活躍したアントニオ・サリエーリにまつわる食の文化史。
マリー・アントワネットと面識がありヴェルサイユ宮殿に出入りしていたサリエーリ。
アントワネットが客人に振る舞った苺のシャーベットのレシピによると、苺と砂糖の重量は同じ。
甘そうだけれど、当時の苺の甘さによるかな。
表紙はザッハじゃないトルテ。ん?
「なお、1820年代の料理書に基本形がしっかりレシピとして残っているということは、当時このようなチョコレートトルテはウィーンですでにポピュラーでありありふれたお菓子だったということです」

読了日:06月09日 著者:遠藤 雅司
https://bookmeter.com/books/14094493

■最後の夏に見上げた空は 2 (電撃文庫 す 7-2)
北四尾高校は少年院からやってきた遺伝子強化兵だけが通う高校。
クラスメイトの過去の話は仲間を失うつらさを伴う。
そして記憶を失っている小谷には何があったんだろう。
小谷の姉が妹を引き取りたいと名門に会いに来たが、小谷はフリージャーナリストを名乗る男に拉致されてしまう。
姉のことも覚えていない小谷だけど、家族が引き取ると言えば名門は反対できる立場にはないし、小谷は最後の時間をどこで過ごすのか。


読了日:06月08日 著者:住本 優
https://bookmeter.com/books/450005

■新・人間関係のルール (光文社新書)
「SNSの悩みからコロナで起きた変化まで……。クスッと笑って学べる24話!」
コロナで社交の場がなくなってパーティを懐かしんでいたりしますが、そういえばパーティ好きだったんでしたね。
オンライン飲み会のほうが気軽に集まろうと言える分だけ気軽に断れるのかもしれません。
あまりタクシーを利用しないので、それほど個性的な運転手さんにあたったことがないんですが、色んなひとがいるなあ。
狭い車内で説教されたら逃げ場がなくて困る。
読了日:06月08日 著者:辛酸 なめ子
https://bookmeter.com/books/18132861

■写真集  チューイング ロックンロール
「ポートレイトのような、日常のスナップのような、ドラマや映画のワンシーンのような……。一枚一枚がつながっているのか、いないのか、まるで謎解きを投げかけられた気分になる作品です」
これをポスターにして部屋に貼れたらいいなと思いました。
キレイとか可愛いとか面白いとか、そういう一言ではまとめられない感じ。


読了日:06月07日 著者:下園啓祐
https://bookmeter.com/books/21669391

■ソラフラワーズ ブライダル・アレンジメント: 生産地から制作まで、自然素材・ソフトソラフラワーのすべて
水田の植物の葉や茎から作られた100%植物由来の素材で出来ているソラフラワーでウェディングを演出する。
ほぼ作品集なので、ブーケやテーブルフラワーの参考になるかもしれません。
「今でこそフラワーアレンジメントの花材として知られていますが」そうなんですね、ごめんなさい知らなかった;
原料の生産から花材の製作まですべてタイで作られている。


読了日:06月07日 著者:網野 妙子
https://bookmeter.com/books/19264762

■はじめてのお菓子教室 (実用No.1シリーズ)
「詳しい連続プロセス&先生のアドバイス入りで、基本のお菓子の流れ&コツがまるわかり!まるで教室に参加しているみたいな1冊」
一番最初に作るのはブラウニー。
混ぜるだけ、バットで焼くから型不要、バターを練る必要なし。
手順の説明も丁寧で、これなら失敗しないでしょう。
少しずつ慣れていけば他のお菓子にも挑戦しやすくなりそう。


読了日:06月07日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/12334137

■衝動買いは災いのもと (コージーブックス ジ 1-1 おばあちゃん姉妹探偵 1)
65歳の姉メアリー・アリス(シスター)は大柄で資産家、60歳の妹パトリシア・アン(マウス)は小柄な元教師。
シスターが買ったウエスタン・バーで前オーナーが殺され、凸凹姉妹は事件に巻き込まれる。
マウスがハナ家のパーティに着ていく服が赤のドレスにハイヒールだもんな、孫がいるからおばあちゃんではあるけれど、ふたりともまだまだ若い。
結婚や離婚が恐喝のネタになるような世界は何かと大変だ。

読了日:06月06日 著者:アン ジョージ
https://bookmeter.com/books/9811731

■NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道
新渡戸稲造「武士道」を解説する。
ベルギーの学者ド・ラブレーの「宗教がない日本はどうやって道徳を学ぶのか」という質問に対して書かれたのが「武士道」。
「武士道」は日本文化論の嚆矢として受け取るべき。
武士の身分によって切腹様式が違うのは知らなかったなあ。
巻末の、元国連事務次長・明石康氏との対談が良かったです。
エリート意識を持つことと民主主義が矛盾する、という思い込みは間違っている。
読了日:06月06日 著者:山本 博文
https://bookmeter.com/books/5665827

■日本の盛期モダニズム建築像
1950~60年代に建てられ、2018年(夏・秋)時点で現存するモダニズム建築50件を訪問する。
寒河江市庁舎は黒川紀章の初期の作品でオブジェやドアの取っ手は岡本太郎、実物をすごく見てみたい。
JCHO横浜中央病院の車寄せの支柱がマッシュルーム状でなんだか好き。
8代目の横浜市庁舎は高層の建物になり「この建物(7代目)の存続も例によって危ぶまれている」でしたが、どうやら星野リゾートが保存活用するようです。


読了日:06月05日 著者:吉田 鋼市
https://bookmeter.com/books/13881097

■こころがつながるおいしいスイ-ツ (2)
印刷用レシピとランチョンマットなどの素材を収録したCD‐ROMつき。
最初に作るのはアイシングクッキー。
まずプレーンのクッキーを焼いてから、アイシングで飾り付け。
器に入ったアイシングにクッキーの片面につけているので、線描きしたあと塗りつぶすやり方よりラク。
アイシングの材料の「卵白大さじ2」が気になります、卵1個分とかじゃないのか;

読了日:06月05日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/6299813

■ペネロペおはなしえほん (7) ペネロペ いろであそぶ (ペネロペおはなしえほん 7)
幼稚園で先生が大きな箱を持ってきた。
箱の中にはたくさんの色の服が入ってる。
カメレオンみたいにいろいろな色に変身しましょう。
上着にズボン、ワンピースにスカート、帽子や靴もちゃんとコーディネートできました。


読了日:06月05日 著者:アン・グットマン
https://bookmeter.com/books/427254

■お世話になっております。陰陽課です3 (メディアワークス文庫)
市民に紛れて生きる異人は周囲にあやしまれないように名前や身分を変える。
人間とは生きている時間が違うけど、算盤坊主みたいなことはあり得るだろうし、高邑八重みたいなことだってあり得る。
赤マント事件は、人生の時間についてちょっと考えさせられました。考えすぎは良くないけどね。
さしあたりの陰陽師、と頼りにされた満は、これからも戦力として駆り出されそう。


読了日:06月04日 著者:峰守 ひろかず
https://bookmeter.com/books/11227657

■奇食珍食 糞便録 (集英社新書)
人間は何を食べどう排泄してきたか。
日本のトイレは先進諸国のなかでも1、2を争える。
「早くからインフラとそれを維持する技術、管理行政が行き届いていたからだろう」
キレイなトイレに慣れているから、外国のトイレ事情を知ったらこんなの耐えられないと思うけど、現地のひとたちはこれでなんとかなってるんだもんなあ。


読了日:06月04日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/9809726

■黒耀石の原産地を探る・鷹山遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 別冊 1)
黒曜石が石器の材料として使われ始めたのはおよそ3万年前。
原産地の鷹山では時期や石器の種類によって原料となった黒曜石の大きさや作り方に違いが見られる。
黒曜石って矢じりとかに加工して使っていたアレですよね、どこでも手に入る材料だとばかり思ってました。
長野県産の黒曜石は山を越え川に沿って関東地方に運ばれて行ったり、川下のムラには各地からの訪問者がいた証拠が残っている。


読了日:06月03日 著者:大竹 幸恵
https://bookmeter.com/books/728503

■まっぷる 横浜 中華街・みなとみらい'25 (まっぷるマガジン関東11)
最新版で'25の表記だったから買ってみた。発売日は2023年。
みなとみらいとか馬車道あたりは色々と変化があったので、念のためにネット等で改めて調べてみたほうがいいかもしれません。
今は、サークルウォークとハンマーヘッドがデッキで繋がっていたり、すずかけ通り歩道橋が復活して、横浜駅から日産経由でグランモール公園方面まで行きやすくなってます。
横浜グランゲートと横浜シンフォステージも開業したので、散歩してみるのも楽しいと思う。


読了日:06月03日 著者:
https://bookmeter.com/books/21673467

■ミラクル「そうじ力」
部屋をきれいにする技術と、心の力をミックスさせる、これが「そうじ力」。
汚れを落としたり整理整頓したり、掃除が大事なのは分かるけれど、掃除は大事どんなことも掃除すれば解決すると力説されればされるほど宗教っぽく感じるのはどうしてだろう。
炒り塩まではやらないだろうなあ。
読了日:06月03日 著者:高村 あゆみ
https://bookmeter.com/books/497655

■禁断の罠 (文春文庫 よ 29-50)
6人の作家によるミステリアンソロジー。
斜線堂有紀「妻貝朋希を誰も知らない」
記者の切谷郁は妻貝が愚かではないと見破った。違和感を違和感のまま放置しないひとが他にいなかったのが切ない。
米澤穂信「供米」
詩人の名に懸けて約束は守る。
中山七里「ハングマンー雛鵜-」
続編ですね、時系列としてはハロウィンのあとのこと。比米倉はショウを見つけ出すかな、気になる終わり方。


読了日:06月02日 著者:米澤 穂信,新川 帆立,結城 真一郎,斜線堂 有紀,中山 七里,有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/21626162

■毎日の暮らしが深くなる季語と俳句
俳句の季語を手掛かりにして日々の暮らしに彩りを感じる。
「永き日の水にふくれて段ボール・岸本葉子」
日が長くなることと段ボールがふくらむことに因果関係はないけれど、気分のシンクロする二つをつなげて一句にするのは俳句ではよくある作り方。
そういう気分に共感を呼べるかどうかってことだろうな。
そして多くの人が共感して歳時記に掲載されて季語になった昭和生まれの「万緑」みたいな例もあり、「未来の歳時記を作るのは、私たちといえる」。


読了日:06月02日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/21793868

■毎日かあさん11 息子国外逃亡編
息子くんと娘ちゃん、サイバラよりも背が高くなる。
留学を決めたものの出席日数が足りなくて、結局、ダブり決定で休学して留学した息子くん。
「男の子は急に走る」ちょっと泣きそう。


読了日:06月01日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/8293750

■小さな魔法雑貨の作り方 不思議な力が宿る「魔法のお守り」編 (HJ幻想クラフトシリーズ)
手のひらサイズの魔法アイテムの作り方。
自分では作れそうもないけれど、レジンを使ったキラキラしてる雑貨は本当にキレイ。
レジンを使わない作品もあり、本を眺めているだけでも満足です。


読了日:06月01日 著者:魔法アイテム錬成所
https://bookmeter.com/books/20530943

■巨大仏巡礼
日本各地の巨大仏を紹介する。
身長4.82m、坐像では2.41m、尺貫法で一尺六寸以上の大きさがあると大仏と呼ばれる。
牛久大仏はさすがギネス認定されてるだけのことはあってスケール感が違うなあ、見るとなぜか安心する。
愛知県の布袋の大仏は個人が作った大仏では日本で一番の大きさ。
こんなお顔の俳優さん居なかったっけ。
これとは別に、同じ江南市に愛知県文化財指定の布袋の大仏があるのでややこしい。


読了日:06月01日 著者:クロスケ
https://bookmeter.com/books/9280731


▼読書メーター
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2024-05

2024-06-01 06:06:32 | 
2024年5月の読書メーター
読んだ本の数:77冊
読んだページ数:15643ページ
ナイス数:640ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/5
■私たちの金曜日 (角川文庫)
働く女性を描いた女性作家の短編集、7作品収録。
恩田陸「茶色の小壜」有川ひろ「ファイターパイロットの君」は既読。
田辺聖子「美女山盛」職場の花だなんて言い方は今の時代なら散々叩かれそうだけど、花はしたたかに生きてる。
綿矢りさ「こたつのUFO」あまりにもするする読めてしまって、私も一緒にこたつにいたんじゃなかろうか。
津村記久子「おかきの袋のしごと」これが一番、仕事とはなんだろう、という本質に迫ってる気がしました。


読了日:05月31日 著者:有川 ひろ,恩田 陸,桐野 夏生,田辺 聖子,津村 記久子,山本 文緒,綿矢 りさ
https://bookmeter.com/books/20488141

■するりベント酒
夕刊フジ連載「するりベント酒」2021年4月~2023年4月掲載分から抜粋して加筆・編集したもの。
コロナ渦中で自由に飲食店で飲み食いできない時期に、買ったお弁当をお酒を飲みながら食べる。
移動中の列車内で食べる駅弁も良いけれど、公園で食べるのも気持ち良さそう。
崎陽軒はシウマイ弁当ばかり食べているのでたまにはしょうが弁当買ってみようかな。


読了日:05月31日 著者:久住昌之
https://bookmeter.com/books/21361260

■常識やぶりの天才たちが作った 美術道
現代美術をつくってきた23人の作家について紹介する。
モノを作らずモノの意味を考えさせる美術を提案したデュシャン。
人間の無意識を表現するために絵の具を撒いて絵を描かないポロック。
大量のモニターでロボットを作ったナム・ジュン・パイクみたいに新しい技術を使うひとなんかも居て、現代美術って奥深い。
水玉の女王・草間彌生がこんなに苦労していたとは知らなかった。


読了日:05月30日 著者:パピヨン本田
https://bookmeter.com/books/20800549

■野菜まるごと冷凍レシピ
野菜って、下処理なしでそのまま冷凍していいと思ってなかったから、なんだか目から鱗です。
こんなにたくさん貰ってどうしようとか、慌てなくて済みますね。
トマトは冷凍して少し水に浸せば皮がむきやすくなったり、えのきは切っても散らばらないとか、扱いがラクになるのが嬉しいかも。


読了日:05月30日 著者:沼津りえ
https://bookmeter.com/books/17758446

■香港に引っ越しました。
転勤先の香港に2年半住んだ夫婦のカルチャーギャップな日々。
日本語ぺらぺらなJojoさんみたいな友達がいると頼もしいな。
異国生活も楽しそう。
アジアの夏はだいたい冷房で寒すぎるイメージがあって、香港もやっぱりそうでしたか。
紅茶を頼むと飲み放題状態。いいなあ。
お酒は価格の表示間違いを疑うほど安い。
日本産の野菜は超高級品、ナスは2本で480円くらい。

読了日:05月30日 著者:上野 うね
https://bookmeter.com/books/7871543

■マルチエンディング・ミステリー (講談社文庫)
シェアハウス「大泰荘」で暮らす8人の大学生のうちのひとりが遺体で発見された。
建物の玄関にはチェーンがかけられ、自室にも鍵がかかっていて、いわば二重の密室状態。
マッチョな男性を殺したのはいったい誰なのか、7つの選択肢から犯人を選べ。
もうこの世にいない中村という建築家に頼みたかった大家さん、ついつい洸一と一緒に頷いてしまった。

読了日:05月29日 著者:深水 黎一郎
https://bookmeter.com/books/21667187

■ボクもたまにはがんになる
前立腺がんの手術を受けた三谷幸喜と主治医・頴川晋の対談。
前立腺がんは転移がない早期発見なら根治の可能性が非常に高く、5年相対生存率はほぼ100%、がんの中ではナンバーワン。
進行が遅いので他の病気で亡くなることも多い。
手術が終わった後、全50話の大河ドラマの第何話目かとの質問がさすがだなあと思った。
(だいたい5話目くらい。前立腺に関しては治療が上手くいったかどうかの確認が10年は必要だから)


読了日:05月29日 著者:三谷 幸喜
https://bookmeter.com/books/18854182

■プラハ発 チェコ鉄道旅行
「本書ではプラハ本駅を基点に、プルゼニュやブルノ、オロモウツなど国内主要都市へ向かう旅情あふれる鉄道旅行の魅力を、各地の観光情報とともに紹介」
鉄道に乗るのが目的なので、こういう路線があります、という紹介が主で、周辺の観光地の情報はあるけれど詳細は自分で調べる必要があります。
旅慣れたひとならばこの本で充分なのかな。
チェコの風景はこんな感じなのねとふんわり観光気分。


読了日:05月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/13093043

■k.m.p.の、石コロ、ぐるぐる。: 石をめぐる小さな旅
石に興味があって調べようとしても難しい本ばかり。
それならいっそ、自分たちが知りたい鉱物についてのあれこれをまとめた本を作ってしまえ。
そういう動機で書かれた本なので、一度に理解できなくても何回か読み返してみようかなという気になりました。
原子配列って目に見えないくらい小さいものなのにどうしてこうなってるのか分かるのか、X線を使うのはなんとなく聞いたことあったけれど「最近の電子顕微鏡ではある程度見えるものもあるらしいよ」でびっくりしました。
すごい。

読了日:05月28日 著者:k.m.p.なかがわみどり ムラマツエリコ
https://bookmeter.com/books/20961198

■おふねごはん (Be コミックス)
「艦の擬人化でつづる、食の歴史」
日本海軍が実際に口にしていた料理を収録。
擬人化おふねたちが料理を作って食べて、でもほのぼのと感じないのは、その先の未来を知っているせいかもしれない。
だからもう「夢を見た潜水艦」が泣ける。
戦艦大和が間宮のお手伝いをして作った浸しパンのカル焼きがおいしそうだった。


読了日:05月28日 著者:牧
https://bookmeter.com/books/18354468

■警官の道 (角川文庫)
警察小説アンソロジー。
葉真中顕「上級国民」
事情を知っている者ならば動機は明白。良心の呵責、という言葉を使うべきなのは誰か。
中山七里「許されざる者」
東京オリンピック閉会式の演出家が殺された。犬養とペアを組む高千穂はPCRでひっかかり自宅待機中。現実の出来事をうまく利用してると思いました。免罪符なんかやらん。
深町秋生「クローゼット」
荻野と相棒の今後が気になります。

読了日:05月27日 著者:呉 勝浩,下村 敦史,長浦 京,中山 七里,葉真中 顕,深町 秋生,柚月裕子
https://bookmeter.com/books/21662351

■わたしの好きな季語
雑誌「すてきにハンドメイド」連載、俳句の季語にまつわるエッセイ。
小学生のとき、父親が福寿草とつければなんでも新年の俳句らしくなると言い出して、「しんそこどうでもいい福寿草の句を、ばかみたいに大笑いしながらつくり続けたのでした」
家族が集まるお正月の風景が目に浮かびます。
紹介されてる名句も良かった。
「アカシアの花降る中に兵の墓:門前ふみ」
「死にし骨は海に捨つべし沢庵噛む:金子兜太」
読了日:05月27日 著者:川上 弘美
https://bookmeter.com/books/16798051

■TAKE A PICTURE: 五味太郎の写真の仕事
様々な国々の、様々な「絵を撮る」五味太郎の街角の写真。
ふと目に留まったものを切り取ったような雰囲気でした。
イスラム教の黒ずくめの服の女性が扉の前で座ってる写真って良く撮れたなあ。
なんとなく、嫌がられて撮らせてもらえなさそうな気がしてた。
場所は「QOM」とあるけれど、どこだろう。


読了日:05月26日 著者:五味 太郎
https://bookmeter.com/books/737706

■多肉植物、エアプランツ、苔、蘭でつくる はじめてのテラリウム
身近なガラス瓶で始められるテラリウム。
ゆっくり成長する多肉植物ならまだなんとかなりそうだけど、エアプランツでテラリウムできるのかと図書館で借りた本。
(エアプランツ、一度ダメにしてしまって再度育てているところなのです)
ランプのソケットを使うのが良いアイデアと思いました。
ソケットにつけたまま水遣りできるなら良いな、風に当てなくていいのかな。


読了日:05月26日 著者:勝地 末子
https://bookmeter.com/books/11052398

■腐女医の医者メシ!
消化器外科医さーたりさんの食事にまつわるエピソード。
消化器外科って配管工事と一緒、つまりを取ってつないで直してごはんを通す。うーんなるほど。
隠れ胃痛の原因
その1.コルセットをしてる。
その2.歯が合ってない。
その3.麺類大好き。
うどんは飲み物!って思ってるひとは要注意ってことですね。
しいたけ皮膚炎って知りませんでした。
きのこは基本、生食はダメ。
読了日:05月26日 著者:さーたり
https://bookmeter.com/books/21333961

■アンドクター 聖海病院患者相談室 (角川文庫)
患者に寄り添う医者になりたい研修医の綾瀬凪沙は、医者嫌いな患者相談室の事務員・神宮寺のもとで実習することになった。
クレーム対応って一般企業でも苦労するのにましてや病院、本当に大変だと思います。
薫の件は、採血してるときに動くと危ないという制止を振り切って暴れてるのが悪いと思うんだけれど、パニックで分からなくなっちゃってたのかな。


読了日:05月25日 著者:藤ノ木 優
https://bookmeter.com/books/20487981

■無人島には水と漫画とアイスクリーム
25作品のまんがについてのエッセイ。
萩尾望都「半神」みたいに作品そのものにド直球に触れているものは少なくて、自分の内側から作品に向けて距離を縮めていくような文章だなあと思いました。


読了日:05月25日 著者:最果 タヒ
https://bookmeter.com/books/21831184

■ストレスをぶっ飛ばす言葉―心がスッキリする100のアドバイス
ゲイの精神科医Tomy先生のストレスをぶっ飛ばす名言集。
やっぱりストレスは人間関係がもとになってることが多いかなあ。
おネエ言葉で言われると、そういうものかもしれないと思えてきて、だんだんどうでも良くなってくるのが不思議です。
「幸せは溢れてる、見つけていきましょうよ」


読了日:05月24日 著者:精神科医Tomy
https://bookmeter.com/books/17426378

■粘土でつくるキノコ (レディブティックシリーズno.3617)
100円ショップで売ってる紙粘土でつくるキノコ。
本物と同じ大きさにするよりも、ストラップ程度のほうが可愛い。
あまり本物っぽさを求めてないのかもしれない。


読了日:05月24日 著者:サワブ ミホ
https://bookmeter.com/books/6928903

■恐竜はじめました
白亜町でなぜか恐竜が蘇り、ひとり暮らしのOL倉田はトリケラトプスの赤ちゃんバブと一緒に暮らし始めた。
町の住人たちが恐竜たちを怖がらず、恐竜たちも住人を怖がらず、それぞれの暮らしに馴染んでいてなごむ。
「きっと迎えに来るから」の親たちとはもう会えないからそれで寂しい気持ちになるかもしれないけれど、一緒にいるひとがいるから大丈夫。


読了日:05月24日 著者:クラナガ
https://bookmeter.com/books/20893447

■秋葉原先留交番ゆうれい付き (角川文庫)
秋葉原の交番で勤務する権田と向谷の凸凹警官コンビが、足だけの幽霊・足子さんの死の真相を探る。
足子さんの事件を追いつつも、交番に持ち込まれて来る事件も解決。警官は忙しい。
オタクなメガネトド権田のハイスペックなところと、イケメンで霊感がある向谷のお馬鹿さんな感じが結構好きです。
足子さんの母親の新興宗教が酷いところじゃなくて良かった。


読了日:05月23日 著者:西條 奈加
https://bookmeter.com/books/12807374

■認知症世界の歩き方
スケッチと旅行記の形式で、認知症のひとが見ている世界を学ぶ。
認知症になったひとがどうしてその行動をしているのかを本人の視点でまとめているので、理由を知れば本人も介護者もラクになる。
食パンばかり買ってしまうのは、いつ買ったのか忘れてしまっている、もしくは、戸棚の扉を閉めたことによって食パンが見えなくなったため、その記憶が消えてしまっている。
どうして同じものばかり買うのと責める前に、買い物リストを作ったり、中が見えるように扉を外したり、出来ることがある。


読了日:05月23日 著者:筧 裕介
https://bookmeter.com/books/18492506

■イラストレーターのための 現代ファッション大図鑑
「ファッションって難しい! そんな悩みを持つクリエイターの方々のために、ファッションを体系的に紹介するイラスト図鑑が登場しました」
B系とかノームコアとか言われても、なんのこっちゃと思っていたけれど、イラストで紹介しているので分かりやすい。
アイテムの組み合わせ方とか着こなし方とか、スタイリング例の解説も良かったです。

読了日:05月22日 著者:
https://bookmeter.com/books/21528202

■たな田
滋賀県大津市、仰木の棚田の二十四節気の定点写真。
雪が融けて、田植えが終わり、稲が育ち、太陽の光でだんだんと影が濃くなってきて、収穫期を迎える。
季節が移ろっていく様子が美しい。


読了日:05月22日 著者:佐々木 博之
https://bookmeter.com/books/3395301

■オートミール ヘルシー&ダイエットレシピ
「ナッツ&ドライフルーツの オートミールバー」のレシピ目当てに借りた本。
糖質が低めで栄養価が高いギルトフリーなスイーツではありますが、全量で1286㎉あるので注意。
オーバーナイトオーツと蒸しパンは朝ごはんに良さそう。


読了日:05月22日 著者:牛尾理恵
https://bookmeter.com/books/18241445

■十津川警部 帰郷・会津若松 (講談社文庫)
代議士をめった刺しにした罪で服役した高木は刑期を終えて、見知らぬ女性から貰った手紙を頼りに故郷の会津若松へと向かう。
喜多方行のSL列車内で殺人事件が発生、しつこく高木の写真を撮っていた男が殺された。
高木が水谷を襲ったときの気持ちはまさに「ならぬものはならぬ」でしかなかったんだろうな。
佐々木綾の考えが良く分からない。行方を探したりしないんだろうか。


読了日:05月21日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/412144

■果糖中毒 19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
100%研究と事実に基づいた「肥満の科学」。
甘いものはおいしい。中毒になるほどおいしい。
砂糖の製造コストより低い異性化糖が導入されて、今ではほぼすべての食品に使われるようになった。
異性化糖を発明したのは日本。えっそうなのか。
果糖中毒の解毒剤は食物繊維と1日15分の運動。
成功するダイエットの共通点は低糖分と食物繊維。
読了日:05月21日 著者:ロバート・H・ラスティグ
https://bookmeter.com/books/13112899

■Casa BRUTUS特別編集 死ぬまでに見ておくべき100の建築 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)
「カーサ ブルータス」が今まで培った「建築力」を駆使したスペシャル企画。
ジョージア(旧グルジア)が面白かったです。ほんとにビックリ現代建築だ。
国会議事堂もすごいけれど、ガソリンスタンドとマクドナルドが一緒になった建物にこのデザインとは。
表紙はブラジル・ニテロイ現代美術館。
赤い通路が背後の空と海に映えてキレイ。


読了日:05月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/11187581

■ゆるいキーウィ
色んなことをしているキーウイの生態をイラストでゆるく楽しむ絵本。
コーヒー飲んで眉間にしわを寄せてるキーウイがなんだか好きです。
ぴったりフィットするマスクにすごく笑いました。違和感なさすぎ。


読了日:05月20日 著者:きう山
https://bookmeter.com/books/17246849

■美味しい名古屋を食べに行こまい: 絶品!名古屋メシ (ニチブンコミックス)
おいしい名古屋メシを紹介する。
味噌煮込みうどんとか天むすとか、わりと知られているものばかりだと思います。
大福茶漬けは知らなかった。あんこの大福じゃないのが逆にびっくり。
喫茶マウンテンは同行メンバーを厳選しないとダメでしょう。


読了日:05月20日 著者:榊 こつぶ
https://bookmeter.com/books/1497959

■天才弁護士の孫娘 比良坂小夜子と御子神家の一族 (角川文庫)
伝説の弁護士を祖母に持つ若手弁護士・比良坂小夜子は、祖母がかつて弁護を担当した御子神季一郎の遺言執行者に指名される。
自分をポンコツだと認めている小夜子が小市民的な弁護士で、積極的に事件に巻き込まれるわけでもなく、普通のひとが連続殺人事件に遭遇したらこんな感じなんだろうな。
犬神家ほど暗い雰囲気じゃないのは小夜子のキャラクターのおかげ。
夏斗と真冬のこれからの人生が良いものでありますように。


読了日:05月19日 著者:雨宮 周
https://bookmeter.com/books/19732477

■うたわない女はいない (単行本)
36人の女性歌人の労働短歌とエッセイ。
「ただ仕事ができないことで人を泣かす新人は長崎のお菓子を配る:竹中優子」
「いちまいの心を鶴に祈られて鶴にもハローワークあるかな:佐伯紺」
「ノルマとは何処の言葉か調べたらシベリア抑留者まで辿りつく:本多真弓」
「恩寵のように驟雨を受けながら私は私を救いはしない:山崎聡子」
「軍手には引っかからないデザインを選んで買ったマリッジリング:奥村知世」
「食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲(ぶ)ちたい:野口あや子」


読了日:05月19日 著者:働く三十六歌仙
https://bookmeter.com/books/21363683

■「現代町家」という方法
全国規模の工務店組織「町の工務店ネット」が普及を推進する「現代日本の木造スタンダード住宅」を紹介する。
現代町家は生活を室内だけで完結させず、住宅の内部と外部をつないで暮らすことを基本的なテーマにしている。
友人と二人で土地を買い二軒の家を建てた例と、工務店が3区画の分譲地を4区画に割り直して建売住宅を作った例は、やっていることは「敷地のリフォーム」なのだけれど、個人の家でもあると同時に小さな町かどを作り出した。

読了日:05月18日 著者:超海光
https://bookmeter.com/books/13037652

■凹まない100の習慣
心と体に効果がある100の良い習慣。
いま私に必要なのは「暗いニュースから距離を置く」かな。
直接、自分の身に起きていないことなのに、すごくつらくなってしまう。
気を付けてはいるけれど「体を冷やさない」「水分不足にしない」なかなかできないなあ。


読了日:05月18日 著者:工藤 孝文
https://bookmeter.com/books/18804750

■0歳からのアレルギー戦記~牛乳・卵・小麦がダメ! ~
アレルギーのある0歳の娘が小学2年生でアレルゲン全解除を迎えた日までの記録。
娘にアレルギーがあると分かってからの奥さんの対応が本当に早くて、行動力とコミュ力があると強い。
アレルギー専門家の他にも皮膚科小児科と、何カ所か頼れるところを決めておいたのが良かったと思う。
幼稚園や小学校でのアレルギー対応が当たり前の時代になって助かってるひとは多いだろうな。


読了日:05月18日 著者:カラスヤサトシ
https://bookmeter.com/books/19914916

■最後の夏に見上げた空は (電撃文庫 す 7-1)
戦争に投入される予定だった遺伝子強化兵の小谷順子は一か月より前の記憶がない。
遺伝子強化兵は17歳の夏に死んでしまう運命。16歳の小谷は最後の一年を過ごすため、警備が厳重な高校に編入した。
高校教師の名門がなぜ小谷と同居して面倒を見ているのか、あの腕時計に意味はあったのか、背景はこれから出てくるのかな。
それにしても挿絵が気になる。
桂木と名門が並んで座ってるところ、身長のバランスそれで合ってますか?


読了日:05月17日 著者:住本 優
https://bookmeter.com/books/551081

■牧子、還暦過ぎてチューボーに入る
2008年、急性動脈疾患と心臓病で緊急手術を受けて2週間も意識不明だった内館牧子は、奇跡的に生還して、食の大切さに気が付いた。
レストランの料理はおいしいけれど、ハレの料理は日常の料理とは違うんだよね。
鈴木登紀子ばぁばの野菜スープ、作ってみたいな。
じゃがいも1個、人参10㎝、干し椎茸4枚、玉ねぎ半分、水3~4カップ、30分ほど「ホタゝ」煮て塩少々。

読了日:05月17日 著者:内館 牧子
https://bookmeter.com/books/13200330

■ティッシュで作るリアルな昆虫 基本のカナブンからカブトムシ、アゲハ、トノサマバッタの工作まで
ティッシュと身近な道具で作るリアルな昆虫。
本物の昆虫を標本にして採寸して図面を起こしているそうなので、彩色してない状態でもかなり昆虫感があります。
私は蝉が苦手なんですが、ティッシュと分かっていてもゾゾゾとするほど蝉でした。
しかしまあ、よくティッシュで作ろうと思ったものです、すごい。


読了日:05月16日 著者:駒宮 洋
https://bookmeter.com/books/13992797

■もじ鉄 書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標
鉄道と駅の看板・文字が好きな人は「もじ鉄」。
全166社(路線)の駅名標を書体とともに写真付きで紹介する。
各社、気を使ってるポイントが分かって面白かったです。
書体見極め能力が低くて「ゴナ」とか「新ゴ」とか言われても困っちゃう、な感じなので、品川駅港南口の東海道新幹線のりばの「り」で別の書体だなんて絶対に気が付かないです。
北越急行ほくほく線、虫川大杉駅の駅舎の出入り口にある片岡鶴太郎氏の書が芸術的過ぎて読めなかった;


読了日:05月16日 著者:石川祐基
https://bookmeter.com/books/12443937

■やっぱりパンが好き!
「著者が気になる、またはお気に入りのパンを70種以上ピックアップ」
2012年の本なので情報は要確認。
色んなパンがあっておいしそうでした。
最近食べてないので、とりあえずセブンイレブンのバタースコッチを買いに行こうかな。
ほうれん草のパンをポパイとオリーブの恰好で説明してて、懐かしい気分になりました。
ポパイとオリーブってどの世代まで通用するんだろうか。
読了日:05月16日 著者:山本あり
https://bookmeter.com/books/4765511

■決定版 鬼平犯科帳 (10) (文春文庫) (文春文庫 い 4-110)
「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「むかしなじみ」「消えた男」「お熊と茂平」の7篇を収録。
雨引の文五郎が恩返しのために逃がした犬神の権三、昔なじみの網虫の久六と再会した彦十、役宅から失踪し行方不明になっていた同心・高松繁太郎、密偵がらみの事件が多かった。
彦十はなんとかなったけれど文五郎と高松は残念だった。
「追跡」盗賊を追跡する平蔵、平蔵を追跡する謎の男。下氏九兵衛の狂気が恐ろしい。
「お熊と茂平」笹やのお熊婆さんがチャーミング。


読了日:05月15日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11653798

■無人島、研究と冒険、半分半分。
「南硫黄島はその地形の厳しさのおかげで、山頂を含む調査はこれまでに1936年、1982年、2007年、2017年の4回しか実施されたことがない。
私は4回の調査隊のうち2007年と2017年の2回に参加した。これらは東京都が中心となって実施された自然環境調査だ。本書ではその経験に基づき、学術論文に書かれることのない調査の実態について紹介したい」
人間が住んでいない場所での生態系はどう維持されているのか、あるいは変化しているのか。
鳥以外の専門家のひとたちも、調査で得られたことは多かったんだろうな。
読了日:05月15日 著者:川上 和人
https://bookmeter.com/books/21468618

■みんなのカンカン弁当
お菓子の缶を弁当箱にする。
缶の選び方や詰め方のコツなどカンカン弁当の楽しみ方。
弁当箱にする発想はなかったなあ。
お弁当なんてすっかり作らなくなってしまったけれど、家にある缶にどうやって詰めようかと考えるのが楽しかった。


読了日:05月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/13054373

■悪あがき英会話 アラフォー夫婦の挑戦 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
家族旅行したハワイで英語がまったくできなくて、一念発起、夫婦そろって英会話教室に通う。
ぐだぐだしつつもなんだかんだで取り組んでいて偉い。
そしていよいよハワイで英会話リベンジ。
コラムも勉強になりました。
英語で話すときの三か条。
・声を大きく
・沈黙は禁
・完全な文でなくてもOK
相手から聞き返されるのは発音のせいじゃなくて、日本人は声が小さくて聞こえないから。
読了日:05月14日 著者:松本ぷりっつ
https://bookmeter.com/books/10152879

■ねこほん 猫のほんねがわかる本
まんがで学ぶ猫の気持ち。
解説文が分かりやすいし、まんがも可愛い。
こういうのを読むと猫が飼える家に引っ越したくなります。
読了日:05月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/13761008

■不可能楽園 〈蒼色館〉 (講談社ノベルス)
上小野田警部の最後の事件簿。
蒼色館、そうしきかん。
葬祭式場の名前としては分かりやすくていいなあ、なんて思ってしまいました。
この世に存在する実感に欠けつつも美しい犯罪を追い求めたい上小野田警部。
バカミスだけど、大掛かりな仕掛けで面白かった。


読了日:05月13日 著者:倉阪 鬼一郎
https://bookmeter.com/books/5283649

■柴田理恵のきもの好日
「家庭画報特選きものsalon」での連載を書籍化。
柴田さんに着物のイメージがなかったのだけれど、祖母や母や伯母たちの着物に手を入れてうまく着ているなあと思いました。
祖母と祖父の着物をリメイクして一枚の着物に仕立て直したものが素敵で、元々こういう着物だったんじゃないのかと思うほど馴染んでた。
表紙は母親の実家「宮田旅館」で撮影されたもの。


読了日:05月13日 著者:柴田 理恵
https://bookmeter.com/books/19357538

■コスプレーヤー
1998年12月「コミックマーケット55」から1999年9月「東京ゲームショー」までの、同人誌即売会、コスプレイベント、ゲームショーなどのイベントで、コスプレを楽しむ人たちを撮影、取材した写真集。
コスプレってアニメやゲームのキャラばかりかなと思ってましたが、V系バンドなんかもありました。MALICE MIZER強い。
特急はくたかとシーマンは京大卒業式で見かけそうな感じ。


読了日:05月12日 著者:松村 章子
https://bookmeter.com/books/2221528

■腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。
炭水化物こそ最高のダイエット食品。
炭水化物は冷ますとレジスタントスターチという食物繊維に変身する。
炊いた白米をお茶碗によそって1時間ほど冷ますだけ。
玄米の場合は物理的に消化しにくいため、冷まさなくてもレジスタントスターチが含まれている。
パンはトーストしたりせずそのまま食べる。全粒粉のパンがおすすめ。


読了日:05月12日 著者:笠岡 誠一
https://bookmeter.com/books/16421016

■心霊物件に住んじゃった
古いアパートに引っ越したら金縛りにあった著者。
胸の上に女の子の幽霊が座っていたなんてイヤだなあ;
砲術師の先生いわく「部屋で何かが見えるというのは基本的に心身のバランスが崩れている状態」。
いわゆる事故物件ではないし、著者があまり怖がってる感じがしないので気軽に読んでいましたが(さっちゃんと指文字で会話してるし)、幽体離脱したり謎の体調不良になったりで、やっぱり良くなかったのでは。


読了日:05月12日 著者:十凪 高志
https://bookmeter.com/books/11151113

■上手に人を殺すには (創元推理文庫)
ジャックの取引先のIT企業「ザクダン」CEOの婚約者で、チャーリーの親友ブレンダの同級生が変死した。
事件の真相を突き止めるため、チャーリーたちはザクダンに潜入捜査することになった。
前作よりも物語は動いてる感じはするけれど、正義感というより野次馬根性でやってる気がして仕方ない。
どうやっても秘書に見えないボディガードのフランクの意外性が素敵でした。
ハリーは、学生たちを引率してヨーロッパに行くブレンダに同行するのかな、気になる。


読了日:05月11日 著者:マーガレット・デュマス
https://bookmeter.com/books/616901

■僕が親ならこう育てるね
ひろゆき氏の教育と子育て論。
ときどき毒を感じながら、そういうものかなあと思いつつ読みました。
スマホは手軽だけれど出来ないことも多いから、PCの使い方を覚えるのは本当に重要だと思う。
(※この本の著者印税は児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます)
才能のない子は大学資格がないと世界で戦えない。
でも大学は「無償化」じゃなくて頭のいい子供を無料にする。
そもそも勉強する気のない学生の学費を税金で払う必要はない。
読了日:05月11日 著者:ひろゆき
https://bookmeter.com/books/18546413

■何か文句があるかしら (創元推理文庫) (創元推理文庫 M テ 10-1)
イギリスで電撃結婚したセレブなチャーリーは夫ジャックとともにサンフランシスコに帰郷した。
友人が手配したホテルに到着した二人は、スイートルームの浴槽で見知らぬ女性の遺体を見つける。
従妹が誘拐されたり、チャーリーの劇団で殺人事件が起きたりと、書き出してみれば色々あるのに、事件がほったらかしになってたような印象があるのはなぜだろう。
「上手に」に続く。

読了日:05月10日 著者:マーガレット・デュマス
https://bookmeter.com/books/178578

■「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)
『この本では、日本語の文化から生まれた「気持ち」や「考え方」をどうやって英語のネイティブに伝えるかを教えます」
日本語もそうだけど、場面によって細かい使い分けがある。
とりあえず、ビール下さい:I'll start with beer please.
「とりま」のようなスラングは「For starters」。


読了日:05月10日 著者:ルーク・タニクリフ
https://bookmeter.com/books/11206290

■ボロい東京 (光文社新書 1289)
20年以上撮りためてきたボロい東京のスナップ写真。
トタンの壁、外に置かれた洗濯機。
うちの近所にもこういう家あったんだよなあ。マンションになっちゃったけど。
なんとなく懐かしい気分になりました。


読了日:05月09日 著者:三浦 展
https://bookmeter.com/books/21702154

■人生が変わるホルモンコントロール術 はたらくホルモン 朝1杯の牛乳が夜の睡眠を変える
「ダイエットも、疲労回復も、若返りも、あなたの気持ちでさえも、すべて、ホルモンが影響しています」
暮らしの中での少しの工夫でホルモンをコントロールする。
ホルモンに働きかけるアロマが紹介されていますが、例えばクラリセージは妊婦は使ってはいけないなど禁忌事項が書いてないのが不親切かも。
精油の取り扱いには注意されたし。


読了日:05月09日 著者:工藤 孝文
https://bookmeter.com/books/15959509

■コンビニ&スーパーのアイスが極上スイーツに! 魔法のアイスレシピ
市販のアイスを使った51のアレンジレシピ。
メシ系レシピはちょっとなあ、試す勇気がないかなあ。
カレーヌードルに雪見だいふくを入れるなら、食事とデザートとして別々に食べたい。
パピコとアイスの実を使うスペシャルアイスケーキが豪華でおいしそう。
5月9日はアイスクリームの日。

読了日:05月09日 著者:シズリーナ荒井
https://bookmeter.com/books/17961746

■お世話になっております。陰陽課です (2) (メディアワークス文庫)
「いきいき生活安全課」に配属になり、春明と主従関係になった祈理。
出会いはあまり良くなかったけど、二代目・蘆屋道満を名乗る小松原満は春明から牛頭天王の対応を任されて、本人が思ってる以上に陰陽師としての適性があるんだと思う。
意識の主体は体積の多い部分に残る。
首を奪還したミヅチは、さぞかし楽しく決闘したことでしょう。


読了日:05月08日 著者:峰守ひろかず
https://bookmeter.com/books/10894978

■NHK「100分de名著」ブックス 兼好法師 徒然草
神道の家に生まれながら神道には縁遠く、宮中に仕えたものの出世はならず、発心して出家はしたものの名僧になったわけでもなく、和歌に精進しながら歌道で大成したわけでもない。
吉田兼好はかなりハイレベルな器用貧乏、中途半端に人生を送ったひと。
徒然草は、何者でもない者によって書かれたブログのような随筆。
そういわれると途端に親しみが持てるのが不思議。


読了日:05月08日 著者:荻野 文子
https://bookmeter.com/books/5486206

■ようこそ!おしゃべり歴史博物館
ホモ・エレクトスから地球温暖化、そして未来へと、各トピックスが「一人称で自己紹介する」スタイルで歴史を学ぶ。
子供向けの本だけれど、歴史の流れがざっくり掴めるので、大人が読んでも良かったです。
紀元前1500年頃のリャマとか、アステカ帝国の頭蓋骨とか、「自分はこういう役割で」なんて言ってくれるのが面白い。


読了日:05月07日 著者:マイク・バーフィールド
https://bookmeter.com/books/20488599

■サイクリングごはん
「車や電車でしか行けないと思っていた場所に自分の力で行ける感動!」
スポーツバイクで遠出してその土地のおいしいものを食べる。
あちこちに行けて嬉しい気分がよく伝わってくるし、本当に楽しそう。
最初は50㎞くらいの那珂湊や大洗の海沿いのあたりから始まって、どんどん距離が伸びて往復170㎞を達成、ついには大洗からフェリーに乗って北海道へ一人旅。
行動範囲が広がると見える景色も違っていていいなあ。
読了日:05月07日 著者:夏福
https://bookmeter.com/books/15088806

■続 蒼海の碑銘
世界各地の海底に沈む戦争遺産の写真集、第2弾。
コロナとロシアのウクライナ侵攻のために海外に行くのが儘ならず、崩落する前に記録しておきたかったものは多かっただろうな。
ソロモン諸島に沈んだ飛行機SBDドーントレスのエピソードが印象的。
無事だったパイロットが50年後にこの地に戻りダイビングして自機を見るなんてすごい話だ。
船体が原形を保っている船の内部に残っている品物が興味深い。
木製の将棋の駒とか酒瓶や調理器具、人の気配がする。
読了日:05月07日 著者:戸村裕行
https://bookmeter.com/books/20015404

■絡新婦の糸:警視庁サイバー犯罪対策課
ネットで有名なインフルエンサー<市民調査室>の暴露ネタが炎上騒動を起こし、ついには死者が出てしまう。
サイバー犯罪対策課・延藤は<市民調査室>の身元特定を急ぐ。
SNSの偽情報を拡散したお前も同罪だ、罪を償えと迫られると分かってるひとはどのくらいいるんだろう。
桐島班の宮藤と葛城が追ってる事件は解決したのかな。


読了日:05月06日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/21607131

■三谷幸喜のありふれた生活 (18) 時の過ぎゆくままに
朝日新聞2020年10月~2022年4月の掲載分。
竹内結子さんへの追悼から始まるシリーズ18冊目。
三谷作品に関わった方々の訃報が続き、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の執筆中に還暦を迎えた。
ヨシタケシンスケさんが表紙にした「精神年齢は大学時代で止まったまま」は、気持ちが分かるなあ。
小説版古畑任三郎「殺意の湯煙」が収録。
田村正和さんの声で再生されました。

読了日:05月06日 著者:三谷 幸喜
https://bookmeter.com/books/21881066

■未盗掘石室の発見・雪野山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 8)
琵琶湖の南東部にある雪野山の山頂に展望台を作る計画が持ち上がり、その事前調査で発見された雪野山古墳。
未盗掘の竪穴式石室が発見されたことで前期古墳時代の研究に果たす役割は非常に大きい。
未盗掘だと、遺骸が埋葬されたときの副葬品が棺の中なのか外なのか、そのままの位置を保っている可能性が高いということ。
棺の中から三面の三角縁神獣鏡が出土していて、被葬者は中央のヤマト王権に近しい地位を占めていたと考えられる。
発見が平成元年で結構最近だけど、忘れられている古墳はまだどこかにあるのかな。


読了日:05月05日 著者:佐々木 憲一
https://bookmeter.com/books/1654583

■INTERIOR GREEN インテリアグリーン (ブティック・ムックno.1544)
部屋を彩る観葉植物との暮らし方と、育て方、楽しみ方を紹介した一冊。
メジャーな品種から珍しいものまで集めた図鑑も掲載。
結構な数の鉢植えを育てているひとたちは、ちゃんとその植物に合わせた世話が出来てるっていうことですよね、すごいなあ。
アロエとかサボテンとかの多肉植物以外の植物をうまく育てられないので、羨ましいです。


読了日:05月05日 著者:グリーンインテリア
https://bookmeter.com/books/17812176

■アラフォーおひとりさま、結婚しました。
おひとりさまからおふたりさまに、アラフォー・フカザワさんの結婚物語。
3歳年下の彼とは7年も友達で、初めて一対一で飲みに行ったら意気投合。
友達期間ムダに7年なんて書いてますが、そういうタイミングだったんでしょう。
子宮筋腫の手術は、逆に言えば結婚が間近に控えてなかったら病院に行くふんぎりがつかずにもっと苦しむことになったかも。
入院したり大変だったけど治って良かったですね。
なんにせよ、ご結婚おめでとうございます。
読了日:05月05日 著者:フカザワ ナオコ
https://bookmeter.com/books/10439326

■冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)
とうとう冬になってしまった。
轢き逃げされた小鳩くんが回想する過去の轢き逃げ事件との因果関係。
小佐内さんが「ゆるさない」と言っているのが心強い。
どうやって決着するのかを見守る気分でした。
ふたりが京都で再会できますように。
7月からのアニメ放送も楽しみ。

読了日:05月04日 著者:米澤 穂信
https://bookmeter.com/books/21854331

■わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)
「ここに書いたのは一九六九年から一九七六年ぐらいまでのことをかいつまみ、主として三重県の神島でのことをメーンにした」
あっ、そんなに昔のことだったのか。
この当時、小学生隊員フジケンが実際は私より年上だとは露知らず、オジサンたちと一緒にテント生活だなんて良い経験だねえ、と思いながら読んでいたのでした。
沢野さんとふたりで島を泳いで一周することになって、沖に流されたり岩場を登ったり、怖かっただろうなあ。


読了日:05月04日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/549147

■わびれものゴージャス (バンブーコミックス)
日本全国わびさび巡り旅。
麻布十番の釣り堀なんて穴場すぎて面白い。
(あとで調べたら2018年に閉園)
東尋坊にタワーがあるのは知らなかった。
結構な観光地だから賑わっていると思いきや、600人収容の大食堂で食事してるのがひとりだけ。
なんだか意外だった。

読了日:05月03日 著者:小坂 俊史
https://bookmeter.com/books/6701319

■こころがつながるおいしいスイ-ツ (1)
印刷用レシピと紙袋の型紙などの素材を収録したCD‐ROMつき。
バレンタイン用のチョコ菓子が続いた後にマカロンのレシピ、マカロンなんて難しい気がするのに。
「ココア生地は失敗が少ないので、おすすめです」
なるほど、失敗が少ないココア生地で何度か作ってみてコツをつかんでから、食紅で色付けした他のマカロンに挑戦してもいいかもしれない。


読了日:05月03日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/6299819

■毎日かあさん10 わんこギャル編
娘ちゃんの化けっぷりが、でもずっとこうしたかったんだっていう意思が見えるよ。
息子くんと同じ中学校に行きたくて小4から個別指導の塾に通っていたのに受験前の偏差値39。
どうにか合格したものの「授業がむずかしくて何言ってんだか」、でも友達もできたし(バレリーナ・モデル・ハーフ)そういうのも楽しそうだ。


読了日:05月03日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/7424334

■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 5 (MF文庫J)
米国政府の確約を取り付けてネイバー7番機・明星の奪取計画が実行されるが、日本政府に裏切られる。
エイルンの正体が暴露されてから怒涛の展開。
それにしても、どうしてプランBを用意しておかないのかと詰め寄りたい気分。
エイルンはアギトとジンに襲われて大破したエルフィーナと共に消失。
規格外十番は各国機関に売り渡されて、雷鳥は失脚、統合幕僚本部の直下の一組織として吸収された氷室義塾はどうなるのか。


読了日:05月02日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/11206942

■60代、少しゆるめがいいみたい (単行本)
日本経済新聞を中心にあちこちに書いたエッセイをまとめたもの。
自分の年齢を鑑みつつ電化製品の買い替えを検討している岸本さん。
残りの人生の時間をちゃんと視野に入れたうえでのことなので冷静だなと思う。
ラインとかココアとかは、アプリと分かるようにLINEやcocoaと書いた方が良さそうだけれども。

読了日:05月02日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/21621065

■THE STONE / FROG
日本全国の石像から厳選した97点を収めた写真集。
モノクロなこともあって、風雨にさらされて年月を経た石像の石肌の粗さが良く分かって、見ていると少し怖かった。
表紙は東京・麻布十番にある十番稲荷神社の蛙像。


読了日:05月01日 著者:西村 裕介
https://bookmeter.com/books/18317960

■女はいつも、どっかが痛い: がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン
女性鍼灸師が教える不調からラクになる方法。
いつも笑顔で機嫌よくしていられるのが一番だけれど、そうじゃないからツライのだ。
「毎月、血を流し続けて早ウン十年、同志よ、よくぞ生き残った!ってみんなで抱き合いたいくらいです」
ほんとにねえ。
鍼治療ってやったことないけど、ちょっと興味が湧いてきました。

読了日:05月01日 著者:やまざき あつこ,鳥居 りんこ
https://bookmeter.com/books/19147500

■宇宙人とみつける仕事図鑑 576の職業が絵でわかるからおもしろい
将来やりたい仕事が良く分からない12歳のユメオの前に現れた宇宙人のワプリン。
ふたりはUFOに乗っていろんな職業を見に行った。
「詩人・歌人・俳人」みたいにある程度まとまっているものもあるけれど、576の職業ってすごいな。
576もあるので、IRとかプライバシーコンサルタントとか、知らない職業も結構あった。


読了日:05月01日 著者:
https://bookmeter.com/books/18889578


▼読書メーター
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2024-04

2024-05-01 05:03:35 | 
2024年4月の読書メーター
読んだ本の数:75冊
読んだページ数:15086ページ
ナイス数:648ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/4
■忌品 (TOKUMA NOVELS)
“遺品”に宿る魔の力を題材にしたホラー小説全八篇。
「靴」
人形を見た蒲生が悲鳴を上げてくれて良かった。罪悪感は真実から目を背けさせる。
「携帯電話」
目の前の美しい毒のために人生を終わらせ続けていることを後悔してないのが一番怖い。
「手紙」
時系列の分からない六通目がひっかかるものの、ちゃんと読み切れてないせいか意味が分からず消化不良。


読了日:04月30日 著者:太田 忠司
https://bookmeter.com/books/541822

■神さまたちの遊ぶ庭
北海道・大雪山国立公園の中にある集落・トウムラシで暮らした宮下家の日々。
長男くんの高校受験のこともあり、1年間の期間限定とは決めたものの離れがたくてつらくなるのは分かるなあ。
それほどに周囲のひとたちも環境も素晴らしい。
お隣さんちのなっちゃんが歩けるようになって、全トウムラシと一緒に泣きそう。

読了日:04月30日 著者:宮下 奈都
https://bookmeter.com/books/9154477

■映画の間取り
『Twitterで拡散され話題を呼んだ、WOWOWのスマートホン用アプリ「映画の間取り」が、書籍になって登場!』
一軒家やマンションだけじゃなくて、「清須会議」の清州城や「オリエント急行殺人事件」ラチェットの個室なんていう変わりダネもあって面白かった。
「テルマエ・ロマエ」ハドリアヌス帝別荘の個人風呂って間取りって言うのかなそれ。


読了日:04月29日 著者:WOWOW「映画の間取り」編集部
https://bookmeter.com/books/11209996

■アレの名前大百科 (PHP文庫)
身近にあるけど名前は知らない、アレの名前大百科。
みうらさんの成績表はトータル13勝93敗、正解率12%。
知ってるくせにボケた回答をして正解しないパターンだと思ってたけど、ネコ車とか本当に知らないのが意外でした。


読了日:04月29日 著者:
https://bookmeter.com/books/11175135

■おかずがなければ魚を釣ればいいじゃない (コミックエッセイの森)
釣りにドはまりした著者の釣りライフ。
横浜の釣り公園って本牧ですかね、あそこはいつも混んでる気がします。
空いてるときなんかあるのかな。
1匹しか釣れなかったシリヤケイカが大人気、子どもがずっと見てるのが可愛かった。


読了日:04月29日 著者:森越ハム
https://bookmeter.com/books/10941332

■短編アンソロジー 味覚の冒険 (集英社文庫)
食にまつわるアンソロジー。
おいしそう、おなかがすく、そういう方面の感想にならないのでまさに味覚の冒険。
筒井康隆「蟹甲癬」と田中啓文「新鮮なニグ・ジュギペ・グァのソテー。キウイソース掛け」の二作品は特に想像力との戦いでした。
中島らも「GOD OF THE DOG」久しぶりに読めて良かった。アイデンティティーのおじや、デンおじ。


読了日:04月28日 著者:嵐山 光三郎,井上 荒野,岡本 かの子,川上 弘美,椎名 誠,清水 義範,白石 一郎,田中 啓文,谷崎 潤一郎,筒井 康隆,中島 らも,南條 竹則,夢枕 獏,吉行 淳之介
https://bookmeter.com/books/13204846

■【重版6刷】人生を狂わす名著50(ライツ社)
人生を狂わされる本50冊とその次に読みたい本を3冊ずつ、合計200冊を紹介。
テンポの良い語り口に乗せられて、紹介されてる本をぜひ読まなくちゃと思えるし、既読の作品もまた読み返したくなってしまいます。
生きてるうちにどれだけ読めるかな。

読了日:04月28日 著者:三宅香帆
https://bookmeter.com/books/12229047

■レンズが撮らえた オックスフォード大学所蔵幕末明治の日本
オックスフォード大学ピットリバース博物館が所蔵している幕末から明治の日本の写真。
正装の二人のご婦人を乗せた人力車をわざわざスタジオで撮影していたりして、日本の文化って西洋から見たら珍しかったんだろうな。
カラー写真みたいな手彩色写真が綺麗。
彩色したひとの技術がすごい。

読了日:04月27日 著者:
https://bookmeter.com/books/11460292

■結婚する予定もないから、好きなように家建てちゃいました。
雑誌の連載では「ひぐち城建てました。」だったものを、担当Mさんの提案でタイトル変更。
本当にそのままタイトルで分かりやすくて良いと思います。
実家の近所で見つけた三角形の土地に建てた店舗付き住宅。
いつの間にか増えてる猫たちも住みやすそうだし、妹さんの喫茶店も素敵でした。


読了日:04月27日 著者:ひぐちにちほ
https://bookmeter.com/books/11483476

■『ママぽよ』一家と行く! まんぷく食べ放題in東京 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
東京都内の食べ放題をめぐる。
都内ホテルビュッフェ、中華街はほぼ制覇しているスペシャリストのライター・アンジェラさんが曰く、
ビュッフェ攻略その1・まず皿を持たずに店内を一周。
その2・開店と同時に満席になる店は20分経てばすく。
その3・ビュッフェは好きなものだけ食べればよし。
たくさん食べたいとか、色んなものを食べたいひとにはビュッフェいいですね。
池袋の駄菓子バーが気になりました。
読了日:04月27日 著者:青沼 貴子
https://bookmeter.com/books/8301150

■サーカスから来た執達吏
晴海商事から樺谷子爵家に借金の取り立てにやってきた少女・ユリ子。
樺谷子爵家の三女・鞠子は、借金の担保として、ユリ子と共に絹川子爵の隠し財産を探す。
鞠子が財宝探しの鍵になるという理由がロクでもなくて、そんなにしてまで財宝を手に入れたかったのね。
密室と暗号の謎も面白かったけれど、鞠子の怪文書がとても良かった。
またこの二人(と、かつよさん)の活躍が読みたいな。


読了日:04月26日 著者:夕木 春央
https://bookmeter.com/books/18532544

■いちばんやさしい美術鑑賞 (ちくま新書)
「本書は展覧会鑑賞の一ファンが、ふだん展覧会会場で実践している見方を紹介する、いわゆる素人による素人のための指南書です」
重要文化財や国宝指定されると文化財保護法の規定により年に何日かは一般公開が義務になるのは知らなかった。
だから皇室に献納されてる伊藤若冲「動植綵絵」みたいに国宝などの肩書がないものはめったに見ることが出来ない。
現代アートのわけのわからなさは「全部デュシャンのせい」。


読了日:04月26日 著者:青い日記帳
https://bookmeter.com/books/13000746

■OH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アート
食べておいしいおにぎりアート。
とあるおにぎりコンテストに応募したことからおにぎり作りに目覚めたそうですが、コンテストなんてあるんですね、へぇ~。
最初のほうは猫の頭だけ、みたいな感じだったのが、だんだんとグレードアップ。
岸田劉生の「麗子像」のそれらしさについ笑ってしまった。
顔だけだけど、メンフクロウいなり寿司が可愛かった。


読了日:04月25日 著者:おにぎり 劇場
https://bookmeter.com/books/18787829

■空鉄の世界
小型機やヘリで上空から写した鉄道写真。
富山県・立山砂防工事専用軌道は、立山のカルデラ地帯の砂防ダム群を整備管理する工事用軌道。
空から撮影しているので、山腹をジグザグに登っていく18段スイッチバックがよく分かる。
たくさんの新幹線が並んでいる大阪・鳥飼車両所が本当に壮観。


読了日:04月25日 著者:吉永 陽一
https://bookmeter.com/books/12806817

■漫画描きと猫♪ (ぶんか社コミックス)
ムーちゃん溺愛してますなw
引っ越し先を決めるのもムーちゃん第一、良いところが見つかって何よりでした。
家が傷むので大家さんとしても大変でしょうが
「修繕費用がいる時は全額お支払いします」
「工事が入ってる間の家賃も払います!」
ムーちゃんのためならお安い御用。
野良猫キュルちゃんとのエピソードが切ない。
読了日:04月25日 著者:樹 るう
https://bookmeter.com/books/4321105

■絞首商會 (講談社文庫)
血液学の権威・村山鼓堂を殺した犯人を見つけて欲しいと依頼された元泥棒の蓮野。
村山博士が二人いて、名前が出てくるたびに確認しながら読んでいました。
蓮野と井口、その周辺のひとたちが魅力的。
井口が印章屋になったところから大月と紗江子が白城の家に乗り込んだあたりのやりとりが面白かった。
絞首商會よりも晴海商事のほうが怖い気がする。


読了日:04月24日 著者:夕木 春央
https://bookmeter.com/books/20505036

■5文字で百人一首
「原文・もともとの文」→「訳・昔の言葉を今の言葉に直しただけ」→「意訳・読みやすく順番を整えて短くまとめた」→「5文字・とてもかんたんに言うとこんな意味だ」
段階を踏んだ解説が分かりやすい。
5文字の要約がすごい要約っぷり。
赤染衛門「やすらはで寝なましものをさ夜更けてかたぶくまでの月を見しかな」これの5文字要約が「連絡しろよ」。


読了日:04月24日 著者:すとう けんたろう
https://bookmeter.com/books/17890352

■早すぎた天才 知られてないけど、すごかった
「早すぎた天才。それは、時代よりも早く才能を発揮してしまった、すごい人たちのこと─。」
インドの数学者・シュリニヴァーサ・ラマヌジャンみたいに、本当の天才は天才過ぎて周囲に理解されないことのほうが多いのかも。
ラマヌジャンは数多くの数式を見つけたけれど、それらが正しいと証明されたのは100年近くたった2018年。
普通であることを悩むふつう子ちゃんのまんがも良かったです。
読了日:04月23日 著者:大野 正人
https://bookmeter.com/books/18061253

■北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
東京に住むスウェーデン人オーサさんが日本をもっと知る旅に出る。
元ハウスメイト完山さんとの縁で福岡県大川市を訪ねたオーサさん。
過疎化や高齢化の解決策として移民を提案したら「ロボットを作ろう」になるのが日本人らしい。
クルマで来てお酒を飲んだ人のための代行サービスって、知らないひとに自分のクルマの鍵を渡すなんて「日本人は信頼すごいね」確かにそうかも。
京都で撮った舞妓姿が綺麗でした。

読了日:04月23日 著者:オーサ・イェークストロム
https://bookmeter.com/books/11067414

■常識やぶりのアイデアおやつ ~「材料4つまで」の100レシピ
動画を漁るのが面倒になって買った本。
使う材料は4つまで、手順も少ないので作りやすい。
ふわふわシフォンケーキや揚げないドーナツみたいにホットケーキミックスの粉の味がそのまま生かされるようなレシピもあるので、おいしいやつを使うと満足度が上がりそう。


読了日:04月23日 著者:syun cooking
https://bookmeter.com/books/21704013

■時計泥棒と悪人たち
大正時代の東京で元泥棒の蓮野とともに謎を解く。6編収録の連作集。
「宝石泥棒と置時計」の最後の蓮野のセリフが生きるような書名が良い。
「光川丸の妖しい晩餐」
ちらちらと出ていた、空き家で若い女性の惨殺された遺体が見つかる事件とリンク。
人殺しに慣れてる人間がやることは怖いな。
とりあえず、隠れてつまみ食いするのはやめよう。


読了日:04月22日 著者:夕木 春央
https://bookmeter.com/books/21006199

■ぼくは翻訳についてこう考えています -柴田元幸の意見100-
「翻訳について、過去30年に喋ったり書いたりしてきたことを、この1冊にまとめた」
訳者が原文を読んだときに感じたような快感が伝わるような訳文になっていなければ、いくら正確でも意味はない。
『「あなたにとって翻訳とは何ですか」と問われたら、迷わず「快感の伝達です」と答えます』
ふむふむ。
学習用にはロングマン英和辞典が良いんですって。
読了日:04月22日 著者:柴田 元幸
https://bookmeter.com/books/15009431

■日本の泊まれる○○ (TJMOOK)
泊まれる本屋や泊まれる美術館など、普通の宿とは違う魅力がある施設を紹介する。
どこも非日常感があって旅の目的そのものになりそう、泊まってみたいです。
群馬県・みなかみ町の、木造校舎まるごと貸し切りの「泊まれる学校さる小」とか、1日1組限定のところは贅沢な気分を味わえそう。


読了日:04月21日 著者:
https://bookmeter.com/books/19361594

■体力アップ1年生
運動不足なアラフィフたかぎさんが体力づくりをゆるく頑張る。
疲れにくい体を目指した結果ダイエットになりました、なら分かるんだけれど、体力アップとダイエットは同じ意味になるのかなあ、うーん。
あちこち歩くフォトロゲイニングは時間にシビアだなあ。


読了日:04月21日 著者:たかぎ なおこ
https://bookmeter.com/books/21728681

■フルーツ酢で(楽)やせる! 免疫力がアップ! (干しブドウ酢、バナナ酢、レモン酢、パイン酢、イチゴ酢)
果物を糖分とともに酢に漬け込んだフルーツ酢の作り方と効果。
果物1:砂糖1:酢2の割合で混ぜたら電子レンジで加熱、常温で12時間置いてできあがり。
バナナ酢の材料があったので、材料を混ぜて常温で2週間置く方法で作ってみました。
2週間後が楽しみです。
読了日:04月21日 著者:
https://bookmeter.com/books/16244609

■新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫)
鉄道じゃない西村京太郎作品。
東京の連続強盗事件と東北のホテルで起きた殺人事件。
冒頭で、メイントリックは双生児であることを利用していると書いているし、実際に双子の描写が出てくるから、それで安心して読んでしまった。
もし一人が死ぬことになったら死んだ方がすべての罪を被る。もう一人は平気な顔で生きていく。
日下部ユカの作文で「平気な顔」が揺らいでしまうのが良かった。


読了日:04月20日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/5258120

■アボカドの種
俵万智の第七歌集。
「人間かどうか機械に試されて人間として答えつづける」
「ウクライナ今日は曇りというように戦況を聞く霜月の朝」
「日常の言葉集めて丁寧に一人のために生まれる短歌」
「この夏にオリンピックがあることを知らずに逝きし命忘れず」
「取り壊し進む古民家あらわなる居間に家族の気配を見せて」
「コンビニへ食パン買いにいくことが親孝行となる春の道」
「人生は長いひとつの連作であとがきはまだ書かないでおく」
読了日:04月20日 著者:俵 万智
https://bookmeter.com/books/21595198

■寧楽美術館の印章―方寸にあふれる美―
寧楽美術館所蔵の中国古印コレクションの中から代表的な219顆を紹介。官印・私印を年代順に掲載。
だいたいは文字が掘られているけれど鳥や獣などの図形もあるし、つまみの鈕形も色々あって、見るのが楽しかったです。
上下の面に掘られているものもあるのねへぇ~、なんて思ってたら、六面全部に掘られてる印もありました。
六面のやつは使いにくそうと思ってしまった。
読了日:04月19日 著者:
https://bookmeter.com/books/12380294

■大人のためのワイン入門
「この本では、品種や産地、選び方、食事とのマリアージュなど、ワインを楽しむためのあらゆる秘訣を紹介しています」
ただなんとなく選んで飲んでるだけなので面白かったです。
コルク栓よりスクリューキャップのほうがラクかなと選びがちなんですが、これがなかなか開けにくい。
じつはキャップ部分ではなく、キャップ下のボトル首全体を握り、もう片方の手でボトル本体をひねるのが正解。


読了日:04月19日 著者:
https://bookmeter.com/books/20334098

■ねことわざ
猫に関係する言葉の意味と4コマまんが。
ぱんだにあさんの猫が好きなので読めて良かった。
「ねこは長者の生まれ変わり」「冬の雨が三日降ればねこの顔が三尺伸びる」「あってもなくてもねこのしっぽ」そういう言い方があるのを知らなかった。
サメの一種で比較的おとなしい性格の「ネコザメ」は、目の上の隆起した部分が猫の耳に見えることから名付けられたが、英語圏では牛の頭に見えるので「ブルヘッドシャーク」と呼ばれる。
日本人には牛より猫のほうが身近な存在なのかな。


読了日:04月19日 著者:ぱんだにあ
https://bookmeter.com/books/20646067

■時ひらく (文春文庫 ひ 13-51)
創業350周年を迎えた老舗百貨店・三越を舞台にしたアンソロジー。
何の気なしに買った本なのですが、それで装丁がこれだったのかと納得。
伊坂幸太郎「Have a nice day!」
三越のライオンに跨ると願いが叶う。
高校受験の重圧に負けそうになっていたフジサキさんはエンドウさんと一緒にライオン像へと向かう。
どうしてそうなったと言いたくなる超展開。面白かった。
東野圭吾「重命(かさな)る」
お久しぶりの湯川先生。
三越の扱い方がさりげなくて上品でした。

読了日:04月18日 著者:辻村 深月,伊坂 幸太郎,阿川 佐和子,恩田 陸,柚木 麻子,東野 圭吾
https://bookmeter.com/books/21702922

■なんやかんや日記: 京都と猫と本のこと
「響け!ユーフォニアム」シリーズの著者のひととは知らずに借りた本なのですが、ちょうど放送されてるときに読めて良かった。
勉強そっちのけでガラケーで書いた小説を送り付けていた友人Sさんの存在は、友人冥利に尽きるだろうなあ。
とらやの羊羹丸かじり、31のポッピングシャワーとポッピングシャワーのダブルのアイス、食べるものの好みがいちいち素敵。
飼い猫バロンとの別れを綴った「文豪の猫」にしんみりする。

読了日:04月18日 著者:武田 綾乃
https://bookmeter.com/books/21247172

■せつない星座図鑑
夜空を彩る全88星座の「せつない事実と物語」を紹介。
かに座のかにが「なんでも星にすりゃ許されると思って!!」と言ってますが、そのセリフはフランスの天文学者・ラカイユに言うべき。
星座の名前が道具だらけになっちゃうからラカイユに名前を付けさせちゃいかん。


読了日:04月17日 著者:森山晋平
https://bookmeter.com/books/13040615

■粘土でつくる空想生物 ゼロからわかるプロの造形技法
「機械仕掛けのクジラ、ウサギ、金魚など……造形作家・松岡ミチヒロの粘土造形プロセスを大公開」
芯材に粘土を貼ったり、石膏で型取りしたり、やり方を丁寧に説明しているので作ってみたいひとには参考になりそうです。
出来上がっている作品を見るのも楽しかった。
ウサギがカッコいい。
読了日:04月17日 著者:松岡ミチヒロ
https://bookmeter.com/books/13097738

■鎌倉 女ひとり旅
女性が一人でも楽しめる鎌倉のとっておきスポット。
2013年の本なので事前確認が必要。
鎌倉で一番行きたいのはレンバイです。野菜を買いたい。
ハイキングも楽しそう。
所要時間の目安があると安心なんですが。
読了日:04月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/7479021

■新世界崩壊 (講談社ノベルス)
ニューヨークとロンドンを瞬間移動、殺人を繰り返すシンディとは何者なのか。
二段組のノベルスという形態をこうやって使うなんて、しょーもなくて笑える。
こんな酷い仕打ちを受けた上小野田警部がお気の毒。
自業自得だけど独身だもの、仕方ない。
いつか美しい犯罪者に巡り会えますように。
読了日:04月16日 著者:倉阪 鬼一郎
https://bookmeter.com/books/638679

■オタクと推しの経済学 広がり続けるオタク市場の現在と未来がコンパクトにわかる!
経済学の知識でオタク文化やサブカルチャーを俯瞰する。
アンケート調査でオタ活・推し活をしていると答えた10.5%のうち、年代割合としては20代が24.9%でトップ。
若年層の女性が推し活を支えているという事実に注目すると、オタク文化やサブカルチャーを維持・発展させるには、若い世代の参入が不可欠。
アニメやまんがなど、都道府県別「聖地」の数では、東京都が1712件とぶっちぎりの1位。
(2位・神奈川県371、3位京都府・269)
岐阜県・高山市がどうして呪術廻戦の聖地なのかと思ったら、両面宿儺関連かあ。


読了日:04月16日 著者:牧和生
https://bookmeter.com/books/21334964

■旧石器時代ガイドブック ビジュアル版 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 別冊 2)
およそ四万年前から一万五千年前まで、二万五千年間も続いた旧石器時代について。
氷河期で、今では絶滅した大型哺乳類(マンモスなど)がいて、石器が使われていて、人々が遊動生活をしていた時代。
旧石器時代は打製石器が使われ、新石器時代(日本の縄文時代)は磨製石器が使われていたと習ったような気がしますが、刃の部分を研磨した局部磨製石斧が発見された(日向林B遺跡など)のが面白い。
「この局部磨製石斧は、後期旧石器時代の後半期になるとぷっつりと姿を消してしまいます」
そのまま縄文時代に突入してないのが不思議。


読了日:04月15日 著者:堤 隆
https://bookmeter.com/books/1595282

■みるみるやせる!ココナッツオイルダイエット (主婦の友生活シリーズ)
ココナッツオイルはアルツハイマーや糖尿病の予防改善だけでなくダイエットにも効果的。
糖質オフの食事と、1日3回、食事の3時間前にココナッツオイルをとること。
多分、私としては紅茶かなにかの飲み物にいれるのが良さそう。
でも食事の3時間前に摂取なのを忘れそうだ。


読了日:04月15日 著者:白澤 卓二
https://bookmeter.com/books/9783019

■猫に育てられたドラゴン
猫に拾われて自分を猫だと思ってるドラゴン。
フルカラーで絵も可愛くて読んでると和みます。
子供のころのドラゴンが、猫が出かけているあいだボールを抱いて泣きべそかいてて、大きくなってもそのボールは宝物。
サラマンダーキャットとか迷子のフサフサとか、よく分からない生き物たちも可愛い。


読了日:04月15日 著者:神虫からすみ
https://bookmeter.com/books/15628948

■お世話になっております。陰陽課です (メディアワークス文庫)
「妖怪だって市民です! 京都の町を舞台に、妖怪たちの生活を守る新米公務員の奮闘記!」
京都市役所の陰陽課、設定がしっくりきて雰囲気を楽しめました。
火乃宮祈理の杓子定規な真面目さは逆に言えば言動にブレがないということ。
腕力でどうこうせずに智恵で折衝する役目と分かれば対応できるでしょう。
主従関係になった五行春明とうまくやっていけるかな。


読了日:04月14日 著者:峰守ひろかず
https://bookmeter.com/books/9926108

■イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓
アガサ・クリスティー作品に登場する食べ物からイギリス文化を学ぶ。レシピ付き。
読点が多くてちょっと読みにくかったりしましたが、クリスティーもこれを食べていたのねと妙に感慨深いです。
大人になった今なら「三匹の盲目ねずみ」のソーダブレッドがどういうものかは知っているけど、子供のころは「ソーダのパンってどういうことだ」と謎でした。
ポアロが好きな薬湯ティザンはハーブティーのこと。
どんな味だったのかが気になる。
読了日:04月14日 著者:北野 佐久子
https://bookmeter.com/books/13575281

■不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち 「きょうだい型」性格分析&コミュニケーション (五百田達成の話し方シリーズ)
長子・末子・中間子・一人っ子、ひとの性格を4つの「きょうだい型」に分類して性格や行動などを分析。
こういう傾向がある、というだけで、必ずしも当てはまるとは限らないなあと思いました。
私は長子だけれど面倒見が良いとはとても言えない…。


読了日:04月13日 著者:五百田 達成
https://bookmeter.com/books/11234794

■明日はお休み。
休日は何をして過ごそうか、おうち派にもおでかけ派にも幅広く提案する。
毎日を忙しく過ごしているほうが休日の過ごし方には迷いがなさそうな気がしていますが、今までとは違う休日もいいかなと思うひとには参考になるのかも。


読了日:04月13日 著者:
https://bookmeter.com/books/427013

■霊能者と事故物件視てきました
「これは全国の大家さん必見の心霊物件査定マンガである」
通常物件よりお得な事故物件を霊能者と内見して、住んでも問題がないかどうかを鑑定する。
ワケあり物件専門の不動産屋ってあるんですね。
しかも日本で唯一、祈祷師の資格を持っているのでお祓いも出来る。
一番最後に大島てるさんと一緒に東京都内のA地区の事故物件を見て回ったのが怖かった。


読了日:04月13日 著者:東條 さち子
https://bookmeter.com/books/11084744

■エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 (4) (MF文庫J)
女性陣、頭おかしい(褒め言葉)。
エイルンは世界の在り方を変えるべく、氷室義塾の内部から改革を始める。
いつもマリスの迎撃をしている氷室義塾はテロリスト相手でも容赦なし。
エルフィーナ破壊計画は失敗して水久那も生き延びた。
そして、富士光三が悪魔のネイバーを完成させた、とは一体どういうことだろう。


読了日:04月12日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/10888019

■大人になってやめたこと (扶桑社文庫)
『自分の欠点を無理に「直そう」と思うことをやめてみたら、「自分にしかできないこと」が見えてきました』
大人がもっとラクチンに生きられる34のコツ。
ある程度生きているから、ようやく私もこういう考え方に馴染めるようになったなとしみじみします。
なにもかもを諦めるんじゃなくて「買う」と「使う」のバランスが大事。


読了日:04月12日 著者:一田 憲子
https://bookmeter.com/books/20086289

■蒼海の碑銘ー海底の戦争遺産
世界各地のレックの写真集。
レック(Wreck)とは海底に沈んでいる艦船や航空機のこと。
大きい船は海水でだんだん崩壊してしまうから全体像が分かりにくくなってしまう。
そういう意味では、航空機は良く形が残っていてサイズ的にも見えやすい。
駆逐艦・追風は気軽に潜れない水深60mの深い海に沈んでいるので遺骨が回収しきれていない。


読了日:04月11日 著者:
https://bookmeter.com/books/16352593

■わびれもの (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)
「さびれ」+「わび」満載のスポットめぐり。
ちょっと鉄道ネタが多いかな、でもそれも味ってことで。
西新宿の、さびれた商店街と遠くに見える都庁との対比が良かった。
もう再開発計画は決まったんだろうか。
さびれてる印象がない江ノ島だけどシーズンオフの冬なら話は別。


読了日:04月11日 著者:小坂 俊史
https://bookmeter.com/books/590925

■いつか名古屋でモーニングを (コミックエッセイの森)
ドリンク代のみでボリュームのある朝ごはんが食べられる名古屋のモーニングの紹介。
掲載されてるところがどこもおいしそうでした。
一度は一宮のモーニング行きたいな。
インドカレー屋さん(インド&アジアンレストラン アラティ)の茹で加減が絶妙のゆでたまご食べたい。


読了日:04月11日 著者:勝川 ユミ
https://bookmeter.com/books/13992402

■決定版 鬼平犯科帳 (9) (文春文庫) (文春文庫 い 4-109)
「雨引の文五郎」「鯉肝のお里」「泥亀」「本門寺暮雪」「浅草・鳥越橋」「白い粉」「狐雨」の7篇を収録。
五郎蔵とおまさが一緒になり、平蔵に飼われることになった柴犬のクマ。
痔を患う泥亀の七蔵の描写を読んでいて同情を禁じ得ないって感じだったんですが、池波正太郎本人が痔で苦しんでいたからこそなんですね。
「白い粉」刀を持った男たちを撃退することはあっても、毒殺されかけたのは初めて。妻を人質に取られた料理人の勘助の苦悩は、もとをただせば博打のせい。


読了日:04月10日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11562514

■今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校
神奈川県横須賀市、小原台にある防衛大学校の日々。
学力だけではなく生命力をも求められる防大は防衛相管轄の教育機関であり、陸・海・空、各自衛隊の幹部自衛官の教育訓練をする施設。
卒業すれば確実に曹長になれるエリートコースだけど、自衛隊とは何か、ということを徹底的に叩きこまれるのですね。
開校記念祭の棒倒しは訓練の時点でケガ人続出、実際に見たら迫力あるだろうな。


読了日:04月10日 著者:ぱやぱやくん
https://bookmeter.com/books/21364204

■眠れなくなるほど面白い 図解 論語
時代を超えて生き続ける、日常生活で役立つ孔子の教え。
論語は、紀元前6~5世紀ごろの中国の思想家・孔子の教えをまとめたもの。
孔子の教えは漢の時代には儒教として国教化され、論語は聖典として普及した。
聖徳太子は論語を参考にして十七条憲法を制定、江戸時代には武家の子弟の必修科目になるほど日本人としては馴染みのあるものだったから、明治時代に体制にとって都合の良いように教育に使用された。
いまの孔子の国は「子曰く、利に放りて行えば、怨み多し」を忘れたんだろうな。


読了日:04月09日 著者:
https://bookmeter.com/books/13486046

■ペネロペおはなしえほん (6) ペネロペ かずをかぞえる (ペネロペおはなしえほん 6)
ペネロペは数を数えられるようになりました。
4枚の封筒、6本のキャンディー、数が合わなくても大丈夫。
幼稚園でお昼寝してるペネロペはうさちゃんと一緒、他のみんなも大好きなぬいぐるみと寝ていて微笑ましい。


読了日:04月09日 著者:アン グットマン
https://bookmeter.com/books/423048

■トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
4コママンガ+解説の2本立てで身近な野鳥の83のひみつを紹介。
まんがと文章が分かりやすくて、野鳥の習性などが面白く読めました。
1秒間に20回の猛スピードで木をつつくキツツキは衝撃で脳に損傷を受けていて、アルツハイマー型認知症の主要原因物質ではないかと言われている「タウタンパク質」が他の鳥より多く溜まっている。
スズメは砂を浴びたり水を浴びたりするけれど、カラスはアリを浴びる「蟻浴・ぎよく」をすることがある。


読了日:04月09日 著者:川上 和人,マツダ ユカ,三上 かつら,川嶋 隆義
https://bookmeter.com/books/13129289

■ブルーベリー・チーズは大誤算 (コージーブックス エ 1-4 チーズ専門店 4)
アイスクリーム屋の冷蔵庫で見つかった死体はジャッキーの暴力夫。
そのアイスクリーム屋はジャッキーの恋人が経営していて、凶器はシャーロットのレシピで作ったアイスの5ガロン容器と判明した。
ジョーダンにも関わることなのでシャーロットが心配するのは無理ないけれど、レベッカに注意する前にまず自分がひとの秘密を喋らないように気を配るべき。
マシューとメレディスは結婚して引っ越し、双子もいなくなって家の中が寂しい。
続編の翻訳が出ていないようですが、裁判のために一緒にニューヨークに行ったりするのかな。


読了日:04月08日 著者:エイヴリー エイムズ
https://bookmeter.com/books/8145257

■地上絵
第二回笹井宏之賞永井祐賞を受賞した著者の第一歌集。
「めずらしいところに空が広がってしずかにビルは消えてゆくもの」
「いいこともわるいことも起こってる目の色変えて話がしたい」
「うっとりとしょんぼりを繰り返しながら広がるまぼろしは遊園地」
「だめという返事を待つ布団のなかで涙のかわりに落とすテトリス」
「まだきみに何か期待をよせていて崖の間際の街くずれそう」
読了日:04月08日 著者:橋爪志保
https://bookmeter.com/books/17763647

■ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち
全国各地のご当地パイ。
うなぎパイくらいしか思いつかなかったけど、名古屋地どりコーチンパイに馬蹄パイ、沖縄紅芋パイ、あれっ意外と食べてたな。
巨峰は元々商品名だったのに有名になり過ぎて品種名扱いになったとか、ラ・フランスは山形県、ルレクチェは新潟県で栽培されてるのに原産国フランスではまったく栽培されてないとか、そういう解説も面白かった。


読了日:04月07日 著者:藤井 青銅
https://bookmeter.com/books/8198936

■ムラサキダコ ~海からあらわれるマントの怪人~ (ふしぎびっくり写真えほん)
まだ分からないことも多いムラサキダコについて。
海外では「ブランケット・オクトパス」と呼ばれていて、腕の間にある毛布のような膜から名前が付いたらしい。
ちぎれた膜をおとりにして敵から逃げることもあるそうなので、再生するってことですかね。
メスの体長は40㎝ほど、それに対してオスはなんと2~3㎝くらいしかない。オスとメスの大きさがこれほど違う生物は珍しい。


読了日:04月07日 著者:中村宏治
https://bookmeter.com/books/13050156

■パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話
長男のときと次男のとき、2回の育休をとったパパの話。
奥さんは専業主婦なのになんで育休とったのかと聞いてくる著者の同僚みたいな考え方をするひとはコレ読んだ方がいい。
育児は無休で無給、「でもやりがいがやべぇんだ!!」。

読了日:04月07日 著者:パパ頭
https://bookmeter.com/books/20582960

■京都桜小径の喫茶店 ~神様の御使いと陰陽師~ 2 (一二三文庫 う 01-03)
愛莉が京都に来てからそろそろ一年。
神使からの願いを叶えることで、あちこちの神様との縁を深めてきた。
愛莉を狙い、あわよくば誉を殺そうとした黒ずくめの男は何者だったのか気になる。


読了日:04月06日 著者:卯月みか
https://bookmeter.com/books/20254103

■NHK「100分de名著」ブックス マキャベリ 君主論
マキャベリ「君主論」が書かれた歴史的背景や書かれた目的などを踏まえながら読む。
署名を知っている程度だったので、どういう内容なのか、概要がつかめて良かったです。
官僚だったマキャベリが職を失い、次期君主に向けて就職活動のために書いた論文が君主論。
国を治めて維持するためには君主の力量が必要、その力量を備えた理想の君主のモデルとしてチェーザレ・ボルジアを描こうとした。
マキャベリってすごく有能な官僚だったんですね。


読了日:04月06日 著者:武田 好
https://bookmeter.com/books/5259877

■豊饒の海の縄文文化: 曽畑貝塚 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 7)
有明海沿岸には数多くの貝塚が点在し、その中心的な遺跡の一つが熊本県の曽畑貝塚。
大森貝塚を発掘したモースが大野貝塚(熊本県)を調査したことで全国的に熊本の貝塚が注目され、その重要性を認めた人類学者で考古学者の若林勝邦が最初の発掘者となった。
隣接した低湿地帯からは貯蔵穴が見つかり、種類の違うドングリを別々にカゴに入れて貯蔵していたことが分かった。
大半は網代編みで作られていて、編み方が分かるようなカゴなんてよく残っていたと思う。


読了日:04月05日 著者:木崎 康弘
https://bookmeter.com/books/1407527

■上機嫌の習慣
自分の機嫌をよくするための72の習慣。
自律神経を整えることが前向きに上機嫌に過ごすことへ繋がる。
ただの精神論じゃなくて「朝のコーヒーはドーパミンの分泌を促すので一日のやる気モードスイッチが入る」とか、具体的なのが良かったです。


読了日:04月05日 著者:小林弘幸
https://bookmeter.com/books/20646073

■会社をやめて喫茶店はじめました (コミックエッセイの森)
会社員だった著者が東京・千歳烏山で昭和レトロな喫茶店「喫茶宝石箱」を開店するまでの話。
お姉さんの「本当にやりたいことならやれる時にやった方がいいよ」の言葉は励みになりましたね。
物件も運命の出会いと思えるようなところだったし、決まるときにはトントン拍子で決まっていくものなのかもしれない。


読了日:04月05日 著者:金井ナオミ,花小金井正幸
https://bookmeter.com/books/11588988

■京都桜小径の喫茶店~神様のお願い叶えます (一二三文庫)
失業して、失恋して、人生のどん底にいる水無月愛莉は、京都・哲学の道で出会った強面の拝み屋・誉との出会いがきっかけで、「Cafe Path」で働くことになった。
カフェオーナーの颯手が陰陽師でもあるから、颯手の京都弁がなんとなく怖さの隠れ蓑みたいに思ってしまう。
神様の願い事を叶えるために奔走する愛莉たち。
他人との心の境界線が薄い愛莉は他人の心の痛みが分かり過ぎてしまうけれど、それは欠点でもあり美点でもある。
貴船神社の藁人形を作ったのは誰なのか。
2巻に続く。

読了日:04月04日 著者:卯月みか
https://bookmeter.com/books/17014063

■雨の匂いのする夜に
写真専門誌「アサヒカメラ」の連載を収録。
種差海岸の写真にあわせて話を作った「駆ける娘」のどこが合成なのかよく分からなかったけれど、駆ける娘は乗馬クラブのひとだと種明かしがあって良かった。
白黒なこともあって雰囲気あるなあ。
途中下車して撮影した灯台のある島も良かったです。
土地の人は見慣れてるかもしれないけれど、椎名さんが撮影したくなった気持ちはなんだか分かる気がする。


読了日:04月04日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/10013901

■海外名作映画と巡る世界の絶景
映画のロケ地に使われた美しい場所。グーグルマップのバーコードつき。
見たことがある映画が多かったので楽しめました。
007シリーズはとんとご無沙汰しているので「スカイフォール」で軍艦島の外観が使われていたのは知らなかった。
ダ・ヴィンチ・コード「ウェストミンスター寺院は映画のクライマックスに向かう重要なシーンで登場しますが、実はこの物語の仮説は不服であるとして撮影許可が下りず、内部の撮影はリンカーンシャー州にあるリンカーン大聖堂で行われました」
読了日:04月03日 著者:インプレス編集部
https://bookmeter.com/books/13436849

■毎日かあさん9 育っちまった編
5人兄弟のいる麦ちゃんちのお隣さんがペットボトルに水を入れて柵にずらっと並べているのと、ニュージーランドにホームステイした息子くんが日本に戻った途端に全部忘れちゃったところで笑いました。
まあ、そんなもんですな、ふふふ。
巻末の「贈り物」がグッとくる。
こうすけ君がお父さんと作ったガンプラと、妊娠した高3のえりちゃんを守ると決めた学校の先生。
大人らしい大人がいるなら世の中そんなに悪くない。


読了日:04月03日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/5674860

■ほぼ3step以下! 片手間でつくる 罪悪感のないオヤツ
ほぼ3step以下でつくれる簡単で罪悪感のないおやつ。
本当に簡単レシピばかりです。
水ゼリーを作ってみました。
トゥルトゥル食感は良かったんですが、噛み応えがないものは私には物足りず、ある程度の硬さがないと満足感が得られないんだと分かりました。
そういう意味ではそば粉のクッキーが良さそうです。


読了日:04月03日 著者:まめこ
https://bookmeter.com/books/18497911

■彷徨う者たち
宮城県警シリーズ三部作完結編。
密室の仮設住宅で見つかった他殺体。
笘篠とともに臨場した蓮田は思いがけず幼馴染と再会する。
騙された男が二人、騙されなかった男が一人、護られた男が一人。
そして中心には女が一人。
東日本大震災は根差していたものすべてを奪ったが、まだ何かを奪おうとしている。


読了日:04月02日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/21712356

■三十女のおいしい暮らし
このタイトルもうちょっとどうにかならんかったのかと思ってたら、改題文庫版は「三十過ぎたら楽しくなった!」。
三十代の岸本さん、基本的な性格は今とあまり変わらないのかもしれない。
1997年のことなので、まだネットにはあまり馴染みがなく、パソコンスクールの体験コースに参加している。
本当に大変だったよインターネット。なんだかしみじみ。


読了日:04月02日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/509248

■日本じゅうの4月1日 (たくさんのふしぎ傑作集)
1986年と1987年の4月1日に「春の証拠さがし」のアンケートを取り、それをまとめたもの。
まだ積雪が残る岩手県・沢内村と、そろそろ桜が咲きそうな神奈川県・平塚市。
沖縄県・黒島では正午の気温が24度、引き潮のサンゴ礁のうえをみんなでお散歩中。
北と南での季節の感じ方にはやっぱり差があるなあ。


読了日:04月01日 著者:4月1日しらべ委員会
https://bookmeter.com/books/340579

■温泉浴衣をめぐる旅 (コミックエッセイの森)
温泉浴衣をめざすというコンセプトの温泉旅。
温泉宿の浴衣の柄なんてよく見たことなかったけれど、色々あって面白かった。
宿のおみやげとして浴衣を扱っているところもあるんですね。
自分で着るには寝相がちょっとアレだけど、客用にするなら気が利いていて良いかもしれない。
白水鉱泉の「唇に水が触れただけで美味しいのがわかる!」を飲んでみたい。


読了日:04月01日 著者:スタジオクゥ ひよさ&うにさ
https://bookmeter.com/books/13481380

■異国のおやつ
食べたことはないのにどこか懐かしい、遠い国で親しまれてきたお菓子の数々。
海外のおやつを食べたり買ったりできるお店を紹介する。
硬いプリンが好きなので、メキシコ(テピート)のフラン食べてみたいな。
表紙はベラルーシ(ミンスクの台所)、生地にサワークリームを使っているホヴォロスト。


読了日:04月01日 著者:岸田麻矢
https://bookmeter.com/books/16587241


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