公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

カッセ!カッセ!ワセダ!

2006-08-21 15:20:43 | スポーツ

2日間に亘る決勝戦が終わり、早稲田実業が4-3で勝ち、夏の大会は初優勝となった。

第一回から出場していた早稲田実業。高校野球界の名門であるが、春は優勝を果たした王貞治をもってしても、また、1年生エースの荒木大輔をもってしても、真紅の大優勝旗を手にすることはできなかった。

とりわけ一人で900球以上投げぬいた斉藤祐樹投手には脱帽。特に9回、1点差まで迫られたあとも147キロ台を連発。ま、この球速を出されたら、高校生レベルではそうそう手は出せまい。超高校級選手だ。

早稲田実業には独自の校歌はもちろんあるわけだが、応援歌は大学野球と全く同じだし、ユニフォームも一緒。アンダーシャツが白なのも大学と同じだから、「早稲田ジュニア」というような表現も合うのかも。

一方、駒大苫小牧は惜しくも3連覇を逃した。実際には「2.5連覇」までは行ってたわけだが。

昨年、小倉高校以来の夏の大会連覇ということだけでも大偉業だが、やはり3連覇というのはそう簡単にはできない。これはどのスポーツにおいてもいえること。今大会も窮地に何度も立たされながらも決勝まで駒を進め、加えて再試合にまで持ち込んだことだけでも大したものだといえる。

しかしながら、駒大苫小牧という王者がついに陥落したことで高校野球界もまた、新たな時代を迎えることは言うまでもなかろう。

それにしてもこの夏の大会は大盛況だったようで、決勝戦は2試合とも完売、入場札止め。総入場者数も6年ぶりに80万人を突破したそう。

一時期、人気低迷が囁かれていた高校野球に復活の兆しか。

ま、私が小中学生の頃は春夏の甲子園大会が始まると、終了まで釘付けになったものだが、最近はスポーツも多様化、国際化し、それに埋没しかけていた。

ただ今年の夏の大会を見る限り、高校野球は面白かったね。


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ディープインパクトの兄貴

2006-08-21 09:32:02 | 競馬

昨日行われた小倉日経オープンにディープインパクトの兄貴・ブラックタイドが登場。屈腱炎から2年ぶりに復帰して2戦目だったが、3着だった。

ところでディープインパクトだが、デビューする前は、「ブラックタイドの弟」という言われ方もされていた。今じゃ誰もそんなことを言わないが。だが、ブラックタイドは間違いなく2年前のクラシック候補生。

3年前の新馬戦を圧勝すると、2戦目がいきなりの重賞挑戦。そのラジオたんぱ杯でも断然の1番人気だったが、コスモバルクの4着に終わった。

しかし明けて4歳緒戦の若駒Sで手堅く2勝目を挙げると、続くきさらぎ賞では2着となったが、そのときの3着がハーツクライだった。そしてそのハーツに3馬身半も差をつけている。

重賞初勝利は3月のスプリングS。中団位置から直線だけで一気に脚を伸ばして快勝。後の皐月賞馬・ダイワメジャーにも先着している。

皐月賞でもコスモバルクに次ぐ2番人気だったが、コスモバルクについてはいわゆる「同情票」みたいなものも結構含まれており、実質考えたらブラックタイドのほうに期待を寄せるファンも少なくなかった。だが。

道中後方待機のまま全く伸びず16着大敗。あまりにも負け方がひどかったのでこれはおかしい、と池江調教師らが思ったところ、屈腱炎。

そして復帰するのに2年3ヶ月もかかった。重賞は当概年の収得賞金の関係から出走がなかなかできないシステムとなっているので、復帰緒戦は新潟のダート特別・関越Sだったが7着。そして昨日、小倉日経オープンを迎えたというわけ。

直線手前でもう手が動いていたし、苦戦は免れないと思ったら、意外としぶとく食い下がっていた。結果は3着。

まだまだ昨日のレースを見た限り、競馬になっていない印象があり、あと何回か走らないとこの馬の潜在能力は発揮できないとは思うが、順調にこの後も使うことができるのであれば、今年の末あたりぐらいからは重賞戦線でもそこそこ走れるようになるだろう。

弟はすっかり、「雲の上の存在」となり、ひょっとすると世界制覇も見えてきそうな現状だが、兄貴はまだまだこれからといった感じ。とにかく、順調に使われることを祈りたいもの。


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