大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

なんでやめんの?

2014年05月29日 | 仕事
以前、ばね指(腱鞘炎)のため指がほとんど動かなくなったおっちゃんが来ました。
どうも1年前からひっかかりがあったそうですが、動かなくなってからも
だいぶたつんだとか。なので、切って治してほしい、

ここまでひどいばね指というのは、だいたい糖尿病を患っている人が多くて、
おっちゃんもその1人。

糖尿病はその日の血糖値も重要ですが、食べるものやその日の体調なので
血糖値の変動が大きので、だいたいこの人の糖尿病はどんなもんかな?
というのをみるには「HbA1c」というものをはかります。

「どれぐらいですか?」
「7.5%やったかな?」
あまりいいとは言えないけど、創が膿んでひっつかない、というまでの値じゃないので
本来なら手術してもいいんですが、なんだかこのおっちゃんおやしい・・・

「じゃ、今から計ってみて、あまり悪くなければ手術予定しましょう」

1時間後、
「採血結果、11%超えてますよ!!」
「やっぱりな~ 薬やめたらてきめんやな~」

って薬やめてんの?感心している場合じゃないねんけど。

「今から糖尿病の教育入院します?入院のレベルですよ」
「いや、忙しいねん」

結局、かかりつけで糖尿病の治療を再開してよくなったら来てもらうことになりましたが、
果たしてよくなるんかな~

自分の健康に無関心な人みるたび、世の中にはいろんな人がおんねんな~
とまだまだ私の勉強不足を感じます。

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