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優勝=9・クラウンプライド:2024年7月15日(祝月) マーキュリーカップ(JpnIII) 盛岡 左2000m

2024-07-15 19:12:52 | 競馬
2024年7月15日 岩手競馬LIVE


7月15日開催のレース


2024年7月15日(月) 盛 岡 第12競走 18:15発走 農林水産大臣賞典 メイセイオペラ記念 第28回 マーキュリーカップJpnIIIオープン ダート 2000m(左) サラブレッド系 3歳以上 別定

天候・晴 馬場・良 賞金 1着 30,000,000円 2着 10,500,000円 3着 6,000,000円 4着 3,900,000円 5着 2,100,000円

〇 1 1 -- メイショウフンジン 牡6 54.0 酒井学 栗東 西園正都
  2 2 -- ヒロシクン セ5 54.0 高松亮 岩手 佐藤雅彦
△ 3 3 -- テンカハル 牡6 54.0 坂井瑠星 栗東 矢作芳人
  3 4 -- グローリーグローリ 牡9 54.0 山本聡哉 岩手 菅原勲
▲ 4 5 -- ロードアヴニール 牡4 54.0 團野大成 栗東 野中賢二
  4 6 -- スワーヴアラミス 牡9 58.0 落合玄太 北海道 田中淳司
  5 7 -- アラジンバローズ セ7 54.0 下原理 兵庫 新子雅司
☆ 5 8 -- ケイアイパープル 牡8 55.0 小野楓馬 北海道 小野望
◎ 6 9 -- クラウンプライド 牡5 57.0 横山武史 栗東 新谷功一
  6 10 -- パワーブローキング 牡5 54.0 本田正重 船橋 佐藤裕太
★ 7 11 -- ギガキング 牡6 54.0 吉原寛人 船橋 稲益貴弘
  7 12 -- グランコージー 牡7 54.0 坂口裕一 岩手 千葉幸喜
X 8 13 -- ビヨンドザファザー 牡5 54.0 北村友一 栗東 藤岡健一
  8 14 -- フレイムウィングス セ7 54.0 山本政聡 岩手 酒井仁


1 6 9 クラウンプライド 中央 牡5 57.0  横山武  新谷功 502(+5) 2:03.8 38.1 2-2-2-1 2
2 8 13 ビヨンドザファザー 中央 牡5 54.0  北村友  藤岡健 504(-4) 2:03.8 ハナ 36.2 13-13-12-5 5
3 4 5 ロードアヴニール 中央 牡4 54.0  團野大  野中賢 491(+1) 2:03.9 クビ 37.7 8-7-3-2 3
4 3 3 テンカハル 中央 牡6 54.0  坂井瑠  矢作芳 504(-10) 2:04.4 3 38.2 11-10-3-2 4
5 4 6 スワーヴアラミス 北海道 牡9 58.0  落合玄  田中淳 484(-12) 2:04.9 3 37.5 12-12-10-7 11
6 5 8 ケイアイパープル 北海道 牡8 55.0  小野楓  小野望 504(-8) 2:05.9 6 38.3 7-9-11-12 8
7 5 7 アラジンバローズ 兵庫 セン7 54.0  下原理  新子雅 483(-18) 2:06.0 クビ 39.7 5-5-3-4 9
8 1 1 メイショウフンジン 中央 牡6 54.0  酒井学  西園正 522(+2) 2:06.2 11/4 39.9 4-3-3-5 1
9 3 4 グローリーグローリ 岩手 牡9 54.0  山本聡  菅原勲 510(-10) 2:06.4 11/2 39.0 10-10-9-9 13
10 7 11 ギガキング 船橋 牡6 54.0  吉原寛  稲益貴 452(-22) 2:06.6 11/4 39.9 8-8-7-8 6
11 8 14 フレイムウィングス 岩手 セン7 54.0  山本政  酒井仁 479(-5) 2:07.3 4 39.3 13-13-14-13 14
12 6 10 パワーブローキング 船橋 牡5 54.0  本田重  佐藤太 523(-7) 2:08.6 8 41.4 6-6-8-11 10
13 2 2 ヒロシクン 岩手 セン5 54.0  高松亮  佐藤雅 551(+2) 2:09.8 7 44.1 1-1-1-9 7
14 7 12 グランコージー 岩手 牡7 54.0  坂口裕  千葉幸 513(-10) 2:11.1 8 42.9 3-3-13-14 12
コーナー通過順
1コーナー 2, 9, 12, 1, 7, 10, 8, (5, 11), 4, 3, 6, (13, 14)
2コーナー 2, 9, (1, 12), 7, 10, 5, 11, 8, (4, 3), 6, (13, 14)
3コーナー 2, 9, (5, 7, 1, 3), 11, 10, 4, 6, 8, 13, 12, 14
4コーナー 9, (5, 3), 7, (1, 13), 6, 11, (2, 4), 10, 8, 14-12
単勝 9 280円 2番人気
複勝
9 140円 2番人気
13 220円 5番人気
5 160円 3番人気
枠連 6-8 1,800円 7番人気
馬連 9-13 1,370円 7番人気
馬単 9-13 2,180円 10番人気
ワイド
9-13 510円 7番人気
5-9 460円 6番人気
5-13 890円 12番人気
3連複 5-9-13 3,280円 11番人気
3連単 9-13-5 12,070円 41番人気


【中央所属馬の評価】
クラウンプライドは3歳時にGIIUAEダービー(メイダン1900m)、昨年のGIIIコリアC(ソウル1800m)勝ち。国内ではひとつも重賞を勝っていないが、一昨年のJBCクラシック(盛岡2000m)、チャンピオンズC(中京1800m)、そして昨年の帝王賞(大井2000m)とGI級レースで2着惜敗が3度もある実力馬。前走のJpn1かしわ記念は勝ったシャマルから4秒2差の12着と大敗を喫しているが、1コーナー手前で前をカットされて躓いたもので、まったくの基準外。左回りの中距離(1800~2000m)ではメイダン~船橋~盛岡~中京~ソウルで高いレベルで結果を出しており、サウジC、ドバイワールドCでも5着にまとめている。今回のメンバーでは明らかに1頭格上とみていいだろう。

メイショウフンジンはこのレース3年連続の挑戦で、過去2回は7、3着。一昨年は前半3ハロン=33秒9という1200mの競馬なみのラップで先手を奪取したが、3角でテリオスベルとノーヴァレンダに来られてギブアップ。昨年は大外枠から先手を奪取したが、2コーナーからまたテリオスベルに来られる競馬。中距離をマイペースで逃げたいこの馬にとっては2度に渡ってテリオスベルにやられたわけだが、そのテリオスベルも引退。今回こそは自分のペースで逃げて、3度目の正直、重賞初戴冠となるだろうか?

テンカハルは半姉・半兄にルージュバックとポタジェ。よって4歳いっぱいはオール芝キャリアで3勝をマーク。5歳シーズンの昨年からダートにシフトチェンジし、3勝クラスの横浜S、リステッドのブラジルCと、盛岡2000mとコース形態が酷似する東京2100mで2勝をマークしてきた。地方のダートグレードは昨年9月のJpnII日本テレビ盃(船橋1800m)がウシュバテソーロの2着。11月のJpnII浦和記念(浦和2000m)がディクテオン、ミトノオーに次ぐ3着。暮れのGI東京大賞典(大井2000m)こそ7着だったが、やはり左回りの中距離ではまとめている。休養明けの直近2戦が見せ場もない点は気掛かりだが、盛岡の2000mは向いている本格差し馬。

ビヨンドザファザーはゴール前激戦となった前走のアハルテケS(東京1600m)を制してオープン初勝利。勢いをつけての地方初登場。今度は2000mとなるが、新馬勝ちは新潟1800m、2勝クラス勝ちは中京1800m、そして3勝クラス勝ちは京都1900mなのだから、距離延長は問題ないであろう差しタイプ。重賞級相手でどうかだが、4走前のGII東海S(京都1800m)は勝負どころで内で詰まってしまった印象があり、ここで足りないと判断するのは早計と思われる。

ロードアヴニールは一昨年の12月デビュー。まだキャリア6戦の4歳馬。2戦目からダートを走り、ここまで1・7・1・1・1着。ダート2戦目こそ発馬で後手を踏み、道中揉まれて凡退したが、その後は着差以上の強さで3連勝。順当にオープン入りを果たしてきた。左回りの経験はなく、地方遠征も初めてのオープン初戦。まだまだ粗削りな面はあるが、広い盛岡コースなら潜在能力でクリアしてくる可能性もありそう。

【地方所属馬の評価】
船橋のギガキングは一昨年のこのレースが4番人気→5着。同年はJBCクラシックでも来盛しており、それ以来の盛岡遠征となる。ホームコースの船橋の1800mを非常に得意としていることは周知のところだが、同じ左回りの盛岡でも2歳時に南部駒賞(盛岡1600m)、3歳時にダービーグランプリ(盛岡2000m)を勝っており、非常に得意であることは間違いない。ただ、ダートグレード競走はこれまで6・13・10・5・5・8・8着。中央馬相手になると道中うまく脚が溜まらず、自慢の末脚が不発に終わるケースが目立つ。左回り13勝の実績は光るが…。

道営のケイアイパープルはダートの短距離界で活躍するケイアイドリーの半兄だが、こちらは1700~2100mで全8勝、一昨年のJpnIII佐賀記念(佐賀2000m)、JpnIII白山大賞典(金沢2100m)を勝っている中距離型。前走の赤レンガ記念(門別2000m)から道営へ移籍し、逃げてベルピット、シルトプレに次ぐ3着。強い2頭を相手に移籍初戦としては及第点の走りだった。左回りは未勝利というキャリアだが、一昨年のこの競走では見せ場を作っての4着。移籍2戦目での前進次第では上位進出も。

道営のスワーヴアラミスは中央9勝→大井1勝。今春から道営に転じた9歳馬。ここまで2020年のGIIIマーチS(中山1800m)、2021年のGIIIエルムS(函館1700m)、2022年のGII東海S(中京1800m)とグレードレースを3勝。今回はトップハンデの58キロを背負うことになる。昨年9月のJpnII日本テレビ盃(船橋1800m)では2番手から粘り込んでウシュバテソーロ、テンカハルに次ぐ3着。まだまだグレード戦線でやれることを示したが、その後は南関東~道営のローカル重賞で(5)(3)(5)(2)(5)着。この馬も左回りの中距離はベストの印象ではあるが…。

船橋のパワーブローキングはダート1800mの中央4勝馬。昨年春に2勝クラス→3勝クラスを連勝すると、続くGIIIアンタレスS(阪神1800m)でも直線よく追い込んでプロミストウォリアから0秒5差の4着と健闘。オープンへのメドを立てたが、その後は不振に陥り、今春、船橋に移籍。移籍初戦のエベレスト特別(船橋1600m)を好位から抜け出して快勝している。その前走はA2級のレースではあったが、降した相手は一昨年の南関クラシックの主力の一角だったシャルフジン。復活へのきっかけを掴むには悪くない内容に思える。

兵庫のアラジンバローズはダート1700~1800mの中央4勝馬。昨年秋に兵庫へ転じると、いきなり鳥栖大賞(佐賀2000m)に遠征し、デュープロセス、ヒストリーメイカー相手に勝利。今年の1月にも新春賞(園田1870m)を制し、早くも重賞2勝を挙げている。それ以来となった前走のA1戦は7着と凡退したが、このひと叩きで変わってきそうだ。

【解説者の予想】
ここではクラウンプライドが格上。昨秋のコリアCを楽勝してから11・9・12着と大きな着順が続いているが、それでもの感。逆転候補は強力同型不在とみてメイショウフンジン。まだ国内でグレードレースを勝っていないこの2頭が重量的に恵まれたとも感じる。次群は盛岡が合いそうなテンカハルを強調だが、5歳馬・ビヨンドザファザー、4歳馬・ロードアヴニールも怖い。地方馬ではやはり左回り実績でギガキング。地元勢では厳しい。

◎(9)クラウンプライド
○(1)メイショウフンジン
▲(3)テンカハル
△(13)ビヨンドザファザー
△(5)ロードアヴニール
△(11)ギガキング

おすすめ買い目
馬単 9→1 1→9 9→3 3→9 9→13 13→9 1→3 3→1 9→5 9→11
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