『防府競輪開設69周年記念(GIII)レポート』 最終日編
決勝戦 レース経過
号砲で飛び出した村上義弘が三谷竜生を迎え入れて近畿勢が前受け、以下は鈴木庸之-諸橋愛-清水裕友-松浦悠士-山田英明-郡司浩平-杉森輝大の並びで周回を重ねる。
青板前の2センターから動いた清水は三谷に代わって誘導後位へ。この動きに乗った鈴木がバック過ぎから誘導を下ろすと、単騎の郡司、杉森が3、4番手に続く。5番手に下げた清水は後ろの三谷をけん制。中バンクに上がった三谷は打鐘前2コーナーから下りを使ってカマシに行くが、鈴木のダッシュもよくホームで合わせ切ってしまう。そこを山田が単騎で仕掛けると、この動きに切り替えた清水がバックで追いつきざまにまくって出る。山田は鈴木に合わされ、松浦の口が空くと、清水は2センターから後続を千切って圧勝。2センター、5番手から外に持ち出した郡司らを寄せつけず、地元でうれしい記念初優勝を飾った。
清水裕友が有言実行の記念Vを地元で遂げた。
「今年初めに記念優勝をするって言ったからには、そのくらいの力をつけてこないと恥ずかしいと思った」
9月の共同通信社杯でビッグ初優出で準V。10月の寛仁親王牌ではGI初のファイナルの舞台を経験して、脇本雄太と真っ向勝負の先行策で見せ場をつくった。S級S班の桑原大志が欠場を余儀なくされ、清水が押しも押されもしない地元のエースにステップアップしていた。
「いやぁ、やり切った感がありますね。たかだか23年しか生きてきてないけど、こんな気持ちいいことはないです」
先行態勢を取った鈴木庸之に、8番手でタイミングをうかがっていた三谷竜生が赤板の2コーナーから襲い掛かり両者の踏み合い。そこを目がけて単騎の山田英明がまくりを打つと、清水が俊敏に反応した。
「あれで三谷さんが早めに行ってたら、自分たちが後方になってたし展開が向いた。(先行争いになって、自分が仕掛けて)行こうと思ってたら、ヒデさん(山田)が来てうまくスイッチできた。(その上をまくって)乗り切った時は、松浦(悠士)さんとの勝負だと。ゴールしてからですね、優勝したのがわかったのは」
松浦を置き去りにする強烈なダッシュであっという間に前団をのみ込んだ清水が、2着の郡司につけた着差は7車身。完勝のゴールだった。
「自分では脚力的にすごく上がっているとか、練習でめちゃくちゃ強くなっているわけじゃない。練習とレースとの差がなくってきている。レースでもしっかり組み立てられていると思います」
地元記念でのV賞金を上積みして、年末のグランプリ出場も清水の視界に入ってきた。
「(地元記念優勝で)目標を達成できた。グランプリに出たいし、チャンスもゼロじゃない。競輪祭は気持ちを引き締めていきたい。自分の力以上のことはできないんで、ベストを尽くして、あとはどうかっていうところですね」
今年2冠の三谷らを自力で破って価値ある地元記念V。成長を続ける清水の存在が、“新競輪祭”でのグランプリチケットをかけた6日間の戦いを面白くさせる。
平成30年11月4日
防府記念の最終日は過酷な日程でしたが、施行者の熱意で15億は越えた事で46億2791万7100円は大健斗。
そして最高に良かったのは、誰もが優勝して欲しいと願ってた地元、清水裕友の鮮やか過ぎる優勝。待望のニュースターが防府の地から誕生しました。次はGIVでのグランプリ出場、やってくれるでしょう。
今夜は小倉ミッドナイトの初日で、明日は青競さんの協力で立川FIと久留米ナイター(FI)の仕事、恐怖の3本立を老骨に鞭打ってやり遂げます。
第12R 決勝
発走時間 16:25
◎ 1 1 清水 裕友 105 山口 11/1 初特選 1着 11/2 優 秀 8着 11/3 準決勝 1着 11/4 決 勝 1着
★ 2 2 諸橋 愛 79 新潟 11/1 初特選 2着 11/2 優 秀 6着 11/3 準決勝 3着 11/4 決 勝 6着
X 3 3 村上 義弘 73 京都 11/1 初特選 4着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 2着 11/4 決 勝 8着
△ 4 4 松浦 悠士 98 広島 11/1 初特選 3着 11/2 優 秀 7着 11/3 準決勝 2着 11/4 決 勝 3着
〇 4 5 三谷 竜生 101 奈良 11/1 初特選 8着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 1着 11/4 決 勝 9着
5 6 鈴木 庸之 92 新潟 11/1 一予選 1着 11/2 二予選 2着 11/3 準決勝 2着 11/4 決 勝 4着
5 7 山田 英明 89 佐賀 11/1 初特選 5着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 3着 11/4 決 勝 7着
6 8 杉森 輝大 103 茨城 11/1 初特選 7着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 3着 11/4 決 勝 5着
▲ 6 9 郡司 浩平 99 神奈 11/1 初特選 1着 11/2 優 秀 1着 11/3 準決勝 1着 11/4 決 勝 2着
1 1 清水 裕友 23 山 口 105 S1 9.1 捲り
2 9 郡司 浩平 28 神奈川 99 S1 7 車身 9.7 捲り
3 4 松浦 悠士 27 広 島 98 S1 3/4車身 9.6
4 6 鈴木 庸之 32 新 潟 92 S2 3/4車身 9.9 HB
5 8 杉森 輝大 36 茨 城 103 S1 1/4車輪 9.5
6 2 諸橋 愛 41 新 潟 79 SS 3/4車輪 9.9
7 7 山田 英明 35 佐 賀 89 S1 1 車輪 10.0
8 3 村上 義弘 44 京 都 73 S1 3/4車輪 9.7
9 5 三谷 竜生 31 奈 良 101 SS 6 車身 10.1
■ 払戻金
2枠複 1=6 1,020円 (4)
2枠単 1-6 2,030円 (7)
2車複 1=9 1,140円 (3)
2車単 1-9 2,000円 (4)
3連複 1=4=9 1,420円 (3)
3連単 1-9-4 6,390円 (19)
ワイド
1=9 380円 (4)
1=4 380円 (3)
4=9 730円 (12)
第6R ブロックセブン
発走時間 12:56
〇 1 1 山中 貴雄 90 高知 2着
△ 2 2 須永 優太 94 福島 6着
◎ 3 3 北津留 翼 90 福岡 優勝
4 4 松村 友和 88 大阪 4着
5 5 上原 龍 95 長野 5着
6 6 大西 健士 88 神奈 7着
▲ 6 7 松岡 篤哉 97 岐阜 3着
1 3 北津留 翼 33 福 岡 90 S1 9.6 逃げ HB
2 1 山中 貴雄 35 高 知 90 S1 1/8車輪 9.4 マーク
3 7 松岡 篤哉 36 岐 阜 97 S1 2 車身 9.4
4 4 松村 友和 38 大 阪 88 S2 1 車輪 9.4
5 5 上原 龍 33 長 野 95 S2 1車身1/2 9.4
6 2 須永 優太 30 福 島 94 S2 1/2車身 9.4
7 6 大西 健士 38 神奈川 88 S2 4 車身 9.5
■ 払戻金
2枠複 【未発売】
2枠単 【未発売】
2車複 1=3 200円 (1)
2車単 3-1 270円 (1)
3連複 1=3=7 490円 (1)
3連単 3-1-7 980円 (2)
ワイド
1=3 130円 (1)
3=7 230円 (2)
1=7 330円 (7)
「45億円売れるかなぁ?」
平成30年11月3日
防府記念の3日目は裏開催にやられて土曜なのに12億弱とは、この状態が最終日もであれば15億の攻防に成りそうで、50億の目標には届かず45億がやっとの状況、それだけは避けたいが施行者の願い。
決勝戦は地元のホープ清水裕友に優勝して欲しいですが、出来の良さは3連勝の郡司浩平がズバ抜けてるので、◎は郡司に付けました。次の仕事は立川FIが昼で夜は久留米ナイター、そして明日からは小倉ミッドの初日です、お付き合い下さい。
防府(#63) 12 6
周防国府杯争奪戦 最終日
全レース成績
決勝戦 レース経過
号砲で飛び出した村上義弘が三谷竜生を迎え入れて近畿勢が前受け、以下は鈴木庸之-諸橋愛-清水裕友-松浦悠士-山田英明-郡司浩平-杉森輝大の並びで周回を重ねる。
青板前の2センターから動いた清水は三谷に代わって誘導後位へ。この動きに乗った鈴木がバック過ぎから誘導を下ろすと、単騎の郡司、杉森が3、4番手に続く。5番手に下げた清水は後ろの三谷をけん制。中バンクに上がった三谷は打鐘前2コーナーから下りを使ってカマシに行くが、鈴木のダッシュもよくホームで合わせ切ってしまう。そこを山田が単騎で仕掛けると、この動きに切り替えた清水がバックで追いつきざまにまくって出る。山田は鈴木に合わされ、松浦の口が空くと、清水は2センターから後続を千切って圧勝。2センター、5番手から外に持ち出した郡司らを寄せつけず、地元でうれしい記念初優勝を飾った。
清水裕友が有言実行の記念Vを地元で遂げた。
「今年初めに記念優勝をするって言ったからには、そのくらいの力をつけてこないと恥ずかしいと思った」
9月の共同通信社杯でビッグ初優出で準V。10月の寛仁親王牌ではGI初のファイナルの舞台を経験して、脇本雄太と真っ向勝負の先行策で見せ場をつくった。S級S班の桑原大志が欠場を余儀なくされ、清水が押しも押されもしない地元のエースにステップアップしていた。
「いやぁ、やり切った感がありますね。たかだか23年しか生きてきてないけど、こんな気持ちいいことはないです」
先行態勢を取った鈴木庸之に、8番手でタイミングをうかがっていた三谷竜生が赤板の2コーナーから襲い掛かり両者の踏み合い。そこを目がけて単騎の山田英明がまくりを打つと、清水が俊敏に反応した。
「あれで三谷さんが早めに行ってたら、自分たちが後方になってたし展開が向いた。(先行争いになって、自分が仕掛けて)行こうと思ってたら、ヒデさん(山田)が来てうまくスイッチできた。(その上をまくって)乗り切った時は、松浦(悠士)さんとの勝負だと。ゴールしてからですね、優勝したのがわかったのは」
松浦を置き去りにする強烈なダッシュであっという間に前団をのみ込んだ清水が、2着の郡司につけた着差は7車身。完勝のゴールだった。
「自分では脚力的にすごく上がっているとか、練習でめちゃくちゃ強くなっているわけじゃない。練習とレースとの差がなくってきている。レースでもしっかり組み立てられていると思います」
地元記念でのV賞金を上積みして、年末のグランプリ出場も清水の視界に入ってきた。
「(地元記念優勝で)目標を達成できた。グランプリに出たいし、チャンスもゼロじゃない。競輪祭は気持ちを引き締めていきたい。自分の力以上のことはできないんで、ベストを尽くして、あとはどうかっていうところですね」
今年2冠の三谷らを自力で破って価値ある地元記念V。成長を続ける清水の存在が、“新競輪祭”でのグランプリチケットをかけた6日間の戦いを面白くさせる。
平成30年11月4日
防府記念の最終日は過酷な日程でしたが、施行者の熱意で15億は越えた事で46億2791万7100円は大健斗。
そして最高に良かったのは、誰もが優勝して欲しいと願ってた地元、清水裕友の鮮やか過ぎる優勝。待望のニュースターが防府の地から誕生しました。次はGIVでのグランプリ出場、やってくれるでしょう。
今夜は小倉ミッドナイトの初日で、明日は青競さんの協力で立川FIと久留米ナイター(FI)の仕事、恐怖の3本立を老骨に鞭打ってやり遂げます。
第12R 決勝
発走時間 16:25
◎ 1 1 清水 裕友 105 山口 11/1 初特選 1着 11/2 優 秀 8着 11/3 準決勝 1着 11/4 決 勝 1着
★ 2 2 諸橋 愛 79 新潟 11/1 初特選 2着 11/2 優 秀 6着 11/3 準決勝 3着 11/4 決 勝 6着
X 3 3 村上 義弘 73 京都 11/1 初特選 4着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 2着 11/4 決 勝 8着
△ 4 4 松浦 悠士 98 広島 11/1 初特選 3着 11/2 優 秀 7着 11/3 準決勝 2着 11/4 決 勝 3着
〇 4 5 三谷 竜生 101 奈良 11/1 初特選 8着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 1着 11/4 決 勝 9着
5 6 鈴木 庸之 92 新潟 11/1 一予選 1着 11/2 二予選 2着 11/3 準決勝 2着 11/4 決 勝 4着
5 7 山田 英明 89 佐賀 11/1 初特選 5着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 3着 11/4 決 勝 7着
6 8 杉森 輝大 103 茨城 11/1 初特選 7着 11/2 二予選 1着 11/3 準決勝 3着 11/4 決 勝 5着
▲ 6 9 郡司 浩平 99 神奈 11/1 初特選 1着 11/2 優 秀 1着 11/3 準決勝 1着 11/4 決 勝 2着
1 1 清水 裕友 23 山 口 105 S1 9.1 捲り
2 9 郡司 浩平 28 神奈川 99 S1 7 車身 9.7 捲り
3 4 松浦 悠士 27 広 島 98 S1 3/4車身 9.6
4 6 鈴木 庸之 32 新 潟 92 S2 3/4車身 9.9 HB
5 8 杉森 輝大 36 茨 城 103 S1 1/4車輪 9.5
6 2 諸橋 愛 41 新 潟 79 SS 3/4車輪 9.9
7 7 山田 英明 35 佐 賀 89 S1 1 車輪 10.0
8 3 村上 義弘 44 京 都 73 S1 3/4車輪 9.7
9 5 三谷 竜生 31 奈 良 101 SS 6 車身 10.1
■ 払戻金
2枠複 1=6 1,020円 (4)
2枠単 1-6 2,030円 (7)
2車複 1=9 1,140円 (3)
2車単 1-9 2,000円 (4)
3連複 1=4=9 1,420円 (3)
3連単 1-9-4 6,390円 (19)
ワイド
1=9 380円 (4)
1=4 380円 (3)
4=9 730円 (12)
第6R ブロックセブン
発走時間 12:56
〇 1 1 山中 貴雄 90 高知 2着
△ 2 2 須永 優太 94 福島 6着
◎ 3 3 北津留 翼 90 福岡 優勝
4 4 松村 友和 88 大阪 4着
5 5 上原 龍 95 長野 5着
6 6 大西 健士 88 神奈 7着
▲ 6 7 松岡 篤哉 97 岐阜 3着
1 3 北津留 翼 33 福 岡 90 S1 9.6 逃げ HB
2 1 山中 貴雄 35 高 知 90 S1 1/8車輪 9.4 マーク
3 7 松岡 篤哉 36 岐 阜 97 S1 2 車身 9.4
4 4 松村 友和 38 大 阪 88 S2 1 車輪 9.4
5 5 上原 龍 33 長 野 95 S2 1車身1/2 9.4
6 2 須永 優太 30 福 島 94 S2 1/2車身 9.4
7 6 大西 健士 38 神奈川 88 S2 4 車身 9.5
■ 払戻金
2枠複 【未発売】
2枠単 【未発売】
2車複 1=3 200円 (1)
2車単 3-1 270円 (1)
3連複 1=3=7 490円 (1)
3連単 3-1-7 980円 (2)
ワイド
1=3 130円 (1)
3=7 230円 (2)
1=7 330円 (7)
「45億円売れるかなぁ?」
平成30年11月3日
防府記念の3日目は裏開催にやられて土曜なのに12億弱とは、この状態が最終日もであれば15億の攻防に成りそうで、50億の目標には届かず45億がやっとの状況、それだけは避けたいが施行者の願い。
決勝戦は地元のホープ清水裕友に優勝して欲しいですが、出来の良さは3連勝の郡司浩平がズバ抜けてるので、◎は郡司に付けました。次の仕事は立川FIが昼で夜は久留米ナイター、そして明日からは小倉ミッドの初日です、お付き合い下さい。
防府(#63) 12 6
周防国府杯争奪戦 最終日
全レース成績