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「かけ流し解散」+「我が逃走解散」=「完全墓穴自爆解散」

2017-09-29 17:22:40 | 安倍、菅、岸田、石破の関連記事
ところで、トランプが日本に来るのは11月初旬だったよな。

下手をすると、その頃、もう総理は安倍でなくなっている可能性もあるよ。

何で、毎回、「国賓」として招待する米大統領来日の前に解散総選挙に打って出たのか?

ひょっとすると、安倍はトランプと「会いたくなかった」のかもしれない。


国民愚弄政権の哀れな末路か 安倍自民完全墓穴の自爆解散(日刊ゲンダイ) 赤かぶ

2017年9月28日 日刊ゲンダイ

第194臨時国会が28日召集され、安倍首相が衆院本会議で衆院を解散した。政府はただちに臨時閣議を開き、「10月10日公示、22日投開票」の日程で第48回衆院選を実施することを正式に決定。実質的な選挙戦に突入した。

「かけ(加計)流し解散」「我が逃走解散」……。多くの国民が憲政史上、最低・最悪のデタラメ解散と批判の声を上げる中、安倍が強行解散に踏み切ったのは、今なら選挙に勝って森友疑獄、加計問題をチャラにできる――と考えたからだ。

 安倍は「勝敗ライン」を与党過半数(233議席)と言い、割り込んだら「退陣」する――と自信マンマンだったが、その目算が大きく狂ったのは間違いない。27日になって急きょ、民進党と小池百合子都知事が代表を務める希望の党の合流話が浮上したからだ。合流に意欲を示した民進の前原誠司代表は28日午後1時から党両院議員総会を開き、具体的な連携策について表明。民進の衆院候補者が望めば、希望から出馬させたい考えで、「安倍1強」に対抗するための野党勢力を結集させるつもりだ。

「どんな手段を使ってでも安倍政権を終わらせる。野党がバラバラでは選挙に勝てない。力を合わせて日本の政治を変える」

 これまで「言うだけ番長」と揶揄されてきた前原がこう断言したというから、今回は本気で腹をくくったのだろう。前原は自由党の小沢一郎代表とも会談し、既に両党合流に向けて調整することで一致している。民進、希望、自由などの野党連携がうまくいけば、昨夏の参院選や今夏の都議選と同じ「与野党1対1」のガチンコ勝負の可能性がグンと高まる。政権交代だってあり得るのだ。

■民進、希望の合流で自民は30~50議席を失う

 解散直前に突然、持ち上がった野党の電撃合流話に余裕シャクシャクだった自民党議員もマッ青だ。「真珠湾攻撃がミッドウェー海戦になった」「解散せずに退陣するのではないか」なんて声も漏れ始めているが、これぞ「アベ自爆解散」と言っていい。安倍本人だって、今ごろ顔面蒼白だろう。

 政治評論家の小林吉弥氏はこう言う。

「民進、希望などの野党連携が進んだ場合、かつての維新が登場した状況と同じになると思います。つまり、与党の批判票がどっと流れることになるワケで、自民の比例票は間違いなく影響を受ける。来月5日に都議会が閉会すれば、小池知事は遊説にも立つでしょうし、ワイドショーなどが連日、動向を取り上げれば、都議選と同じような(お祭りムードの)状況になる。東京の小選挙区から出馬する与党候補にとってはかなり脅威ですよ。安倍首相は与党で3分の2の議席確保を狙っていますが、ヘタをすれば小選挙区、比例区で現有議席から30~50ぐらい減らす可能性もある。そうなると、とてもじゃないが3分の2は難しい。安倍首相は相当、慌てていると思います」

 辛うじて安倍自民が勝ったところで、首班指名のための特別国会を開けば、森友疑獄、加計問題の疑惑追及の再燃は必至。その上で、大量の議席を失った安倍の責任問題を問う声が党内から噴出するのは確実だから、党内外で「安倍降ろし」の大合唱が湧き起こるだろう。今から悶絶する安倍の姿が目に浮かぶようで、これぞ国民愚弄政権の哀れな末路だ。


国難は「政治の私物化」に明け暮れた安倍の存在だ

「国民と国難を乗り越えるため、国民の声を聞かなければならない。国難突破解散だ」

 そもそも安倍の解散説明は支離滅裂だった。国民の声を聞いて国難を突破するのであれば、必要な政策を国会の場で説明し、与野党に協力を呼び掛けるなど、正々堂々と議論すればいいのに、何もしないでガラガラポン。言っていることと、やっていることのツジツマがまるで合っていなかった。国難解散は後付けのデマカセであって、仮に今の日本が直面している国難があるとすれば、ただ一つ。4年9カ月の長期にわたって総理大臣のイスにふんぞり返り、国会も政党も国民もそっちのけで「政治の私物化」に明け暮れた安倍の存在自身だろう。

 解散理由がいい加減だから、急場しのぎで作られた自民の選挙公約もデタラメの極み。消費税を10%に引き上げた際の増税分を子育て支援や教育無償化の財源に充てる――なんて、民進の完全なパクリ、付け焼き刃だ。かつて自民は民主党政権の「高校無償化」をバラマキと批判していたが、何が違うのか。

 重要項目として盛り込まれる「北朝鮮対応」もハチャメチャだ。ロシアのラブロフ外相が、過熱するトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の応酬を幼稚園児のケンカに例え、冷静な対応を求めていたように、世界各国の首脳らが対話しか解決手段はない――と米朝に自制を促す中で、日本だけが米国に同調してイケイケドンドン。とてもじゃないが、マトモじゃない。

■北は米国に加担しない国は攻撃しない

「核兵器は米国の増大する敵対視政策と核の脅威に対処するため、いや応なく持つことになった正当な防衛手段」――。北朝鮮の最高人民会議が2013年4月に採択した「自衛的核保有国の地位をより強固にすることに関する法」。金正恩体制下の核兵器の使途について書かれているのだが、注目すべきは次の部分だ。

「敵対的核保有国と手を組んで我が国に対する侵略や攻撃行為に加担しない限り、非核国に核兵器を使用したり核兵器で脅したりしない」

 つまり、休戦状態にある「朝鮮戦争」の敵国である米国に「加担」しない限り、非核国である日本は攻撃しない――と宣言しているに等しい。今回の国連総会でも、北朝鮮の李容浩外相は演説で〈米国の反共和国軍事行動に加担しない他の国々に対して、絶対に核兵器を使ったり核兵器で威嚇したりする意思はない〉と明言していた。

「対話に意味はない」なんて大間違いで、対話こそが日本にとって北朝鮮に対して最も有効な外交手段なのだ。それなのに安倍は米国と歩調を合わせて拳を振り上げ、国民に脅威を煽って改憲し、戦争国家になろうとしているのだ。つくづく、こんなインチキ理由で有権者の信を問うとは、いい度胸ではないか。都議選の応援演説で、安倍は聴衆を指さして「こんな人たち」呼ばわりし、大ヒンシュクを買っていたが、今回もまた国民の怒りを見誤っているのだ。
政治評論家の森田実氏はこう言う。

「安倍政権がいろいろと解散理由をこねくり上げたところで、この解散には7割近くの国民が反対している。野党候補が一本化すれば、与党敗北の可能性が高まるのは当然なのです。小池さんが知事を辞職して国政転身という事態になれば、さらに与党惨敗は必至。解散に踏み切った安倍首相は墓穴を掘ったとみるべきです」

 いよいよ安倍政権の終わりの始まりだ。

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