昨年から、競輪界は、
「是非とも、長い目でみてあげてください」
というような施策に転じているのかも。
一つはS級S班の導入。二つ目は自動番組制度。そして三つ目が外国人選手の短期免許制度。
まず一つ目のSS班については、T社長が批判的。二つ目はT社長ばかりか、中野浩一さんまで絶賛。そして三つ目は当然のことながら、T社長は「無視」?
しかしながら思うに、私見だが、この3つとも、すぐには結果は出てこないと思うけどね。自動番組制度については、いきなりずっこけたけど(笑)。
下記の記事に関連して、
http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/c9f789bb46c7dab87d0595bd578cdf3a
「外国人の短期免許取得なんかやめてしまえ!」
「下手すると、半年で10億減確実!」
という話があった。ま、初戦の松戸の結果だけを見ると、自動番組制度に続く、「大愚策」という声も出てくるだろうな。
ところで、また小松島和平さんが以前述べてくれた記事を張ることにしようか。
http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/918d3e6a6506bab2ff34e09d1c648912
ま、SS級も、自動番組制度も、外国人短期免許制度も、競輪ファンらからすれば、
「こんなもの誰も望んでいない!」
「やっても無駄だ!」
という声は当然のことながら上がってこよう。
しかしながら、小松島さんの話にも関連してしまうけど、競輪の悪いところは、
「やっても無駄だ!」
という一方で、
「ではそのようにしないためには一体どうすればいいのか?」
といった話がいつも欠落していること。考えることなく、
「すぐにでもやめてしまえ!」
だからなぁ・・・
入場者はピーク時と比較して8割減、売り上げも17年連続減でしかも、ピーク時と比較して6割減。
にもかかわらず、
「新規の客以前に、既存の客が減ってしまう。」
ばかり言うな。既存の客はとっくに減っているんだって。それも「8割」も。その上、新規客の流入がほとんどないから、入場者だけみれば、10年間で1日平均にして、なんと2000人も減っている(約4500人→2500人)。この調子でいけば、10年後の2018年度の1日平均はたったの500人?
加えて、これでもしUCIルール導入なんてことになったら、
「もう競輪はやれない!!!」
の大シュプレヒコールが待っているだろうな。だからJKAも、本当は、競輪を払拭して「ケイリン」にしたいのに、怖くて踏み切れないんだろうな・・・
しかし、「数字は正直」だ。
一方で、
「競艇のナイターSGと比較すると物足りない。」
という声もあった、サマーナイトフェスティバルはどうなんだ?結構うまくいっているような気がするけど。
一方、A級チャレンジについては概ね競輪ファンから評判が良く、初年度はどうやら好評だったみたいだが、次第にかげりが見えてきている印象がするな。
数字は確かに正直。しかし、目先の数字におぼれていては、先は全く見えてこない。これまで競輪は、その目先にばかり拘りすぎ、結果、新規客はおろか、大勢の既存の客からも愛想をつかされた。ソロソロ流れを変えるというのか、信長型の考え方から、家康型の考え方に改めるべきだと思うけど。
とはいっても、信長型の考え方でダメにしまくり、もはや風前の灯火状態となっては、家康型には切り替えられないか・・・
しかしながら、例の「三点セット」だけは早急にやったほうがいいぞ。それは週間レースの5月5日号のデータにも現れている・・・