第29回 フェブラリーステークス(GI)が19日、東京競馬場で行われた。
1番人気は、15 トランセンドで1.5倍、2番人気は、10 ワンダーアキュートで5.7倍、3番人気は、9 エスポワールシチーで7.8倍。10倍以下の単勝人気は以上3頭。
スタートで3 シルクフォーチュンが出遅れ。また、トランセンドも、鞍上が押しても先手が取れず、4番手で競馬をする羽目に。8 セイクリムズンが逃げ、14 トウショウカズン、13 グランプリボス、トランセンド、エスポワールシチーと続く展開。11 ダノンカモンが中団。その後ろの集団にワンダーアキュート。16 テスタマッタが後方から3頭目。シルクフォーチュンは後方から2頭目。
直線を向き、トランセンドは早くも鞍上の手が動くという苦しい展開。直線に入り、三分どころで前勢が潰れたところ、テスタマッタが外から鋭い伸び。これに内からワンダーとダモン、最内にエスポ、そしてさらに外からシルクが突っ込んできたが、直線半ば過ぎで先頭に立ったテスタが、2着シルクに2馬身の差をつけ優勝。3着争いはきわどい勝負となったが、ワンダーがダノンをハナ差抑えた。5着エスポ。そして、断然人気のトランセンドは7着。
<短評>
・テスタマッタ・・・前団が直線で総崩れとなったという展開の利があったことは確かだが、長い脚を使えた点が大きい。2009年のジャパンダートダービー勝利後、その後勝ち鞍を挙げたレースは昨年のマーチステークスだけ。初手から後方に置かれていては勝負にならない地方場では前々の競馬も試みていたが、直線で末を欠くシーンが度々見られた。したがって、今回のような形がこの馬には最も向いている。
・シルクフォーチュン・・・スタートで出遅れたが、焦りなく追走。直線では鋭い脚を披露した。追い込み一辺倒なだけに、展開次第という点が問題だが、東京のような直線の長いコースであれば必ずチャンスが訪れよう。
・ワンダーアキュート・・・動き自体は悪くはなかったが、幾分、12kg増の影響が出て、直線で案外伸びきれなかったように感じた。
・ダノンカモン・・・GIを制するためにはもう一段、切れ味を磨いてもらいたい。
・エスポワールシチー・・・無理してハナに行かず、前団をキープしながらの競馬だったが、直線でこそ伸びきれなかったが、この馬の新境地を感じた。今後、今回のような競馬をモノにできれば、もうひと頑張りできそう。
・トランセンド・・・ハナに立てなかったばかりか、大欅を過ぎたあたりで手応えがなく、直線もバタバタという、想像に絶えない競馬だった。敗因は出遅れだけというわけでもあるまい。今後大幅な立て直しをしないことには、ドバイでも厳しいだろう。
(追記)
土日のおさらい☆(場立ちの予想屋「大黒社」です!)
1番人気は、15 トランセンドで1.5倍、2番人気は、10 ワンダーアキュートで5.7倍、3番人気は、9 エスポワールシチーで7.8倍。10倍以下の単勝人気は以上3頭。
スタートで3 シルクフォーチュンが出遅れ。また、トランセンドも、鞍上が押しても先手が取れず、4番手で競馬をする羽目に。8 セイクリムズンが逃げ、14 トウショウカズン、13 グランプリボス、トランセンド、エスポワールシチーと続く展開。11 ダノンカモンが中団。その後ろの集団にワンダーアキュート。16 テスタマッタが後方から3頭目。シルクフォーチュンは後方から2頭目。
直線を向き、トランセンドは早くも鞍上の手が動くという苦しい展開。直線に入り、三分どころで前勢が潰れたところ、テスタマッタが外から鋭い伸び。これに内からワンダーとダモン、最内にエスポ、そしてさらに外からシルクが突っ込んできたが、直線半ば過ぎで先頭に立ったテスタが、2着シルクに2馬身の差をつけ優勝。3着争いはきわどい勝負となったが、ワンダーがダノンをハナ差抑えた。5着エスポ。そして、断然人気のトランセンドは7着。
<短評>
・テスタマッタ・・・前団が直線で総崩れとなったという展開の利があったことは確かだが、長い脚を使えた点が大きい。2009年のジャパンダートダービー勝利後、その後勝ち鞍を挙げたレースは昨年のマーチステークスだけ。初手から後方に置かれていては勝負にならない地方場では前々の競馬も試みていたが、直線で末を欠くシーンが度々見られた。したがって、今回のような形がこの馬には最も向いている。
・シルクフォーチュン・・・スタートで出遅れたが、焦りなく追走。直線では鋭い脚を披露した。追い込み一辺倒なだけに、展開次第という点が問題だが、東京のような直線の長いコースであれば必ずチャンスが訪れよう。
・ワンダーアキュート・・・動き自体は悪くはなかったが、幾分、12kg増の影響が出て、直線で案外伸びきれなかったように感じた。
・ダノンカモン・・・GIを制するためにはもう一段、切れ味を磨いてもらいたい。
・エスポワールシチー・・・無理してハナに行かず、前団をキープしながらの競馬だったが、直線でこそ伸びきれなかったが、この馬の新境地を感じた。今後、今回のような競馬をモノにできれば、もうひと頑張りできそう。
・トランセンド・・・ハナに立てなかったばかりか、大欅を過ぎたあたりで手応えがなく、直線もバタバタという、想像に絶えない競馬だった。敗因は出遅れだけというわけでもあるまい。今後大幅な立て直しをしないことには、ドバイでも厳しいだろう。
(追記)
土日のおさらい☆(場立ちの予想屋「大黒社」です!)