落札されたベーブ・ルースのユニフォーム(ヘリテージ・オークションズ提供)©読売新聞
ベーブ・ルースの「予告ホームラン」ユニホーム、35億円で落札…過去最高額 読売新聞 2024/08/26 04:00
【ニューヨーク=山本貴徳】米大リーグの名選手で「野球の神様」と呼ばれたベーブ・ルースが、伝説的な「予告ホームラン」の際に着ていたユニホームが競売にかけられ、25日に2412万ドル(約35億円)で落札された。競売を行ったヘリテージ・オークションズ(テキサス州)によると、スポーツ用品では2022年に落札されたミッキー・マントルの野球カードの1260万ドルを上回って過去最高となった。
落札されたベーブ・ルースのユニフォーム(ヘリテージ・オークションズ提供)
落札されたのは、ルースが1932年のワールドシリーズの第3戦で着ていたユニホームで、外野席を指さし、その通りの場所へホームランを打ち込んだエピソードは有名だ。2005年の競売では94万ドルだったが「予告ホームラン」の時に着ていたのかどうかが明確ではなかったといい、その後の写真鑑定などで価値が跳ね上がった。
ルースは「投打」の両方で活躍した名選手。通算本塁打は大リーグ歴代3位の714本に上る。大谷翔平選手(ドジャース)の活躍で、「二刀流」の先駆者として改めて注目が高まっている。