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「シー・シェパード」元代表 ポール・ワトソン逮捕 → 2024年8月15日まで拘束 → 今後、日本への引き渡しについて当局が判断

2024-07-23 01:25:14 | 政治経済問題
反捕鯨団体元代表 グリーンランドで逮捕 日本へ引き渡し判断へ  NHK 2024年7月23日 0時52分

日本の調査捕鯨船への妨害行為を指示したとして、海上保安庁が国際手配していた反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表が、デンマークの自治領グリーンランドで逮捕され、今後、現地の当局が日本への引き渡しについて判断することになります。

グリーンランドの警察によりますと、21日に逮捕されたのは「シー・シェパード」の元代表で、アメリカとカナダ国籍を持つポール・ワトソン容疑者です。

「シー・シェパード」は、海洋における生態系や生物種の保護などを目指す環境保護団体で、とりわけ日本の捕鯨に対しては、調査捕鯨船に過激な妨害行為を繰り返すなど強硬な姿勢を示してきました。

ワトソン元代表は、こうした妨害行為を指示したとして、2010年に海上保安庁が威力業務妨害などの疑いで逮捕状を取り、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配していました。

現地の裁判所は、NHKの取材に対し、ワトソン元代表が8月15日まで拘束されるとしていて、今後、日本への引き渡しについて当局が判断することになります。

「シー・シェパード」の関連団体によりますと、ワトソン元代表は今回、山口県の下関港を母港とする捕鯨母船の「関鯨丸」の操業を妨害するために、北太平洋に向かう途中だったということで、この団体は声明で「政治的動機に基づく身柄の引き渡しの要求には応じないよう求める」として、日本側に引き渡さないよう求めています。
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