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9/24 浜名湖・ヤングダービー 優勝戦
プレミアムG1「第5回ヤングダービー」は24日、ボートレース浜名湖12Rで優勝戦が行われた。1号艇の関浩哉(23=群馬)がインから逃げ切り、8度目の優勝戦挑戦でデビュー初V。G1での初優勝は88年四国地区選手権の山下将人(引退)以来、史上2人目の快挙となった。賞金1000万円とともに来年のクラシック(19年3月16〜21日、戸田)出場権を獲得。SGロードへの道も切り開いた。
本当に通算0Vの選手なのか。そう思ってしまうほど、関のイン速攻劇は堂々としたものだった。コンマ02のトップS。バックでは差し迫る松尾充の航路を淡々とカット。これでは残る5艇に付け入る隙はない。「スタートは入ってると思って全速で行けたし、1Mも全速で回れた。松尾さんにも冷静に対応できたと思う。正直、2Mを回ったところで勝ったと思った」。初めて得たポールポジションの重圧もはねのけ、デビュー初VとG1初制覇を同時に成し遂げた。
ボートレースとの出合いは群馬県立吉井高時代。祖父・高橋秋雄さんに勧められ、桐生で開催中のSGメモリアル(12年)を観戦した。「感動して、この仕事をやろうと決心がついた。優勝はまず、おじいちゃんに報告したい。賞金も親や生まれたばかりの兄の子供に使えれば」。家族思いの23歳は朗らかに笑った。
支えてくれたのは当然、身内だけではない。群馬の先輩たちの存在も大きい。師匠・土屋太朗から与えられた指示は「デビュー3年以内はダッシュ戦」というもの。「葛藤もあった」と振り返ったが、この教えを貫いたことでターンスピードは大幅に上昇。初挑戦のG1舞台でも旋回負けすることはなかった。
身近な先輩の活躍も大きな力になったと語る。プライベートでも交流がある毒島誠がSG連覇で賞金レースを独走。ボート業界をけん引している。「突っ走ってる先輩に自分たちが付いていかないといけない。直前に毒島さんとトライアスロンに行って“焦らなければ大きい舞台でも勝てる”と背中を押してもらった。毒島さんは病欠しましたが、あの人のパワーは凄い」。毒島が制した10年新鋭王座決定戦と同じ浜名湖でG1初V。もちろん見据える先は最高峰の戦いだ。
「これでSGに出場できる。そこで先輩から勉強させてもらって、SGでも活躍できる選手になりたい」
群馬に吹き荒れる上昇気流に乗って、上州の若武者はさらに舞い上がる。
◆関 浩哉(せき・ひろや)1994年(平6)11月16日生まれ、群馬県富岡市出身の23歳。14年11月、桐生でデビューした群馬支部115期。初優出は15年7月の住之江ルーキーで今回が8度目。同期に権藤俊光、野中一平、仲谷颯仁らがいる。1メートル57、51キロ。血液型O。
[ 2018年9月25日 05:30 ]
7走中、5走がコンマゼロ台。優勝戦ではコンマ02のトップスタート。
現在A2級、優勝経験ゼロの選手とは思えぬ走りだった。
しかも、この優勝により、「総理杯」(ボートレースクラシック)の出場権も獲得。
ただ、これからが大変だろうね。
何せ、まだ、一般戦の優勝すらないわけだから。
「次なる目標」は、ルーキーリーグでの優勝だろう。
12R 優勝戦
1 1 4851 関 浩哉 1'47"8
2 2 4754 松尾 充 1'49"9
3 6 4734 安河内 将 1'52"1
4 4 4831 羽野 直也 1'53"7
5 3 4659 木下 翔太
6 5 4885 大山 千広
スタート情報
1
.02 逃げ
2
.12
3
.12
6
.06
4
.12
5
.14
3連単
1-2-6
¥2,270 5
3連複
1=2=6
¥890 5
2連単
1-2
¥570 2
2連複
1=2
¥440 2
拡連複
1=2
¥200 1
1=6
¥270 4
2=6
¥390 7
単勝
1
¥180
複勝
1
¥160
2
¥620