やわらかい螺旋

徒然なるままに

2022-09

2022-10-01 06:08:02 | 
2022年9月の読書メーター
読んだ本の数:60冊
読んだページ数:13103ページ
ナイス数:582ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2022/9
■楽園とは探偵の不在なり
二人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に堕とされる世界で起きた連続殺人事件。
孤島で館、これ以上ないくらいのお膳立て。
自分は犯人じゃない、だって地獄に堕ちてないのがその証拠だ、っていう言い分が通る不思議な状況がなかなか面白い。
助手を亡くした青岸に、自分が助手になると申し出たひとたちにとっての正義はこれで果たされただろうか。
神が存在するはずなのに、この世界は不完全すぎる。

読了日:09月30日 著者:斜線堂 有紀
https://bookmeter.com/books/16152609

■吉祥寺ドリーミン: てくてく散歩・おずおずコロナ
女性セブンの連載「日々甘露苦露」より。
織田作之助を知らないアナウンサーが新人だったら「次は頑張れ」と苦笑して終わりだったかもしれませんが、一時期は局の看板を背負っていたような方なので驚きが大きかった。
あとで誰かに怒られたほうが身のためになりそうだけど、どうなったかなあ。
ローソンの文字が読めないパッケージデザインは変更になったんでしたっけ?

読了日:09月30日 著者:山田 詠美
https://bookmeter.com/books/19010163

■知られざる弥生ライフ: え? 弥生土器なのに縄文がついたものがあるって本当ですか!?
ざっくりと知る弥生時代。
時代幅は研究者のあいだで様々な意見があるけれど
「本書では、北部九州で大規模な水田稲作が始まったころから、近畿地方に前方後円墳が作られ始めるまでを弥生時代と考えます」ということで、紀元前10世紀前後から紀元後3世紀中頃までのこと。
弥生人の男性の平均身長は163㎝、女性は150㎝。縄文人男性158㎝、江戸人男性156㎝なので意外と大きい。

読了日:09月29日 著者:譽田 亜紀子
https://bookmeter.com/books/13744538

■英国キュー王立植物園:庭園と植物画の旅 (コロナ・ブックス)
2003年に世界遺産に登録された「英国キュー王立植物園」ガイドブック。
132ヘクタールの広大な敷地に植えられた3万種以上の植物や多くの建物、そしてキューガーデン所蔵の約20万点の植物画から厳選50点も掲載。
植物園にギャラリーがあるのが不思議だったんですが、冒頭の荒俣宏の文章で、色彩や形態の保持が難しい標本よりも徹底的な写実画のほうが実物標本を越えた学術資料になりうるということに納得。
日本から収集されたコレクションも見応えがありました。

読了日:09月29日 著者:
https://bookmeter.com/books/13551265

■政治的に正しい警察小説 (小学館文庫)
短編集。
警察小説の詰め合わせかと思っていましたが、ジャンルは様々。
「秘密の海」が良い話だったので油断していたら、だんだんとブラックに。
「政治的に正しい警察小説」
全ての差別を排除した小説って、こうならざるを得ないでしょう。
それを称賛する世界は恐ろしいな。

読了日:09月28日 著者:葉真中 顕
https://bookmeter.com/books/12264288

■みんな知ってる日本語なのに英語で言えないあのフレーズ
日常でよく使う「キモい」や「うける」を英語で言うとどうなるのか、場面ごとにまんがで解説。
「キモい」は「Disgusting」もしくは「Yuck」。
「うける:Funny」」「超うける:Hilarious」面白い、の意味で使っているけれど皮肉で言うことも。
そして同じ面白いでも「Interesting」は興味深い面白さ。

読了日:09月28日 著者:海東 鷹也
https://bookmeter.com/books/8237821

■江戸千代紙
「本書は、老舗「いせ辰」の解読のもとに江戸千代紙及び京千代紙の秘蔵資料を豊富に収載、名作佳品の宝庫です」
千代紙って使うのがもったいなくてなかなか手に取れないのですが、色んな文様があって素敵ですね。
最初のころは千代紙の図案の版画を浮世絵師が描いていたというのは納得。
版画のプロなら刷った時にどういう仕上がりになるのかよく分かっていたのでしょう。

読了日:09月27日 著者:
https://bookmeter.com/books/308945

■住まいづくりの教科書 (別冊住まいの設計)
家づくりに必要な情報をまとめた本。
一戸建てだと、土地にかかわるお金のほかに、ガスや給排水の引き込み工事などの建物にかかわるお金、不動産取得税などがある。
建築家・ハウスメーカー・工務店、どこに頼むか悩みますが「向いているのはこんな人」のタイプが分かるので、選択の参考になりそうです。

読了日:09月27日 著者:
https://bookmeter.com/books/17650334

■ミズチと天狗とおぼろ月の夢
大学の友人の結婚式に招かれた麻衣は、古い因習の残る村を訪れるが、その村の風景は麻衣が夢で見る風景そのものだった。
うーん、この大袈裟な設定に見合うだけの話かと問われると苦しい。
弓の母が麻衣に家に居て欲しい気持ちは分かるけど、麻衣にしてみたら、しょっちゅう外に連れ出されて何かを手伝わされたり危険な目にあったりで、家に居ないのと同じ。
いつ帰るんだろうとそればかり思ってしまった。
麻衣が何故ほぼ睨んでいるだけの辰野正がいいのか分からないし、辰野は麻衣自身ではなく面影を追いかけているだけなのでは。

読了日:09月26日 著者:川辺 純可
https://bookmeter.com/books/18338123

■ホーキング 未来を拓く101の言葉
21歳でALSと診断されたスティーヴン・ホーキング。
メディアや書籍などで公言したホーキングの言葉の中から101の言葉をセレクトして意訳、その言葉を独自に解説したもの。
精力的な活動を知れば「障害を言い訳にしてはいけない」はまさに有言実行。
「私たちの命は短く、宇宙の歴史の中では、ほんの一瞬に過ぎない」
「やりたいことがいっぱいあるので、時間を無駄にするのは大嫌いだ」
「静かな人こそ、激しく強い心をもっている」


読了日:09月26日 著者:桝本 誠二
https://bookmeter.com/books/12903851

■楽しい日本の恐竜案内 (別冊太陽 太陽の地図帖)
日本で発見された恐竜の化石を訪ね歩く。
福井県が恐竜のイメージが強いのだけれど、北海道から九州まで、意外とあちこちで見つかっているものなんだなあ。
1934年に南樺太で見つかったニッポノサウルスは「日本」を冠した学名(属名)が与えられている唯一の恐竜。
南樺太はロシア領になっているけれど、標本は北海道大学が所蔵・管理しているそうなのでひとまず安心。

読了日:09月25日 著者:
https://bookmeter.com/books/12659486

■YAYOI KUSAMA Furniture by graf:decorative mode〈no.3〉
「世界の草間弥生とグラフとのコラボレーションから家具が誕生。家具は計り売りのテキスタイルにも姿を変え、そのテキスタイルを用いた草間デザインの服をモデルが着る。日本語英語併記」
このデザインの服にボディペイント、モデルも大変だ。
椅子とかは、テキスタイルの迫力はあってもデザインはそれほど奇抜じゃないので、個人住宅では好き嫌いあるとしても、美術館とかホテルとかならしっくりくるかも。

読了日:09月25日 著者:草間 弥生,グラフ
https://bookmeter.com/books/638579

■到達不能極
2018年と1945年、現在と過去の物語が南極で交錯する。
ミステリじゃなくてSFですな、乱歩賞らしからぬ感じが逆に面白い。
でもSFとして読むとちょっと物足りない気もします。
拓海の旅行会社が大伯父に配慮した理由も納得。
これで貸し借りなし、思い残すことはなくなって、安心してロッテと共にいられるはず。

読了日:09月24日 著者:斉藤 詠一
https://bookmeter.com/books/13113675

■東京江戸たんけんガイド (未知へのとびら 第2期)
東京に残っている江戸の面影を訪ねる。
「江戸っぽいおみやげを買いたい」「お江戸ゆうれいめぐり」など、テーマ別のコースガイドは子供もおとなも楽しめそうです。
鬼平犯科帳でお馴染み、長谷川平蔵が19歳の時に父親と移り住んだ本所三ツ目の屋敷は、のちに遠山金四郎が住んだ場所。

読了日:09月24日 著者:田中 ひろみ
https://bookmeter.com/books/995385

■大人が憧れる全国美術館ガイド―一度は行きたい、心満たされる空間 (主婦の友生活シリーズ)
「時間に余裕があり、目の肥えた大人のための美術館ガイド」
美術館・博物館っていう空間そのものに非日常感があるので好きなんです。
大塚国際美術館はいつか必ず行きたい。
「睡蓮」他、モネの作品を所蔵している美術館って思ってたよりも多かった。
モネを目当てに美術館をめぐり歩いてるひとっているんだろうなあ。

読了日:09月23日 著者:
https://bookmeter.com/books/211644

■(図書館版)ネット検索が怖い: ネット被害に遭わないために (ポプラ選書―未来へのトビラ)
ネット上の書き込みで、誰もが、被害者・加害者になる可能性がある。
ネットの被害者にならないためには、ネットの加害者にならないためには、ネットの人権侵害について考える。
パソコン・スマホを使うなら気を付けないといけません。
スマホは気軽な分だけ特に注意が必要だと思います。
「不特定多数が見る」「ずっと記録に残る」ことを忘れないように。

読了日:09月23日 著者:神田 知宏
https://bookmeter.com/books/13619484

■僕らだって扉くらい開けられる
役に立つのか分からない微妙な超能力をもってるひとたちの連作集。
右に10cmしか物を動かせないなんて、自分がそんなチカラに目覚めてもやっぱり頭を抱えるに違いない。
そういう些細なチカラを持つひとたちが最終章で大活躍。
気が付けば能力者が集う三葉食堂、なんだかオバちゃんが気になる。辛味ダレの味も。

読了日:09月22日 著者:行成 薫
https://bookmeter.com/books/12388805

■その落とし物は誰かの形見かもしれない
路上の落とし物から作り上げる妄想物語。
食べ物が落ちているのはなんとなく「まあそういうこともあるよね」と思うのですが、カンロ飴の哀しみときたらもう。
落とし物は小さい白黒写真で掲載されていて、だいたいは本文でフォローされているので分かりますが、ひとつだけ分からなかったのはブラウン管テレビの上の置き物の話。
よく見えなくて、これ何なのでしょう。

読了日:09月22日 著者:せきしろ
https://bookmeter.com/books/17642890

■野呂邦暢 古本屋写真集 (ちくま文庫)
1980年に急逝した芥川賞作家・野呂邦暢が撮影していた1970年代の古本屋の写真と、古本屋に関するエッセイ。
「小山力也:写真がだいぶ劣化していたんで、これをデジタル補正することも考えたんですが、何よりこれらの写真を見たときの衝撃が大きかったので、そのまま出そうと思いました」
デジタル補正していたら、この味わいはきっと失われてしまっていたことでしょう。

読了日:09月21日 著者:野呂 邦暢
https://bookmeter.com/books/18717958

■新装版 手づくり健康酢バイブル
なんとなくサワードリンクを思い浮かべていましたが、玉ねぎやキャベツなど酢漬けの野菜がメインでした。
保存の目安が掲載されているので管理しやすい。
大さじ1の輪切り唐辛子と穀物酢1カップを合わせた「とうがらし酢」は冷暗所か冷蔵庫で1か月ほど保存可能。
ちょっと辛味が欲しいときに便利かも。
昆布酢ってドリンクにするとどんな感じなんだろう。保存目安は4~5日、試してみたいけど使いきれるかな;

読了日:09月21日 著者:金丸絵里加
https://bookmeter.com/books/16138902

■ふたつの名前 (SING!POOSHA Enta Mystery)
義理の父親と控えめな母親に育てられた保奈美は、時折、言いようもない不安に襲われる。
保奈美が実の父親の姉と連絡を取ったことが発端となり「家族」の秘密を知ってしまう。
連鎖する家庭内暴力を止めたことによって背負った秘密の後ろめたさにどう折り合いをつけるのか、なかなかツライところです。
高齢者向けの結婚相談所「サードライフ」での人間模様も色々あって、竹之上さんと千鶴子さんがうまくまとまって良かった。

読了日:09月20日 著者:松村 比呂美
https://bookmeter.com/books/71824

■ほじくりストリートビュー ザ・フューチャー
ストリートビューで見つけた気になる地形を実際に見に行く。
新横浜の何もなくてびっくりするほうの篠原口は、再開発準備組合が発足したらしいので、びっくり具合を見に行くなら今のうちかなと思います。
新幹線からは見るけど、篠原口では降りたことないなあ。
滝山団地の謎の遊具はほんとに謎で面白い。子供たちはアレで遊んでるのかな。

読了日:09月20日 著者:能町みね子
https://bookmeter.com/books/18731429

■高齢者にやさしい商品開発―使いやすいモノとサービス・50のヒント
人口に占める高齢者の割合が高くなる日本には巨大なシルバーマーケットがある。
これからの高齢社会にとって住みやすく、安心でき、快適なものにするためには高齢者に合わせた商品や生活関連用品の開発が不可欠である。
いつの時代にも新しい技術に不慣れな高齢者はいるので(まだ高齢者じゃないけどスマホ使いこなせてない…)不便を減らす努力は必要。
ジャムの瓶とか、あけるの大変です。

読了日:09月19日 著者:服部 万里子
https://bookmeter.com/books/1621532

■はじめての花色配色テクニックBOOK
花の色合わせによる効果など。
赤い花のお勧め用途が
「選挙やスポーツ試合などの勝利の花」「合格祝い」など、お祝いの場所にふさわしい色なので、逆にお勧めしない用途が
「闘病生活が長い方へのお見舞いの花」「リラックスしたい場所(エステサロンなど)」は、そうだよな~と納得。
お見舞いとエステサロン向けの花は青い色の花。
青い花はアジサイやムスカリなど、種類が少ない。

読了日:09月19日 著者:坂口 美重子
https://bookmeter.com/books/5605551

■九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ヴァン・ホーン事件で挫折感を味わったエラリイだったが、連続絞殺魔〈猫〉の事件に父親クイーン警視が関わることになり、市長直属の特別捜査官として捜査に復帰した。
大集会でのパニックは、まさかそんなことでと思うようなことだったけれど、それほど市民には緊張感があったということ。
「きみは以前も失敗していて、これからもまた失敗するだろう。それが人間の本性であり、役割でもある」
セリグマン博士の言葉は国名シリーズの時よりも人間味のあるエラリイに沁みただろう。

読了日:09月18日 著者:エラリイ・クイーン
https://bookmeter.com/books/9803004

■夢・アフォリズム・詩 (平凡社ライブラリー)
日記や手紙など、小説ではないフランツ・カフカ。
細かいことまでいちいち覚えているような夢ばかり見ていたらさぞ疲れるだろうな、とか心配してしまいました。
交際相手のミレナや友人への手紙にも夢のことを書いていて、そういう手紙を貰ったほうはどう思うんだろう。
アフォリズムが良かった。
「お前のマントで、高き夢よ、子供を包め」
「夜に対する怖れ、夜でないことに対する怖れ」
「お前は練習問題だ。どこを見ても生徒はいない」
「ほんとうの敵対者からは、限りない勇気がお前のなかに流れこんでくる」

読了日:09月18日 著者:フランツ・カフカ
https://bookmeter.com/books/4532

■ハプスブルク家「美の遺産」  (家庭画報特別編集)
『2019年10月19日~2020年1月26日開催の「ハプスブルク展」(東京・国立西洋美術館)に先駆けて刊行される、歴史と美術に親しむビジュアル書籍です』
645年間もヨーロッパに君臨したハプスブルク家。
絵画や建築だけじゃなく、乗馬に園芸、料理まで、幅広い生活芸術を遺した。
幼いころから歌や踊りが好きだったマリア・テレジアは政務に忙殺されて音楽を嗜む余裕がなくなってしまったので、子供たちが音楽や舞踏に親しむ姿を楽しみにしていた。
娘のアントワネットが音楽好きなのはこういうことがあったからなのですね。

読了日:09月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/14329029

■すみっコぐらしのごはん&スイーツ
すみっコぐらしのキャラクターをモチーフにしたレシピ。原寸大型紙付き。
こういうキャラクターものは目鼻のバランスが命だと思うので、気を付けて配置すべし。
海苔で作るパーツが細かいなあ、がんばって切らねば。

読了日:09月17日 著者:稲熊 由夏,山本 ちかこ,Junko
https://bookmeter.com/books/10115867

■いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
渋谷のゴミ捨て場で目が覚めた人気シンガーソングライターの上条梨乃。
昨夜からの記憶がないうえに自殺したと報道されていることに混乱する。
自分を上条梨乃と認識できる大学生の優斗と、梨乃と同じ境遇の小学4年生の樹と出会い、この不思議な現象について調べ始める。
優斗としては、不遇ではあるけれど一番マシな立ち位置だと思われるのは困るかな。
でも梨乃と樹は現実問題として大変な人生になりそう。
とんだとばっちりだった十文字は思ってたより良いヤツそうなので立ち直って欲しい。

読了日:09月16日 著者:辻堂 ゆめ
https://bookmeter.com/books/10279266

■見仏記 道草篇 (角川文庫)
見仏記なのに、見仏どころじゃなかった恐山と、見仏どころじゃなかったパンダ。だって道草篇だもの。
大分の国東半島で峨眉山にすっかり夢中になり、中国の峨眉山まで「ガビってる」を見に行くなんて、すべては仏様のお導きなのかもしれません(多分)。
みうらさんが余分に持っていたヒートテックに救われたいとうさん、ご無事でなにより。
やっぱり冬の(11月)山に行くなら防寒必須ですね。

読了日:09月16日 著者:いとう せいこう,みうら じゅん
https://bookmeter.com/books/19516189

■旅と鉄道 2018年増刊9月号 アニメと鉄道2018
巻頭の特集では「未来のミライ」の鉄道シーンについての解説と、その他、アニメに描かれた鉄道シーンなど。
「未来のミライ」の黒い新幹線は実車のデザイナーが10分くらいで描いたラフスケッチがそのまま完成形として採用された。
本物を造っているひとの仕事なので、細部への気遣いが素晴らしい。
映像には出てこなかったけれどデッキには消火器・ごみ箱もあるんですって。

読了日:09月15日 著者:旅と鉄道編集部
https://bookmeter.com/books/12992762

■ゆる健康大全
いやほんとに「やらないよりはマシ」のゆるさ。
食事にしても運動にしても、気が付いたらやっておけばいいよ、な感じで、追い詰められなくていいなコレ。
スクワットは場所を選ばないとちょっと人の目が気になるかも。
レシピ掲載はないけれどイシハラクリニックはやっぱり人参ジュース推しですね。

読了日:09月15日 著者:
https://bookmeter.com/books/12807157

■カンナ 京都の霊前 (講談社ノベルス)
最終巻。
竜之介は諒司と行動を共にし、甲斐たちは社伝奪還のため京都に向かう。
甲斐がゆっくり能力覚醒するのを待つために出賀茂神社のおとなたちは敢えて何もしなかった、ってことなのかな。
竜之介の祖母も殺害されてしまったし、被害の大きさと比べて割に合わない気がする。
玉兎は不穏分子をあぶりだすために特高警察によって作られた組織。
冴子から澪を取り戻せて良かったけれど聡美と諒司はどうなったのか。

読了日:09月14日 著者:高田 崇史
https://bookmeter.com/books/4886691

■女子の選択
『格差研究の第一人者が「高学歴女性の学歴・結婚・キャリア」を中心に「幸福度」を加味して徹底分析!』
冷静な分析とは物は言いよう、どこまでも他人事なのだなと腹立たしさを感じるのは何故だろう。
女性が理工系に進学しないのは、真に理数系の科目が不得意なのか、機械いじりが嫌いなのか、それとも製造業で働くことを嫌がっているのか、真の理由を探求して政策を考える時代なのだそうですが、
医学部の受験で不利になっていた事実をもっと重く受け止めるべきで、女子の健闘を称賛されてよいとか書いてる場合じゃないと思う。

読了日:09月14日 著者:橘木 俊詔
https://bookmeter.com/books/15007040

■楽しい豆本の作りかた: 手のひらサイズの小さな本
手のひらサイズの小さな豆本の作り方。
サイズは小さいけれども作り方の基本は大きい本と同じ。
手芸をするひとには、端切れ布を豆本にすると楽しいかもしれません。
あの時この布を使ったなあとか、記憶が蘇りそう。

読了日:09月13日 著者:赤井 都
https://bookmeter.com/books/7457948

■ひとりごはんの薬膳レシピ
四季の変化に対応しながら日々の身体と心のコンディションをととのえるための薬膳を紹介する。
薬膳料理とは、中国伝統医学(中医学)の理論をベースに、季節の変化やひとりひとりの体質に合わせ、旬の食材などを組み合わせて、体と心のバランスをとっていこうというもの。
ハマナスの花のつぼみを乾燥させた玖瑰花(マイカイカ)って初めて見たかも、ジャスミンと合わせてお茶にしてたけど食べられるのかな。
巻末の「鳥海明子×山口ミルコ対談」食べることから生き方を変える、いい言葉だと思いました。

読了日:09月13日 著者:鳥海 明子
https://bookmeter.com/books/5403305

■アンをめぐる人々 赤毛のアン・シリーズ 8 (新潮文庫)
アンの周囲の人々の愛と家族の物語。
こじれた人間関係が、何がきっかけになって修復されるのかは、そのときになれば分かるのかもしれないと励まされてる気分になります。
「失敗した男」がとても良かったです。
失敗作と呼ばれて落ち込んだ長兄の素晴らしさを知っている兄弟たち。
今の自分があるのは兄のおかげ。そう言えるのは感謝の気持ちをずっと持ち続けていたから。

読了日:09月12日 著者:ルーシー・モード モンゴメリ
https://bookmeter.com/books/574807

■ひとりぼっちを全力で楽しむ—リア充に負けない22の人生戦略
積極的に孤独を楽しむ方法。
ばかばかしくて面白かったです。
たとえネタに走ることになっても、リア充なんかに負けないぞ、の気持ちが原動力になってこれだけやれれば満足なのでは。
でもその成果を世間に向けて発信しないと楽しめないっていうのがイマドキなのかも。

読了日:09月12日 著者:地主 恵亮
https://bookmeter.com/books/12456230

■WAX WORKS―坂梨悦子のワックス&フラワーデザイン
ワックス(ろう)と花の組み合わせ。
花にろうを纏わせて造花のようにしたり、キャンドルにしてみたり、アレンジメントの素材に使う。
ろうをかけた花は後から色付けできるので、一色の花束にしたりグラデーションにしたりして、ブライダルで使うと華やかさがありますね。


読了日:09月11日 著者:坂梨 悦子
https://bookmeter.com/books/1884331

■ココロでできるダイエット―もっとキレイになりたい人へ
『いつも失敗するのは「心」が問題でした!』
ダイエットのための意識改革。
ダイエットを成功させるためにはまず「なぜ痩せたいのか」という目的をはっきりさせることから始める。
モテたい、幸せになりたい、というあいまいな理由では挫折しやすい。
ダイエットは競争ではなく自分との勝負、なかなか痩せなくても焦らないこと。

読了日:09月11日 著者:
https://bookmeter.com/books/224467

■遺骨 (ミステリアス・プレス文庫 74)
司法人類学者の集まりでジュリーと一緒にオレゴンに出かけたギデオン。
自然史博物館に展示されることになった司法人類学会の長老の遺骨が盗まれ、ギデオンが見つけた土壌圧縮地からは死体が出てきた。
ギデオンに呼ばれて講演することになっていたジョンは保安官ハニーマンに頼られて捜査に参加。
落馬とラップと殺虫剤、今回もジュリーが冴えてる。
ネリーが着てる文字Tシャツが面白い。
人類学者が「大陸移動を阻止せよ!」っていいのかそれ。

読了日:09月10日 著者:アーロン・エルキンズ
https://bookmeter.com/books/503635

■初めての〈青〉―苅谷君代歌集 (塔21世紀叢書)
先天性緑内障により1歳になるまでに5回も目の手術を受け、視覚障害の不安や寂しさから何度も立ち直ってきたような歌が印象的。
「雑踏をモーゼの杖ともたのみつつ白杖一本にかきわけて行く」
「夜半過ぎて独り座すわが胸の底を疼きてやまぬ傷いくつある」
「何もかも話してしまひたくなりて慌てて呑みこむ透明の風」
「太陽の黒点の如き痛みありわが存在をわれに問ふとき」

読了日:09月10日 著者:苅谷君代
https://bookmeter.com/books/6012171

■GRACE KELLY Princess in Style グレース・ケリー モナコ公妃のファッションブック
日本・モナコ友好10周年記念(2016年)、グレース・ケリー展のためにまとめられた本。
ただの小国だったモナコの存在感を押し上げたのは、間違いなく、公妃になったグレースの努力だと思います。
TPOにあわせた華やかで気品のある服装は外交の場でも多くの人を魅了したことでしょう。
ヒッチコックの映画「裏窓」の衣装は本当に似合っていて素敵でした。

読了日:09月09日 著者:
https://bookmeter.com/books/11178487

■デジタル終活—もしもに備えるデータ管理術 (エイムック 3348)
いま自分がいなくなったらどうなるのか、デジタル終活について考える。
これからは、アナログが主流の時代にはなかったトラブルが多くなってくるのでしょう。
お金関係は揉めるもとなので、これだけはどうにかしないと。

読了日:09月09日 著者:
https://bookmeter.com/books/10689129

■マレー鉄道の謎 (講談社文庫)
大学時代の友人・衛大龍の招きでマレーシアのキャメロンハイランドを訪れた火村とアリスが遭遇した殺人事件。
アリスは英語でのやり取りに苦戦して、それでもこれだけ出来ているならいいじゃんと思う。
アランの残念な推理は悲劇に終わったけれど、トレーラーハウスを密室にしたやり方はまさに「ジャックを」利用したんだなあ。
ところで英語で図星は何て言うんだろう。

読了日:09月08日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/572109

■私がオバさんになったよ (幻冬舎文庫)
単行本で読んでいるのを忘れて買ってしまいました。まあそういうことあるよね。うん。
中野信子さんとの対談はボリュームが多くて内容がちょっと難しい。言ってることは分かるけど(多分)なかなか消化できない。
光浦靖子さんの「今20代の体力があったら天下とれる」この発言すごく好き。

読了日:09月08日 著者:ジェーン・スー
https://bookmeter.com/books/18372514

■はじめてであう絵画の本 (13) マチス
「カンヴァスに色を並べるとき、その色は、和音のようなハーモニーを奏でなければなりません。ぼくは、みんなにわかりやすい作品をつくるため、ひたすら努力しています」
荒々しく派手な色遣いに驚いたある批評家がフランス語で野獣という意味のフォーヴというあだ名をつけた。
1903年から1907年に起きた美術運動がフォーヴィスムと呼ばれるようになったのはこの評論家がきっかけ。
マチスは野獣のレッテルを剥がすため、生涯、美しい絵を描き続けた。
たった一度だけ建築と内装を手掛けた礼拝堂のステンドグラスがとてもきれい。

読了日:09月07日 著者:アーネスト・ラボフ
https://bookmeter.com/books/2495411

■やさしいバナナのお菓子: 朝食、おやつ、デザートに。はじめてでも失敗しないかんたんレシピ
バナナを使ったレシピいろいろ。
ひょっとしたら、果物のなかでは一番バナナを食べてるかも。
「簡単バナナパイ」が面白いなあ。
バナナの形に切り取ってグラニュー糖をまぶしたパイシートを焼いてバナナを挟む。
パイシートは伸ばさなくてもいいんですね?

読了日:09月07日 著者:若山 曜子
https://bookmeter.com/books/13483314

■空の彼方 (メディアワークス文庫)
太陽の下に出られぬアルビノの少女ソラが営む防具屋「シャイニーテラス」と、そこに立ち寄る旅人たち。
傭兵ギルド「スカイシールド」所属のアルフォンスがオレルの村から持ち帰った防具で、ソラはちゃんと心の区切りをつけることが出来て良かった。
アルはシャインのおかげで助かったようなものだけれど、シャインはソラの元に連れて帰ってくれるひとを待っていたのかもしれないなあ。
ソラがおかえりなさいと言えるように。

読了日:09月06日 著者:菱田 愛日
https://bookmeter.com/books/315144

■40代からはつらつと生きるために
「体、食、保険、お金、住、モノ、情報、人間関係。これからの人生もはつらつと生きるためにしておきたいことを、8つのテーマで綴る、生活提案エッセイ」
自分の人生が計画通りうまくいくとは限らないと実感するのが30代後半~40代あたりなのかも。
マンションを購入して一区切りと思ってた矢先にガンが見つかり、生活そのものを見直すことになる。
人生の後半、まだ色々あるでしょうが、めげない心を養っておくこと。

読了日:09月06日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/566315

■大島弓子選集 (第6巻) 全て緑になる日まで
選集なので「ページ数のためカットした作品」があるのは仕方ないのだけれど、読めなくて残念。
「ローズティーセレモニー」「アポストロフィS」などなど、思いがけない時に人間は死ぬんだよ、と言われているような気分になります。
「七月七日に」が一番印象的でした。
つづみは両親を亡くしたあと、時間差でもう一度母親を亡くしたのだ。

読了日:09月05日 著者:大島 弓子
https://bookmeter.com/books/504848

■魔法のケーキ plus
最大で5つの層ができるケーキのレシピ。
中身を見ずに図書館で借りた本なのですが、しまったコレ湯煎焼きだ。うちのオーブンレンジだと工夫が必要。
使用するのは15㎝丸型(底が抜けないヤツ)もしくは15㎝スクエア型。
バットの代わりにひとまわり大きいタルト型などでも良いが
「厚手の耐熱容器だと、下からの熱が弱すぎてフランの層がうまくできない可能性があるのでNG」

読了日:09月05日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/11185846

■伊勢佐木町探偵ブルース
横浜・伊勢佐木町「桂木圭一探偵事務所」に持ち込まれる依頼と事件。
なかなかタバコが吸えない桂木、桂木の舎弟のスカジャン黛真琴、母の再婚で桂木の義理の弟になった一ノ瀬脩、登場人物たちのキャラが立ってて読みやすかった。
ちょっとギスギスした兄弟バディって話になってないのが却って良かったのかも。お母さんのためにも圭ちゃんと脩ちゃんは仲良くするのよ?
ちらっと出てきた平塚の探偵も読みたいな、野生のエルザか。

読了日:09月04日 著者:東川篤哉
https://bookmeter.com/books/14210843

■発作的座談会〈2〉いろはかるたの真実 (角川文庫)
温泉宿に宿泊してのんびりと座談会。
宿泊を計画してる時点でもう発作的でもなんでもないのだけれど、温泉のゆるい雰囲気はくだらない話には向いてるかも。
刃物が好きな椎名さんはソ連で買ったナタが気に入って、結局お土産も含めて7本も購入。
税関で没収されなくて良かったですね。
いろはかるたの「惣領の甚六」木村さんの発言「普通は惣領の名前なら甚一とか甚太郎だろ」あっ確かに。

読了日:09月04日 著者:椎名 誠,木村 晋介,沢野 ひとし,目黒 考二
https://bookmeter.com/books/518575

■2まちを案内しよう (3語で話せる! 英語で日本を紹介しよう)
3語で伝わる英会話のフレーズで街を案内する。
音声が聞けるQRコードつき。
感動する!は「It's so moving!」、movingの部分を他の単語に入れ替えれば感想を伝えられる。
こういう簡単な言い方は声に出して読むと馴染んできて、とっさのときに言えたりするんだろうな。
モンシロチョウは「cabbage butterfly」、やっぱりキャベツが好きなのね。

読了日:09月03日 著者:大門久美子
https://bookmeter.com/books/19143245

■復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 4 (フロース コミック)
精霊殺しの被害は最小限ですんだみたいだけれど、戦争は戦争。
あさひがアレを持たされていたということは、あさひが死んでも構わないと言うナダーシャの意思。でもあさひはそれも分からないんだろうな。
魅了を失ったあさひは、もう誰からも気にかけてもらえず、周囲との齟齬に気が付かないまま、腐るように生きて行けばいいと思う。
というか、タイトルの「復讐」が回収されてしまいましたが、人間の姿に戻るタイミングを逃し続けているルリはどうするのか。

読了日:09月03日 著者:あき
https://bookmeter.com/books/19979095

■はじまりの24時間書店
「ペナンブラ氏の24時間書店」前日譚。
スカイエマさんの表紙がいいなあ。
1969年、若かりしペナンブラ氏がサンフランシスコの本屋を訪ね歩き、やっと見つけた24時間書店。
書店として使われた船ウィリアム・グレイ号は街の下に埋もれたが、エイジャックス・ペナンブラは「テクニ・タイキオン」の入手を諦めなかった。
少ない登場人物で、誰が誰なのか混乱しなかったこともあって面白く読めました。
前作に繋がりそうな場面がちらっと出てきていて、未来のペナンブラ氏にも会えたような気分。

読了日:09月02日 著者:ロビン・スローン
https://bookmeter.com/books/17173060

■三谷幸喜のありふれた生活 (16) 『予測不能』
和田誠さんが亡くなり、表紙と挿画を三谷さんが引き継いで描くことになったこのシリーズも16冊目。
三谷版「オリエント急行」は良かったと思います。
だけどなぜか「アクロイド」は覚えがないんだなあ。見たと思うんだけど。
息子さん以上にハマってしまった戦隊モノのルパパトがすごく気になりました。
最近の戦隊モノとかウルトラマンとか、なんか色々すごいですね。

読了日:09月02日 著者:三谷幸喜
https://bookmeter.com/books/17724471

■ヤマケイ新書 車中泊入門
『本書では、「車中泊」に対する考え方の進化をベースに、車中泊の厳しさと良さの両面を見据えて解説する』
どんなクルマが適しているのか、快適に過ごすための装備やグッズ、災害時に役立つ情報も掲載。
キャンピングカーで車中泊をしながら旅行する場合でも、宿泊の一手段として上手に利用するなら良さそうです。
ごみ持ち帰りや無用なアイドリングをしないなど、ルールのあるところではルールに従う。
ほとんどの車中泊は「ひっそりと静かに」が基本であることを忘れずに。

読了日:09月01日 著者:武内 隆
https://bookmeter.com/books/16694120

■アリたちの美しい建築: 地下に広がる「アリの巣」の驚異の世界
アリの巣についての研究成果。
表紙はフロリダシュウカクアリの巣の完全な石工注入模型。
巣に流し入れた石膏は壊れやすいので、材料を石膏から亜鉛とアルミニウムに変えて、それを溶かす溶鉱炉を作り、流し入れる際に事故にならないように気を付けながら(危ない場面はあったけど)模型にして地面から掘り出す。
愛用しているシャベルにエクスカリバーと名付ける気持ちはなんとなく分かるなあ。
遺跡の発掘で光刺激ルミネッセンス測定(OSL)を利用する場合、アリが環境を乱すことを考慮してデータを解釈すべき。

読了日:09月01日 著者:ウォルター・R・チンケル
https://bookmeter.com/books/19202097


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