やわらかい螺旋

徒然なるままに

短歌

2011-11-01 06:25:11 | 徒然

健やかに生まれた途端に天国へ行く階段を登り始める

追求をかわせるほどの知恵がつき甥のお皿のにんじん減らず

明け方に大音量のサイレンが鳴り響いてるおウチに帰ろう

自国からF1マシンと食料を積んで乗り込む鈴鹿は快晴


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2011-10

2011-11-01 06:03:57 | 

2011年10月の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:8803ページ
ナイス数:119ナイス

■森博嗣の TOOL BOX
何かを作るためには欠かせない道具、道具によって作られたモノたち。ガラクタだと一言で片付けられ素通りされるようなものが、こうやって愛でられているとは素敵。道具とは、技術の道である。
読了日:10月30日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14300786

■過ぎ行く風はみどり色 (創元推理文庫)
そう言えばそうだ、やられた騙された!って気持ちに変わりはないけれど、全編に溢れる愛情のおかげで、すっきりした読後感。猫丸先輩がなかなか登場してこなくてやきもきしますが、その分、家族の濃密な関係が書かれていていいなと思いました。左枝子さん、ひとりじゃないよ、寂しくないよ。
読了日:10月30日 著者:倉知 淳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14300713

■自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)
もしも中学生か高校生くらいに読めていたら、人生がもう少しラクだったかもしれないなあ。直接にしろ間接にしろ、支配というものはどこにでもあると分かったし、それゆえの自分ルールを自分に徹底させる強さを身につける第一歩を踏み出せるかも。
読了日:10月28日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14261140

■ゆで卵の丸かじり (丸かじりシリーズ 33)
ポップコーンをしきりに食べてみたり、飴をふと舐めてみたり、言葉の使い方がとにかく面白くて楽しすぎる。ゆで卵は丸かじりがいいかもしれないと思わせるこの文章が大好き。寝るまでの少しの時間とか、息抜きのつもりで読み始めるのに、結局はのめり込んで全部読んでしまいます。
読了日:10月28日 著者:東海林さだお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14261104

■夢・出逢い・魔性 (講談社文庫)
犯人が分かった後でもう一度、ぱらぱらっと見直してみると、なるほどね~と頷ける描写がそこかしこに散りばめられていて、宝探しをしながら本を読むような気分になれました。れんちゃんのところにダンボール一箱分のカップラーメンが届きますように。
読了日:10月27日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14242645

■装丁物語 (白水uブックス)
自分が関わる仕事なら、やっぱり納得行くまでやりたいものだろうな。職人気質っていう感じ。中身を際立たせ尚且つ邪魔にならないように工夫したりと、装丁って奥が深い。
読了日:10月25日 著者:和田 誠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14209408

■月は幽咽のデバイス (講談社文庫)
先に四季を読んでいるので、これは後から伏線になる壮大な仕掛けだ、と思う文章も混ざっていたりして、一筋縄じゃいかない楽しさを味わえました。部屋の間取りがいまいち想像しにくく、見取り図があればなあ。阿漕荘の面々にしても紅子さんサイドにしても、性格的な特徴がどんどん際立ってきている感じ。
読了日:10月25日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14206867

■ふつうな私のゆるゆる作家生活
自分の気持ちも人の気持ちも大事にしたいな、っていう姿勢が見えてくるようで、とても好感が持てました。本はひとりじゃ作れないけれど、一緒に作る人はやっぱり、自分とあうなと思う人のほうがいいだろうしなあ。「ご飯食べなさいよ」のセリフのときのお母さんの絵がぐっときます。
読了日:10月25日 著者:益田 ミリ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14206748

■錯覚の科学
読んでいるそばからショックを受け、読み終わった途端に自分を信用できなくなりました。自分が居る世界は自分の記憶とは違う世界かもしれない。日常的に錯覚は起こり得るし、モーツアルトに頭を良くする作用がないと分かったのは収穫でした。脳トレやってる暇があるなら散歩しよう。
読了日:10月23日 著者:クリストファー・チャブリス,ダニエル・シモンズ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14164397

■一日三食ひるね事典
所々、うわあ読みにくい文章だなあと思うときもありましたが、食べ物にまつわる素敵な思い出が救ってくれました。桃太郎が仕込まれている文明堂のカステラと、カステラの匂いがする名刺っていいな。
読了日:10月23日 著者:荻野 アンナ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14164360

■エッセイマンガ 高野優の無敵な母子手帳
絵にいまいち馴染めず、ちょっと読みにくいかなあと思っていたんですが、一通り読み終わってからもう一度目を通すと、するっと入ってきました。ニンプの標本がなかなかリアル。親も大変だけれど、子供たちも色々と考えるところがあるんだねえ。
読了日:10月21日 著者:高野 優
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14125197

■ネコの亡命 (文春文庫)
なんて素敵なタイトルなんだwモンゴルでの映画の撮影の時の話が色々といいなあ。砂嵐の巨大なカーテンは珍しくないんだろうけれど、そういう体験ができるのはやっぱり貴重。
読了日:10月21日 著者:椎名 誠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14125179

■この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
説教臭くなるか不幸自慢になるかのどちらかになりやすい内容なのに、そうならないのは、流してきた汗と血と涙に良い意味で囚われず、猛烈に自分の中で消化しているからなのかなと思いました。働くことが希望になる。震災のあとだから余計に身に沁みます。
読了日:10月20日 著者:西原 理恵子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14106211

■ごくらくちんみ
食べたことのある珍味も食べたことの無い珍味も、どれもこれも美味しそうだし、これでお酒が飲めるならさぞ幸せな気分になるだろうなあ。でも、珍味にまつわる物語からは少し哀愁が漂っています。  老いは徐々の衰えではなく、ピアノの鍵盤が所々抜け落ちて、正規のメロディーが弾けなくなって行くという、あからさまな機能崩壊だ。「たてがみさしみ」
読了日:10月20日 著者:杉浦 日向子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14106183

■こいしり
相変わらずお気楽な町名主の跡取り息子・麻之助。自身の結婚も含め、身の回りに変化があっても、お気楽なところが変わらないのが却っていいなと思いました。猫に踏まれているところはなんだか微笑ましい。「百物語の後」ぞっとするというよりも物悲しく切ない感じがしました。妻になったお寿ずは、麻之助の様子から何かを察しているんじゃないかな、麻之助はどうするんだろう。
読了日:10月19日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14087245

■大人の水ぼうそう―yoshimotobanana.com 2009 (新潮文庫)
WEBでいつでも読めるものの、こうやって本として手にとり読むと、また違った感情が湧き上がってくるので、自分の中身の点検をしている気分になります。8月4日の、冷蔵庫と洗濯機の配達に来た業者のひととのやり取り、似た様な事を体験しているので、すごく共感してしまいました。
読了日:10月19日 著者:よしもと ばなな
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14087183

■名探偵はきみだ 推理旅行へGo! (ハヤカワ文庫 HM)
こういうタイプの本は、隙間の時間にざっくり読めるのがいい。知識もちょっと増えるし。第Ⅷ因子製剤とか。
読了日:10月19日 著者:ハイ・コンラッド
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14087166

■人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)
トリックの部分はそう目新しいものではないけれど、お前がまたオチかっ、と、やられた感は強い。最後の一行の唐突さは、まさに姿を見せない人形遣いの成せる業。紅子さんと祖父江さん、ここまであっけらかんと敵意を見せ合う女同士のバトルって、かえって清々しいかも。
読了日:10月16日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14024378

■図説 浮世絵に見る江戸の旅 (ふくろうの本)
神社仏閣への参拝を理由に物見遊山、庶民はともかく武士は許可が無いと旅行もできなかったのは大変だったんだなあ。何も持たずに出かけても、近隣の人の好意で助けられながら旅行が出来たなんて凄い。どのひとの表情もいきいきしています。浮世絵って本当に生活に密着してるんだなあ。
読了日:10月15日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14002065

■図説 浮世絵に見る江戸っ子の一生 (ふくろうの本)
生まれてから死んでいくまでの一生で、浮世絵にならなかった場面はないんじゃないかという気がします。集団で遊ぶ子供たちはもちろん、寺子屋にいる場面でさえも楽しそう。
読了日:10月14日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13985290

■大江戸省エネ事情 (講談社文庫)
省エネと意識することなく、日常の生活がすでにリサイクルの環を作り上げていた江戸時代。膨大なエネルギーを湯水のごとく使って維持している今の時代とは比べ物にならないほど大変だったろうけれど、だからこそ何もかもがシンプル。
読了日:10月14日 著者:石川 英輔
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13985211

■3時間でできる新しいきものの作り方―二部式・つい丈きもの
着るのが面倒と敬遠されがちな着物。洋服感覚で着られるつい丈・二部式を作ってみようということで、型紙のおこしかたから二部式の応用編を掲載。ちょっと古い本なので既に絶版、図書館で借りてきたのですが、これは手元に置いておきたいなあ。最初に自分の体のサイズをはかろう、というところで、太り気味のひとは標準寸法になるまでダイエットしましょう、「どーしても」標準寸法にならないひとは補正を、なんていう茶目っ気のある文章で味があります。こういう本で「どーしても」なんてお目にかかったことが無いw
読了日:10月13日 著者:全日本きもの振興会
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13961063

■ガリレオの苦悩 (文春文庫)
文庫になるのを待っていたのでようやく読めました。事件がおきて解決してハイおしまい、ってわけではなく、湯川先生の心境の変化に繋がっていくのがリアルだなあと思いました。クールで冷静だからといって、血が通っていないわけじゃない。
読了日:10月12日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13939771

■日曜の夜は出たくない (創元推理文庫―現代日本推理小説)
猫丸「先輩」というから学園モノだとばかり思っていました。ちょっと変人で神出鬼没な猫丸先輩が出くわす事件の関係者は、血が通った人間なんだと思うようなリアクション。最後の最後でそんな仕掛けだったとは、軽く読めるだけの小説じゃなかった。
読了日:10月10日 著者:倉知 淳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13908502

■リメーク小物で楽しむふだんの着物―小物と帯作り、帯結び
布への愛情が感じられて、自分でもやってみようかなっていう気になります。付け帯の作り方が分かりやすかったです。帯に留める金具は市販であるんですねえ、知らなかった。
読了日:10月10日 著者:鈴木 道子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13900403

■かんたんに作れる、一年中のはおりもの  マント、ケープ、ポンチョ、ティペット、ガウン、コートドレス……
パターンがついているので自分でおこさなくていいのが気がラク。全体的にデザインが好みなので、生地を変えて色々作ってみたいな。
読了日:10月10日 著者:月居 良子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13900367

■黒猫の三角 (講談社文庫)
S&M→四季と読んでいるので、おおまかな流れは既に把握して読むことになりました。Vシリーズ楽しみ。まず手始めの第一弾。犯行現場の部屋から犯人が脱出するとき、ソファに居た人たちが誰も気が付かないなんてことあるのか、ちょっと疑問に思ってしまいました。部屋が大きかったのだろうか。ドアにいたお手伝いさんはなぜ幽霊だと思ったんだろう。林さんを含め、警察側が胡散臭い印象を抱いたのは図らずも正解だったわけで、警官の勘もまんざらじゃない。登場人物のみんなが、名前も性格もそれぞれ個性的でいいな。
読了日:10月08日 著者:森 博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13863460

■現代「女の一生」―人生儀礼から読み解く (NHKブックス)
民俗学からみた日本人女性の立場の変化を見るということで、硬い本かなと思ったんですが、意外と読みやすかったです。時代が進むにつれ、女たちに求められているもの、女たちが自ら求めたものの変化がわかりやすかったです。
読了日:10月08日 著者:関沢 まゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13863413

■晴れた日は図書館へいこう (文学の森)
読書をある程度たのしめるようになり、図書館を利用するまえに読んでほしい本。図書館でおこるちょっとした事件でいろんなひとと知り合い、いろんなことを学んでいく。カナちゃんのお母さんの作品が、誰にもシリーズとは気付かれないシリーズになるかも、のあたり、ちょっと胸が熱くなりました。
読了日:10月05日 著者:緑川 聖司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13809041

■みぃつけた
若だんなと鳴家が友達になるきっかけのお話。影絵で鳥の形になっている子たち、なんだか楽しそう。病気がちな若だんなはこれで寂しくないね、良かった。
読了日:10月05日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13808994

■名探偵はきみだ 有罪?無罪? (ハヤカワ・ミステリ文庫)
何が起こったのかの部分と真相の部分が離れてまとまった章になっています。まとめてそれぞれを読むと内容を忘れてしまうので、事件→真相と交代で読むことに。古典的なトリックも多く驚くようなものはないけれど、日本では馴染みのないものもあり、(英国の古い屋敷にある司祭の隠れ場所とか)楽しめました。
読了日:10月05日 著者:ハイ コンラッド
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13808929

■こんな嫁ですいません
自分はそれほどマメじゃないし、うっかりするとぐーたらな部類かも、と思っていたんですが、これほどじゃないぞと勇気が出ましたwキャベツって溶けるんですね∑
読了日:10月04日 著者:入江 久絵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13791326

■捨てる!スッキリ生活
見出しの文字サイズが大きすぎてちょっと面食らいましたが、そのくらいの迫力が無いとなかなかやる気になれないのかもしれません。わりと潔く捨てられるほうなんですが、言われてみれば、マイブームが去ったのに残っているものが結構あるなあと反省。
読了日:10月04日 著者:辰巳 渚
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13791303

■名探偵はきみだ 証拠をつかめ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
事件を提示しているところと解決編がそれぞれまとまった章になっているので、順番に読み進めて解決編にたどり着いたときに、どんな内容の事件だっけと忘れてしまっていることも;「王族の最後」メアリアンの片方だけのフープ・イヤリング、なるほど~。
読了日:10月04日 著者:ヘイ・コンラッド,武藤 崇恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13791267

■見て楽しむ江戸のテクノロジー (チャートBOOKS)
日本人ってほんとうに昔から手先が器用だし、技術の結果の品物を気軽に使って楽しんでいていいな。いまの日本人が普通にやっている、電化製品などのマニュアルを見なくても使えるのは機械や工業製品にとって理想、というのが凄い。きめ細かく直感的に操作できる設計ってことですよねえ。
読了日:10月03日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13775237

■適応障害 (こころの科学セレクション )
治療のためにはある程度のカテゴリやらガイドラインが必要だけれど、そこに分類できるかどうかっていうのもなかなか悩ましいものですね。なにがストレスになるかは人それぞれで違うだろうし、親身になってくれる専門家とか、周りの人の協力がやっぱり必要。
読了日:10月03日 著者:原田 誠一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13775225

■ネット探偵局の推理簿―密室・アリバイ・暗号22連弾! (ワニ文庫)
全然想像もつかないなあと思うものから、なんとなく分かったかも、っていうものまで、色々なトリックがあって楽しめました。砂時計の中身が砂鉄だっていうのは知りませんでした。
読了日:10月03日 著者:新保 博久,逆密室
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13775187

■キラキラ着物絵日記
着物で過ごす一年は楽しそう。洋服よりも季節を感じやすいのかもと思いました。よきもの倶楽部の帯エプロンいいな、ナイスな発想ですよねえ。
読了日:10月01日 著者:きくち いま
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13737484


▼2011年10月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/89283/matome

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