材料提供の中国メーカー 複数のチェーンに販売
NHK 7月22日 19時29分
日本マクドナルドが、日本国内で販売を中止したチキンナゲットの材料を提供している中国・上海にあるメーカーは、中国国内で複数の大手ファストフードチェーンにも食材を提供しており、一部の商品が販売中止になるなど混乱が広がっています。
中国のテレビ局は20日、上海にある食品加工会社「上海福喜食品」が、使用期限を過ぎた食品を加工しなおしたり、表示を書き換えたりして、チキンナゲットやハンバーガー用のパテとして販売していると伝えました。中には、使用期限が7か月余り過ぎた食材も含まれていたということで、上海の食品管理当局も調査を始めているということです。
国営の新華社通信によりますと、このメーカーは中国国内の複数の大手ファストフードチェーンに食材を提供しているということで、上海のマクドナルドとケンタッキーフライドチキンでは、店頭に張り紙をして一部の商品の販売を中止するなど、混乱が広がっています。
このメーカーを傘下に持つアメリカの食品加工会社の中国法人は22日に声明を出し、混乱を招いたことについて謝罪するとともに、当局の調査に全面的に協力し事実関係を早急に明らかにすると強調しました。
地元テレビ局が伝えた食品加工会社の実態
上海のテレビ局は、問題となった食品加工会社を記者が取材し、使用期限切れの肉を使用していた実態を告発する従業員のインタビューやずさんな衛生管理が行われていた工場内の映像を21日放送しました。
このうち内部告発をした従業員は、使用期限が過ぎた肉のデータを改ざんしていたと明らかにしたうえで「改ざんした報告書を当局に見せて実態を隠していた」と話しています。
また工場内部の映像では、作業中の従業員が「肉が腐っていて悪臭がしている」と話す様子や、別の作業員が「使用期限が切れているが食べても死にはしない」などと話す様子も映っています。
さらに、従業員が地面に落ちた肉を処分せず生産ラインに戻して製品として出荷しようとする様子も放送し、ずさんな衛生管理だと指摘しています。
ところで、「メタミドホス餃子」の一件はどうなったのか?
NHK 7月22日 19時29分
日本マクドナルドが、日本国内で販売を中止したチキンナゲットの材料を提供している中国・上海にあるメーカーは、中国国内で複数の大手ファストフードチェーンにも食材を提供しており、一部の商品が販売中止になるなど混乱が広がっています。
中国のテレビ局は20日、上海にある食品加工会社「上海福喜食品」が、使用期限を過ぎた食品を加工しなおしたり、表示を書き換えたりして、チキンナゲットやハンバーガー用のパテとして販売していると伝えました。中には、使用期限が7か月余り過ぎた食材も含まれていたということで、上海の食品管理当局も調査を始めているということです。
国営の新華社通信によりますと、このメーカーは中国国内の複数の大手ファストフードチェーンに食材を提供しているということで、上海のマクドナルドとケンタッキーフライドチキンでは、店頭に張り紙をして一部の商品の販売を中止するなど、混乱が広がっています。
このメーカーを傘下に持つアメリカの食品加工会社の中国法人は22日に声明を出し、混乱を招いたことについて謝罪するとともに、当局の調査に全面的に協力し事実関係を早急に明らかにすると強調しました。
地元テレビ局が伝えた食品加工会社の実態
上海のテレビ局は、問題となった食品加工会社を記者が取材し、使用期限切れの肉を使用していた実態を告発する従業員のインタビューやずさんな衛生管理が行われていた工場内の映像を21日放送しました。
このうち内部告発をした従業員は、使用期限が過ぎた肉のデータを改ざんしていたと明らかにしたうえで「改ざんした報告書を当局に見せて実態を隠していた」と話しています。
また工場内部の映像では、作業中の従業員が「肉が腐っていて悪臭がしている」と話す様子や、別の作業員が「使用期限が切れているが食べても死にはしない」などと話す様子も映っています。
さらに、従業員が地面に落ちた肉を処分せず生産ラインに戻して製品として出荷しようとする様子も放送し、ずさんな衛生管理だと指摘しています。
ところで、「メタミドホス餃子」の一件はどうなったのか?