犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

室内で追っかけごっこをして遊んだ

2015-09-09 07:39:35 | 日記


 6時25分に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。曇っている。

 大きな川沿いの道を東に行って1つ目の枝道を左折して歩いていると消防車が出動するサイレンの音を聞いた。鐘も打ち鳴らしている。この音を聞くのは久し振りのことだ。火事だから出動しているのだろうが、火事が少ないのは結構なことだ。無いに越したことはないが。

 電線の上の小鳥がプッティツーツーと鳴いていた。田では稲穂が更に垂れていた。

 命豊かな川に至った。上空を黒い鳥が飛んでいて川に足から着水した。ウである。しばらくすると潜水した。どんな姿勢で泳いでいるのだろうと目を凝らしたがその姿は見えない。一方、ウは水中でこちらを窺っていたのか羽を水中からばたばたいわせて浮上してきて空中に出て飛び去った。ウがいるからには魚がいるのだろうが最近、ここで魚影を見たことがない。以前は命の宝庫だったのに。

 ・・・
 未明だったろう、下で犬がくぐもったような声を出した。こんな声で鳴くのは初めて聞くような気がする。下に下りて犬を見ると私の顔を見てそれから和室の方を向いた。しかし、そこはふさがっているのだ。用便ではないようだ。私は絨毯の上に横になった。犬はそばに来て頭を舐め始めた。放っておいた。しばらくすると静かになった。見ると足元で丸くなって寝ていた。2階に上がる。
 どうして呼んだんだろう。寂しかったのだろう。
 夕食後、室内で犬を追っかけて遊んでやったのだ。犬も面白がってか室内を疾走した。久し振りに遊んだので昔が懐かしく思い起こされたのかも知れない。
 ・・・

 裏門から市の施設の敷地に入る。草原に赤いヒガンバナが咲いていた。まだ、田の畦のヒガンバナを見ていない。

 市の施設の駐車場から出て緩やかな坂道を下る。上を見ると比較的低い灰色の雲が南に向かって動いている。上空ではかなり風があるようだが地上では風が吹いていない。

 犬は珈琲店のカラータイルの所で腹這いになった。短時間だった。

 7時半に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時5分前に犬の散歩に出掛ける。

 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。グラウンドの隅に白というより淡いクリーム色のヒガンバナが咲き始めていた。花はこの咲き始めが良い。盛りには既に枯れる姿が含まれている。蕾も結局はそうなるのだがまだすぐにではない。時間がまだあるということだ。
 時間がある。時間がまだある。時間はない。時間はもうない。人もそうだが、私はどれだろう。時間がまだあるだと思いたい。だが、いずれにしても相対的なものでその区分けは便宜的なものに過ぎない。時間の流れについての意識を辿っているだけだ。

 浜に下りて北に向かう。海岸線は南北に延びている。それに垂直に波紋が出来ていた。北風がかなり強い。顎髭が持って行かれそうな気がした。少なくとも長く伸びた髭の先端は風で折り曲げられていたに違いない。

 見るトンボは殆どがウスバキトンボだ。午前、我が庭にもそのウスバキトンボが地上4,50cmの所を群舞していた。群舞といっても7,8匹だ。蚊でも獲っているのだろうか。午後、南庭の草抜きをした時に蚊が寄ってきていたので蚊がいるのは確かだ。蚊を獲っているのなら何十匹でも何百匹でも毎日来て貰いたい。逆から考えるとそんな数のトンボを養える程、蚊がいるということになると、これまた余り面白い話ではない。

 突堤を先端から根元に向かって歩いている人がいた。その人に猫が1匹、2匹、3匹、4匹、5匹前後して早足で歩いている。その人はいつものようにネットの後に行って猫もそこに行ったようなので突堤に上がる。
 先端まで行って戻る。これまでになかったが、突堤に錘の付いたテグスがあった。釣り人も様々なのだろう。

 浜に下りて南に向かう。犬は草原の方にいる大きなキジ猫に気付き立ち止まってじっと見詰めた。私はこの浜に一体、何匹の猫がいるのだろうと嘆いたが、犬は現実の眼前の猫に魅入られている。猫の方はそんなことをすることはないだろう。
 犬の前に立って犬の視線を遮ると犬は一瞬私を見て、すぐに猫の方を見直した。犬の頭の中には色々な事態が事前に想定されているように思えた。

 4人の若者が2人組になって浜でスタートダッシュのようなことをして遊んでいた。一人では決していない遊びだ。4人いるようだが、遊んでいる時はみな同一で、一人に過ぎないと思った。

 4時40分に帰着。



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