やわらかい螺旋

徒然なるままに

2018-07

2018-08-01 06:18:24 | 
2018年7月の読書メーター
読んだ本の数:70冊
読んだページ数:17047ページ
ナイス数:629ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■新訳 ロミオとジュリエット (角川文庫)
新訳版が出てるのを知らなかった。図書館で借りた本。
もともとが戯曲なので読みにくいし難しいのだけれど、細かいところをすっかり忘れていたので楽しめました。
ロミオはロザラインへの片思いに苦しんでいたのに、ジュリエットに出会った途端にそんなことすっかり忘れてしまって、ロミオってなんだか軽いヤツ。
悲恋ではあるものの、ロミオとジュリエットの二人より、パリスのほうがかわいそうになってきた。

読了日:07月31日 著者:シェイクスピア
https://bookmeter.com/books/517024

■([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)
「人気作家にして筋金入りの活字中毒者・三浦しをんによるブックガイド&カルチャーエッセイ集」
しをんさんと同じ本を読んでるなんて嬉しいなあ、と思う反面、そういうふうな感想を抱くのかと興味深かったりもします。
上條淳士「SEX」の新装版とそうじゃないほうのセリフの差についてどう思いますかとか、いろいろと質問してみたいなあ。
電車の中で隣の人が読んでいた本(ブックカバーつき)を探し当てるなんて、出版社ごとの特徴とか細かく掴んでいないと難しいですよね。さすがとしか言いようがない。


読了日:07月31日 著者:三浦 しをん
https://bookmeter.com/books/561856

■極小農園日記
家庭菜園のこと、旅のこと、など色々なエッセイ詰め合わせ。
秋冬で地味だった菜園の最盛期はやっぱり夏、だから夏篇が書き下ろされて、おまけがついたみたいでちょっと嬉しい。
きゅうりは、まっすぐの棒状になるほうが変形種なのだ、って言いたい気持ちがすごく分かります。
それにすぐ大きくなっちゃうし。
ご本人の手によるイラストが可愛かった。
読了日:07月30日 著者:荻原 浩
https://bookmeter.com/books/12666300

■「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書)
ボッティチェリ、ルーベンスからゴヤ、ゴッホなど、15人の画家の「絶筆」の謎に迫る。
ルーベンスの絶筆は「フランダースの犬」のネロ少年が見たいと切望した「キリスト昇架」を描いた画家と同じとは思えない水墨画のような穏やかな風景。
80歳を過ぎ髪もヒゲも真っ白な高齢の自画像を描いたゴヤは絵の中に「俺はまだ学ぶぞ」と書き残す。
人生の最後に描いた絵は必ずしも代表作にならないけれど、画家たちは自分の絵と人生に満足していたのだろうか。

読了日:07月30日 著者:中野 京子
https://bookmeter.com/books/9859161

■未亡人クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
最初からどうにも読みにくく、なんだか話がいまいち通じてない感じがしたので、
エリーが未亡人クラブのことを聞いた第一章を読み終わった後、あとがきを見てみました。
この前に第一作があり、そちらはこれが出版されたときすでに邦訳が絶版。
仕方ないので第二章からまた読み始めるものの、お葬式の後のガヤガヤした雰囲気を引きずったまま、面白さが分からなくて我慢して読んだ、って感じでした。
ベンのお店のウェイター、元空き巣のバトラーがチャーミング。

読了日:07月29日 著者:ドロシー キャネル
https://bookmeter.com/books/317393

■武将メシ
戦国時代の武将たちの食卓を再現する。
レシピも掲載しているので、戦場で食べた携帯食「兵糧丸」ってこうやって作るんだ、自分でも出来るかな、って試してみたくなります。
意外と長寿だった戦国武将が多くて、老人であっても最前線で活躍している者もいた。
天下盗りの七大食は「胡豆勝米梅蒜茶・ごまかつこめじんちゃ」胡麻・大豆・カツオ節・米(玄米)・梅干し・大蒜・茶。
食生活は今の時代にも応用できる。

読了日:07月29日 著者:永山 久夫
https://bookmeter.com/books/6497503

■旅は道づれ湯はなさけ (徳間文庫)
日本各地の温泉をめぐり歩く。
「北海道へは年三回ぐらい出かけるが、往復とも飛行機というのははじめてで、まことに不本意である」
なんて書くほど鉄道好き。
書かれたのが国鉄からJRになった年の前後なので、アルファコンチネンタルエクスプレスだのユーロライナーといった、
もう走っていないジョイフルトレインに乗ったりしてる。
鉄道と温泉がワンセット、旅情を楽しむには良かったんだろうなあ。

読了日:07月28日 著者:辻 真先
https://bookmeter.com/books/1068032

■監察医が書いた死体の教科書 「8何の原則」が謎を解く
時間、場所、犯人、共犯、動機、被害者、方法、結果という「8何(はっか)の原則」に沿って、名監察医が「死体」について解説する。
北朝鮮から戻ってきたお骨が、これは拉致被害者ではないという鑑定結果が出て
「人権を守る国の法医学は進歩しているが、守らない国には法医学は必要ないのである」
の言葉を胸に刻み付ける。
巻末で、各警察署に数名の検視官が配属されるように検視官制度の充実と、検死・検死のありかたを見直すように提案している。

読了日:07月28日 著者:上野 正彦
https://bookmeter.com/books/648888

■出好き、ネコ好き、私好き
雑誌「STORY」で連載した美の格闘録。
ヒアルロン酸の注射をするひとは、テレビに出たり写真を撮られるようなひとが必要だからやってること、だと思ってた。
けれど、いわゆる普通の一般人も手軽に「お直し」する時代、それは男がカツラをかぶるのと同じこと。
見苦しくないように年を取るには、それ相応の努力が必要。
うーん、でも自分はやらない気がする。
ところでネコ好きについては何一つ出てきませんが、どこからきたキーワードなんだ。

読了日:07月27日 著者:林 真理子
https://bookmeter.com/books/8003435

■またたび読書録 (新潮文庫)
読書エッセイ。
本の内容についてガッツリ言及することはなく、内容にからめて、自分の身の上に起きたことをエッセイとして紹介しているような感じでした。
それなので、例えば「チャイナ・ダイアリー」みたいに本の内容にまったく触れてないようなときもあります。
あとがきで、読んでない本を手放すことにしたら段ボール50個分もあったと書いていて、床が抜ける前に決断できてよかったですね。
でも多分、また資料として本を買うのだろうから、すぐに元に戻りそうな気もするのだけれど。

読了日:07月27日 著者:群 ようこ
https://bookmeter.com/books/406110

■つづきの図書館
離婚して子どものころ住んでいた家に戻った桃さんは図書館の司書として働き始める。
赤い本から飛び出したはだかの王様と出会い、絵本を手にしたひとたちのその後の人生を知ることになる。
本を読んでいて続きが気になる!ってことはあるけれど、読まれている本が、読んだひとの続きが気になる!と思ってくれてるなら、それはそれでなんだか嬉しいかも。
本とひとを繋ぐのが司書の役目なら、桃さんは立派に司書の役目を果たしていますね。
桃さんが誰に手紙を書いているのか気になっていたので、最後は嬉しかっただろうなあ。
読了日:07月26日 著者:柏葉 幸子
https://bookmeter.com/books/546008

■諸国空想料理店―Kuu Kuuのごちそう
高山なおみが諸国空想料理店kuukuuという店のシェフだったとき、旅や思い出、エッセイとレシピ。
鷹の爪を煮込んだ辛い水で作るメキシコ風ココア、甘くて刺激のある味わいって不思議な感じ。
無国籍というか無節操というか(褒めてます)、逆にかっちり固まってるよりも気楽でいいな、行ってみたいなと思ったら、お店がもうないんですね。残念。

読了日:07月26日 著者:高山 なおみ
https://bookmeter.com/books/38815

■踏切みやげ
降りたことのない駅を出て、はじめての商店街で晩のおかずをみつくろう。銭湯をさがし、さっぱりして帰る。
お散歩気分で踏切のある風景を見に行く。
ルビがないので「下御隠殿橋」って何て読むんだろうと、どきどきしながら文章を追いかけました。
しましまばってん、と呼んでいたアレが、後日、製造メーカーを見学して「クロスマーク」というものだと分かったら、
そこから後の言い方をクロスマークに直しているけど、しましまばってんの呼び方が可愛かったので忘れられない。
踏切を通るたびに「あ、しましまばってんだ」と言いたくなる。
読了日:07月25日 著者:石田 千
https://bookmeter.com/books/426156

■名画の中の料理
巨匠たちの作品や日記、手紙から再現されたレシピ、そして文章とのマリアージュ。
最初は作品だけを重点的に見て、それから文章部分と合わせて読みました。
フリーダ・カーロって自画像のイメージが強すぎて、静物画を描いてるのが意外だなあと思ってしまった。
1943年の絵「人生に直面し恐怖する花嫁」スイカのかたちが印象的。
(ネット検索すると違うスイカが出てきます、Viva La Vidaは絶筆だから有名なのかな)

読了日:07月25日 著者:メアリー・アン・カウズ
https://bookmeter.com/books/12714460

■護られなかった者たちへ
餓死させられたふたりの被害者の捜査にあたる宮城県警の笘篠が垣間見た生活保護の運用実態。
人間は完全ではない。
ゆえに運用している法律もまた完全ではなく、法の網を掻い潜り、旨い汁を吸おうとする輩がいるのも事実。
円山が訪問先で生活保護を受けるようにと説得していた姿を思うと「いい子でいなさい。人に迷惑をかけないように」遠島けいの遺言がずしりと重く心にのしかかる。
利根やカンちゃんみたいな境遇のひとがもう少し生きやすい社会になるといいなとも思う。

読了日:07月24日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/12561250

■ひとりの午後に (文春文庫)
これを雑誌「おしゃれ工房」で連載してたとは。
わざわざ読者に寄せてるふうでないのがきっと良かったんだろうなあ、いつもの上野千鶴子を知るひとたちにも新鮮に映ったはず。
家を出てから自分を自分で育てなおしたと母親に告げたら、私の育て方が良かったということじゃないのという反応。
逆もまた真なり、ということか。

読了日:07月24日 著者:上野 千鶴子
https://bookmeter.com/books/7060295

■イギリスから見れば日本は桃源郷に一番近い国
「日本はイギリスより50年進んでいる」第2弾。
子どもが生まれれば手厚い保障があり、そのお金だけで食べていけるので、そのためだけに子供を産む無職のシングルマザー。
自分でちょうど使い終わり、次のひとに悪いからとトイレットペーパーを補充すると、清掃員が「仕事を取られた」と抗議してストライキを起こす。
日本が近代国家のお手本としたのがイギリスだったのに、そのイギリスよりも日本の方がまだ「桃源郷」な国づくりをしているというのが皮肉。

読了日:07月23日 著者:信夫 梨花
https://bookmeter.com/books/8994463

■奇跡でも運命でもなく確実に幸せな結婚につながる恋愛のしくみ
恋愛や結婚についてのエッセイ。
つらい恋のあと、気学の先生に頼ってまで良い方角に引っ越しして心機一転、っていうのは元気を取り戻すきっかけになるしアリだよね。
出会いが欲しいなら男受けするアイテムで身を固めろというのは正論だけれど、
男性諸君、白ボトムと長くて揺れるタイプのピアスが好きって本当ですか。

読了日:07月23日 著者:桜沢 エリカ
https://bookmeter.com/books/423016

■西へ行く者は西へ進む
雑誌「NAVI」で連載していたエッセイが単行本化。
自動車雑誌で書いてたわりには、がっつり自動車のことってわけじゃないので、クルマ好きには物足りないのかもしれないけれど、
この距離感なら、クルマ好きじゃないひとも楽しめそう。
どっしりした鉄っぽい感じのするドイツ車みたいに、サンダーバードは2号だけドイツ製だったんじゃないか、ってのが最初はピンとこなかった。
あとでサンダーバードの画像を探してみたら、確かに輸送機の2号は鉄のどっしり感がありますね。


読了日:07月22日 著者:えのきど いちろう
https://bookmeter.com/books/153889

■美人とは何か?―美意識過剰スパイラル (集英社文庫)
中村うさぎの美人論。
「そもそも、女たちを苦しめているのは、美人かブスかという問題そのものではなく、美醜の問題に拘泥してしまう自意識と、
そこに拘泥させる社会の問題だ」
整形しているからこそ、美人とは何かと疑問を提示しやすいし、一般論にしても持論にしても説得力がある。
巻末掲載のマツコ・デラックスとエスムラルダとの鼎談の様子の写真、この当時のマツコって金髪だったのか。


読了日:07月22日 著者:中村 うさぎ
https://bookmeter.com/books/581020

■これが密室だ!
本邦初訳の密室ミステリ18編を収録。
馴染みのある作家は、サム先生2作品掲載のエドワード・D. ホック、
帰還したタラントを描いたC・デイリー・キング、ラジオドラマ作品のジョン・ディクスン・カー。
コウノトリに苦笑したE・V.ノックスには推理作家ロナルドとエニグマ暗号解読に尽力したデルウィンという弟がいる。
(そういえば同じ苗字だけどロナルドとデルウィンが兄弟とは思ってなかった)
あまり知られていない作家、翻訳されてない作品がこうして読めたのは僥倖。

読了日:07月21日 著者:
https://bookmeter.com/books/40767

■女の子は本当にピンクが好きなのか (ele-king books)
ピンクという色はなんとも複雑な立場にある色。
女の子なら無条件に好きだろう。男の子はそんな色を選ぶな。
世間の決めつけに反旗を翻すピンク嫌いな女の子とピンク好きな男の子。
ピンクが好きな女もいるけど、ピンクならなんでもいいだろうという雑な仕事はお断りだ。
女がピンクが嫌いだと言うよりも、男がピンクが好きと言うほうが大変だね。

読了日:07月21日 著者:堀越英美
https://bookmeter.com/books/10019323

■ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢 (文春新書)
300年前に作られたヴァイオリンが、骨董品ではなく、いまだに現役としてナンバーワンの地位を占めているのはなぜか?その謎と神秘に迫る。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの表板は唐檜と呼ばれるヨーロピアン・スプルース=マツ科の材木。
ピアノ、ハープなどにもほぼ100%使われているこの木は人間が植樹したものは一級品としては使い物にならないというのが驚き。

読了日:07月20日 著者:中野 雄
https://bookmeter.com/books/12086255

■命を守る水害読本
水害は、降雨から氾濫まで順に発生する進行性の災害である。
具体的な避難の方法と減災への取り組みを紹介する。
災害前はリスクを過小評価しがちで、うちは大丈夫だろうと思ってしまう。
水害から逃げるときの行動パターンは「浸水を目の当たりにして」と「直接、避難を呼びかけられて」が多いそう。
手遅れになるまえにちゃんと逃げられるよう、事前にハザードマップと避難場所をよく確認すること。
自治体側としては、ひとは簡単に逃げないことを念頭に置き、命を守ることを最優先にして、空振りを恐れず、躊躇せずに避難勧告を出す。

読了日:07月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/12021143

■(P[あ]4-9)タマの猫又相談所 逆襲の茶道部 (ポプラ文庫ピュアフル)
2年生になった理生たち。
華道部は、和室を守るため、部の存続のため、後輩を確保できるのか。
理生がめそめそしすぎて鬱陶しい。
それに比べたら花蓮のほうが相応の努力をしてて言動に納得できる。
花蓮が卒業しちゃったら、お菓子や焼き肉でつるわけにいかなくなるから、その後のことは次の部長の努力次第かな。
腹黒策士の工藤さんが表紙で何を持ってるのか謎だったけど、これってアジシオか。

読了日:07月19日 著者:天野 頌子
https://bookmeter.com/books/9011494

■ニッポン清貧旅行 (文春文庫)
中島らもが解説を書いてるのが気になって図書館で借りてきた本。
いろんなスタイルのエッセイがひしめくなか、中島らも曰く「東海林さだおのエッセイはごはんである」とは言い得て妙。
「求人案内名コピー集」で紹介されてる会社の求人案内が面白い。
強引に省略しているにもかかわらず、どういう求人内容なのか分かるのってすごいことだ。
銀座の松屋の屋上に桜が植えてあるのは知らなかった。


読了日:07月19日 著者:東海林 さだお
https://bookmeter.com/books/415865

■小迷惑相談室 vol.2
えのきどいちろうと酒井順子が回答するコメーワク相談、第二弾。
色んなお悩みに回答してきたおふたり。
あとがきで、それぞれのスタンスが分かるような気がします。
えのきど「ただ申し上げたいのは、どんなに困っている人も悩んでる人も、気長に構えてたらそのうちいいことありますよという事柄です」
酒井「人が振り撒く小さな迷惑こそは、個性の発露。その手の迷惑をかけたり、かけられたりするのが人生であって、なくなってしまったら寂しいのかもしれません」

読了日:07月18日 著者:酒井 順子,えのきど いちろう
https://bookmeter.com/books/1179

■人づきあいの小迷惑相談室1
雑誌「オレンジページ」での連載「おつきあい研究所」の単行本。
専門家の手を借りなくちゃいけないようなダイメーワクじゃなくて、日常生活でちょっと困っているコメーワク。
回答者は、えのきどいちろうと酒井順子。
「自慢話ばっかりの友人に、うんざり」「年々化粧が濃くなっていく母が心配です」などなど、
ここにお悩みを寄せた方々は、この回答を見てちゃんと解決したのかどうか気になるところ。
しりあがり寿のまんががくすくす笑えます。
読了日:07月18日 著者:えのきど いちろう,しりあがり 寿,酒井 順子,えのきど いちろう,酒井 順子,しりあがり 寿
https://bookmeter.com/books/561

■分かったで済むなら、名探偵はいらない
居酒屋「ロミオとジュリエット」でひとり飲んでいる刑事のもとに持ち込まれる事件。
そしてシェイクスピアが書いた「ロミオとジュリエット」の数々の解釈。
事件のほうより、ロミオとジュリエットがどういう物語だったのか、じっくりと読み直したいなと思わせる内容でした。
「ロザラインなんているもんか」でロミオがストーカーになりかけてて笑う。

読了日:07月17日 著者:林 泰広
https://bookmeter.com/books/12528233

■韓国人の癇癪 日本人の微笑み
韓国人作家が実名で「反日韓国」を批判した問題作。
日本は韓国だけを見ているほど暇じゃないと分かってくれればいいんだけど、そういうふうにはならないんだろうな。
シンガポールを「他山の石」と言うのなら、
シンガポール首相が罰金制度を導入したのは日本の綺麗さを見たのがきっかけになったことを書かないのはなぜか。

読了日:07月17日 著者:柳 舜夏
https://bookmeter.com/books/8651084

■何がちがう?どうちがう? 似ている日本語
「日本人が意外と知らない似ていることばの使い分けを、日本語教育の第一人者である著者が解説!」
どうしてその単語を選んで使っているのか、理屈を考えながら話したりしてるわけじゃないけど、
文章にそぐわない言葉かどうか、言ってるほうも聞いてるほうも意外と分かってる気がします。
例えば、転落と墜落、どちらも高いところから落ちるイメージのある言葉ですが、墜落はまっすぐ直線的に落ちて、転落は障害物などにぶつかり回転しながら落ちる。
漢字のおかげで想像しやすいのかも。
読了日:07月16日 著者:佐々木 瑞枝
https://bookmeter.com/books/11484864

■作りおきサラダ SPECIAL ― もっと野菜が食べたい人へ。ねかせるほどおいしくなる、常備菜200品。
できたてはもちろん、時間がたってもおいしい、野菜いっぱいの洋風常備菜。
冷蔵庫での保存できる目安の日数が書いてあるので参考になります。
1週間保存できるザワークラウトとか、ちょっと材料の種類が多いかなあと思うものもありました。
レモン風味のピクルスみたいに1か月も置けるものは、かえって食べ忘れそうで怖い。

読了日:07月16日 著者:
https://bookmeter.com/books/11979990

■福田ヤマコ(30)、今日もしくじってます。
ああ、なんかこれは、自分のあれやこれやを色々と思い出してしまうまんがでした。
共有サーバーに保存するのをうっかり「セーブする」とか言っちゃったり、結婚式で撮った写真が料理ばかりだったり。
なにか失敗して、そのときに落ち込んでも、こういうネタがあったかもしれない!とかヘンに励まされそうです。
ボルドーのネイルってほんと血マメと間違われますよね。
読了日:07月16日 著者:あきばさやか
https://bookmeter.com/books/11190919

■アガサ・クリスティー賞殺人事件
5編収録の連作ミステリ作品。
新人賞に落ち続ける作家志望の青年は絶望して、死を意識した最後の旅に出る。
その旅先で出会った事件、そしてようやく受賞した「アガサ・クリスティー賞」で起きた殺人。
絶望するほど欲しかった新人賞を手にして良かったねと思っていたら、そういう理由で絶望していたとは。

読了日:07月15日 著者:三沢 陽一
https://bookmeter.com/books/8298621

■少子高齢化時代の私鉄サバイバル―「選ばれる沿線」になるには (交通新聞社新書)
少子高齢化などで事業スタイルの改革を迫られている鉄道会社が取り組んでいる「まちづくり」の将来像を探る。
相鉄線はJRと東急線への乗り入れのために工事をやってますが、
相鉄ジョイナスのリニューアルは、都心に直結することで横浜駅の素通りを懸念してのことだったんですね。
東京メトロ銀座線はドラえもんのCMをやっていて印象が強いです。
駅のデザインで地域の特色を打ち出すやり方って良いアイデア。

読了日:07月15日 著者:森 彰英
https://bookmeter.com/books/12238823

■空想科学読本10 (空想科学文庫)
図書館で見かけて、そういえばコレの1巻を読んだことあるぞと懐かしくなり、借りてきた本。
アニメやまんがなどに出てくる事象を大真面目に科学的に検証。
「機動戦士ガンダム00」の軌道エレベーターが材料費だけで国家予算540年分、完成予定は27万年後。
生徒を助けるためにコンクリートの天井を蹴破った「ごくせん」ヤンクミの脚の直径は骨だけで83㎝。
バタコさんは38㎏もあるアンパンマンの顔を時速144kmで投げる。
おぉ、なんか色々すごいな。
追々、シリーズの残りの本も読みたいです。

読了日:07月14日 著者:柳田 理科雄
https://bookmeter.com/books/6457151

■やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方
壊れたのをきっかけに炊飯器を使うのをやめて土鍋でご飯を炊く。
会うとモヤモヤする気分になってしまう友達と距離を置いてみる。
ただの習慣で使っている道具って結構あるものだし、友達だからと無理して会う必要もない。
けれど、自分のライフスタイルを大幅に変えなくちゃいけなくなるのは本末転倒、
やっぱり炊飯器のほうがラクで、ってことなら、それはそれでいいと思う。

読了日:07月14日 著者:わたなべ ぽん
https://bookmeter.com/books/11086712

■エリカスタイル
衣食住、桜沢エリカこだわりの品々。
ガリアーノのソワレってほんとにため息が出るほど美しい。
見ているだけでも飽きません。
いくら高級でも、オーストリッチって見た目が鳥肌のまんまだし、ババくさくてあんまり好きじゃないんだけど、
カバンに巨大な油のしみがついたけど元に戻って云々、素材の力ってすごいんだなあ。

読了日:07月14日 著者:桜沢 エリカ
https://bookmeter.com/books/471818

■壁抜け男の謎 (角川文庫)
短編集。
ミステリに限らず、色んなジャンルの作品の詰め合わせなので、どういう結末になるのか予測がつかず楽しめました。
「ジージーとの日々」が良かったです。
思い出に残る特別な日々。
読了日:07月13日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/3036619

■そう書いてあった
「大人の国で生きることのもどかしさ、切なさ、美しさを綴った、魅惑のエッセイ集。」
そういえば子供のころ、1日のうちに黄色いワーゲンを3台見ると良いことがある、って言われてたことがありました、懐かしいな。
でも余った分をあげられるルールはウチのほうではありませんでした。
今は黄色いワーゲンってほとんど見ないので、1台でも見かけたら良いことありそう。
ミリさんがお友達と見ていた果物を使った料理本、私も持ってます。
なんとなくその輪に加わってるような気分で少し嬉しい。

読了日:07月13日 著者:益田ミリ
https://bookmeter.com/books/9708807

■でかける・感じる・きっと出会える 仏像の旅
北海道から沖縄まで、仏像に出会う13の旅。
仏像を目当てに旅をすることはなくても、旅行先で偶然に見た仏像になぜか心癒されることってあるんだよなあ。
それが表情なのか佇まいなのかは分からないけれど。
仏像が美術品なのか信仰の対象なのかを考えたことなかった。

読了日:07月12日 著者:仏像ガール
https://bookmeter.com/books/350395

■スクエア型ひとつでざっくり作るケーキ
四角い焼き型ひとつだけ。3種の基本の生地をもとにして、バリエーション豊かなレシピを紹介。
別にスクエア型にこだわる必要はないのだけれど、四角いほうが切り分けるのがラクなので、ひとつ欲しいな。
お菓子を作ってみると、どの材料をどれだけ使うのか分かるので(バターこんなに砂糖こんなに)かえって食べすぎません。


読了日:07月12日 著者:福岡 直子
https://bookmeter.com/books/406670

■新・可笑しな家
世界に点在するユカイな傑作ハウス50軒をビジュアルで紹介する。第2弾。
ビルとビルの隙間に建ってるポーランドの世界最狭の家。
オーストラリアの二階建ての家を積んでいるトラック。
人間、住もうと思えばどんなところにでも住めちゃうんだなと妙に感心してしまいます。


読了日:07月12日 著者:黒崎 敏
https://bookmeter.com/books/12067597

■眠れる森の美女にコーヒーを (コージーブックス)
マテオが警察にいるあいだ妻はどうしていたんだろう。
マイクはマイクで、あんなひととよく結婚してたな。
最初は名前だけだったのに、アーニャの解毒剤をあっさり作ってしまったりと、後半になればなるほどドクター・ペッパーの活躍が効いてくる。
ニューヨークとDC、距離感が分からないせいもあってクレアの危機感がそれほど響いてこなかったけれど、
通勤するとなると大変そう。
一緒に2号店の経営をするガードナーも頑張れ。
そしてマイクはどんなサポートを必要としているのだろうか。
読了日:07月11日 著者:クレオ コイル
https://bookmeter.com/books/11100662

■馳星周の喰人魂
「かつてのわたしはただの食いしん坊だったが、今は美食家に変貌したと胸を張って言える。」
おいしいものに貪欲で、日本でも海外でも、ここの店は最高だと褒めちぎる。
「おいしい文藝」にいくつか収録されているので食エッセイがあるのは知ってたんですが、一冊にまとまってると壮観だなあ。
ムール貝はもうパエリアで食べるくらいしか思いつかないのだけれど、マルセイユみたいにナマで食べるところもあるんですね。

読了日:07月11日 著者:馳 星周
https://bookmeter.com/books/6715772

■ニッポンを解剖する! 東京図鑑 (諸ガイド)
ディープな東京の魅力をビジュアルでわかりやすく紹介する。
江戸の風情を残しつつ最新技術を惜しみなく投入してバージョンアップし続ける東京。
サンシャイン水族館は貨物船が使っているバラスト水(黒潮の海面近くの海水)を使用し、ほぼ100%の天然海水。
それに対してすみだ水族館は関東初の人工海水100%、汚れた水はろ過して再利用している。
レインボーブリッジの橋桁の高さは約52m。
クイーン・エリザベス2号が通過することを想定した高さだが、まだ橋をくぐったことはない。
いつか来るといいな。
読了日:07月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/11085161

■女性の「コレステロール」「中性脂肪」はこうして落とす!
閉経後の女性はコレステロール値が高くなるのが当たり前、ゆえに女性と男性ではコレステロールの目標値が異なる。
閉経後の女性が脂質異常症と診断された場合には、まず生活習慣の改善をして、喫煙や肥満など、動脈硬化の引き金となるものを予防すること。

読了日:07月10日 著者:天野惠子
https://bookmeter.com/books/12286751

■秘密 season 0 7 (花とゆめCOMICSスペシャル)
犯罪捜査ではなく遺言という形で他人の脳を見るのは犯罪なのか。
人間の一生は何かをやり遂げその成果を見届けるにはあまりにも短いから、誰かにこの思いを託したい。
託された側とすれば、その願いをかなえたいのはやまやまで、それが人間だし、研究者なら自分のためにも引き継ぎたいだろう。
75年待てばハレー彗星はかえってくる。鈴木以外はみんなかえってくる。
薪さんの慟哭が響く。
読了日:07月10日 著者:清水玲子
https://bookmeter.com/books/12920017

■(P[あ]4-5)タマの猫又相談所 花の道は嵐の道 (ポプラ文庫ピュアフル)
和室を制する者は学院を制す。
部室を占有しようとする茶道部に、華道部は対抗できるのか。
理生がめそめそと相談を持ち掛けるたびに、ドラえもんになってるタマ頑張れと思う。
華道部の鈴木花蓮が他の部を潰してまで大派閥にしようとしてる理由がいまひとつ分からない。
瀬川くんが失恋から立ち直れますように。


読了日:07月09日 著者:天野 頌子
https://bookmeter.com/books/6311024

■大人のコミュニケーション術 渡る世間は罠だらけ (光文社新書)
「この本は、心が折れかけたり人間不信になりそうになりながら、コミュ力をなんとか高めようと奮闘する記録です」
私はコミュ力ないから、と諦めて、ほかの道を探すほうがずっと簡単な気がしますが、コミュ力を高めたいなら頑張るしかありません。
でもその頑張り方が分からないので余計に苦労するんですよね(同意で溜息)。
フラッシュモブが原因の「サプライズ離婚」ありましたね、結婚式当日の悲劇。

読了日:07月09日 著者:辛酸 なめ子
https://bookmeter.com/books/11193714

■眞鍋かをりの世界ひとり旅手帖
小心者のための世界の歩き方ナビ。
スマホの登場で格段にひとり旅がしやすくなったと思う。
治安やぼったくりなど用心するべきことに対してリアルタイムに情報を拾えるし、
地図を広げて観光客ですというアピールをしなくてすむ。
旅慣れしている猛者には物足りないかもしれないけれど、小心者のひとり旅は心配事やハプニングよりも安全に楽しめることが重要だもの。

読了日:07月08日 著者:眞鍋 かをり
https://bookmeter.com/books/9763163

■だから女はめんどくさい
ほんとに女は面倒くさい。女もそれを分かっていますが、女である以上はもうどうしようもありません。
仕事とアタシどっちが大事なの、みたいな、対応に困る女の言動には「さみしかったんだねゴメン」が効果的。
使いこなせるようになると男としては相当なヤリ手らしい、です。
もし自分が言われたらどうかな、想像できないなあ、うーん。

読了日:07月08日 著者:安彦 麻理絵
https://bookmeter.com/books/4760918

■おんなの県民性 (光文社新書)
「歴史、マーケティング、統計資料などから、都道府県によって女性の性格、思考、身体的特徴などがどれほど違うかを、徹底的に浮き彫りにする」
こういう本は、絶対にそんなことない!と鼻息荒くして読むより、そういうこともあるかもね~とユルい気分で読むのがいいです。
土地によってそういう傾向がある、統計からそういう見方が出来るんだなあという参考にはなります。


読了日:07月08日 著者:矢野 新一
https://bookmeter.com/books/157570

■密室殺人傑作選 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
「基本から応用まで14の密室を収めた垂涎のアンソロジー」
半分くらいは既読ですが、それでもやっぱり密室ものって読ませる。
クレイグ・ライス「うぶな心が張り裂ける」切れなかった、と聞けばもうそれしか思い当たらないベタな展開なのだけれども、
酔いどれ探偵マローンが好きなのでもうそれでいいです。天使のジョーもいいやつだ。
未読のものではメルヴィル・デヴィッスン・ポースト「ドゥームドーフの謎」と
ウィリアム・ブルテン「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」おいおいとツッコミいれていいんですよねと確認したくなる。

読了日:07月07日 著者:ハンス・ステファン サンテッスン
https://bookmeter.com/books/27280

■あやしい探検隊アフリカ乱入 (角川文庫)
あやしい探検隊の5人、いざアフリカへ。
ナイロビのヘビ園にいたワニに「とうちゃん」と言ったワニ眼画伯・沢野ひとしの感動の再会シーンに立ち会いたかった。
キリマンジャロに無酸素で登頂し、無事に降りてきてホッとしすぎたのか、パスポートやお金を盗まれてしまったり、
マサイ族の写真を命がけで撮ったりと、ヒヤッとする場面も。

読了日:07月07日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/548791

■可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家 60軒
世界中の変てこでユーモラスな個人住宅ばかりを集めた写真集。
形が面白いもの、立地が面白いもの。
良くこんなの建てたなあと思いながら楽しめました。
イタリアの階段屋根の家は他の本でも見かけましたが、ブリジッド・バルドーの映画「軽蔑」でも使われていたんですね。
ギネスブックにも登録されているロシアの世界一高い木造家屋は異様な佇まいで近隣からは不評とのことですが、昔の日本映画に出てくる砦みたい。


読了日:07月06日 著者:黒崎敏&ビーチテラス
https://bookmeter.com/books/42819

■本当は怖い女性のかくれ高血糖―あなたがまだ気づいていない
食後、一時的に血糖値が異常に高くなるのが「食後高血糖」。
通常の健診では簡単に見つけることができないことから「かくれ高血糖」と呼ばれている。
家族や血縁関係に糖尿病や高血糖の人がいる場合はかくれ高血糖になりやすいが、生活習慣にも影響されるので、
食事の仕方や運動などに気を付ける。
運動は、ただ歩くだけ、立ち上がるだけの軽い運動でも効果はあるので、座ったままでいないことが肝心。

読了日:07月06日 著者:中村節子
https://bookmeter.com/books/13025700

■地図で見るバルカン半島ハンドブック
「1990年代からつねに激動の中にある国家と民族のモザイク、バルカン半島の複雑さを理解するための100以上の地図とグラフ」
いまだにバルカンは激動の地。
大変な思いをして旧ユーゴは解体したのに、
EUって枠組みでまた同盟を組もうとしてるなんてどんな冗談だ、と思う。
コソヴォを独立国として承認しない国は、たとえば承認するとカタルーニャが独立してしまいそうなスペインみたいに、国の政治的事情が反映されている。
ギリシャが嫌がって「マケドニア」と名乗れなかったマケドニア共和国は「北マケドニア」になりそうですね。

読了日:07月06日 著者:アマエル・カッタルッツァ,ピエール・サンテス
https://bookmeter.com/books/12328161

■フェニモア先生、宝に出くわす (ハヤカワ・ミステリ文庫)
老齢で亡くなった女性患者から不動産と宝の地図を遺贈されたフェニモア先生。
その土地を見に行く途中、患者のリディアの家に立ち寄ってみると、先祖伝来の土地を手放すようにと何者かから脅迫されていた。
今回はジェニファーが犯人と対決、フェニモア先生は気が気じゃなかっただろう。
コレクター心理が行き過ぎると恐ろしいことになりますね。
アメリカの医療システムを知らないので、患者が保険維持機構に加入すると開業医にかかる患者が減るのがなぜなのか良く分からない。

読了日:07月05日 著者:ロビン ハサウェイ
https://bookmeter.com/books/58785

■ど制服
学校の制服から軍服まで、ようこそ制服ワールドへ。
髪形が三つ編みしかダメという、もしかしたら日本唯一の学校かもと紹介されていた山脇学園は、今はそれから比べたらだいぶ緩い感じですね。
でも学校目指して歩いてる女子たちが全員三つ編みっていう光景は圧巻だっただろうな。
三十三間堂の仏像が「制服の宝庫」だなんて思ったことありませんでした。
仏像の衣にまで制服感を見出すなんて、酒井さんったら業が深い。

読了日:07月05日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/118703

■「捨てる力」がストレスに勝つ (集英社文庫 さ 28-5)
自由で軽い心を取り戻す79のコツ。
「捨てる」とは自分をリアルに見つめなおすこと。
自分にはできないこと、諦めるしかないもの、自分には似合わないもの、飾り上げていたもの、無理をしていたこと。
余計なことを捨てれば心が軽くなる。
キーワードは少欲知足。

読了日:07月04日 著者:斎藤 茂太
https://bookmeter.com/books/545868

■簡単ワンプレートがいっぱい! 朝ごはんの本 (ei cooking)
ワンプレートなら洗うお皿の数が少なくて確かにラクはラク。
作り方を見て、
フレンチトーストの液に浸すのは夜のうちにできるかなあ、とか、ある程度、自分で段取りを組み立てられるひと向けな気がします。
フレンチトーストのバリエーションがおいしそうだったので、やってみたいな。

読了日:07月04日 著者:星野 奈々子
https://bookmeter.com/books/9291912

■ニッポンを解剖する! 沖縄図鑑 (諸ガイド)
一度は訪れたい沖縄の名所や、知っておきたい歴史・文化を、写真やイラストで完全解剖。
やんばるの森で一番よく見られるイタジイの木は酸性土壌でしか育たず、沖縄本島では嘉手納以北でしか見られない。
ということは、沖縄本島って南北で土壌の性質が違うのですね。
安波茶あはちゃ、平安山へんざん、世冨慶よふけ、大工廻だくじゃく、勢理客じっちゃく。
フリガナがないと読めない地名がたくさん。
鍾乳洞ってとにかく寒いイメージしかないんですが、玉泉洞の写真に写ってるひとたちがみんな薄着。寒くないのかな。

読了日:07月04日 著者:
https://bookmeter.com/books/11262061

■最後の一球 (講談社ノベルス)
ロシア幽霊軍艦事件から二か月後。
馬車道の御手洗と石岡くんに持ち込まれた「母親が自殺未遂をした理由を知りたい」の「理由」にかかわる道徳ローンが火事になる。
それは、渾身の一球で友の気持ちに応えた男の物語。
竹越警部に御手洗が言った「神が制裁を下したのですよ、大勢を泣かせ、自殺させた悪徳ローン会社に」
のセリフは御手洗らしいなあ。
不遇でありながらも真面目に生きてる人間には優しいよね、御手洗は。
そしてこのころ、もうフィンランド行きを決めてるような口ぶり。

読了日:07月03日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/565408

■40前後、まだ美人?―若くなくても、いいじゃない (文春文庫)
「若くなくても、いいじゃない」を改題して文庫化したもの。
電車の戸袋に手を引き込まれないようにという注意書き、あれは子供向けかと思ってたんですが、
大人でもうっかり引き込まれちゃうことがあるんですね。
エレベーターの扉とかホテルの入り口のドアとかも気を付けるポイント。
ところで、防寒力に優れる某ダマールって毛玉になりやすいって聞いたことありますがそうでもないのかな。

読了日:07月03日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/144489

■仙厓(せんがい):ユーモアあふれる禅のこころ (別冊太陽 日本のこころ)
表紙の絵と目が合って図書館で借りてきた本。
その表紙の「指月布袋画賛」は、月のように円満な悟りの境地には到達しがたいが、それこそが真の目標であると教えている絵。
のびのびしていて、とてもおおらか。
禅画がなに、っていうのは良く分かりませんが、でも「あなたがおもしろいと思い、何かを感じてくれるものを描こう」という思惑に見事にハマる。


読了日:07月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/11124604

■魔法の豆腐クリームレシピ: 豆腐と調味料を混ぜるだけ! たっぷり食べても罪悪感ゼロ!
豆腐と調味料を合わせて作る豆腐クリームの作り方と、豆腐クリームを使ったレシピ。
マヨネーズとか生クリームとか、もうちょっと量が欲しいなというときに、カロリーを気にせず使えるのはいいかもしれない。
デザートとドリンクに使える豆腐クリームにはレモンの皮が必要。
輸入レモンは農薬が気になるし、日本産は時期が限られるし、そうなると手軽とは言い難く、ちょっと悩ましいな。

読了日:07月02日 著者:井出 杏海
https://bookmeter.com/books/9430336

■Walking with Leica〈2〉―北井一夫写真集
フルカラーの写真が簡単に撮れるいまの時代にモノクロ写真を見ると、色合いがはっきりしないことに戸惑う。
戸惑ったまま写真をずっと眺めていると、白黒の世界にだんだん慣れてくる。
白黒のユズが3個、紙屑が3個。
自分が知ってる色に無理に脳内変換してしまうより佇まいが穏やか。

読了日:07月02日 著者:北井 一夫
https://bookmeter.com/books/1034034

■本質を見通す100の講義
「100の講義」シリーズ第4弾。
「サブウェイで注文できる人は、まだ老年ではない」これ、スタバにも同じこと言えそう。
ふんわりと「あんな感じのもの」でいいや、と思ってるだけなのに、選択肢が多いと大変。
話をしなくても「あんな感じのもの」を買えるコンビニってほんとに有難い。

読了日:07月01日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/9781524

■山形新幹線「つばさ」殺人事件 (講談社文庫)
7月1日に開業したばかりの山形新幹線に乗って旅をしていた若い女性、OLの小倉マキ、女子大生の井岡和美が次々に行方不明になった。
十津川警部たちがなぜ神崎の同級生に話を聞く前から、なぜ、神崎がハーレムを作ろうとしていたと思ったのか、
菊地は自殺じゃなくて他殺だと断定したのか、そのあたりがよく分からない。
井岡和美の母親は十津川の妻の友人の娘。これは苦い結末だ。

読了日:07月01日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/6803533


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