東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 103.73/75 1.2154/58 126.08/12
NY午後5時 103.89/90 1.2128/29 126.00/04
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル安/円高の103円後半。フランスの国債入札が話題となって海外市場で進んだユーロ高は一服し、主要 通貨は小動きだった。
<株式市場>
日経平均 28523.26円 (110.20円安)
安値─高値 28402.11円─28801.19円
東証出来高 11億5000万株
東証売買代金 2兆3810億円
東京株式市場で日経平均は反落した。前日の日経平均は急反発となったこともあり、きょうは反動で利益確定の売りが優勢となった。米国では日本時間21日未明にバイデン氏の米大統領就任式を控えていることもあり、東京市場では様子見ムードが広がり積極的な売買は手控えられた。
東証1部の騰落数は、値上がり1100銘柄に対し、値下がりが993銘柄、変わらずが95銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.019%
ユーロ円金先(21年6月限) 100.055 (-0.005)
安値─高値 100.055─100.065
3カ月物TB -0.095 (+0.004)
安値─高値 -0.090─-0.097
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.019%になった。前営業日(マイナス0.021%)からやや上昇した。「地銀と大手行のスタンスが二極化している構図は変わらない。引き続き地銀の資金調達意欲が強い」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は強含み。
<円債市場>
国債先物・21年3月限 151.95 (+0.10)
安値─高値 151.82─151.98
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.035% (-0.005)
安値─高値 0.035─0.035%
国債先物中心限月3月限は前営業日比10銭高の151円95銭と続伸して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp低下の0.035%。
<スワップ市場・気配>
2年物 -0.01─-0.11
3年物 -0.01─-0.11
4年物 -0.01─-0.11
5年物 0.00─-0.10
7年物 0.03─-0.06
10年物 0.11─0.01
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,440.24 -5.73 -0.40% +3.40% +6.72% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,206.78 -5.82 -0.48% +3.82% +7.22% 15:00
日経平均株価 28,523.26 -110.20 -0.38% +6.58% +18.43% 15:15
日経500平均 2,730.79 -20.50 -0.75% +2.83% +19.14% 15:15
TOPIX (東証株価指数) 1,849.58 -6.26 -0.34% +3.14% +6.04% 15:00
日経300指数 388.59 -1.99 -0.51% +3.63% +9.32% 15:15
東証REIT指数 1,790.04 +4.14 +0.23% +4.34% -17.49% 15:00
JASDAQ インデックス 181.93 -0.08 -0.04% +0.39% +3.16% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 874.10 -5.65 -0.64% +3.56% +8.22% 15:00
東証マザーズ指数 1,237.73 +1.81 +0.15% +4.32% +39.82% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,177.37 +5.43 +0.25% +0.66% -1.28% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,051.85 -4.53 -0.22% +2.55% +5.93% 15:00
日経ジャスダック平均 3,798.68 +7.05 +0.19% +2.24% -3.55% 15:00
東証2部 株価指数 6,789.59 +9.37 +0.14% +1.85% -8.42% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 1,898.78 -5.07 -0.27% +4.15% +5.90% 15:00
日経平均は110円安と反落、売り一巡後に下げ渋る、日銀ETF買い期待支えも戻り限定=20日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/01/20 15:14
20日後場の日経平均株価は前日比110円20銭安の2万8523円26銭と反落。朝方は、買いが先行していた。イエレン次期財務長官が19日の米議会公聴会で追加経済対策について積極姿勢を示し、同日の米国株式が上昇した流れを受け、寄り付き直後に2万8801円19銭(前日比167円73銭高)まで値を上げる場面があった。ただ、イエレン氏の発言内容はきのう事前に伝わり、先行して織り込んでいた面もあり、その後は株価指数先物にまとまった売り物が出て下げ転換。利益確定売りが優勢となり、後場入り後には一時2万8402円11銭(同231円35銭安)まで下押した。一巡後は、日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに下げ渋ったが、戻りは限定された。
東証1部の出来高は11億5000万株、売買代金は2兆3810億円。騰落銘柄数は値上がり1100銘柄、値下がり993銘柄、変わらず95銘柄。
市場からは「イエレン氏の公聴会発言は材料出尽くしで、米大統領就任式(20日)や、日銀金融政策決定会合、ECB(欧州中央銀行)理事会の結果発表(21日)を控え、様子見気分のなか、日銀のETF買いが支えている感じだ。ただ、イベント通過後は市場の関心が決算に向かい、個別株物色になってくる」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株や、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽<9107>などの海運株が安く、京急<9006>、京王<9008>などの陸運株も軟調。野村<8604>、大和証G<8601>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などの銀行株も売られた。第一三共<4568>、中外薬<4519>などの医薬品株や、MS&AD<8725>、東京海上<8766>、SOMPOH<8630>などの保険株も値を下げた。
半面、東レ<3402>、帝人<3401>などの繊維製品株が上昇。国際帝石<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株も堅調。TOYO<5105>、浜ゴム<5101>、住友ゴム<5110>などのゴム製品株や、AGC<5201>、板硝子<5202>などのガラス土石株も高い。
個別では、ツツミ<7937>、スクロール<8005>、日本光電<6849>、ライトオン<7445>、Gunosy<6047>などの下げが目立った。半面、Sサイエンス<5721>、日総工産<6569>、ヒトコムHD<4433>、住友化<4005>、ツクイHD<2398>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、20業種が下落した。
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数 3,583.09 +16.71 +0.47% +5.54% +15.74% 2021/01/20
中国 上海A株指数 3,755.81 +17.54 +0.47% +4.75% +15.78% 2021/01/20
中国 深センA株指数 2,524.73 +35.50 +1.43% +4.67% +33.60% 2021/01/20
中国 深セン成分指数 15,223.36 +219.37 +1.46% +7.70% +38.98% 2021/01/20
中国 上海B株指数 250.41 +0.36 +0.14% +5.02% -3.94% 2021/01/20
中国 深センB株指数 1,095.18 +8.62 +0.79% +0.65% +11.27% 2021/01/20
中国 上海50A株指数 3,814.65 +5.96 +0.16% +8.30% +24.42% 2021/01/20
中国 上海180A株指数 11,166.26 +44.58 +0.40% +7.69% +26.73% 2021/01/20
中国 上海新総合指数(G株) 3,028.46 +14.14 +0.47% +4.75% +15.79% 2021/01/20
中国 創業板指数 3,204.93 +120.44 +3.90% +11.19% +62.93% 2021/01/20
上海/シンセン CSI300指数 5,476.43 +38.91 +0.72% +8.51% +33.11% 2021/01/20
中国 深セン総合指数 2,412.56 +33.90 +1.43% +4.67% +33.55% 2021/01/20
日経平均
現在値 28,523.26↓ (21/01/20 15:15)
前日比 -110.20 (-0.38%)
始値 28,798.74 (09:00) 前日終値 28,633.46 (21/01/19)
高値 28,801.19 (09:00) 年初来高値 28,979.53 (21/01/14)
安値 28,402.11 (13:05) 年初来安値 27,002.18 (21/01/06)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反落、ファーストリテと中外製薬の2銘柄で約87円分押し下げ 17:03 配信 フィスコ
20日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり120銘柄、値下がり101銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。前日の米国株式市場では、次期財務長官に指名されたイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院指名承認公聴会において大規模な追加経済対策の必要性を訴えたことなどが好感され、主要株価指数は終日堅調に推移した。こうした米株高の流れを受けて日経平均も165円高でスタートしたが、上述の材料は前日の東京市場において既に相当程度織り込んでいたことから、すぐに利益確定売りに押される展開に。その後は、米国で今夜バイデン氏の大統領就任式があり、暴動など政治的な混乱も意識されるなか、様子見ムードが台頭しこう着感を強める動きとなった。また、明日以降、日銀や欧州中央銀行(ECB)による金融政策に関する総裁発言のほか、来週からは日米主力企業の10-12月期決算が本格化するなど、イベントが多く控えていることも手控えムードを誘いやすかった。
大引けの日経平均は前日比110.20円安の28523.26円となった。東証1部の売買高は11億5000万株、売買代金は2兆3810億円だった。セクター別では、空運業、海運業、陸運業、証券・商品先物取引業、銀行業などが下落率上位に並んだ。一方、繊維製品、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品が上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は45%、対して値上がり銘柄は全体の50%であった。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約67円押し下げた。同2位は中外製薬<4519>となり、ダイキン工業<6367>、第一三共<4568>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、テルモ<4543>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>となり1銘柄で日経平均を約14円押し上げた。同2位はファナック<6954>となり、太陽誘電<6976>、アドバンテスト<6857>、ヤマハ<7951>、シャープ<6753>、NTTデータ<9613>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28523.26(-110.20)
値上がり銘柄数 120(寄与度+120.57)
値下がり銘柄数 101(寄与度-230.77)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 44530 400 +14.40
<6954> ファナック 27525 395 +14.22
<6976> 太陽誘電 6100 230 +8.28
<6857> アドバンテ 9220 80 +5.76
<7951> ヤマハ 6070 110 +3.96
<6753> シャープ 2035 107 +3.85
<9613> NTTデータ 1492 20 +3.60
<4503> アステラス薬 1678 17.5 +3.15
<6098> リクルートHD 4566 29 +3.13
<4021> 日産化学 5990 80 +2.88
<6762> TDK 17540 70 +2.52
<7272> ヤマハ発 2165 70 +2.52
<6479> ミネベアミツミ 2200 69 +2.48
<8015> 豊通商 4385 65 +2.34
<7751> キヤノン 2225.5 42.5 +2.30
<3382> 7&iHD 3930 56 +2.02
<8031> 三井物 2028.5 44.5 +1.60
<4507> 塩野義 5732 44 +1.58
<6902> デンソー 5993 43 +1.55
<4005> 住友化 466 41 +1.48
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 91110 -1860 -66.98
<4519> 中外薬 5573 -189 -20.42
<6367> ダイキン 22810 -475 -17.11
<4568> 第一三共 3601 -149 -16.10
<9984> ソフトバンクG 8694 -64 -13.83
<3659> ネクソン 3145 -100 -7.20
<4543> テルモ 4053 -49 -7.06
<4063> 信越化 19095 -195 -7.02
<9433> KDDI 3183 -31 -6.70
<2801> キッコーマン 7420 -170 -6.12
<6645> オムロン 9630 -150 -5.40
<4523> エーザイ 7560 -105 -3.78
<9735> セコム 9542 -84 -3.02
<4452> 花王 7635 -81 -2.92
<6506> 安川電 5680 -70 -2.52
<8697> JPX 2634.5 -69.5 -2.50
<9008> 京王 8140 -330 -2.38
<4911> 資生堂 6715 -65 -2.34
<9007> 小田急 3185 -110 -1.98
<4324> 電通G 3040 -50 -1.80
TOPIX
現在値 1,849.58↓ (21/01/20 15:00)
前日比 -6.26 (-0.34%)
始値 1,860.67 (09:00) 前日終値 1,855.84 (21/01/19)
高値 1,860.95 (09:00) 年初来高値 1,885.93 (21/01/14)
安値 1,840.50 (13:05) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:空運業が下落率トップ 15:15 配信 フィスコ
空運業が下落率トップ。そのほか海運業、陸運業、証券業、銀行業なども下落。一方、繊維業が上昇率トップ。そのほか鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 繊維業 / 567.82 / 2.56
2. 鉱業 / 194.54 / 1.99
3. 石油・石炭製品 / 934.71 / 1.43
4. ゴム製品 / 2,834.57 / 1.16
5. ガラス・土石製品 / 1,084.67 / 1.15
6. パルプ・紙 / 519.7 / 0.63
7. 非鉄金属 / 1,005.03 / 0.41
8. 卸売業 / 1,606.46 / 0.37
9. 輸送用機器 / 2,767.7 / 0.34
10. 電力・ガス業 / 381.01 / 0.19
11. 電気機器 / 3,515.28 / 0.14
12. 化学工業 / 2,271.57 / 0.03
13. 金属製品 / 1,241.15 / 0.01
14. 鉄鋼 / 334.83 / -0.03
15. 建設業 / 1,058.29 / -0.05
16. 水産・農林業 / 450.15 / -0.06
17. サービス業 / 2,665.84 / -0.23
18. 機械 / 2,248.66 / -0.27
19. 小売業 / 1,366.84 / -0.35
20. 倉庫・運輸関連業 / 1,617.79 / -0.43
21. その他金融業 / 666.04 / -0.68
22. 不動産業 / 1,280.79 / -0.71
23. その他製品 / 3,764.17 / -0.83
24. 情報・通信業 / 4,995. / -0.84
25. 食料品 / 1,646.65 / -0.86
26. 精密機器 / 9,345.86 / -0.88
27. 保険業 / 968.86 / -1.06
28. 医薬品 / 3,353.03 / -1.07
29. 銀行業 / 125.92 / -1.22
30. 証券業 / 360.12 / -1.34
31. 陸運業 / 1,895.22 / -1.81
32. 海運業 / 318.22 / -2.25
33. 空運業 / 168.2 / -2.67
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 16,782.16↓ (21/01/20 15:00)
前日比 -67.75 (-0.40%)
始値 16,895.01 (09:00) 前日終値 16,849.91 (21/01/19)
高値 16,896.48 (09:00) 年初来高値 17,128.10 (21/01/14)
安値 16,702.73 (13:05) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 3,798.68↑ (21/01/20 15:00)
前日比 +7.05 (+0.19%)
始値 3,797.03 (09:00) 前日終値 3,791.63 (21/01/19)
高値 3,798.68 (15:00) 年初来高値 3,821.19 (21/01/14)
安値 3,790.47 (09:08) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は小幅続伸、方向感の無い展開/JASDAQ市況 17:04 配信 フィスコ
JASDAQ平均:3798.68 (+7.05)
出来高:1億1403万株
売買代金:708億円
J-Stock Index:3935.83 (-9.15)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は小幅続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはそろって小幅続落となった。値上がり銘柄数は316(スタンダード295、グロース21)、値下がり銘柄数は278(スタンダード268、グロース10)、変わらずは68(スタンダード63、グロース5)。
本日のJASDAQ市場は、米国市場が上昇したことやマザーズ先物が続伸でスタートした流れから、JASDAQ平均も続伸でスタートした。寄り付き後は、前日終値を挟み、プラス圏とマイナス圏を行き来する方向感の無い展開が大引けまで続いたが、時価総額上位のウエストHD<1407>が反発したことが相場を押し上げ、JASDAQ平均は高値引けで取引を終了した。
個別では、21年3月期の営業利益を従来予想の0.12億円から1.60億円に上方修正を発表したデータ・アプリケーション<3848>は10%以上の上昇となった。また、15日に発表した決算を引き続き好感したことや介護報酬の引き上げの報道を好感したケアサービス<2425>は32%を超える上昇となった。そのほか、大谷工業<5939>、ソレキア<9867>、イワブチ<5983>が高い。
一方、昨日に大幅上昇した高値警戒感からの利食い売りに押されエムケイシステム<3910>は8%を超える下落となった。また、直近上昇での利食い売りに押されティムコ<7501>が7%を超える下落となった。そのほか、Mipox<5381>、ユビテック<6662>、ユーラシア旅行社<9376>が安い。 JASDAQ-TOP20は、ハーモニック<6324>、田中化学研究所<4080>、ユビAI<3858>が下落となった。
マザーズ指数
現在値 1,237.73↓ (21/01/20 15:00)
前日比 +1.81 (+0.15%)
始値 1,243.84 (09:00) 前日終値 1,235.92 (21/01/19)
高値 1,246.86 (09:16) 年初来高値 1,244.62 (21/01/19)
安値 1,232.45 (10:13) 年初来安値 1,184.82 (21/01/04)
マザーズ指数は小幅上昇、値上がり率トップはトランスジェニック/マザーズ市況 16:32 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は、米国市場が上昇したことや、マザーズ先物のナイトセッションがプラスで取引を開始した流れを引き継ぎ反発でスタートした。現物株の寄り付き後、一時は10.94pt高まで上昇する場面があったものの、その後はマイナス圏に下落するなど、前日終値を挟んで、マイナス圏とプラス圏を行き来する、方向感の無い展開が続き、大引けでは、小幅反発で取引を終了した。時価総額上位のBASE<4477>や弁護士ドットコム<6027>、フリー<4478>などが堅調に推移したことが相場を下支えしたようだ。日足チャートでは75日線を下値支持線として固める動きが続いているようだ。
マザーズ指数は小幅反発、売買代金は概算で2642.85億円。騰落数は、値上がり166銘柄、値下がり157銘柄、変わらず20銘柄となった。
個別では、18日に発表した上方修正を引き続き好感しているトランスジェニック<2342>はストップ高となった。また、政府がイベント中止で最大2500万円支援との報道で傘下に新日本プロレスを保有するブシロード<7803>は6%を超える上昇となった。そのほか、テラプロ<6627>、グッドパッチ<7351>、バルミューダ<6612>が高い。
一方、20年12月期の営業利益を従来予想の3.51億円から4.05億円(前期実績3.10億円)に上方修正を発表したウィルズ<4482>は材料の出尽くしから11%を超える下落となった。また、巣籠り関連銘柄の一角に見切り売りが出る流れからメルカリ<4385>が4%を超える下落となった。そのほか、エヌ・ピー・シー<6255>、ベガコーポレーション<3542>、ロコンド<3558>が安い。
東証REIT指数
現在値 1,790.04↓ (21/01/20 15:00)
前日比 +4.14 (+0.23%)
始値 1,785.37 (09:00) 前日終値 1,785.90 (21/01/19)
高値 1,801.90 (14:54) 年初来高値 1,801.18 (21/01/06)
安値 1,779.67 (09:05) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 23.71↓ (21/01/20 15:20)
前日比 +0.60 (+2.60%)
始値 23.20 (09:00) 前日終値 23.11 (21/01/19)
高値 24.29 (13:06) 年初来高値 25.95 (21/01/05)
安値 23.06 (09:01) 年初来安値 19.88 (21/01/07)
日経VI:上昇、株価下落で市場心理やや悪化 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は20日、前日比+0.60pt(上昇率2.60%)の23.71ptと上昇した。なお、高値は24.29pt、安値は23.06pt。
昨日の米国株高を受けた今日の東京株式市場は寄付きこそ買いが先行したが、その後は目先高値警戒感から利益確定売りに押される展開となり、日経225先物は寄り後はマイナス圏で推移した。この動きを受け、市場心理はやや悪化し、日経VIは概ね昨日水準を上回って推移した。また、バイデン次期米大統領の就任式を控え、米社会の混乱を警戒する向きもあった。
東証2部指数
現在値 6,789.59↑ (21/01/20 15:00)
前日比 +9.37 (+0.14%)
始値 6,800.48 (09:00) 前日終値 6,780.22 (21/01/19)
高値 6,811.92 (09:03) 年初来高値 6,850.36 (21/01/13)
安値 6,758.36 (13:23) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 28,700.00↓ (21/01/20 05:30)
前日比 +30.00 (+0.10%)
高値 28,770.00 (16:33) 始値 28,700.00 (16:30)
安値 28,540.00 (23:57) 前日終値 28,670.00 (21/01/19)
TOPIX先物
現在値 1,854.50↓ (21/01/20 05:30)
前日比 -2.00 (-0.11%)
高値 1,862.00 (16:33) 始値 1,859.00 (16:30)
安値 1,848.50 (23:57) 前日終値 1,856.50 (21/01/19)
JPX日経400先物
現在値 16,830.00↓ (21/01/20 05:30)
前日比 -40.00 (-0.24%)
高値 16,910.00 (16:33) 始値 16,875.00 (16:30)
安値 16,785.00 (01:18) 前日終値 16,870.00 (21/01/19)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,226.00↑ (21/01/20 05:30)
前日比 +5.00 (+0.41%)
高値 1,226.00 (05:30) 始値 1,223.00 (16:30)
安値 1,216.00 (23:57) 前日終値 1,221.00 (21/01/19)
NYダウ先物 円建
現在値 30,842.00↑ (21/01/20 05:30)
前日比 -9.00 (-0.03%)
高値 30,952.00 (23:30) 始値 30,870.00 (16:39)
安値 30,752.00 (01:19) 前日終値 30,851.00 (21/01/19)
CME日経平均先物 円建
現在値 28,740.00 (21/01/19 17:26 CST)
前日比 +25.00 (+0.09%)
高値 28,750.00 始値 28,735.00
安値 28,720.00 前日終値 28,715.00 (21/01/19)
SGX日経平均先物
現在値 28,720.00↑ (21/01/20 05:14 SGT)
前日比 +45.00 (+0.16%)
高値 28,770.00 始値 28,655.00
安値 28,550.00 前日終値 28,675.00 (21/01/19)
長期国債先物
現在値 151.840↑ (21/01/20 05:30)
前日比 -0.010 (-0.01%)
高値 151.870 (15:30) 始値 151.850 (15:30)
安値 151.790 (16:42) 前日終値 151.850 (21/01/19)
20日の日本国債市場概況:債券先物は151円95銭で終了 17:46 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年3月限
寄付151円82銭 高値151円98銭 安値151円82銭 引け151円95銭
売買高総計28506枚
2年 420回 -0.135%
5年 146回 -0.120%
10年 361回 0.035%
20年 175回 0.445%
債券先物3月限は、151円82銭で取引を開始。日銀オペの買い入れ額が据え置きとなったことが好感された上に、日銀オペの結果も強めだったことから買いが強まり、151円98銭まで上げた。現物債の取引では、2年債と10年債が売られ、20年債が買われ、5年債はもみ合った。
<米国債概況>
2年債は0.13%、10年債は1.09%、30年債は1.84%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.53%、英国債は0.29%、オーストラリア10年債は1.08%、NZ10年債は1.01%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.114 (21/01/20 03:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り -0.106 (21/01/20 03:05)
前日比 -0.002
日本国債10年
年利回り 0.044 (21/01/20 03:05)
前日比 0.000
アジア株式市場サマリー
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3583.0920 + 16.7106 + 0.47 3564.1210 3589.9624 3556.4425 前営業日終値 3566.3814
中国 CSI300指数 5476.434 +38.910 +0.72 5439.911 5496.049 5426.536 前営業日終値 5437.523
香港 ハンセン指数 29962.47 +320.19 +1.08 29794.41 29993.47 29676.54 前営業日終値 29642.28
香港 ハンセン中国株指数 11949.35 +215.02 +1.83 11867.02 11958.72 11795.92 前営業日終値 11734.33
韓国 総合株価指数 3114.55 +21.89 +0.71 3115.04 3145.01 3077.15 前営業日終値 3092.66
台湾 加権指数 15806.18 -71.19 -0.45 15934.85 16004.32 15745.48 前営業日終値 15877.37
豪 S&P/ASX指数 6770.40 +27.80 +0.41 6742.60 6788.10 6742.60 前営業日終値 6742.60
シンガポール ST指数 2998.77 +2.85 +0.10 2995.70 3001.14 2985.71 前営業日終値 2995.92
マレーシア 総合株価指数 1601.54 -0.34 -0.02 1606.55 1616.84 1601.54 前営業日終値 1601.88
インドネシア 総合株価指数 6429.758 +107.902 +1.71 6334.512 6440.797 6299.39 前営業日終値 6321.856
フィリピン 総合株価指数 7143.30 -55.15 -0.77 7164.06 7172.16 7082.75 前営業日終値 7198.45
ベトナム VN指数 1134.68 +3.68 +0.33 1136.50 1142.48 1098.05 前営業日終値 1131.00
タイ SET指数 1515.72 -6.87 -0.45 1524.91 1529.50 1511.41 前営業日終値 1522.59
インド SENSEX指数 49792.12 +393.83 +0.80 49508.79 49874.42 49373.68 前営業日終値 49398.29
インド NSE指数 14644.70 +123.55 +0.85 14538.30 14666.45 14517.55 前営業日終値 14521.15
東南アジア株式市場はまちまち。クアラルンプール市場は、マレーシア中央銀行の政策金利据え置きの後を受けて、ほぼ横ばい(小幅安)となった。
マレーシア中銀は翌日物の政策金利を過去最低の1.75%に据え置くことに決めた。ロイター調査ではエコノミストの過半数が、新型コロナウイルスの感染拡大で新たなロックダウン(都市封鎖)措置が講じられた経済を下支えするために中銀が利下げすると予想していた。
金融機関が法定預金準備率を満たすために政府債を使用できる期限を中銀が延長したことを受けて、金融株高がKLCIを支えた。
ジャカルタ市場の総合株価指数は1.71%高で値上がりが目立った。インドネシア中銀はあすの金融政策会合で政策金利を3.75%で据え置くと予想されている。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは午後の取引までに下げ幅を幾分縮小したが、0.77%安と4日続落。
中国株式市場は上昇。電気自動車(EV)やヘルスケア株が買われた。中国人民銀行(中央銀行)は景気回復を支援するため、きょうのオペで潤沢な流動性を維持した。
新エネルギー車関連株が4.6%高、ヘルスケア株が3.57%高。
深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は3.9%高。
中国では「株価上昇に乗り遅れまい」とする個人投資家が、株式市場に殺到している。最新データによると、昨年12月に開設された新規の株式投資口座は160万件以上と、前年の2倍に達した。
中国の首都北京市は20日、新型コロナウイルス対策を強化すると発表した。新規感染者が約3週間ぶり高水準を記録する中、12月10日以降、海外から北京市を訪れた人の追跡調査を行うほか、新規感染者が確認された地域の地下鉄駅を閉鎖した。
香港市場は5営業日続伸。ハイテク株が買われ、ハンセン指数は約20カ月ぶり高値で終了した。
ハンセン指数終値は2019年5月3日以来の高値。 IT株は5.47%上昇。アリババ・グループ・ホールディングは8.5%高。規制制度を批判した昨年10月以来となる馬雲(ジャック・マー)氏の動静が伝わったことを好感した。
ソウル株式市場は海外市場の値上がりに追随し、続伸して引けた。バイデン次期米大統領が財務長官に指名したイエレン前連邦準備理事会(FRB)議長が、追加の景気支援策を求める意向を改めて示したことを受けた。
総合株価指数(KOSPI)は0.71%高で終了。取引序盤では最大1.7%上昇した。
イエレン氏は19日、上院財政委員会の承認公聴会で、新型コロナウイルスの追加経済対策について「大きな行動」を議員に促した。大型財政出動のメリットは債務負担増を上回ると主張した。
サムスン証券のアナリストは「イエレン氏の承認公聴会が引き続きリスク意欲を高めた。ただKOSPIの短期的な過熱をめぐる懸念は残る」と語った。
主要銘柄はサムスン電子が0.2%、サムスンSDIが1.6%、それぞれ上昇した。一方、現代自動車は1%安。
LG電子は12.8%急伸。同社はモバイル事業の方向性について、あらゆる可能性を検討していると表明した。
現代自傘下の起亜は5%上昇。米アップルとの提携が期待された。ただ同社は自動運転の電気自動車(EV)に関して海外の数社との提携を見直していると表明。アップルには言及しなかった。
外国人投資家は2375億ウォン(約2億1606万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場は、前日の米株高を足掛かりに、続伸して引けた。米国で1兆9000億ドル規模の経済対策が成立するとの期待が背景。また国内の企業決算をめぐる楽観も支援材料となった。
S&P/ASX200指数は終値ベースで2020年2月25日以来の高値で終了した。
バイデン次期米大統領が財務長官に指名したイエレン前連邦準備理事会(FRB)議長は19日、上院財政委員会の承認公聴会で、新型コロナウイルスの影響を克服するための経済対策について「大きく行動」するよう促した。大型財政出動のメリットは債務負担増を上回ると主張し、同日の米主要株価指数の押し上げに貢献した。
ノーバス・キャピタルのシニア顧客アドバイザー、ダグ・サイムズ氏は「市場が聞きたかった、正しい種類のコメントで、20日にポジティブな影響を与えた。これから起きることに対する人々の確信を強めている」と指摘。「中小企業数社が決算を発表し始めており、数字は状況が改善しつつあることを示している。このことも(市場に)幾分信頼感を与えている。物事は、人々が3、4カ月前に期待していたよりも良くなっている」と語
った。
指数構成銘柄ではない、自動車の部品販売や修理を手掛けるRPMオートモーティブ・グループは最大35.9%急伸。2021年の売上高予想を44%上方修正したことで買われた。業務用手袋メーカーのアンセル も上昇した。21年度の収益が従来予想を上回るとの見通しを示したことが好感された。
エネルギー株指数 は原油高に足並みをそろえて1.3%上昇。主要銘柄ウッドサイド・ペトロリアムが2%近く上げたほか、サントスは1%近い上
伸。
一方、中国の鉄鉱石先物価格高が、BHPグループやリオティントなど主要鉱業株を支援した。
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲1.13% 13,026.45 H:13,026.45L:12,881.31 +145.14 01/20
中国 上海B株 ▲0.14% 250.41 H:251.79L:249.61 +0.36 01/20
中国 上海A株 ▲0.47% 3,755.81 H:3,763.00L:3,727.84 +17.54 01/20
中国 深セン成分 ▲1.46% 15,223.36 H:15,246.78L:14,958.22 +219.37 01/20
中国 深センB株 ▲0.79% 1,095.18 H:1,098.19L:1,086.87 +8.62 01/20
中国 深センA株 ▲1.43% 2,524.73 H:2,524.73L:2,482.59 +35.50 01/20
香港 レッドチップ指数 ▲0.55% 4,229.97 H:4,272.71L:4,197.13 +23.17 01/20
サウジ TASI ▼0.26% 8,878.30 H:8,916.39L:8,878.30 -23.57 01/20
UAEドバイ DFMGI ▲1.41% 2,792.31 H:2,793.58L:2,753.91 +38.87 01/20
イスラエル TA35 ▲1.27% 1,631.18 H:1,632.63L:1,616.45 +20.41 01/20
20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で反発、自動車とヘルスケアが高い 17:00 配信 フィスコ
20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.71ポイント(0.47%)高の3583.09ポイントと反発した(上海A株指数は0.47%高の3755.81ポイント)。
中国の景気刺激策が意識される流れ。中国国家開発発展委員会の報道官は19日、「政策の急転換」はしないと説明したうえで、自動車購入制限の段階的な撤廃など、各種消費刺激策を継続するとコメントした。中国景気の持ち直しも改めて材料視される。18日に公表された2020年の国内総生産(GDP)成長率は、市場予想(2.1%)を上回る前年比2.3%で着地。主要国でプラス成長を唯一確保したとみられる。
ただ、上値は重い。米中対立の警戒感がくすぶる中、指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。ポンペオ米国長官は19日、中国当局は新疆ウイグル自治区でイスラム教徒の少数民族に対し、ジェノサイド(民族大量虐殺)を犯したと認定したと発表した。20日のバイデン次期米大統領の就任式直前に発表したことで、当面は対中強硬路線が続くと懸念されている。新政権下での関係改善が期待されていただけに、水が差された格好だ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、自動車関連が高い。華域汽車系統(600741/SH)が5.0%、安徽江淮汽車集団(Jac motors:600418/SH)と北汽福田汽車(FOTON:600166/SH)がそろって2.8%、長城汽車(601633/SH)が1.4%ずつ上昇した。
ヘルスケア関連株も上げが目立つ。薬明康徳(603259/SH)が7.5%高、人福医薬集団(600079/SH)が7.2%高、通策医療投資(600763/SH)が5.8%高で引けた。
景気動向に敏感な素材株も物色される。宝山鋼鉄(600019/SH)が9.8%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が5.3%高、万華化学集団(600309/SH)が2.3%高で取引を終えた。食品飲料株、ハイテク株なども買われている。
半面、金融株は安い。興業銀行(601166/SH)が2.8%、上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.8%、中国人寿保険(601628/SH)が2.3%、中国平安保険(601318/SH)が1.8%ずつ下落した。不動産株、公益株、空運株、エネルギー株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.36ポイント(0.14%)高の250.41ポイント、深センB株指数が8.62ポイント(0.79%)高の1095.18ポイントで終了した。
20日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で5日続伸、マー氏健在でアリババ8.5%上昇 18:03 配信 フィスコ
20日の香港市場は値上がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比320.19ポイント(1.08%)高の29962.47ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が215.02ポイント(1.83%)高の11949.35ポイントとそろって5日続伸した(ハンセン指数は約1年8カ月ぶりの高値)。「ニューエコノミー」関連で構成されるハンセン科技指数は5.4%高。指数算出以来の高値を連日で更新した。売買代金は3002億7600万香港ドルと高水準が続いている(19日は3015億8000万香港ドル)。
本土マネーの流入加速が引き続き材料視される流れ。香港市場では19日、相互取引スキームを通じた本土投資家の香港株買い越し額が266億香港ドル(約3565億円)に達し、前日に記録した過去最多を再び更新した。中国の経済政策にも期待感。国家発展改革委員会の報道官は19日、「政策の急転換」はしないと説明したうえで、自動車購入制限の段階的な撤廃、家電の買い替え支援などの消費刺激策を継続するとコメントした。指数は中盤にやや失速する場面がみられたものの、大引にかけて再び上昇の勢いを増している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が9.1%高、電子商取引(Eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が8.5%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が5.7%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.6%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.2%高と上げが目立った(美団と吉利、薬明は最高値更新)。アリババについては、創業者の馬雲氏が数カ月ぶりに、公の場に姿を見せたことが買い安心感につながっている。馬氏は健在――とのニュースが後場に流れるなか、同社株は急速に上げ幅を広げた。吉利に関しては、親会社が19日、自動運転技術などスマートカー分野でインターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)と戦略提携関係を結んだと発表したことも刺激。テンセント株は2.8%高と反発し、上場来高値を更新した。
セクター別では、自動車や家電が高い。上記した吉利のほか、東風汽車集団(489/HK)が4.5%、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.3%、長城汽車(2333/HK)が3.3%、TCL電子HD(1070/HK)が4.4%、海信家電集団(921/HK)と創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)がそろって2.0%ずつ上昇した(海信は最高値更新)。
非鉄や鉄鋼、段ボールなど景気動向に敏感な素材セクターもしっかり。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が7.6%高、江西銅業(358/HK)が4.7%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が1.9%高、中国東方集団HD(581/HK)が6.6%高、鞍鋼(347/HK)が4.1%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.7%高、玖龍紙業(2689/HK)が4.2%高、理文造紙(2314/HK)が3.7%高で引けた。
風力や太陽光などエコ発電関連も物色される。中国大唐集団新能源(1798/HK)が14.7%高、龍源電力集団(916/HK)が12.9%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が10.2%高、新疆金風科技(2208/HK)が7.8%高、陽光能源HD(757/HK)が6.0%高、信義光能HD(968/HK)が2.9%高、保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が2.7%高と値を上げた(龍源は最高値更新)。中国は2060年までに、二酸化炭素(CO2)排出量と除去量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するとの国家目標を掲げている。
一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%高の3583.09ポイントで取引を終了した。自動車株とヘルスケア株が高い。素材株、食品飲料株、ハイテク株なども買われた。半面、金融株は安い。不動産株、公益株、空運株、エネルギー株も売られた。