やわらかい螺旋

徒然なるままに

2020-04

2020-05-01 05:59:01 | 
2020年4月の読書メーター
読んだ本の数:43冊
読んだページ数:9720ページ
ナイス数:627ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■いやよいやよも旅のうち (集英社文庫)
北は北海道から(地元)南は沖縄(一番遠いところ)まで、いやいや旅をする。
旅行って基本的に楽しいことなのにイヤなことってあるのかなと思ったけど、かつてギネス認定されたジェットコースターに乗るのは私もイヤだなあ。
けれど、もしも次の機会があったら、ぜひゾンビが追いかけてくるお化け屋敷にトライしてください。そのときには当然、元祖K嬢もご一緒に。
元祖K嬢と丹下さんの甘いもの好きコンビが、お伊勢さんの参道のお店で目移りしまくってる気持ちは分かる。あそこは歩くの大変なんだよ。

読了日:04月30日 著者:北大路 公子
https://bookmeter.com/books/15625564

■“他人の目"が気にならなくなる たった1つの習慣 (青春新書プレイブックス)
岡本太郎いわく「友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる」
自分の人生について考える時、まず第一に考えてほしいのは「自分はなにをやりたいか」ということ。
「周りの人たちが自分をどう見ているか」ということではない。
他人の心を深読みせず、うまくいかない時こそ楽天的に考えてみる。

読了日:04月29日 著者:植西 聰
https://bookmeter.com/books/15025273

■傷だらけのマセラッティ (徳間文庫)
自動車修理工の大村啓司は、賭けビリヤードの賭け金取り立てが縁でチンピラ上島と知り合った。
上島が飲み屋のマスター・清水の仕事を請け負い刺殺され、その復讐をしたことから、警察からもヤバい奴らからも追われる。
修理に持ち込まれてくる自動車の声を聞こうとしている啓司の姿が印象的。
啓司が上島と食べたカップヌードルとマーガリンで焼いたリンゴは、真由美が作ったシチューと意味は同じだと思う。

読了日:04月28日 著者:北方 謙三
https://bookmeter.com/books/192222

■そしてわが祖国 怒れ!! 日本の若者たちよ (集英社文庫)
1990年刊行「そしてわが祖国」と、1991年刊行「21世紀への出撃」から抜粋して1冊にまとめたもの。
随分前のものなので古さは否めない。
「この国からは一流プレイヤーも、一流アーティストも、そしてアインシュタインも登場するだけの可能性さえないのだ」
スポーツでも何でもが日本式は相手にされない、そんな時代もあったなあと過去に思いを馳せることになりました。

読了日:04月27日 著者:落合 信彦
https://bookmeter.com/books/475429

■見知らぬ橋 (1971年)
網走で始まりアラスカで幕を下ろした並河と名緒子の悲恋の物語。
並河の妻子、名緒子の父親と妹、ふたりとも家族のことがあり複雑。
圭子は葉室となら生きていけると思うから、今は無理でも幸せになって欲しい。
名緒子は「孫次郎」と共に並河の後を追ったと思いたくないけれど、安否を気遣う葉室と佐江子が見たオーロラは不吉でしかない。

読了日:04月26日 著者:船山 馨
https://bookmeter.com/books/272925

■マンガでわかる 家族が亡くなった後の手続き (TJMOOK)
義母が亡くなったとき、お葬式のことで手一杯で、どんな手続きや書類が必要なのかとかは分かっていませんでした。
必要書類の記入例があるのが親切。
2020年4月から「配偶者居住権」が、7月10日からは「自筆証書遺言の保管制度」が新設される。

読了日:04月25日 著者:
https://bookmeter.com/books/14792179

■10分でわかる突然の相続への備え方
親が心配ということもあるけれど、
ずいぶん前に親戚が亡くなったときに、葬儀だの相続だの大変だったので(うちの親が)、そういうこともあると知っておいた方がいいのかな、と思ったので読んでみました。
相続人は何人いるのか、どのくらい遺産が入るのか、相続したらどれだけ税金を払うのか。
そんなこと突然言われても慌てるだけなので、ある程度、把握しておいた方が良さそうです。

読了日:04月25日 著者:鈴木優大,藤井幹久
https://bookmeter.com/books/14973068

■ファストファッションはなぜ安い?
4月24日はファッションレボリューションデイ。
安くてスタイリッシュな服がいい。
けれど、そのファッションがアジアの女性たちの過酷な労働の上に成り立っているとしたら、そのまま黙って着こなすのは本当のおしゃれと言えるのか。
縫製工場は手に職をつけ自立するための足掛かりのはずなのに、賃金が安すぎて、工場勤務のあと売春をしないと生活できないというのがショック。
労働搾取と性搾取の被害者たちのためにも、なぜ安いのかと疑問に思うべき。

読了日:04月24日 著者:伊藤 和子
https://bookmeter.com/books/9817080

■虚構の空路 (角川文庫 緑 365-14)
桜井清子が新幹線の中で毒殺されたその3か月後、同じ旅行会社に勤務する光永岩夫がホテルで刺殺された。
捜査線上に浮かんだのはライバル会社の音川達也。
しかし彼には、清子のときには挙式の真っ最中、光永のときにはパリ行きの飛行機に乗っているという鉄壁のアリバイがあった。
この当時は一般旅行者には数次旅券は発給されなかったので、実際にパリに行き、音川のアリバイ崩しに躍起になった捜査陣の苦労が報われたと思いきや、えっ、そっちのどんでん返し。
そして、後に残されたのは死んだ家だけ。
読了日:04月23日 著者:森村 誠一
https://bookmeter.com/books/554758

■ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動
「ヴェノナ」とは、第二次世界大戦中の1943年、アメリカ陸軍によって始められたソ連暗号の傍受・解読作業に対して付けられたアメリカ側の作戦名である。
IMFの米国代表理事に任命されハル・ノートの原案に関わったハリー・ホワイトは共産主義の利益になるようにアメリカの政策自体を操ろうとしたなど、
驚くほど多くの数のアメリカ政府高官がソ連と繋がっていたことが判明。
マンハッタン計画の内部にもスパイがいて、ソ連の原爆開発に手を貸していたなんて。
読了日:04月22日 著者:ジョン・アール・ヘインズ,ハーヴェイ・クレア
https://bookmeter.com/books/14425018

■現代語古事記
原文を省略せず、できるだけ全文を現代語に翻訳することと、原文の趣を残すことに留意した、ということで、読みやすく分かりやすかった。
重要な名前は太字で表記されるので、それ以外の神様と人の名前をすぐに忘れても本当に問題ありませんでした。
いちいち名前を覚えなくて良いっていうだけで、だいぶ気がラクになります。
神代の上つ巻が好きなので脚注も併せて楽しめました。
読了日:04月21日 著者:竹田 恒泰
https://bookmeter.com/books/4013189

■血文字を記すは影 (徳間文庫)
自己中心で、打算的で、卑劣で、嘘つきの裏切り者で、自惚れていて、二重人格で、淫乱女。
他人を利用し、芸能界で伸し上がる磯エリ子。
そしてエリ子を殺すためコルト22を手に入れた謎の「影」の正体とは。
曾根はエリ子をただの商品だと割り切ることが出来なかったけれど、愛子はそういう弱いところも含めて曾根を支えていけたら良かったのに。

読了日:04月20日 著者:笹沢 左保
https://bookmeter.com/books/2491148

■5日ではじめる!5日で使える! はじめてのスマホ (生活実用シリーズ NHK趣味どきっ!MOOK)
ずっとガラケーを使っていて、電話とメールにしか用がないので別に不満はなかったんですが、3Gサービスが終了してしまうので渋々スマホに乗り換えました。
このくらい分かりやすい説明文を読むところから始めるくらいでちょうど良い感じです。
迷子になりやすいので「目的地までの経路の調べ方」が出来るのがいいかも。

読了日:04月19日 著者:
https://bookmeter.com/books/14199020

■父親の役わり母親の役わり
父親と母親のための家庭論。
1903年生まれのひとにしては(失礼)書いてることが先進的。
「新憲法によって家庭が解体され、夫も妻も子もそれぞれ個人に還元され、独立、自由の個人となった夫と妻と子どもたちが、
こんどは自主的に、積極的に、家庭という集団を組織するということが急務なのだとおもいます。
親と子とがよりあって暮らすということは、いつの時代にもかわりがないというような神秘主義ではだめだとおもいます」

読了日:04月18日 著者:羽仁説子
https://bookmeter.com/books/15812231

■現代語訳 風姿花伝
風姿花伝とは、世阿弥が観阿弥の遺訓を基に著した日本最古の能楽理論書。
名前は知っていましたが観世家・金春家の一子相伝の秘伝書だったんですね。
現代語訳の読みやすく美しい文章で書かれていて、その分、芸事に関する心構えはやはり厳しいものだと思い知る。
能楽だけじゃなくて人生論としても読めました。
読了日:04月17日 著者:世阿弥
https://bookmeter.com/books/445238

■佐渡伝説殺人事件 (角川文庫)
雑誌「P」の編集長・塚原との打ち合わせのあと飲み屋に付き合わされた浅見光彦は、塚原の車で自宅に送られた。
車を降りた後、自宅へ向かう道をおよそ300mほど行ったところで男が倒れているのを見つけたが、そこから事件に巻き込まれる。
林道子が出自に対して悲観的じゃないのが三輪にとっては救いだったと思う。
録音機を身に着けて犯人と対峙した光彦。
証拠として採用されるかは分からないけれど、谷田部はどうなったか。

読了日:04月16日 著者:内田 康夫
https://bookmeter.com/books/569936

■偽書「東日流(つがる)外三郡誌」事件
「東日流外三郡誌:つがるそとさんぐんし」が巻き起こした真偽論争の顛末。
正史には登場しない津軽の闇の古代・中世史を、津軽の豪族・安東一族という「前九年の役」敗者の視点から記した門外不出で口外無用の古文書。
こういう古文書(とされたもの)があったのは知らなかった。
捏造ではなく本物だと思いたい擁護派のひとたちは、詐欺にひっかかった被害者みたいでなんだか気の毒。

読了日:04月15日 著者:斉藤 光政
https://bookmeter.com/books/413796

■先生のおとりよせ (2) (クロフネデラックス)
MOCHICREAMのお取り寄せはすごく気になっていたので、取り上げられていてなんだか嬉しいです。ああ食べたい。
この回の、中田のところにアシスタントにきたハセガワちゃんの業の深さにニヤニヤしてしまいましたが、中田に知らぬが仏と思われている榎本がちょっと不憫。
食べ物じゃないけど、DOUBLE=DOUBLE FURNITUREのスプーン使ってみたい。
スプーンの口当たりってほんとに重要だと思う。

読了日:04月14日 著者:中村 明日美子,榎田 ユウリ
https://bookmeter.com/books/12598291

■先生のおとりよせ (クロフネコミックスデラックス) (クロフネコミックスDX)
官能小説家・榎本遥華と美少女漫画家・中田みるく。
ふたりのオッサン作家がお取り寄せしたおいしいものを漫画と小説で堪能する。
実際にお取り寄せできるので、作品中でふたりが言ってるハイテンションな感想が本当かどうかを確認しながら食べられるのでそれも楽しそう。
貧乳×巨乳がまさかの男の娘と発覚した時の手土産「ご黒うさん」と「宇部ダイヤ・黒」の濃厚ブラック対決に参加したい。
2巻に続く。
読了日:04月13日 著者:中村 明日美子,榎田 ユウリ
https://bookmeter.com/books/8078568

■スラヴ世界のイースター・エッグ―ピーサンキからインペリアル・エッグまで (ユーラシア選書)
ろうけつ染めの手法を用いたウクライナの「ピーサンキ」と、ロシア皇帝のために作られたファベルジェ社の「インペリアル・エッグ」を紹介する。
綺麗だなあとうっとり眺めてしまいますが、ピーサンキの模様ひとつひとつに意味があり、スラヴ古来の宗教観や世界観を反映したものと考えられている。
西方教会はグレゴリオ暦、東方教会はユリウス暦を使用しているため、イースターの日付がそれぞれ違っていて、2020年で言えば西方教会は4月12日、東方教会は19日。

読了日:04月12日 著者:栗原 典子
https://bookmeter.com/books/200205

■ニューエクスプレスプラス セルビア語・クロアチア語《CD付》
ニューエクスプレスに音声データのダウンロードができるアプリとか簡単なスピーチ・メッセージなどのプラス部分が追加されたもの。
付属CDと同じ内容の音声データをスマホで聞けるのはありがたいです。
セルビア語はキリル文字ですが、クロアチア語と同じようにラテン文字での表記なのでとっつきやすい。

読了日:04月11日 著者:中島 由美,野町 素己
https://bookmeter.com/books/13363352

■ネットロア: ウェブ時代の「ハナシ」の伝承
インターネット上で流通している説話=ネットロアが「2ちゃんねる」などの掲示板を中心にインターネット上で増殖していく仕組みを解き明かす。
2ちゃんねるってほぼ見たことないので「くねくね」とか「「鮫島事件」なんて全然知りませんでした。
鳥居みゆきの不穏で異質な感じが受け入れられたのは、無法地帯とも言えたあの当時のネットの世界があったからこそ。

読了日:04月10日 著者:伊藤 龍平
https://bookmeter.com/books/10378631

■迷いアルパカ拾いました (文春文庫)
迷子のアルパカを保護し、失踪した七森さんの友人の行方を探す。
またもや楓ヶ丘動物園の飼育員たちはキナ臭い事件に巻き込まれる。
来客数が伸びないのは動物園としては頭が痛い問題、だけど悪事に手を染めていいってことにはならない。
桃さんを襲ったヤツを土間箒で撃退した服部くんの「僕の突きはそこまで届くぞ」思わずトゥシェと言ってしまう。
すぐに求愛ダンスをするダチョウのボコがまさかのまさか、斎藤と名付けられたアルパカとともに、楓ヶ丘動物園で良い時間を過ごしてほしい。

読了日:04月09日 著者:似鳥 鶏
https://bookmeter.com/books/8101269

■野草で楽しむ散歩術
道端で採った野草を食べるために知っておくこと。
新芽・若葉は柔らかくておいしく食べられるが、花が咲いてないことが多くて判別が難しい。
四季を通じて同じ場所に通い、それぞれの季節での葉や花の形を観察して野草分布図を作っておけば、新芽・若葉を採取できる。
そして観察することで間違って毒草を食べるのを避けられる。

読了日:04月08日 著者:岡本 信人
https://bookmeter.com/books/2298303

■メドリズム -Fate短編作品集- (マジキューコミックス)
劇場版Fate[HF]第三章が公開(予定)なので。
やっぱりご近所も衛宮家がハーレム状態というのは分かっているのね。
出入りする男性陣を増やせば多少は疑惑が晴れるはずだったのに、
ギルガメッシュは愛人のヒモが殴りこんだと思われ、ランサーは借金の取り立てにきたチンピラと言われ、華がなく地味なアーチャーが凹んでいるときにハッテンバ疑惑。
この時点ですでに踏んだり蹴ったりなんだけど、一成のせいで真実になりそうなので帰れと止められるのは当然。
柳洞寺の息子は檀家にチクってもいいと思う。

読了日:04月08日 著者:雌鳥
https://bookmeter.com/books/10126407

■崎陽軒Walker ウォーカームック
崎陽軒好きの有名人って賑やかしで名前を貸してるだけなんじゃないのと疑っていましたが、スカパラ・大森さんの名前があったので思い直しました。
大森さんってば本当にシウマイ弁当がお好きですよね。
アンズどうする問題は、討論会でやってたみたいに唐揚げと一緒に食べてました。
カマボコと玉子焼きを一緒に食べるのは今度やってみようかな。
 
読了日:04月08日 著者:
https://bookmeter.com/books/12766440

■シャム双子の秘密 (角川文庫)
山火事により陸の孤島と化したゼイヴィア博士の邸宅で起きた殺人事件。
最初はまだ消し止められるだろうと余裕があったのに、だんだん火の手が迫り、最終的にはあんなことになって、かなり危機一髪な状況。
事件としては、エラリーがトランプ云々を持ち出したからややこしくなったんじゃないの、ギリシャ棺の教訓はどこにいった。
いつもよりクイーン警視の活躍が見られて嬉しい。
妻の形見の指輪にほろっとします。
でもさエラリー、自分の母親のことなのに、その態度は冷たいじゃないか。

読了日:04月07日 著者:エラリー・クイーン
https://bookmeter.com/books/8314607

■俳句で夜遊び、はじめました
夜の吟行は昼間とは違う楽しさがある。
暗くて良く見えないと普段ならスルーするようなことも、句作を意識しての行動にならざるを得ないから、言葉選びから慎重になってくる。
私は俳句じゃなくて短歌ですが、吟行いいな。
ライブ感があって、その時々に感じたことを丸ごと閉じ込めておける気がするから。

読了日:04月07日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/12496987

■爆笑! どうぶつのお医者さん事件簿
爆笑は大袈裟にしても、獣医師による体験談を興味深く読めました。
動物園にいるゾウも、そりゃ治療が必要なこともあるよなと思っていましたが、皮膚が厚くて硬いから注射が出来ないし、体重に比例してたくさんの投薬が必要になるけど餌ごと食べないし、
そのせいで食欲が落ちて体重も減ってしまう、ということまでは思い至らなかった。

読了日:04月06日 著者:北澤功
https://bookmeter.com/books/5912566

■あやしいルネサンス (Ayasii)
「あやしい」と思って見ると、ルネサンス美術は100倍おもしろい!「こわい」「不気味」「きもかわ」な作品はなぜ生まれ、どう鑑賞されたか、その謎を解明する。
キリスト教世界でその存在を広く信じられていた悪魔たちは実際に誰も見たことがないので、画家たちが想像力を逞しくした結果、あやしい生きものが出来上がった。
出来るだけ不気味にしようとして、ミヒャエル・パッハーの作品「聖ヴォルフガングと悪魔」の悪魔は肛門に口が描かれた。
不気味ではあるけど間抜けな気もする。
読了日:04月06日 著者:池上 英洋,深田 麻里亜
https://bookmeter.com/books/11095239

■おしゃれと人生。 (単行本)
「この本は、50代から80代までの女性十人を、おしゃれを通して、考え方や生き方まで取材したルポルタージュです」
おしゃれとは、それ自体が目的なのではなくて、何歳になっても前向きに生きていこうとする気持ちを支える役、いきいきとした内面を外面からサポートする役なのではないか。
流行を追うだけじゃなくて、一歩ひいたところから自分自身をよく見ているような感じ。

読了日:04月06日 著者:小川 奈緒
https://bookmeter.com/books/10122534

■File4 クリスマスの暗号を解け! (おたずねもの姉妹の探偵修行)
クリスマス、田舎町ヴェニスにやってきたテレビ番組のクルーたち。
継母から逃げてるサムとソフィーはカメラに気を付けながら行動している最中、番組のイケメンシェフ・グリフィンと食堂ハナビラの女主人ウィルダが消えた。
そして継母が雇った探偵が姉妹に迫る。
アルビー巡査が逆恨みしたせいで危機一髪、でもガスのおかげで助かった。ガスっていいやつ。
事情を知らされたコリンは複雑な心境だったかもしれないけれど、変わらない態度から誠実さが分かる。
これでちゃんと暮らしていけそうで良かった。

読了日:04月05日 著者:M.E.ラブ
https://bookmeter.com/books/9897188

■次の人、どうぞ!
「週刊現代」2017年9月~2018年10月の連載から50本を掲載。
樹木希林の得難さは「ババア」を演じられること、というのは同意。
いくつになっても美しいと称賛される女優さんは多いと思いますが、生活感があるババア役をこなせる女優さんは他に居るかなととしばらく考えてしまいました。
そういえば、とんねるずが出てる番組ってもう20年以上は見てない気がする。
自分の中ではフジテレビの凋落とリンクしてる部分があると思ってます。

読了日:04月05日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/13401307

■猫毛フェルトの本―うちの猫と作る簡単ハンドクラフト
毎日のブラッシングで出るたくさんの猫の抜け毛からフェルトを作り、指人形などを作ってみる。
フェルトにするとは言っても元々が猫の毛、猫アレルギーのあるひとは注意。
ノミやダニを駆逐したあとの猫の毛でも、動物性繊維を食べる虫にやられてしまうことがあるので、保管するときには衣類用の防虫剤を入れておくこと。

読了日:04月04日 著者:蔦谷 香理
https://bookmeter.com/books/547863

■初恋のあとさき (花音コミックス)
高校生の仁科が、本気すぎる美山の気持ちを受け止めきれないのは仕方なかったかも。
美山にしてみれば全部を仁科に向けてるだけで世界が成り立つみたいな感じだけれど、
仁科としては求められてる自分と自分の周りの世界には温度差があって、それをどうこう出来るほどの自覚もないし強くもなかった。
そういうのを含めて、10年かけて世間に揉まれて大人になったタイミングで再会できて良かったのかもしれない。
やり直そう初恋。
読了日:04月04日 著者:日高ショーコ
https://bookmeter.com/books/4540157

■世界の大宮殿 (空から見る驚異の歴史シリーズ)
さまざまな時代に建てられた大宮殿を空から見る。
紫禁城やヴェルサイユ宮殿など、大宮殿と呼ぶにふさわしいものばかり集められていて圧倒される。
日本の皇居も掲載。
皇居は敷地が広大だけれど平屋建て。
他の建物がとにかく大きく高く威圧的に、を目指しているかのような造りなのとは対照的に思えた。

読了日:04月04日 著者:アンリ スティルラン
https://bookmeter.com/books/81911

■黒の貴婦人
短編集。
ボアン先輩が丘陽女子学園の教師になるきっかけになった「スプリット・イメージ または避暑地の出来心」
四人の女子の合宿に料理人として参加したタック。
もしタックがいなかったら違った展開になっていたかどうか、それも気になる。
「ジャケットの地図」謎亭論処で出てきたタックの身代わり云々はこれだったのか。
もうどこにもいない、と改めて自分の中から湧き上がる感情と向き合うための儀式のようで、これできっぱりと次の人生に歩いていけるといいね。

読了日:04月03日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/474974

■わしらは怪しい雑魚釣り隊―マグロなんかが釣れちゃった篇 (新潮文庫)
雑魚釣り隊とは名乗っていても、久米島沖の東シナ海ではマグロやカツオなんかも釣っていて、
「雑魚釣り隊だってマグロがそこに(できれば逃げずに)いれば釣ってしまう、というだけの話だ」
釣りってそういうものなんだと思う。
三浦半島でキャンプを張った夜、騒々しいスキンヘッドの外国人グループに文句を言いに行って一触即発、デタラメな空手の型をやったらゴメンナサイと日本語で謝られた話は、
ガタイがよくてケンカ慣れしてるシーナさんだから見破られずに済んだんだろうな。

読了日:04月03日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/5591492

■改訂版 つくる・育てる・飾る! 超ミニ盆栽 (ブティックムックno.1373)
盆栽の中でも樹高20㎝以下のものは「小品盆栽」の分類、10㎝以下ならミニ盆栽、3㎝以下のものは超ミニ盆栽と呼ばれる。
超ミニ盆栽は本当に小さくて、表紙にもあるけれど指先に乗るほど。
気を付けることとしては「飾ったままにしないこと」。
その小ささゆえに土が少なく乾きやすいので、水やりを怠るとたちまち弱ってしまう。
部屋に飾るのは1~2日程度にとどめ、普段は日の当たる屋外で水の管理をしながら育てる。

読了日:04月02日 著者:岩井 輝紀
https://bookmeter.com/books/11855340

■初めてでも失敗しない みのたけ製菓のアイスボックスクッキー完全レシピ (講談社のお料理BOOK)
生地を棒状にして冷蔵庫や冷凍庫で冷やし固め、スライスして焼くのがアイスボックスクッキー。
金太郎飴のクッキー版、ってことですね。
ベースの生地を作ってから白とカラー生地にする。
パーツの長さは8㎝が基本、生地はこまめに冷やすこと。
ちゃんと組み立てられればインパクトがあるし、普通のクッキーより達成感が味わえそう。

読了日:04月02日 著者:みのたけ製菓
https://bookmeter.com/books/11173118

■ときめくクラゲ図鑑 (ときめく図鑑)
2017年に沖縄から新種報告された「コモチカギノテクラゲモドキ」も収録。
クラゲってお椀をひっくり返したような形で触手があって、なイメージですが、タコクラゲみたいな触手の形をしてるヤツが苦手なのです。
そういう意味ではベニクラゲがとても可愛い。
もし海でヨウラククラゲに出会っても、こんなに長細いのがまさかクラゲとは思わないだろうなあ。

読了日:04月02日 著者:峯水 亮
https://bookmeter.com/books/12995054

■神津恭介の予言 (光文社文庫)
深夜の新宿の公園に女性が空から落ちてきた。
その事件の真相を追いかける東洋新聞社の清水香織。
伊豆の「懶惰の城」で隠棲している神津恭介は第二の事件を予言、現実のものになってしまう。
「完全犯罪の発想が人を殺人鬼に変える」
結局は、墜落死にこだわる犯人はしなくてもいい殺人を犯してまでも、自分のための殺人を完遂した。
それで「アクマ」はなんだったの?
読了日:04月01日 著者:高木 彬光
https://bookmeter.com/books/5228032

■テースト・オブ・苦虫〈1〉
「ヨミウリウィークリー」2000年10月~2001年8月掲載分。
作りごとが現実を浸食しているような、エッセイでも小説でもない不思議な感じ。
とにかく咀嚼が大変で慣れてないと面食らうかもしれないなあ、この文章は。
もし私が、大丈夫?と聞くところを咄嗟に「ズイジャーノ?」とそれらしい発音で言うようなことがあったら、それは町田康のせい。
実に情けないと思ったその瞬間きっと口中に苦虫の味。
読了日:04月01日 著者:町田 康
https://bookmeter.com/books/516737


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