やわらかい螺旋

徒然なるままに

2023-12

2024-01-01 06:58:39 | 
2023年12月の読書メーター
読んだ本の数:76冊
読んだページ数:14069ページ
ナイス数:593ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2023/12
■新装版 じゃあ君が好き
ヨシタケシンスケさんのイラスト集。新装版。
イラスト集なので特に起承転結があるわけじゃないのに、この場面だけでドラマチックだなあと思えるものが多かった。
やめちゃえやめちゃえーのひとたちの笑顔が最高。
「人間はいろいろ失ってからがおもしろいらしいよ」

読了日:12月31日 著者:ヨシタケ シンスケ
https://bookmeter.com/books/11057606

■新12月31日から間に合うspeedおせち―コンロ2つとオーブンを使って、大晦日1日でおせち1 (インデックスムツク)
大晦日に、コンロふたつとオーブンを使って13品のおせちを作る。
盛り付けの仕方やアレンジレシピも掲載。
13品全部に挑戦する場合、タイムテーブルに気を付けること。
黒豆は好きなので余ったことないんですが、わざわざ余らせて蒸しパンの具にするのは良さそう。
それでは皆さま良いお年を。
読了日:12月31日 著者:検見崎聡美
https://bookmeter.com/books/2228350

■Mozuミニチュア作品集 こびとの世界
「YouTubeで2,100万回超再生という驚異の再生回数を記録した、ミニチュアアーティストMozuが創造するこびとの世界」
なんていうか、どことなく秘密基地っぽい。
こんな細かいところまで作りこんでいるなんてと感心するほかありません。
楽しくてワクワクする。
読了日:12月30日 著者:Mozu
https://bookmeter.com/books/18269117

■ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく横浜 元町・中華街 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
横浜の元町・中華街エリアの美味しいお店。
そりゃあ北京飯店に行ったのなら北京ダックを食べるでしょうけれど、ここはカレーもおいしいんですよ。
元町の辺りはパン屋の激戦区で、どこで食べてもハズレはありませんが、その中でもウチキパンはランドマークな存在だと思う。
掲載されてるパンオトラディショネルのクロワッサンとTOASTのキヌアパン食べてみたいな。

読了日:12月30日 著者:山本あり,中川節子
https://bookmeter.com/books/9451495

■マダムが教えてくれたこと
バイト先のカフェで70歳のマダムと出会った女子大生が自分を見つめ直して成長してゆく。
私が70歳になったらこんな素敵なマダムになれるかなあ。
いや無理かもしれないけど、自分自身の「素敵」を忘れないようにしたいです。

読了日:12月30日 著者:ユニカ
https://bookmeter.com/books/18410861

■冥土ごはん 洋食店 幽明軒 (小学館文庫)
「ここは人生の最期に訪れる、幽冥と顕世を繋ぐ洋食店でございます」
最後の晩餐は死者の心に残るわだかまりを解きほぐす。
幽明軒でアルバイトすることになった悠人も、きっと店に呼ばれたんだろうな。
木の匙のバトンが続いていくかどうかは分からないけど、悠人は励まされたと思う。

読了日:12月29日 著者:伽古屋 圭市
https://bookmeter.com/books/13182124

■敗者の生命史38億年
弱肉強食の世界で生き残ってきたのは敗者たちだった。
強いものたちから逃げた弱いものたちが「ニッチ」を見つけて生き残る。
木は樹齢何千年にもなるほど生きられるのに、あえて草として短い寿命を選んだ、というのが興味深い戦略。
シアノバクテリアによって排出された酸素はやがてオゾンになり、行き場がなくなり上空でオゾン層になった。
オゾン層の恩恵を受けているはずの人間が二酸化炭素で壊していて、酸素という「猛毒」で絶滅した生物たちはニヤニヤしてるだろうな。

読了日:12月29日 著者:稲垣 栄洋
https://bookmeter.com/books/13559675

■十二支のおもちつき (単行本絵本)
明日は餅つきをしようと話していたおじいさんとおばあさんのところに、おなかを空かせたねずみがやってきた。
ねずみにもち米をわけてやったその次の朝、ねずみは助っ人たちをつれて餅つきの手伝いをする。
たくさんの鏡餅を村の人たちにもお裾分けして、来年も良い年になりますように。
12月29日は9がつくから「苦餅」、31日は「一夜餅」で神様に失礼にあたり避けたほうが良いので、餅つきするなら28日がベスト。

読了日:12月28日 著者:すとう あさえ
https://bookmeter.com/books/11201980

■理系脳をつくる 食べられる実験図鑑
『本書では、スーパーなどで手軽に買える材料と、キッチンにある道具を使って「おいしくて、おもしろい」料理実験が楽しめます』
実験の結果、おいしく食べられるものが出来るなら、楽しんで実験できそうです。
マジックケーキなんかも作っていて、子供向けの本だからレシピとしても分かりやすい。
棒つきキャンディーを大きくキラキラにするキラキラミラーキャンディーは完成するまでに最短で1週間。
観察しながら出来上がるのを待つ。
読了日:12月28日 著者:中村陽子
https://bookmeter.com/books/18908023

■僕とふたりのしろくろゴハン (Beコミックス)
神さまの計らいで、タカヒロの飼い猫シロとクロは一週間だけ5歳の子供の姿になった。
タカヒロとシロとクロ、3人の食卓。
なんせシロとクロが可愛すぎて溶ける。
一週間がたってまた猫に戻っちゃったけれど、幸せな生活は変わらない。
きゅうりが育つの楽しみだね。
読了日:12月28日 著者:風町ふく
https://bookmeter.com/books/12293384

■パナマ運河の殺人 (角川文庫)
鶴賀百貨店ロスアンゼルス支店がオープンして3年。
それを記念して、ロスからパナマ運河を越えフロリダへ行く豪華客船クルーズが企画された。
事件は起きるけれど、それに関して読者があれこれ推理している暇もなくあっさり解決してしまうので、若干肩透かしな感じ。
創業者一族に因縁を持つ者たちの描写を楽しむ作品かも。

読了日:12月27日 著者:平岩 弓枝
https://bookmeter.com/books/563320

■キムラ食堂のメニュー (中公文庫)
いろんなところで食べたもの、飲んだもの。
そして農業体験型農園での3年間の畑仕事のこと。
畑をやってみると、天気に翻弄されたり虫と戦ったり、農作物を育てる大変さがイヤってほど分かりますよね。
表紙はマルカンビル大食堂のナポリかつ。
地元民のオアシスってこういう所だと思う。

読了日:12月27日 著者:木村 衣有子
https://bookmeter.com/books/12301105

■いまさら恐竜入門
大人が学べる恐竜の本。
4コマまんがなので読みやすいです。
ちゃんと弱肉強食なので食べたり食べられたりしていて、シュールで面白い。
ティラノサウルスは脳の中で匂いを感じる「嗅球・きゅうきゅう」の割合が非常に大きく、見るよりも、聴くよりも、「嗅ぐ」のが得意だった可能性がある。
時速30㎞程度しか走れなかったために鋭い嗅覚で死体の匂いを嗅ぎつけ、死体を主食にしていたという珍説がある。
珍説であっても、研究が進んで色んな説があるのはいいなと思った。

読了日:12月26日 著者:マツダユカ,丸山貴史
https://bookmeter.com/books/16817269

■立体刺繍で作る 12カ月の花のアクセサリー
フェルトを芯にして刺繡する「オフフープ技法」で作ったアクセサリー。
ああなるほど、花びらとか葉っぱとか、刺繍で隠れているところにワイヤーが入っているのか。
それにしても可愛いしキレイ。
身に着けたら気分が上がりそう。
読了日:12月26日 著者:PieniSieni
https://bookmeter.com/books/13271284

■中年女子画報 (バンブーエッセイセレクション)
どうしたら正しい中高年になれるのか、あれやこれやと体験してみる。
もう自分は中高年だと自覚しないとそれらしい中高年になれないのかもしれないなあ。
おばさんの王道を模索しつつ私も頑張らねば。
平均年齢60歳以上の大阪のおばちゃんアイドルグループ「オバチャーン」がすごく気になっています。
48人いたメンバーが30人以上脱退して13人で活動、いったい何が…?

読了日:12月26日 著者:柘植 文
https://bookmeter.com/books/9040918

■判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件 (角川文庫)
裁判がエンターテイメント化してテレビで生中継されるようになった日本。
女装バンド「ストロベリー・マーキュリー」ドラムのヤヨイが所属事務所の社員・野添に殺された。
裁判員に選ばれた会社員の生野悠太はテレビ公開裁判に臨む。
いつも最後まで発言できない四号とか、テレビの都合に振り回されながら審議しないといけないのが恐ろしい。
けれど、「判決と覚悟」の梁川裁判長のセリフに込められた思いは全員に伝わったと思う。
一般市民に戻った悠太、メリークリスマス!
読了日:12月25日 著者:青柳 碧人
https://bookmeter.com/books/8282245

■NHK出版 学びのきほん キリスト教の核心をよむ (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)
キリスト教の基礎の基礎を学び、聖書の読み方に触れる。
厳密にいえば、日本語訳とか英語訳のクルアーン(コーラン)はクルアーンではなく、神が語った言葉そのもののアラビア語のクルアーンだけがクルアーンとか、分かりやすく書かれていました。
巻末にはキリスト教の理解を深めていくためのブックガイドを収載。
アウグスティヌス「告白」読んでみたくなった。

読了日:12月25日 著者:山本 芳久
https://bookmeter.com/books/18457623

■世界の美しい教会
「素朴なたたずまいの教会をはじめ、大自然の景色と融合したもの、神聖なる雰囲気がただようもの、現代建築物としても心ひかれるものなど、世界各地の外観・内観ともに必見の教会を1冊にまとめました」
クロアチアのエウフラシウス聖堂と聖ヤコブ大聖堂を目当てに図書館で借りた本。
聖ヤコブ大聖堂の外壁は、普通の市民の顔の彫像で飾られているのが珍しい。
2013年の本なので、火災で尖塔などを焼失する前のノートルダム大聖堂が見られます。

読了日:12月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/11230288

■クリスマスリース―やさしく作れるリースでクリスマスを100倍楽しくす (タツミムック)
市販のストローベースやクリーニングハンガーなどの身近な材料で作るクリスマスリース。
アルミワイヤーでコルクを繋げてリボンで鈴を結ぶだけでも意外と雰囲気のあるリースになりますね。
赤と緑のアクリル絵の具を塗った新聞紙を丸めて作るリースは、小さい子供と一緒に作れそう。

読了日:12月24日 著者:斎藤 勝子
https://bookmeter.com/books/983351

■百姓貴族(8) (ウィングス・コミックス・デラックス)
「小●館の取材費で新書館にネタ流す下衆ふたたび!!」
「新書館の取材費でスク●ニの取材をする下衆!!」
まあ、持ちつ持たれつって言うし、ふふふ。
北海道の現地取材に同行した編集長がチーズとワインを堪能してたのが印象的。いいなあ。
アニメ化した百姓貴族で、長女さんは自分の声を子安武人さんにやって欲しいと言い、長男くんは野沢雅子さんが良いと言う。
実現してたらどえらいアニメになってたw
読了日:12月24日 著者:荒川 弘
https://bookmeter.com/books/21448436

■名前のない喫茶店 (一二三文庫)
名前のない喫茶店のマスターと常連客・里香のラブストーリー。
会社での里香の立場がリアルに思えました。
他人の事情を詮索したいひとってどこにでも居るよね~…。
思ってたより展開が早くて、結婚するまで結構スムーズだったから拍子抜けでしたが、ぐずぐずされるよりは良いかもしれない。
結婚した女性を転勤がない総合職から外す会社って、いいのかそれ。

読了日:12月23日 著者:園田樹乃
https://bookmeter.com/books/14075215

■一流の人たちの人生を変えた「欽」言
萩本欽一に出会って人生が好転した69人に取材、欽ちゃん語録(欽言)をまとめた本。
ほんと凄いな欽ちゃん。
誰かに何かを言うその言葉は、誰かのことを良く見ているから出てくる言葉。
巻末の、欽ちゃんに寄せられた感謝の言葉ですごく印象的だったのは「気仙沼ちゃん」のこれ。
「テレビに出演させてくれてありがとう。素人からまた素人に戻してくれてありがとう」

読了日:12月23日 著者:鶴間政行
https://bookmeter.com/books/19146187

■写真家と行く世界の絶景
「写真家として世界の絶景という舞台に立ち、あらゆる視点からその場所が一番美しく見えるように撮影してきました」
撮影ポイントやアドバイスなども掲載。
本当にキレイです。
表紙のサントリーニ島は緑の濃淡とか建物の色合いとか、なんだか見惚れてしまう。

読了日:12月22日 著者:谷角靖
https://bookmeter.com/books/11177278

■漫画方丈記 日本最古の災害文学
枕草子・徒然草とならぶ日本三大随筆、方丈記をまんがで読む。
原稿用紙にして25枚程度の方丈記は日本最古の災害文学とも呼ばれている。
災害が続く世の中に生きたから「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」に説得力がある。
養老孟司の解説は、方丈記とは何か、をよく表していると思いました。
巻末に原文が掲載されているので、まんがと読み比べてみるのもいいかもしれない。

読了日:12月22日 著者:鴨長明
https://bookmeter.com/books/18244687

■東急ハンズには緑エプロンの神々がいる (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
皆が知ってる東急ハンズの誰も知らない素顔。
冒頭の「ハンズならあるでしょ!?」のおばさまじゃないけど、どこで扱ってるか分からない商品はまずはハンズに行って探すことが多いです。
「綿棒」「麺棒」みたいに同じ言葉の別商品で間違うのはありがちだから、店員さん側は気を付けてくれるでしょうが、客側も用途を伝えるほうが買い物がスムーズになりそう。

読了日:12月22日 著者:るかぽん
https://bookmeter.com/books/9338791

■斬新 THE どんでん返し (双葉文庫 あ 39-07)
5人の作家によるどんでん返しミステリアンソロジー。
斜線堂有紀「雌雄七色」が目当てだったのだけれど、感想が「あっそうですか…」で終わってしまった。設定は好きなんだけれどなあ。どうしてだろう。
阿津川辰海「おれ以外のやつが」依頼人に関する情報は秘匿事項。依頼人の素性も動機も問わない。けれど今回はそういうわけにはいかなかった。
白井智之「人喰館の殺人」館の外に出ると死に、中に居ても死ぬとなったら、そうするしかないのだろうけれど、ああもう。

読了日:12月21日 著者:芦沢 央,阿津川辰海,伊吹亜門,斜線堂有紀,白井智之
https://bookmeter.com/books/20838517

■syunkon日記 スターバックスで普通のコーヒーを頼む人を尊敬する件
「月間800万アクセス! 著書累計430万部の人気ブロガーの笑えておいしいエッセイ集」
アップデートが強引過ぎるWindows10の「ヤクザか」で思わず笑いました。まったくだ。
もののけ姫の「森の賢者とたたえられる~」のセリフが英語版では「アーユークレイジー?」で、絶望感に打ちひしがれたお友達の気持ち分かるなあ。
もっとどうにかならんかったのか。
ケロイドって、やけどしたからケロイドになるわけじゃなくて、そういう体質もあるんですね。
手術で治るとは限らないとは悩ましい。
読了日:12月21日 著者:山本 ゆり
https://bookmeter.com/books/11235283

■植物との暮らし方超入門 これで私も枯らさない人
植物も人間と同じ。
植物ごとの好き嫌いなどの個性からお世話の仕方を知る。
比較的強いはずのミニトマトをもう2回ダメにしているので、野菜はちょっと怖いなあ。
多肉植物が好きなのであれこれ育てたいところですが、あいつら意外と大きくなるので、将来的に置き場所に困りそうなのが難点。
ローズマリーの切り戻しをもうちょっと詳しく知りたかった。

読了日:12月20日 著者:エンジョイボタニカルライフ推進室室長 ビリ
https://bookmeter.com/books/19469925

■オシャレでゆったり 私が輝くシニア服 (レディブティックシリーズno.8243)
程良いゆるみ感のあるシニア服を服種別で紹介。実物大の型紙つき。
実家のミシンが壊れてしまって作れるかどうかは微妙なんですが(ちょっと手縫いは厳しいかな)からだのラインを拾わないデザインは良いなと思いました。
グレーのコットンニットのかぶり型ベストが可愛い。

読了日:12月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/19563582

■登拝開運祈願 山伏ガール (HONKOWAコミックス)
未来予言者から「将来は自殺する」「富士山に登ると廃人になる」と言われた著者が洗脳を解くため富士登山に挑み、それがきっかけで霊山巡り。
山伏とは、日本各地の霊山に登り祈りを捧げ自然の持つ霊力を身に着けようとする者である。
だからこのタイトルなのかな。
予言のストレスのせいで片側顔面痙攣が発症、つらかったと思います。
けれど自分自身で行動を起こしたことで払拭できて本当に良かった。

読了日:12月20日 著者:たなべみか
https://bookmeter.com/books/13865035

■塩の街 (角川文庫)
宇宙から降ってきた塩の結晶が人々を塩に変え、社会が崩壊しつつある時代。
秋庭と真奈の前に現れたひとたち、そして秋庭にテロを唆す入江。
攻撃して壊してしまえばそれでよし。
日本以外の他の国が入江のようにデータ集めをしなかったのがちょっと信じられない。
中学生だったノブオがルポライターとして歩き出せて、一番誇らしく思っているのはノブオ本人だろうけれど、真奈にとっても喜ばしいこと。

読了日:12月19日 著者:有川 浩
https://bookmeter.com/books/580486

■キムラ弁護士の友情原論 (角川文庫)
「ともかくも、こうして、僕なりの、そして僕や僕の周辺人物たちの体験を見すえての友情論らしきものを書きまとめることとなった」
冒頭の椎名誠小噺がすごく印象的。
息を引き取る間際の椎名さんが、木村さんと目黒さんの手を握りしめながら「さ、沢野を、頼むゾォ……」
椎名さんならそう言いそうだし、沢野さんならそう言われそう。
克己荘で下宿していたとき、交通事故で入院した椎名さん。
交代で面倒を見た克己荘の仲間たちは椎名母が苦笑いするほど熱心で本当に家族化していた。

読了日:12月19日 著者:木村 晋介
https://bookmeter.com/books/435019

■臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 朱色の研究I【新装版】 (あすかコミックスDX)
コミカライズがあるのを知らなかった。
夕焼けが怖い貴島朱美。
アリスの家にかかってきた謎の電話を受けてオランジェ夕陽丘806号室で見つけた死体。
船曳警部がキューピーみたいで愛らしい。
火村がエレベーターのトリックを解いて舞台は周参見に移る。

読了日:12月18日 著者:麻々原 絵里依
https://bookmeter.com/books/7139332

■臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 朱色の研究II【新装版】 (あすかコミックスDX)
これってつくづく映像にしやすい作品だったと思う。
トラックのところが、絵で見たほうが影の範囲になるほどと納得できた。
みんなでロケットに乗って火星の青い夕焼けを見に行けたらいいのにね。
おまけの「朱色の研究室」の夢落ちが最悪で最高。

読了日:12月18日 著者:麻々原 絵里依
https://bookmeter.com/books/7332108

■吼えろ道真 大宰府の詩 (集英社文庫)
大宰府から京都に献上した唐物に粗悪品が混ざっているとして調査に来た藤原俊蔭。
道真が唐物屋で目利きをしていると知られたら一大事、外出しないようにと言い渡される。
書道で身を立てたいと道真に教えを乞う阿紀は後の小野道風。
歴史に名を遺す好古と阿紀の兄弟の父親・小野葛絃のしたたかさは、大宰府にとってはなくてはならないものだ。

読了日:12月17日 著者:澤田 瞳子
https://bookmeter.com/books/20290426

■妻のオンパレード The cream of the notes 12 (講談社文庫)
スバルさんの親切がアダになったから妻のオンパレード。
『6:「宗教って、そもそも全部、霊感商法なのではないか」と書いたら叱られる?』
『21:多数の老人が少数の若者に支えられている?まだ、その反対なのでは?』
『23:周囲が叩いていると、自分も叩けると思う。そんな社会に絶望するか否か』
『56:AIは答えることしかできない』
『74:子供をのびのびと育てたい、犬を好きなように遊ばせたい、というエゴ』
『99:客観性を失うことは実に簡単だ。自分の家の犬が可愛い。自分の子供は可愛い』

読了日:12月17日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/21667338

■育てる楽しむ癒しの苔ボトル (コスミックムック)
ガラス素材やアクリル素材の容器で苔を育てる。
意外と身近なところで見られる苔だけれど、自然界からの大量採集が問題になっているので、ショップで購入して楽しむように。
湿度管理には蓋つき容器が最適。
容器の内側の汚れを掃除したり、3日に1度は10分程度の換気が必要。

読了日:12月16日 著者:
https://bookmeter.com/books/12751182

■ねこむかしばなし
昔話や童話にねこが登場するとどうなるか。
人魚姫は足を貰ってねこと暮らしたいし、那須与一は猫柄の扇に矢を射ることが出来ない。
うん、ねこってこういう生き物だよねと思う。
ねこがいたら世界が平和。
読了日:12月16日 著者:ぱんだにあ
https://bookmeter.com/books/14988279

■平野レミの新・140字レシピ
平野レミのツイッターレシピ本。
140字以内でちゃんと作り方が分かるのがすごい。
レミさんが喋ってるみたいなユーモアのある文章、なにより簡単なのが良い。

読了日:12月16日 著者:平野 レミ
https://bookmeter.com/books/10769782

■泣くな道真 大宰府の詩 (集英社文庫)
大宰府に左遷され悲嘆に暮れていた菅原道真が唐物の目利きに精を出す。
道真の話相手に任命された龍野穂積と、往来で迷子になった道真の子供を屋敷に連れて行った小野恬子。
ふたりが道真と知り合いになれて良かった。
恬子は小野小町なんですね、東北への道中はどうか気を付けて。
落雷のシーンはのちのちのことを思うとニヤっとしてしまう。
「吼えろ」に続く
読了日:12月15日 著者:澤田 瞳子
https://bookmeter.com/books/8101074

■ちゃっかり温泉
平日の真っ昼間から、温泉入ってひとり飯。
温泉って泊りがけで行くイメージが強いのだけれど、東京近郊で日帰りできる温泉って結構あるものなんだなあ。
やろうと思えば箱根も日帰り圏内、ロマンスカーで行く箱根は楽しそう。
後ろの展望座席は固定、後ろ向きに景色が流れてまるで逆走ジェットコースター。
「不安なロマンスカーって、初めて」
読了日:12月15日 著者:久住 昌之
https://bookmeter.com/books/5639689

■黒板アート甲子園作品集 2019-2022
2019年~2021年の黒板アート甲子園での応募作と2022年に行われた大会の受賞作品を掲載。
ひとりならともかく、団体でひとつの作品に取り組む難しさはあると思います。
意見の相違があるからこそそれを乗り越えて、作品としての完成度が高くなっていくのでしょう。
表紙は第5回最優秀賞の好文学園女子高等学校「懐かしい未来」。

読了日:12月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/20479300

■ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56
「ソヴィエト連邦15共和国のおやつや飲み物レシピ56点を紹介」
400種類のパッケージも掲載していて、レトロな感じが可愛いです。
ウクライナ最大の製菓会社ロシェンのチョコは、前は横浜で買えるところがあったのだけれど、今はどうかなあ。

読了日:12月14日 著者:イスクラ
https://bookmeter.com/books/19060302

■かぶきがわかるねこづくし絵本1 仮名手本忠臣蔵 (講談社の創作絵本)
登場人物が猫で表現されている絵本で、とっつきやすいかも。
巻末の解説が理解を深める手助けになりました。
歌舞伎の三大名作といわれる「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」「菅原伝授手習鑑」は、もともとは人形浄瑠璃の作品。
「東海道四谷怪談」は「仮名手本忠臣蔵」の設定を取り入れた外伝のひとつ。
お岩の夫・民谷伊右衛門は塩治の家臣、伊右衛門を孫娘の婿に迎えたい伊藤喜兵衛は高師直の家臣という設定。

読了日:12月14日 著者:吉田 愛
https://bookmeter.com/books/12021865

■寝台特急(ブルートレイン)殺人事件―ミリオンセラー・シリーズ (光文社文庫)
トラベルミステリーという言葉を生み出し一大ブームを巻き起こした作品。
取材のため寝台特急はやぶさに乗車した青木は、車内で見かけた薄茶のコートの女の写真を撮るが何者かにフィルムを盗まれた。
次の日、多摩川で薄茶のコートを着た女の水死体が発見される。
これほどの大掛かりな仕掛けを以てして確実に仕留めようとするなんて余程の恨みだけど、全員が同じ気持ちだったかどうかはまた別の話。
ものすごい量の睡眠薬が必要だったろうな。
読了日:12月13日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/367869

■つりが好き: アウトドアと文藝
『つれなくても、つれても、やめられない24人の「釣り」アンソロジー』
書き手のほとんどが男性で、女性は幸田文と大庭みな子のふたり。
蚯蚓推ししてる父・幸田露伴の次に娘は「父は息子をかわいがっていてそれに先立たれたということである」でしんみりする。
釣ってない幸田文に対して、アラスカに住んでた大庭みな子は夫と二人でキングサーモン釣り。強い。
三代目・三遊亭金馬のカレイのシカレの意味が分からず悩む。

読了日:12月13日 著者:大庭みな子,開高健,桂歌丸,幸田文,沢野ひとし,獅子文六,矢口高雄
https://bookmeter.com/books/15458481

■小学生のための「世界の名画」がわかる本 (まなぶっく)
「世界的に有名な海外の画家35人と日本の画家12人の代表的な作品と人柄がわかるエピソードを紹介しています」
掲載作品のセレクトが必ずしも代表作と呼べないような気がして若干不満ですが、日本国内の美術館の所蔵品が優先されているようなので、まあ仕方ないかな。
(さすがにダ・ヴィンチはそういうわけにいかなかったけど)
岸田劉生「麗子像」正面を向いたものを初めて見ました。

読了日:12月12日 著者:レブン
https://bookmeter.com/books/12452651

■寿命図鑑 生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑
この世のすべてを13カテゴリーにわけて、324個の寿命とそれにまつわるエピソードを集めた図鑑。
アブラムシ1か月、ハツカネズミ1年、フラミンゴ50年、アフリカゾウ70年、ジンベエザメ80年、体が大きいと寿命も長い感じ。
炊飯器6年、掃除機8年。そろそろ買い替えを検討せねば。
人間の心臓や脳の神経細胞や爪なんかは人の一生分の寿命、意識したことないけど言われてみればその通りだ。
歯の寿命は50~70年、人によっては何十年かは歯がない状態で暮らすことになる。

読了日:12月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/11112539

■アラフィフ漫画家 更年期かと思ったら妊娠してました
アラフィフで2回も妊娠、これがきっかけで大きな卵巣嚢腫が見つかって入院・手術。
流産で残念でした、大変でしたね。
高齢出産はリスクが高いのだと思い知らされます。
スリランカで緊急手術にならなくて良かったけれども、しかしなぜスリランカ。

読了日:12月12日 著者:東條さち子
https://bookmeter.com/books/16165246

■麻倉玲一は信頼できない語り手 (徳間文庫)
28年前に死刑が廃止された日本。
フリーライターの熊沢は、最後の死刑囚・麻倉の本を書くために、無人島の廃ホテルを改装した民間経営の刑務所に向かう。
結末が本当に予想外だった。
でもタイトルに偽りなし、麻倉は確かに信頼できない語り手だった。
熊沢はこれから何一つ信じられることなんかない人生になってしまうかも。

読了日:12月11日 著者:太田忠司
https://bookmeter.com/books/17706569

■テーブルに何もない日―気持ちいい暮らしのスタイルブック (Mr.Partner book)
自分が暮らしやすいように、家の中のものと付き合っていく。
トイレのブラシをクエン酸でメンテナンスして15年も同じものを使っているだなんてすごいし、マヨルカ焼きの広口の壺をブラシ入れにしてるのが意外過ぎる。
台所でステンレスなんかを磨いているメラミンスポンジが「洗剤を使わないで済むのは、環境に優しそう」ですが、そもそもメラミンスポンジはステンレスに使っちゃイカンと聞いたけど気のせいかな。

読了日:12月11日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/11056633

■眠れなくなるほど面白い 図解 孫子の兵法
2500年以上も前に編まれた世界最古の兵法書、孫氏について。
現代社会でどう応用するのかとか、分かりやすく纏まっていて読みやすかったです。
最善策は争わずに相手を屈服させること。
次善策は有利な態勢を築いたうえで話し合いを持ち掛ける。
一番の愚策は相手を力でねじ伏せるやりかたで、これでは勝利を得ても満身創痍で、トータルの力はかえって衰える。
「先見の明がある戦略家は軽々しく開戦に踏み切らぬよう慎重な態度で争いに臨み、自制する。これこそが国家の安泰を保ち、いたずらな消耗を避ける方法なのである」

読了日:12月10日 著者:島崎 晋
https://bookmeter.com/books/13492346

■ペネロペおはなしえほん (4) おなかすいたね、ペネロペ (ペネロペおはなしえほん 4)
おじいちゃんがお昼寝しているあいだ、ペネロペは牧場の動物たちに餌やりします。
猫は何を食べるかな?犬は何を食べるかな?
手押し車にうさちゃん乗せてるのが可愛い。
おやつにチョコレートパンを食べて、おじいちゃんの隣りでお昼寝。可愛い絵でなごむ。

読了日:12月10日 著者:アン グットマン
https://bookmeter.com/books/431208

■リアル宅配便日記…毎日こんなことが起こってます!!
名古屋の現役宅配便ドライバーが遭遇したおもしろエピソード。
外国の配達事情に比べたら日本は格段にサービスが良いので本当に助かります。
宅配便の料金が1400円で高いと言われると思いきや、そんなに安くてどうするんだ2000円は取らんといかんがね!の気持ち、ちょっと分かる。
ボタン屋さんに店番を任されたり、お客さんが留守の時には田んぼや畑を回ったり、大変でしょうけれどなんだか微笑ましい。

読了日:12月10日 著者:ゆきたこーすけ
https://bookmeter.com/books/15197114

■家政夫くんは名探偵! (マイナビ出版ファン文庫)
掃除が苦手な刑事・連城怜は家事代行サービスを頼み、派遣されてきた三上光弥と知り合う。
デキる家政夫の光弥と比べるのはどうかと思うけど、怜の刑事らしさがあまり感じられないのがちょっと残念。
怜の父親の手帳が見つかりふたりの背景にある事件が動き出して、危険な目にあいつつも解決して良かった。
トゥ・コーダの記号を知らなかったのであとで検索しました。
「甘く香る殺人者」はYか。
読了日:12月09日 著者:楠谷佑(著),スオウ(イラスト)
https://bookmeter.com/books/13272193

■おなかがすいたハラペコだ。④月夜にはねるフライパン
コロナに感染してその顛末を覚えていない椎名さん。
退院してから一か月以上たつのにハラペコ感が戻らなかったのはコロナの味覚障害の一種だったのかも。
家で炊いてもらった土鍋のおかゆがしみじみおいしそう。
アメリカ国籍を取ってニューヨークで弁護士をしてる娘さんが帰国した時のソーメン大会で、梅干しが意外と重要っていうのは分かるなあ。

読了日:12月09日 著者:椎名誠
https://bookmeter.com/books/21197938

■BUSONの職業あるある大図鑑 (ブティック・ムックno.1498)
全247職種、業界のあるあるネタを詰め込んだ一冊。
色んなあるあるがあって面白かった。
システムエンジニアはメガネ率が高い。
宝くじ売り場の店員は購入した客に心を込めず幸運を祈る。
救命救急士は救急救命士と言われがち(私も間違えてた)。

読了日:12月08日 著者:BUSON
https://bookmeter.com/books/15646786

■へそ天にゃんこ2: 心のマッサージ めいっぱい! (単行本)
「全国から選りすぐったちょい変&オモシロ&カワイイ ネコ大集合!見るだけで癒やされます!」
はい、おかげで癒されました。ありがとうございます。
ああ可愛かった。
鏡みたいに同じポーズしてる子たちのシンクロ率よ。

読了日:12月08日 著者:
https://bookmeter.com/books/17446805

■小学生のための「日本の名画」がわかる本 (まなぶっく)
西洋とは違う文化を育んできた日本の名画を紹介する。
日本の絵画の歴史は仏教美術から始まり、唐の文化の影響を受けて発展を遂げる。
やっぱり宗教っていうのは美術の原動力になるのだなあ。
高松塚古墳の壁画の南壁は朱雀が描かれていた可能性が高いが「鎌倉時代の盗掘時に失われたものと考えられています」なぜ鎌倉時代と分かってるんだろう。

読了日:12月08日 著者:「日本の名画がわかる本」編集室
https://bookmeter.com/books/20368975

■捜査線上の夕映え
マンションの一室でスーツケースに詰め込まれた死体が発見された。
よくある事件なのに捜査は難航、火村とアリスに捜査協力の要請が連絡が入る。
コロナ渦での捜査の難しさにしみじみしますが、そうかコマチかあ。
終盤からの怒涛の展開、目が離せなくなった。
タイトルのとおり夕映えがとても印象的でエモーショナルでした。

読了日:12月07日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/19118526

■添乗員疾風録 (角川文庫)
海外パックツアーで起きたハプニング。
フランスに行くこと以外に客には何も知らされないミステリーツアーが予想外の展開。
一歩間違えれば殺人事件だったし、もうちょっとで心中になるところだった。
ミステリファンを獲得するために参加していた黒猫倶楽部の山口さんのお手柄。
旅行業界から離れてコンサルタント会社に転職した吉村くんがまた旅行業界に戻ってきて、相変わらずのトラブルメーカー。

読了日:12月07日 著者:岡崎 大五
https://bookmeter.com/books/32739

■古墳時代の地域社会復元・三ツ寺1遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
群馬県・三ツ寺I遺跡は、日本で初めて発見された古墳時代の首長の館跡。
榛名山の噴火による火山灰に埋まって残された。
調査されたのは全体の四分の一程度。
上越新幹線の路線敷部分などの狭い範囲だったので、限られたデータで全体を推定するほかがなかった、ということですが、
それでも、濠を掘り川を堰き止め石を積む、高い土木技術があったと分かる。
保存と開発のせめぎあいはどこでもありますね。
読了日:12月06日 著者:若狭 徹
https://bookmeter.com/books/1078623

■胡桃ちのPresents モノズキ散歩、お茶してゆるり♡ (ぶんか社コミックス)
漫画家主婦・A子の気の向くままのお買い物。
身の回りの品々や友達へのプレゼント、おやつ、今回も色々と買ってます。
これはあそこで作ってる製品、って見ただけで分かるのがすごい。
(それともお買い物好きさんたちはこれが標準スキルなんだろうか、なんにせよすごい)
出かけたら寒くてマフラー買おう、でも気に入るものがないから手触りの良い布を買って代用品にするとか、私だったら思いつかないだろうな。

読了日:12月06日 著者:胡桃ちの
https://bookmeter.com/books/21475446

■オイルで作る ふんわりケーキとサクサククッキー (オレンジページブックス)
バターではなくオイルで作るケーキとクッキー。
シフォンケーキってあの型のイメージが強かったので、バットで作っていいのかと目から鱗の気分です。
21×17×高さ3センチのバットを使用。
バットで焼けるならシフォンケーキの型を用意しなくていいし、デコレーションも楽しめて良さそう。

読了日:12月06日 著者:吉川 文子
https://bookmeter.com/books/12537915

■河童の懸場帖(かけばちょう) 東京「物ノ怪(もののけ)」訪問録 ~零れ桜にさよならを~ (マイナビ出版ファン文庫)
河野と左近がケンカして、いつもと違う河野の様子を気に掛ける麻理。
神や妖怪は人間の思いが作り出し、人間が忘れてしまうと滅びていく。
消えそうなものたちを救う役目を麻理だけに押し付けるのは間違ってると思うけれど、それほど頼られている証拠でもある。
もし河野が祟り化したらどうなっていたか。
百百目鬼の作品、読んでみたいな。
それにしても、麻理なのか麻里なのか、最後まで名前表記が安定しなかったのが残念。

読了日:12月05日 著者:桔梗楓(著),冬臣(イラスト)
https://bookmeter.com/books/13381267

■NHK「100分de名著」ブックス 福沢諭吉 学問のすゝめ
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。
「学問のすゝめ」が書かれた明治という時代を知るとともに、福沢諭吉がこの本に託した思いを紐解く。
意外と原文でも読めたのが驚きですが、訳文のほうがちゃんと意味を汲み取れます。
日本人は閉鎖的な傾向があるからどんどん開いて活発になれ。国民それぞれが賢くなって自立すれば、国も立派に独立できる。
北里柴三郎の伝染病研究所の設立を支援したり、発行した新聞にお天気マークをつけたり、福沢の「日本初」はとても実際的。

読了日:12月05日 著者:齋藤 孝
https://bookmeter.com/books/4696031

■ラク〜に生きるヒントが見つかる 般ニャ心経
262文字の般若心経の教えを猫の写真と共に。
猫の写真につられて手に取りました。
なんでも猫の写真つければ良いわけじゃないぞと思うけど、不思議と猫の雰囲気と合ってる。
宗派が違うので唱えることはないかもしれませんが、お経の内容が分かったので良かったです。

読了日:12月04日 著者:
https://bookmeter.com/books/9046623

■毎日かあさん 5 黒潮家族編
鴨ちゃんの納骨式と、少し取り分けておいた骨を「ここがお父さんが何年も住んでいた国だよー」タイの海に撒いて、世界のあちこちを鴨ちゃんが駆け巡る。
娘ちゃんが着々と女になってきてるのがすごい。
パリスヒルトンと叶姉妹みたいになりたいとか言ってて「我が子ながらなんてビッチなセレクション」。
子供用のヒール靴で階段から転がり落ちても、それでもヒールを履きたいなんて根性ある。
ねえねえぼくたち空豆だったんでしょう、のところが好き。

読了日:12月04日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/570840

■バズレシピ ベジ飯編 進化した“野菜の食べ方"がここにある! (扶桑社ムック)
常備食材と組み合わせ、皮を剥かずにまるごと使う野菜レシピ。
食べてる野菜が偏っているのでもうちょっと色々なものを食べようかなと図書館で借りた本。
ピーマンちょっと苦手なんだけれど、ピーマンのチーズ肉巻きなら食べられそう。

読了日:12月04日 著者:リュウジ
https://bookmeter.com/books/16341284

■決定版 鬼平犯科帳 (5) (文春文庫)
逃走中だった霧の七郎と網切の甚五郎の件に決着がついた。
「兇賊」網切の甚五郎を倶利伽羅峠で斬り捨てた平蔵。同心・佐々木新助もこれで浮かばれるだろうか。徳次郎は獄中死、ちょっとかわいそう。
「山吹屋お勝」平蔵本人ではなく家族親類を狙う霧の七郎。従兄の仙右衛門はしばらくはお勝を忘れられないかもしれないけど、命あっての物種。
「おしゃべり源八」も良かった。記憶を亡くした源八は、今の生活のほうがきっと幸せ。

読了日:12月03日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11295469

■もっと! 京大変人講座 (単行本)
公開講座「京大変人講座」から5講座を収録。
アートは独自性を追求していくものだから、どうしても自慢話に思えてしまって、なんだか申し訳ない。
アリの話が面白かった。
さまざまな虫を「何を食べているかという食性」に着目して分類すると、アリはあくまでもアリで、どのカテゴリーにも属さない特殊な性質を持っている。
アリは縄張り意識が強いので、アリを用心棒にしている生き物もいる。

読了日:12月03日 著者:酒井 敏,市岡 孝朗,伊勢田 哲治,土佐 尚子,嶺重 慎
https://bookmeter.com/books/15499872

■週末プチ冒険はじめました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
心と体に溜まった疲れを週末のプチ冒険でリセット。
自分を楽しませる。
自分をゆるませる。
自分をとりもどす。
それがプチ冒険の定義。
スカイダイビングとかラフティングみたいなアクティブなことじゃなくても、昼間のピクニックもわりと非日常的で良さそう。
代々木公園でひとりで缶ビールを飲みながら見る桜って最高ですね。

読了日:12月02日 著者:カワハラ ユキコ
https://bookmeter.com/books/9789487

■カミツキガメはわるいやつ? (ふしぎびっくり写真えほん)
千葉県・印旛沼に住み着くカミツキガメから特定外来生物について考える。
千葉県だけで年間に何百頭も捕獲されているのだそうで、日本全体だとどのくらいになるんだろう。
農作物を食い荒らしたり、在来種を絶滅の危機に追いやったり、外来生物には良い印象はまったくありませんが、元々は人間のせい。
どんな動物でもそうですがペットとして飼育するなら最後まで面倒を見ること。

読了日:12月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/9579731

■アサヒビールのズバうま! おつまみ
アサヒビールのWebサイト「ズバうま!おつまみレシピ」から厳選したおつまみ。
相性の良いお酒をマークで表示しているので、お酒に合わせたおつまみを作れます。
冷凍した饅頭に粉山椒をつけて食べたり、皮を剥いた焼き芋とクリームチーズを角切りにして合わせ黒コショウをかけたり、ちょい足しアレンジもあるので手軽で良さそう。

読了日:12月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/16757398

■崖っぷち町役場 (祥伝社文庫)
愛媛県南予町の町役場に勤める沢井結衣は、将棋しかしてない北室長と偏屈な一ツ木がいる「推進室」に異動になった。
推進室の3人は、町長の的外れな町おこし政策や役場に持ち込まれてくる厄介ごとの解決に当たる。
どんな手を使っても町おこししたい一ツ木と、過疎で町が消えるのもやむなしと思っている北室長。
ふたりの考え方の違いがなんだか不吉だ。
本倉町長に振り回されてる町役場の方々の苦労がしのばれます。がんばれ。

読了日:12月01日 著者:川崎 草志
https://bookmeter.com/books/11237567

■京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)
公開講座「京大変人講座」から6講座を収録。
一般人にも分かりやすくて、まずはこれをとっかかりにして欲しい、というところでしょうか。
全員がお米を作らずナマコを採りに行くリスクを選ぶ。
東大と京大は成り立ちが違うから校風も違うのですね。
ドイツ語の試験でドイツ人を持ち込んだ学生の話は都市伝説だと思ってたけど、京大ならありそう。
「もっと!」に続く。
読了日:12月01日 著者:酒井 敏,小木曽 哲,山内 裕,那須 耕介,川上 浩司
https://bookmeter.com/books/13630748


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