日本最古の校旗や明治時代の試験問題――。浜口雄幸首相や物理学者の寺田寅彦などが卒業した高知県立高知追手前高校(高知市)は、今年11月に創立140周年を迎えるのを記念して、校内にミニ博物館を設けた。 https://t.co/UNSAG3CPEs
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年7月19日
2018/7/19 6:00
日本最古の校旗や明治時代の試験問題――。浜口雄幸首相や物理学者の寺田寅彦などが卒業した高知県立高知追手前高校(高知市)は、今年11月に創立140周年を迎えるのを記念して、校内にミニ博物館を設けた。
「生徒が一段上がるごとに時間をさかのぼっていくような空間にできれば」として、生徒の利用が多い1階と2階をつなぐ階段部分に展示スペースをつくった。
美術教員の井上香二さんを中心に美術部の生徒らが手伝って校内に眠っていた棚や額縁なども活用しながら伝統が感じられる空間に仕上げた。校内に保管していた約70点の資料を展示する。
ひときわ目立つ旧制中学時代の校旗「六稜星(りくりょうせい)」は明治20年(1887年)に日本で最初につくられたとされる。明治22年の数学や歴史の試験問題は設問が英語で書かれており、当時は英語による授業だったことがわかる。
同校は市中心部の追手筋沿いにあり時計台がランドマークになっている。展示は事前に連絡すれば一般の見学もできる。
元競輪選手の松村信定や山崎勲の出身校でもある。