やわらかい螺旋

徒然なるままに

2014-07

2014-08-01 07:08:30 | 
2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:71冊
読んだページ数:14770ページ
ナイス数:987ナイス
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■僕と先生
隼人くんと二葉さんのコンビ再び。柏原さんのセリフ「日常の謎って案外シビアで意地悪な話が多い」っていうのはそう思う。だから謎なうちはモヤモヤするし、謎じゃなくなったときに色んなショックを受けたりするし。隼人くんちで一緒にお菓子を食べたいです。おいしそう。レディバードとまた会えるかなあ。チョコと単行本の挿絵がナイス。私もマ行の黒蜥蜴のほうが好き。
読了日:7月31日 著者:坂木司
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■地中海の猫
BSでの放送を見ているうちにじっと眺めたくなって図書館で借りた本。地中海沿岸の国に居る猫たち。トルコのワン湖で泳ぐオッドアイの白猫かわいいなあ。ネコが好きなら子ネコを持って帰れと、両手で子猫を差し出してるスペインのおばさんの表情がもう。
読了日:7月31日 著者:岩合光昭
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■さよなら妖精 (創元推理文庫)
バルカンの歴史をおさらいし、クロアチア語が多少できるようになったら再読しようと決めていました。「あなたたちは誰?」から「決して忘れない」までの二か月間、ユーゴからやってきたマーヤが問いかけた言葉は常に、自分の先にあるものを見据えてのものだったはず。自分が、自分たちが作るもののために。Hoćete li zaboravili?
読了日:7月30日 著者:米澤穂信
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■時間とお金がどんどん増える☆ ためず、忘れず、使い切る! 「ストック食品」管理術
震災当時、食料品のストックをほとんどしていなかったのが裏目に出て、その反動でいまは買いだめしすぎてしまいます。自戒を込めて図書館で借りてきた本。ある程度のストックはあるべきだけれど、ありすぎると消費・賞味期限とのたたかいになってしまって本末転倒。使いつつ補充するタイミングに気を付けよう。
読了日:7月30日 著者:島本美由紀
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■湯布院・産土神の殺人 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫 く 19-5)
一輝の担当編集者、北村みなみのある意味強引で図々しいところはこのシリーズに不可欠。でもなあ、一応仕事での付き合いがあるから「みなみ」で呼ぶのはどうかなあ。一輝もちょっと躊躇してたし。莫大な財産を目の前にして、我こそはと名乗り出てくる人数が多くて、殺人の動機は十分、誰が犯人でもおかしくない。親子になるのは簡単だけれど、その関係を維持しようと努力しないと駄目なのかもしれない。
読了日:7月30日 著者:鯨統一郎
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■k.m.p.のやなコトを、どーにかこーにか。
うん、まあそうだよね。はっきりとこれがいや!って思っても、はっきりといや!と言えるとは限らないから、だんだんモヤモヤが蓄積されていったりするんだよなあ。友達がいきなり宗教の話をはじめて、ってのは同じ経験をしたことがあって、なんだか思い出しちゃった。
読了日:7月29日 著者:なかがわみどり,ムラマツエリコ
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■地球の裏のマヨネーズ (文春文庫)
チリ料理に使われるアヒは辛くて無理だけど、アヒマヨなら大丈夫かも。マヨネーズって意外と万能。激安パックツアーの団体客はそれ以上の値段で泊まりたくないと思うだろうからリピーターにならないんじゃないか、ってのはそうかもしれない。そもそもそういうツアーのひとたちは、最初からリピーターになるつもりはないんじゃないかな。行き先は同じところを選ぶかもしれないけれど、ツアーだからその時々で宿は違っていても文句は出ないと思うんだけれども。
読了日:7月29日 著者:椎名誠
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■切り裂きジャックの告白
私が授業で最初に解剖したのはカエル。その次はフナ。その時に思ったのは、これが人間だったらもっと嫌悪感を持つだろうな、っていうこと。外科医はそれを乗り越えて、ミスがあったら取り返しのつかないことだと理解するのは初歩的な心構えのはず。それは医療関係者なら誰でも当てはまること。臓器を提供する側の気持ち、提供されたい側の気持ち、それぞれに言い分があり、そのどちらも正しくて無理やり納得するしかない。捜査関係者たちが他作品にも登場しているのを知らなかったので、また追いかけて読まなくちゃ。
読了日:7月28日 著者:中山七里
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■うちの3姉妹 ぷりっつ家は今日ものほほん―子育て爆笑エッセイ
のほほんばかりじゃないけど、毎日わいわい楽しそう。変わらないように思える日常でも、ちゃんと一年ごとに成長してる3姉妹。この本からさらに年月がたっているから、また違った面が見えてきてるんだろうなあ。
読了日:7月28日 著者:松本ぷりっつ
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■ポーの黒夢城 (STORY REMIX)
狂気と幻想が溶け込んでいるようなサイモン・マースデンの写真集を気に入ったのでこちらも。ポーの小説はちゃんと読んだことがなかったかもしれない。強くて暗い思いに囚われた男たち。現実ではないどこかに生きている雰囲気がありつつも、これが現実だからこそ悲劇だし悪夢という境界線に立っているような気がしてきます。
読了日:7月27日 著者:エドガー・アラン・ポー
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■健康と食べ物 あっと驚く常識のウソ
ダイエットをすると糖尿病・心筋梗塞・脳卒中になる確率が上がる。塩分は高血圧とは無関係。ビタミンEは老化を予防しないし副作用も多い。まあ、何事もほどほどに、ってところです。自宅でコーラを作るためのレシピが掲載されていて、材料の数がとんでもないことに。脱コカイン化されたコカの葉のチンキなんて見ちゃうと、本当にコカインを使ってた時期があるんだなと納得。
読了日:7月27日 著者:ウード・ポルマーズザンネ・ヴァルムート
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■酔って言いたい夜もある
お酒を飲みつつの対談。酔っぱらいなのを良いことに言い放題、な感じになるかと思ったけれど、きっと、酔っぱらいじゃなくても同じことを普段から言えるようなひとたちなんだなあ。長島有里枝「月収30万と100万の差じゃないんですよね。「肉がダメ!?」とかそういう差なんですよ」なんか分かる。
読了日:7月27日 著者:角田光代
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■地中海の光ベスト50--世界の名景
恥ずかしいことに、うわあ、しか言えませんでした。自然がそのままの造形で美しい、っていうのは、人間が手を加えないことへの憧れから感じることもあるって思うけど、人間が作り出した風景が美しいと思えるのはどうしてだろう。スターウォーズで使われたチュニジアのクサール。ガウディが作ったバルセロナの集合住宅。南イタリア・世界遺産アルベロベッロの石灰岩の屋根。クレタ島の風車。見ていて飽きません。
読了日:7月26日 著者:
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■あん (一般書)
千太郎と吉井さんのなんとなく噛み合っているようないないような会話、それにうんざりしている千太郎。餡子を作る吉井さんにとまどっていた千太郎がようやく慣れてきて、どら焼きスポ根物語方面に話が転がっていくかな、と思っていたら、まさかこんなにドカンと重たくなっていくとは。偏見・差別・人権侵害。世間から隔離されて生きなくちゃいけなかった吉井さんたちの苦労は並大抵のことじゃないはず。本当にやりきれない。カナリアのマーヴィーは吉井さんに「どこで生きるか」って選択肢を貰ったんだね。
読了日:7月26日 著者:ドリアン助川
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■うちごはんにおいでよ。
誰かをおうちに招いてご飯、って、ほんとに何を作っていいのか分からない。そういうときのお助けレシピ。大人が集まってお酒を楽しむときのレシピは参考になりました。ドライストロベリーが手に入るなら、カマンベールにはさんだショートケーキっぽいやつを作りたいな。豆腐の味噌漬けは作ったことありますが、アボカドは思いつかなかったなあ、今度やってみよう。
読了日:7月25日 著者:たかはしみき
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■新版 早わかり 世界の国ぐに
2011年10月末現在、日本が国家承認している国194か国と北朝鮮、日本を含む196の独立国、および台湾・パレスチナ・国連の計199か国地域・機関の情報をまとめた本。たとえば日本の基礎データを見ると「宗教:神道51%仏教38%実体は国民の約3分の2が無宗教」。政情によっては、国の数がまだ増えたり減ったりする可能性がある、っていうのを実感できます。
読了日:7月25日 著者:辻原康夫
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■ツレはパパ2年生
自分が子供のころにはコンセントカバーはありませんでした。もしあったら、ハサミを突っ込んだりしなかっただろうなあ(遠い目)一升餅を担ぐのはうちの地域ではないんですが、ちーとくん取りあえず担げて良かったwパパ友が欲しいツレさん、パパ講座に通ってお友達は出来たのかな。
読了日:7月24日 著者:細川貂々
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■毒を出す食 ためる食
図書館で見かけて借りたんですが、アーユルヴェーダの本だと思わなかった。おでこに油をたらすアレでしょ?くらいしか知らなかったので、ドーシャとかグナとか馴染みのない用語が面倒だけれど新鮮。体質チェックやってみましたが、選択肢にない答えの場合にはどうしたら?;とか、あまり自分の現状にあってないような気がして、本当にその体質なのかどうか、いまひとつ納得できないかなあ。
読了日:7月24日 著者:蓮村誠
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■あなたの人生の残り時間は?
インパクトのある書名だけれど、中身は時計と時間にまつわるあれこれをまとめた本。欧米を中心に導入されているサマータイムをもし日本で実施しようとすると、コストが850~1000億円もかかる。世界標準時に基づいて作られている国際空港のダイヤ調整や、損害保険の時刻の取り扱いなど、かなり厄介。
読了日:7月24日 著者:織田一朗
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■シティ・マラソンズ
マラソンアンソロジー。読んでいる最中ずっとWoodkid「Run Boy Run」が頭の中でぐるぐる回っていましたw三浦しをん「純白のライン」広和が働いている会社の社長を、無茶で無謀で横暴だけれどけっこう好きだ、って気持ちにさせた面接の時の社長の言葉が印象的。あさのあつこ「フィニッシュ・ゲートから」湊を本物のランナー、って言えるまでの葛藤があったから悠斗はスタートできる。フィニッシュ・ラインに立っていても。近藤史恵「金色の風」たぶん芸術というもの自体が、犠牲を必要としているのよ。だからあなたもその一部。
読了日:7月23日 著者:三浦しをん,近藤史恵,あさのあつこ
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■ヨーロッパ食堂旅行
たとえその国その土地の言葉が分からなくても、ここに来たからには美味しいものを食べさせたいんだ、って気持ち。それがあるから、遠く感じるヨーロッパでも何度も訪れたくなるんだろうなあ。ロシアでは日本産のウィスキーと寿司が人気というのが意外。
読了日:7月23日 著者:野地秩嘉
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■モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家・岩井希久子の仕事
形あるものはいずれ壊れ、それは美術品も例外ではない。世界にただ一つだけしかない価値のあるものを修復するのはとっても勇気がいること。だけど、修復することで、画家の意志を未来に伝えることができる。本書でも触れられているけれど、スペインの例の「史上最悪の修復」が平気でまかり通らないように、修復家の育成に力を入れて欲しいなあ。
読了日:7月22日 著者:岩井希久子
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■スイスの山の上にユニークな高校がある スイス公文学園高等部の秘密
外国で寮生活を送ればいやでも逞しくなるだろうけれど、集団生活から得るものはきっと大きい。学力云々っていうよりも(学力も大事だけど)人間関係のありかたを学び、そこから自分自身の生き方を模索できるチャンスがある。「保護者自身が行きたいと思う学校」なのが一番いい。
読了日:7月22日 著者:大西展子
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■色彩がわかれば絵画がわかる (光文社新書)
三原色。補色。進出色と後退色。絵を描くひとなら、なんとなく描いてたけど言われてみればそうかも、と思い当ることが多そうな内容。こうやって色彩学として知ることは絵への理解に繋がるし、なんとなく描いてた、から、意識して描く、にかわるのは大事なんだろうなあ。未読なんですが、村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の見かたが面白かったです。
読了日:7月21日 著者:布施英利
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■幽霊城 サイモン・マースデン写真集 (Pan‐exotica)
アイルランド・イギリス・フランス・ドイツ・ルーマニア。セピアがかったモノクロ写真に写る古城は時間を忘れてしまっているかのよう。重厚な石造りの古城が醸し出す雰囲気はあくまでも陰鬱なもの。それがたとえ日の光を燦々と浴びていようとも、だ。
読了日:7月21日 著者:サイモン・マースデン
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■モーツァルトを聴くと超健康になる (聴くだけで自然治癒力が高まる! 医師選曲のCD付き)
聴くだけで健康になるなんて本当なの?そのつもりで聴いているからプラシーボ効果ってことはない?と半信半疑だったりしますが、別にクラシックが不愉快っていうこともないし、聴くだけで良いなら試してみよう。
読了日:7月20日 著者:
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■悪霊館
アイルランドとイギリスにある悪霊が巣食う館の数々。モノクロ写真なので雰囲気あります。人が住んでいる建物もあるけれど、大半は人を寄せ付けず、朽ち果てていくのを待つだけ、っていう感じ。
読了日:7月20日 著者:サイモン・マースデン
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■かたあしだちょうのエルフ (おはなし名作絵本 9)
正確には再読。図書館のリサイクル本棚から貰ってきた本。あらすじは覚えていたのに版画の絵は忘れていました。どっちも困っていることには変わりないんだけれど、目の前で命が奪われるかもしれない、っていう危機感と、将来的には分からないけれど今は大丈夫、っていう差は大きいものだなあ。エルフの木は仲間たちをずっと見守り続けるし、仲間たちはエルフを忘れないといいな。
読了日:7月19日 著者:おのきがく
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■魅惑のバレンタインカード
シンプルなカードもすっきりしていていいけれど、こういう華やかなカードは愛の日の贈り物としてもふさわしい。細かいところまで丁寧に描かれているカードの数々、コレクターが居るのも頷けます。
読了日:7月19日 著者:福田節子,北井由起子
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■お菓子な文房具―たべたあとにもおたのしみ!?
甥っ子の夏休み工作対策のために図書館で借りた本。お菓子のパッケージを捨てずに再利用。ハサミやカッターで切り取るときには、まっすぐに切れるかどうかで仕上がり具合が違うと思うので、そこだけ注意。(波型とかに切れるデザインバサミをあえて使うのも面白いかも)栞とマグネットは大人でも使えそう。
読了日:7月18日 著者:平田美咲
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■大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー
本屋さんが舞台だもの、そりゃあ読まなくちゃ。門井慶喜「夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話」この歌を知っているのに出てこなかった、なんか悔しいw 誉田哲也「彼女のいたカフェ」憧れの彼女の正体に驚きました。 似鳥鶏「7冊で海を越えられる」7冊の意味は、整理屋さんが整理屋の手腕を発揮した時に気付いたかもしれないけれど、誰がそれを送ったのか、まで分かるとは店長おそるべし。 宮下奈都「なつかしいひと」名字が出てきたときに、これはそういう話なんだと覚悟して読んでいましたが、「こちらこそ」でうっかり泣きそうに。
読了日:7月18日 著者:大崎梢
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■トンデモ美少年の世界―あなたを惑わす危険な人々 (光文社文庫)
正確には再読。グラナダ版とBBC版のシャーロック・ホームズを見ていた時にこの本を思い出し、家探ししても見つからず、やむなく図書館で借りました。雑誌連載当時、友達に借りて生徒会室に持ち込みこっそり読んでいたら、副会長(♂)に「ここではちょっと・・・」と窘められた思い出が。澁澤龍彦責任編集の「血と薔薇」創刊号、グラビア特集の三島由紀夫を見てみたい。
読了日:7月17日 著者:唐沢俊一
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■アンソロジー お弁当。
学校にしろ会社にしろ、もちろん行楽にしろ、お弁当はだいたい家以外の「外で食べる」もの。どこで食べた、っていう記憶がよみがえりやすいのかもしれない。ただ一人まんがで参加している泉昌之「夜行」買った駅弁との壮絶な戦いが笑えましたw多かれ少なかれ、こういう気分で食べてるなあと思い当ります。
読了日:7月17日 著者:武田百合子,池部良,阿川弘之,南伸坊,立原えりか,坂東三津五郎,山本周五郎,よしもとばなな,酒井順子,白石公子,池波志乃,野上弥生子,角田光代,吉川英治,筒井ともみ,穂村弘,阿川佐和子,杉浦日向子,高浜虚子,幸田文,東海林さだお,泉昌之,吉村昭,沢村貞子,吉田健一,池波正太郎,中坊公平,獅子文六,金井美恵子,内田百けん,原田宗典,林真理子,椎名誠,川本三郎,木内昇,江國香織,宇野千代,華恵,向田邦子,入江相政,洲之内徹
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■深煎りローストはやけどのもと コクと深みの名推理9 (RHブックス・プラス)
大事な人たちを火事から救い出した消防局の面々に感謝しつつも、放火した犯人がその中にいるんじゃないかと疑うクレア。マイクと従兄弟のマイケル隊長が折り合いが悪い原因が分かっても、仲直りしました、とはなりにくいだろうなとは思うけれど、今までと同じように会えば喧嘩するのは回避できるかなあ。お約束とは言え、毎回だれかがクレアに魅力を感じて言い寄ってくるパターンはどうにかならんのか。
読了日:7月16日 著者:クレオコイル
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■ハイジ紀行 ふたりで行く『アルプスの少女ハイジ』の旅 (講談社文庫)
ハイジの物語の舞台を訪ねる紀行文。ずっと行きたかったと言うだけあって、テンションの高さが文章から溢れ出てきています。作者ヨハンナ・シュピーリとハイジゆかりの地を巡り歩き、ほんとに楽しそう。自分ちの敷地に無断で入り込んできた知らない外国人にも親切なロシェ青年。いいひとだなあ。
読了日:7月16日 著者:新井紀子
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■少年のころ (FOR YOU 絵本コレクションY.A.)
ミヒャエル・ゾーヴァの絵に那須田淳が文章を書いた絵本。絵の世界観を文章が増幅させつつも、お互いが馴染んでいる感じです。まるで最初からこういう絵本だったんでしょ?と思わせるような。「小さな助言」の寂しさ、「隠れ家」の切り取られた一瞬の時間。「あらたな一日」はラジオ体操の歌を思い出しました。
読了日:7月16日 著者:那須田淳,杉浦範茂
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■シルクロードの赤い宝石―トルクメンの装身具
トルクメンの女を飾る装身具の数々。服装では差異はあまり分からないものの、装身具を見れば、部族や地位が分かるという。護符の意味合いがあり、石英の一種・紅玉髄が用いられるが、色が赤い、ということが重要なので、代用で赤いガラス玉が使われたりする。トルクメン国立美術館所蔵の衣装と装身具で再現した花嫁衣裳が圧巻。重量が15キロくらいあり、見た目の華やかさとは裏腹に、着ているだけでも大変そう。
読了日:7月15日 著者:村田孝子,鴨川和子
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■夢も希望も足元に
検索して出てこなかったので自分で登録しました。句集。俳句は口に出したときの音のリズムと、目にした時の字面(どうしてここは平仮名じゃなくて漢字なんだろう、とか)も楽しめる文学。「ドーナツの穴ほどにある余寒かな」 「桜八重一つ二つの密かごと」 「時刻表に小春日和を栞けり」
読了日:7月15日 著者:平林恵子
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■結ぶ
短編集。たとえば表題作「結ぶ」文章の美しさに幻惑され、夢の中にいる気分で読んでしまいましたが、一歩間違えるとグロテスクでただのホラー。「川」シャーリー・テンプルが子役で出演した「ハイディ」はハイジのことだと読み終わってから気付く。
読了日:7月15日 著者:皆川博子
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■野生のエルザ〈改訂新版〉
人間と交流を持つことで、本来の野生が失われるかもしれないという危惧を抱きつつ、それでも雌ライオンのエルザを見守る人間たちのまなざしの優しさ厳しさ。エルザが病気にかかり、だんだん弱ってくる様子はもう泣けてくる。著者夫婦の人生もかなり波乱に満ちていて、アフリカ大陸の動乱に巻き込まれ、動物ではなく人間に殺されたというのはショック。
読了日:7月14日 著者:ジョイ・アダムソン
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■巨大翼竜は飛べたのか-スケールと行動の動物学 (平凡社新書)
データロガーという機器を使い、地道にデータをとり解析し、動物の生態の謎に迫る。データロガーは高額なのだそうで、一つなくなると大変な損害。鯨から回収するために富士山に登ったっていうエピソードに気迫を感じます。他人から見たら意味不明だろうけれどもw翼を広げて10メートルもある翼竜の体重が著者と同じ70キロだなんて到底信じられない、っていうことを見せるために、翼竜に乗ってる合成写真が掲載されていて、とても分かりやすい。
読了日:7月14日 著者:佐藤克文
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■キリンと暮らす クジラと眠る
引用されてる詩や研究書などの資料は確認が取れてる範囲で実在している、ということですが、それを自分のものにしてユーモアのある文章に仕上げているので、どこからどこまでが本当のことなのかが例え分からなくても、そういうものなのかも、と思えてきます。ゴキブリのところでくすくす笑ってしまいました。言われてみれば確かに、人間に対して絶望的な片思いをしてるように見える。
読了日:7月13日 著者:アクセルハッケ
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■真夜中のための組曲 (講談社文庫)
短編集。「我が愛しの洋服ダンス」その執着っぷりはいったい何事だ、だけで終わらないのが余計に怖い。「あなたのラッキーナンバーは」いきなり周り全部が敵、っていう状況の大袈裟さ、大袈裟すぎてかえって面白がれました。昨日の敵は今日の友。
読了日:7月13日 著者:赤川次郎
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■クリスマス・ラテのお別れ コクと深みの名推理8 (RHブックス・プラス)
殺されたサンタの娘に頼まれて事件解決に乗り出すクレア。マテオは再婚しても相変わらずクレアに振り回されたいようだし、それをマイクが嫌がるのは無理もない。マイクの元妻が登場、今回はこれでおさまったけれど、まだ波乱があるかも?レシピが巻末にまとめて掲載されるようになって見やすくなりました。
読了日:7月12日 著者:クレオコイル
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■トーマの心臓 (小学館文庫)
正確には再読。トーマはもう居ないのに、居ないことに意味がある。ユーリとエーリクが出会ったことにも。誰にでも弱いところがあって、それを見せたくない気持ちもあって。その弱い部分すら愛しい気持ちにさせられる。自分でも説明できない自分の気持ちを誰かが把握しているような、内側にむかう愛と外側にむかう愛の分量の差のあやうさ。萩尾望都にはいつも泣かされてる。
読了日:7月12日 著者:萩尾望都
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■悪魔が本とやってくる (吉野朔実劇場)
免許を取ったら追いかけられる夢を見ても大丈夫、と思ったら怖い夢を見なくなった。っていうのと似たようなことが自分にもあったので、夢の解決を現実に持ち込むっていうのは場合によってはアリなのかも。嘘で固めた面倒くさい話が読みたいとか、そういう理由で本を選んだりするのって面白そう。
読了日:7月11日 著者:吉野朔実
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■連殺魔方陣 (ノン・ノベル)
魔方陣って単語は知ってるけれど、どういうものかは明確に知らなかった。こういうものなんですね。どこで毒が混入したのか誰がその機会を得ることができたのか。最初の検証でかなりのページを費やし、龍之介たちの思考を追いかけることが出来るので、自分の中の疑惑を一緒に潰しているような感覚でした。ボルゾイの子犬は可愛いだろうなあ。
読了日:7月11日 著者:柄刀一
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■羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門
これを読んで思い出したこと。スロベニア人とクロアチア人(二人とも英語が喋れる)が、スロベニアのマスコミインタビューを受けてる。スロベニア人は普通にスロベニア語を話し、クロアチア人はクロアチア語で答え画面にはスロベニア語の字幕。もしスロベニア語とクロアチア語がかけ離れたものなら、英語インタビューになったはず。同じ南スラブ語群で隣の国同士、似ているところがあるんだろうなあ。ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」は名前で挫折しました。いままでで読み通せなかった本はこれだけです、難しいよう;
読了日:7月10日 著者:黒田龍之助
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■しあわせなミステリー
最初の伊坂幸太郎「BEE」殺し屋の話がなぜ「しあわせな」ミステリー?と思ったら、このオチにはやられました。私も見たいな、大の字の宇宙人。中山七里「二百十日の風」日本にあまりないモリブデンが出ても、貴重な土地だから云々ってことにならずに、実は「風の」の伏線だったのか。
読了日:7月10日 著者:伊坂幸太郎,中山七里,柚月裕子,吉川英梨
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■ミヒャエル・ゾーヴァの仕事
完成した作品でも、気に入らなければどんどん上描きしてしまうので、発表した作品がそのまま手元に残っていないかも、っていうのは結構衝撃的でした。「船乗りがいない」「箱舟」の波の表現が凄いなあと見入ってしまいます。人間を乗せた船を翻弄し続けるほどの質量を感じます。
読了日:7月9日 著者:ミヒャエル・ゾーヴァ
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■二歩前を歩く
オカルト要素のあるミステリ短編集。どの話にも顔を出す「小泉」が全部同じ人間かどうかは分からないけれど、こういうことかもねとヒントを出すだけ。起きていることをどうするかは、当事者に委ねられている。「四方八方」と「九尾の狐」は髪の毛っていう題材は同じなのに、だいぶ趣が違っていて面白い。どちらも女の感情としては理解できる。
読了日:7月9日 著者:石持浅海
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■無伴奏ソナタ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF カ 1-26)
ハヤカワ復刊リクエスト企画で名前を挙げようとしたら、新訳版で出ているのに気付いて図書館で借りた本。編集者ベン・ボーヴァの「はじめに」はまるで熱烈なラブレター。「エンダーのゲーム」強いことと孤独なことが同じなら、強さを求められなくなった世界では孤独じゃなくなるのだろうか。「深呼吸」思わず周囲の人の息遣いを確認してしまう。「四階共用トイレの悪夢」へたなホラーよりよほどホラー。「無伴奏ソナタ」失うものと得るものがいつも釣り合っているとは限らない。自分が知らないところでもっと得ているかもしれないのだ。
読了日:7月8日 著者:オースン・スコット・カード
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■小樽・カムイの鎮魂歌(レクイエム)―作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)
たとえ「白骨の語り部」より売れてなくても「ニライカナイの語り部」が出版出来て良かった。一輝のお姉さんのためにも。大和民族に蹂躙されたアイヌ民族の悲哀の歴史をこれだけ披露しておきながら、殺人の動機がそれって言うのはどういうことなんだwと苦笑していたら、最後の聖美と智也でようやく伏線回収。子供の言うことだからと頭から疑ってかかっちゃ駄目ですね。イコロを救うことが幸せに繋がるなら、その幸せがどうかずっと続きますように。
読了日:7月8日 著者:鯨統一郎
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■鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)
恐竜の化石が見つかってからまだ200年ほど、2010年に雑誌「サイエンス」に掲載された論文で、小天体衝突で恐竜が絶滅したという説に今のところ落ち着いたと言うから、本当に若い学問なんですね。自分の得意分野を絡めると勢い堅苦しくなりがちですが、ユーモアのある文章とイラストの連係プレイで思わずにやり。これからどんな発見があるのか、楽しみになります。
読了日:7月7日 著者:川上和人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39372228

■日本のアール・デコ建築入門
アールデコの造形的特徴は、直線的・無機的・幾何学的・対称的・立体的。(これと反対なのがアールヌーヴォー)知ってる建物が出てくるたびに、これもアールデコだったのかと驚いてしまいました。横浜に停留している氷川丸の内装はアールデコを採用していますが、当時活躍していた日本人デザイナーが手掛けた船はすべて失われ、世界で唯一、この時代の船として現存して居るのだそうで、そういう意味でも貴重なんですねえ。
読了日:7月7日 著者:吉田鋼市
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39372185

■神様は本を読まない
「フランダースの犬」が実写版の映画になるって話があって、ラストを公募した、っていうのが衝撃的。あれ以外のラストってなんだかしっくりこないような気がしますが、どうなったんだろう。大友克洋「童夢」、AKIRAもそうだけれど、絵に違和感がないっていうのは本当にそう思います。
読了日:7月6日 著者:吉野朔実
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39343054

■仏像のひみつ
仏像にもカテゴリーがある、っていうのはなんとなく分かっていたけれど、如来・菩薩・明王・天、それぞれ何がどう違うのか、っていうのはこれを読んで納得しました。「初心者向けの仏像解説の多くは、テクニカルタームの解説ばかりに汲々として、読者に多くの用語を覚えることをなかば強制しています」これを出来るだけ排除していることもあり、堅苦しくなく仏像を見られます。
読了日:7月6日 著者:山本勉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39343024

■ゼロからトースターを作ってみた
トースターを作るにはまず鉱山に赴き、鉄鉱石を集め、どうにかして自分で鉄を抽出して、鋼鉄にする。マイカ、銅、ニッケルなどの材料も。色んなアドバイスを受け、どうやって形にするかを模索しながらトースターを作っていくわけですが、普段使っている道具がどれだけ工業的にも科学的にも洗練されているのか痛感します。
読了日:7月6日 著者:トーマス・トウェイツ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39342992

■フォグ・ハイダ - The Fog Hider
ゼンが山を下りて季節がひとめぐり、表紙も春夏秋冬を飾ってきた。日本語をしゃべるもの同士なのに、話が通じない相手と命のやり取りをすることになったり、無駄なことはやめようと止められるひとに出会ったり。劣勢のシノハラが引けと言うことがどれだけ立派かヤマバには理解できなかったんだろうな。キクラの選んだ生き方はそれはそれで潔いと言えそう。リュウにはもう会えないほうがいいような気がしています。
読了日:7月5日 著者:森博嗣
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39317756

■和紙のある暮らし (コロナ・ブックス)
普通に紙として使われるほか、クッションとかカーテンとか、見た目がまるでデニムのようで洗えるジャンパーとか、そんなものまであるのかと驚かされます。いつか詠草料紙にしたためられるような短歌が詠めたらいいんですけれどね;
読了日:7月5日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39317731

■わたしのおふねマギーB (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マーガレット・バーンステイブルの船だからマギーB号。カラフルだけれどまとまりのある色使いが綺麗な絵本。夢の中の船はマーガレットとともに海を行く。嵐にあっても、この船だったらきっと怖くないよね。ストーリー展開に合わせ、ちゃんと着替えているマーガレットの服が可愛い。
読了日:7月4日 著者:アイリーンハース
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39295133

■フランクフルトへの乗客 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-48)
「アガサ・クリスティー完全攻略」を読んだ後に再読しようと本棚からひっぱりだしてきました。読み終わった時にまず思ったのが「最初に読んだ時の自分の感想を聞いてみたいw」でした。でだしの、スタフォード・ナイが空港で声をかけられたところ、ここはいかにもクリスティ好みで、これから何か起こるぞと期待感を煽るけれど、そのあとに続いていく話がどうにもおさまりが悪い。
読了日:7月4日 著者:アガサ・クリスティー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39295090

■熱帯雨林 (JUNGLE BOOKS)
とにかく大きくとにかく派手、って印象があったジャングルの生き物。確かに大きいし派手なんだけれど、熱帯雨林の気候にあっていて理に適っている。森の人と呼ばれるオランウータンのしぐさが可愛い。
読了日:7月3日 著者:及川哲也,菅原一剛,稲田全示
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39272816

■ベルリッツの世界言葉案内
25カ国の言語を見比べることができるので、この国とあの国の言語が意外と似ているとか、おなじ言語グループに分類されていてもやっぱり違うなあとか、色々と発見がありました。アラビア語とかペルシャ語とかタイ語とか、ああいう感じの文字は自分には見分けがつかないかも。
読了日:7月3日 著者:チャールズベルリッツ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39272730

■かながわの鉄道 (1978年) (かもめ文庫)
神奈川県下の電車(廃線したものも含め)の歴史を紹介。鉄道開設に当たり、駐日イギリス公使パークス、陣頭指揮を取った建築師長モレルなど、日本の植民地化を心配して日本人の手で早く鉄道を造れるようにと尽力してくれたひとたちに感謝。添付の写真とカラーイラストを見て、そういえばこんな色だった!と思い出す電車もあって、なんだか妙に懐かしくなりました。
読了日:7月3日 著者:長谷川弘和,吉川文夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39271562

■かながわの鳥 (1983年) (かもめ文庫―かながわ・ふるさとシリーズ〈14〉)
文章がユーモラス。日本人は焼き鳥民族ってそんなwいつも漠然と、あそこに鳥がいるな、程度にしか思わなかったんですが、近所の河川で見るかもめはウミネコだったのかあ。
読了日:7月3日 著者:柴田敏隆
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39271547

■フードパワー―食品に秘められた力
食物の効能をおすすめの食べ合わせとともに分かりやすく紹介。こういうのを読むと、アレルギーは仕方ないとして、食べ物の好き嫌いがなくて良かったなあと思います。このごろ目が気になるので、ビタミンAと亜鉛を多めにとりたいな。
読了日:7月3日 著者:白鳥さなえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39271498

■たのしい・わるくち (文春文庫)
ひとの言動にいらっとさせられる理由は数々あるし、その理由にかこつけて、ああだこうだというのはストレス解消の一環。アマチュアだけじゃなく、プロのスポーツ選手もインタビューの受け答えがヘタなひとが多いので、もっと喋って!と思うことあるなあ。
読了日:7月2日 著者:酒井順子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39249721

■ぞうのはな (おはなしえほん)
長い鼻だけが象の特徴、だと信じて威張り散らした鼻の顛末。ブラックだしシュールだし、こういう終わり方はふさわしいのかもしれないけれど、ほかの部分にも救いが無くてなんともモヤモヤした気分。
読了日:7月2日 著者:矢崎節夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39249665

■かながわのうた (1979年) (かもめ文庫―かながわふるさとシリーズ)
昭和53年度に選定された「かながわのうた50選」の曲目全部について、歌詞・楽譜を掲載、解説を加えたもの。知らない歌ばかりでしたが、自治体から依頼されて作られたもの、歌謡曲など様々。三崎や小田原に住んだことがある北原白秋が作詞した「多摩川音頭」「ほつくり節」「城ヶ島の雨」の3曲が選ばれる。
読了日:7月1日 著者:神奈川県教育委員会
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39227444

■夫婦で行くバルカンの国々 (集英社文庫)
バルカン半島をめぐる旅行記。これでバルカンのややこしい歴史を全て覚えるのは大変だけれど、国ごとの雰囲気は良く分かります。セルビアのところで「(震災支援で)日本に精一杯の義援金を送ってくれた」となっていますが、精一杯どころじゃなくてヨーロッパで一番です。あとクロアチアで買った野菜コンソメをベジータと紹介していますが「VEGETA」と書いてベゲタと読みますw最後に旅行したギリシャはさすがの貫禄。アルバニアの円形劇場をあとで検索したら本当に住宅に埋もれていてびっくり。
読了日:7月1日 著者:清水義範
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39227292


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