やわらかい螺旋

徒然なるままに

2018-09

2018-10-01 06:48:37 | 
2018年9月の読書メーター
読んだ本の数:68冊
読んだページ数:15716ページ
ナイス数:810ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■QED ~ortus~白山の頻闇 (講談社ノベルス)
2作品収録。
「白山の頻闇」
金沢で新婚生活を送る奈々の妹・沙織を訪ねた奈々とタタルさん。
首なし死体のことは、義理の兄が相談した結果なのでもうそっちは仕方ないけれど、沙織としては深く心に傷を負ったはず。
もしかしてこれがきっかけだったのか、小松崎。
「江戸の弥生闇」
タタルさんと一緒に待乳山聖天をお参りした宏樹は多分この日をずっと忘れられないだろうな。

読了日:09月30日 著者:高田 崇史
https://bookmeter.com/books/12380516

■おしゃべりな銀座
日本初のタウン誌「銀座百点」に掲載されたエッセイ50篇。
ジェーン・スー「母の銀座」にほろっとしたり、隈研吾「ブルーノ・タウトの小箱」でタウトが日本にいたときに家具や小物をデザインしてたのかへぇ~、などなど、
面白く読めました。
佐藤雅彦「もしも、無実の罪で追われる身になったら私は銀座をこう逃げる」いまは逃げきれないというオチも含めて楽しめた。

読了日:09月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/12077120

■十津川警部 陰謀は時を超えて リニア新幹線と世界遺産 (文春文庫)
世界遺産の白川郷を取材する雑誌編集者の若杉誠。若杉が入手した秘薬を巡って起きた殺人事件。
リニアという新しさ、白川郷という懐かしさを並べるのは面白かったけれど、
関係ないものを無理にくっつけようとしてる苦しさが感じられる。
製薬会社の新薬開発の大変さは良く分かりましたが、一部の地域だけでしか使われてない民間薬を、ろくに治験もせず販売するなんてことあるんだろうか。

読了日:09月29日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/8651075

■時をかけるゆとり (文春文庫)
上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。
まったく男の子ってのはこれだからねぇ、と言いたくなるようことを色々やらかしていて(褒めてます)
これがいちいち面白くて笑ってしまう。
面白く書いてやろうって気負いを感じないくらいのさりげなさなので騙されそうですが、ただ書いてるだけじゃこの面白さにはならないと思う。
一番笑ったのは、映画館の「でーい!でーいでーい!」です。
A助くんはあれからまだもてているのかな。本人がそれでいいならいいんだけれど、ついニヤニヤ。
読了日:09月29日 著者:朝井 リョウ
https://bookmeter.com/books/8966796

■誰が死んでも同じこと
河帝商事の創業者一族が相次いで殺害された。
警察庁から派遣された捜査官・十常寺迅は、内部事情に詳しい秘書の灰原円の協力を得て捜査に当たる。
十常寺の子供時代の回想をそういう使い方をするとは、なるほど。
まだ根本的な事件は解決してないのに、それぞれの事件現場での謎を解き明かしているので、ふたりが場所を移動するたびに、連続殺人の印象がどんどん薄れてしまいました。
コーヒーアリアリって言い方と輸血後GVHDってものがあるのを知ったのが収穫。

読了日:09月28日 著者:円居 挽
https://bookmeter.com/books/12368582

■なんとか生きてますッ 2
「サンデー毎日」に連載中の人気エッセイ「なんとか生きてますッ」の書籍化第2弾。
母乳がなかなか出なくて米のとぎ汁でエリーさんを育てたおかん。
出汁のないお味噌だけのお味噌汁なんて破壊力あるなあ。
太っていくのを加速させるコーラなんて言い方、思いつかなかったので笑ってしまった。
自分の周りの人間(もちろん自分も含めて)の経験から言えることは、電車の網棚に乗せた荷物は絶対に忘れます。
大事なものほど忘れます。
読了日:09月28日 著者:大宮 エリー
https://bookmeter.com/books/10031867

■驚嘆!セルフビルド建築 沢田マンションの冒険 (ちくま文庫)
高知に建つ世界最強の巨大セルフビルド建築、沢田マンションの魅力を探る。
沢田夫婦が我流で建てた「沢田マンション」をこの本で知りました。
一軒家ならともかく、賃貸マンションを素人が建ててちゃんとひとが住んでるのもびっくりだけど、
ものすごく気軽に改築・改装してるのもびっくり。
スロープで車で5階まで上がれたり、屋上に水田があったり、手作りならではの構造が面白い。
見学者が多いのも頷ける。

読了日:09月27日 著者:加賀谷 哲朗
https://bookmeter.com/books/9018479

■おもしろ張り子
招き猫やふくら雀、だるま、みみずく、虎と獅子など。粘土と和紙とのり、身近な材料で気軽につくれる、ゆるくてかわいい張り子作りの本。
なるほど張り子ってこうやって作ってるのか。
こんなに何重にも和紙を張ってるとは思ってなかった。
自分が作るなら、福助人形とか形がちゃんとしてないとそれらしくならないものより、ちょっと歪んでいてもそれが味だと思えるようなものがいいなあ。
しゃちほこっぽい鯛とかどうだろう。
ひょっとしたら形を作ることより着色のほうが大変かも。

読了日:09月27日 著者:前田 ビバリー
https://bookmeter.com/books/12418213

■さおり&トニーの冒険紀行 タイで大の字
タイで経験できることをいろいろやってみる。
仏教国のタイは寛容で、なにかあってもマイペンライと言って終わり。
全然知り合いじゃないのに、コーディネーターの親戚のおうちに到着した途端、運転手がマンゴスチンをとったりココナッツをむきはじめたり、ほんとに自由。
それでも住人がマイペンライと言うんだから、なんというおおらかさ。マイペンライにも程がある。

読了日:09月27日 著者:小栗 左多里,トニー・ラズロ
https://bookmeter.com/books/8004991

■蝋人形館の殺人 (創元推理文庫)
幼馴染の三人娘のうち、ひとりはセーヌ河で、もうひとりは蝋人形館で、遺体となって発見され、予審判事バンコランが捜査に乗り出す。
蝋人形館に秘密社交クラブなんて退廃的な舞台設定にバンコランの容貌がハマりすぎて、最後の電話の内容がやり過ぎに感じないから恐ろしい。
クラブに乗り込んだ語り手のジェフの活躍は分かりやすいけれど、それもマリーがいたからこそ。
最初はマリーって感じ悪いと思ってたけど、書類を焼き捨てたりジェフを逃がしたり、意外といい娘なのかも。

読了日:09月26日 著者:ジョン・ディクスン・カー
https://bookmeter.com/books/4663683

■京都ミステリーの現場にご一緒しましょ (京都しあわせ倶楽部)
ミステリー作家・山村美紗が作品の舞台にした場所を娘の山村紅葉が案内する。
山村美紗の作品は多分読んだことないんですが、
京都のあちこちを読者に分かりやすく説明していて、ちょっとした観光気分を味わえるようなワクワク感がありますね。
母親としての山村美紗への思慕が見え隠れ、娘だからこそ書ける文章。

読了日:09月26日 著者:山村 紅葉
https://bookmeter.com/books/9932595

■MARVELOUS MYSTERY 至高のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選 (講談社文庫)
ミステリ短編アンソロジー。
三上洸「スペインの靴」
弱みを握って捕まえたはずが、逆に弱みを握られて捕まえられた。でもそれは彼にとっての幸せ。
これ以外はシリーズ作品の中から採られたもので、門井慶喜「早朝ねはん」大崎梢「標野にて君が袖振る」が既読。
桜庭一樹「脂肪遊戯」脂肪が彼女にとっての鎧。切なさおぞましさが入り乱れた気持ちになる。

読了日:09月25日 著者:
https://bookmeter.com/books/704991

■夜ふけのなわとび (文春文庫)
「週刊文春」での連載をまとめた本、第18弾。
2003年~2004年の当時のことなので忘れてることが多かったけれど、そもそもそれほど興味がなかったりして(布袋騒動なんてあったんだ)、ふーんそうなの、な感じでした。
知り合いを訪ねてロンドンに行くために夫に許可を取るのが大変だったとか、
林さんって夫がいなかったらもっとやりたいことが広がるんじゃないのと思ってしまう。

読了日:09月25日 著者:林 真理子
https://bookmeter.com/books/534840

■連続殺人鬼カエル男ふたたび
爆発・溶解・轢断・破砕。
ふたたびカエル男の連続殺人事件の捜査にあたる渡瀬と古手川。
前回のカエル男のラストのことがあるので御前崎が狙われたのは必然と思うが、うーんなるほど。
そして、そもそものカエル男の事件発端である古沢にはまったく同情の余地なし。
母親のあの態度がだんだん哀れに思えてくる。
有働さゆりは、今後どうなっていくんだろう。

読了日:09月24日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/12806087

■なんでこうなるのッ?!
「サンデー毎日」連載「なんとか生きてますッ」書籍化第3弾。2冊目を抜かしちゃったので読まなくちゃ。
血便が出たりカレーを燃やしたり、そんなことになってるなんて危ないじゃん大丈夫かっ、とか心配になる場面も。
ムッシュかまやつの天真爛漫さにじんわりとしてきて「ムッシュに捧ぐ」の部分だけ何度も読み返してしまいました。

読了日:09月24日 著者:大宮 エリー
https://bookmeter.com/books/12413953

■鎌倉不動産のあやかし物件 (メディアワークス文庫)
鎌倉の老舗不動産の御曹司、雅秋とのお見合いを親に仕組まれたと気付いた清花は突然幽体離脱する。
それを救った雅秋と同居する羽目になり、いわくつきの不動産物件の謎を一緒に解き明かす。
清花と雅秋は最終的にはちゃんと婚約者って言えるような関係になるんだろうな、と先が読める展開でしたが、
ふたりとも後ろ向きの人生から一歩踏み出せるようになって良かった。
それにしても紗英が気の毒でならない。これから先の運が開けますように。

読了日:09月23日 著者:安東 あや
https://bookmeter.com/books/11128969

■辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」 (漫画とリポートでめぐる「死後の世界」)
すてきな天国ライフを送る秘訣が満載、死んでも困らない究極のガイドブック。
地獄のあるなし、輪廻転生するかしないか、そのあたりはインタビューした相手によって違うけれども、だいたいは、
この人生を悔いがないように精いっぱい生きるのが重要ということ。
いまはまだ死ぬのは怖いと思っていますが、そのときになったら怖くなくなるのかなあ。

読了日:09月23日 著者:辛酸 なめ子,寺井 広樹
https://bookmeter.com/books/11505690

■黒白キューピッド (集英社スーパーダッシュ文庫)
オンラインゲーム「七色キューピッド」をクリアすると現実世界でも天使が願いをかなえてくれる。
加藤はその噂を否定するため、メイジは願いをかなえてもらうため、二人の中学生は一緒にゲームを始めた。
ゲームの天使が現実にはみ出してくる、の感じは面白そうだったのに、多分、この著者はオンラインゲームやったことないんだろうな。
中二病炸裂、ツッコミどころが多すぎる。
読了日:09月22日 著者:中村 九郎
https://bookmeter.com/books/529743

■脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
脳にまつわる知識や考え方を紹介。
NSAIDという非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェン、アスピリンなど)がアルツハイマーと血管が詰まる病気(脳梗塞、心筋梗塞など)の予防になるようで、
アメリカの医者は市販薬の錠剤を半分に割り毎日飲んでるひとがいるのだそう。
普段からたくさん酒を飲んだりたくさん煙草を吸ったりするひとは、肝臓の特定の酵素がよく働いているために薬もすぐに分解されてしまって、きちんと効かないことがある。
だから医者にかかると、健康云々とは別に、お酒とか煙草をやめろと言われるのかなあ。

読了日:09月22日 著者:池谷 裕二
https://bookmeter.com/books/548240

■名作なんか、こわくない
読んだ人も、これから読む人も、読むつもりがない人も、みんなが楽しめる名作案内。
読んだことがなくてもタイトルだけは知ってるし、映画なんかにもなってて中身も知ってるような作品は多い。
でもやっぱり、自分の想像力を頼りに本を読むっていうのが楽しいんだよね、と思わせてくれる。
「グレート・ギャツビー」は、RADIO FISH「PERFECT HUMAN」のMV。あっ、そうかな、あとで動画を探して見直してみる。

読了日:09月21日 著者:柚木 麻子
https://bookmeter.com/books/12451199

■江古田ロック - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿2 (中公文庫)
喫茶“ひとつぶの涙”にやってきた客のお悩みを解決するのは伝説のプロファイラーでサイコセラピストだったママ。
小林少年のツッコミがうるさいと思っていたけれど、常連客たちとの掛け合いがそもそも煩わしいと感じてるのかもしれない。
最近の鯨統一郎はこういうスタイルの作品が多いから、いい加減に慣れてもいいのになあと溜息。
ママならともかく、大学生の海江田さんが「いいわよ」なんて言葉遣いするかなあ。

読了日:09月21日 著者:鯨 統一郎
https://bookmeter.com/books/11213566

■江古田ワルツ - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿 (中公文庫)
元サイコセラピストで元警視庁プロファイラーのママがいる日本茶専門喫茶店“ひとつぶの涙”に持ち込まれる数々の謎。
名前は出てこないけれど、波田煌子は相変わらず年齢不詳で飄々としていて、
バイトの小林少年が彼女の経歴を胡散臭く思うのは仕方ない。
大学生の小林少年が大川橋蔵を知ってるのに三田明と西郷輝彦を知らないのがバランス悪いのと、地の文でのツッコミがちょっとうるさい。
同じくバイトの海江田さんはお店にすごく馴染んでる。どうやってバイトに採用されたんだろう。やっぱりなぞなぞ?

読了日:09月20日 著者:鯨 統一郎
https://bookmeter.com/books/10022897

■女子の遺伝子
三砂ちづるとよしもとばななの「女性について」の対談。
よしもと「体は祝福なんだよ。なによりもそれに気づこうよ」
三砂「数多の女性たちの失敗の上に、次の世代の女性たちにはぜひとももっと幸せになってもらいたい。祈りのような対談であった」
読んでいて愉快でもあり不愉快でもあったんですが、そういう揺さぶられ方をするのは悪くなかった。

読了日:09月20日 著者:三砂ちづる,よしもとばなな
https://bookmeter.com/books/6452323

■爬虫類館の殺人 (創元推理文庫 119-2)
戦争で灯火管制下にあるロンドン。動物園の園長、ネッド・ベントンが自宅で死亡しているのが発見された。
目張りをしたうえでのガス自殺と思われたが、娘のルイズが異を唱える。
すぐに自殺じゃないと看破されてしまうなんて甲斐がなかったけど、匂いの偽装とか、
犯人にしてみればもう必死だったんだろうな。
嫌な奴だったので、そのへんの必死さには同情はしませんが、もしもパースンズが雇われていなければ、また違った結果になっていたかもしれない。
そして、あんなやり方で犯人を追い詰めたH・M卿がドSすぎて痛快。

読了日:09月19日 著者:カーター・ディクスン
https://bookmeter.com/books/427820

■パラダイス山元の飛行機のある暮らし―――年間最多搭乗1022回「ヒコーキの中の人」が贈る空の過ごし方
『年間最多搭乗1022回「ヒコーキの中の人」が贈る空の過ごし方』
言われてみれば、鉄道好きのひとが書いてる鉄道本はたくさんあるのに、飛行機好きのひとが書いた飛行機の本って確かに見たことないかもしれない。
だから、1年に1000回以上も飛行機に乗るなんて、ほんとに飛行機の中で暮らしてるようなものだなあと単純に面白がって読めました。
最後に出てくる金子哲雄さんとのエピソードが泣ける。

読了日:09月19日 著者:パラダイス山元
https://bookmeter.com/books/10806537

■岬にて: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)
女性の心理描写が際立つ短編を精選し、単行本未収録作品を追加した作品集。
「母の家出」上九一色村なんていわば不吉と思われがちな場所で再生しようとしている母の姿。富士山はいつもそこにある。
「花盗人」最初の自転車がここに繋がるとは。
「微笑む女」夫の不倫相手の家に乗り込んだ妻。
この展開は出来すぎだけれど、思い詰めていた妻の感情をほぐすようなものと出会えたのが救い。


読了日:09月18日 著者:乃南 アサ
https://bookmeter.com/books/10435012

■恋する伊勢物語 (ちくま文庫)
俵万智の訳でよみがえる伊勢物語。
「むかし、男ありけり」の書き出しは知ってるけれど、中身はどういう物語だったのかあんまり思い出せなかったので、
古典の授業で習っていた当時は面白いと思ってなかったんだろうな;
男女の出会いに限らず、短歌のやりとりが日常的だった時代を垣間見たような気がします。

読了日:09月18日 著者:俵 万智
https://bookmeter.com/books/467354

■見るだけで心が清らかになる 世界の教会、寺院、礼拝所
美しいステンドグラスの教会、精緻なモザイク装飾のモスクなど、数々の宗教施設を紹介。
個人的には、宗教施設なんて豪華じゃなくてもいいじゃん、って思うんですが、
ひとめで自分の日常には有り得ないような場所なのだと分かるほうが、真剣に祈りを捧げられるものなのかもしれない。
これを建てたひとたちも真剣だったろうなあ。

読了日:09月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/12702390

■小さな花飾りの本: 生花で作る簡単おしゃれなアクセサリー コサージュ・ブレスレット・花冠
生花で作るコサージュ(ブートニア)やブレスレット、花冠などの作り方や贈り方を解説。
たとえ造花でも、身に着ければ見た目にも華やかになりますが、これが生花ともなると気持ちがしゃっきりしそう。
花粉が付きやすい百合などは花材に選ばないほうがベター。


読了日:09月17日 著者:吉田 美帆
https://bookmeter.com/books/12046685

■駅から散歩 東京モノレールガイドブック
日本初の旅客用モノレールが開業したのが昭和39年9月17日のこと。
開業当時は浜松町駅と旧羽田駅の2駅を往復するだけだった。
天王洲アイルとか流通センターとか、
駅の名前は知ってるけれどそれどこの路線だっけ、と思っていた駅が多くて、そうかモノレールだったか。


読了日:09月17日 著者:高橋美江
https://bookmeter.com/books/8337098

■日曜日の女たち (幻冬舎文庫)
毎月第三日曜日、5人の女が誰かの家に集まって飲んだり食べたりおしゃべりしたりする「日曜倶楽部」。
5人は全員、不倫していて、他では大っぴらに話せないことでもここでは仲間同士、気を許せる。
香奈恵の叔母さんの話がつらかったので、香奈恵の電撃卒業には素直におめでとうと言いたい。
香奈恵と入れ違いの新メンバー桃子は波乱万丈の真っ只中に放り込まれたところ。さてどうなるか。
読了日:09月16日 著者:真野 朋子
https://bookmeter.com/books/490328

■もうすぐ絶滅するという煙草について
作家と煙草、42篇のアンソロジー。
澁澤龍彦がパイプ派なのは知らなかったけど、いかにも澁澤龍彦らしいなあ。
中島らもが大麻所持で捕まって、22日の独房生活から保釈になったとき、フライデーの記者からハイライトを1本もらって
「美味かった。大麻なんかの比ではない」とっても実感がこもってる。
圧巻なのは筒井康隆「喫煙者差別に一言申す」でした。

読了日:09月16日 著者:芥川龍之介,開高健,中島らも,内田樹,松浦寿輝,古井由吉,夏目漱石,久世光彦,浅田次郎,荒川洋治,原田宗典,米原万里,吉田健一,佐藤春夫,丸山薫,杉本秀太郎,澁澤龍彥,安西水丸,あさのあつこ,安岡章太郎,堀口大學,谷川俊太郎,なぎら健壱,山田風太郎,常盤新平,別役実,池田晶子,筒井康隆,金井美恵子,池田清彦,泉昌之,倉本聰,安部公房,島田雅彦,東海林さだお,小田島雄志,中井久夫,斎藤茂吉,赤瀬川原平,いしいしんじ,内田百閒,いしいひさいち
https://bookmeter.com/books/12581265

■そこらじゅうにて 日本どこでも紀行 (幻冬舎文庫)
「まだ知らぬ日本を味わいつくす、爆笑旅エッセイ」
ビラ星人みたいな道南とか、一体それどんな例えなんだとツッコミ入れてる暇もなく、どんどん読み進める。
グレゴリ青山の解説漫画での
「タコ滑り台の絵や余呉湖の絵などあらゆる艱難辛苦を乗り越えたどり着いた画家の描線だ」
大袈裟な物言いだけれどすごく的を射てる。
写真を見て描いてるにしても分かりやすくてうまい絵ですよね。
奄美大島のシュノーケリング旅が一番面白かった。
読了日:09月15日 著者:宮田 珠己
https://bookmeter.com/books/11931512

■美を尽くして天命を待つ
「美女入門」シリーズ第14談。
たまにしか読んでないけど続いてますねこのシリーズ。
ダイエットで少し痩せてもまたリバウンド、スカートのファスナーが上がらないから着る服がないとぼやいてみる。
高級店の服を買いたくてもサイズがないからバッグを買い、おいしいものを食べてまた太ってしまう。
体型(体重)で行動が決まってしまうような、ダイエットに振り回される生活って煩わしいなあ・・・。
痩せるために協力してくれるひとたちと、おいしいものを勧めてくるひとたちは、お互い友達になれないかも。

読了日:09月15日 著者:林 真理子
https://bookmeter.com/books/11063304

■美女の日本史
幕末、明治、大正、昭和と激動の時代を生き抜いた77人の女性たちの一生を豊富なビジュアルとともに紹介する。
美人の定義は時代ごとに違うなんて聞きますが、でも彼女たちは美人だなあと思う。
姿かたちの美しさもあるけれど、いまの時代にも名前が残るようなひとたちは、自分が果たしていく役割を重々承知していて
(愛新覚羅溥儀の弟、溥傑に嫁いだ嵯峨浩とか)
人生が作ってきた美しさもあるのかもしれない。
読了日:09月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/11057528

■コウケンテツのおやつめし
ご飯にはなかなか手を付けてくれない子でも、おやつならなんとか食べてくれる。
それなら、おやつでご飯の足りない分を補えばいいじゃないか、っていうのは親心。
枝豆のプリンと、わかめが入ってるクッキーが気になります。
読了日:09月14日 著者:コウケンテツ
https://bookmeter.com/books/9747382

■美しいインドア・グリーン
美しい多肉植物、エアプランツ、サボテン、熱帯の花々の世界を家の中で楽しむための1冊。
ガーデニングとなると庭がないしベランダも狭くて厳しいけれど、室内で育てられる多肉植物は魅力的。
エアプランツってほとんど水やりしなくていいと思っていたので、誤解が解けて良かったです。
アロエを扱ってないのが少々不満。室内ってイメージじゃないのかな。

読了日:09月14日 著者:カロ・ラングトン,Caro Langton,ローズ・レイ,Rose Ray
https://bookmeter.com/books/12073125

■屍人荘の殺人
設定の珍しさで売れてるだけなんじゃないのと意地悪く思っていましたが買って良かった面白かった。
明智ならともかく、剣崎比留子が葉村を助手に望む理由がいまひとつな気もしますが、
登場人物の紹介の仕方など、デビュー作でこれだけ書けていれば上々なのでは。
部屋の見取り図がちゃんと意味のある使われ方をしていて、葉村のドアを何度も見返してしまった。

読了日:09月13日 著者:今村 昌弘
https://bookmeter.com/books/12285662

■期限切れのおにぎり―大規模災害時の日本の危機管理の真実
東日本大震災・阪神大震災・新潟県中越地震。その時、現場のリーダーは何をしたのか。
2006年の新潟中越地震では、政府の予算ではなく、新たに創設された財団が基金という形で運営したので資金の自由度が高く、住民の意思に沿った復興が進んだ。
ところが東日本大震災では民主党はこれを不採用。交付金制度にしたため4割も査定ではねられた。
北海道胆振東部地震はどう対応するのか今後に注視。
読了日:09月13日 著者:鈴木 哲夫
https://bookmeter.com/books/10915447

■世界の美しい空港
建築デザインで選んだ、世界のベストエアポート40を掲載。
空港を目当てに旅行するひとはほとんどいないでしょうけれど、
空の玄関口と言われるだけのことはあり、それぞれの国の顔の役割も担っているのですよね。
シャルル・ド・ゴール空港の赤い床はオシャレなフランスらしい雰囲気だし、
エコノミークラスのチェックインカウンターが120もあるドバイ国際空港はさすがにスケールが桁違い。
プリンセス・ジュリアナ国際空港は離着陸のために頭上すれすれを飛行機が飛ぶ。
あんなに近くで飛行機が見られるなんて嬉しいけどちょっと怖い。
読了日:09月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/5565502

■おやつで痩せる
食べることを楽しみながら「やせる間食」を生活に取り入れるためのメソッドやコツを指南。
おやつとお菓子は違うもの。
おやつ=長い空腹時間を作らないために、血糖調整を健全に保ち、からだに必要なものを補う。
お菓子=たまのハレの日に楽しむもの。
コンビニなんかで気軽にケーキが買えるけれど、日常的に食べるのがそもそも間違いってことですね。
お菓子の誘惑に負けそうなときには、その後2時間ウォーキング出来るかを考えよう。
そしてどうしても甘いものが食べたいときには、代謝を助けるために、次の食事を豚しゃぶにする。
読了日:09月12日 著者:安中 千絵
https://bookmeter.com/books/11600103

■水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザイン
2004年8月に、13年ぶりの生産復活を遂げた「水うちわ」。
水うちわを通して、街の歴史や暮らしの知恵などを知り、それまで実感の持てなかった「自分のまち」を再発見していく。
岐阜の伝統工芸品である水うちわを作るためには、それを支える材料や職人たち、関連しているものが欠けては成り立たない。
水うちわに限らず、伝統工芸ってそういうものなんだよなあと改めて思う。

読了日:09月12日 著者:水野 馨生里
https://bookmeter.com/books/55417

■かもめ (集英社文庫)
35歳のチェーホフが“恋だらけの物語”として構想した戯曲。
どうしてこれが喜劇なのかピンと来なかったのだけれど、叶わない恋に振り回されてる人間模様は喜劇といえば喜劇なのかも。
訳者解説で触れられている「かもめ殺人事件」が面白そう。邦訳ってないのかなあ。

読了日:09月11日 著者:アントン・パーヴロヴィチ チェーホフ
https://bookmeter.com/books/5265120

■なんでわざわざ中年体育
運動するのが嫌いなのに、フルマラソンやトレイルランニングで走りまくったり、登山しまくったり(仙骨を骨折)、大変そうで楽しそうな中年体育。
私は面白そうと思ったけれども、ヨガとボルダリングは一度しか出てこなかったから、自分に合う合わないの見極め具合は人それぞれなんだなあ。
継続は力なりと言いますが、サボると走れなくなったりして、体はそういうところは正直ですね。
私も神奈川県民ですが鎌倉=海じゃなくてどっちかというと山のイメージ、角田さんとは逆でした。

読了日:09月11日 著者:角田 光代
https://bookmeter.com/books/11180070

■東京サイハテ観光
東京圏を巡り、すぐそこにあるサイハテを紹介する。
表紙は横浜の本牧市民公園。
地層がくっきり見えるところなので崖っぽさが残っている。
擁壁がうねうねと波打っているところは、見た目は面白いけれども少し怖い。
行ってみたいなあと思ったのは、宗岡の木の電柱ロード。

読了日:09月10日 著者:中野 純
https://bookmeter.com/books/395371

■ドレープ ドレープ2
シンプルに考えられたデザインのドレープ作品。
取り外せる実物大の型紙付き。
no.2の脇がくっついてるやつが面白いデザインで、これ作ってみたいなと思ったんですが、
165㎝巾の天竺ってなかなかないんですね;
他のものも幅広な布を使うので、同じ布を用意するのはひょっとしたら大変かもしれない。
読了日:09月10日 著者:佐藤 ヒサコ
https://bookmeter.com/books/610447

■作家のおやつ (コロナ・ブックス)
31人の作家たちが日頃食したお菓子やフルーツを紹介。
チョコレート中毒の手塚治虫。やわらかい林檎が好きだった沢村貞子。
普段の食事じゃないところで、人柄や生活が見えてくる。
川端康成が急性糖尿病になるほど甘いもの好きとは意外な感じ。
お気に入りだった駒込のカドのお菓子は写真で見ると可愛らしくてきれい。
2017年に閉店してしまったようで残念です。

読了日:09月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/550822

■彼女は存在しない (幻冬舎文庫)
存在してない彼女はどれだ、話の流れにそのまま乗っていいはずがないと、
かなり身構えて読んでいたので、アヤコの件に関しては、ああやっぱりなあという感じ。
相鉄線の横浜駅とか馴染みのある場所ばかり出てくるので、それがかえって不気味でした。
被害にあったのが実はアヤコじゃなくて兄の有希のほうで、目撃者だった隣家の由子にまた再会してしまうのは、世間って意外と狭い。
誰にとっても最悪の出来事、誰にとっても選択肢があまりなく、この結末で満足するしかないような閉塞感のある終わり方。

読了日:09月09日 著者:浦賀 和宏
https://bookmeter.com/books/547750

■ルワンダ・ワンダフル! (向う岸からの世界史) (シリーズ向う岸からの世界史)
ルワンダ政府に招聘され、理科と音楽の授業を宅配した著者が見たルワンダという国。
フツ族とツチ族が対立して虐殺が起きた、程度しか知らなかったんですが、「フトゥ」と「トゥチ」の民族対立ではなかったんですね。
宗主国ベルギーをはじめ、ヨーロッパはアフリカに対して好き放題にしてきて、どれだけのひとたちを苦しめてきたか。
フトゥとトゥチの赦しと和解のために「修復的正義」を推し進めるルワンダ。
被害者も加害者も、心の傷が少しずつでも癒えますように。

読了日:09月09日 著者:伊東 乾
https://bookmeter.com/books/315904

■行ってみたい世界の灯台
陸と海を繋ぐ「海の見張り番」ともいえる灯台。
世界中の灯台から厳選した65基を紹介する。
一見して灯台と分かるものが多いのだけれど、
アメリカのチャールストン灯台は「まるで空港の管制塔のような構造」な見た目。
北方領土・歯舞群島の貝殻島にある貝殻島灯台はロシア側の保守・管理が出来ていないため劣化が進み灯台全体が傾いている。
灯台の必要性を分かっているのかな、補修されるといいけれど。

読了日:09月08日 著者:
https://bookmeter.com/books/12726675

■おひとり様のふたり暮らし (コミックエッセイの森)
一緒に仕事してる仲間でもある友達同士のふたりが、一つ屋根の下で生活する。
他人は自分とは違うとを認めつつ、ある程度、同じ価値観を共有できるのって大事なことだなあ。
そして早い時点で、揉め事にならないうちに、ゆるくルールを作って許容範囲を確認するのも必要。
それは結婚した夫婦でも同じことが言えそう。
いま住んでいるところがお二人にとって快適な部屋でありますように。

読了日:09月08日 著者:スタジオクゥ ひよさ&うにさ
https://bookmeter.com/books/9740687

■空想科学読本15[愛は地球を滅ぼす]編
「空想科学の世界」を真正面から検証し、予想もしなかった科学的結論を導く。
平城京に納豆を敷き詰めたらどれだけの量と金額になるか?の質問は空想科学かどうかは謎だけど、
納豆9万8千t、材料費798億円、15万人が1日8時間働いて23日もかかる大工事になる予想。
でも後始末が大変そうだ。
読了日:09月08日 著者:柳田 理科雄
https://bookmeter.com/books/7999042

■見えないグリーン (ハヤカワ・ミステリ文庫)
戦争で中断していた「素人探偵七人会」を開催しようとしたところメンバーの一人が不審な死を遂げた。
再会を呼び掛けたドロシア・フェアロウから事件の真相に迫るように依頼された素人探偵サッカレイ・フィン。
ひとりまたひとりと死んでいくなか、メンバーに仕掛けられたいたずらの意図など、犯人の狙いが最後まで分からなかった。
トイレで死んだストークス少佐の密室にした方法は再現可能なのかは謎だけど、なるほどアレが伏線だったかと納得する。
ホッジ爺さんの電話が気になって仕方なかった。詐欺じゃないと分かってもらえたかな。

読了日:09月07日 著者:ジョン スラデック
https://bookmeter.com/books/575659

■風景は記憶の順にできていく (集英社新書)
これまでの人生に色濃く触れた場所とその背景を、時代を隔てたところから考える。
記憶に残っている風景と、いま現在の風景。
なにが違っていてなにが残っているのかを、見た目だけじゃなくて本質的なところで進化か退化か見極めている。
看板だらけと嘆いていた国分寺駅の北口は再開発で整備。この時の面影は払拭されて、また違う風景として上書きされていきます。

読了日:09月07日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/6888615

■ネットで見たけどこれってホント? 2食のメディアリテラシー
牛乳は体に悪い?砂糖を食べるとキレやすくなる?
ネットで見かける情報をどう考えればいいのかをガイドする。
「食品の危険性について考えるのは大事なことだけど、記事を鵜呑みにして、よく考えもせず拡散するひとが多いことも知っておこう」
リスクだけを取り上げてメリットを無視したり、そんなに食べればキケンに決まってるじゃん、な「程度」の問題にも触れられないことがあるので注意。


読了日:09月06日 著者:北折 一
https://bookmeter.com/books/11188085

■怪盗かまいたち (花とゆめCOMICS)
予告状を送り付け、決してひとに危害を加えることなく宝飾品を盗み去る。
怪盗かまいたちの鮮やかな手口。
嘘をつかずにひとの懐に入り込み誑かす(良い意味で)やり方は、言葉の性質を知ってないと易々とは出来ないだろうなあ。
2つの事件のどちらも関係者が幸せを見つけているので、警察としてもやりにくそう。
ちょっとしか出てこなかったけど、調子がよくておバカさんの新聞記者が結構好き。
読了日:09月06日 著者:都戸利津
https://bookmeter.com/books/12979712

■日本の旅客船 2005年
旅客船の理解を深めるために出された日本旅客船協会によるパンフレット。
地理的に、日常の足として利用されてる航路もたくさんあるんだろうなあ。
カーフェリーが初めて就航したのは、昭和29年、明石・鳴門海峡。
もっと最近のことだと思ってた。
読了日:09月06日 著者:日本旅客船協会
https://bookmeter.com/books/13138857

■ペナンブラ氏の24時間書店
ペナンブラ氏の24時間書店の夜勤をしているクレイが見つけた書店の秘密。
RPGさながらに、謎を追いかけていくクレイと仲間たち。
頭を冷凍保存するのが永遠の命という解釈なら、キャットには確かにこれじゃ物足りないだろう。
けれども、ずっと人々の目に触れ続けている状態も永遠の命と言えるでしょう。
デジタルはアナログを凌駕したんじゃなくて補強してるのかもしれない。

読了日:09月05日 著者:ロビン・スローン
https://bookmeter.com/books/8013339

■ほのエロ記
「思い起こしてみれば、ほのエロの現場において私は、いつも笑顔でいることができました。
エロはなぜか、人を時に微笑ませ、時にゲラゲラと笑わせるもの。
その思わず笑いたくなる感覚が、本書によって少しでも皆様に伝われば幸いです」
場面によっては、ひとによっては、セクハラになってしまう。
けれど、これって確かに微笑ましいな、ほのエロって言われればそうかもな、と思ってしまうのは、
そのあたりを絶妙な匙加減で書いてるおかげかも。

読了日:09月05日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/541280

■雑多なアルファベット
ビクトリア調の教訓めいたゴーリーならではのアルファベット・ブック。
1983年に400部限定の豆本として刊行され、うち100部はゴーリー自身が彩色した豪華版。
表紙に写ってるのがその彩色版なのだそう。
絵だけを眺めるのなら豆本でもいいかもしれない。

読了日:09月04日 著者:エドワード ゴーリー
https://bookmeter.com/books/482253

■続・体脂肪計タニタの社員食堂
タニタのレシピ本、続編。
社内には4人に1台の体脂肪計が常備されていて、社員同士がお互いの体脂肪などを把握しているような状況は、
ぽっちゃりさんメタボさんはいたたまれないだろうなあ、なんて、いらん心配をしてしまう。
「赤ちょうちんレシピ」はお酒を飲まないひとにも良さそう。


読了日:09月04日 著者:タニタ
https://bookmeter.com/books/662431

■自衛隊防災BOOK
こういうのはネットでも情報を拾えるけれども、いざ停電となれば本で持っていたほうが安心かなと買ってみました。
避難するときには、落下物やガラスの破片でケガをしないように、服装は真夏でも長袖長ズボンが基本。
自衛官は普段から防水仕様の私服を着ているひとが多いそうで、日頃の心構えが違いますね。

読了日:09月04日 著者:
https://bookmeter.com/books/13059105

■一言半句の戦場 -もっと、書いた!もっと、しゃべった!
「全集や単行本などに未収録の文章類を集めた、文豪、最後の新刊」
角田光代が書評で取り上げて気になっていた本。
タイトルがもう、開高健の生き方そのままって感じがして、だいじに読まねばと気を引き締める。
アガワさんの対談、やっぱりうまいなあ。
サントリー角瓶のCM「一体日本はどうなるのであろう」はなんとなく覚えてる。

読了日:09月03日 著者:開高 健
https://bookmeter.com/books/453225

■御手洗潔と進々堂珈琲 (新潮文庫nex)
世界一周放浪の旅から帰って来たばかりで京大医学部に在籍している御手洗と、
そんな御手洗と知り合ったサトル、ふたりの交流。
ミステリじゃないので御手洗である必要性は薄いけれど、
サトルにとっては御手洗に出会ったことで考えさせられるなにかがあったはず。
「戻り橋と悲願花」はアンソロジーかなにかで既読。また改めて読むとヒガンバナの赤い色が目の奥でちらつくようだ。

読了日:09月02日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/9213703

■ふわっとブータン、こんにちは
「ついに出かけた、意中の国。吉祥寺発、ヒマラヤの秘境行き。」
農家にホームステイしたり学校を訪ねたり、個人ツアーならではの自由度の高さ。
ツアーガイドのペマ君をはじめ、人々の素朴さに胸を打たれるけれども、その反面、国の歳入の半分が援助という厳しい現実も。
写真がないのは仕方ないにしても、移動した先がどこら辺なのかを知りたかったので、簡単なものでいいからブータンの地図が欲しかった。

読了日:09月02日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/293741

■NHK 美の壺 風鈴 (NHK美の壺)
日本の夏を彩る伝統の調度「風鈴」の美を鑑賞する、3つのツボを紹介。
風鈴は音楽史の観点から分類すると、体鳴楽器と呼ばれる鐘や鈴の仲間になるのだそう。
不思議なもので、風鈴が楽器の一種と知ると余計に、音色が心地よく感じます。
ご近所に少し低い音が鳴る風鈴を吊るしてるお宅があって、毎年楽しみにしています。

読了日:09月01日 著者:
https://bookmeter.com/books/389873

■100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方
年を取って疲れやすいからと歩かなくなると、どんどん筋力が落ちてさらに歩けなくなり、転んで寝たきりになってしまうことがある。
転ばない体を作るトレーニングはそれほどハードな動作じゃないから、早いうちから習慣にしてしまうほうが筋肉を維持しやすいかも。
T字の杖の正しい持ち方ってあるんですね。人差し指と中指の間でシャフトを挟むようにする。

読了日:09月01日 著者:西野 英行
https://bookmeter.com/books/12189677

■さおり&トニーの冒険紀行 オーストラリアで大の字
オーストラリアをぐるっとめぐり、あれこれ経験してみよう。
ケアンズの熱帯雨林で見つけた食べられるアリ「グリーン・アンツ」は酸っぱかったそうですが、
それはきっと蟻酸の味。
砂浜でいろんなものを探す「ビーチコーム」のために金属探知機を古道具屋さんで購入。
何も見つからなかったけれど、金属探知機なんてそんなに使うことないから、なんだか楽しそう。
使ったあとどうしたんだろう。古道具屋さんにまた売ったんでしょうか。

読了日:09月01日 著者:小栗 左多里,トニー・ラズロ
https://bookmeter.com/books/212816


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