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2024年9/9~13のドル円 ユーロ 豪ドル NZドル 英ポンド 加ドル スイスフラン

2024-09-06 21:06:01 | 株式・為替などの経済指標

来週のドル・円は弱含みか。米連邦準備制度理事会(FRB)と日本銀行の政策決定を今月後半に控え、ドル売り・円買いの動きが続く可能性がありそうだ。日米の株式相場が下落した場合、一段の円買いが主要通貨を下押ししよう。9月3日に発表された米8月ISM製造業景況指数は7月との比較で多少改善したものの、7月の雇用動態調査(JOLTS)、8月ADP雇用統計はおおむね悪化を示した。それを受け、米国経済の腰折れ懸念が強まり、株安・金利安・ドル安に振れている。FRBは9月17-18日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利の引き下げに踏み切る見通し。利下げ幅は景気減速なら0.5ptとなる可能性もあり、金利安・ドル安要因になりやすい。

 一方、日本銀行は19-20日に金融政策決定会合を開催する。前回7月に追加利上げを決定したほか、政策方針を従来よりもタカ派寄りに舵を切り、今後は金融正常化を推進するスタンスを示した。自民党総裁選の日程が近いなどの理由で今回は政策金利の据え置きが予想されるが、植田日銀総裁は追加利上げに前向きな見解が目立つ。目先も正常化に積極的なスタンスを示すとみられ、円買い材料となりそうだ。また、米国経済の不透明感や日銀の引き締めへの思惑から株安に向かう可能性が高まり、リスク回避的な円買いが見込まれる。その際にはドルのほかユーロや豪ドルも弱含み、主要通貨に対して円高が進行する展開もあり得る。

【米・8月消費者物価コア指数(CPI)】(11日発表予定)
11日発表の米8月消費者物価コア指数(CPI)は前年比+3.2%と予想されている。サービス価格の上昇率は鈍化しており、市場予想を下回った場合、ドル売り要因に。

【米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数】(13日発表予定)
13日発表の米9月ミシガン大学消費者信頼感指数が8月実績を下回った場合、景気減速懸念が強まりドル売り要因に。また、株安材料にもなり、リスク回避の円買いも出やすい。

・ドル・円の予想レンジ:140円00銭-145円00銭


・9月9日-13日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(日)4-6月期国内総生産(GDP)改定値 9日(月)午前8時50分発表予定
・予想は前期比年率+3.1%
 参考となる速報値は前期比年率+3.1%。4-6月期法人企業統計を考慮すると、設備投資と在庫投資が上方修正される可能性は低い。公共投資は小幅に下方修正される可能性があるが、個人消費、住宅投資、政府消費はわずかな修正にとどまるため、改定値は速報値と同水準となる可能性がある。

○(米)8月消費者物価コア指数 11日(水)午後9時30分発表予定
・予想は前年比+3.2%
 参考となる7月実績は前年比+3.2%。8月については財・サービス分野の価格低下が観測されており、コアインフレ率は7月実績を下回る可能性がある。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 12日(木)午後9時15分発表予定
・予想は0.25ptの利下げ
 ECBは成長率に対するリスクは下方に傾いていると認識しているが、域内インフレ圧力の強さやサービスインフレの高さが続いている。ただ、域内インフレ圧力は年末にかけて弱まるとみられており、今回の理事会で0.25ptの利下げを行うことは妥当な判断。

○(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 13日(金)午後11時発表予定
・8月実績は67.9
参考となる8月実績は67.9。9月についてはインフレの改善は好材料だが、雇用情勢は若干悪化しており、消費者信頼感指数の改善は期待薄か。


○その他の主な経済指標の発表予定
・9日(月):(日)7月経常収支、(中)8月消費者物価指数
・10日(火):(中)8月貿易収支
・11日(水):(英)7月鉱工業生産
・12日(木):(米)8月生産者物価指数
・13日(金):(欧)7月ユーロ圏鉱工業生産

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「もみ合いか、欧米中銀の利下げにらみ方向感欠く展開」
 来週のユーロ・ドルはもみ合いか。ユーロ圏経済指標に弱さが目立ち、欧州中央銀行(ECB)は12日開催の理事会で追加利下げに踏み切る可能性が高い。目先の政策方針がハト派なら、ユーロ売りが強まる可能性があろう。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は今月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げの公算が大きいため、ユーロ売り・米ドル買いが拡大する可能性は低いとみられる。
・予想レンジ:1.0950ドル-1.1250ドル


「下げ渋りか、日欧金利差縮小を意識もドル・円に追随」
 来週のユーロ・円は下げ渋りか。ユーロ圏経済の不透明感は払拭されておらず、12日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加利下げが決定される可能性が高い。その際にはユーロ売りに振れやすい展開に。一方、日本銀行は今月19-20日開催の金融政策決定会合で追加利上げを見送る見通しだが、金融正常化には前向きのため円買い基調の継続が見込まれる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・12日(木):欧州中央銀行理事会
・予想レンジ:156円00銭-160円00銭


来週の豪ドル・円は底堅い展開か。4-6月期国内総生産(GDP)の伸びは鈍化したが、豪準備銀行(中央銀行)のインフレ上方リスクへの根強い警戒感から、政策金利の据え置きは長期化するとの見方が豪ドルの下支えとなる。ブロック総裁も直近で「理事会は近い将来に利下げを行う位置にあるとは想定していない」と述べている。豪州関連の主要経済指標の発表はないため、中国の8月の消費者物価指数や生産者物価指数、貿易統計、鉱工業生産や小売売上高の発表が材料視される。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:94円00銭-98円00銭


来週のNZドル・円は弱含みか。NZ準備銀行(中央銀行)は、8月に政策金利の引き下げを始め(5.25%に決定)、今後も利下げを続ける姿勢を示していることで、NZドル売りに振れやすい状況は続く。中銀の平均政策金利予測では、今年末は4.92%、来年末に3.85%という水準だが、この先利下げペースの加速はあるのかが注目されそうだ。この週もNZ関連の主要経済指標の発表はないため、中国の8月の消費者物価指数や生産者物価指数、貿易統計、鉱工業生産や小売売上高の発表が材料視される。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:87円00銭-90円00銭


来週のポンド・円は下げ渋りか。日本銀行は今月19-20日開催の金融政策決定会合で追加利上げを見送る公算だが、植田総裁は金融正常化に前向きで円買いに振れやすい展開に。一方、英国の経済指標は底堅さが目立ち、回復期待のポンド買いが予想される。また、英中央銀行の追加利下げ観測は後退し、過度なポンド売りは抑制されよう。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:7月鉱工業生産(6月:前月比+0.8%)
・11日:7月商品貿易収支(6月:-188.94億ポンド)
・予想レンジ:185円00銭-190円00銭


来週のカナダドル・円は弱含みか。カナダ中央銀行は、3会合連続で政策金利の0.25ポイント引き下げを決定した(4.25%へ)。4-6月期国内総生産(GDP)は成長加速となったが、マックレム総裁は経済が減速し過ぎてインフレ率が下がり過ぎるリスクに一層警戒する必要性を指摘。追加利下げを改めて示唆したほか、「必要に応じ、より大きな措置を講じる用意がある」と述べており、引き続きカナダドル売りに振れやすい。米中の景気動向や中東情勢などをめぐる原油価格の動向も見極めへ。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:104円00銭-107円00銭


来週のスイスフラン・円はもみ合いか。日本銀行は9月開催の金融政策セ策決定会合で政策金利の据え置きを決定する可能性が高い。ただし、日本とスイスの金利差は段階的に縮小すると予想されており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的なスイスフラン買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:167円00銭-171円00銭
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