公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ダービースタリオンはもう二度とやらない

2016-11-22 11:11:44 | 競馬
20年ほど前、夜を徹してやったことがあったけど、もう二度とやりたくない。それがダービースタリオン。

だって、あんなキリのないゲーム、これまで見たことがなかったからね。

思えば、「永久的に続くだろう」と思われたものが『終わり』を迎えると、もう、二度とかかわりたくない、と思うもんなんだなぁ、ということもいえる。

マンガの「ドカベン」、先日述べた「鶴光のオールナイトニッポン」、そしてダビスタ。

それぞれ、連載終了、放送終了、そして新バージョン登場による陳腐化、が契機となり、漫画を読むことも、深夜ラジオを聴くことも、そして、テレビゲームをすることも「なくなった」、というわけ。


「ダビスタ」に集まる競馬人気活性化の期待(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

東洋経済オンライン 11/21(月) 6:00配信

競馬がじわりと活気を取り戻している。日本中央競馬会(JRA)の売得金(勝馬投票券の発売金から返還金を引いたもの)は、ピークだった1997年度の4兆円から14年連続で減少し、2011年度には2.3兆円まで落ち込んだ。だが、この4年間はいずれも前年を上回り、2015年度は2.6兆円まで回復している。

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■シリーズ最新作がスマホ向けに配信

 競馬市場がこの先、さらに伸びていくためには、新たな競馬ファンの醸成は欠かせない。そんな中で期待を集めているのが、競馬ゲームのダービースタリオン(ダビスタ)だ。この11月、シリーズ最新作がスマートフォン向けに配信された。JRAとコラボレーションするなど、業界内でも期待は大きい。競馬の売り上げが急拡大した1990年代、その牽引役を担ったのがダビスタだったからだろう。

 ダビスタの1作目は、オグリキャップの引退レースの興奮覚めやらぬ1991年、ファミコンソフトとして発売された。ダビスタをきっかけに、現実の競馬にハマった人は少なくない。騎手や調教師など競馬界にも根強いファンがいる。競馬が最も活況を極めた1990年代に、ファンの裾野を広げる一翼を担った。

 ダビスタは、レースでの走りを操作し勝利に導くアクションゲームとは一線を画し、強い馬をいかに作るかという、競争馬の育成にスポットを当てたシミュレーションゲームだ。勝てる馬を作るカギとなるのが血統。血統をうまく組み合わせ、長所を伸ばし、短所をカバーする。

 開発したのは現在、ゲーム開発会社パリティビットの代表取締役を務める薗部博之氏だ。早稲田大学を卒業し、入社したアスキーの同僚が競馬ファンだったことから、競馬の世界に足を踏み入れた。当時はオグリキャップが競馬界を席巻する第2次競馬ブーム。虜になるのには時間はかからなかった。

 当初はギャンブルという認識しかなかったが、血統の配合や生産、調教などを総合的に見て判断する同僚に、競馬の奥深さを感じた。「野球のシミュレーションゲームを作った直後で、次の題材を探していたタイミング。それまで競馬のシミュレーションゲームはなかったので、やってみようと思った」(薗部氏)。

 開発にあたっては、市場をマーケティングし、ターゲットを定めることはしない。自分自身が遊びたいと思うものを作るというスタンスを貫いている。「血統なんてマニアックな所に興味を持つ人がどれだけいるのかと、周囲からの期待はまったくなかった」と、薗部氏は当時を振り返る。開発要員が一人だったこともあり、思い立ってから発売までは3年強の期間を要した。

■競馬ファンのみならず中高生も巻き込むヒット

 ふたを開けてみれば、競馬ファンのみならず、競馬になじみの薄い中高生にも人気となる大ヒット。当初投入された5万本はあっという間に売り切れた。ゲーム攻略本も飛ぶように売れ、100万冊を突破したという。ダビスタの攻略本は通常のゲームとは異なり、ひと言で言えば馬の血統本だ。一般人が血統の本を買っていると、海外メディアの取材を受けたこともある。

 その後はスーパーファミコンやプレイステーション、3DSなどで新作が発売され続け、累計販売本数は900万本を超える大ヒットシリーズになっている。11月にはスマートフォン向けに最新作が配信されたばかりだが、任天堂が来春発売する予定の新ゲーム機『Switch』などで展開することも検討しているという。

 薗部氏はこれまで70頭ほどを所有してきた著名な馬主でもある。G2レースを6度制したバランスオブゲームなどが代表馬だ。「ゲームとは違って、1勝するのがすごい大変。バランスオブゲーム以降はあんまりですね」と苦笑するが、ゲーム内では競争馬の競りの様子のリアリティを出すなど、馬主ならではのエッセンスも取り入れてきた。「馬主の世界にいると、どの業種が好調なのかがわかる。最近の競り会場では、IT関連の経営者が増え、若い人が多くなってきた」(同)という。

週刊東洋経済は11月21日発売号で『競馬の魔力』を特集。経営者も引き付ける、その奥深さに迫っている。競馬界はここ10年、ディープインパクトやオルフェーヴルなど、サンデーサイレンスの血を引く馬が強い。「最近の競馬は血統のバリエーションが少ないのがさみしい。もっとマニアックな血統の馬に強くなってほしい」(薗部氏)。定番の血統だけではない、アイドルホースの誕生をゲーム界でも待ちわびている。

鈴木 良英

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