東京新聞 2015年2月6日 旧高崎競馬場跡地 展示面積拡大に異論 経済界:群馬(TOKYO Web)
「規模を検討する必要がある」。県が高崎市の旧高崎競馬場跡地に計画するコンベンション(集客)施設の推進協議会が五日、県庁で開かれた。出席した県内の商工会議所会頭たちから、展示場の面積を当初の一・二五倍に当たる約二万平方メートルに拡大する計画に異論が相次いだ。県は「かなり重く受け止めている」としており、早急に計画を再検討する方針だ。 (菅原洋)
「計画の内容や規模をさらに十分検討する必要がある。大規模な施設を整備しても、高い頻度の利用は難しく、国際会議などを誘致するには大きな困難が予想される」
県経済界をけん引する県商工会議所連合会の曽我孝之会長が苦言を呈した。曽我会長は二万社の会員がいる十市の商工会議所を束ね、前橋商工会議所の会頭や前橋観光コンベンション協会の理事長なども務める。その立場からの発言に、会議の場にいた県関係者には緊張が走った。
曽我会長は「大学のサテライトキャンパスを誘致するなど教育、文化、医療などの面にも敷地を生かし、一時的なイベントではなく、定住人口の増加につなげてほしい」と求め、「展示場の面積は一万平方メートルが望ましい」と提案した。
高崎商工会議所の原浩一郎会頭も「建築資材は高騰し、県の厳しい財政の問題もある。最初から展示場の面積を二万平方メートルにせず、一万平方メートルから始め、必要ならば段階的に広げた方がいい」と賛同した。
群馬大の小池啓一副学長も「学生数が減少し、国立大も規模が縮小傾向にある。今後学会など大きな会議はなく、大きな展示場ができても使うことはない」と指摘した。
協議会の議事を進めた大沢正明知事は最後に「意見を議会にしっかり報告したい」と述べた。県コンベンション推進課は「展示場面積の二万平方メートルというのは、あくまで最終的な目標にしたい」と話し、計画を再検討して県議会と調整に入る考えだ。
県が県内外の計二百九十九団体から展示場の利用について調査した結果、二万平方メートル以上の展示場を利用するという需要は六団体(全体の2%)にとどまり、二百二十七団体には全く需要がなかった。
高崎競馬が廃止されてから10年も経つというのに、まだこんなことやってるんだね。
競馬場の敷地は「広大」だから、低成長時代の今の日本ではそう簡単に決まるはずがない。
確かに、赤字の垂れ流しが続いたとはいえ、「まずは廃止ありき」の姿勢だったんじゃないのか?
そのあたりの反省に立ち返らないことには、いつまでたっても「広大な空き地」のままである。
「規模を検討する必要がある」。県が高崎市の旧高崎競馬場跡地に計画するコンベンション(集客)施設の推進協議会が五日、県庁で開かれた。出席した県内の商工会議所会頭たちから、展示場の面積を当初の一・二五倍に当たる約二万平方メートルに拡大する計画に異論が相次いだ。県は「かなり重く受け止めている」としており、早急に計画を再検討する方針だ。 (菅原洋)
「計画の内容や規模をさらに十分検討する必要がある。大規模な施設を整備しても、高い頻度の利用は難しく、国際会議などを誘致するには大きな困難が予想される」
県経済界をけん引する県商工会議所連合会の曽我孝之会長が苦言を呈した。曽我会長は二万社の会員がいる十市の商工会議所を束ね、前橋商工会議所の会頭や前橋観光コンベンション協会の理事長なども務める。その立場からの発言に、会議の場にいた県関係者には緊張が走った。
曽我会長は「大学のサテライトキャンパスを誘致するなど教育、文化、医療などの面にも敷地を生かし、一時的なイベントではなく、定住人口の増加につなげてほしい」と求め、「展示場の面積は一万平方メートルが望ましい」と提案した。
高崎商工会議所の原浩一郎会頭も「建築資材は高騰し、県の厳しい財政の問題もある。最初から展示場の面積を二万平方メートルにせず、一万平方メートルから始め、必要ならば段階的に広げた方がいい」と賛同した。
群馬大の小池啓一副学長も「学生数が減少し、国立大も規模が縮小傾向にある。今後学会など大きな会議はなく、大きな展示場ができても使うことはない」と指摘した。
協議会の議事を進めた大沢正明知事は最後に「意見を議会にしっかり報告したい」と述べた。県コンベンション推進課は「展示場面積の二万平方メートルというのは、あくまで最終的な目標にしたい」と話し、計画を再検討して県議会と調整に入る考えだ。
県が県内外の計二百九十九団体から展示場の利用について調査した結果、二万平方メートル以上の展示場を利用するという需要は六団体(全体の2%)にとどまり、二百二十七団体には全く需要がなかった。
高崎競馬が廃止されてから10年も経つというのに、まだこんなことやってるんだね。
競馬場の敷地は「広大」だから、低成長時代の今の日本ではそう簡単に決まるはずがない。
確かに、赤字の垂れ流しが続いたとはいえ、「まずは廃止ありき」の姿勢だったんじゃないのか?
そのあたりの反省に立ち返らないことには、いつまでたっても「広大な空き地」のままである。
空き地のままで使い道がないなら民間に売れよ
いずれにしろ、10年の間に決着がついていないのはアホだ
個人的には井崎先生が高崎競馬が廃れた理由というのが面白かった。