本日行われたスーパースター王座決定戦トライアル戦は見ごたえ十分の一戦であった。
http://www.autorace.or.jp/archives/kaiko/2006/1222-ss-trial-3day.html
初手はなんと7番手だった荒尾聡は、4周回目になんと田中茂らを交わして一気に3番手に上がり、5周回目には佐藤の番手にとりついた。
そして6周回目。すぐ後ろに控えた岡部の動きを完全にブロックした上でついに佐藤を交わし先頭。そしてあとは後続を離すだけ。
しかし2番手争いもなかなかに熾烈。
他選手からのマークが厳しい田中茂は、4周回目に荒尾に交わされたときには岡部にも抜かれて6番手あたりまで後退したというのに、さらにその後立て直して漸進。荒尾には届かなかったものの、中盤における絶対絶命のシーンを覆して2着を確保。ついにこの時点でポイントランキング暫定トップに立った。
http://www.autorace.or.jp/special/sg_race/2006/super_star/ss_point.html
また、佐藤の道中の動き、岡部の捌きにも十分な見ごたえがあり、さらに初手の浅香のスタートの出や、山田がそれを叩いて出るといったレースぶりはまるで優勝戦のような内容。
と考えると、今年もまたまた、レースオブザイヤーはオートレースになってしまうのかな?と思った次第。
ぜひ、レースオブザイヤーに!!
それにしても、荒尾の素質はホンモノですよね。私は"勝負強さ"というのは精進すれば身につくものだと考えていますが、荒尾や濱野の"勝負強さ"は特殊で、天性のものですね。あれは努力しても手に入るものではないと思いますね。
しかしながら、今飛ぶ鳥を落とす勢いの田中茂を捌いた選手というのは恐らく今回の荒尾だけではないでしょうか。
打倒、田中の一番手にも挙げられそうな昨日の走りでしたた。