やわらかい螺旋

徒然なるままに

2014-05

2014-06-01 08:26:39 | 
2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:74冊
読んだページ数:14444ページ
ナイス数:923ナイス
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■平日 (文春文庫)
短編集。物語の語り手である主人公の影がとにかく薄い。いま見ている東京の街の風景をこちら側に伝える媒体みたい。そう思って読んでいると、突然、その媒体が自分の言葉を投げかけてきて、ドキッとさせられる。
読了日:5月31日 著者:石田千
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■アンソロジー おやつ
同じお菓子(似た感じのお菓子)のエッセイを連続して掲載していたりするので、シュークリーム2作品から始まり、ドーナッツ、羊羹、最後は怒涛のチョコ6連発。味を思い出しながら読むと口の中が大変なことになりますw中には安野モヨコ、柴崎友香みたいに「甘いものが苦手で」なパターン、南伸坊「道端にあるものを食べた」なんてものもあって、変化球も楽しめます。
読了日:5月30日 著者:阿川佐和子,阿部艶子,江國香織,尾辻克彦,開高健,角田光代,木皿泉,久住昌之,久保田万太郎,幸田文,小島政二郎,酒井順子,荒川洋治,佐藤愛子,獅子文六,柴崎友香,東海林さだお,武田百合子,辰野隆,種村季弘,團伊玖磨,筒井ともみ,長嶋有,安野モヨコ,中村汀女,蜂飼耳,林望,藤森照信,古川緑波,三浦哲郎,南伸坊,向田邦子,村上春樹,森茉莉,池波正太郎,森村桂,矢川澄子,伊集院光,五木寛之,井上靖,内館牧子,内田百けん
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■自由さは人を自由にする つれづれノート22 (角川文庫)
カーカもさくも、自分の人生だから親の立場からは見守るよ、っていうことなんだろうけれど、のびのびしてる反面、世間一般のひとと同じように暮らしていくにはちょっとつらいだろうな、とも思う。協調性を持ち世間的なことをこなすのが人間の役割ということなら、こなせない人を受け入れるのもまた人間の役割。創作しているときには虚無感を感じない、ってところは共感。
読了日:5月29日 著者:銀色夏生
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■スーパーデッサン 人物〈3〉顔と手の表情篇 (スーパーデッサン・シリーズ)
顔にも骨があり筋肉がある、っていうことを思い出させてもらいました。歯の形で顔の形が決定し、上の歯並びと下唇ラインは同じになる。ちょっとだけ歯が見えてる口元を描いたときにしっくりこなくて、これを見た直後に描きなおしたらそれらしくなりました。
読了日:5月28日 著者:鶴岡孝夫
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■モサド・ファイル
モサド副局長の娘が派遣されて、っていう某海外テレビドラマでのシーンがあって、モサドってどういうところなのか知りたくなって図書館で借りた本。局員たちの活躍で成功した事例ばかりじゃなく失敗した作戦も取り上げていて、どれだけ優秀な人材が揃っていても、人間だから判断をあやまったりすることもあるんだなあと痛感。中東でのイスラエルの立場の厳しさが周辺国とのやり取りから透けて見える。
読了日:5月28日 著者:マイケルバー=ゾウハー,ニシムミシャル
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■今、何してる? (朝日文庫)
後半で紹介している本のうち、すでに何冊か読んでいるんですが、自分はこういう風に感じなかったけど次に読むときにはどうかな?とちらっと思って、再読の楽しみが増えたような気がします。男の手料理については、高い材料も使わないし後片付けもやるよ!って男の人が身近にいないので、心のどこかでうんざりしながらけっしてやめさせることができない、っていうのは分かるなあ。
読了日:5月27日 著者:角田光代
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■スケッチの基本 (ナツメ社artマスター)
塗りじゃなく「スケッチの基本」なので、中身がカラーじゃなくても仕方ないかなあ。風景の中に人を描き入れると、、どんな大きさの人間でも、目線のところに頭の高さがだいたい揃う、っていうのに納得。直線と曲線が綺麗に引けるようになりたいものです。
読了日:5月27日 著者:山田雅夫
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■絶賛!持ちよりレシピ---「また、あれ作って」といわれたい!
カレーみたいな汁気のあるものは、うっかり屋の自分の運搬スキルじゃちょっと無理かもしれない;「女王様のベリーベリーゼリー」なんて見た目のインパクトとは裏腹に作るのが簡単、練乳かけて食べたいです。
読了日:5月26日 著者:森下久子
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■ストラディヴァリウス (アスキー新書 82)
300歳のプリマドンナがいつまでも美しく歌い続けられるかどうかは人間にゆだねられていて、メンテナンスを受けつつ生きた楽器として扱われるのか、オリジナルとして損なわないように弾かない選択をするのか、持ち主も頭を悩ませるところだと思う。そういえば、故ロストロポーヴィチが所有していたチェロ「デュポール」はどうなったんだろう。
読了日:5月25日 著者:横山進一
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■銀色夏生です。ツイッター、はじめます。 (幻冬舎文庫)
いまは終了してるのかな?銀色夏生が何を呟いたのかを忘れるほど、フォロワーの発言の濃さが凄いな。ファン同士で話すきっかけになったりと、誰かと繋がるツールとしては良く機能していたように思えます。たまに登場するbotのタイミングが絶妙。
読了日:5月25日 著者:銀色夏生
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■まいごのペンギンピコ どっち こっち あっち (世界の絵本)
ひしめきあっている動物たちのなかから、ペンギンのピコを探し出せ!動物たちの愛嬌のある顔つきと使われている色のくすみ具合が好き。絵のアクセントとして使われているコラージュは新聞かな、仏語か独語っぽい。
読了日:5月24日 著者:S.ユナコビッチ
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■ちぐはぐな部品 (角川文庫)
解説・大森望氏が、生まれて初めて買った文庫本がボッコちゃんだった、と書いていますが、私は2冊目がボッコちゃんでした。SFというジャンルは、作品の発表から時間がたつとだんだん古臭くなる危険がありますが、星新一のショートショートはいつ読んでも新しい。大岡越前の三方一両損を題材にした「名判決」なんてSFと言えないかもしれないけれど、このオチの付け方にニヤリとしてしまう。
読了日:5月24日 著者:星新一
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■日本の伝統色
日本で伝統的に使われてきた色は、どれも単体で成立するような押しの強さを感じさせず、色同士の「和」を前提にしてるような気がします。デジタルで再現できるようにRGB値を併記しているのが嬉しい。例えば私が好きなのは、本紅に対して安価だったので禁制にされず、庶民に愛された色「甚三紅(じんざもみ)」。デジタルで表現すると、R235・G122・B119。
読了日:5月23日 著者:浜田信義
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■あの日、君と Girls (あの日、君と)
7人の作家の「少女たち」の物語。荻原浩「空は今日もスカイ」そう、大人はいつでも何かを間違えて、子供の言うことに耳を貸さない。その人は、悪くない。わたしたち、何もしてない。 中島京子「モーガン」好きって感情に種類の分別は必要ですか?
読了日:5月23日 著者:
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■あの日、君と Boys (あの日、君と)
8人の作家の「少年たち」の物語。伊坂幸太郎「逆ソクラテス」自分の小学校の担任を思い出すなあ(遠い目) 奥田英朗「夏のアルバム」誰に教わったのか、のひとことは、どんな場合にも気軽に口から出てくる言葉。雅夫もそのつもりだったんだろうけれど、それを聞いた姉妹に沸き上がる感情は涙に変換されるしかない。
読了日:5月23日 著者:
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■島猫 猫の楽園のんびり旅
旅先で、まだ自分がよそいきの気持ちのままでいても、猫が居ると日常性が高くなって、場所に馴染むきっかけになったりします。香港で、ふざけて走り回った猫に冷静になれとお説教しているおじさんの真剣なまなざしがいいなあ。お説教されてる猫も神妙な顔つき。
読了日:5月22日 著者:新美敬子
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■最新 ヨーロッパの人気世界遺産めぐり
歴史ある都市には共通項がある。戦乱を潜り抜けてきたこと、破壊と再生が繰り返されたこと、時代が求めた建築様式の洗礼を受けたこと。その都度、姿を変えて生き残ってきたのが「古くて歴史のある町」だ。例えばドゥブロブニク旧市街の屋根のところどころがオレンジ色じゃないのは、同じ色の瓦が手に入らないから。それでも砲撃から立ち直り、歴史を守り繋げている。バチカン市国って、国が丸ごと世界遺産なんですね、知らなかった。
読了日:5月22日 著者:富井義夫
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■ジュレの便利帳
粉寒天がたくさんあったんです。もう少しで使い切るところまできたんですが、他に固めるものないかなあと、あれこれレシピを物色してる時に見つけた本。でもこの感じだと、寒天よりもゼラチンのぷるぷるなほうがおいしそうです。ゆるめにすれば大丈夫かな?一週間くらい持つというので、色々と使い勝手が良さそうなポン酢から作ってみよう。
読了日:5月22日 著者:吉田瑞子
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■チェロの森
チェロを習いデビューして留学、とんとん拍子に話が進み、結局はなんとかうまくいきました。ってエピソードが多いので、たとえ人知れず苦労していても、その部分ではちょっと損してるのかもしれません。でもそれはきっとご本人にとっては、最初は苦労だったけれど、好きでやってるうちに苦労じゃなくなってしまったし、それよりも言いたいことが他にたくさんあったんだろうなあ。練習室に、おじいさまが描いた「チェロを弾く私」の絵がかかっていて、見守られて練習している、っていうのがなんだかいいなあ。
読了日:5月22日 著者:長谷川陽子
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■「だいすき! もちもちパン」 (Rucola Books ルコラブックス)
パンは断然もちもち派。ベーグルとポン・デ・リングは好きすぎて際限なく食べてしまうので危険です。ポンデケージョは残りご飯で作ってますが、ミックス粉があるなんて便利だなあ、使ってみたい。片栗粉で作った「本気でおいしくなくて、どう頑張っても食べられない」大失敗作、どんなだったのか逆に食べてみたいかも・・・。
読了日:5月22日 著者:たかはしみき
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■竹の描き方―水墨画・プロの技に学ぶ
水墨画は全く経験がありませんが、黒の濃淡だけで作り上げる世界の美しさには溜息が出ます。「幹や枝は息を吐きながら描き、葉で息をのんで描くようにします」呼吸を伴いながら絵を描くことなんてないので新鮮。
読了日:5月21日 著者:藤原六間堂
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■アール・デコの優美なファッションイラスト
アール・デコのファッションプレートを集めた本。ストーリィ性があり、一枚の絵として見られるので楽しめました。皆すましてポーズしているその中で、一点だけ、C・マルタン画「ポワレのデザインによる青いウールクレープの庭園服」が目立ちます。ピンクのバラから飛び出してきた蜂に、目が飛び出さんばかりに驚いてる表情、はっとさせられます。
読了日:5月21日 著者:石山彰
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■ケチャップレシピ―手作り万能ケチャップでかんたん!95のごはん 〜野菜とトマトケチャップでつくるきれいなからだ〜
瓶詰ケチャップを頂いたんですが、ほとんどケチャップを使わないので困っていました。使い切るまでこの本にお世話になっていろいろ作ります。衣にケチャップを入れる天ぷら、やってみようかなあ。
読了日:5月21日 著者:庄司いずみ
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■ヴァイオリンの銘器 (Music gallery (4))
修理・修復を手掛けるからこそ、演奏家とは違った視点でヴァイオリンが語られる。紹介している楽器のf字孔とスクロールの部分写真がまとめて並べて掲載され、比べてみると確かにちょっとずつ違う。fの角度とか太さとか、スクロールの形が円なのか楕円なのかとか。「価格を決める第一の要素は誰が作ったか、第二はどこで作ったか、第三はいつ頃できたか、第四はどのようなニスでどんな色か、第五は形はどうであるか、第六は健康状態」弦楽器の音と価格はほとんど関係がない、というのが意外。
読了日:5月20日 著者:渡辺恭三
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■パンツの面目ふんどしの沽券
アダムとイヴのイチジクの葉っぱはどうして落ちてこないの?って質問した幼稚園児、鋭いwあれはそもそも一枚の葉っぱじゃなくて「無花果の葉を綴りて裳を作れり」、スカートみたいなものなんだそうです。あとがきの日付は2005年6月。「このテーマには全人生を捧げても間に合わないくらいと思っていたのに、人生そのものの時間がカウントダウンに入ってしまったのだ」の部分で胸がきゅっとなる。
読了日:5月20日 著者:米原万里
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■危ない夏のコーヒー・カクテル ([コクと深みの名推理4])
今回は「ビレッジ ブレンド」から海辺のハンプトンズに舞台を移していて、開放的になっているせいか、クレアもジョイもマダムも、自分に興味があると分かった男性への態度が甘すぎる。マダムが事件に首を突っ込みたがっているのを止めてるクレア、それじゃ自分はどうなんだとwクィン警部補はほぼ出番なし、家庭内トラブルは収束の目途がたったんだろうか。
読了日:5月19日 著者:クレオコイル
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■踊るギムナジウム
魔女っ子ロージーの「次回予告」でもう笑ってしまいましたが、助けてるつもりのロージーに翻弄されてる鷹志の最後の願いにほろっとしました。「踊るギムナジウム」はまるでインド映画みたい。ミヒャエルの携帯楽団が鳴った時、これでもう終わりだとやっぱり思いました。だけどトニオもミヒャエルもすごく幸せそう。なんて素敵な世界!世界!
読了日:5月19日 著者:森奈津子
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■君がいない夜のごはん
食べ物関係のエッセイ。どっちかが冷たいカレーライスは私も好きなので、同士が居て嬉しいですw腐った牛乳を飲んでも腐っていると認識できない舌の心配よりも、それでおなかを壊さなかったのか、そっちが気になって仕方ありません。お皿って裏側も洗わないと駄目なんだよ。
読了日:5月19日 著者:穂村弘
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■優雅に叱責する自転車
吉野朔実「犬は本よりも電信柱が好き」で取り上げられていたので図書館で借りた本。ペダルを踏んでるわけじゃないのに勝手に走る自転車、それに乗ったエンブリーとユーバートの兄弟。唐突な感じだけれど突き放されてる寂しさは感じません。シュールで味わい深いです。
読了日:5月18日 著者:エドワードゴーリー
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■オーケストラの人びと (ちくまプリマーブックス)
オーケストラは楽器を持ったひとたちの集まりだけれど、オーケストラそのものが「楽器」なのだ。来日する海外オーケストラの技術を吸収しようとやっきになっていた黎明期の音楽家たちが苦労しつつ作り上げた「楽器」のプライドがここにある。小澤征爾のN響事件って初めて知りました。指揮者が信頼を失うと、そこから音楽は生まれない。
読了日:5月18日 著者:原田三朗
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■パスタでたどるイタリア史 (岩波ジュニア新書)
図書館の児童書を扱う棚で見かけて目を疑い、でも確かに「岩波ジュニア新書」って書いてるなあと、どこか釈然としない気持ちで借りてきた本。同じ国でも気候の違いから、柔らかい軟質小麦の生パスタは北で、硬質小麦の乾燥パスタは南で、それぞれ発達してきた。中世では砂糖は薬もしくは香辛料の一種として取り扱われ、口に入るのは貴族に限られていた。砂糖や蜂蜜、シナモンなどを使ったパスタ「甘いソースのマッケローニ」は現在のマカロンとして痕跡が残っている。
読了日:5月17日 著者:池上俊一
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■ハリー・ポッターと炎のゴブレット (下)
ようやく第三の課題までたどり着き、優勝の行方はどうなるかという期待は惨劇への前哨戦になってしまった。復活したヴォルデモートのせいでとうとう犠牲者が。対決したハリーの杖の先から次々と出てくる死者たちと激励の声に思わず胸が詰まる。セドリックの両親の態度がとても立派で、ハリーがどんな気持ちでいたかを思うと辛くて仕方ない。
読了日:5月17日 著者:
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■天皇愛 一冊でわかる歴代天皇、その愛の軌跡 (;)
主にランチタイムにおこなわれた対談というのが凄い。この内容を隣のテーブルでうっかり聞いてしまったら、きっと釘付けだっただろうなあ。辛酸なめ子のワイドショーのレポーターみたいなひとことが面白い。毛利元就の資金援助でようやく即位式を執り行った正親町天皇が貧乏すぎて、警備を雇えなかったので御所に泥棒が入った、っていうのが妙に印象に残ります。毛利家もっと援助してあげて。
読了日:5月17日 著者:辛酸なめ子,堀江宏樹
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■南極料理人の使いきりレシピ
確かに南極に居たら生ごみなんて出せないもんね、何が何でも使い切るしかないわけで、これぞまさに生活の知恵。しりとりクッキングが圧巻。肉じゃが→カレー→焼きカレー、あたりで終わらず、ここから更に、→蒸しパン→ダンプリング(メープルソースバージョン)→ダンプリング(スープバージョン)と続く。ここまで使いまわすほど大量の肉じゃがを作ることって一般家庭じゃそう無いだろうけれど、いやはや参りました。
読了日:5月16日 著者:西村淳
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■ニューエクスプレス セルビア語・クロアチア語
このテの本でスペルミスは駄目でしょう、ストイコヴィッチはStojkovićが正解、Cじゃないよ。ベオグラード式のセルビア語が中心、クロアチア語とは語彙が違うものがあるので注意。(外国人だから仕方ないと思ってもらえるけど、クロアチアでセルビア語を話すといい顔をされない、って話をどこかで見たかも)練習問題も掲載。
読了日:5月16日 著者:中島由美,野町素己
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■セルビア語・クロアチア語 (エクスプレス)
ユーゴスラヴィアだった時代の首都ベオグラードの言葉を基準にしているので、今のクロアチア語だけをターゲットにしていると、表現が違うなあと少し混乱することもありますが(ŠtoじゃなくŠtaだったりとか)、文法は変わらないので勉強になります。
読了日:5月16日 著者:中島由美
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■年寄り工場の秘密 (創元推理文庫)
もう新刊は出ないんじゃないかと半ば諦めていたので本当に読めて良かった、次の最終巻もどうか無事に出版されますように。ピザだの麻薬犬だの猫ドアの大きさだの、伏線があからさまで推理しなくても犯人は明らか。かわいそうなアンジェラ。キャルが「黄金の日々」の食事をシュミットさんの料理と比べてぶつぶつ文句を言う気持ちは分かるなあ。カムデンの台所は最強。それなのに宅配を頼むひとがいるのはびっくり。
読了日:5月15日 著者:コリン・ホルト・ソーヤー
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■室井滋のオシゴト探検 - 玄人ですもの
自分の道を進むと決めたひとたちに共通して言えることは、悩んでる暇もないほど仕事が大好きだ、ってことかなと思いました。室井さんの話の進め方がこれまた玄人、無駄話と思いきや実は本質をついてるような流れになっていく。わざとらしくないし、対談相手のここがすごいぞと感じてるところが分かる。
読了日:5月15日 著者:室井滋
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■天国からの道 (新潮文庫)
文庫未収録の作品が6編収録。解説は新井素子。綺麗なだけじゃ終わらない、ほんのりとした毒が混じる話が多くておもわずニヤリとしてしまいます。「天国からの道」怠惰な天使にカツを入れた神様も、この展開には頭を抱えたはず。なんとなく映画「マトリックス」を思い出す。
読了日:5月14日 著者:星新一
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■マグレと紅白歌合戦―間暮警部の事件簿 (小学館文庫)
NHKアナウンサーの「美空・・・」のところは知っていたけれど、その前に何があったのかここで知ると思いませんでした。物語の内容もそうだけれど、登場人物の「死刃先コウ」とか当て字が笑えるwそしてここまで馬鹿馬鹿しいとかえって天晴w次から次へと事件が起こり、暗躍する謎の集団ブラックローレライがいよいよ正体を現す。前回、あやしい感じで姿を消した小林少年のお兄さんと影が薄かった大川先生、そしてまさかの谷田貝美琴。普通の女の子に戻れるといいね。
読了日:5月14日 著者:鯨統一郎
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■飛ぶ教室 (岩波少年文庫)
正確には再読。子供のころに読んだけれど内容を覚えていなかったので図書館で借りてきました。クロイツカムを奪還するために殴り合いのけんかをしたマティアス。いくじなしの自分を変えたくて登り棒のはしごから飛び降りたウーリ。クリスマスに家に帰れないマルティンのせりふ「泣くこと厳禁!」どれも本当に良いエピソード。けれど、木のベンチに腰掛けてぐらぐらするテーブルで書いたまえがきのジョニーの話がとても好き。そこから「生きることのきびしさは、お金をかせぐようになると始まるのではない」と続く一連の文章にとても励まされる。
読了日:5月13日 著者:エーリヒケストナー
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■背景CGテクニックガイド―「パース」「空気遠近法」「透視図法」から「室内」「自然物」まで具体的テクニック満載! (I・O BOOKS)
お絵かき関連の本を何冊か読んでみましたが、空気遠近法に触れてるものが一冊もなくて、図書館の蔵書検索で出てきたのがこの本。数ページしか触れられていませんでしたが、それでも読めて良かった。10mやそこらでは空気が影響するほど青みを持たないものの、背景に奥行きを感じさせる。
読了日:5月13日 著者:出雲寺ぜんすけ
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■ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上
世界中から魔法使いが集まるクィディッチ・ワールドカップの決勝戦、アジアにも魔法使いの学校ってあるのかな?三大魔法学校対抗試合の選手選びのアクシデントで、ロンがハリーを羨ましく思ってる気持ちも分かるし、自分が不正をしたわけじゃないのにどうしてこうなるんだと思うハリーの気持ちも痛いほど分かる。二人の間を取り持とうとしたハーマイオニーが随分と大人びて見えました。
読了日:5月12日 著者:
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■猫の紳士の物語
たまにいるよね、猫語の分かるひと。毛皮の人が出会ったふたりのオールドミスが、猫語の分かるひとだったから、ハウスキーパーにしてもいいな、って思ったんだろうなあ。毛皮の人が適切な順序に並べた「猫の紳士の十戒」これなら確かに紳士な猫だ。
読了日:5月12日 著者:メイサートン
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■秋のカフェ・ラテ事件 (コクと深みの名推理 3) (ランダムハウス講談社文庫)
人が死んだ現場がコーヒーハウスなら、野次馬根性で見たいし、コーヒーを飲んでみようかなって思う人が続出しても仕方ないかなあ。クレアたちにしてみたらいい迷惑だけれども。あまり登場しなかったクィン警部補は家庭内のゴタゴタでややお疲れ、その隙をついた格好になったマテオはクレアをどうしたいんだ。
読了日:5月11日 著者:クレオコイル
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■犬は本よりも電信柱が好き (吉野朔実劇場)
癒さない系、あるいは癒されない系のエドワード・ゴーリー、また読みたいな。体温が低そうな絵っていうのは、そうだなと思います。もしも持ち歩き用文庫本をつけた単行本なんか販売になったら、自分は買うだろうかとしばし悩みました。いまでも悩んでいます。持ち歩く本は9ミリ以下300ページが基準ってのは笑いました、考えたことないけど、そのくらいが多分いいのかも。
読了日:5月11日 著者:吉野朔実
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■ザ カリフラワーズトーク (3) (モーニング・コミックブック (8))
1巻2巻でも俳優さんのことは取り上げてきたけれど、インタビューは初めて。「裸の銃を持つ男」レスリー・ニールセン、007ジェームズ・ボンドのティモシー・ダルトンなどなど、私でも知ってるひとのインタビューは嬉しい。「レインマン」の時のダスティン・ホフマンへの質問の「旅をするのは好きか」の答えが「言葉が分からないところは居心地が良いとは言えない、それなら言葉が分かるまで居るようにしたい」うーん、なんかいいなあ。
読了日:5月11日 著者:もん
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■ひとりたび2年生
ウィークリーマンションを借りて2週間ずっと石垣島に居るっていいなあ。ここを起点にまたあちこち行けて楽しそう。けれどこれで終わらない。台風で飛行機が欠航になってしまって、いったいどうなるんだとハラハラしました。
読了日:5月11日 著者:たかぎなおこ
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■ひとりたび1年生
本当にアクティブだなあ、と思います。ひとりたびだけれど、なんだか楽しそうだもの。事故で高速道路が通行止めになって、一般道を走ることになった夜行高速バスに19時間も缶詰になってしまったのはかわいそうだけれど、車内で配られたカンパンを食べるなんてめったにないことなので、かえって思い出になるかもしれませんねえ。しかし19時間か、運転手さんもお疲れさまです。
読了日:5月11日 著者:たかぎなおこ
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■男子ごはんの本 その6
放送も見ているけれど、あとからレシピチェックするには書籍のほうがラクなので、出版されるたびに購入しています。秋のおつまみ3種がおいしかった。他の料理番組じゃ却下されそうなデミグラステーキ丼はぜひ作ってみたいですw海外スペシャルINシンガポールで、お土産を買いそこなった話が面白かった。
読了日:5月11日 著者:国分太一,栗原心平
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■事件の後はカプチーノ (コクと深みの名推理 2) (ランダムハウス講談社文庫)
娘のジョイが心配で一緒に出会い系サイトに登録したクレア。知的でコーヒーが好きなブルースと出会い、ミイラ取りがミイラになるってこういうことを言わないか?w早い段階で犯人の目星がついてしまったけれど、その犯人があのひとだったとは思わなかった。クレアの元夫のマテオがいちいち魅力的だろアピールをするのに辟易してきましたが、そういうのにうっとりするひともいるんだろうなあ。コーヒーで肉をマリネして焼くステーキ、どんな味なんだろう。
読了日:5月10日 著者:クレオ・コイル
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■角川短歌ライブラリー 短歌のドア 現代短歌入門
短歌を詠むには自分自身の言葉の選択も必要だけれど、他の歌人がどういう歌を詠んでいるのかを知ることも大事。その歌から感じる風景だったり心の中だったりをあれこれ考えることで、自分自身の歌にも反映されてくる。この歌はこういう意味だ、と思ったことは、他の人が誤読だと却下しても、そういうふうにも取れるって気が付いたことが良いんじゃないかなあ。
読了日:5月10日 著者:加藤治郎
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■デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真 -wild insects-
デジカメでこれだけ撮れるってほんと?とか疑ってしまうほどの美しさ。大嫌いなセミも、羽についてる水滴が光を反射して光ってるところとか見惚れてしまいました。使った機材とその特徴も紹介。
読了日:5月9日 著者:海野和男
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■ザ カリフラワーズトーク (2) (モーニング・コミックブック (7))
映画「バグダッド・カフェ」は見たことないけれど、ホリー・コールのカバーが好きでよく聴いていました。大阪の地下鉄御堂筋線の駅の天井が3階分くらいブチ抜きで、古めかしいライトを使ってる、っていうのが気になるなあ。そんなかっこいい駅って見たい。地下鉄のホームを走るジェミニのCMは検索しました、すごいなあ。
読了日:5月9日 著者:もん
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■Q健康って?
いつも健康に憧れてきた、っていう思いは自分自身にも当てはまるので、こういうことが健康なんだ!って断定的な文章じゃなく、振り返って考える余地があったのが良かったです。るなさんのがん闘病記は壮絶で読むのがツライところもあったけれど、希望とか奇跡とか、軽々しく口にしちゃいけないときと、本当にそう信じていいんだっていうときの差が分かった気がします。
読了日:5月9日 著者:よしもとばなな
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■帰ってきた海馬が耳から駆けてゆく (3)
どうも菅野さんは、いつもパソコンと闘ってる印象があるんだなあ。おばあさまの話でしみじみしたあと、壮絶に楽園化したトイレでジャストビリーブ!とカエルに話しかけるところで大笑い。この落差が素敵すぎるw家を訪ねてきた刑事に「弟が何をしたんですか!?」「息子が何をしたんですか!?」彼の立場はいったい。
読了日:5月8日 著者:菅野彰
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■いつもの料理をおいしく彩る フレーバーソルト&シュガー
法事で貰ったグラニュー糖を持て余してしまい、どうにか使えないかなと思っていた時に図書館で借りた本。砂糖のレシピは塩に比べて少ないけれど、これだけあれば充分。しょうがシュガーを作ってヨーグルトに入れて食べました。うちのオーブンは最低温度が160℃だけれど焼きムラがあるので、10分くらい乾燥させて使いました。
読了日:5月8日 著者:谷島せい子
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■京極夏彦画文集 百怪図譜
妖怪をモチーフにしたリトグラフの作品。紙や色の選定をする刷り師とのコラボレーション、っていうのがなるほどなあと思いました。人間を怖がらせる妖怪も居るけれど、豆腐小僧みたいにどことなく愛嬌のある妖怪も居て、じっくり眺めてしまいます。「うわん」の音を聞いてみたいな。
読了日:5月8日 著者:京極夏彦
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■ザ カリフラワーズトーク (1) (モーニング・コミックブック (4))
ずいぶん昔のものなので、こういう映画の俳優さんが素敵、っていうせっかくの紹介が半分も分からず。スパイク・リーがブレイクするきっかけになった「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」はこのころ(1986年)に作られたものなのか~。
読了日:5月7日 著者:もん
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■ツレと私の「たいへんだ!」 育児2
哺乳瓶帽子は年配女性にウケがいい、って分かる気がします。ベートーベンが流れると自動的に指揮者になるっていうのが可愛いなあ。指揮が終わって握手を求めるところも。
読了日:5月7日 著者:細川貂々
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■セカイと私とロリータファッション
たまに見かけるんですよ、ロリータ服の女の子。人がたくさんいるようなところでもかなり目立ちます。で、やっぱり年配のひとからはじろじろ見られている様子。自分が子供のころはこういう服がなかったので、既製品のロリータ服が出てきたときはかなり衝撃を受けました。デコラティブな服装は年齢とともに厳しくなりそうだけれど、いつ着なくなるか、っていうのは個人の勝手、外野が口を出すことじゃない。メイドと間違われるっていうのが意外だったなあ。
読了日:5月7日 著者:松浦桃
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■スーパー基礎デッサン―パワーアップ学習法
デッサンに入る前にまず、黒い長靴・白い長靴を、それぞれA君・B君・C君に描かせ仕上がりを比較して、問題点と解決法を提示しているので、自分がどのタイプなのか把握できて良い。よく見て描け、というのは、モチーフのうわべだけじゃなく、質感を伴った「色」を見つけろということ。
読了日:5月6日 著者:八木秀人,デッサン技法研究会
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■基礎からの油絵―風景を描く
下絵を描いてから仕上げるまでのステップをかなり細かく紹介していて、色をどうやってのせているのかが分かりやすい。最後のほうで微調整するときにも、いじったところの手元写真があるので、なるほどここかと見比べて効果を確認できます。課題で使った10枚の絵の下絵が掲載されているので、キャンバスにうつして使うことも出来る。
読了日:5月6日 著者:新出紀久雄
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■謎・なぞ―歴史に残るミステリー
身元が争点になっているミステリを集めた本。タンプル塔に投獄され死んだ少年は王子ルイ・シャルルだったのか。奇妙な身なりでふらふら歩いてきたカスパール・ハウザーは詐欺師だったのか。ペテン師が付け込む隙を与えないような、たとえばDNA鑑定の技術があっても、鑑定するためのものがそもそも本物なのかどうかが疑わしい場合もあり、まことしやかな噂話が払拭される事がない。あなたは本当は誰ですか?
読了日:5月5日 著者:ヤンボンデソン
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■名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)
体質的にコーヒーを飲めない自分が恨めしいw味を想像しながらクレアのコーヒーへの責任感、元夫のマテオとのやり取りを楽しみました。階段から転落したアナベルの姿を最初に見つけたクレアの動揺を鎮めたのはコーヒーをいれるという一連の動作。慣れてることをすると落ち着きを取り戻すっていうのは心当たりがあるなあ。クィン警部補への感情やマテオと元通りにさせようとするマダムの画策に板ばさみになったりと恋愛色が強く、ミステリとしてはやや物足りないけれど、コーヒー事情のあれこれが面白かった。
読了日:5月4日 著者:クレオ・コイル
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■セミたちの夏 (小学館の図鑑NEOの科学絵本)
セミの一生を写真で追いかける本。理系出身、黒くてカサコソなアレも素手で掴んで放り投げるくらいのことは平気で出来ますが、セミだけはどうしても苦手。苦手克服に繋がるかと思って図書館で借りましたが、そう簡単にはいかないですね;けれど、成虫へ羽化する様子はとても綺麗だなと思いました。
読了日:5月3日 著者:筒井学
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■百年の品格 クラシックホテルの歩き方
富士屋ホテル。日光金谷ホテル。万平ホテル。奈良ホテル。いずれも気軽に泊まれるようなところじゃないから、いつか泊まれる日が来るかな、という憧れの目で見てしまう。建物だけじゃなく、ここで働く人たちのしつけの良さがあるからこそ、ずっと残っていけるんだろうなあ。
読了日:5月3日 著者:山口由美
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■プーさんの鼻
妊娠して子供が生まれ、一緒に過ごす時間が作品だけのものじゃなく、ちゃんと「時間」として存在しているっていう手ごたえのある歌でした。心の中のほんの少しの揺れてる部分も、自分の子だと実感する部分もなにもかもが、俵万智になってゆく。「紅葉の見ごろ予想を眺めおりそのころおまえはこの世の人か」「バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ生まれてバンザイ」「おっぱいのこと考えて一日が終わる今日は何曜日だっけ」「リセットのできぬ命をはぐくめば確かに我は地球を愛す」
読了日:5月2日 著者:俵万智
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■親から子へ伝えたい17の詩
17編の詩と、「たからものってなんですか?」をテーマに子供たちが描いた絵を掲載。上っ面だけの良い言葉がいくらでもある世界で、意志のある文章を読めるのは幸せ。ジョン・レノン「イマジン」の和訳が掲載されていて、あの歌はそういう意味だったのかとしみじみ思う。
読了日:5月2日 著者:ドロシー・ロー・ノルト,谷川俊太郎,長田弘
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■太陽の東・月の西―北欧伝説
ビアズリーと浮世絵にインスパイアされたというカイ・ニールセンの挿絵を目当てに図書館で借りた本。あまりにも印象が強い絵を挿絵に使うと、物語そのものが霞んでしまうことがありますが、この本はニールセンの絵を手掛かりにして、あれはこの場面だった、と思い出しやすいような魅力があります。
読了日:5月2日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37638494

■エリック・カール絵本の世界―いろのまほうつかい
「はらぺこあおむし」とか、あの絵をティッシュで作ってたなんて知らなかった!作り方を見た後、落ち着いてまた絵を眺めてみると、ティッシュに色を塗るときの筆遣いがとても生き生きしているのが良く分かります。制作に使うときの筆の汚れ具合が、これを使って生み出したんだっていう迫力がある。
読了日:5月2日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37638452

■スケッチで一番大切な線のレッスン100
スケッチと言えど実際に見えるところすべてを描く必要はないし、見えていないけれど線で表現するほうが良い場合もある。線画にするか塗りにするかの選択が分かりやすかったのは木の椅子。横の年輪が見えている部分はちゃんと線で描き、残りは塗りで表現。
読了日:5月1日 著者:山田雅夫
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■レース鳩 知られざるアスリート
飼育とレースを楽しむために鳩を飼ってる人が身近にいないので、その醍醐味はあまりよく分かりませんが、好きな人は本当に熱心に取り組んでいるんだろうなあ。「まずは一歩踏み出せ」と言う割には、レース鳩の入手のために「信頼出来る先輩飼育者とつながる」とか、気軽とは言えないようなところも。
読了日:5月1日 著者:吉原謙以知
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37614028

■シャーロック・ホームズとお食事を―ベイカー街クックブック
シャーロック・ホームズが何かを食べている印象がまるっきりなかったので、こういうものを食べていますよ、と再現した料理を見るのは楽しいだろうなあ。写真があれば。全体的にイギリス料理は材料に熱を通しすぎる傾向があるけれど、レシピの感じだとそうでもないかな?
読了日:5月1日 著者:ジュリア・カールスンローゼンブラット,フレドリック・H.ソネンシュミット
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