公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

1年ぶりの大失態

2007-07-06 17:34:41 | 競輪

6日、久留米競輪9レースで8名失格!

http://www3.city.kurume.fukuoka.jp/kurume-keirin/live/2007070609.asx

正攻法の位置にいた4・清板浩二の後ろに3・松永渡が外から上昇して入り込み、当初その位置にいた7・山田和巧を牽制する意味合いでジャン前に車間を空けた。

ところが、あまりにも車間を空けすぎ、加えて清板が2センター付近でスパートをかけたこともあり、みるみる車間は開く一方。

漸く最終ホームあたりから松永以下の隊列が清板を追い始め、そして、最終バックから6番手にいた山田が捲っていったが、9・小泉吉宏の牽制を受け一旦失速(小泉は落車)したこともあって車間がまだまだ開いたまま松永が2番手。

結局、清板がそのまま逃げ切り。2番手には山田が松永を交わして入ったが、清板以外の8名は第11条により失格。そしてこのレースの賭式は全て返還となった。なお、清板の1着は有効。

去年の7月18日の広島では7名失格というレースがあったが、こんな言い方は甘いのかもしれないが、今回のレースについては、山田の捲りが決まっていればひょっとすると山田の他、マークしていた2・久冨久貴-5・高尾剛文-1・三好恵三については失格を免れていたかもしれない(ひょっとすると、小泉に牽制を受けなければ、山田の捲りが決まっていたかもしれないから)。

ま、ファンからすればカネが全て返ってきたから良しということもいえるのかもしれない(4-7-3の車券を持っていたファンはガッカリ・・・)が、当然、主催者に多大な迷惑をかけ、競技会にもこれまた多大な迷惑をかけることになる。

もっとも、ファンの中にも、

「馬鹿馬鹿しい。お前らもう選手辞めろ!」

という考えの人がいるかも。

学習能力がないといわれかねない今回の一件。8名の処分は如何に。

コメント (4)
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競馬衰退の恐れ?

2007-07-06 11:52:07 | 競馬

日刊スポーツの緊急連載として、ダーレージャパンのJRA参入により、日本の競馬がどう変わるのか?という話が述べられている。

欧州ではダーレー以上の勢力を誇るようになったクールモアスタッドが日本に参入してくれば、下級条件クラスのレースからして高賞金体系のJRAだけに、大挙して馬を送り込み、ひいては日本の馬主・生産者の7割が消え、4頭立て、5頭立てといったレースが激増し、ひいては馬券売上げの低下に繋がるといった危惧を唱えている。

また、同じ馬主、同じ騎手、同じ調教師ばかり勝つことが果たして面白いのか?といったことも述べられていた。

日本の競馬も昔は5頭立て、6頭立てといったレースは少なくなかった。私が競馬を覚えた昭和50年代の頃のJRAのレースも、8頭立て以下のレースはザラにあったが、かといってその間、JRAの売上げが落ちたケースはなかった。むしろ1レースあたりの頭数が急激に増えた1990年代後半から売上げは落ちだした。

もっとも、今は馬券の種類が多いから、毎レース5頭立て、6頭立てといったレースばかりでは確かに馬券の売上げに影響が出よう。

しかしながら、番組の組み方一つでたとえ5、6頭立てだろうが、面白いレースを組むことは可能ではなかろうか?

JRAのクラス分けは今はオープン・1600万円下・1000万円下・500万円下・未勝利といった形に分類されているが、馬資源が少なかった時代には現在、1600万円下が準オープンとなっているが、さらにその上の条件戦が存在したし、また、勝入戦なるものもあった。さらに昔を辿れば、優勝戦なるレースも存在した。

地方競馬だとクラス分けがかなり細分化されていて、1レースから混戦模様になるような番組も少なくない。もちろん、地方競馬の場合だと8頭立てあたりのレースはザラ。それでも印が割れてソコソコいい配当になるケースも少なくないのである。したがってもし地方競馬に慣れれば、1レースからスイスイと馬券を買うことが可能な場合もある。

ところがJRAだと1レースから4レースあたりまでは未勝利戦が組まれ、間に障害が挟む場合もあるが、その後は500万円下が続くといった流れ。

しかしながら、例えば1レースから打ちたい客とすれば、なるべく午前中のレースは金額を抑えた上で、せめて2レースぐらいは当てたいところ。

だが、未勝利戦というのは1回も勝ったことがない面々同士の対戦なだけにつかみどころがなく、その上レース内容も単調なことが多い。にもかかわらずフルゲートでの戦いなんてことになると、本命が来れば取りガミもいいところだし、下手をするととんでもない穴になることがある。

私はJRAのこういった流れのレース体系が嫌になったので、全レースに突っ込むようなことをせず、選んで買うようになった。すると、未勝利戦あたりはまず買わなくなった。

それに、同じ馬主云々ということが言われるけど、シャダイ・ダイナの冠ばかりが勝った時代が日本でもあったのではないか?

逆にいえば、仮にクールモアなどの外国有力資本の本格参入があるとすれば、JRA、ひいては日本の競馬が変わりうる可能性が高いということ。レース数だって、果たして判を押したかのような現在の12レース制がいいのか?ということもいえるのではないか。

たとえ少頭数であっても、単勝の1番人気が5倍あたりのレースがあれば必ずしも売れないということにはならないのではないか。欧州の競馬は大概そうなっているみたいだが、日本でもそうなる可能性は低くないといえる。

コメント (2)
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