公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

6月30日の優勝戦・重賞結果

2013-06-30 20:55:56 | 各日の公営競技
・中央競馬重賞

中京 CBC賞(GIII) マジンプロスパー 牡6 58.0 福永祐一 1:08.0=レコード 中尾秀正

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福島 ラジオNIKKEI賞(GIII) ケイアイチョウサン 牡3 54.0 横山典弘 1:47.9 小笠倫弘

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・競輪

前橋 ガールズケイリンコレクション 加瀬加奈子

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静岡

A級 吉澤純平 111

A3 山本淳 411

松阪

A級 藤井栄二 121

A3 柳原司 121

高知

A級 田中孝法 411

A3 伊東拓也 231

ガールズ 山原さくら 111

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・競艇

常滑 グランドチャンピオン決定戦(SG) 太田和美 22422111

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多摩川 前田将太 1244123111

鳴門 清水敦揮 3115311211

丸亀 JR四国ワープ杯(GIII) 鳥飼眞 1231312111

唐津 仲口博崇 1121211111

・地方競馬重賞

水沢 ウイナーカップ コウギョウデジタル 牝3 54 阿部英俊 1分29秒9 菅原右吉

第18回ウイナーCが行われ、道中2番手を追走した阿部英俊騎手騎乗の5番人気コウギョウデジタルが4コーナーで先頭に立つとそのまま一気に抜け出し、後方待機策からゴール前で追い込んだブラックタイガーに2.1/2馬身差をつけ優勝した。
コメント (6)
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おーるないと日本 主な議題のあらまし

2013-06-30 17:33:48 | その他
・『ダービーニュース休刊と競馬専門紙の今後(Tさん『講演』)』

商売敵だったダービーニュースの休刊は、日刊競馬のTさんにとってみても大きな衝撃だったようだ。

そこで、その背景を簡単に解説してもらいつつ、今後の競馬専門紙の在り方や展望を話し合っていこう。


・『元会社員の大阪地裁判決を巡って。』

競馬ファンのみならず、公営競技ファンからもかなり関心の高かった判決が5/23に大阪地裁で下され、元会社員には執行猶予つきの有罪が下ったものの、所得税法における「一時所得」ではなく、蓄財を目的とした「雑所得扱い」となったことで、馬券的中・配当にかかった「諸費用」(いわゆる外れ馬券)も損金算入(経費計上)できるという、画期的な判決とあいまった。恐らく、競馬のみならず、全公営競技にも適用されることになると考えられるが、公営競技の今後にも大きな影響を与えるものと考えられるかどうか、を議論する。


・『寺銭引き上げは必要か?』

オートレースで昨年5月以降、控除率(寺銭)が従前の25%から30%に引き上げられた。これにより、「逆アナウンスメント効果」が働き、寺銭引き上げが全場で実施されて以降、オートレースでは売上が対前年比20%ほど減ったと見られるが、一方で、寺銭引き上げにより、ある程度の経営改善には役立つのではないか、という考え方もある。

これについては、場の存続を第一と考えるBODと、寺銭引き上げは客離れを加速化させるだけという大師匠(一岡浩司さん)との間で「鋭く意見が対立」。ひょっとすると、総じて意見がかみ合わない恐れもあるが、今後のことを踏まえて議論していこう。


この他、

・『三点セット(開催削減・発売削減・選手の大量首切り)を考える』

・『「今日もどこかで事故レース」を考える』

もやりたいけど、果たしてできるかな?

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ラジオNIKKEI賞

2013-06-30 17:08:37 | 競馬
6/30 福島11R ラジオNIKKEI賞 芝1800m 発走:15:45

本賞金:3700、1500、930、560、370万円

1 1 サンブルエミューズ 牝3 54.0 蛯名正義 加藤征弘
1 2 ブリリアントアスク 牝3 50.0 武士沢友治 伊藤正徳
2 3 アドマイヤドバイ 牡3 54.0 池添謙一 橋田満 
2 4 カシノピカチュウ 牡3 55.0 西田雄一郎 牧田和弥
3 5 カフェリュウジン 牡3 53.0 柴田善臣 松山康久
3 6 ナンシーシャイン 牝3 54.0 大野拓弥 岩戸孝樹
4 7 フラムドグロワール 牡3 56.0 田辺裕信 藤沢和雄
4 8 ダイワストリーム 牝3 51.0 嶋田純次 上原博之
5 9 シャイニープリンス 牡3 56.0 和田竜二 栗田博憲
5 10 ダイワブレイディ 牡3 53.0 柴田大知 菊沢隆徳
6 11 ケイアイチョウサン 牡3 54.0 横山典弘 小笠倫弘
6 12 ミエノワンダー 牡3 55.0 田中勝春 国枝栄 
7 13 ガイヤースヴェルト 牡3 56.0 内田博幸 斎藤誠 
7 14 ダービーフィズ 牡3 54.0 吉田豊  小島太 
8 15 インプロヴァイズ 牡3 54.0 戸崎圭太 堀宣行 
8 16 シンネン 牡3 54.0 松岡正海 浅見秀一

11 → 4 → 3 → 7 → 9


【ラジオNIKKEI賞】ケイアイチョウサン 内から鮮やか差しV!(スポニチアネックス)

第62回ラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル・晴良16頭)は30日、福島競馬場11Rで行われ、横山典騎乗の8番人気、ケイアイチョウサン(牡3=小笠厩舎、父ステイゴールド、母シャドウシルエット)が、差し切り優勝した。勝ち時計は1分47秒9。

 まずまずそろったスタートからナンシーシャインが先頭にたち、2番手にフラムドグロワール、3番手にシャイニープリンスがつける展開。

 4コーナで各馬横に大きく広がり直線を迎えると、内で粘るナンシーシャインとフラムドグロワールが馬体を併せて脚を伸ばす。残り100メートルを切ると、ナンシーシャインが沈みフラムドグロワールが単独で先頭に立つが、最内からケイアイチョウサンが鋭く脚を伸ばし先頭を捉えると、最後は外から猛追したカシノピカチュウに首差をつけて重賞初制覇を果たした。

 2着カシノピカチュウから首差の3着にはアドマイヤドバイが入った。

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常滑・グランドチャンピオン決定戦優勝戦

2013-06-30 17:05:00 | 競艇
場外締切予定時刻 16:33

1太田 和美 2242211 予選1位

2篠崎 元志 4232221 予選2位

3田村 隆信 1322611 予選4位

4赤岩 善生 131162 予選3位

5井口 佳典 1344222 予選5位

6丸岡 正典 3326112 予選6位



予選1位~6位の面々が勢ぞろいするという、実力伯仲の一戦!


太田が大会連覇達成!

1 → 3 → 4

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CBC賞

2013-06-30 16:31:21 | 競馬
6/30 中京11R CBC賞 芝1200m 発走:15:35

本賞金:3800、1500、950、570、380万円

1 1 バーバラ 牝4 53.0 浜中俊  小崎憲 
2 2 ダイシンプラン 牡8 52.0 熊沢重文 松田博資
3 3 ボストンエンペラー 牡5 53.0 高倉稜  岩元市三
3 4 サドンストーム 牡4 56.0 川田将雅 西浦勝一
4 5 ザラストロ 牡3 51.0 武豊   武藤善則
4 6 ザッハトルテ 牝6 52.0 松山弘平 牧田和弥
5 7 アイラブリリ 牝4 53.0 幸英明  福島信晴
5 8 ウインドジャズ 牡6 53.0 小坂忠士 佐山優 
6 9 ヘニーハウンド 牡5 56.0 藤岡康太 矢作芳人
6 10 エーシンダックマン 牡6 56.0 太宰啓介 坂口正則
7 11 キョウワマグナム 牡6 55.0 北村友一 角田晃一
7 12 ハクサンムーン 牡4 57.5 酒井学  西園正都
8 13 ヤマカツハクリュウ 牡6 55.0 鮫島良太 松田博資
8 14 マジンプロスパー 牡6 58.0 福永祐一 中尾秀正

14 → 12 → 4 → 6 → 1


【CBC賞】マジンプロスパー 直線差し切り連覇達成!(スポニチアネックス)

第49回CBC賞(G3、芝1200メートル・晴良14頭)は30日、中京競馬場11Rで行われ、福永騎手騎乗の1番人気、マジンプロスパー(牡6=中尾厩舎、父アドマイヤコジーン、母ハリウッドドリーム)が、直線差し切り優勝した。勝ち時計は1分8秒。

 まずまずそろったスタートからハクサンムーンが先頭にたち、2番手にエーシンダックマン、3番手にボストンエンペラーがつける展開。

 4コーナから直線を迎え、先頭のハクサンムーンが後続を突き放し逃げ切りを図る。残り200メートルを切ると、好位でレースを進めたマジンプロスパーが鋭く脚を伸ばし、ゴール手前でハクサンムーンに並びかけると、最後はマジンプロスパーが首差制しレコードタイムで連覇を果たした。

 2着ハクサンムーンから2馬身半差の3着にはサドンストーム が入った。

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加瀬が貫録勝ち & 前橋記念準決勝

2013-06-30 16:23:54 | 競輪
2013/06/30(3日目)第9レース A級GKコレクション1700m(5周)先頭固定競走 発走14時47分

1 中山 麗敏
2 渡辺 ゆかり
3 浦部 郁里
4 加瀬 加奈子
5 篠崎 新純
6 中村 由香里
7 中川 諒子


◎ 加瀬、〇 中村、▲ 篠崎、△ 中山

4 → 6 → 2

ジャンから加瀬がスパート。中山が叩きに出るも失速。これで、加瀬 - 渡辺 - 中村が前団となった。結局、加瀬がそのまま押し切り、ガールズケイリン特別レース初優勝。2着はG前、中村が渡辺を交わして入った。

【前橋・ドームクイーンカップ】加瀬加奈子が圧倒逃げ切りV(スポニチアネックス)

ガールズケイリンコレクション2013「前橋ステージ・ドームクイーンカップ(F2)」が6月30日、前橋競輪9Rで行われ、人気を集めた加瀬加奈子(102期)が逃げ切って優勝、賞金200万円を獲得した。レースは打鐘で加瀬が先頭に立ち、Sを取った渡辺が2番手に。加瀬―渡辺―中村…で最終コーナーを回り加瀬が押し切った。2着は直線伸びた中村。圧倒的な脚力を見せつけた加瀬は「打鐘から慌てず自信を持って仕掛けることができた。この走りを続けて世界でも通用できるように力をつけたい」と話した。


高知ガールズケイリン決勝はこちら


2013/06/30(3日目)第10レース S級準決勝2035m(6周)先頭固定競走 発走15時23分

1 脇本 雄太初3, 優9
2 諸橋 愛 初4, 二2
3 山田 裕仁 初2, 優7
4 佐藤 朋也 初2, 優6
5 小埜 正義 初9, 二3
6 山内 卓也 一1, 二3
7 和泉田 喜一 初7, 二3
8 天田 裕輝 一1, 二1
9 小野 大介 初3, 優5

1 → 8 → 4


2013/06/30(3日目)第11レース S級準決勝2035m(6周)先頭固定競走 発走15時59分

1 北野 武史 初落, 二3
2 宗景 祐樹 初9, 二1
3 鈴木 謙太郎 初2, 優8
4 中村 一将 初8, 二1
5 浅井 康太 初3, 優4
6 疋田 敏 一2, 二2
7 齋藤 登志信 初6, 二1
8 松田 優一 一1, 二2
9 東口 善朋 初5, 二1

5 → 1 → 8


2013/06/30(3日目)第12レース S級準決勝2035m(6周)先頭固定競走 発走16時35分

1 矢口 啓一郎 初1, 優1
2 小川 圭二 初7, 二2
3 成田 和也 初1, 優2
4 菅田 壱道 初4, 二2
5 山賀 雅仁 初6, 二1
6 深澤 伸介 一3, 二3
7 井上 昌己 初1, 優3
8 小橋 秀幸 一1, 二2
9 木暮 安由 初8, 二2

4 → 1 → 8
コメント (8)
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山原完全優勝

2013-06-30 14:22:17 | 競輪
2013/06/30(最終日)第11レース A級ガールズ決勝1500m(3周)先頭固定競走| 発走予定 14:07

1 山口 菜津子 予2, 予3
2 田畑 茉利名 予3, 予3
3 山原 さくら 予1, 予1
4 森 美紀 予2, 予2
5 石井 貴子 予3, 予4
6 手柴 敦子 予6, 予2
7 荒牧 聖未 予1, 予1


◎ 山原、〇 荒牧、▲ 森、△ 山口


決勝戦は、3 → 1 → 2。正攻法の手柴の2番手に終始つけた山原が、最終1角で石井が踏みあげると併せて踏んで石井を後退させ、さらに荒牧が2角付近で捲って出ると、これまた併せて踏み上げて手柴を交わして先頭に立ち、そのまま押し切って優勝。終始山原マークの山口が流れ込んで2着。3着に田畑。


一般戦は、1 → 7 → 6


ガールズケイリン、次回は7/5 ~ 7/7の日程で2場開催。

立川FII

加瀬が登場予定。

松戸FI

石井寛子が無敗記録を継続か?
コメント (5)
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自民党が「バカ笑い」!

2013-06-30 08:18:22 | 政治経済問題
今、サンデーモーニングを見ているが、国会内の自民党の控室であった、「とんでもないシーン」が取り上げられた。

安倍首相が、問責決議案が可決されたことについて「茶化して」言ったところ、他の取り巻きから「バカ笑い」が起こった。

何考えてんだろ。

問責決議が可決されたということは、参議院において、もう安倍首相は必要ないってことなんだぜ。

ま、6/26をもって参議院は閉会となったため、

「こんなもの出されても痛くもかゆくもないや。」

という思いから、茶化した言い方をしたんだろうけど、例え「形式的事例」になりうるかもしれないとはいえ、一国の宰相としては極めて恥ずかしい態度ではないか。

ま、「あの人」はこうした態度は絶対に許さないだろうけど、生活の党が、今度の参院選で躍進できる保証はない。

ということは、安倍首相はますます「高笑い」、「バカ笑い」?

ちなみに、サンデーモーニングに出演していた、田中優子・法大教授が「激怒」していた。


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ビッグウィーク、障害試験合格

2013-06-30 06:05:59 | 競馬
菊花賞馬ビッグウィークが障害試験合格、この中京開催で障害デビューか(netkeiba.com)

10年の菊花賞馬ビッグウィーク(牡6歳、栗東・長浜)が27日、栗東で障害試験に合格した。今中京開催中にも障害デビューする可能性がある。グレード制導入の84年以降、JRA平地GIを勝ったあとに障害戦に参戦したのは、03年NHKマイルC優勝馬のウインクリューガーが07年に入障初戦を勝って以来。同様の例はほかに99年秋華賞Vのブゼンキャンドル、89年阪神3歳S優勝馬コガネタイフウがおり、ビッグウィークが障害戦を走れば84年以降4例目。過去3例は全て、障害戦でも勝利を挙げている。


上記の通り、関西馬は昔から、平地の重賞馬が障害入りするケースがしばし見られる。

障害でも重賞を勝った馬は次の通り。

●カネトシガバナー
 平地重賞2勝・・・・98神戸新聞杯・98愛知杯
 障害重賞2勝・・・・01東京HJ・03阪神SJ

●ゴッドスピード
 平地重賞2勝・・・・96小倉3歳S・96府中3歳S
 障害重賞3勝・・・・98阪神障害S(春)・98京都大障害(春)・99中山大障害

●シンホリスキー
 平地重賞2勝・・・・91きさらぎ賞・91スプリングS
 障害重賞1勝・・・・94中京障害S(春)

●メジロワース
 平地重賞1勝・・・・90マイラーズC
 障害重賞3勝・・・・90中京障害S・91中京障害S2勝※
 ※当時、中京障害Sは春(4歳以上)と秋(3歳以上)の2回開催。

●ナムラモノノフ
 平地重賞1勝・・・・89阪神大賞典
 障害重賞1勝・・・・91京都大障害(春)


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ホッコータルマエ、南部杯より始動へ

2013-06-30 06:00:02 | 競馬
ホッコータルマエは放牧へ、南部杯から始動(netkeiba.com)

5連勝で帝王賞を制したホッコータルマエは、北海道日高町のファンタストクラブに放牧に出た。秋は南部杯(10月14日・盛岡、ダート1600m)で始動し、JBCクラシック(11月4日・金沢、ダート2100m)からJCダート(12月1日・阪神、ダート1800m)に向かう方針。「強かったね。思い描いていた通りのレースをしてくれたし、幸もうまく乗ってくれた。力をつけてきているな」と西浦師。


「新ダート王」となったホッコータルマエの秋路線はGI(JpnI)をひたすら歩む。

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産経、「過去記事」を隠ぺい

2013-06-30 00:02:50 | 政治経済問題
尖閣「棚上げ合意なかった」 78年の会談同席、元外務省課長が証言

産経新聞 6月29日(土)7時55分配信

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐり、中国政府が主張する領有権問題の「棚上げ合意」について、元外務省中国課長の田島高志氏は28日までに、産経新聞の取材に応じ、「中国側の一方的な思いで、合意はなかった」と述べた。田島氏は、中国側が合意があったとする1978(昭和53)年の会談に中国課長として同席した。

 会談は、日中平和友好条約をめぐり同年8月10日、北京で園田直(すなお)外相(当時)とトウ小平副首相(同)の間で、同条約の批准書交換のため来日したトウ氏と福田赳夫首相(同)との間で10月23、25の両日にそれぞれ行われた。

 田島氏によると、8月の会談では、トウ氏が「日中間には釣魚島(尖閣諸島の中国名)や大陸棚の問題があるが、それ以上に共通点がある」と発言。これを受け、園田氏が同年4月に起きた中国漁船団による尖閣諸島周辺の領海侵入事件を念頭に「先般のような事件を二度と起こさないでいただきたい」と主張し、トウ氏が「中国政府としてはこの問題で日中間に問題を起こすことはない。数年、数十年、100年でも脇に置いておけばいい」と応じた。園田氏は聞き置いただけで反論しなかった。

 日本側は尖閣諸島を実効支配しており、中国側に現状変更の意図がないことが確認できたため、反論は不要と判断したという。

 中国側資料には、これに似たトウ氏の発言だけが記録されており、外務省が公開済みの記録には、尖閣関連のやりとり自体が含まれていない。

 また、記録公開済みの10月25日の福田・トウ会談では、トウ氏が終了間際に「次の世代は、われわれよりもっと知恵があり、この問題を解決できるだろう」と「独り言のように」(田島氏)発言。福田首相は応答しなかった。

 トウ氏は会談後の単独記者会見で「国交正常化の際も、平和友好条約を交渉した際も、この問題に触れないことで一致した」と主張した。

 田島氏は、一連の会談での合意を否定した上で、中国側が、昨年9月の尖閣諸島購入で「日本側が共通認識(合意)を破壊した」(外務省声明)としていることには「事実に反する言いがかりだ」と批判した。

 ◆72年も合意なし

 中国側は、国交正常化交渉が行われた72(昭和47)年9月27日の田中角栄・周恩来両首相の会談でも合意があったとしている。交渉に条約課長として同行した栗山尚一氏は「両首脳の間で棚上げの暗黙の了解が成立した」と指摘する。

 ただ、産経新聞の取材に「あったのは暗黙の了解で、中国側が『合意があった』と言うのは言い過ぎだ」とも話した。田島氏も「条約交渉当時、田中・周会談で棚上げの合意があったという認識はなかった」と72年の合意説を否定した。



ところで、読売も「アンチ鳩山論」を展開(2013年1/19付)をアップした際、産経が以下の記事を書いていたことを掲載したことがある。

尖閣諸島領有権、周恩来や高官ら多数が「棚上げ」主張

2011.12.23 00:02 [歴史問題・昭和史]

 日本固有の領土である沖縄・尖閣諸島の領有権をめぐっては、中国が昭和47年9月の日中国交正常化直後から問題の「棚上げ」を持ちかけていた実態が、改めて浮き彫りになった。

 外務省の当時の極秘文書によると、国交正常化後の48年4月、中国の董必武国家副主席は小川平四郎駐中国大使に対し、「(尖閣諸島の)魚釣島問題については今後、道理をもって話し合えばよい」と主張した。

 尖閣諸島は、周辺で石油埋蔵が指摘された40年代中ごろから中国や台湾が領有権を主張し始めた。国交正常化で合意した47年9月27日の田中角栄首相と周恩来首相の会談では、田中氏が「尖閣問題についてどう思うか」と尋ねたのに対し、周氏が「今回は話したくない。今これを話すのはよくない」と先送りを求めたことが明らかになっている。

 一方、外務省が46年7月にまとめた極秘資料には、尖閣問題に関し「中共(中国共産党)をして日華(日本と台湾)の友好関係にくさびを打ち込む絶好の口実を与えることになる。双方は重大問題としないよう極力配慮する必要がある」との記述があり、日本政府も問題の棚上げを望んでいた様子がうかがえる。



上記の通り、産経のこの記事は、2011年12/23付のものである。ということは、今年のいつ頃かまでは、Web上にも掲載例があったのである。

ところが今日、この記事を見たところ、削除されていた。

つまりは、産経は自分で書いた記事を「隠蔽」していたのである。

「隠蔽された産経の記事」は、1972年(昭和47年)9月27日の「田中・周」両首相の「棚上げ論」について、

先送りを求めたことが明らかになっている。

と明記しているではないか。

それどころか、「日本政府」までもが、棚上げを「容認」していたという内容のものだ。

と踏まえると、6/29付の

日本側は尖閣諸島を実効支配しており、中国側に現状変更の意図がないことが確認できたため、反論は不要と判断したという。

って、一体いつ頃からそうなったのか?、と疑念を抱かざるを得ない。

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