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夕刊紙消滅の予兆か:夕刊フジが2025年1月で休刊か → 夕刊フジが休刊となれば、3等分だった割り当て分が2等分になる → 東スポ、日刊ゲンダイにも大打撃必至

2024-07-29 15:12:01 | 政治経済問題
夕刊フジが来年1月で休刊か 「引き金はトラック運送費の値上げ?」ライバル紙が「むしろ大ピンチ」と戦々恐々するワケ(デイリー新潮2024年7/26(金) 19:14配信)

産経新聞社が発行する「夕刊フジ」が来年1月で休刊するとの情報が駆け巡っている。きっかけは23日、近藤哲司社長が社員に開いた説明会だった。創刊から55年。駅の売店でお馴染みだった「オレンジ色の見出し」は姿を消すのか。

「2006年からずっと赤字経営だった」
 ある産経社員がこう語る。

「突然、夕刊フジの社員が14階の社長室に来るよう呼び出されたのです。前々から社内外で噂されてきましたが、とうとうこの日がやってきたのかと」

 そこで近藤社長から「来年1月いっぱいで休刊する」との発表があったという。

「『インターネットが普及し出した2006年頃からずっと赤字で、厳しい経営が続いてきた』『紙代がここ2年で40パーセントも急騰した』との話もありました」(同)

 雇用は維持されるので「チャレンジャー精神を持って新しい部署で頑張ってほしい」との説明もあったが、

「全く違う職種に割り振られるのではないかと不安を抱えている社員は多い。この数年ネット記事に力を入れるよう言われ、業務量が増えるなか頑張っていたところだったのでみんな落胆の色が隠せません」(同)

3社で割り勘だったのに…ライバル紙から上がる「悲鳴」
 同紙が日本初の駅売りタブロイド紙として創刊したのは1969年のこと。75年には「日刊ゲンダイ」も加わり、「東京スポーツ」とあわせた夕刊紙3紙で長らく競ってきた。

「一面に載る鋭い政治批評には定評があった。90年代後半、野茂英雄が大リーグで活躍していた頃は試合結果をいち早く読みたいと飛ぶように売れ、発行部数が首都圏で100万部、関西圏で50万部を超えた。2008年には、霞ヶ関の官僚たちの間で横行していた『タクシー居酒屋問題』をスクープして名をあげました」(他紙デスク)

 だが、近年はインターネットに顧客を奪われ、部数が低迷していた。

「10年くらい前に大リストラして100人以上いた社員を50人くらいまで減らしたのですが、それだけでは追いつかなかったということです」(前出・産経社員)

 ある業界関係者は「引き金となったのはトラック運送費の値上げではないか」と語る。

「トラック運転手の残業規制が強化された、いわゆる『物流の2024年問題』です」(関係者)

 これが原因で実はライバル紙にとって、追い風どころかピンチになるというのだ。

「3紙は休刊日を同じ日に合わせ、新聞を運ぶ輸送費を”割り勘”にして糊口をしのいできた。夕刊フジが休刊となれば、3等分だった割り当て分が2等分になるわけで、業界内は上を下への大騒ぎです」(同)

居酒屋までオープンした東スポ
 厳しい台所事情が続く夕刊紙にあって、生き残りをかけてユニークな取り組みを続けているのが東スポだ。ネットニュース部門を強化し、強みの競馬を活かしてサブスク事業を展開。そればかりか21年からは「東スポ餃子」「東スポからあげ」など、畑違いの食品販売事業も手がけるようになった。

「今年1月からは上野に『東スポ居酒屋・青ノ山』もオープン。東スポ餃子や東スポからあげをメニューとして出すだけでなく、東スポ主催のイベントスペースとして活用しています。もはや新聞社とは言えない業態になりつつあります(笑)」(東スポ関係者)

 産経新聞社に休刊について問い合わせたが、「お答えすることはありません」(広報部)との回答だった。

デイリー新潮編集部
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