やわらかい螺旋

徒然なるままに

2018-01

2018-02-01 06:44:46 | 徒然
2018年1月の読書メーター
読んだ本の数:71冊
読んだページ数:15049ページ
ナイス数:727ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻 (文春文庫)
金持ちの御曹司バーティのもとに舞い込む厄介ごとを解決するのは執事ジーヴズ。
口やかましい叔母アガサ、惚れっぽい友人ビンゴ、みんなでドタバタ大騒ぎ。
表紙にもなってる藤色の靴下をジーヴズが「菜食主義者がサラダから青虫をつまみ出すような手つきで」取り出してるところを想像するとおかしい。
バーティに手を貸すジーヴズは、実は自分の快適な執事ライフを守るためにやってるだけなのかも、と思うような行動もしていて、
特に、ジーヴズが語り手の「バーティ君の変心」なんて策士だなあとニヤニヤしてしまう。

読了日:01月31日 著者:P.G. ウッドハウス
https://bookmeter.com/books/3180520

■ツンドラモンスーン The cream of the notes 4 (講談社文庫)
こういうふうに思ってるひとがいるわけだけれど、それじゃ自分だったらどうかな、と考えてみるにはいい読み物。
曽根綾子が新聞で、人種ごとに住む地域を分けたらいいと書いて炎上したのはなんとなく覚えてる。
あれは書いた本人に対しての苦情もあったけど、公的な役割を期待されてる新聞に対しての怒りもあったと思う。
土屋センセの解説が通常運転すぎて笑える。

読了日:01月31日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/10018745

■バスで、田舎へ行く 単行本
バスに揺られて田舎への旅。
奈良天川村みたいなメジャーな田舎でも佇まいはやっぱり田舎なのだなと、なんとなく安心しながら読んでいました。
青森県の南東部から岩手県にかけての南部地方一帯にある「数字+戸」の地名をバスを使って網羅していたのが地味に面白そうだった。
八戸は知ってたけれど、ちゃんと一戸、二戸、って続き、九戸まであるとは。


読了日:01月30日 著者:泉 麻人
https://bookmeter.com/books/1918060

■免疫学個人授業
「東大医学部名誉教授の多田富雄先生から免疫学の個人教授を受けた南伸坊が、免疫のあれこれをかみ砕いた表現でまとめたもの」
現代の免疫学においては、もともと「自己」を認識する機構が「自己」の「非自己」化を監視するようになっていたと考えている。
最初は猿のウィルスだったかもしれないという説があるHIV。
「違った種の動物に感染するために苦労して適応したからには、できる限りのことをやるでしょう」本当にそうなんだろうなと思えるから恐ろしい。

読了日:01月30日 著者:多田 富雄,南 伸坊
https://bookmeter.com/books/496918

■螺鈿の小箱
螺鈿の小箱が紡ぐ幻想的な短編集。
「ふたり遊び」はアンソロジー「青に捧げる悪夢」で既読。
螺鈿とは分からず、なにか鳥みたいな飾り模様のついた黒い木の箱、と表現してるところがやっぱり子供だなあと思う。
「春の獄」兄と弟を引き裂くことはできない。兄の婚約者だった佐保子も、それを指摘したところで今更どうにもならないことは分かっていたはず。
それでも言わずにいられない。引き下がれない。

読了日:01月29日 著者:篠田 真由美
https://bookmeter.com/books/477362

■味なメニュー
「メニューにはひとつひとつ、立ち現れる物語がある」
愛想のひとつもないチェーン店のラーメン屋の品書きにも、煤と煙にまみれた焼き鳥屋の短冊にも、場末の飲み屋のメニューにも、
それはそれなりの匂いや味が色濃く宿っている。
立ち食いそばに「ナンバーワン」って順位をつけるのはすごくナンセンス、そういう比べ方をするを面白味が半減する、ってのは分かる気がする。
ニュー新橋ビルのベジタリアンとオザワフルーツでジュースを飲んで、元気を出したい。

読了日:01月29日 著者:平松 洋子
https://bookmeter.com/books/9948451

■ふたり探偵―寝台特急「カシオペア」の二重密室 (カッパ・ノベルス)
寝台特急カシオペアで殺人事件が起きた。
犯人は、友梨の婚約者で刑事のキョウジが追っているシリアルキラーJだと思われる。
いったい誰がJなのか。
星崎綺羅と呼ばれてる真理に最初から違和感があったので、やっぱりそうだったのかと納得しました。
キョウジはいつか自分に戻れるといいね。


読了日:01月28日 著者:黒田 研二
https://bookmeter.com/books/462346

■精神科医の雑学読書
専門誌「最新精神医学」の連載を大幅加筆。
「これまで私が読んだいくつかの本について、その内容を紹介しながら精神科医の立場から読後感やその本の主題に関する私自身の考えを自由に展開したものである」
ルビがないので、ひとの名前、医学用語(脊髄癆とか)に苦戦しました。
ダニエル・キイス「24人のビリー・ミリガン」で
ビリーの治療にあたったキャロリン医師は、日本では最大でも1日300㎎が限度の薬を、1日600㎎も投与している。
そんなに飲ませて大丈夫だったんだろうか。

読了日:01月28日 著者:風祭 元
https://bookmeter.com/books/1529379

■レトルトカレー図鑑
レトルトカレーのパッケージ1123種類を収録。
インドに次いでカレーを食べてる日本人、レトルトカレーもたくさん種類があります。
こういうコレクションものは、いつ新作が出るか分からないから、常に気を配っていないといけませんね。
石原プロの炊き出しカレーにヤン坊マー坊のパッケージ、珍しいものが見られて面白かった。

読了日:01月27日 著者:水野 仁輔
https://bookmeter.com/books/655263

■ごきげんな時代
顧客に「ごきげん」な気分を与えることこそヒット商品を生む原動力である。
キャンペーンのために作ったキャラクターの出来が良くて、このグッズなら欲しいという潜在的な顧客はたくさんいるはずなのに、
それに気付かず儲け損なってる。
せっかく可愛いコスメを作っても、その店の客層とあってなければ売れないし、売れないままシーズンが終わってしまう。
売り手側にいる「女」の声はどれだけ反映されているのか。


読了日:01月27日 著者:荷宮 和子
https://bookmeter.com/books/241475

■人生は二日だけ (リュウコミックス)
短編集。
絵柄も話もなんとなく昭和な感じ。
だからきっと、どちらが欠けても成り立たないし噛み合ってる。
一番良かったのは「バースデイ」あちらの世界のアダムと一緒にいるミリア、こちらの世界にいるミリアと一緒にいるアダム。
どちらも自分にとっての「一緒にいたい」というただの記号。
それでもこれはハッピーエンド。

読了日:01月27日 著者:堤谷菜央
https://bookmeter.com/books/7917943

■海賊オッカムの至宝
ノコギリ島に眠る海賊オッカムの財宝を求め、島の所有者マリン・ハッチにコンタクトしてきたナイデルマン。
ナイデルマンが率いる「サラサ」のメンバーたちは、財宝を守る「水地獄」に立ち向かう。
医者として参加することになったハッチは、子供のころノコギリ島で兄を亡くしていて、兄の遺体が「水地獄」で見つかるかどうかも気がかり。
ハッチがミカエルの剣の危険に気が付き、ナイデルマンを必死に止めようとしているそのとき、
神父クレイの「だから、最初からそういってるんだ」はなんて真実味のあるセリフなんだろう。

読了日:01月26日 著者:ダグラス プレストン,リンカーン チャイルド
https://bookmeter.com/books/18192

■中年シングル生活 (講談社文庫)
「しかし、五十までに結婚相手を見つけなければ、その後の見通しはまったく暗いというのは近年痛感するところだ」
なんて、しみじみとシングル生活について語っているけれども、巻末の阿川佐和子さんとの対談で、
口から出まかせ、小説だ、と言っているので、どこまで虚実が入り交じっていることか。
「結婚はバクチであり、一六勝負であるというのは当たっていると思う」そういう部分もあるかも。

読了日:01月26日 著者:関川 夏央
https://bookmeter.com/books/21079

■タラント氏の事件簿 (エラリー・クイーンのライヴァルたち)
トレヴィス・タラントに持ち込まれるのは、一見、説明不可能な事件。
「第四の拷問」はそんなのアリかと笑ってしまいましたが、逆にそういうこともあるかもしれないと意外と納得できる。
ジェリーが自分の妹メアリを赤毛のブスなんて言ってるけど、身内だからチャーミングなところが見えてないんだろうな。
そうでなかったら、タラントがあんな別れ方をするはずないもの。
タラントのところにいた日本人カトーはその後、スパイ活動に勤しむことにしたんだろうか。
「食べ物クラブ」「食物クラブ」と統一感がないのがちょっと気になった。

読了日:01月25日 著者:C・デイリー キング
https://bookmeter.com/books/8285

■ありのままがいちばん。
87歳現役整体師(当時)による小手先じゃない人生の整え方。
終戦直後に「みどり保育園」を開園、中川李枝子とともに働きながら子供たちを見守る毎日。
この経験がもとになって「いやいやえん」はるのはるこ先生のモデルとして描かれた。
みどり保育園は昭和45年に閉園。
その後、整体師としていろんな患者さんの体をみてきた経験から、体を整えることの大切さを伝え続けていたのですね。


読了日:01月25日 著者:天谷保子
https://bookmeter.com/books/5540221

■アロハ魂
ハワイ島をめぐる旅エッセイ。
地元ガイドのクミコさんは明るくてパワフル、こういうひとが一緒なら楽しく過ごせそう。
私もワッフルを食べるときはホイップクリームは添え物くらいにしか思っていないので、
ふちに沿ってぐるっとホイップクリームがかかってたらガックリするだろうなあ。
朝ごはん前の軽い散歩のつもりで、ホテルの簡単な地図と日傘を手に出かけたら迷子になってしまい、ゴルフコースを横断したりと思わぬところでプチ冒険。
通りがかりの見知らぬカートのおじさんがホテルまで送り届けてくれて本当に良かったですね。

読了日:01月24日 著者:小林 聡美
https://bookmeter.com/books/525835

■続・世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
世界が日本をどう見ているかをジョークから探る、第二弾。
「Q:シカゴの地元放送局のアナウンサーが相次いで辞職していった。それはなぜか?
A:新たにシカゴ・カブスに入団した日本人外野手の名前を、どうしても言えなかったため」
これは元・中日ドラゴンズの福留孝介のこと。フクドメという名前の発音は難しいらしい。

読了日:01月24日 著者:早坂 隆
https://bookmeter.com/books/544154

■世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
地球各地で収集したジョークの数々を紹介しつつ、真の日本人像を描き出す。
「世界にはこんな人たちもいるというから驚きである。
紅茶の嫌いなイギリス人。
対人恐怖のイタリア人。
空手のできない日本人。
自転車に乗れない中国人。
踊りの苦手なブラジル人。
サンタクロースを信じないフィンランド人。」
いまから空手を習うべきでしょうか;

読了日:01月23日 著者:早坂 隆
https://bookmeter.com/books/572609

■大奥の食卓――長く美しく生きる「食」の秘密 (講談社+α新書)
「大奥法度」という守秘義務契約のために大奥での出来事は外に漏らすことが禁じられていたため、
資料などがとても少なく推測するしかなかった。
そういうことで、大奥の、というよりも、武家の食事という感じ。
「ちなみに、ごぼうを食用にしているのは世界中で日本だけです」
実はセルビアでも食べられてるみたいですよ。

読了日:01月23日 著者:緋宮 栞那
https://bookmeter.com/books/5468651

■(文庫)いま・すぐ・ここで、幸せになる (サンマーク文庫)
心の自由を取り戻し、思うように生きるための方法。
仏教は宗教ではない、って言われることがあるけど、これを読むと、たしかに宗教というにはちょっと感じが違うかなって思う。
最初の方で、人間はどういう状態が幸せだと思っているのかをずいぶんシビアな見方で説明していて、
ここでだいぶ不愉快に感じるかもしれない。
でもそれこそが、自分自身を不幸にしている。
完全な人間はいない、ということを真の意味で理解するのは大変そうだけど心掛けます。


読了日:01月22日 著者:アルボムッレ・スマナサーラ
https://bookmeter.com/books/5156199

■死からの生還
タイトルで闘病記かと思っていたけど、週刊文春の連載をまとめた本。
自我がどうした個人主義がどうした、の話題が続いていたとき、埼玉県北本市長から「週刊文春、読んでますよ。最近、面白くないけど」と言われたそうで、
そういう意味じゃなかったのだろうけれど、政治家の「個人」は「退屈」だと受け取られかねない発言ってちょっと怖いな。

読了日:01月22日 著者:中村 うさぎ
https://bookmeter.com/books/7920620

■ときめき昆虫学
「一介のОL・メレ山メレ子が、身近なところにいる20の虫について、日本、はたまた世界へ飛び出し体当たりで総力取材」
そうなんだよ虫って可愛いんだよね、思わず握手したくなる。
でも、セミだけは、セミだけはどうしても苦手。
生きてるのか死んでるのか分からない状態のアレを「セミ爆弾」「セミファイナル」と呼ぶのがすごく腑に落ちる。
ダンゴムシは加熱するとポップコーンのように弾ける。弾けきると食べごろである。
うーん、でもおいしくなさそうだ。

読了日:01月21日 著者:メレ山メレ子
https://bookmeter.com/books/8024675

■青木るえかの女性自身
愛と妄想の下半身エッセイ集。
「私は本の雑誌における椎名誠と目黒考二という二人も夫婦者だと思うが」
沢野ひとしじゃないあたりがプロですな。(なんの?)
冥界から三島由紀夫の憤怒霊が攻めてきてもいいから、もしも昼のドラマで下世話な「豊饒の海」をやるなら見ます。
後半はOSKの話題に集中していて、まるっきり興味がないとちょっとつらいかも。

読了日:01月21日 著者:青木 るえか
https://bookmeter.com/books/451973

■女ひとりドケチ旅―中国‐パキスタン‐イラン‐トルコ‐東欧へ
留学先のポーランドまで、船と汽車とバスを乗り継ぎ一人旅。
一人旅なのだけれど、途中で出会った誰かと行動している時間が多かったことと(たまたま一緒になった日本人や現地の親切なひとなどなど)
バックパッカーとして旅をすることが目的じゃないこともあり、それほど危ない目に合わずにたどり着けて良かった。
でも結局はポーランドがゴールじゃなくドイツに住むことになって、人間、なにがどう転ぶのか分からないのが人生。


読了日:01月20日 著者:辻 みゆき
https://bookmeter.com/books/1639825

■おみごと手帖
サンデー毎日の連載コラム(2008年11月~2009年11月)を収録。
覚えてるのは、
2008年は大相撲九州場所で大関昇進を決めた安馬が日馬富士に名前を変えたこと。
2009年の衆院選では自民党から民主党へ政権交代したことと、北朝鮮の弾道ミサイル対策のためにPAC3が配備されたこと。
歌舞伎座の建て替えには反対と言っていましたが、建て替えた今も苦々しく思っているのかなあ。

読了日:01月20日 著者:中野 翠
https://bookmeter.com/books/539562

■これから泳ぎにいきませんか: 穂村弘の書評集
どんな本にも愛情を持って接しているような感じがして、やっぱり本っていいなと思うのでした。
堂園昌彦「やがて秋茄子へと到る」の上品で美しい装幀が関宙明氏によるものらしい。いいなあ。
なんて書いてるところは、ほむほむの本の装幀をなんとなく思い浮かべてしまいました。
次は関宙明氏の装幀でぜひ。

読了日:01月19日 著者:穂村弘
https://bookmeter.com/books/12394151

■きっとあの人は眠っているんだよ: 穂村弘の読書日記
「読書は必要か」というテーマで書いた「まえがきにかえて」にとっても共感。
楽器やスポーツと同じように読書を趣味の範疇と思いたいひとは「他者の世界像の塊」に触れる機会をみすみす見逃してるのかも。

読了日:01月19日 著者:穂村弘
https://bookmeter.com/books/12394150

■学校が教えないほんとうの政治の話 (ちくまプリマー新書)
自身の政治的ポジションを見つけられる実践的政治入門。
政治に中立はない。左か右か、どちらの立ち位置なのかを自覚して選挙に行ってるひとって実はあんまりいないのかも。
なんとなく、で選ぶよりは、どういう主張なら受け入れられるのかを見極めて吟味して選びたい。


読了日:01月18日 著者:斎藤 美奈子
https://bookmeter.com/books/11042296

■年はとるな (文春文庫 つ 11-24)
すごく良いこと言ってるなあと単純に思えないのがいいところ。
神様に
「有効に使うとか無駄になるとかもったいないとか、人生は休耕田か?勝手に立てた目的のために人生を利用するな」
って言われてみたいなあ、なんてちらっと思ってしまった。
本文よりも素晴らしいのは、京都大学医学研究科助教・麻生俊彦氏の解説。

読了日:01月18日 著者:土屋 賢二
https://bookmeter.com/books/12222236

■清水ちなみ改造講座 (ちくま文庫)
OL委員会を立ちあげて「おじさん改造講座」を週刊誌に連載していた当時を振り返る。
「おじさん改造講座」が連載してるとき、なんとなく話題になってるな、程度の認識しかなかったけれど、
OL委員会って結構な大所帯だったんですね。
会社の登記を杉並区から新宿区に移そうとしたら同じ名前の会社がもう新宿で登記済み。
「カステラ」なんて会社名がまさかかぶるとは、税理士さんだってそんなこと思わなかっただろうな。
そして仕事内容まで似てるなんて何の巡り合わせ。

読了日:01月17日 著者:清水 ちなみ
https://bookmeter.com/books/209797

■読書で離婚を考えた。
「これは、夫婦がお互いを理解するために本を勧めあった格闘の軌跡である」
続けるごとにどんどん夫婦仲が悪くなっていくなんてスリリングでした。
読みたい本が増えていく本、というより、本を勧められた妻と夫の微妙なすれ違いを見守る本、って感じだったかも。
特に「セクシャリティの話題はもう少し丁寧に扱って欲しい」とか。
離婚届の夢あたりから急に面白そうな本(私にとって)が増えました。

読了日:01月17日 著者:円城 塔,田辺 青蛙
https://bookmeter.com/books/11996860

■アバウト英語で世界まるかじり (集英社文庫)
日本人は意外と英単語を知ってるから、並べるだけでもどうにかなったりするものです。
エスペラント語の先生をやってる友人Yさんの
「カズコ・私・神戸・昨日・行く、って言うだけで、昨日、この人は和子さんと神戸へ行ったんだな、とわかるでしょ?」
このくらい気楽でいいんだなあ。
とにかく下手でもしゃべりたい、って気持ちは強烈な動機。動機がなければ続かないしね。
巻末のケンタロウさんとの親子対談も面白かった。

読了日:01月16日 著者:小林 カツ代
https://bookmeter.com/books/262948

■恋する四字熟語 (集英社文庫)
四字熟語エッセイ。
「十人十色:まったく違う男が十人いたら、ひとりの女が十種類の違う女になるだろう」
「比翼連理:自分と相手の区別がつかなくなるのは、怖いことだと思う。怖いことを一緒にするのが愛」
うーん鋭い。
ヨシタケシンスケのイラストがまた味がある。
「一日千秋」で洗濯物のかごを持った奥さんのあの表情、そうだよね分かる分かる。

読了日:01月16日 著者:佐藤 真由美
https://bookmeter.com/books/465634

■幸せのしずく World of Water Drops
身近にある小さな小さな世界を、美しく表現した写真集。
水滴の中に写りこんでいる花が本当に綺麗。ずっと眺めてしまう。
巻末に撮影方法が書かれていて、撮影するにもそのタイミングまで待てる忍耐力がないとできないだろうなあ。

読了日:01月15日 著者:浅井 美紀
https://bookmeter.com/books/9333006

■マリコ・レシピ
林真理子による、たまに料理をする人のための、うんと手間とお金をかけるレシピ本。
「今は得意料理がない、と言う人も、人が来たときに一発かませるレシピをぜひ覚えておいてほしい」
キャビアの茶漬けとか松茸の天ぷらが出てきたらそりゃびっくりしますよね;
なんとかなりそう、と思ったのは、三枚バラ肉の煮込みとフルーツケーキ。
三枚バラ肉の煮込みは煮込み時間が4時間、目を離しすぎないように注意しないと。
フルーツケーキは前日からラム酒に漬けるドライフルーツの量がたくさん、見た目にもぎっしり詰まってる感じがする。

読了日:01月15日 著者:林 真理子
https://bookmeter.com/books/516139

■世界のキノコ切手
キノコに魅入られた写真評論家・飯沢耕太郎のキノコ切手コレクション。
アルバニアやチャドなんて僻地(失礼)の切手なんて見る機会がないので面白かった。
キノコって絵のデザインとしては分かりやすいし、色合いも綺麗なのだなあ。
日本は食用として消費している上位国であろうと思われるのに、なんとキノコの切手は1974年発行の
「第9回国際食用きのこ会議記念」の切手、一種類のみしかないっていうのがとても意外。

読了日:01月15日 著者:飯沢 耕太郎
https://bookmeter.com/books/379192

■グルメ警部キュッパー (ランダムハウス講談社文庫)
大富豪インカが殺された。
夫に娘、仕事の関係者、みんなの話を聞くと殺されて当然な嫌な奴だったらしい。
ドイツが舞台と言うことで出てくる料理が聞きなれないものばかり。
キュッパーの部下、ラーベンホルストが作ったザウアーブラーテンは、
ラーベンホルストのママ曰く、レープクーヘンがあるかないかの二通りの作り方があるらしいのだけれど、そもそもレープクーヘンが何なのか分からない。
せめて訳注くらいは欲しかった。


読了日:01月14日 著者:フランク シェッツィング
https://bookmeter.com/books/456975

■ぼやきつぶやきイギリス・ニッポン (文春文庫)
イギリスに住んでいるから余計に日本を憂う、ということなら、まあそういうことなのでしょう。
でも「私はこの国で生涯を終えたい」と日本に戻るつもりがないひとが
「私たち邦人が現地の人々にいつまでも無視されないために」なんて理由のために日本の選挙権を振りかざすのが恐ろしい。

読了日:01月14日 著者:高尾 慶子
https://bookmeter.com/books/9313

■建築ガイドブック フランク・ロイド・ライト
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト。
北米を中心に、英国、日本に現存し、かつ一般公開されている70作品に関しての解説と住所やアクセス方法などを紹介する。
写真が白黒なのが残念。
英国は一棟、日本は三棟、巻末で少し触れる程度に紹介されていて、
愛知県の明治村に部分的に保存されてる帝国ホテルを見たことがありますが、全体丸ごとならさぞ壮観だったろう。
他の二棟は自由学園明日館(東京都豊島区)と山邑太左衛門邸(兵庫県芦屋市)。

読了日:01月13日 著者:Arlene Sanderson
https://bookmeter.com/books/1583610

■糖尿病でも大丈夫!しっかり甘い手作りスイーツ
天然甘味料と人工甘味料を併用し、糖類&カロリーをコントロールした低カロリーなスイーツを紹介。
「豆腐花」は一人分67㎉、意外とカロリーが低い。
でも低いからって油断して、たくさん食べちゃだめってことですよね。


読了日:01月13日 著者:泉美 咲月,上村 真巳
https://bookmeter.com/books/356206

■純水アドレッセンス 完全版
完全にジャケ買い。
花田の負傷した右手に気付いていたななおの勘の良さは、ぶっきらぼうな物言いの破壊力を上げる。
こういうまっすぐさを受け止める松本も、おとなである自分に苦悩することにもなるのだけれど、
それって誰を好きになっても、自分自身の落差に悩むことなんて有り得ることだよね。
指輪をはめてた指と、指輪がなくなったあとの絆創膏の指。ななおが気にかけている理由は、指の持ち主が松本だからなんだし。
プールで遊んでるキーコとあびさんが可愛い。


読了日:01月13日 著者:かずまこを
https://bookmeter.com/books/10031288

■みんなが読んだ教科書の物語
小学1年~6年生の授業で習った名作を収録。
使われた教科書の出典の年度を見ると、その当時の自分はとっくに小学生じゃなくなっているのだけれど、
習った覚えがあったりするので、ずっと継続して教材として扱われている作品も多いのだろうなあ。
5年生の教科書に星新一「おみやげ」とは意外だけど読みやすくていいのかもしれない。

読了日:01月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/664578

■あれもこれもで12か月 (中公文庫)
ウォーキングに出かけたら、雨の中、どこまでもどこまでも歩くことになってしまったり、
岸本さんって、しっかりしてるようでどこかそそっかしい。
税務署の税務調査が入った結果、
600万円もの追徴税を払ってくださいと言われてショックで膀胱炎になってしまった、っていうのがもう気の毒。
税金関係はほんと、税理士さんに頼んだほうが確実ですね。

読了日:01月12日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/566336

■食べテツの女
朝日新聞beの連載に大幅加筆。
「鉄道関連の食べ物に対して思い入れを抱いた鉄道おたく“食べテツ”による、駅弁・駅そば・エキナカなど3階級制覇の食べまくり記」
文章のノリの良さにどんどん読み進める。
NewDaysの過剰というしかないスペックの総菜パンですが、最近はそれほど過剰じゃないかも。
巻末の東海林さだおとの対談で出てきた、上野駅の宇都宮線ホームにある「生そば処」の、
イカ天のイカがすっぽ抜けないイカ天そば、ひょっとしたら食べたことあるかもしれない。まだお店あるのかな?

読了日:01月11日 著者:荷宮 和子
https://bookmeter.com/books/551830

■植物化石――5億年の記憶 (INAX BOOKLET)
植物たちの進化の軌跡を化石からひもとく。
発色の良いフルカラー印刷が美しくて、眺めるだけでも満足できます。
紅葉した落ち葉みたいなこの葉っぱが、300万年前の地層から出てきたケヤキ属の葉の化石だなんてちょっと信じられないほど。

読了日:01月11日 著者:西田治文,塚腰実
https://bookmeter.com/books/422379

■魔法のどうぶつえん 旭山動物園写真集 (Pen BOOKS)
動物園にいる動物は飼育されてはいるけれど、元はと言えば野生の動物だったというのを忘れがち。
そういう野生の素顔の一瞬を切り取った写真。
ライオンの雌の威風堂々たる姿を間近で見たら怖いと思うかもしれない。
カピバラはなぜか「カピバラさん」と、さん付けで呼びたくなってしまう。顔つきを見てるとなごむ。

読了日:01月11日 著者:岩合光昭
https://bookmeter.com/books/367366

■リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)
日本人のミサキがカンボジアでストリートチルドレンのヴェニイに拾われた経緯には怒りしか感じない。
そしてナクリーが日本語はなんとなく分かるという理由にも。
この現実には気が滅入るばかりでヨシコの気持ちが痛いほど分かる。
あえてホームに居場所を求めない彼らは自分の裁量で生きる自由を手放すのは難しいかもしれない。
それでもコンみたいな子もいるはずだから、ヨシコには諦めないでほしい。
ミサキと一緒に監禁されたあの旅人が「旅人」と名乗っていることがとても嬉しい。


読了日:01月10日 著者:梓崎 優
https://bookmeter.com/books/7147978

■金閣寺の燃やし方 (100周年書き下ろし)
金閣寺放火事件を題材にした作品を残した、三島由紀夫と水上勉。
ふたりがこの事件と、事件を起こした林養賢に対しての思いをどういうふうに反映させたのか。
上空から見たような観念上の美の物語として「金閣寺」を書いた三島。
「どんな人がどんな苦労をしてこれを作ったのか」と下から金閣寺を支えた庶民の労苦に美を見る水上。
作家ふたりの境遇の違いが分かると、作品に書かれた林養賢の扱いにも納得がいく。
作品論としても読み応えがありました。

読了日:01月10日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/668205

■傷つきやすいあなたに贈る本 (青春文庫)
自分を許して癒すための、50のヒント。
こういう本を読んでる時点でもう、何かあって凹んでていつもより長引いていることを認めているようなものなので、
気持ちを切り替えられるなら片っ端から実行してやる、なんて違う方向に律義になりがちなのです。
自分のいいところを1日10個見つけたら3日で30個、それだけあれば自信につながる、ってのは確かにそうなんだけど、
あまりにも凹んでるとそれすら出来ないかも;

読了日:01月09日 著者:金盛 浦子
https://bookmeter.com/books/709201

■シンプルごはん100―毎日食べたい、おいしいアイデアごはんが100種類! (サンリオチャイルドムック 第 39号)
おいしそうではあるのだけれど、シンプルという言葉の解釈をどういうふうにとるかで印象がずいぶん変わりそう。
「揚げなす丼」は、なすの皮を縞目に向いて揚げるし、
「イカめし」は胴から足をはずすところから始める。
普段からある程度、料理をしてるひと向け。

読了日:01月09日 著者:脇 雅世
https://bookmeter.com/books/651897

■ジズ・イズ・ヒストリックブリテン
旅する絵本作家が贈る世界一楽しいイギリス案内。
建物の紹介は、余計な情報が入るこみやすい写真より、絵のほうが分かりやすいのかもしれない。
保存状態の良いベリー・セント・ エドマンズの門に比べ、その奥の修道院は「ロマンチックにくずれていきました」
門は見ただけで堅牢と分かります。だから残りやすかったのだろうか。

読了日:01月09日 著者:ミロスラフ サセック
https://bookmeter.com/books/135586

■バルーン・タウンの手品師
前作で無事に出産した美央がまた妊娠して、バルーン・タウンに戻ってきたが、なにやら様子がおかしい。
「佐伯さんの子じゃないんじゃないか、なんて。出生の秘密があるんじゃないかって…」
有明夏乃の罪のない冗談に何の反論もしない美央。いったい何が起きている?
そして夏乃の詩心のおかげで、アルジェリアの佐伯のもとに旅立った美央は、果たして佐伯と結婚するのだろうか。

読了日:01月08日 著者:松尾 由美
https://bookmeter.com/books/506267

■水惑星の旅 (新潮選書)
水に恵まれた日本。その辺を流れている川は全部自分の国のもの。
水はとても身近なもの、だからこそ警鐘を鳴らす。
所有する山林の管理が難しくなったひとたちが、日本の水源を狙う外国資本に簡単に土地を売り渡してしまえるのが恐ろしい。
中国の三峡ダムは名前だけ知ってました。劇薬などを扱っていた病院や研究所が水没してるなんて聞いたら、ダムって何のために作るんだと思ってしまう。

読了日:01月08日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/3300647

■関東 感動の駅トラベル 駅舎めぐり旅
鉄道各線を彩る味わい深い駅の数々を厳選して紹介。
「辰野式」の東京駅は、赤レンガの外壁に白い石材を縞模様に入れるデザインが特徴的。
その東京駅に似ているのが深谷駅。
東京駅が深谷にあった「日本煉瓦製造株式会社」のレンガを使用したことにちなんでいる。
都内最古の木造駅舎、原宿駅は典型的なハーフティンバー様式。
奥多摩駅もハーフティンバー、こちらは実際に山の中にある駅なので風景と馴染んでる。

読了日:01月07日 著者:「江戸楽」編集部
https://bookmeter.com/books/11936734

■ひょうたんブック
カワイイ目線で見つめ直したひょうたん愛好図鑑。
横浜に住んでいるので贈答品に崎陽軒のシウマイを使うことが多く、
時期によってはプレゼントキャンペーンのトートバッグを貰うことがあり(ファスナー部分がひょうちゃんとか)
意外とひょうたんモノを持ってます。置物みたいに形として表現されているものより、布の柄として使われているもののほうが好み。
ホームズが愛用しているキャラバッシュパイプはアフリカのひょうたんを使ったもの。
でも物語が書かれた当時はまだキャラバッシュパイプは存在していなかった。

読了日:01月07日 著者:野村 麻里,鈴木 伸子
https://bookmeter.com/books/6415216

■ViVシリコンスチーマーで大好物がすぐできる!男のごちそうスチームレシピ (ViV Silicone Steamer Recipe Book)
シリコンスチーマーで作る料理レシピ。
基本さえ確認できていれば、これで一品作っている間にコンロで煮炊きできるので、狭い台所では作業場所が分散できてありがたい。
パスタはまず麺をゆでて取り出し、そのあとソース材料を入れてレンジにかければOKなので、
フライパンや鍋を使うより洗い物が少なくてラク。

読了日:01月07日 著者:shigeko
https://bookmeter.com/books/655374

■ザ・対決 (講談社文庫)
桃太郎vs金太郎、楊貴妃vsクレオパトラなど人間だけにとどまらず、コーヒーvs茶、紙vs火薬vs羅針盤など、仮想好敵手が時空を超えて対決する。
ソクラテスvs釈迦がまさかそんなことで決着つけるつもりなのかと笑ってしまったw
その赤いたすきのおばさんたちは、当然、岩手のひとですよね?
ロビンソン・クルーソーvsガリヴァーは無人島で命がかかってるから必死なんだけど、なんかトムとジェリーを見てるようだ。

読了日:01月06日 著者:清水 義範
https://bookmeter.com/books/520134

■悲しきオンナたちの口癖
「私が男だったらアンタと付き合うのに」
「老後みんなで住まない?」
「私、男の趣味変わってるから」
アラサー独身女子たちが言ってしまうあるあるワード。
見開きに大きい文字でドカンと書かれてる担当Iさんのツッコミで涙が出そうw
こだわりが強くて男ウケより女ウケ。
彼氏ができない負け美女たちの特徴がもう、ああそうだよそういうことなんだよと頷くばかり。

読了日:01月06日 著者:犬山 紙子
https://bookmeter.com/books/10020209

■イラスト・ガイド 私たちヒトの進化
最古の祖先の始まりから現生人が現れるまでをたどるイラスト・ガイド。
もとは1989年にイギリスで出版された本なので、また新たな発見があったりするのだろうな。
最初のエジプトピテクス、次のページのデンドロピテクスは、見た目がまだサルっぽいのだけれど、
その次のプロコンスルはサルというのはちょっと違うな、という違和感が。
どうしてかなと考えて、脚が長くて二足歩行しそうに見えたからかも。

読了日:01月05日 著者:ピーター アンドリュース,クリス ストリンガー
https://bookmeter.com/books/1712660

■写真集『ねこ鍋』
土鍋の中で眠る子猫たち。
選択権は猫のもの、移動も「盛り」も気分次第。
人はそっと見守るだけ。
その「見守る」がこんなに楽しいことってあるだろうか。

読了日:01月05日 著者:講談社MouRa
https://bookmeter.com/books/513883

■大奥 ドラマCD付き特装版 15 (ヤングアニマルコミックス)
胤篤が家定を失った唐突さがじわじわと効いてきて、読んでる自分も心にぽっかり穴が開いたよう。
覚悟はしてたけどこういう別れ方はつらすぎる。
大政奉還へ向かう激動のとき、いよいよ和宮登場。
しかしこの不敵な笑みを浮かべる「和宮」はいったい?

読了日:01月05日 著者:よしながふみ
https://bookmeter.com/books/12292180

■ネジ式ザゼツキー (講談社ノベルス)
記憶の一部を失った男が書いた童話から真実をあぶりだす。
エレヴェーターにカヴァーとVの音の書き方にこだわりを感じるのになぜショスタコービッチなんだとか、
エゴンとハインリッヒと自分の分のカフェラテを取りに行く御手洗の違和感とか、そういう粗探しをするとキリがなんですが、
エゴンの「タンジール蜜柑共和国への帰還」を手掛かりに、彼の記憶を取り戻していくのはスリリングでした。
読み終わってからビートルズの曲を探して聴きました。

読了日:01月04日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/556677

■白川静さんに学ぶ漢字は楽しい (新潮文庫)
漢字学の第一人者白川静さんの文字学体系を基に、古代文字やイラストを使い成り立ちを紹介。
古代文字の「人」は、見ただけで人間の形だと分かる。
同じ「人」をあらわすヒエログリフは五体すべての輪郭を書いているので、たった二本の線で書かれているなんて実にシンプル。
神に対して「しかり」という「唯」それに悪い虫がついて逆の「いえども」となる「雖」。
漢字を体系的に捉えると、見た目と意味が合致して面白いなあ。

読了日:01月04日 著者:小山 鉄郎
https://bookmeter.com/books/291867

■まこという名の不思議顔の猫 (MARBLE BOOKS)
「引き取ったばかりの頃、ボクシング・ジムに通ってる不良のような目つきだった。メスなのに」
見た人全員が可愛いわねと褒める猫より、こういう猫のほうが表情に人間臭さを感じられて、ちょっと忘れがたい気持ちになります。
「フォースが共にあらんことを…」とか、写真についてるコメントが素敵すぎる。

読了日:01月03日 著者:前田 敬子,岡 優太郎
https://bookmeter.com/books/498382

■西村玲子のいつだって着こなし上手
シンプルで上質なものが好き。
そしてコサージュやブローチなどの小物を手作り。
手作り小物はシンプル・上質とはわりと方向性が逆だと思うのだけれども、
自分が好きなものを身に着けるこだわり、という意味では同じことなのかもね。

読了日:01月03日 著者:西村 玲子
https://bookmeter.com/books/298912

■ジス・イズ・ギリシャ
世界の歴史と文化に大きな影響を与えたギリシャを案内する。
シンタグマ広場に「エアターミナルがあります」こんなところに空港なんかあるの、と驚いてしまいましたが、
あとから空港へ行くバスの発着所だと気が付いたのは内緒です。
イタリアでは食堂を「タベルナ」というけれど、ギリシャもそうなんですね。

読了日:01月03日 著者:ミロスラフ サセック
https://bookmeter.com/books/348937

■ネメシスの使者
無期懲役の判決を受けた殺人犯の家族が殺され、現場に残されていたのは「ネメシス」という血文字。
渋沢判事の温情判決が引き金になったのか。
事件を追うのは渡瀬警部と、当時の担当検察官・岬恭平。
死刑制度と無期懲役、いろいろと考えさせられます。

読了日:01月02日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/11978803

■駅伝がマラソンをダメにした (光文社新書)
観戦者のための駅伝、マラソン批評。
昔は余暇の一環として箱根を走っていたが、テレビ中継が入り、人気が過熱した結果、
トラック競技やマラソンの強化の妨げになっている。
駅伝の競争力がそのまま陸上の国際的な競争力にはならない。
「はっきりしているのは、箱根が異常な長さのロードレースということだ。
それが中距離の空洞化を生んだり、トラックには通じない二〇㎞だけを走る選手を生産しているという批判につながっていく」
そういわれてみれば社会人としてマラソンでも活躍した選手ってあまりいないような印象。

読了日:01月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/393627

■「日本人の神」入門 神道の歴史を読み解く (講談社現代新書)
今日とはまったく異なる神の姿を知り、神道の歴史を読む。
皇祖神の天照大神は宮中から追い出されるかのように遠い伊勢神宮に祀られ、天皇の伊勢参拝が明治以前に殆ど行われなかった。
父である仲哀天皇を天照大神に殺された応神天皇は、八幡神と習合することで天照に匹敵する皇祖神の地位を手に入れ、
まるで敵討ちを果たしたかのよう。
菅原道真を祭神とする北野天満宮は、必ずしも道真を祀るために創建されたわけではないかもしれない、というのが興味深い。

読了日:01月01日 著者:島田 裕巳
https://bookmeter.com/books/10914460

■明日もやっぱりきものを着よう
きものでの心配事は、着崩れてみっともなくならないか、ってこと。
でも普段から着ているひとが「働いているんだもの、着崩れてあたりまえじゃない」と言うのなら、
どんなときもピシッとした姿でいなくてもいいんだと、それだけで気がラクになります。
夏になったら、まず、ゆかたで経験値を積んでみよう。

読了日:01月01日 著者:寺内 順子
https://bookmeter.com/books/7394099

■はじめての水引アレンジ
全作品にわかりやすいプロセス写真つき。
水引のフォーマルなイメージを残しつつのアレンジなので品が良い。
18個のパーツを使う「アーティチョークのネックレス」は軽そうでいいな。
これ水引で出来てるんだよと言ったら驚かれるかも。

読了日:01月01日 著者:長浦 ちえ
https://bookmeter.com/books/11240138


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