JR西日本 地方路線の一部「線区」ごとの収支 初公表へ | NHKニュース 2022年2月14日 4時43分https://t.co/g76XSnQoXu
— bod (@bod91313247) February 13, 2022
JR西日本は、人口減少やコロナ禍で利用者が特に少なくなっている地方路線の一部について、これまで明らかにしてこなかった「線区」ごとの収支の状況を、初めて公表する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。具体的な収支の状況を示すことで採算が厳しくなっている路線の今後のあり方についての議論を加速させたい考えがあるとみられます。
JR西日本は、コロナ禍による鉄道の利用客の落ち込みで昨年度は2332億円の最終赤字となり、今年度(2021年度)も最大で1165億円の最終赤字になるという見通しを示しています。
こうした中、会社は、人口減少やコロナ禍で利用者が特に少なくなっている地方路線の一部の「線区」について、これまで明らかにしてこなかった個別の収支の状況を初めて公表する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
公表の対象はことし4月以降で、1日に平均何人を運んだかを示す「輸送密度」が2000人に満たない「線区」とする方向で検討しているということです。
具体的な収支の状況を示すことで採算が厳しくなっている路線の利用促進策やバス路線への転換も含めた今後のあり方についての議論を沿線の自治体などとともに加速させたい考えがあるとみられます。
鉄道の地方路線の利用者減少は全国的な課題で、国は14日に有識者などによる検討会の初会合を開き、地方の公共交通のあり方について本格的な議論を始める方針です。